JP3620672B2 - プリンタ装置 - Google Patents
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Description
【目次】
以下の順序で本発明を説明する。
発明の属する技術分野
従来の技術(図31及び図32)
発明が解決しようとする課題(図33)
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
(1)カラープリンタ装置の全体構成(図1〜図6)
(2)インクリボンの構成(図7)
(3)用紙搬送及び印画動作(図8〜図18)
(4)各ヘツドの位置決め(図19〜図24)
(5)印画制御(図25〜図29)
(6)インクリボンの送り出し制御(図30)
(7)動作及び効果
(8)他の実施例
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタ装置に関し、例えば昇華型のインクリボンを用いてカラー印刷するカラープリンタ装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、この種のカラープリンタ装置においては、用紙に対してイエロー、マゼンタ、シアンのインクを必要に応じて熱転写することにより減色混合の原理を適用し、これによつて所望のカラー画像を印刷するようになされている。
すなわち図31に示すように、この種のカラープリンタ装置1においては、まず給紙側のキヤプスタン2によつて用紙3をドラム4に沿つて搬送し、用紙3の先頭を排紙側のキヤプスタン7まで到達させる。このとき用紙3をインクリボン5とドラム4との間に介挿する。そして熱転写型のヘツド6をドラム4の方向に押し当ててインクリボン5のイエローのインク部分と用紙3とを当接させ、用紙3とインクリボン5とを一緒に送りながらヘツド6から熱を発生させることにより、まずインクリボン5に付着されたイエローのインクを昇華して用紙3にイエローの画像を印刷する。
【0004】
この処理が終了すると、カラープリンタ装置1は用紙3を逆方向に搬送し、当該用紙3を再び印刷開始位置まで戻す。そして今度は用紙3とインクリボン5のマゼンタのインク部分を当接させ、当該用紙3とインクリボン5とを一緒に送りながらヘツド6から熱を発生することにより、マゼンタのインクを昇華して用紙3にマゼンタの画像を印刷する。
この処理が終了すると、再びカラープリンタ装置1は用紙3を逆方向に搬送し、当該用紙3を印刷開始位置に戻す。そして今度は用紙3とインクリボン5のシアンのインク部分を当接させ、当該用紙3とインクリボン5とを一緒に送りながらヘツド6から熱を発生することにより、シアンのインクを昇華して用紙3にシアンの画像を印刷する。
【0005】
このようにしてカラープリンタ装置1では、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のインクを3回に分けて順番に印刷することによりイエロー、マゼンタ、シアンを減色混合し、これによつて所望色のカラー画像を印刷する。印刷が終了した用紙3はキヤプスタン7によつて搬送され、ユーザから見えるように印刷面を上に向けて排出口(図示せず)から排出される。
【0006】
因みに、このようなカラープリンタ装置1では、図32に示すようなインクリボン5が用いられている。すなわちイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のインクがベースフイルム8上に面順次に付着させられたものである。この場合、各インクの面積は用紙3の大きさに対応しており、例えば用紙3の大きさがA4サイズのものであれば、A4サイズにほぼ一致した大きさになつている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成のカラープリンタ装置1においては、印刷工程を3つに分け、1つのヘツド6によつて3色のインクを時間的に順番に印刷するため、印刷終了までに時間が係るといつた問題がある。
【0008】
この問題を解決するため、従来、図33に示すようなカラープリンタ装置10が考え出されている。このカラープリンタ装置10は、イエロー、マゼンタ、シアンのインクに対してそれぞれ別々のヘツド11〜13を設け、用紙3をドラム4に沿つて搬送する間にイエロー、マゼンタ、シアンのインクを若干時間的にずらしながら並列的に印刷し、これによつて印刷時間を短縮しようとするものである。
【0009】
ところでこのようなカラープリンタ装置10では、3色を並列的に印刷するため印刷時間が短くなるといつた特徴があるが、その反面、インクリボン送り制御機構14〜17が複雑になり、その結果、装置全体が大型化してしまうといつた不都合があり、解決策としては未だ不十分なところがある。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な構成で印刷時間を短縮し得ると共に、装置を小型化し得るプリンタ装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、イエロー、マゼンタ、シアンのインクが面順次に付着され、かつ各インク面積が印刷面積よりも小さいインクリボンと、インクリボンに対して上げ下げ可能に配置され、かつインクリボンに付着された各色のインクを印刷対象の用紙に対して熱転写する各色に対応した3つのヘツドと、アームと、当該アームに対して偏心を持つて回動可能に取り付けられたコマとを有し、アームとコマにより、用紙の先頭を挟み込み保持し、3つのヘツドの並びに沿つて当該用紙をインクリボンに当接させながら牽引することにより所定速度で搬送するチヤツク機構と、用紙の搬送速度よりも遅い速度でインクリボンを3つのヘツドの並びに沿つて送るインクリボン送り手段と、イエロー、マゼンタ、シアンのインクを用紙に対して所定時間ずらして並列的に印刷するように3つのヘツドと用紙搬送手段とインクリボン送り手段とを制御する制御手段と、チヤツク機構により搬送された用紙に対してイエロー、マゼンタ、シアンのインクで印刷開始した後、用紙の先頭を回転ローラで巻き込みながら当該用紙を排出方向へ搬送するキヤプスタン機構とを具え、コマは、チヤツク機構からキヤプスタン機構へと用紙が受け渡される際、用紙を搬送する方向に回転し、コマの回転によりアームと当該コマとによる用紙の挟み込み保持力を弱めるように偏心されるようにする。
【0012】
このように各色に対応した3つのヘツドによつて並列的に印刷することにより、従来のように印刷工程を3つに分けて各色を時間的に順番に印刷する場合に比べて印刷時間を短縮することができると共に、チヤツク機構のアームに対して偏心を持つて回動可能なコマが用紙の搬送方向へ回転することにより当該アームと当該コマとによる用紙の挟み込み保持力を弱めることができるので、チヤツク機構からキヤプスタン機構へと用紙が受け渡される際の負荷変動を小さくすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
【0014】
(1)カラープリンタ装置の全体構成
