JPS62294571A - カラ−画像記録装置 - Google Patents

カラ−画像記録装置

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Publication number
JPS62294571A
JPS62294571A JP61137993A JP13799386A JPS62294571A JP S62294571 A JPS62294571 A JP S62294571A JP 61137993 A JP61137993 A JP 61137993A JP 13799386 A JP13799386 A JP 13799386A JP S62294571 A JPS62294571 A JP S62294571A
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JP
Japan
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recording
recording paper
color
paper
roller
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Application number
JP61137993A
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English (en)
Inventor
Akio Tsutsumi
堤 曄雄
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPS62294571A publication Critical patent/JPS62294571A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、感熱転写方式のカラー画像記録装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、カラー画像情報を記録する手段としては、インク
ジェット記録方式、電子写真方式1.静電記録方式およ
び感熱転写記録方式がある。これらのうちインクジェッ
ト記録方式は、着色されたインクを用い、色ごとに独立
した微小径のノズルから、記録すべき画像信号に応じて
インクを噴出、記録紙に付着させて記録するものである
が、マルチノズル化が困難なことから高速化ができない
ばかりでなく、ノズルの目詰まりが生じ易く、装置の信
頼性に乏しいなどの問題点があった。これに対して電子
写真方式は、暗所で予め一様に帯電した、例えば無定形
セレンなどの光導電性物質を表面に形成して成る感光体
ドラムを、画像信号により変調したレーザビームで走査
・露光して静電潜像を得て、これに選択的にカラートナ
ーを付与、現像した後普通紙に転写するものである。こ
の方式では、異なる色のカラートナーを有する現像器を
用意して、上記した該工程を色ごとに繰返すことからプ
ロセスが極めて複雑になり、そのため装置も大型化し、
かつ高価であるという欠点がある。
さらに、静電記録方式は、マルチスタイラルヘッドを用
い、これに当接する静電記録紙に画像信号に応じた静電
潜像を作成して、電子写真方式におけると同様な現像を
行い、これを色ごとに繰返すもので電子写真方式に近い
プロセスの複雑さがあり、装置の小型化が困難である。
一方、感熱転写記録方式は、紙または樹脂などのベース
フィルムに、着色材を含む熱溶融性の固体状インク層を
設けたインクリボンを、画像信号に応じて付勢される感
熱記録ヘッドによって加熱して前記インク層を溶融し、
該インクリボンに接触する普通紙の記録紙に転写するも
のである。これによると、前記した電子写真方式や静電
記録方式の場合のような現像および定着を必要としない
のでプロセスが簡単になり、装置を小型化できる特長が
ある。この方式を用いてカラー記録を行うには、第12
図に示したようにシアン、マゼンタ、イエローの3色、
または必要に応じて黒色を加えた4色で帯状に塗り分け
られたインク層を有するインクリボンAを用い、前記各
色ごとに、同一記録紙上を反復して走査記録する。これ
は、一般に面順次記録方式と呼ばれているが、この方式
を実現するための記録紙の搬送には、従来第13図に示
す方法と、第14図に示す方法が知られている。
第13図の方法では1色、例えばシアンの記録に対し、
図示しないステッピングモータに連結するプラテンロー
ラ201と、駆動ローラ202およびこれと協働するピ
ンチローラ203とによって、記録紙204を搬送する
と共に、図示しない搬送装置によってインクリボンAを
記録紙204と同一速度で搬送しながら、プラテンロー
ラ201と協働して前記記録紙204とインクリボンA
とを密着、圧接する感熱記録ヘッド205の、画像信号
に応じた選択的付勢によって記録紙204の上にシアン
色のカラー画像を得る。このようにして1色目の記録が
完了すると、プラテンローラ201と感熱記録ヘッド2
05を図示しない手段によって離隔すると共に、フィー
ドローラ202を逆回転させて、記録紙204の先端が
感熱記録ヘッド205の記録位置付近に到達するまで戻
す。
この間インクリボンAは、次に記録すべき色、例えばマ
ゼンタが感熱記録ヘッド205の記録位置に到達するま
で、記録の際と同一方向に搬送する。
然る後、プラテンローラ201と感熱記録ヘッド205
を再び圧接し、前記したと同じようにして記録紙204
のシアン色の記録の上に重ねてマゼンタ色のカラー記録
を行う。以下、同様にして順次インクリボンAの色目数
だけ、すなわち3回または4回重ね記録を繰返すことに
より、記録紙205の上に最終的に減法混色によるカラ
ー画像記録が完成して得られる。この方法によれば、比
較的簡単な機構を使用して面順次方式によるカラー画像
