JP2000042276A - ミシンの布把持具 - Google Patents

ミシンの布把持具

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JP2000042276A
JP2000042276A JP10230233A JP23023398A JP2000042276A JP 2000042276 A JP2000042276 A JP 2000042276A JP 10230233 A JP10230233 A JP 10230233A JP 23023398 A JP23023398 A JP 23023398A JP 2000042276 A JP2000042276 A JP 2000042276A
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JP
Japan
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cloth
holding member
sewing machine
base end
fabric
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JP10230233A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Kakehi
勝昭 筧
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Barudan Co Ltd
Original Assignee
Barudan Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒状加工布を傷めず、その着脱を簡単かつ確
実に行なうことができるようにする。 【解決手段】 本発明のミシンの布把持具11は、筒状
加工布Wの内部に挿入され該筒状加工布Wの縫製加工範
囲Aの周囲部を前記内部から支持する一対の支持棒15
と、該支持棒15の基端側において該支持棒15に対し
て開閉自在に軸着され、前記周囲部を筒状加工布Wの外
側から押える押え部材16とを備えたミシンの布把持具
において、押え部材16を閉じさせるように付勢する弾
性部材22を設けるとともに、押え部材16を開いた状
態で保持するための係止片20と被係止部31とを押え
部材16の基端側と支持棒15の基端側とに相対的に設
けたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒状に形成された
加工布を縫製加工をするときに展張した状態で把持する
ための布把持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の布把持具としては、実公平2−1
0154号公報に開示されたものを例示できる。図6に
示すように、この布把持具50は、平面U字状の上枠5
1aと下枠51bとが前リンク51cと後リンク51d
とにより上下に間隔を開けて支持された布地ホルダ51
と、該布地ホルダ51の上枠51aの基端側において布
地ホルダ51に対してピン52で開閉可能に支持され、
上枠51aの側枠部に沿って形成された裏地押え53
と、布地ホルダ51の基端側において布地ホルダ51及
び裏地押え53に対してピン54で回動可能に支持さ
れ、上枠51aに沿って形成された押え枠55とを備え
ている。押え枠55の先端側には、前後方向にスライド
可能に支持されるとともに後方に突出するように付勢さ
れた係止爪55aと、該係止爪55aの前端に取り付け
られ該係止爪55aを退入させるためのつまみ55bと
が設けられており、押え枠55を閉じると、係止爪55
aが布地ホルダ51の上枠51aの先端に係合し、押え
枠55が布地ホルダ51に対して閉じた状態でロックさ
れるようになっている。
【0003】この布把持具の使い方を説明すると、ま
ず、縫製加工範囲の裏面に添付される補強用の裏地を布
地ホルダ51の上枠51aの上に載せて裏地押え53を
閉じることにより、裏地を展張状態で把持させる。次い
で、縫製加工範囲が上枠51aの上にくるようにして筒
状加工布Wの内部に布地ホルダ51及び裏地押え53を
挿入し押え枠55を閉じる。すると、前記縫製加工範囲
が展張状態で把持されるとともに、係止爪55aによっ
て押え枠55が布地ホルダ51に対して閉じた状態でロ
ックされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、係止爪55
aが布地ホルダ51の上枠51aの先端に係合すること