図1において、20は全体として本発明を適用したカラープリンタ装置を示し、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のインクを用紙に対して熱転写することにより減色混合の原理を適用し、これによつて所望のカラー画像を印刷するようになされている。
まずカラープリンタ装置20においては、用紙トレイ21内に載置された用紙を本体22内部に設けられた給紙ローラによつて取り出し、プリンタ部23に供給する。プリンタ部23は例えばコンピユータ装置(図示せず)から供給された画像信号に応じて用紙にカラー印刷を行う。印刷が終了した用紙は搬送され、印刷面がユーザに見えるような向きで排出口24から排出される。
【0015】
ここで本体22内部に設けられたプリンタ部23を図2に示す。プリンタ部23の中心にはドラム25が設けられており、用紙トレイ21から供給された用紙はこのドラム25の外周に沿つて搬送される。この場合、用紙の搬送手段としては2つの搬送機構が設けられている。1つは、ドラム25のほぼ中心に軸26Aによつて回動自在に取り付けられたチヤツクアーム26Bとその先端に設けられたチヤツク(図示せず)とでなるチヤツク機構26であり、もう1つは排出口24側に設けられている回転ローラでなるキヤプスタン機構27である。
【0016】
チヤツク機構26は、供給された用紙の先頭をチヤツクによつて上下から挟み込んで保持し、この状態でチヤツクアーム26Bを軸26Aを中心に上側に回転させることにより用紙をドラム25の外周に沿つて牽引して搬送する。その後、用紙の先端側がキヤプスタン機構27に到達すると、チヤツク機構26が用紙を放し、今度はキヤプスタン機構27が用紙を巻き込んで当該用紙を搬送する。このようにしてこのプリンタ部23では、チヤツク機構26とキヤプスタン機構27の2つの搬送機構により用紙をドラム25の外周に沿つて搬送する。
【0017】
イエロー、マゼンタ、シアンの3色のインクが付着されたインクリボン28は、一端が供給側スプール29に巻回され、他端が巻き取り側スプール30に巻回されており、リボン部分が用紙に対して外側から当接するようにドラム25の外周に沿つて配置されている。
またドラム25の外周にはイエロー、マゼンタ、シアンの各色を印刷するためのヘツド31〜33が設けられている。これらのヘツド31〜33はドラム25に対してヘツドダウン及びヘツドアツプできるようになされており、印刷時には各ヘツド31〜33を下げ、印刷を行わないときには各ヘツド31〜33を上げるようになされている。なお、各ヘツド31〜33をヘツドアツプするときには、チヤツクアーム26Bの先端のチヤツク部分が当該各ヘツド31〜33とドラム25との間を通過し得る程度に持ち上げる。
【0018】
このプリンタ部23ではこの3つのヘツド31〜33を使用してインクリボン28に付着された3色のインクを並列的に印刷する。これによりこのプリンタ部23では、印刷終了までに係る時間を短縮することができる。
なお、この図2においては特に図示していなが、プリンタ部23には後述するような印画制御部が設けられており、この印画制御部によつて各駆動部をコントロールすることにより印刷を行うようになされている。
【0019】
ここでドラム25を中心としたインクリボン28と各ヘツド31〜33の位置関係を図3を用いて説明する。この図3に示すように、イエロー用のヘツド(以下、これを略してイエローヘツドと呼ぶ)31はヘツドダウンしたときにドラム25の中心を通る垂直線に対してほぼ70°の位置にくるように配置され、マゼンタ用のヘツド(以下、これを略してマゼンタヘツドと呼ぶ)32はヘツドダウンしたときに垂直線に対してほぼ140°の位置にくるように配置され、シアン用のヘツド(以下、これを略してシアンヘツドと呼ぶ)33はヘツドダウンしたときに垂直線に対してほぼ210°の位置にくるように配置されている。
また各ヘツド31〜33と対向するドラム25上の位置には軸によつて回動自在に取り付けられたゴム製のプラテンローラ34〜36が設けられている。
【0020】
インクリボン28は、この図3から分かるように、ドラム25の外周のうちプラテンローラ34からプラテンローラ36までの範囲を覆うように配置されており、搬送されてくる用紙と各ヘツド31〜33との間に介挿される。このインクリボン28は、印刷時、供給側スプール29から送り出され、反対側にある巻き取り側スプール30によつて順次巻き取られて行く。その際のインクリボン28の送り出し速度は、用紙の搬送速度に対してほぼ15分の1に設定されている。因みに、インクリボン28の供給量は供給側スプール29によつて制御するようになされており、インクリボン28のテンシヨンは巻き取り側スプール30によつて制御するようになされている。
【0021】
上述したように用紙の搬送手段としては、搬送のほぼ前半を受け持つチヤツク機構26と搬送のほぼ後半を受け持つキヤプスタン機構27との2つがある。
キヤプスタン機構27はキヤプスタンモータ(図示せず)によつて回転させられるキヤプスタン27Aと当該キヤプスタン27Aに対して所定の圧力を持つて当接するピンチローラ27Bとによつて構成されており、搬送時、チヤツク機構26から受け渡された用紙を挟み込みながら排出方向に順次回転することにより当該用紙を搬送し、順次排紙トレー37に排出する。
【0022】
一方、チヤツク機構26を構成するチヤツクアーム26Bの先端には、当該チヤツクアーム26Bに対して偏心を持つて回動し得るように取り付けられたコマ26Cと、当該コマ26Cの受け台となるベース26Dとでなるチヤツクが設けられており、搬送時、コマ26Cが図中右方向に回転することにより、給紙ローラ38によつて給紙トレー39から搬送されてきた用紙の先端部分をコマ26Cとベース26Dとによつて挟み込んで保持する(因みに、コマ26Cはバネの付勢力によつて挟み込み保持力を得るようになされている)。この状態でチヤツクアーム26Bをプラテンローラ36の方向に回転させることにより、チヤツク機構26は用紙をキヤプスタン機構27まで牽引しながら搬送する。
【0023】
因みに、図4に示すように、コマ26Cの外周は用紙40の搬送方向(図中矢印a)に対して径が大きくなるように形成されており、給紙ローラ38によつて用紙40にバツクテンシヨンをかけると(すなわち矢印aで示す方向と逆方向に力を加えると)、ゴムコートされた外周表面と用紙40との摩擦力によつてコマ26Cが当該用紙40に引きずられ、矢印bで示す方向にさらに回転する。これにより挟み込み保持力が強化され、確実に用紙40を挟み込み保持し得る。また逆にキヤプスタン機構27に用紙40を渡して当該キヤプスタン機構27が用紙40を巻き込むと、用紙40と外周表面との摩擦力によつてコマ26Cが当該用紙40に引きずられて矢印bで示す方向と逆方向に回転し、これにより挟み込み保持力を弱めるようになつている。このようにしてチヤツク機構26は用紙40のテンシヨンバランスによつて挟み込み保持力(いわゆるチヤツク力)をコントロールし得るようになされている。
【0024】