の記録が行える利点があるが、記録紙を1色の記録が終
る度に戻すための時間が必要となる。
これは正味の記録には関係のない無駄な時間であり、し
たがって記録速度が制限されることになり、高速記録に
不利という問題点がある。また、記録紙を戻す際には感
熱記録ヘッドをプラテンローラから一旦離隔することが
不可欠であり、もしこれを怠ると記録に供された後のイ
ンクリボンが記録紙とともに戻されたり、あるいは記録
紙がインクリボンと無理に摺擦されることによって汚れ
、画品質を損なったりする。これを防ぐために、感熱記
録ヘッドとプラテンローラの圧接、離隔制御機構を設け
なければならず装置が複雑になるという欠点がある。さ
らに、往復運動をさせる記録紙を一時的に収容する長い
スペースを必要とする場合が′あり、これは装置の小型
化にとって不利な条件となる。
以上に対して第14図の方法は、図示しないステッピン
グモータに連結するドラム状プラテン301に、記録紙
302を巻付け、1色の長さがドラム状プラテン301
の周長にほぼ等しいインクリボンAを介して感熱記録ヘ
ッド303を圧接し、記録の1色ごとにドラム状プラテ
ン301を同一方向に1回転させると同時に、インクリ
ボンAを、図示しない駆動装置によって該ドラム状プラ
テン301の周速度と同一速度で搬送してカラー記録を
行うもので、ドラム状プラテン301の3ないし4回転
によって、第13図の方法の場合と同じような、減法混
色によるカラー画像の記録が完成する。このようにして
記録が完了した記録紙302は、ドラム状プラテン30
1から剥離して取り出す。この第14図の方法によれば
、前述した第13図の方法のような、記録紙を1色の記
録が終了する度ごとに戻すという、記録に直接関与しな
い無駄な時間は最小にすることができるので、高速化に
とっては有利となる利点がある。しかし、記録紙をドラ
ム状プラテンに巻付けたり、剥離するための複雑な機構
を必要とすることや、特殊な形状の感熱記録ヘッドを用
いたりすることから、装置が高価になるという欠点があ
る。さらに、一定速度で回転するドラムを使用すること
から、1頁の記録に要する時間は記録紙サイズによらず
一定であり、換言すれば、長さが短い記録紙を使用する
場合には、高速化に適するというこの方式のメリットを
生かせない欠点がある。また、記録紙の長さから大径の
ドラム状プラテン(A4サイズの記録紙の場合、約φ1
00mm)を必要とし、そのため装置の小型化には不利
であるとともに、その重量ゆえに負荷が増大するので大
きな回転駆動力を持つステッピングモータを必要とする
などの難点もある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したように、前者(第13図)の感熱転写記録方式
によるカラー画像記録装置では、1色の記録が終る度に
記録紙を戻す必要があり、また後者の(第14図)の感
熱転写記録方式によるカラー画像記録装置では、小さい
サイズの記録紙の場合でも1色の記録に要する時間がド
ラム状プラテンの1回転相当となり、高速化に限界があ
った。
そこで、本発明は、高速記録を可能にしたカラー画像記
録装置を提供することを目的とする。
また、前者(第13図)の感熱転写記録方式によるカラ
ー画像記録装置では、インクリボンを停止または前進さ
せながら、記録紙のみを戻す必要があるため、感熱記録
ヘッドとプラテンローラとを離隔させる機構を備えなく
てはならず、また後者(第14図)の感熱転写記録方式
によるカラー画像記録装置では、記録紙をドラム状プラ
テンに密接保持させ、かつ記録紙をドラム状プラテンか
ら剥離させるための機構を必要とする。したがって、装
置が複雑となり高価となっていた。
そこで、本発明は、複雑な機構を必要とせず、安価な装
置の実現を可能にしたカラー画像記録装置を提供するこ
とを目的とする。
さらにまた、前者(第13図)の感熱転写記録方式によ
るカラー画像記録装置では、記録紙を戻すために、戻し
た記録紙を収容するためのスペースを確保しなければな
らず、また、後者(第14図)の感熱転写記録方式によ
るカラー画像記録装置では、想定される最もサイズの大
きな記録紙よりも円周が長(、かつ幅の広いドラム状プ
ラテンを必要とし、さらにそのドラム状プラテンを回転
させるために大きなステッピングモータを必要とする。
したがって装置が大型になっている。
そこで本発明は、装置の小型化を可能にしたカラー画像
記録装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明のカラー画像記録装置は、記録紙と色を異にする
固体状インク層を周期的に繰返して帯状に形成して成る
インクリボンとを重ね合せ、それらを搬送しながら感熱
記録ヘッドによって記録紙にインクを転写して記録を行
う記録手段と、前記記録手段から排出された記録紙の先
端を捕捉し、該記録紙の先端を前記記録手段の入口側へ
移動し、かつ記録紙の先端を前記記録手段の入口に待機
させる記録紙循環手段と、前記記録手段から排出された
記録紙の先端を除く部分を案内し、かつ収容する記録紙
案内収容手段と、次の色の記録を行うために、前記記録
手段の入口に待機させている記録紙の先端を前記記録手
段へ送給する記録紙供給手段とを備えている。
(作用) 本発明のカラー画像記録装置によれば、記録手段から排
出された記録紙の先端を記、録紙循環手段によって捕捉
し、記録手段の入口側へ搬送し、そこに待機させ、続い
て記録手段から排出された記録紙の先端を除く部分は記
録紙案内収容手段に案内して収容させる。このようにし
て記録が完了すると、前記記録紙の先端は、次の色の記
録を行うために記録紙供給手段によって記録手段へ送給
される。このような動作を必要回数繰返す。
[実施例] 第1図は、本発明に係るカラー画像記録装置としてカラ
ーファクシミリ受信装置を概念的に示したものである。
この装置の筐体は、第1図における手前と奥に側板1.
