JPH09183244A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH09183244A
JPH09183244A JP35255895A JP35255895A JPH09183244A JP H09183244 A JPH09183244 A JP H09183244A JP 35255895 A JP35255895 A JP 35255895A JP 35255895 A JP35255895 A JP 35255895A JP H09183244 A JPH09183244 A JP H09183244A
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博 勝野
Masaru Higuchi
賢 樋口
Yasushi Hiruumi
靖志 蛭海
Ryuichi Tagawa
竜一 田川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はプリンタ装置に関し、簡易な構成で印
刷時間を短縮し得ると共に、装置を小型化し得るように
する。 【解決手段】イエロー、マゼンタ、シアンのインクが面
順次に付着され、かつ各インク面積が印刷面積よりも小
さいインクリボン(28)と、インクリボンのインクを
用紙に熱転写する3つのヘツド(31〜33)と、用紙
を所定速度で搬送する用紙搬送手段(26、27)と、
用紙の搬送速度よりも遅い速度でインクリボンを送るイ
ンクリボン送り手段(29、30)と、各色のインクを
用紙に対して所定時間ずれて並列的に印刷するように3
つのヘツドと用紙搬送手段とインクリボン送り手段とを
制御する制御手段とを備えるようにしたことにより、印
刷時間を容易に短縮することができると共に、装置全体
の大きさを容易に小型化し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 発明の属する技術分野 従来の技術(図31及び図32) 発明が解決しようとする課題(図33) 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)カラープリンタ装置の全体構成(図1〜図6) (2)インクリボンの構成(図7) (3)用紙搬送及び印画動作(図8〜図18) (4)各ヘツドの位置決め(図19〜図24) (5)印画制御(図25〜図29) (6)インクリボンの送り出し制御(図30) (7)動作及び効果 (8)他の実施例 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ装置に関
し、例えば昇華型のインクリボンを用いてカラー印刷す
るカラープリンタ装置に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のカラープリンタ装置にお
いては、用紙に対してイエロー、マゼンタ、シアンのイ
ンクを必要に応じて熱転写することにより減色混合の原
理を適用し、これによつて所望のカラー画像を印刷する
ようになされている。すなわち図31に示すように、こ
の種のカラープリンタ装置1においては、まず給紙側の
キヤプスタン2によつて用紙3をドラム4に沿つて搬送
し、用紙3の先頭を排紙側のキヤプスタン7まで到達さ
せる。このとき用紙3をインクリボン5とドラム4との
間に介挿する。そして熱転写型のヘツド6をドラム4の
方向に押し当ててインクリボン5のイエローのインク部
分と用紙3とを当接させ、用紙3とインクリボン5とを
一緒に送りながらヘツド6から熱を発生させることによ
り、まずインクリボン5に付着されたイエローのインク
を昇華して用紙3にイエローの画像を印刷する。
【0004】この処理が終了すると、カラープリンタ装
置1は用紙3を逆方向に搬送し、当該用紙3を再び印刷
開始位置まで戻す。そして今度は用紙3とインクリボン
5のマゼンタのインク部分を当接させ、当該用紙3とイ
ンクリボン5とを一緒に送りながらヘツド6から熱を発
生することにより、マゼンタのインクを昇華して用紙3
にマゼンタの画像を印刷する。この処理が終了すると、
再びカラープリンタ装置1は用紙3を逆方向に搬送し、
当該用紙3を印刷開始位置に戻す。そして今度は用紙3
とインクリボン5のシアンのインク部分を当接させ、当
該用紙3とインクリボン5とを一緒に送りながらヘツド
6から熱を発生することにより、シアンのインクを昇華
して用紙3にシアンの画像を印刷する。
【0005】このようにしてカラープリンタ装置1で
は、イエロー、マゼンタ、シアンの3色のインクを3回
に分けて順番に印刷することによりイエロー、マゼン
タ、シアンを減色混合し、これによつて所望色のカラー
画像を印刷する。印刷が終了した用紙3はキヤプスタン
7によつて搬送され、ユーザから見えるように印刷面を
上に向けて排出口(図示せず)から排出される。
【0006】因みに、このようなカラープリンタ装置1
では、図32に示すようなインクリボン5が用いられて
いる。すなわちイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シア
ン(C)の3色のインクがベースフイルム8上に面順次
に付着させられたものである。この場合、各インクの面
積は用紙3の大きさに対応しており、例えば用紙3の大
きさがA4サイズのものであれば、A4サイズにほぼ一
致した大きさになつている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
カラープリンタ装置1においては、印刷工程を3つに分
け、1つのヘツド6によつて3色のインクを時間的に順
番に印刷するため、印刷終了までに時間が係るといつた
問題がある。
【0008】この問題を解決するため、従来、図33に
示すようなカラープリンタ装置10が考え出されてい
る。このカラープリンタ装置10は、イエロー、マゼン
タ、シアンのインクに対してそれぞれ別々のヘツド11
〜13を設け、用紙3をドラム4に沿つて搬送する間に
イエロー、マゼンタ、シアンのインクを若干時間的にず
らしながら並列的に印刷し、これによつて印刷時間を短
縮しようとするものである。
【0009】ところでこのようなカラープリンタ装置1
0では、3色を並列的に印刷するため印刷時間が短くな
るといつた特徴があるが、その反面、インクリボン送り
制御機構14〜17が複雑になり、その結果、装置全体
が大型化してしまうといつた不都合があり、解決策とし
ては未だ不十分なところがある。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易な構成で印刷時間を短縮し得ると共に、装置を
小型化し得るプリンタ装置を提案しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、イエロー、マゼンタ、シアンのイ
ンクが面順次に付着され、かつ各インク面積が印刷面積
よりも小さいインクリボンと、インクリボンに対して上
げ下げ可能に配置され、かつインクリボンに付着された
各色のインクを印刷対象の用紙に対して熱転写する各色
に対応した3つのヘツドと、用紙をインクリボンに当接
させながら3つのヘツドの並びに沿つて所定速度で搬送
する用紙搬送手段と、用紙の搬送速度よりも遅い速度で
インクリボンを3つのヘツドの並びに沿つて送るインク
リボン送り手段と、イエロー、マゼンタ、シアンのイン