また図5に示すように、チヤツクアーム26Bが最下点に来たとき(以下、この状態をホームポジシヨンと呼ぶ)、コマ26Cの外側位置に取り付けられた開閉用金具26Eが筐体に取り付けられたL字型金具41に押し当てられることにより、当該開閉用金具26Eが矢印cで示す方向に回転する。これによりコマ26Cの軸26CAと一体に取り付けられた開閉用金具26Fのピン26Gが矢印cに示す方向に力を受け、その結果、開閉用金具26Fと共にコマ26Cが矢印cで示す方向に回転し、コマ26Cがベース26Dに対して開く。これによりコマ26Cとベース26Dとの間に隙間が空き、用紙40が入り込めるようになつている。
【0025】
また図6に示すように、チヤツクアーム26Bが上側位置にきたとき(すなわち用紙40をキヤプスタン機構27に受け渡すとき)、開閉用金具26Eの先端が筐体に取り付けられた金具48に押し当てられることにより、当該開閉用金具26Eが矢印dで示す方向に回転する。これによりコマ26Cの軸26CAと一体に取り付けられた開閉用金具26Fのピン26Gが矢印cで示す方向に力を受け、その結果、開閉用金具26Fと共にコマ26Cが矢印cで示す方向に回転し、コマ26Cがベース26Dに対して開く。これによりコマ26Cとベース26Dとの間に隙間が空いて用紙40を開放するようになされている。
【0026】
(2)インクリボンの構成
ここでインクリボン28について説明する。このカラープリンタ装置20では、図7に示すようなインクリボン28が用いられている。すなわちイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色のインクがベースフイルム28A上に面順次に付着させられたものである。この場合、各インクの面積は従来のように用紙40の大きさに対応しておらず、用紙40よりも小さいもとなつている。例えば用紙40の大きさがA4サイズ( 297〔mm〕× 210〔mm〕)のものであれば、図7に示すように各インクの面積は約23〔mm〕× 210〔mm〕になつており、長手方向が約15分の1に圧縮されている。このため上述したように用紙40の搬送速度に対してインクリボン28の送り出し速度を15分の1に設定し、長さの短いインクリボン28であつてもA4サイズの用紙40を印刷し得るようになされている。
【0027】
なお、用紙40とインクリボン28の速度関係を上述のようにすると、実際に使用されるインクリボン28の長さは、計算上約20〔mm〕となる。またこの場合には、インク部分の長さが短い分、各色のインクを高密度に付着することによつて実際の紙の大きさに対応し得るようにしている。
【0028】
またインクリボン28を実際に使用する長さが約20〔mm〕であること、そして各インクの長さが約23〔mm〕であること、この2つの点を考慮してこのカラープリンタ装置20では、上述したように各ヘツド(31〜33)の間隔を70°に設定し、印刷時のヘツド間隔長として25〔mm〕を確保している。
またこのカラープリンタ装置20では、このインクリボン28の色並びに合わせて下から順にイエロー、マゼンタ、シアンのヘツド(31〜33)を配置している。
因みに、このインクリボン28は、印刷時、図中矢印eで示す方向に送り出されて行く。また図中網線のところがリボン頭出し用マーキングであり、この部分をリボンセンサによつて検出して位置合わせを行うようになつている。
【0029】
(3)用紙搬送及び印画動作
ここで用紙40の搬送動作及び当該用紙40に対する印画動作について説明する。まず図8に示すように、チヤツクアーム26Bが最下点にきているホームポジシヨン状態(いわゆる印画準備状態)では、イエローヘツド31、マゼンタヘツド32、シアンヘツド33の各ヘツドは持ち上げられた状態になつている。またチヤツクアーム26Bに取り付けられた開閉用金具26Eが筐体に取り付けられたL字型金具41に押し当てられることにより、コマ26Cがベース26Dに対して開いた状態になつている。
【0030】
またこのとき用紙ガイド45によつてインクリボン28がドラム25に対して若干持ち上げられるようになされている。このようにする理由は、給紙時に用紙40の先端がインクリボン28とドラム25との間に入りやすくするためである。なお、この用紙ガイド45は、図9に示すように、用紙搬送時、筐体に設けられたガイド46に沿つて摺動し、インクリボン28のうち用紙40の先頭付近を常に持ち上げる。これにより用紙搬送中、常に用紙40がインクリボン28とドラム25との間に入りやすくなつている。
【0031】
次に図10に示すように、用紙40を給紙する場合には、まず給紙ローラ38がそれぞれ矢印f及びgに示す方向に回転することにより用紙40を巻き込み、そして矢印hに示す方向に当該用紙40を順次押し出して行く。このとき用紙40は給紙トレー40によつて下から支えられ、当該給紙トレー40上を矢印hで示す方向に順次移動して行く。これにより用紙40の先頭がチヤツク機構26のコマ26Cとベース26Dとの間に入り込む。
なお、このとき用紙40の給紙状態を給紙センサ47によつて監視している。その監視結果は、後述する印画制御部に取り込まれ、各部の制御動作に利用される。
【0032】
このようにして用紙40の先頭がコマ26Cとベース26Dの間に入り込むと、図11に示すように、チヤツキング動作を行つて用紙40を挟み込み保持する。この場合、まずチヤツクアーム26Bを矢印iに示す方向に若干回転させる。これにより開閉用金具26EがL字型金具41から離れ、バネの付勢力によつてコマ26Cが図中右方向に回転し、コマ26Cとベース26Dとの間の隙間が閉じる。これにより用紙40がコマ26Cとベース26Dによつて挟み込まれる。この後、給紙ローラ38を矢印j及びkで示す方向に回転させ、用紙40に矢印lで示す方向にバツクテンシヨンをかける。このようにすると、用紙40に引きずられてコマ26Cがさらに図中右方向に回転して挟み込み保持力が強化され、これによつて用紙40がコマ26Cとベース26Dによつて確実に挟み込み保持される。
【0033】
このようにしてチヤツキング動作が終了すると、次に図12に示すように、印画動作を行うため用紙40の搬送を開始する。この場合、まず給紙時に回転させていた給紙ローラ38を停止させると共に、給紙ローラ38のうち下方にあるローラ38Aを下方に移動する。またコマ26Cとベース26Dによつて用紙40をチヤツキングした状態でチヤツクアーム26Bを矢印mで示す方向に回転させ、用紙40をドラム25及びインクリボン28に沿つて搬送する。
【0034】
その際、上述したように用紙ガイド45によつてインクリボン28が若干持ち上げられるため、用紙40の先頭はスムーズにインクリボン28とドラム25との間に案内される。
またこのときリボンセンサ49によつてインクリボン28の状態が監視される。その監視結果は、後述する印画制御部に取り込まれ、各部の制御動作に利用される。
またキヤプスタン機構27のキヤプスタン27Aを用紙40の受け渡しに備えて排出方向に回転させておく。
【0035】