2(第4図参照)を有している。それらの側板1,2は
、装置筐体内に固定設置され、該側板1,2には、後述
する各種部品が取付けられる。
この装置では、第1図における左方中央部に記録手段1
0が配置され、該記録手段10の右方に記録紙循環手段
20が配置され、さらに該記録紙循環手段20の下方に
記録紙供給手段(第2の記録紙供給手段)30が配置さ
れている。また、この記録装置では、第1図における記
録紙循環手段20の右方に、記録紙案内収容手段50が
配置され、記録手段10と記録紙循環手段20との間の
上方に進路切換手段60が配置され、さらに記録紙案内
収容手段50の下方に記録紙収容手段70が配置されて
いる。また、この記録装置では、記録紙収容手段70と
記録手段10との間に記録紙供給手段(第1の記録紙供
給手段)80が配置され、記録手段10を跨ぐようにし
てインクリボン搬送手段90が配置され、さらに装置筐
体の上部に形成されたトレイ3と進路切換手段60との
間に記録紙排出手段120が配置されている。
記録手段10は、プラテンローラ11と感熱記録ヘッド
12とによって構成されている。プラテンローラ11は
、中心に金属の軸11aを有するゴムローラで、その軸
11aの両端が筐体の側板1.2(第4図参照)のそれ
ぞれに支承され、図示しないステッピングモータによっ
て回転駆動される。また、感熱記録ヘッド12は、所定
の密度(例えば、16pel/mm)で、微小な発熱抵
抗体を記録幅(例えば、A4サイズの場合216mm)
に参目当する数(例えば、3456個)になるように−
列に並べ、それぞれに記録すべき画像情報にしたがって
パルス通電することにより、当接するインクリボンを微
小局部的に昇温させ、該インクリボンに塗布された固体
インク層を溶融して記録紙に転写、可視像を形成させる
機能を有している。
記録紙循環手段20は、感熱記録ヘッド12から排出さ
れる記録紙の先端を捕捉し、その先端を感熱記録ヘッド
12の入口側へ搬送する機能を有するものである。この
記録紙循環手段20は、第2図および第3図に示したよ
うに、側板1,2(第4図参照)に支承され、図示しな
い電磁クラッチを介してステッピングモータによって駆
動される軸21と、該l1l121に固着されたグリッ
プローラ22と、該ローラ22内に配設されたグリッパ
機構23とから成っている。グリッパ機構23は、記録
紙の先端を掴んで保持するもので、一端にグリッパ片2
4aを有するロッド24を軸21に摺動可能に支持させ
るとともに、周囲に圧縮コイルばね25を配装して、ロ
ッド24の他端を該ローラ22の長孔22a内で半径方
向に滑動可能に支持されたビン26に圧接させ、かつ該
ビン26の端部をカムフォロア28を介して側板1゜2
に固設したカム27に当接させて成るものである。
グリッパ片24aはグリップローラ22の周面幅方向に
延び、両端にはブロック24bが固定されている。この
ブロック24bは、グリップローラ22の周面に形成さ
れた凹部22bに嵌入されている。したがって、グリッ
パ片24aはそのブロック24bが凹部22b内に拘束
され回転することはない。上記ビン26は、両端に例え
ば、玉軸受からなるカムフォロア28を有しており、こ
のカムフォロア28を介してカム27の摺動面27aに
当接している。このように構成されたグリッパ機構23
では、第2図に示した状態、すなわち、カムフォロア2
8がカム27の凸部27bに位置している状態で、ピン
26がグリップローラ22の中心方向へ移動されており
、該ピン26によってグリッパ片24aがロッド24を
介してグリップローラ22の周面から離反され、グリッ
パ片24aとグリップローラ22の周面との間に間隙2
9を形成している。ステッピングモータ14によって軸
21が回転されると、グリップローラ22も一体になっ
て矢印方向へ回転する。
すると、カムフォロア28がカム27の摺動面27aか
ら離れ、ピン26をローラ22の中心方向へ押圧してい
る力が解除される。したがって、ロッド24は圧縮コイ
ルばね25の付勢力によってピン26方向に摺動され、
それに伴ってグリッパ片24aはグリップローラ22の
周面に圧接する。さらにグリップローラ22が回転され
ると、カムフォロア28はカム27の摺動面27aに再
び係合する。すると、ピン26は、カムフォロア28を
介してグリップローラ22の中心方向に押込まれ、それ
によってグリッパ片24aはグリップローラ22の周面
から僅かに離れる。すなわち、上記グリッパ機構23を
備えた記録紙循環手段20は、第1図および第2図に示
した位置で、待機し、感熱記録ヘッド12から排出され
る記録紙の先端をグリッパ片24aの首部およびブロッ
ク24bによって受は止めてグリッパ片24aとグリッ
プローラ22の周面との間隙29に収容する。
続いて、グリップローラ22が回転されるとグリッパ片
24aはグリップローラ22の周面方向へ移動し、該グ
リッパ片24aとグリップローラ22の周面とによって
記録紙の先端を圧接・挾持する。このような状態のまま
グリップローラ22は、第1図および第2図の位置から
略半回転し、そこで記録紙先端を解放する。
記録紙供給手段(第2の記録紙供給手段)30は、駆動
ローラ31と前記グリップローラ22と同軸のピンチロ
ーラ32とからなるフィードローラ33を備えている(
第4図)。駆動ローラ31は、その軸34が、第5図に
示したように、基端を側板1,2に回動自在に支持させ
たアーム35の先端に支承されている。そして、このア
ーム35には、電磁アクチュエータ36のプランジャ3
6aと、スプリング37とが配設され、それらによって
駆動ローラ31はピンチローラ32に対して離接される
。また、アーム35を支承する軸38と駆動ローラ31
の軸34には、プーリ39゜40が配設され、それらの
プーリ39.40間には、タイミングベルト41が巻掛
けられている。
そして、駆動ローラ31は、軸38をステッピングモー