クを用紙に対して所定時間ずれて並列的に印刷するよう
に3つのヘツドと用紙搬送手段とインクリボン送り手段
とを制御する制御手段とをプリンタ装置として備えるよ
うにした。
【0012】このように各色に対応した3つのヘツドに
よつて並列的に印刷するようにしたことにより、従来の
ように印刷工程を3つに分けて各色を時間的に順番に印
刷する場合に比して印刷時間を短縮することができる。
またこの場合には、印刷面積に対してインク面積が小さ
いインクリボンを使用するようにしたことにより、用紙
の搬送速度に対してインクリボンの送り速度を遅くする
だけで容易に3色を並列的に印刷することができ、従来
のようにインクリボンの送り手段が複雑になることはな
い。このため装置全体の大きさを小型化し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施例を詳述する。
【0014】(1)カラープリンタ装置の全体構成 図1において、20は全体として本発明を適用したカラ
ープリンタ装置を示し、イエロー、マゼンタ、シアンの
3色のインクを用紙に対して熱転写することにより減色
混合の原理を適用し、これによつて所望のカラー画像を
印刷するようになされている。まずカラープリンタ装置
20においては、用紙トレイ21内に載置された用紙を
本体22内部に設けられた給紙ローラによつて取り出
し、プリンタ部23に供給する。プリンタ部23は例え
ばコンピユータ装置(図示せず)から供給された画像信
号に応じて用紙にカラー印刷を行う。印刷が終了した用
紙は搬送され、印刷面がユーザに見えるような向きで排
出口24から排出される。
【0015】ここで本体22内部に設けられたプリンタ
部23を図2に示す。プリンタ部23の中心にはドラム
25が設けられており、用紙トレイ21から供給された
用紙はこのドラム25の外周に沿つて搬送される。この
場合、用紙の搬送手段としては2つの搬送機構が設けら
れている。1つは、ドラム25のほぼ中心に軸26Aに
よつて回動自在に取り付けられたチヤツクアーム26B
とその先端に設けられたチヤツク(図示せず)とでなる
チヤツク機構26であり、もう1つは排出口24側に設
けられている回転ローラでなるキヤプスタン機構27で
ある。
【0016】チヤツク機構26は、供給された用紙の先
頭をチヤツクによつて上下から挟み込んで保持し、この
状態でチヤツクアーム26Bを軸26Aを中心に上側に
回転させることにより用紙をドラム25の外周に沿つて
牽引して搬送する。その後、用紙の先端側がキヤプスタ
ン機構27に到達すると、チヤツク機構26が用紙を放
し、今度はキヤプスタン機構27が用紙を巻き込んで当
該用紙を搬送する。このようにしてこのプリンタ部23
では、チヤツク機構26とキヤプスタン機構27の2つ
の搬送機構により用紙をドラム25の外周に沿つて搬送
する。
【0017】イエロー、マゼンタ、シアンの3色のイン
クが付着されたインクリボン28は、一端が供給側スプ
ール29に巻回され、他端が巻き取り側スプール30に
巻回されており、リボン部分が用紙に対して外側から当
接するようにドラム25の外周に沿つて配置されてい
る。またドラム25の外周にはイエロー、マゼンタ、シ
アンの各色を印刷するためのヘツド31〜33が設けら
れている。これらのヘツド31〜33はドラム25に対
してヘツドダウン及びヘツドアツプできるようになされ
ており、印刷時には各ヘツド31〜33を下げ、印刷を
行わないときには各ヘツド31〜33を上げるようにな
されている。なお、各ヘツド31〜33をヘツドアツプ
するときには、チヤツクアーム26Bの先端のチヤツク
部分が当該各ヘツド31〜33とドラム25との間を通
過し得る程度に持ち上げる。
【0018】このプリンタ部23ではこの3つのヘツド
31〜33を使用してインクリボン28に付着された3
色のインクを並列的に印刷する。これによりこのプリン
タ部23では、印刷終了までに係る時間を短縮すること
ができる。なお、この図2においては特に図示していな
が、プリンタ部23には後述するような印画制御部が設
けられており、この印画制御部によつて各駆動部をコン
トロールすることにより印刷を行うようになされてい
る。
【0019】ここでドラム25を中心としたインクリボ
ン28と各ヘツド31〜33の位置関係を図3を用いて
説明する。この図3に示すように、イエロー用のヘツド
(以下、これを略してイエローヘツドと呼ぶ)31はヘ
ツドダウンしたときにドラム25の中心を通る垂直線に
対してほぼ70°の位置にくるように配置され、マゼン
タ用のヘツド(以下、これを略してマゼンタヘツドと呼
ぶ)32はヘツドダウンしたときに垂直線に対してほぼ
140°の位置にくるように配置され、シアン用のヘツ
ド(以下、これを略してシアンヘツドと呼ぶ)33はヘ
ツドダウンしたときに垂直線に対してほぼ210°の位
置にくるように配置されている。また各ヘツド31〜3
3と対向するドラム25上の位置には軸によつて回動自
在に取り付けられたゴム製のプラテンローラ34〜36
が設けられている。
【0020】インクリボン28は、この図3から分かる
ように、ドラム25の外周のうちプラテンローラ34か
らプラテンローラ36までの範囲を覆うように配置され
ており、搬送されてくる用紙と各ヘツド31〜33との
間に介挿される。このインクリボン28は、印刷時、供
給側スプール29から送り出され、反対側にある巻き取
り側スプール30によつて順次巻き取られて行く。その
際のインクリボン28の送り出し速度は、用紙の搬送速
度に対してほぼ15分の1に設定されている。因みに、
インクリボン28の供給量は供給側スプール29によつ
て制御するようになされており、インクリボン28のテ
ンシヨンは巻き取り側スプール30によつて制御するよ
うになされている。
【0021】上述したように用紙の搬送手段としては、
搬送のほぼ前半を受け持つチヤツク機構26と搬送のほ
ぼ後半を受け持つキヤプスタン機構27との2つがあ
る。キヤプスタン機構27はキヤプスタンモータ(図示
せず)によつて回転させられるキヤプスタン27Aと当
該キヤプスタン27Aに対して所定の圧力を持つて当接
するピンチローラ27Bとによつて構成されており、搬
送時、チヤツク機構26から受け渡された用紙を挟み込
みながら排出方向に順次回転することにより当該用紙を
搬送し、順次排紙トレー37に排出する。
【0022】一方、チヤツク機構26を構成するチヤツ
クアーム26Bの先端には、当該チヤツクアーム26B
に対して偏心を持つて回動し得るように取り付けられた
コマ26Cと、当該コマ26Cの受け台となるベース2
6Dとでなるチヤツクが設けられており、搬送時、コマ
26Cが図中右方向に回転することにより、給紙ローラ
38によつて給紙トレー39から搬送されてきた用紙の
先端部分をコマ26Cとベース26Dとによつて挟み込
んで保持する(因みに、コマ26Cはバネの付勢力によ
つて挟み込み保持力を得るようになされている)。この
状態でチヤツクアーム26Bをプラテンローラ36の方
向に回転させることにより、チヤツク機構26は用紙を
キヤプスタン機構27まで牽引しながら搬送する。
【0023】因みに、図4に示すように、コマ26Cの
外周は用紙40の搬送方向(図中矢印a)に対して径が
大きくなるように形成されており、給紙ローラ38によ
つて用紙40にバツクテンシヨンをかけると(すなわち
矢印aで示す方向と逆方向に力を加えると)、ゴムコー
トされた外周表面と用紙40との摩擦力によつてコマ2