このようにして用紙40の搬送を開始した後、図13に示すように、チヤツク機構26がイエローヘツド31を通り過ぎると、今度はイエローの印画を開始する。この場合、チヤツク機構26がイエローヘツド31を通り過ぎると、まずイエローヘツド31をプラテンローラ34の方向に動かしてヘツドダウンを行う。このとき供給側スプール29及び巻き取り側スプール30を制御することにより、インクリボン28のイエローインクの先頭をイエローヘツド31に合わせる。
【0036】
このようにした上で用紙40を引き続き搬送すると共に、インクリボン28を用紙40の搬送速度に対して15分の1の速度で送り出しながらイエローヘツド31から熱を発生し、これによつてイエローインクを用紙40に熱転写してイエローの印画を行う。
【0037】
なお、この場合、インクリボン28の供給量は供給側スプール29の回転量を制御することにより行つている。またインクリボン28に係るテンシヨンは巻き取り側スプール30の回転を制御することにより行つている。
またイエローヘツド31が押し当てられた状態で用紙40を搬送すると、当該用紙40に負荷がかかるが、この場合には、用紙40の搬送に伴つてプラテンローラ34が回転するためその負荷を低減できる。
【0038】
このようにしてイエローの印画を開始した後、図14に示すように、チヤツク機構26がマゼンタヘツド32を通り過ぎると、今度はマゼンタの印画を開始する。この場合、チヤツク機構26がマゼンタヘツド32を通り過ぎると、まずマゼンタヘツド32をプラテンローラ35の方向に動かしてヘツドダウンを行う。そしてマゼンタヘツド32から熱を発生してマゼンタインクを用紙40に熱転写し、マゼンタの印画を行う。その際、用紙上でイエローインクとマゼンタインクとが丁度重なり合うように、後述する印画制御部によつて印画開始タイミングが制御される。
なお、この場合も、用紙40の搬送に伴つてプラテンローラ35が回転することにより、用紙40にかかる負荷を低減している。またインクリボン28が図7に示すようになつているため、マゼンタヘツド32のところには丁度マゼンタインクがきている。
【0039】
このようにしてマゼンタの印画を開始した後、図15に示すように、チヤツク機構26がシアンヘツド33を通り過ぎると、今度はシアンの印画を開始する。この場合、チヤツク機構26がシアンヘツド33を通り過ぎると、まずシアンヘツド33をプラテンローラ36の方向に動かしてヘツドダウンを行う。そしてシアンヘツドから熱を発生してシアンインクを用紙40に熱転写し、シアンの印画を行う。その際、用紙上で3色のインクが丁度重なり合うように、後述する印画制御部によつて印画開始タイミングが制御される。
なお、この場合も、用紙40の搬送に伴つてプラテンローラ36が回転することにより、用紙40にかかる負荷を低減している。またインクリボン28が図7に示すようになつているため、シアンヘツド33のところには丁度シアンインクがきている。
【0040】
このようにしてシアンの印画を開始した後、チヤツクアーム26Bを回転させて引き続き用紙40を搬送すると、図16に示すように、用紙40の先頭がキヤプスタン機構27に到達する。キヤプスタン機構27のキヤプスタン27A及びピンチローラ27Bはそれぞれ排出方向に回転しており、用紙40の先頭を巻き込む。
【0041】
その際、キヤプスタン機構27が用紙40を巻き込むとほぼ同時に、チヤツクアーム26Bの開閉用金具26Eが筐体に取り付けられた金具48に当接する。この状態で引き続きチヤツクアーム26Bを回転させると、キヤプスタン機構27が完全に用紙40を巻き込むと共に、開閉用金具26Eが金具48に押し当てられて当該開閉用金具26Eが図中左方向に回転することによりコマ26Cが図中右方向に回転してベース26Dに対して開きはじめる。これにより挟み込み保持力が弱まり、用紙40がキヤプスタン機構27に受け渡される。
【0042】
なお、このときコマ26Cは開閉用金具26Eの回転だけによつて開くのではなく、実際には、キヤプスタン機構27に巻き込まれた用紙40に引きずられることによつても開きはじめる。これにより挟み込み保持力が弱まり、用紙40をスムーズに受け渡すことができる。このようにしてこのカラープリンタ装置20では、用紙40をチヤツク機構26からキヤプスタン機構27に受け渡すときの負荷変動を小さくするようになつている。
またこの場合には、開閉用金具26Eが金具48に当接した後、チヤツクアーム26Bの回転速度を減速することによつても、受け渡し時の負荷変動を小さくするようになつている。
【0043】
この後、図17に示すように、コマ26Cがベース26Dに対して完全に開いたらチヤツクアーム26Bの回転動作を停止し、チヤツク機構26による搬送動作を終了する。これ以降については印画動作が終了するまで用紙40はキヤプスタン機構27によつて搬送される。
なお、キヤプスタン機構27から排出された用紙40の先頭側は、順次、排紙トレー37に載せられる。またキヤプスタン機構27は、印画動作が終了して用紙40が完全に排出されるまで動作を続け、用紙40が完全に排出されたら動作を終了する。
また完全に印画動作が終了したら、各ヘツドをヘツドアツプし、チヤツクアーム26Bを用紙搬送時とは逆方向に回転させ、ホームポジシヨンに戻つて次の印刷動作に備える。
【0044】
このようにしてこの実施例の場合には、用紙搬送の前半をチヤツク機構26によつて行い、用紙搬送の後半については用紙40をチヤツク機構26からキヤプスタン機構27に受け渡して当該キヤプスタン機構27によつて行う(図18参照)。通常、用紙搬送をキヤプスタン機構だけによつて行つた場合、搬送機構としては小型化し得るが、イエローヘツドからキヤプスタン機構までの距離が用紙の余白として必要になつてしまう。また用紙搬送をチヤツク機構だけによつて行つた場合には、用紙の余白としてはチヤツキングに必要な分だけで済ませることができるが、搬送機構としては大型化してしまう。この実施例の場合には、上述したように用紙搬送の前半をチヤツク機構26で行い、後半をキヤプスタン機構27によつて行うことにより、両者の特徴である小型化と余白面積の低減を実現している。
【0045】
(4)各ヘツドの位置決め
ここでこのカラープリンタ装置20における各ヘツド31〜33の位置決めについて説明する。
一般に3つのラインヘツドを持つカラープリンタ装置においては、各色の色ずれを極力小さくするため3つのヘツドの位置再現性が重要になつてくる。このためこのカラープリンタ装置20では、プラテンローラ34〜36を基準として各ヘツド31〜33を位置決めすることにより、各ヘツド31〜33の位置再現性を良くし、これによつて色ずれを小さくするようにしている。
【0046】
まずこのカラープリンタ装置20においては、プラテンローラ34〜36を互いに平行になるようにドラム25に対して設けておく。また各ヘツド31〜33をヘツドアツプダウン機構に取り付けるための金具に所定のツメを設けると共に、各プラテンローラ34〜36に所定のベアリングを設けておく。そしてヘツドダウンしたときにそのツメとベアリングによつて位置決めを行い、各ヘツド31〜33が各プラテンローラ34〜36に対して平行になるようにする。この場合、各プラテンローラ34〜36を互いに平行になるようにしているため、各ヘツド31〜33を各プラテンローラ34〜36に対して平行になるようにすれば、各ヘツド31〜33を互いに平行にすることができる。