タ42で回転し、その動力をプーリ39、タイミングベ
ルト41、プーリ40を介して軸34に伝達させること
によって回転される。
ピンチローラ32は、第4図に示したように軸21のグ
リップローラ22間に配置され、第6図に示したように
、主部32aが軸21に止ネジ43によって固着されて
いる。このピンチローラ32の主部32aには、長孔3
2bが貫設されており、この長孔32b内に前記したピ
ン26が挿通されている。また、このピンチローラ32
の主部32aには、その周面にカラー32cが遊嵌され
ている。そして、カラー32cは、主部32aの両端に
形成した鍔32d、32dによって主部32aからの脱
落が防止されている。上記駆動ローラ31とピンチロー
ラ32は互いに接触しているとき、駆動ローラ31が回
転されると、ピンチローラ32も回転される。しかし、
ピンチローラ32はカラー32cが回転するだけである
記録紙案内収容手段50は、記録手段10から排出され
た記録紙を記録紙循環手段20と協働のもとに、次の色
の記録開始まで、一時的に収容するものである。この記
録紙案内収容手段50は、第1図に示したように、一端
を進路切換手段60の近傍に臨ませ、他端を駆動ローラ
31附近に臨ませ、中間部を記録紙収容手段70に沿っ
て延設させたガイドブレート51を儒えている。このガ
イドブレート51の中間部の略中央は湾曲形成され、そ
こには、多数の孔52が穿設されている。
また、このガイドプレート51の両側端には、側板53
,53が配設されており、該側板53゜53およびガイ
ドプレート51によって空間部Sが形成されている。さ
らに、ガイドプレート51の湾曲した中央の外面には、
送風機54が設置されている。
進路切換手段60は、感熱記録ヘッド12から排出され
た記録紙を上記記録紙循環手段20または後述する記録
排出手段120のいずれか一方に案内するものである。
この進路切換手段60は第1図に示したように、フラッ
パ61を有し、該フラッパ61は側板1,2に支承され
た軸62によって回動自在に支持されている。このフラ
ッパ61には、電磁ソレノイド63のプランジャ63a
が係止されている。そしてプランジャ63aの周囲には
圧縮コイルばね64が配装され、この圧縮コイルばね6
4の付勢力によって、上記したフラッパ61は第1図に
おける二点鎖線で示した状態に位置され、記録紙を記録
紙排出手段120へ案内する。また、電磁ソレノイド6
3を通電・励磁することにより、フラッパ61は実線で
示した位置に動作して、記録紙を記録紙循環手段20へ
案内する。
記録紙収容手段70は、筐体の下部に第1図の右方向か
ら挿入して装填された給紙カセット71を有している。
この給紙カセット71の底部には、単葉記録紙72を積
重ねて載置するプレート73が収容されており、このプ
レート73は、圧縮コイルばね74によって上方へ付勢
されている。
記録紙供給手段(第1の記録紙供給手段)80は、記録
紙72を記録紙収容手段70から記録手段10まで搬送
するもので、第1図に示したように給紙カセット71の
左上方に給紙ローラ81を備え、さらに該給紙ローラ8
1と記録手段10との間に記録紙送給機構82を有して
いる。記録紙送給機構82は、上記第2の記録紙供給手
段30で使用されている駆動ローラ31と、定位置に配
設されたピンチローラ83とによって構成されており、
第5図に示し、たように、電磁ソレノイド36を励磁し
、アーム35を下方に揺動させることによって駆動ロー
ラ31をピンチローラ83に当接させる。したがって、
このような状況下においては、両ローラ31,83間の
記録紙72゛は、記録手段10へ送給される。
インクリボン搬送手段90は、インクリボン91を記録
手段10のプラテンローラ11と感熱記録へラド12の
間を経て搬送させるためのものである。インクリボン9
1は、紙、樹脂などの極く薄いベースフィルムに、面順
次方式によって記録すべき色に対応する着色材を含む熱
溶融性の固体状インク層を、それぞれの色の長さが記録
の最大長と等しいか、あるいは若干長くなるように3色
、例えば第12図に示すようにイエロー、マゼンタ、シ
アンあるいは黒色を加えた4色が帯状に塗分けられたも
のである。そして、該インクリボン91の幅は記録紙7
2の幅と等しいか、またはやや大きめに作られている。
このインクリボン91は、供給ロール92に巻かれてお
り、記録に供された後は巻取ロール93によって巻取ら
れる。
これら供給ロール92と巻取ロール93は、第7図およ
び第8図に示すように、前記した相対する一対の側板1
,2の内側に装填されている。第7図および第8図にお
いて、一対の側板1,2には、各2個の軸94.95と
96.97が植設されており、それらの軸にはリール9
8.99と100゜101が遊嵌されている。これらの
リールのうち側板1の方のリール98.99は、その端
部に1個以上の突起98a、99aを備えており、該突
起98a、99aを供給ロール92および巻取ロール9
3の端面に形成した溝92a、93aに嵌合させ、それ
によって供給ロール92および巻取ロール93をリール
98.99に係止する。また、リール98.99と、前
記した一対の側板1,2との間の軸94,95には、継
手部材102゜103が遊嵌されている。この継手部材
102゜103は、一端に円板102a、103aを備
え、該円板に摩擦板102b、103bを貼設している
。そして、この継手部材102,103は、該継手部材
と、側板1との間に配装させた圧縮コイルばね104,
105によって、第7図および第8図における右方へ付
勢され、摩擦板10’2b。
103bを介してリール98.99を供給ロール92お
よび巻取ロール93に圧接させている。一方、リール’
100,101は、該リールと側板2との間に配装させ
た圧縮コイルばね106゜107によって、第7図およ
び第8図における左方へ付勢され、リール100.1.