6Cが当該用紙40に引きずられ、矢印bで示す方向に
さらに回転する。これにより挟み込み保持力が強化さ
れ、確実に用紙40を挟み込み保持し得る。また逆にキ
ヤプスタン機構27に用紙40を渡して当該キヤプスタ
ン機構27が用紙40を巻き込むと、用紙40と外周表
面との摩擦力によつてコマ26Cが当該用紙40に引き
ずられて矢印bで示す方向と逆方向に回転し、これによ
り挟み込み保持力を弱めるようになつている。このよう
にしてチヤツク機構26は用紙40のテンシヨンバラン
スによつて挟み込み保持力(いわゆるチヤツク力)をコ
ントロールし得るようになされている。
【0024】また図5に示すように、チヤツクアーム2
6Bが最下点に来たとき(以下、この状態をホームポジ
シヨンと呼ぶ)、コマ26Cの外側位置に取り付けられ
た開閉用金具26Eが筐体に取り付けられたL字型金具
41に押し当てられることにより、当該開閉用金具26
Eが矢印cで示す方向に回転する。これによりコマ26
Cの軸26CAと一体に取り付けられた開閉用金具26
Fのピン26Gが矢印cに示す方向に力を受け、その結
果、開閉用金具26Fと共にコマ26Cが矢印cで示す
方向に回転し、コマ26Cがベース26Dに対して開
く。これによりコマ26Cとベース26Dとの間に隙間
が空き、用紙40が入り込めるようになつている。
【0025】また図6に示すように、チヤツクアーム2
6Bが上側位置にきたとき(すなわち用紙40をキヤプ
スタン機構27に受け渡すとき)、開閉用金具26Eの
先端が筐体に取り付けられた金具48に押し当てられる
ことにより、当該開閉用金具26Eが矢印dで示す方向
に回転する。これによりコマ26Cの軸26CAと一体
に取り付けられた開閉用金具26Fのピン26Gが矢印
cで示す方向に力を受け、その結果、開閉用金具26F
と共にコマ26Cが矢印cで示す方向に回転し、コマ2
6Cがベース26Dに対して開く。これによりコマ26
Cとベース26Dとの間に隙間が空いて用紙40を開放
するようになされている。
【0026】(2)インクリボンの構成 ここでインクリボン28について説明する。このカラー
プリンタ装置20では、図7に示すようなインクリボン
28が用いられている。すなわちイエロー(Y)、マゼ
ンタ(M)、シアン(C)の3色のインクがベースフイ
ルム28A上に面順次に付着させられたものである。こ
の場合、各インクの面積は従来のように用紙40の大き
さに対応しておらず、用紙40よりも小さいもとなつて
いる。例えば用紙40の大きさがA4サイズ( 297〔m
m〕× 210〔mm〕)のものであれば、図7に示すように
各インクの面積は約23〔mm〕× 210〔mm〕になつてお
り、長手方向が約15分の1に圧縮されている。このた
め上述したように用紙40の搬送速度に対してインクリ
ボン28の送り出し速度を15分の1に設定し、長さの
短いインクリボン28であつてもA4サイズの用紙40
を印刷し得るようになされている。
【0027】なお、用紙40とインクリボン28の速度
関係を上述のようにすると、実際に使用されるインクリ
ボン28の長さは、計算上約20〔mm〕となる。またこの
場合には、インク部分の長さが短い分、各色のインクを
高密度に付着することによつて実際の紙の大きさに対応
し得るようにしている。
【0028】またインクリボン28を実際に使用する長
さが約20〔mm〕であること、そして各インクの長さが約
23〔mm〕であること、この2つの点を考慮してこのカラ
ープリンタ装置20では、上述したように各ヘツド(3
1〜33)の間隔を70°に設定し、印刷時のヘツド間
隔長として25〔mm〕を確保している。またこのカラープ
リンタ装置20では、このインクリボン28の色並びに
合わせて下から順にイエロー、マゼンタ、シアンのヘツ
ド(31〜33)を配置している。因みに、このインク
リボン28は、印刷時、図中矢印eで示す方向に送り出
されて行く。また図中網線のところがリボン頭出し用マ
ーキングであり、この部分をリボンセンサによつて検出
して位置合わせを行うようになつている。
【0029】(3)用紙搬送及び印画動作 ここで用紙40の搬送動作及び当該用紙40に対する印
画動作について説明する。まず図8に示すように、チヤ
ツクアーム26Bが最下点にきているホームポジシヨン
状態(いわゆる印画準備状態)では、イエローヘツド3
1、マゼンタヘツド32、シアンヘツド33の各ヘツド
は持ち上げられた状態になつている。またチヤツクアー
ム26Bに取り付けられた開閉用金具26Eが筐体に取
り付けられたL字型金具41に押し当てられることによ
り、コマ26Cがベース26Dに対して開いた状態にな
つている。
【0030】またこのとき用紙ガイド45によつてイン
クリボン28がドラム25に対して若干持ち上げられる
ようになされている。このようにする理由は、給紙時に
用紙40の先端がインクリボン28とドラム25との間
に入りやすくするためである。なお、この用紙ガイド4
5は、図9に示すように、用紙搬送時、筐体に設けられ
たガイド46に沿つて摺動し、インクリボン28のうち
用紙40の先頭付近を常に持ち上げる。これにより用紙
搬送中、常に用紙40がインクリボン28とドラム25
との間に入りやすくなつている。
【0031】次に図10に示すように、用紙40を給紙
する場合には、まず給紙ローラ38がそれぞれ矢印f及
びgに示す方向に回転することにより用紙40を巻き込
み、そして矢印hに示す方向に当該用紙40を順次押し
出して行く。このとき用紙40は給紙トレー40によつ
て下から支えられ、当該給紙トレー40上を矢印hで示
す方向に順次移動して行く。これにより用紙40の先頭
がチヤツク機構26のコマ26Cとベース26Dとの間
に入り込む。なお、このとき用紙40の給紙状態を給紙
センサ47によつて監視している。その監視結果は、後
述する印画制御部に取り込まれ、各部の制御動作に利用
される。
【0032】このようにして用紙40の先頭がコマ26
Cとベース26Dの間に入り込むと、図11に示すよう
に、チヤツキング動作を行つて用紙40を挟み込み保持
する。この場合、まずチヤツクアーム26Bを矢印iに
示す方向に若干回転させる。これにより開閉用金具26
EがL字型金具41から離れ、バネの付勢力によつてコ
マ26Cが図中右方向に回転し、コマ26Cとベース2
6Dとの間の隙間が閉じる。これにより用紙40がコマ
26Cとベース26Dによつて挟み込まれる。この後、
給紙ローラ38を矢印j及びkで示す方向に回転させ、
用紙40に矢印lで示す方向にバツクテンシヨンをかけ
る。このようにすると、用紙40に引きずられてコマ2
6Cがさらに図中右方向に回転して挟み込み保持力が強
化され、これによつて用紙40がコマ26Cとベース2
6Dによつて確実に挟み込み保持される。
【0033】このようにしてチヤツキング動作が終了す
ると、次に図12に示すように、印画動作を行うため用
紙40の搬送を開始する。この場合、まず給紙時に回転
させていた給紙ローラ38を停止させると共に、給紙ロ
ーラ38のうち下方にあるローラ38Aを下方に移動す
る。またコマ26Cとベース26Dによつて用紙40を
チヤツキングした状態でチヤツクアーム26Bを矢印m
で示す方向に回転させ、用紙40をドラム25及びイン
クリボン28に沿つて搬送する。
【0034】その際、上述したように用紙ガイド45に
よつてインクリボン28が若干持ち上げられるため、用