【0047】
またヘツドダウンしたときにそのツメとベアリングのフランジ部分によつてプラテンローラ軸の軸方向に対する位置決めを各ヘツド31〜33について行う。これによりベアリングの位置だしを製造時に行つておけば、各ヘツド31〜33の横方向の位置を合わせることができる。このようにしてこのカラープリンタ装置20では、各ヘツド31〜33を互いに平行にすると共に、横方向の位置を合わせることにより、印画時の色ずれを抑えることができる。
【0048】
ここでこの位置決めについて以下に具体的に説明する。但し、各ヘツド31〜33に対して同じ方法による位置決めを行つているため、ここではヘツド31についてのみ説明する。
まずヘツド31は、図19に示すように、ヘツドアツプダウン機構50の先端に金具51によつて取り付けられており、このヘツドアツプダウン機構50によつてアツプダウン動作が行われる。このヘツドアツプダウン機構50は、第1の腕52を軸を中心として下方に回転させることにより第2の腕53を下方に下げる。これにより第2の腕53の先端に取り付けられているヘツド31を下方に下げることができる。またこのヘツドアツプダウン機構50は、第1の腕52を軸を中心として上方に回転させることにより第2の腕53を上方に上げ、これにより第2の腕53の先端に取り付けられているヘツド31を上方に上げることができる。
【0049】
またヘツド31をヘツドアツプダウン機構50に取り付けるための金具51には、ヘツド31の両サイドの同じ位置にプラテンローラ34方向に突出した同じ幅を有する位置決め用のツメ51A、51Bが設けられている。このツメ51A、51Bの先端はヘツドダウンしたときにプラテンローラ34に当接するが、その際、プラテンローラ34に対してスムーズに当接し得るように面取りが施されている。
この2つのツメ51A、51Bのうちツメ51Bには、図20に示すように、後述するフランジが嵌合するように溝51Cが設けられている。またツメ51Bの先端はその溝51Cの方向に向かつて斜めに面取りが施されており、フランジがスムーズに溝51Cに嵌合し得るようになされている。
【0050】
一方、ヘツド31と対向するプラテンローラ34には、ゴムローラ部分34Dの両端に同じ径のベアリング34A、34Bが設けられている。このベアリング34A、34Bのうちベアリング34Bには一端にフランジ34Cが設けられており、ヘツドダウンしたときに当該フランジ34Cが上述した溝51Cに嵌合して軸方向(すなわちプラテンローラ34の軸34Eの方向)についての位置決めを行えるようになつている。
【0051】
ここでまずヘツド31をプラテンローラ34に対して平行にするときの位置決めについて説明する。ヘツドアツプダウン機構50の第1の腕52を下方に回転させてヘツド31を下方に下げると、図21に示すように、ツメ51A、51Bの先端(面取りした部分)がそれぞれプラテンローラ34のベアリング34A、34Bに当接する。この状態でさらにヘツド31を下げると、図22に示すように、ツメ51A、51Bの側面がそれぞれベアリング34A、34Bに当接し、ヘツド31がプラテンローラ34のゴムローラ部分34Dに当接する。このとき矢印nで示す方向にバネによる付勢力がかかつており、この力によつてツメ51A、51Bがそれぞれ確実にベアリング34A、34Bに押しつけられ、片寄せさせられる。これによりツメ51A、51Bとヘツド31との3点によつて位置決めが行われ、ヘツド31をプラテンローラ34に対して平行にすることができる。
このようにして各ヘツド31〜33を各プラテンローラ34〜36に対して平行にすれば、各ヘツド31〜33を互いに平行にすることができる。
【0052】
また軸方向の位置決めについては、ヘツドアツプダウン機構50によつてヘツド31を下方に下げると、図23に示すように、ツメ51A、51Bがそれぞれプラテンローラ34のベアリング34A、34Bに当接する。その際、ツメ51Bの斜めに面取りされた部分とフランジ34Cが一番最初に当接する。この状態でさらにヘツド31を下げると、図24に示すように、フランジ34Cがツメ51Bの斜めに面取りされた部分に対して摺動しながらヘツド31全体が下がつて行き、そして最終的にフランジ34Cが溝51Cに嵌合する。このとき矢印pで示す方向にバネによる付勢力がかかつており、この力によつてヘツド31全体が片寄せられる。これによりフランジ34Cを基準にして軸方向の位置決めが行われ、ヘツドの横方向の位置が合わせられる。
このようにしてフランジを基準にして各ヘツド31〜33の軸方向を位置決めすることにより、各ヘツド31〜33の横方向の位置を合わせることができる。
【0053】
(5)印画制御
通常、3つのヘツドを有するカラープリンタ装置においては、3つのヘツドによる印画位置合わせが必要であり、各ヘツドのプリントタイミング及び搬送系の動作を安定して同期させる必要がある。そこでこのカラープリンタ装置20においては、基準クロツクを基に印画制御部によつて各ヘツドの印画タイミングを制御すると共に、各搬送系の動作タイミングを制御し、印画位置合わせを行うようにしている。
【0054】
まず図25において、このカラープリンタ装置20に対して印画制御部として設けられているセンサ系及び駆動系について説明する。
センサとしては、用紙40の余白部分を検出する給紙FGセンサSE1と、用紙40のエツジを監視することにより給紙状態を検出する給紙センサSE2と、インクリボン28の送り量を監視するリボンセンサSE3と、イエローヘツド31のアツプダウンを監視するイエローヘツドセンサ(YHセンサ)SE4と、マゼンタヘツド32のアツプダウンを監視するマゼンタヘツドセンサ(MHセンサ)SE5と、シアンヘツド33のアツプダウンを検出するシアンヘツドセンサ(CHセンサ)SE6と、給紙ローラ38のオープン/クローズ状態を検出する給紙O/CセンサSE7と、チヤツクアーム26Bのホームポジシヨンを検出するアームセンサ(AHセンサ)SE8と、チヤツクアーム26Bの駆動受け渡しポイントを検出するアームセンサ(ASセンサ)SE9と、キヤプスタン機構27のオープン/クローズ状態を検出するキヤプスタンO/CセンサSE10とが設けられている。
【0055】
また各部の駆動用モータとしては、給紙ローラ38を回転させる給紙モータM1と、給紙ローラ38をオープン又はクローズ状態にする給紙O/CモータM2と、インクリボン28の供給側スプールを回転させるリボンモータM3と、インクリボン28の巻き取り側スプールを回転させるリボンモータM4と、イエローヘツド31のアツプダウン動作を駆動するイエローヘツドモータ(YHモータ)M5と、マゼンタヘツド32のアツプダウン動作を駆動するマゼンタヘツドモータ(MHモータ)M6と、シアンヘツド33のアツプダウン動作を駆動するシアンヘツドモータ(CHモータ)M7と、チヤツクアーム26Bの回転動作を駆動するアームモータM8と、キヤプスタン機構27のキヤプスタン27Aを回転させるキヤプスタンモータM9と、キヤプスタン機構27をオープン又はクローズ状態にするキヤプスタンO/CモータM10とが設けられている。