01の端面が供給ロール91および巻取ロール92の端
面に圧接されている。さらに、このようなインクリボン
保持手段では、巻取ロール93側の継手部材103に回
転トルク伝達手段、例えばタイミングプーリ108が固
設されている。そして、このタイミングプーリ108は
、側板1,2のいずれかに・取付けられた図示しないス
テッピングモータにタイミングベルトを介して連係され
ている。
このような供給ロール92および巻取ロール93に巻か
れたインクリボン91は、第1図において示す前記した
一対の側板1,2に固設されたガイドバー109に接し
、プラテンローラ11と感熱記録ヘッド12との間を通
り、ガイドバー110に接するように配装される。また
、上記インクリボン搬送手段90は、インクリボン91
の色の境界点を検出するためのインクリボン検出器11
1を備えている。このインクリボン検出器111は、イ
ンクリボン91を挾んで発光素子111aと受光素子1
11bを配設し、それらの素子111a、1llb間に
インクリボン91の帯状に区分けして塗り分けられた各
色の先端が到達したことを検出する。該検出信号は、イ
ンクリボン91の停止位置を決定するためのものである
記録紙排出手段120は、カラー受信記録が完了した記
録紙を装置外部に案内、すなわち装置上部に設けた排紙
トレイ3まで搬送するためのもので、第1図に示したよ
うに、フィードローラ121を有している。フィードロ
ーラ121は、駆動ローラ122とピンチローラ123
の対から成り、該駆動ローラ122の軸122aは図示
しないステッピングモータに連係されており、一方、該
ピンチローラ123の軸123aは、該ピンチローラ1
23が駆動ローラ122に対して圧接するように、軸受
を介して図示しないばね手段により付勢されている。
上記した各手段間には、案内手段130が配設されてい
る。案内手段130は、ガイドブレートによって形成さ
れ、ガイドブレート130 a。
130b、130cは、記録紙72を記録手段10へ供
給する搬送路131,132,133を構成し、ガイド
ブレート130d、130e。
130fは記録手段10から排出された記録紙72を記
録紙案内収容手段50または排紙トレイ3へ搬送する搬
送路134,135を構成している。そして、搬送路1
31,132が会合する部分に形成された搬送路133
には、検出器136が設置されている。この検出器13
6は、搬送路133を挟んで発光素子136aと受光素
子136bを配設し、それらの素子と135 a。
136b間に記録紙72の先端が到達したことを検出す
る。該検出器136は、カラー記録のタイミングをとる
ためのものである。
第9図は、本発明の実施例のカラーファクシミリ受信装
置を動作させるための制御手段140を示したものであ
る。すなわち第9図において、伝送回線を介して遠隔地
に置かれたカラーファクシミリ送信装置との接続を所定
の手順にしたがって制御し、ファクシミリ信号の入力を
行う回線制御部141と、前記ファクシミリ信号を検波
、復調して符号データを得るためのモデム142と、符
号データに基づき操作パネルを含む装置全体の制御を行
うマイクロプロセッサを中心とするシステム制御部14
3と、符号データから所定の方式手順にしたがって記録
すべき画像信号を復元する復号化部144と、画像信号
を色別の記録信号に変換する色変換回路145と、面順
次記録のために前記した色別の記録信号を一時蓄積する
ページメモリ146と、例えばWj調記録のための濃度
パターン変換や感熱記録ヘッドの発熱抵抗体への通電パ
ルス幅の制御などを含む記録制御部147、それにステ
ッピングモータ、電磁ソレノイド、各捕検出器などの制
御を行う機構制御部148および電子回路、感熱記録ヘ
ッド、モータやソレノイドなどの動作に必要な各種の電
圧、電流を供給する電源装置149から構成されている
次に、上記カラーファクシミリ受信装置の作用、動作に
ついて説明する。
先ず、遠隔地に置かれたカラーファクシミリ送信装置か
ら、カラー原稿を走査して得られた画像信号を基に必要
な、例えば色分解や符号化処理および変調などを行った
後、伝送回線を通じて送られる色情報を含むファクシミ
リ信号は、第9図に示すブロック構成の電子回路のシス
テム制御部143の制御のもとに、回線制御部141を
介して受信されてモデム142により復調され、復号化
部144により復号化された後、色変換回路145によ
りシアン、マゼンタ、イエローなどの色別に分解した画
像信号をページメモリ146に蓄積する。そして、シス
テム制御部143よりの制御信号に基づき機構制御部1
48が機能して、インクリボン搬送手段90の図示しな
いステッピングモータを回動させ、前述したように例え
ばイエロー、マゼンタ、シアンの3色に塗り分けられた
インクリボン91を、タイミングプーリ108を介して
ステッピングモータに連結する巻取ロール93に巻取る
べく、ガイドバー109、プラテンローラ11およびガ
イドバー110を経て送給する。このとき、巻取ロール
93は継手部材103によりスリップしながら回転し、
また供給ロール92には同様に継手部材102によりブ
レーキがかかるので、インクリボン91は所定の張力を
保ちつつ送給される。そして、インクリボン検出器11
1が面順次方式により最初に記録するインクリボンの色
の先端、例えばイエローの始まり部分を検出する。この
検出信号はシステム制御部143に送られ、機構制御部
148を介して前記ステッピングモータの回転を止め、
以てインクリボン91の送給を所定位置で一旦停止させ
る。
一方、上記インクリボン91の動作と並行して機構制御
部148は、駆動ローラ31を回転させ、また電磁ソレ
ノイド36を通電・励磁してアーム35の自由端を降下
させ、駆動ローラ31をピンチローラ83に対して圧接
させる。さらに、図示しないステッピングモータがある
方向、例えば反時計回りへ回転を開始し、該ステッピン
グモータに図示しない一方向クラッチを介して連係され
た給紙ローラ81も回転して、記録紙収容手段70の給
紙カセット71に重積して載置された記録紙72の最上
層の1枚を、記録紙とゴム製の給紙ローラ81および記