により押え枠55が布地ホルダ51に対して閉じた状態
でロックするようになっているため、筒状加工布の生地
の種類によっては、係止爪55aが生地に食い込んで生
地を傷める場合がある。
【0005】また、裏地押え53及び押え枠55は、布
地ホルダ51に対して単に開閉可能に支持されているだ
けであるため、筒状加工布を装着するときは、裏地押え
53及び(又は)押え枠55を片手で開いた状態に支え
ながら、もう一方の手で裏地や筒状加工布を装着し、縫
製加工範囲を上枠の上に載せ、さらに、その弛みを取ら
なければならない。このように、筒状加工布の装着作業
が煩雑で、作業に手間取ることがある。
【0006】本発明の目的は、上記課題を解決し、筒状
加工布を傷めず、その着脱を簡単かつ確実に行なうこと
ができるミシンの布把持具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のミシンの布把持具は、筒状加工布の内部に
挿入され該筒状加工布の縫製加工範囲の周囲部を前記内
部から支持する支持部材と、該支持部材の基端側におい
て該支持部材に対して開閉自在に軸着され、前記周囲部
を前記筒状加工布の外側から押える押え部材とを備えた
ミシンの布把持具において、前記押え部材を閉じさせる
ように付勢する弾性部材を設けるとともに、押え部材を
開いた状態で保持するための係止部と被係止部とを押え
部材の基端側と支持部材の基端側とに相対的に設けたこ
とを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明を具体化した実施形態のミ
シンの布把持具を図1〜図4を参照して説明する。ま
ず、図1は、本発明の布把持具11を備えたミシンを示
しており、このミシンにおいては、ミシンヘッド(図示
略)の先端部に針1が上下動可能に設けられ、ミシンヘ
ッドの下方に筒型ベッド2が突設されている。筒型ベッ
ド2の先端部上面には針穴3を備えた針板4が設けら
れ、針板4の下方で筒型ベッド2の内部には釜(図示
略)が配設されている。ミシンのテーブル5上には駆動
枠6が載置され、通常の縫製加工に際して、加工布に直
接又は縫製枠を介して前後左右の送りを付与するように
なっている。
【0009】靴下等の筒状加工布Wの縫製加工に際して
は、専用の布把持具11が駆動枠6に装着される。この
布把持具11は、図1及び図2に示すように駆動枠6に
つまみ付きネジ12で固定される装着部13と、該装着
部13に対して着脱可能に取り付けられる基板14と、
筒状加工布Wの内部に挿入され該筒状加工布Wの縫製加
工範囲Aの周囲部を前記内部から支持する支持部材とし
ての一対の支持棒15と、該支持棒15の基端側におい
て該支持棒15に対して開閉自在に軸着され、前記周囲
部を筒状加工布Wの外側から押える押え部材16とを備
えている。
【0010】装着部13は、その前面及び上面に開口し
た略矩形の凹部13aを備えている。凹部13aの奥壁
には永久磁石17が埋設されており、該永久磁石17に
は、基板14の被吸着部14aが着脱可能に吸着される
ようになっている。このように、布把持具11は、装着
部より先端側の部分が筒状加工布Wの形状や布厚等に応
じて適宜ワンタッチで交換できるようになっている。
【0011】基板14は、強磁性体製の板体が折曲形成
されたものであり、その後端には上方に曲げ起こされた
被吸着部14aが形成されている。基板14の中央より
やや後側には支柱18が立設されており、該支柱18の
上端には、ネジ19で係合部としての係止片20が回動
自在に設けられている。支柱18の前方には「つ字状」
に弾性的に曲げられ、上下方向に弾発力を発揮する弾性
部材22がボルト23及びナット24で2ヶ所固定され
ている。基板14の前端の両側には前方に向けて支持部
材としての一対の支持棒15が突設されている。筒状加
工布Wを確実に把持するために、各支持棒15には、す
べり止め用のゴム又は軟質樹脂製のチューブ25が被着
されている。基板14の前端側の側部には左右一対の支
持片14bが曲げ起こされて形成されており、該一対の
支持片14bには支軸26を介して押え部材16が支持
棒15に対して開閉自在に支持されている。
【0012】押え部材16は、一対の支持棒15にそれ
ぞれ対応して前方に延設された左右一対のフレーム部2
8と、該両フレーム部28を基端側で連結する連結部2
9とを備えており、両フレーム部28の連結部29の手
前側には支軸26が挿入される支持穴30が設けられて
おり、ここで支持棒15に対して開閉自在に支持される
ようになっている。フレーム部28には、その下面に長