紙40の先頭はスムーズにインクリボン28とドラム2
5との間に案内される。またこのときリボンセンサ49
によつてインクリボン28の状態が監視される。その監
視結果は、後述する印画制御部に取り込まれ、各部の制
御動作に利用される。またキヤプスタン機構27のキヤ
プスタン27Aを用紙40の受け渡しに備えて排出方向
に回転させておく。
【0035】このようにして用紙40の搬送を開始した
後、図13に示すように、チヤツク機構26がイエロー
ヘツド31を通り過ぎると、今度はイエローの印画を開
始する。この場合、チヤツク機構26がイエローヘツド
31を通り過ぎると、まずイエローヘツド31をプラテ
ンローラ34の方向に動かしてヘツドダウンを行う。こ
のとき供給側スプール29及び巻き取り側スプール30
を制御することにより、インクリボン28のイエローイ
ンクの先頭をイエローヘツド31に合わせる。
【0036】このようにした上で用紙40を引き続き搬
送すると共に、インクリボン28を用紙40の搬送速度
に対して15分の1の速度で送り出しながらイエローヘ
ツド31から熱を発生し、これによつてイエローインク
を用紙40に熱転写してイエローの印画を行う。
【0037】なお、この場合、インクリボン28の供給
量は供給側スプール29の回転量を制御することにより
行つている。またインクリボン28に係るテンシヨンは
巻き取り側スプール30の回転を制御することにより行
つている。またイエローヘツド31が押し当てられた状
態で用紙40を搬送すると、当該用紙40に負荷がかか
るが、この場合には、用紙40の搬送に伴つてプラテン
ローラ34が回転するためその負荷を低減できる。
【0038】このようにしてイエローの印画を開始した
後、図14に示すように、チヤツク機構26がマゼンタ
ヘツド32を通り過ぎると、今度はマゼンタの印画を開
始する。この場合、チヤツク機構26がマゼンタヘツド
32を通り過ぎると、まずマゼンタヘツド32をプラテ
ンローラ35の方向に動かしてヘツドダウンを行う。そ
してマゼンタヘツド32から熱を発生してマゼンタイン
クを用紙40に熱転写し、マゼンタの印画を行う。その
際、用紙上でイエローインクとマゼンタインクとが丁度
重なり合うように、後述する印画制御部によつて印画開
始タイミングが制御される。なお、この場合も、用紙4
0の搬送に伴つてプラテンローラ35が回転することに
より、用紙40にかかる負荷を低減している。またイン
クリボン28が図7に示すようになつているため、マゼ
ンタヘツド32のところには丁度マゼンタインクがきて
いる。
【0039】このようにしてマゼンタの印画を開始した
後、図15に示すように、チヤツク機構26がシアンヘ
ツド33を通り過ぎると、今度はシアンの印画を開始す
る。この場合、チヤツク機構26がシアンヘツド33を
通り過ぎると、まずシアンヘツド33をプラテンローラ
36の方向に動かしてヘツドダウンを行う。そしてシア
ンヘツドから熱を発生してシアンインクを用紙40に熱
転写し、シアンの印画を行う。その際、用紙上で3色の
インクが丁度重なり合うように、後述する印画制御部に
よつて印画開始タイミングが制御される。なお、この場
合も、用紙40の搬送に伴つてプラテンローラ36が回
転することにより、用紙40にかかる負荷を低減してい
る。またインクリボン28が図7に示すようになつてい
るため、シアンヘツド33のところには丁度シアンイン
クがきている。
【0040】このようにしてシアンの印画を開始した
後、チヤツクアーム26Bを回転させて引き続き用紙4
0を搬送すると、図16に示すように、用紙40の先頭
がキヤプスタン機構27に到達する。キヤプスタン機構
27のキヤプスタン27A及びピンチローラ27Bはそ
れぞれ排出方向に回転しており、用紙40の先頭を巻き
込む。
【0041】その際、キヤプスタン機構27が用紙40
を巻き込むとほぼ同時に、チヤツクアーム26Bの開閉
用金具26Eが筐体に取り付けられた金具48に当接す
る。この状態で引き続きチヤツクアーム26Bを回転さ
せると、キヤプスタン機構27が完全に用紙40を巻き
込むと共に、開閉用金具26Eが金具48に押し当てら
れて当該開閉用金具26Eが図中左方向に回転すること
によりコマ26Cが図中右方向に回転してベース26D
に対して開きはじめる。これにより挟み込み保持力が弱
まり、用紙40がキヤプスタン機構27に受け渡され
る。
【0042】なお、このときコマ26Cは開閉用金具2
6Eの回転だけによつて開くのではなく、実際には、キ
ヤプスタン機構27に巻き込まれた用紙40に引きずら
れることによつても開きはじめる。これにより挟み込み
保持力が弱まり、用紙40をスムーズに受け渡すことが
できる。このようにしてこのカラープリンタ装置20で
は、用紙40をチヤツク機構26からキヤプスタン機構
27に受け渡すときの負荷変動を小さくするようになつ
ている。またこの場合には、開閉用金具26Eが金具4
8に当接した後、チヤツクアーム26Bの回転速度を減
速することによつても、受け渡し時の負荷変動を小さく
するようになつている。
【0043】この後、図17に示すように、コマ26C
がベース26Dに対して完全に開いたらチヤツクアーム
26Bの回転動作を停止し、チヤツク機構26による搬
送動作を終了する。これ以降については印画動作が終了
するまで用紙40はキヤプスタン機構27によつて搬送
される。なお、キヤプスタン機構27から排出された用
紙40の先頭側は、順次、排紙トレー37に載せられ
る。またキヤプスタン機構27は、印画動作が終了して
用紙40が完全に排出されるまで動作を続け、用紙40
が完全に排出されたら動作を終了する。また完全に印画
動作が終了したら、各ヘツドをヘツドアツプし、チヤツ
クアーム26Bを用紙搬送時とは逆方向に回転させ、ホ
ームポジシヨンに戻つて次の印刷動作に備える。
【0044】このようにしてこの実施例の場合には、用
紙搬送の前半をチヤツク機構26によつて行い、用紙搬
送の後半については用紙40をチヤツク機構26からキ
ヤプスタン機構27に受け渡して当該キヤプスタン機構
27によつて行う(図18参照)。通常、用紙搬送をキ
ヤプスタン機構だけによつて行つた場合、搬送機構とし
ては小型化し得るが、イエローヘツドからキヤプスタン
機構までの距離が用紙の余白として必要になつてしま
う。また用紙搬送をチヤツク機構だけによつて行つた場
合には、用紙の余白としてはチヤツキングに必要な分だ
けで済ませることができるが、搬送機構としては大型化
してしまう。この実施例の場合には、上述したように用
紙搬送の前半をチヤツク機構26で行い、後半をキヤプ
スタン機構27によつて行うことにより、両者の特徴で
ある小型化と余白面積の低減を実現している。
【0045】(4)各ヘツドの位置決め ここでこのカラープリンタ装置20における各ヘツド3
1〜33の位置決めについて説明する。一般に3つのラ
インヘツドを持つカラープリンタ装置においては、各色
の色ずれを極力小さくするため3つのヘツドの位置再現
性が重要になつてくる。このためこのカラープリンタ装
置20では、プラテンローラ34〜36を基準として各
ヘツド31〜33を位置決めすることにより、各ヘツド
31〜33の位置再現性を良くし、これによつて色ずれ
を小さくするようにしている。
【0046】まずこのカラープリンタ装置20において
は、プラテンローラ34〜36を互いに平行になるよう
にドラム25に対して設けておく。また各ヘツド31〜