録紙相互間の摩擦係数の差を利用することにより分離し
て送り出し、搬送路131に導く。さらに搬送路131
に送給された記録紙72の先端は、第10図に示したよ
うに、記録紙供給手段80における駆動ローラ31とピ
ンチローラ83との間を通り、駆動ローラ31によって
搬送路133へ送給される。
このようにしてインクリボン91と記録紙72は同時に
送給されるが、記録紙72の先端は、記録手段10に到
達する以前に、検出器136によって検出される。この
検出信号は、システム制御部143に送られタイマ手段
により計時を開始するとともにインクリボン搬送手段9
0のステッピングモータを回動させ、インクリボン91
を始動させる。記録紙72は送給を継続しながら、先端
が回転するプラテンローラ11と給送されているインク
リボン91の間に進入、挟持される。その際、インクリ
ボン91のイエロー色の先端と記録紙72の先端とは一
致して重なる。そして、前記タイマ手段による計時を開
始してから所定時間経た後、すなわち該インクリボン9
1のイエロー色の先端および記録紙72の先端が感熱記
録ヘッド12の記録位置である発熱抵抗体列の真上ない
し、僅かに行き過ぎたところに到達すると、前記したシ
ステム制御部143の制御のもとで、ページメモリ14
6に蓄積されている3色に分解された画像信号のうち、
先ずイエロー色に相当する画像信号が読出されて感熱記
録ヘッド12に送られる。該画像信号は、感熱記録ヘッ
ド12に搭載されたドライバにより増幅され発熱抵抗体
に通電、ジュール熱を発生してインクリボン91を局部
的に加熱、それに塗布されているイエロー色の固体イン
ク層を溶融し、圧接する記録紙72に転写されて先ずイ
エロー色の画像のドツト状記録が行われる。記録紙72
とインクリボン91は、密着してずれが生じないように
プラテンローラ11によって、走査ピッチ毎に前述した
ように記録が順次行われながら送給される。イエロー色
の記録が終って、なおも密着したままの記録紙72とイ
ンクリボン91は、そのまま送られガイドバー110に
到達する。ここで、インクリボン91はそこで第1図に
示すように急回転させられるが、記録紙はその剛性によ
り直進しようとしインクリボン91から剥離する。剥離
した記録紙72は進路切換手段60のフラッパ61に案
内されて、図における右方、すなわち記録紙循環手段2
0のグリッパ片24aが開いて待機するグリップローラ
22に進入する。引続きイエロー色の記録が進行してプ
ラテンローラ11により送給された記録紙72は、やが
てその先端がグリッパ片24aおよびブロック24bの
底部に衝突する。
以下、本発明の要旨である面順次方式によるカラー記録
の仕組みの詳細を第11図を用いて説明する。
第11図において、72は記録紙、91はインクリボン
、11はプラテンローラ、12は感熱記録ヘッド、22
はグリップローラ、24aはグリッパ片、そして31は
駆動ローラである。第11図(a)において、記録紙7
2はなおも送給され、記録紙72がたわんで僅かに膨ら
んだ状態、すなわち記録紙72の先端が完全にグリッパ
片24aおよびブロック24bの底部に衝突し、進行方
向に対して直角になるようにその姿勢を整えると、グリ
ップローラ22の軸21に取付けられた図示しない電磁
クラッチが動作し、グリップローラ22がプラテンロー
ラ11とその円周速度を等しくして回転を始める。する
と、前述した第2図におけるように、それまでカム27
によってカムフォロア28とロッド24を介しグリップ
ローラ22の中心方向に押され、以てグリッパ片24a
を開かせていたビン26が、カムフォロア28がカム2
7の凸部27bからはずれることによって圧縮コイルば
ね25の作用で復帰し、それにょってグリッパ片24a
が閉じて記録紙72の先端を掴んで保持する。そして、
グリップローラ22は記録紙72の先端を保持したまま
回転を続け、第11図(b)に示すようにほぼ半回転近
く回転したところで停止する。その後、電磁ソレノイド
36の励磁は断たれ、駆動ローラ31は引張バネ37の
付勢力によってグリップローラ22と同軸のピンチロー
ラ32に当接し、該ピンチローラ32と駆動ローラ31
とによって記録紙72の先端部を挟圧する。その間に駆
動ローラ31は停止される。しかし、イエロー色の記録
はなおも進行し、記録紙72はプラテンローラ11によ
って順々に送られるので、第11図(C)に示すように
記録紙72は案内収容手段50のガイドプレート51に
沿って空間部S内で右方に大きく膨らむ。
記録紙72が適度に膨らんだとき、送風機54を作動す
る。すると、空間部S内の空気は外部に排出され、それ
によって生じる負圧で記録紙72をガイドブレート51
に引寄せる。イエロー色の記録が終りに近づき、記録紙
72の終端が記録手段10の入口付近に到達したところ
で、第11図(d)に示すように駆動ローラ31とグリ
ップローラ22を再び回転させる。すると、グリップロ
ーラ22では、グリッパ片24aの上述した記録紙72
の先端を掴んで保持するのと逆の動作、すなわち第2図
におけるカム27の摺動面27aにカムフォロア28が
乗り上げ、ピン26を介してグリッパ片24aが開く。
グリップローラ22を引続き回転させることによって、
記録紙72の先端を完全に開放する。その間に記録紙7
2は、駆動ローラ31によって搬送され、そして、第1
1図(e)に示すように先端が、第1図について前記し
たように回転するプラテンローラ11と給送されている
インクリボン91の間に進入する。ここで、インクリボ
ン91の各色の長さを、記録紙の長さにほぼ等しくなる
ように設定しておけば、次に記録すべき色、例えばマゼ
ンタ色の先端と記録紙72の先端とは一致して重なる。
がくしで、該インクリボン91のマゼンタ色の先端およ
び記録紙72の先端が感熱記録ヘッド12の記録位置で
ある発熱抵抗体列の真上ないし僅かに行き過ぎたところ
に到達すると、前記したシステム制御部143の制御の
下にて、ページメモリ146に蓄積された3色に分解さ
れた画像信号のうち、今度はマゼンダ色に相当する画像
信号が読出され感熱記録ヘッド12に送られる。そして