【0056】
またこのカラープリンタ装置20では、印画制御部として図26及び図27に示すような回路が設けられている。まず図26に示すように、印画制御部60には、基準クロツクを発生する基準クロツク発生回路61が設けられており、ここで発生した基準クロツクを基に各部のタイミングを制御する。この基準クロツクはアームモータパルス発生回路62、キヤプスタンパルス発生回路63、リボンサプライパルス発生回路64、YHモータドライバ回路72、MHモータドライバ回路73、CHモータドライバ回路74及びキヤプスタンO/Cモータドライバ回路75に供給される。
【0057】
アームモータパルス発生回路62は、基準クロツクを基にアームモータM8を駆動するためのアームモータパルス信号を発生するものであり、その発生したアームモータパルス信号を遅延回路65〜68及びアームモータドライバ回路69に供給する。
またキヤプスタンパルス発生回路63は、基準クロツクを基にキヤプスタンモータM9を駆動するためのキヤプスタンパルス信号を発生するものであり、その発生したキヤプスタンパルス信号をキヤプスタンモータドライバ回路70に供給する。
またリボンサプライパルス発生回路64は、基準クロツクを基にリボンモータM3を駆動するためのリボンサプライパルス信号を発生するものであり、その発生したリボンサプライパルス信号をリボンモータドライバ回路71に供給する。
【0058】
遅延回路65〜68はカウンタ回路でなり、入力されたアームモータパルス信号をそれぞれ所定数カウントし、そのカウント終了のタイミングをそれぞれトリガ信号としてYHモータドライバ回路72、MHモータドライバ回路73、CHモータドライバ回路74、キヤプスタンO/Cモータドライバ回路75に供給する。
なお、遅延回路65〜68にはカウント開始のタイミングとして印画スタートスイツチ76からのトリガ信号が供給されており、このトリガ信号を基にカウント動作を開始する。
【0059】
YHモータドライバ回路72は基準クロツクを用いてYHモータM5を駆動するものであり、遅延回路65から供給されたトリガ信号を基準にモータ駆動を開始する。
またMHモータドライバ回路73は基準クロツクを用いてMHモータM6を駆動するものであり、遅延回路66から供給されたトリガ信号を基準にモータ駆動を開始する。
またCHモータドライバ回路74は基準クロツクを用いてCHモータM7を駆動するものであり、遅延回路67から供給されたトリガ信号を基準にモータ駆動を開始する。
またキヤプスタンO/Cモータドライバ回路75は基準クロツクを用いてキヤプスタンO/CモータM10を駆動するものであり、遅延回路68から供給されたトリガ信号を基準にモータ駆動を開始する。
【0060】
キヤプスタンモータドライバ回路70は入力されたキヤプスタンパルス信号を用いてキヤプスタンモータM9を駆動する。
リボンモータドライバ回路71は入力されたリボンサプライパルス信号を用いてリボンモータM3を駆動するものであり、YHモータドライバ回路72の動作タイミングをトリガ信号として受けてそのタイミングでリボンモータM3の駆動を開始する。
【0061】
アームモータドライバ回路69は入力されたアームモータパルス信号を用いてアームモータM8を駆動するものであり、印画スタートスイツチ76から受けたトリガ信号を基準にアームモータM8の駆動を開始する。
なお、アームモータドライバ回路69は内部にスローダウンカウンタ及びストツプカウンタを持つており、そのスローダウンカウンタがカウント終了したときキヤプスタン機構27への搬送受渡しのためにスローダウンを行い、ストツプカウンタがカウント終了したときアームモータM8を停止する。
【0062】
また図27に示すように、基準クロツク発生回路61で発生した基準クロツクはイエロー印画回路77、マゼンタ印画回路78及びシアン印画回路79にも供給されている。また印画スタートスイツチ76からのトリガ信号は遅延回路80〜82にも供給されている。またアームモータパルス発生回路62からのアームモータパルス信号は遅延回路80〜82にも供給されている。
【0063】
遅延回路80〜82はカウンタ回路でなり、入力されたアームモータパルス信号をそれぞれ所定数カウントし、そのカウント終了のタイミングをそれぞれトリガ信号としてイエロー印画回路77、マゼンタ印画回路78、シアン印画回路79に供給する。
なお、遅延回路80〜82にはカウント開始のタイミングとして印画スタートスイツチ76からのトリガ信号が供給されており、このトリガ信号を基にカウント動作を開始する。
【0064】
イエロー印画回路77は入力された基準クロツクを用いてイエローヘツド31を駆動することによりイエローインクの印画を行うものであり、遅延回路80から供給されるトリガ信号に応じてイエロー印画を開始する。
またマゼンタ印画回路78は入力された基準クロツクを用いてマゼンタヘツド32を駆動することによりマゼンタインクの印画を行うものであり、遅延回路81からのトリガ信号に応じてマゼンタ印画を開始する。
またシアン印画回路79は入力された基準クロツクを用いてシアンヘツド33を駆動することによりシアンインクの印画を行うものであり、遅延回路82からのトリガ信号に応じてシアン印画を開始する。
【0065】
ここで実際に給紙を行うときの動作タイミングチヤートを図28に示す。この図28に示すように、印画スタートスイツチ76が押されてスタートパルスが発生すると、まず給紙モータM1が回転する。またこれと同時に給紙FGセンサSE1がパルス信号を発生し始める。その後、所定時間過ぎると、今度は給紙センサSE2が給紙開始を検出する。
これを受けてFGカウンタが給紙FGセンサSE1のパルス数をカウントし、用紙の先頭がチヤツク機構26に到達するタイミングを検出する。FGカウンタがカウントを終了すると、用紙の先頭がチヤツク機構26に到達したと判定し、給紙モータM1を停止すると共に、チヤツキング動作のためにアームモータM8を若干回転させる。その後、給紙モータM1を逆回転させて用紙にバツクテンシヨンをかけ、これによつて確実にチヤツキング動作を行わせる。
【0066】
このようにしてチヤツキング動作が終了すると、給紙O/CモータM2を回転させて給紙モータM1をオープン状態にする。その結果、給紙O/CセンサSE7によつてオープン状態が検出されると、給紙O/CモータM2の回転を停止すると共に、アームモータM8を回転させて用紙搬送動作を開始する。
このようにしてこのカラープリンタ装置20では、印画スタートスイツチ76の操作を受けて給紙動作を行う。
【0067】