33をヘツドアツプダウン機構に取り付けるための金具
に所定のツメを設けると共に、各プラテンローラ34〜
36に所定のベアリングを設けておく。そしてヘツドダ
ウンしたときにそのツメとベアリングによつて位置決め
を行い、各ヘツド31〜33が各プラテンローラ34〜
36に対して平行になるようにする。この場合、各プラ
テンローラ34〜36を互いに平行になるようにしてい
るため、各ヘツド31〜33を各プラテンローラ34〜
36に対して平行になるようにすれば、各ヘツド31〜
33を互いに平行にすることができる。
【0047】またヘツドダウンしたときにそのツメとベ
アリングのフランジ部分によつてプラテンローラ軸の軸
方向に対する位置決めを各ヘツド31〜33について行
う。これによりベアリングの位置だしを製造時に行つて
おけば、各ヘツド31〜33の横方向の位置を合わせる
ことができる。このようにしてこのカラープリンタ装置
20では、各ヘツド31〜33を互いに平行にすると共
に、横方向の位置を合わせることにより、印画時の色ず
れを抑えることができる。
【0048】ここでこの位置決めについて以下に具体的
に説明する。但し、各ヘツド31〜33に対して同じ方
法による位置決めを行つているため、ここではヘツド3
1についてのみ説明する。まずヘツド31は、図19に
示すように、ヘツドアツプダウン機構50の先端に金具
51によつて取り付けられており、このヘツドアツプダ
ウン機構50によつてアツプダウン動作が行われる。こ
のヘツドアツプダウン機構50は、第1の腕52を軸を
中心として下方に回転させることにより第2の腕53を
下方に下げる。これにより第2の腕53の先端に取り付
けられているヘツド31を下方に下げることができる。
またこのヘツドアツプダウン機構50は、第1の腕52
を軸を中心として上方に回転させることにより第2の腕
53を上方に上げ、これにより第2の腕53の先端に取
り付けられているヘツド31を上方に上げることができ
る。
【0049】またヘツド31をヘツドアツプダウン機構
50に取り付けるための金具51には、ヘツド31の両
サイドの同じ位置にプラテンローラ34方向に突出した
同じ幅を有する位置決め用のツメ51A、51Bが設け
られている。このツメ51A、51Bの先端はヘツドダ
ウンしたときにプラテンローラ34に当接するが、その
際、プラテンローラ34に対してスムーズに当接し得る
ように面取りが施されている。この2つのツメ51A、
51Bのうちツメ51Bには、図20に示すように、後
述するフランジが嵌合するように溝51Cが設けられて
いる。またツメ51Bの先端はその溝51Cの方向に向
かつて斜めに面取りが施されており、フランジがスムー
ズに溝51Cに嵌合し得るようになされている。
【0050】一方、ヘツド31と対向するプラテンロー
ラ34には、ゴムローラ部分34Dの両端に同じ径のベ
アリング34A、34Bが設けられている。このベアリ
ング34A、34Bのうちベアリング34Bには一端に
フランジ34Cが設けられており、ヘツドダウンしたと
きに当該フランジ34Cが上述した溝51Cに嵌合して
軸方向(すなわちプラテンローラ34の軸34Eの方
向)についての位置決めを行えるようになつている。
【0051】ここでまずヘツド31をプラテンローラ3
4に対して平行にするときの位置決めについて説明す
る。ヘツドアツプダウン機構50の第1の腕52を下方
に回転させてヘツド31を下方に下げると、図21に示
すように、ツメ51A、51Bの先端(面取りした部
分)がそれぞれプラテンローラ34のベアリング34
A、34Bに当接する。この状態でさらにヘツド31を
下げると、図22に示すように、ツメ51A、51Bの
側面がそれぞれベアリング34A、34Bに当接し、ヘ
ツド31がプラテンローラ34のゴムローラ部分34D
に当接する。このとき矢印nで示す方向にバネによる付
勢力がかかつており、この力によつてツメ51A、51
Bがそれぞれ確実にベアリング34A、34Bに押しつ
けられ、片寄せさせられる。これによりツメ51A、5
1Bとヘツド31との3点によつて位置決めが行われ、
ヘツド31をプラテンローラ34に対して平行にするこ
とができる。このようにして各ヘツド31〜33を各プ
ラテンローラ34〜36に対して平行にすれば、各ヘツ
ド31〜33を互いに平行にすることができる。
【0052】また軸方向の位置決めについては、ヘツド
アツプダウン機構50によつてヘツド31を下方に下げ
ると、図23に示すように、ツメ51A、51Bがそれ
ぞれプラテンローラ34のベアリング34A、34Bに
当接する。その際、ツメ51Bの斜めに面取りされた部
分とフランジ34Cが一番最初に当接する。この状態で
さらにヘツド31を下げると、図24に示すように、フ
ランジ34Cがツメ51Bの斜めに面取りされた部分に
対して摺動しながらヘツド31全体が下がつて行き、そ
して最終的にフランジ34Cが溝51Cに嵌合する。こ
のとき矢印pで示す方向にバネによる付勢力がかかつて
おり、この力によつてヘツド31全体が片寄せられる。
これによりフランジ34Cを基準にして軸方向の位置決
めが行われ、ヘツドの横方向の位置が合わせられる。こ
のようにしてフランジを基準にして各ヘツド31〜33
の軸方向を位置決めすることにより、各ヘツド31〜3
3の横方向の位置を合わせることができる。
【0053】(5)印画制御 通常、3つのヘツドを有するカラープリンタ装置におい
ては、3つのヘツドによる印画位置合わせが必要であ
り、各ヘツドのプリントタイミング及び搬送系の動作を
安定して同期させる必要がある。そこでこのカラープリ
ンタ装置20においては、基準クロツクを基に印画制御
部によつて各ヘツドの印画タイミングを制御すると共
に、各搬送系の動作タイミングを制御し、印画位置合わ
せを行うようにしている。
【0054】まず図25において、このカラープリンタ
装置20に対して印画制御部として設けられているセン
サ系及び駆動系について説明する。センサとしては、用
紙40の余白部分を検出する給紙FGセンサSE1と、
用紙40のエツジを監視することにより給紙状態を検出
する給紙センサSE2と、インクリボン28の送り量を
監視するリボンセンサSE3と、イエローヘツド31の
アツプダウンを監視するイエローヘツドセンサ(YHセ
ンサ)SE4と、マゼンタヘツド32のアツプダウンを
監視するマゼンタヘツドセンサ(MHセンサ)SE5
と、シアンヘツド33のアツプダウンを検出するシアン
ヘツドセンサ(CHセンサ)SE6と、給紙ローラ38
のオープン/クローズ状態を検出する給紙O/Cセンサ
SE7と、チヤツクアーム26Bのホームポジシヨンを
検出するアームセンサ(AHセンサ)SE8と、チヤツ
クアーム26Bの駆動受け渡しポイントを検出するアー
ムセンサ(ASセンサ)SE9と、キヤプスタン機構2
7のオープン/クローズ状態を検出するキヤプスタンO
/CセンサSE10とが設けられている。
【0055】また各部の駆動用モータとしては、給紙ロ
ーラ38を回転させる給紙モータM1と、給紙ローラ3
8をオープン又はクローズ状態にする給紙O/Cモータ
M2と、インクリボン28の供給側スプールを回転させ
るリボンモータM3と、インクリボン28の巻き取り側
スプールを回転させるリボンモータM4と、イエローヘ
ツド31のアツプダウン動作を駆動するイエローヘツド
モータ(YHモータ)M5と、マゼンタヘツド32のア
ツプダウン動作を駆動するマゼンタヘツドモータ(MH