、該感熱記録ヘッド12に搭載されたドライバにより発
熱抵抗体に通電、ジュール熱を発生してインクリボン9
1を加熱、それに塗布されているマゼンタ色の固体イン
ク層を溶融し、圧接する記録紙72に転写されてマゼン
タ色画像のドツト状記録が行われる。
以下、イエロー色記録の場合と同じプロセスで、既に記
録が終了しているイエロー色の画像の上に重ねてマゼン
タ色の記録が行われる。
このようにして順次インクリボン91の各色を重ねなが
らカラー画像の記録を行って、記録すべき最後の色、例
えばシアン色の記録が感熱記録ヘッド12によって開始
されると、機構制御部148は進路切換手段60の電磁
ソレノイド63を消磁し、フラッパ61を第1図におけ
る二点鎖線で示す位置に復帰させ、グリップローラ22
への方向を閉塞し、記録紙排出手段120の搬送路13
3への方向を開放する。また同時に、記録紙排出手段1
20の図示しないステッピングモータによってそれに連
係する駆動ローラ122が回転を開始し、二組のフィー
ドローラ121が動作する。然して、記録すべき最後の
色、例えばシアン色の記録が完了した記録紙72は、イ
ンクリボン91と密着したまま送給されガイドバー11
0に到達する。ここで、前記したようにインクリボン9
1が急転回させられるので、記録紙72の先端はその剛
性により直進しようとしてインクリボン91から剥離す
る。かくして、剥離して完全なカラーの受信記録画像が
完成した記録紙72の先端は、進路切換手段60のフラ
ッパ61により案内されて、第11図(f)に示すよう
に、搬送路134に進入する。その後記録紙72は、フ
ィードローラ121により装置上部に設けた排紙トレイ
3の上に排出、載置する。機構制御部148は1頁の受
信記録が終ると、記録手段10およびインクリボン搬送
手段90の図示しないステッピングモータも回転を停止
し、以てプラテンローラ11の回転動作も停止するとと
もに、インクリボン91の送給も停まる。一方、記録紙
72の終端が前記フィードローラ121を通過し、カラ
ーの受信記録画像が表面に形成された記録紙72が排紙
トレイ3の上に完全に排出され終ると、前記記録紙排出
手段120の図示しないステッピングモータの回転も停
止する。
以上で、カラーファクシミリ通信における1通りの受信
記録動作が全て完了し、カラー原稿と同じ受信画像か得
られることになる。
カラー記録における減法混色の原理については、公知の
技術であり説明は省略するが、インクリボンの固体イン
ク層の色としてイエロー、マゼンタ、シアンの3色を用
いる場合、記録紙の地色である白色を加えて8色が再現
記録できることは良く知られている。さらに、濃度パタ
ーン法などの疑似中間調記録方式を用いて階調記録を行
えば、前記3色のインクリボンでも非常に多くの色が再
現可能であり、例えば発熱体素子の密度が16 pel
 /muの感熱記録ヘッドを用いて、4×4のドツトマ
トリクスでディザ法による階調記録を行う場合、4画素
/m11の解像度で4096色の記録が可能となる。そ
して、本発明の詳細な説明したカラーファクシミリ受信
記録装置には、上記した何れのカラー記録法の場合にも
好ましく適用できることは言うまでもなく、かつカラー
ファクシミリ以外の記録装置、例えばカラー複写機やカ
ラープリンタにも同様に適用できる。
また、減法混色法によらない多色の記録法、例えば赤と
黒の2色ファクシミリに帯状に塗り分けられたインクリ
ボンを用いて2色の記録を行うようにした多色ファクシ
ミリなどにも、本発明を好ましく適用できることは当然
である。
なお、上記実施例の記録手段10におけるグリップロー
ラ22のグリッパ機構23では、グリッパ片24aによ
る記録紙先端の保持および開放動作を、圧縮コイルばね
25とカム27の組合わせによって行うようにしている
が、他の手段、例えば電磁ソレノイドを用いても好適に
実現でき、実施例に限定されるものではない。
さらにまた、記録手段10における進路切換手段50の
フラッパ51は、電磁ソレノイド54を励磁することに
より記録紙の進行を記録紙循環手段20への方向を開放
し、記録紙排出手段120への方向を閉塞するようにし
たが、実施例に示した上記と逆の方法、すなわち電磁ソ
レノイド54を励磁することにより記録紙排出手段12
0への方向を開放し、記録紙循環手段20への方向を閉
塞するようにしてもよい。
さらに、記録紙は本実施例のような予め規定寸法に裁断
された単葉記録紙のみならず、上記と同じような考えで
ロール状の記録紙も使用することができる。すなわち、
記録紙供給手段80の搬送路131の途中にオートカッ
タなどの記録紙切断手段を設け、システム制御部143
の指令で機構制御部148を介して記録紙が送信原稿と
同一サイズになるように該記録紙切断手段を動作させれ
ばよい。
また、本実施例の感熱記録ヘッドではライン走査形を用
い、電子的に走査記録を行うようにしたが、フライング
形感熱記録ヘッドを用いて記録紙を横切って機械的に走
査記録を行うようにしたカラー記録装置、例えばカラー
プリンタなどにも本発明は好ましく適用できる。
[発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明を適用した感熱転写
記録の面順次方式によるカラー画像記録では、1色の記
録が終了するごとに記録紙の先端を捕捉し、該記録紙の
先端を感熱記録ヘッドの入口側に移動してそこに待機保
持させるとともに、記録紙の先端以外は自由にたるませ
、記録紙の後端の記録が終了するのと所定のタイミング
をとりながら、記録紙先端の保持動作を解除するととも
に、記録紙をインクリボンと重ね合せて感熱記録ヘッド
とプラテンローラに挟圧して、次の色の記録を行うよう
にしている。
したがって、従来例について述べた1色の記録の度ごと
の記録紙の往復運動に要する無駄な時間を極めて小さく
でき、よって高速にカラー記録が行えるという優れた利
点がある。
さらに、従来例における記録紙の往復動作の際に該記録
紙を一時的に収容する長いスペースは、本発明を適用す
れば不要となり、装置の小型化の点で有利となる。
また、感熱記録ヘッドのプラテンローラに対する離隔制