次に実際に印画を行うときの動作タイミングチヤートを図29に示す。上述したようにアームモータM8を回転させて用紙搬送動作を開始すると、それを受けてYHカウンタ、MHカウンタ、CHカウンタ、スローダウンカウンタ、ストツプカウンタ、Yカウンタ、Mカウンタ、Cカウンタがカウント動作を開始する。なお、この場合、YHカウンタ、MHカウンタ、CHカウンタはそれぞれ上述の遅延回路65、66、67であり、Yカウンタ、Mカウンタ、Cカウンタはそれぞれ上述の遅延回路80、81、82である。また上述の説明では遅延回路65〜67及び80〜82はそれぞれ印画スタートスイツチ76からのトリガ信号でカウント動作を開始するとしたが、実際には、この図29に示すように、アームモータM8の回転動作をトリガとしてカウント動作を開始する。
【0068】
このようにして各カウンタを動作させると、最初にカウント動作を終了するのはYHカウンタである。YHカウンタがカウント終了すると、これを受けてYHモータM5を回転させてイエローヘツド31のヘツドダウンを行う。そしてYHセンサSE4によつてイエローヘツド31のヘツドダウンが確認されると、YHモータM5の回転を停止すると共に、リボンモータM3、M4を回転させてインクリボンを送り出す。その後、Yカウンタがカウント終了すると、イエロー印画回路77を駆動してイエローインクの印画を開始する。
【0069】
またその後、MHカウンタがカウント終了すると、これを受けてMHモータM6を回転させてマゼンタヘツド32のヘツドダウンを行う。そしてMHセンサSE5によつてマゼンタヘツド32のヘツドダウンが確認されると、MHモータM6の回転を停止する。その後、Mカウンタがカウント終了すると、マゼンタ印画回路78を駆動してマゼンタインクの印画を開始する。
【0070】
さらにその後、CHカウンタがカウント終了すると、これを受けてCHモータM7を回転させてシアンヘツド33のヘツドダウンを行う。そしてCHセンサSE6によつてシアンヘツド33のヘツドダウンが確認されると、CHモータM7の回転を停止する。その後、Cカウンタがカウント終了すると、シアン印画回路79を駆動してシアンインクの印画を開始する。
このようにしてカラープリンタ装置20では、基準クロツクを基に各色の印画動作を制御する。
【0071】
(6)インクリボンの送り出し制御
ここで印画制御部60によるインクリボンの送り出し制御方法について説明する。上述したようにこのカラープリンタ装置20においては、インクリボン28の各インク面積が用紙に対して15分の1と小さいもの使用している。そのため用紙の搬送速度に対してインクリボン28の送り出し速度を15分の1に設定している。この関係を図示すると、図30に示すようになる。
【0072】
すなわちイエロー印画を開始するときには、用紙40の先頭(具体的には用紙中の印画可能範囲の先頭部分)がイエローヘツド31のところに来ている。このときインクリボン28は丁度イエローインクの先頭部分がイエローヘツド31のところに来るように送り出される。この後、用紙40を所定速度で搬送すると共に、インクリボン28を用紙40の搬送速度の15分の1の速度で送り出す。
【0073】
このようにしてインクリボン28を送り出して行くと、用紙40の先頭がマゼンタヘツド32のところに来てマゼンタ印画を開始するときには、インクリボン28のマゼンタインクの先頭部分がマゼンタヘツド32のところにきており、用紙40の先頭がシアンヘツド33のところに来てシアン印画を開始するときには、インクリボン28のシアンインクの先頭部分がシアンヘツド33のところに来ている。
【0074】
すなわち逆の言い方をすれば、このカラープリンタ装置20では、用紙40の先頭部分がイエローヘツド31のところに到達したとき、イエローインクの使用領域の先頭部分がイエローヘツド31のところに到達するようにインクリボン28の送り出しを制御し、用紙40の先頭部分がマゼンタヘツド32のところに到達したときには、マゼンタインクの使用領域の先頭部分がマゼンタヘツド32のところに到達するようにインクリボン28の送り出しを制御し、用紙40の先頭部分がシアンヘツド33のところに到達したときには、インクリボン28のシアンインクの使用領域の先頭部分がシアンヘツド33のところに到達するようにインクリボン28の送り出しを制御する。これにより用紙40に対してインク面積の小さいインクリボン28を使用したときにもインクの使用領域、各ヘツド31〜33及び用紙40をそれぞれ合わせて色ずれなく確実に印画が行える。
【0075】
(7)動作及び効果
以上の構成において、このカラープリンタ装置20で印画を行う場合、まず給紙トレー39上にある用紙40を給紙ローラ38よつてチヤツク機構26のところまで搬送する。用紙40の先頭がチヤツク機構26に到達すると、チヤツク機構26のコマ26Cとベース26Dによつて用紙40の先頭を挟み込む。この状態でチヤツクアーム26Bを上側に回転させることによりチヤツク機構26は用紙40をインクリボン28に沿つて牽引搬送する。チヤツクアーム26Bがイエローヘツド31を通過すると、イエローヘツド31をヘツドダウンし、イエロー印画を開始する。このときイエローインクの先頭が丁度イエローヘツド31のところに来るようにインクリボン28の送り出しを制御する。
【0076】
その後、チヤツクアーム26Bがマゼンタヘツド32を通過すると、今度はマゼンタヘツド32をヘツドダウンし、マゼンタ印画を開始する。このときマゼンタインクの先頭が丁度マゼンタヘツド32のところに来るようにインクリボン28は送り出される。
その後、チヤツクアーム26Bがシアンヘツド33を通過すると、今度はシアンヘツド33をヘツドダウンし、シアン印画を開始する。このとき同様にシアンインクの先頭が丁度シアンヘツド33のところに来るようにインクリボン28は送り出される。
【0077】
各色の印画を開始した後、用紙40の先頭がキヤプスタン機構27に到達すると、キヤプスタン機構27が用紙40の先頭を巻き込み、そしてチヤツク機構26が用紙40を開放することにより、チヤツク機構26からキヤプスタン機構27に用紙40を受け渡す。これ以降についてはキヤプスタン機構27によつて用紙40を搬送する。
その後、イエロー、マゼンタ、シアンの順で印画を終了して全ての印画が終了すると、各ヘツド31〜33をヘツドアツプして再びホームポジシヨンに戻つて次の印画に備える。
【0078】
このようにしてこのカラープリンタ装置20では、イエロー、マゼンタ、シアンのインクが面順次に並んだインクリボン28を使用すると共に、3つのヘツド31〜33を使用して3色を所定時間ずらして並列的に印刷するようにしたことにより、簡易な構成で印刷時間を短縮することができる。またこの場合には、各インク面積が用紙40の印刷面積よりも小さいインクリボン28を使用したことにより、インクリボン28の送り出し速度を用紙40の搬送速度に対して所定量遅くするだけで容易に3色を並列的に印刷し得、従来のようにインクリボン送り機構が複雑になるようなことはない。このためこのカラープリンタ装置20では、装置全体の大きさを小型化することができる。
【0079】