モータ)M6と、シアンヘツド33のアツプダウン動作
を駆動するシアンヘツドモータ(CHモータ)M7と、
チヤツクアーム26Bの回転動作を駆動するアームモー
タM8と、キヤプスタン機構27のキヤプスタン27A
を回転させるキヤプスタンモータM9と、キヤプスタン
機構27をオープン又はクローズ状態にするキヤプスタ
ンO/CモータM10とが設けられている。
【0056】またこのカラープリンタ装置20では、印
画制御部として図26及び図27に示すような回路が設
けられている。まず図26に示すように、印画制御部6
0には、基準クロツクを発生する基準クロツク発生回路
61が設けられており、ここで発生した基準クロツクを
基に各部のタイミングを制御する。この基準クロツクは
アームモータパルス発生回路62、キヤプスタンパルス
発生回路63、リボンサプライパルス発生回路64、Y
Hモータドライバ回路72、MHモータドライバ回路7
3、CHモータドライバ回路74及びキヤプスタンO/
Cモータドライバ回路75に供給される。
【0057】アームモータパルス発生回路62は、基準
クロツクを基にアームモータM8を駆動するためのアー
ムモータパルス信号を発生するものであり、その発生し
たアームモータパルス信号を遅延回路65〜68及びア
ームモータドライバ回路69に供給する。またキヤプス
タンパルス発生回路63は、基準クロツクを基にキヤプ
スタンモータM9を駆動するためのキヤプスタンパルス
信号を発生するものであり、その発生したキヤプスタン
パルス信号をキヤプスタンモータドライバ回路70に供
給する。またリボンサプライパルス発生回路64は、基
準クロツクを基にリボンモータM3を駆動するためのリ
ボンサプライパルス信号を発生するものであり、その発
生したリボンサプライパルス信号をリボンモータドライ
バ回路71に供給する。
【0058】遅延回路65〜68はカウンタ回路でな
り、入力されたアームモータパルス信号をそれぞれ所定
数カウントし、そのカウント終了のタイミングをそれぞ
れトリガ信号としてYHモータドライバ回路72、MH
モータドライバ回路73、CHモータドライバ回路7
4、キヤプスタンO/Cモータドライバ回路75に供給
する。なお、遅延回路65〜68にはカウント開始のタ
イミングとして印画スタートスイツチ76からのトリガ
信号が供給されており、このトリガ信号を基にカウント
動作を開始する。
【0059】YHモータドライバ回路72は基準クロツ
クを用いてYHモータM5を駆動するものであり、遅延
回路65から供給されたトリガ信号を基準にモータ駆動
を開始する。またMHモータドライバ回路73は基準ク
ロツクを用いてMHモータM6を駆動するものであり、
遅延回路66から供給されたトリガ信号を基準にモータ
駆動を開始する。またCHモータドライバ回路74は基
準クロツクを用いてCHモータM7を駆動するものであ
り、遅延回路67から供給されたトリガ信号を基準にモ
ータ駆動を開始する。またキヤプスタンO/Cモータド
ライバ回路75は基準クロツクを用いてキヤプスタンO
/CモータM10を駆動するものであり、遅延回路68
から供給されたトリガ信号を基準にモータ駆動を開始す
る。
【0060】キヤプスタンモータドライバ回路70は入
力されたキヤプスタンパルス信号を用いてキヤプスタン
モータM9を駆動する。リボンモータドライバ回路71
は入力されたリボンサプライパルス信号を用いてリボン
モータM3を駆動するものであり、YHモータドライバ
回路72の動作タイミングをトリガ信号として受けてそ
のタイミングでリボンモータM3の駆動を開始する。
【0061】アームモータドライバ回路69は入力され
たアームモータパルス信号を用いてアームモータM8を
駆動するものであり、印画スタートスイツチ76から受
けたトリガ信号を基準にアームモータM8の駆動を開始
する。なお、アームモータドライバ回路69は内部にス
ローダウンカウンタ及びストツプカウンタを持つてお
り、そのスローダウンカウンタがカウント終了したとき
キヤプスタン機構27への搬送受渡しのためにスローダ
ウンを行い、ストツプカウンタがカウント終了したとき
アームモータM8を停止する。
【0062】また図27に示すように、基準クロツク発
生回路61で発生した基準クロツクはイエロー印画回路
77、マゼンタ印画回路78及びシアン印画回路79に
も供給されている。また印画スタートスイツチ76から
のトリガ信号は遅延回路80〜82にも供給されてい
る。またアームモータパルス発生回路62からのアーム
モータパルス信号は遅延回路80〜82にも供給されて
いる。
【0063】遅延回路80〜82はカウンタ回路でな
り、入力されたアームモータパルス信号をそれぞれ所定
数カウントし、そのカウント終了のタイミングをそれぞ
れトリガ信号としてイエロー印画回路77、マゼンタ印
画回路78、シアン印画回路79に供給する。なお、遅
延回路80〜82にはカウント開始のタイミングとして
印画スタートスイツチ76からのトリガ信号が供給され
ており、このトリガ信号を基にカウント動作を開始す
る。
【0064】イエロー印画回路77は入力された基準ク
ロツクを用いてイエローヘツド31を駆動することによ
りイエローインクの印画を行うものであり、遅延回路8
0から供給されるトリガ信号に応じてイエロー印画を開
始する。またマゼンタ印画回路78は入力された基準ク
ロツクを用いてマゼンタヘツド32を駆動することによ
りマゼンタインクの印画を行うものであり、遅延回路8
1からのトリガ信号に応じてマゼンタ印画を開始する。
またシアン印画回路79は入力された基準クロツクを用
いてシアンヘツド33を駆動することによりシアンイン
クの印画を行うものであり、遅延回路82からのトリガ
信号に応じてシアン印画を開始する。
【0065】ここで実際に給紙を行うときの動作タイミ
ングチヤートを図28に示す。この図28に示すよう
に、印画スタートスイツチ76が押されてスタートパル
スが発生すると、まず給紙モータM1が回転する。また
これと同時に給紙FGセンサSE1がパルス信号を発生
し始める。その後、所定時間過ぎると、今度は給紙セン
サSE2が給紙開始を検出する。これを受けてFGカウ
ンタが給紙FGセンサSE1のパルス数をカウントし、
用紙の先頭がチヤツク機構26に到達するタイミングを
検出する。FGカウンタがカウントを終了すると、用紙
の先頭がチヤツク機構26に到達したと判定し、給紙モ
ータM1を停止すると共に、チヤツキング動作のために
アームモータM8を若干回転させる。その後、給紙モー
タM1を逆回転させて用紙にバツクテンシヨンをかけ、
これによつて確実にチヤツキング動作を行わせる。
【0066】このようにしてチヤツキング動作が終了す
ると、給紙O/CモータM2を回転させて給紙モータM
1をオープン状態にする。その結果、給紙O/Cセンサ
SE7によつてオープン状態が検出されると、給紙O/
CモータM2の回転を停止すると共に、アームモータM
8を回転させて用紙搬送動作を開始する。このようにし
てこのカラープリンタ装置20では、印画スタートスイ
ツチ76の操作を受けて給紙動作を行う。
【0067】次に実際に印画を行うときの動作タイミン
グチヤートを図29に示す。上述したようにアームモー
タM8を回転させて用紙搬送動作を開始すると、それを
受けてYHカウンタ、MHカウンタ、CHカウンタ、ス
ローダウンカウンタ、ストツプカウンタ、Yカウンタ、
Mカウンタ、Cカウンタがカウント動作を開始する。な