御は行わず、常時圧接したままにすることも可能である
。そして、このために従来例のようにインクリボンが記
録紙と一緒に戻されたり、あるいはインクリボンとの無
理な摺擦により記録紙表面に汚れか発生して画品質を損
なうといったようなこともなく、よって装置の簡略化が
可能になる。
さらに、記録紙の先端は記録を開始してからは、その行
程の大部分を記録紙循環手段によって保持されており、
自由になる期間が少ないので記録紙のスキニーおよび行
程の累積誤差を小さくできるので、従来例に示した記録
紙の往復運動による方式に比べて極めて色ずれが小さく
なり、高品質のカラー画像が得られるという利点がある
さらにまた、カラー記録の際には記録紙の先端のみを保
持し、それ以外を拘束せずに自然にたるませるようにし
たので、記録紙循環のための搬送路等の構造物を必要と
せず、高機能な装置を小型に構成できる利点がある。加
えて、インクリボンの送給を感熱記録ヘッドのプラテン
ローラに対して独立に行うようにすることもできるので
、任意のサイズの記録紙を使用することが可能になる。
そして、オートカッタなどの記録紙切断手段を用いれば
、常に送信原稿と同一サイズのカラー受信画像を得るこ
とができるという優れた特長がある。
一方、小径のプラテンローラにより記録を行えるので、
記録紙を循環させるということでは本発明と同じ従来例
のドラムプラテン方式のように、特殊な形状の感熱記録
ヘッドを必要とすることはなく、さらに周長が記録紙の
長さ以上に必要である大径のドラム状プラテンは不要と
なり、装置を小型、安価に構成できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカラーファクシミリ受信装置の構
成を概念的に示した断面図、第2図はその装置の記録紙
循環手段を示した一部断面側面図、第3図はその記録紙
循環手段の縦断面図、第4図はその記録紙循環手段のグ
リップローラと該記録紙供給手段の駆動ローラおよびピ
ンチローラとの配置態様を示した平面図、第5図は第1
の記録紙供給手段および第2の記録紙供給手段を概念的
に示した断面図、第6図は第4図におけるピンチローラ
の縦断面図、第7図はインクリボンの供給ロールを保持
する構造を示した断面図、第8図はインクリボンの巻取
ロールを保持する構造を示した断面図、第9図は本発明
に係るカラーファクシミリ受信装置の制御系を示したブ
ロック図、第10図は、記録紙が記録手段へ供給される
状態を示したカラーファクシミリ受信装置の概念的な断
面図、第11図は本発明によるカラー記録の各過程を概
略的に示す断面図、第12図は従来から採用されている
カラー記録用インクリボンの一部を示した平面図、第1
3図および第14図は従来のカラー記録方式を示した概
念図である。 1.2・・・側板、3・・・排紙トレイ、10・・・記
録手段、11・・・プラテンローラ、12・・・感熱記
nヘッド、20・・・記録紙循環手段、21・・・軸、
22・・・グリップローラ、23・・・グリッパ機構、
24a・・・グリッパ片、27・・・カム、30・・・
第2の記録紙供給手段、31・・・駆動ローラ、32・
・・ピンチローラ、33・・・フィードローラ、50・
・・記録紙案内収容手段、51・・・ガイドプレート、
52・・・孔、53・・・側板、54・・・送風機、6
0・・・進路切換手段、61・・・フラッパ、70・・
・記録紙収容手段、71・・・給紙カセット、72・・
・記録紙、80・・・第1の記録紙供給手段、81・・
・給紙ローラ、90・・・インクリボン搬送手段、91
・・・インクリボン、92・・・供給ロール、93・・
・巻取ロール、11・・・インクリボン検出器、120
・・・記録紙排出手段、121・・・フィードローラ、
130・・・案内手段、131,132,133゜13
4.135・・・搬送路、140・・・ファクシミリ制
御手段。 第2図 第3図 第5図 第6図 第7図 第8図 第10図   tυ (a) (b) 第11図 (C) (d) 第11図 (e) 第12図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録紙と色を異にする固体状インク層を周期的に
    繰返して帯状に形成して成るインクリボンとを重ね合せ
    、それらを搬送しながら感熱記録ヘッドによって記録紙
    にインクを転写して記録を行う記録手段と、前記記録手
    段から排出された記録紙の先端を捕捉し、該記録紙の先
    端を前記記録手段の入口側へ移動し、かつ記録紙の先端
    を前記記録手段の入口に待機させる記録紙循環手段と、
    前記記録手段から排出された記録紙の先端を除く部分を
    案内し、かつ収容する記録紙案内収容手段と、次の色の
    記録を行うために、前記記録手段の入口に待機させてい
    る記録紙の先端を前記記録手段へ送給する記録紙供給手
    段とを備えたことを特徴とするカラー画像記録装置。
  2. (2)前記記録手段と前記記録紙循環手段と前記記録紙
    案内収容手段とを略水平方向に配置したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第(1)項記載のカラー画像記録装置
JP61137993A 1986-06-13 1986-06-13 カラ−画像記録装置 Pending JPS62294571A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02286273A (ja) * 1989-04-27 1990-11-26 Victor Co Of Japan Ltd 熱転写型プリンタ
JPH0374954U (ja) * 1989-11-24 1991-07-26
US5570961A (en) * 1993-05-31 1996-11-05 Victor Company Of Japan, Ltd. Color printer feeding mechanism

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