以上の構成によれば、イエロー、マゼンタ、シアンの各インクが面順次に付着され、かつ各インク面積が用紙40の印刷面積よりも小さいインクリボン28を使用すると共に、イエロー、マゼンタ、シアンの各色をそれぞれ印刷する3つのヘツド31〜33と、用紙40を搬送する用紙搬送機構(26及び27)と、インクリボン28を送るインクリボン送り機構(29及び30)と、印画動作全体を制御する印画制御部60とを設けるようにし、イエロー、マゼンタ、シアンのインクを所定時間ずらして並列的に印刷するように印画制御部60によつて印刷動作を制御するようにしたことにより、簡易な構成で印刷時間を短縮し得ると共に、装置を小型化し得る。
【0080】
(8)他の実施例
なお上述の実施例においては、本発明をカラープリンタ装置20に適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、カラーコピー装置やカラーフアクシミリ装置、或いはアミユーズメントの分野で使用されるオートチエンジヤープリンタ装置に本発明を適用しても良く、プリンタ装置に本発明を広く適用し得る。
【0081】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、各色に対応した3つのヘツドによつて並列的に印刷することにより、従来のように印刷工程を3つに分けて各色を時間的に順番に印刷する場合に比べて印刷時間を短縮することができると共に、チヤツク機構のアームに対して偏心を持つて回動可能なコマが用紙の搬送方向へ回転することにより当該アームと当該コマとによる用紙の挟み込み保持力を弱めることができるので、チヤツク機構からキヤプスタン機構へと用紙が受け渡される際の負荷変動を小さくすることができ、かくして印刷時間を短縮し、用紙の受け渡し時の負荷変動も小さくし得る小型化された簡易な構成のプリンタ装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカラープリンタ装置の全体構成を示す斜視図である。
【図2】そのカラープリンタ装置のプリンタ部の構成を示す斜視図である。
【図3】ドラム周辺の各部の構成を示す略線図である。
【図4】チヤツクの構成を示す略線図である。
【図5】チヤツクの開閉動作の説明に供する略線図である。
【図6】チヤツクの開閉動作の説明に供する略線図である。
【図7】インクリボンの構成を示す略線図である。
【図8】カラープリンタ装置のホームポジシヨン状態を示す略線図である。
【図9】用紙ガイドの動作の説明に供する略線図である。
【図10】カラープリンタ装置の給紙動作の説明に供する略線図である。
【図11】カラープリンタ装置のチヤツキング動作の説明に供する略線図である。
【図12】カラープリンタ装置の用紙搬送動作の説明に供する略線図である。
【図13】カラープリンタ装置におけるイエローの印画動作の説明に供する略線図である。
【図14】カラープリンタ装置におけるマゼンタの印画動作の説明に供する略線図である。
【図15】カラープリンタ装置におけるシアンの印画動作の説明に供する略線図である。
【図16】カラープリンタ装置における用紙の受渡し動作の説明に供する略線図である。
【図17】カラープリンタ装置における用紙の受渡し動作の説明に供する略線図である。
【図18】搬送動作全体の説明に供する略線図である。
【図19】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図である。
【図20】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図である。
【図21】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図である。
【図22】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図である。
【図23】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図である。
【図24】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図である。
【図25】カラープリンタ装置におけるセンサとモータの配置を示す略線図である。
【図26】カラープリンタ装置における印画制御部を示すブロツク図である。
【図27】カラープリンタ装置における印画制御部を示すブロツク図である。
【図28】給紙動作の説明に供するタイミングチヤートである。
【図29】印画動作の説明に供するタイミングチヤートである。
【図30】インクリボンと用紙の送り量の関係を示す略線図である。
【図31】従来のカラープリンタ装置の構成を示す略線図である。
【図32】従来のインクリボンを示す略線図である。
【図33】3つのヘツドを持つ従来のカラープリンタ装置の構成を示す略線図である。
【符号の説明】
1、10、20……カラープリンタ装置、3、40……用紙、5、28……インクリボン、6、11〜13、31〜33……ヘツド、23……プリンタ部、26……チヤツク機構、27……キヤプスタン機構、34〜36……プラテンローラ、34A、34B……ベアリング、34C……フランジ、37……排紙トレー、38……給紙ローラ、39……給紙トレー、50……ヘツドアツプダウン機構、51A、51B……位置決め用のツメ、51C……溝、60……印画制御部。
Claims (1)
- イエロー、マゼンタ、シアンのインクが面順次に付着され、かつ各インク面積が印刷面積よりも小さいインクリボンと、
上記インクリボンに対して上げ下げ可能に配置され、かつ上記インクリボンに付着された各色のインクを印刷対象の用紙に対して熱転写する各色に対応した3つのヘツドと、
アームと、当該アームに対して偏心を持つて回動可能に取り付けられたコマとを有し、上記アームと上記コマにより、上記用紙の先頭を挟み込み保持し、上記3つのヘツドの並びに沿つて当該用紙を上記インクリボンに当接させながら牽引することにより所定速度で搬送するチヤツク機構と、
上記用紙の搬送速度よりも遅い速度で上記インクリボンを上記3つのヘツドの並びに沿つて送るインクリボン送り手段と、
上記イエロー、マゼンタ、シアンのインクを上記用紙に対して所定時間ずらして並列的に印刷するように上記3つのヘツドと上記用紙搬送手段と上記インクリボン送り手段とを制御する制御手段と、
上記チヤツク機構により搬送された上記用紙に対して上記イエロー、マゼンタ、シアンのインクで印刷開始した後、上記用紙の先頭を回転ローラで巻き込みながら当該用紙を排出方向へ搬送するキヤプスタン機構と
を具え、
上記コマは、上記チヤツク機構から上記キヤプスタン機構へと上記用紙が受け渡される際、上記用紙を搬送する方向に回転し、上記コマの回転により上記アームと当該コマとによる上記用紙の挟み込み保持力を弱めるように偏心される
ことを特徴とするプリンタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35255895A JP3620672B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | プリンタ装置 |
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