お、この場合、YHカウンタ、MHカウンタ、CHカウ
ンタはそれぞれ上述の遅延回路65、66、67であ
り、Yカウンタ、Mカウンタ、Cカウンタはそれぞれ上
述の遅延回路80、81、82である。また上述の説明
では遅延回路65〜67及び80〜82はそれぞれ印画
スタートスイツチ76からのトリガ信号でカウント動作
を開始するとしたが、実際には、この図29に示すよう
に、アームモータM8の回転動作をトリガとしてカウン
ト動作を開始する。
【0068】このようにして各カウンタを動作させる
と、最初にカウント動作を終了するのはYHカウンタで
ある。YHカウンタがカウント終了すると、これを受け
てYHモータM5を回転させてイエローヘツド31のヘ
ツドダウンを行う。そしてYHセンサSE4によつてイ
エローヘツド31のヘツドダウンが確認されると、YH
モータM5の回転を停止すると共に、リボンモータM
3、M4を回転させてインクリボンを送り出す。その
後、Yカウンタがカウント終了すると、イエロー印画回
路77を駆動してイエローインクの印画を開始する。
【0069】またその後、MHカウンタがカウント終了
すると、これを受けてMHモータM6を回転させてマゼ
ンタヘツド32のヘツドダウンを行う。そしてMHセン
サSE5によつてマゼンタヘツド32のヘツドダウンが
確認されると、MHモータM6の回転を停止する。その
後、Mカウンタがカウント終了すると、マゼンタ印画回
路78を駆動してマゼンタインクの印画を開始する。
【0070】さらにその後、CHカウンタがカウント終
了すると、これを受けてCHモータM7を回転させてシ
アンヘツド33のヘツドダウンを行う。そしてCHセン
サSE6によつてシアンヘツド33のヘツドダウンが確
認されると、CHモータM7の回転を停止する。その
後、Cカウンタがカウント終了すると、シアン印画回路
79を駆動してシアンインクの印画を開始する。このよ
うにしてカラープリンタ装置20では、基準クロツクを
基に各色の印画動作を制御する。
【0071】(6)インクリボンの送り出し制御 ここで印画制御部60によるインクリボンの送り出し制
御方法について説明する。上述したようにこのカラープ
リンタ装置20においては、インクリボン28の各イン
ク面積が用紙に対して15分の1と小さいもの使用して
いる。そのため用紙の搬送速度に対してインクリボン2
8の送り出し速度を15分の1に設定している。この関
係を図示すると、図30に示すようになる。
【0072】すなわちイエロー印画を開始するときに
は、用紙40の先頭(具体的には用紙中の印画可能範囲
の先頭部分)がイエローヘツド31のところに来てい
る。このときインクリボン28は丁度イエローインクの
先頭部分がイエローヘツド31のところに来るように送
り出される。この後、用紙40を所定速度で搬送すると
共に、インクリボン28を用紙40の搬送速度の15分
の1の速度で送り出す。
【0073】このようにしてインクリボン28を送り出
して行くと、用紙40の先頭がマゼンタヘツド32のと
ころに来てマゼンタ印画を開始するときには、インクリ
ボン28のマゼンタインクの先頭部分がマゼンタヘツド
32のところにきており、用紙40の先頭がシアンヘツ
ド33のところに来てシアン印画を開始するときには、
インクリボン28のシアンインクの先頭部分がシアンヘ
ツド33のところに来ている。
【0074】すなわち逆の言い方をすれば、このカラー
プリンタ装置20では、用紙40の先頭部分がイエロー
ヘツド31のところに到達したとき、イエローインクの
使用領域の先頭部分がイエローヘツド31のところに到
達するようにインクリボン28の送り出しを制御し、用
紙40の先頭部分がマゼンタヘツド32のところに到達
したときには、マゼンタインクの使用領域の先頭部分が
マゼンタヘツド32のところに到達するようにインクリ
ボン28の送り出しを制御し、用紙40の先頭部分がシ
アンヘツド33のところに到達したときには、インクリ
ボン28のシアンインクの使用領域の先頭部分がシアン
ヘツド33のところに到達するようにインクリボン28
の送り出しを制御する。これにより用紙40に対してイ
ンク面積の小さいインクリボン28を使用したときにも
インクの使用領域、各ヘツド31〜33及び用紙40を
それぞれ合わせて色ずれなく確実に印画が行える。
【0075】(7)動作及び効果 以上の構成において、このカラープリンタ装置20で印
画を行う場合、まず給紙トレー39上にある用紙40を
給紙ローラ38よつてチヤツク機構26のところまで搬
送する。用紙40の先頭がチヤツク機構26に到達する
と、チヤツク機構26のコマ26Cとベース26Dによ
つて用紙40の先頭を挟み込む。この状態でチヤツクア
ーム26Bを上側に回転させることによりチヤツク機構
26は用紙40をインクリボン28に沿つて牽引搬送す
る。チヤツクアーム26Bがイエローヘツド31を通過
すると、イエローヘツド31をヘツドダウンし、イエロ
ー印画を開始する。このときイエローインクの先頭が丁
度イエローヘツド31のところに来るようにインクリボ
ン28の送り出しを制御する。
【0076】その後、チヤツクアーム26Bがマゼンタ
ヘツド32を通過すると、今度はマゼンタヘツド32を
ヘツドダウンし、マゼンタ印画を開始する。このときマ
ゼンタインクの先頭が丁度マゼンタヘツド32のところ
に来るようにインクリボン28は送り出される。その
後、チヤツクアーム26Bがシアンヘツド33を通過す
ると、今度はシアンヘツド33をヘツドダウンし、シア
ン印画を開始する。このとき同様にシアンインクの先頭
が丁度シアンヘツド33のところに来るようにインクリ
ボン28は送り出される。
【0077】各色の印画を開始した後、用紙40の先頭
がキヤプスタン機構27に到達すると、キヤプスタン機
構27が用紙40の先頭を巻き込み、そしてチヤツク機
構26が用紙40を開放することにより、チヤツク機構
26からキヤプスタン機構27に用紙40を受け渡す。
これ以降についてはキヤプスタン機構27によつて用紙
40を搬送する。その後、イエロー、マゼンタ、シアン
の順で印画を終了して全ての印画が終了すると、各ヘツ
ド31〜33をヘツドアツプして再びホームポジシヨン
に戻つて次の印画に備える。
【0078】このようにしてこのカラープリンタ装置2
0では、イエロー、マゼンタ、シアンのインクが面順次
に並んだインクリボン28を使用すると共に、3つのヘ
ツド31〜33を使用して3色を所定時間ずらして並列
的に印刷するようにしたことにより、簡易な構成で印刷
時間を短縮することができる。またこの場合には、各イ
ンク面積が用紙40の印刷面積よりも小さいインクリボ
ン28を使用したことにより、インクリボン28の送り
出し速度を用紙40の搬送速度に対して所定量遅くする
だけで容易に3色を並列的に印刷し得、従来のようにイ
ンクリボン送り機構が複雑になるようなことはない。こ
のためこのカラープリンタ装置20では、装置全体の大
きさを小型化することができる。
【0079】以上の構成によれば、イエロー、マゼン
タ、シアンの各インクが面順次に付着され、かつ各イン
ク面積が用紙40の印刷面積よりも小さいインクリボン
28を使用すると共に、イエロー、マゼンタ、シアンの
各色をそれぞれ印刷する3つのヘツド31〜33と、用
紙40を搬送する用紙搬送機構(26及び27)と、イ
ンクリボン28を送るインクリボン送り機構(29及び
30)と、印画動作全体を制御する印画制御部60とを
設けるようにし、イエロー、マゼンタ、シアンのインク
を所定時間ずらして並列的に印刷するように印画制御部
60によつて印刷動作を制御するようにしたことによ
り、簡易な構成で印刷時間を短縮し得ると共に、装置を
小型化し得る。
【0080】(8)他の実施例 なお上述の実施例においては、本発明をカラープリンタ
装置20に適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、カラーコピー装置やカラーフアクシミリ装
置、或いはアミユーズメントの分野で使用されるオート
チエンジヤープリンタ装置に本発明を適用しても良く、
プリンタ装置に本発明を広く適用し得る。
【0081】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、イエロ
ー、マゼンタ、シアンのインクが面順次に付着され、か
つ各インク面積が印刷面積よりも小さいインクリボン
と、インクリボンに付着された各色のインクを印刷対象
の用紙に対して熱転写する各色に対応した3つのヘツド
と、用紙をインクリボンに当接させながら3つのヘツド
の並びに沿つて所定速度で搬送する用紙搬送手段と、用
紙の搬送速度よりも遅い速度でインクリボンを3つのヘ
ツドの並びに沿つて送るインクリボン送り手段と、イエ
ロー、マゼンタ、シアンのインクを用紙に対して所定時
間ずれて並列的に印刷するように3つのヘツドと用紙搬
送手段とインクリボン送り手段とを制御する制御手段と
を備えるようにしたことにより、印刷時間を容易に短縮
することができると共に、装置全体の大きさを容易に小
型化し得る。かくするにつき簡易な構成で印刷時間を短
縮し得ると共に、装置を小型化し得るプリンタ装置を実
現し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカラープリンタ装置の
全体構成を示す斜視図である。
【図2】そのカラープリンタ装置のプリンタ部の構成を
示す斜視図である。
【図3】ドラム周辺の各部の構成を示す略線図である。
【図4】チヤツクの構成を示す略線図である。
【図5】チヤツクの開閉動作の説明に供する略線図であ
る。
【図6】チヤツクの開閉動作の説明に供する略線図であ
る。
【図7】インクリボンの構成を示す略線図である。
【図8】カラープリンタ装置のホームポジシヨン状態を
示す略線図である。
【図9】用紙ガイドの動作の説明に供する略線図であ
る。
【図10】カラープリンタ装置の給紙動作の説明に供す
る略線図である。
【図11】カラープリンタ装置のチヤツキング動作の説
明に供する略線図である。
【図12】カラープリンタ装置の用紙搬送動作の説明に
供する略線図である。
【図13】カラープリンタ装置におけるイエローの印画
動作の説明に供する略線図である。
【図14】カラープリンタ装置におけるマゼンタの印画
動作の説明に供する略線図である。
【図15】カラープリンタ装置におけるシアンの印画動
作の説明に供する略線図である。
【図16】カラープリンタ装置における用紙の受渡し動
作の説明に供する略線図である。
【図17】カラープリンタ装置における用紙の受渡し動
作の説明に供する略線図である。
【図18】搬送動作全体の説明に供する略線図である。
【図19】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図
である。
【図20】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図
である。
【図21】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図
である。
【図22】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図
である。
【図23】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図
である。
【図24】ヘツドの位置決め動作の説明に供する略線図
である。
【図25】カラープリンタ装置におけるセンサとモータ
の配置を示す略線図である。
【図26】カラープリンタ装置における印画制御部を示
すブロツク図である。
【図27】カラープリンタ装置における印画制御部を示
すブロツク図である。
【図28】給紙動作の説明に供するタイミングチヤート
である。
【図29】印画動作の説明に供するタイミングチヤート
である。
【図30】インクリボンと用紙の送り量の関係を示す略
線図である。
【図31】従来のカラープリンタ装置の構成を示す略線
図である。
【図32】従来のインクリボンを示す略線図である。
【図33】3つのヘツドを持つ従来のカラープリンタ装
置の構成を示す略線図である。
【符号の説明】
1、10、20……カラープリンタ装置、3、40……
用紙、5、28……インクリボン、6、11〜13、3
1〜33……ヘツド、23……プリンタ部、26……チ
ヤツク機構、27……キヤプスタン機構、34〜36…
…プラテンローラ、34A、34B……ベアリング、3
4C……フランジ、37……排紙トレー、38……給紙
ローラ、39……給紙トレー、50……ヘツドアツプダ
ウン機構、51A、51B……位置決め用のツメ、51
C……溝、60……印画制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田川 竜一 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イエロー、マゼンタ、シアンのインクが面
    順次に付着され、かつ各インク面積が印刷面積よりも小
    さいインクリボンと、 上記インクリボンに対して上げ下げ可能に配置され、か
    つ上記インクリボンに付着された各色のインクを印刷対
    象の用紙に対して熱転写する各色に対応した3つのヘツ
    ドと、 上記用紙を上記インクリボンに当接させながら上記3つ
    のヘツドの並びに沿つて所定速度で搬送する用紙搬送手
    段と、 上記用紙の搬送速度よりも遅い速度で上記インクリボン
    を上記3つのヘツドの並びに沿つて送るインクリボン送
    り手段と、 イエロー、マゼンタ、シアンのインクを上記用紙に対し
    て所定時間ずれて並列的に印刷するように上記3つのヘ
    ツドと上記用紙搬送手段と上記インクリボン送り手段と
    を制御する制御手段とを具えることを特徴とするプリン
    タ装置。
  2. 【請求項2】上記用紙搬送手段として、上記用紙の先頭
    を挟み込み保持し、かつ上記3つのヘツドの並び沿つて
    当該用紙を牽引するチヤツク機構を具えることを特徴と
    する請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 【請求項3】上記用紙の搬送速度と上記インクリボンの
    送り速度との関係は、上記印刷面積と上記インク面積と
    の比に対応していることを特徴とする請求項1に記載の
    プリンタ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100400304C (zh) * 2001-02-08 2008-07-09 星精密株式会社 打印机的控制方法及打印机

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