さ方向に延びる凹溝28aが設けられており、押え部材
16を閉じると、各フレーム部28の凹溝28aが対応
する支持棒15の上から被さるようになっている。ま
た、連結部29には、係止片20が係合し得る被係止部
31が上面に突設されるとともに、押え部材16を開く
ための取っ手部32が図2における左側(右側又は両側
に設けてもよい。)に突設されている。
【0013】この凹溝28aは、図4に示すように天井
面33が断面略山形に形成されるとともに、該天井面3
3の中央には断面略半円状の逃がし溝33aが形成され
ている。凹溝28aの左右の内側面34は、押え部材1
6を閉じたときに、この布把持具11で把持する最も厚
い布の布厚よりも広い間隔が支持棒15の左右に空くよ
うに形成されている。このため、支持棒15(チューブ
25)と押え部材16の凹溝28aとの間に筒状加工布
Wの布地を挟むと、同図に示すように天井面33のみ
が、その逃がし溝33aの左右の斜面におけるそれぞれ
断面の略一点で筒状加工布Wの布地に接するようになっ
ている。従って、最も厚い布地の場合でも、支持棒15
(チューブ25)と凹溝28aの左右の内側面34との
間に布地が挟み込まれることがなく、布地を傷めないよ
うになっている。なお、天井面33には逃がし溝33a
が形成されているので、たとえ支持棒15(チューブ2
5)上において布地に皺ができていても、ここに逃がさ
れるようになっている。
【0014】次に、この布把持具11の使い方を順に説
明する。 まず、左手(取っ手部32が図2における連結部2
9の右側に設けられているときは右手。以下、左手とい
うときは同じ。)で取っ手部32の上面と基板14の下
面とを握り、図3(a)に示すように押え部材16のフ
レーム部28を支持棒15に対して開かせる。このと
き、被係止部31の上面が係止片20の下面より下がっ
た状態まで取っ手部32を押し下げておき、右手(取っ
手部32が図2における連結部29の右側に設けられて
いるときは左手。以下、右手というときは同じ。)で係
止片20を前方に突出するように回動させて、同図に示
すように被係止部31に係合させる。すると、押え部材
16は、開いた状態で保持される。
【0015】 この状態で、一対の支持棒15及び筒
型ベッド2に縫製加工範囲Aを上に向けて筒状加工布W
を被せ、縫製加工範囲Aの弛みを取る。このとき、押え
部材16が開いた状態で保持されているため、この作業
は両手を使って行なうことができる。
【0016】 次いで、押え部材16を開くときと同
様に、左手で取っ手部32を少し押し下げておき、右手
で係止片20を被係止部31から外す。そして、取っ手
部32を離すと、図3(b)に示すように押え部材16
が弾性部材22の弾性力によって閉じられる。このと
き、図4に示すように支持棒15により筒状加工布Wの
布地が凹溝28aに食い込まされることにより、支持棒
15とフレーム部28の凹溝28aとの間で筒状加工布
Wの布地(縫製加工範囲Aの周囲部)が挾持されるので
筒状加工布Wの縫製加工範囲Aが左右に展張される。
【0017】この状態で、ミシンが起動されると、駆動
枠6が前後左右方向に駆動されることにより筒状加工布
Wに前後左右の送りが付与され、針1及び釜(図示略)
の協動によって縫製部位に縫目が形成される。
【0018】このように構成されたミシンの布把持具1
1によれば、押え部材16を閉じさせるように付勢する
弾性部材22を設けているので、押え部材16を支持棒
15に対して閉じた状態でロックするための係止手段を
設ける必要がなく、従来とは異なり、押え枠55の先端
側に設けた係止手段としての係止爪55aが布地に食い
込んで筒状加工布Wを傷めるという問題は一切発生しな
い。
【0019】また、押え部材16を開いた状態で保持す
るための係止片20と被係止部31とを押え部材16の
基端側と支持棒15の基端側とに相対的に設けているの
で、係止片20を被係止部31に係合させると、押え部
材16を開いた状態で保持でき、布把持具11へ筒状加
工布Wを装着したり、縫製加工範囲Aの弛みを取ったり
する作業を両手で簡単かつ確実に行なうことができる。
【0020】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)図5に示すように、係止部を前後方向にピン36
で回動可能に支持されたフック35にすること。このフ
ック35は、少なくとも図5における実線で示す位置と
二点鎖線で示す位置との間を回動可能に支持しておく。
このとき、フック35を被係止部31に係合し得る位置
(図5の実線で示す位置)に付勢しておき、取っ手部3
2を押し下げて押え部材16を開くと、フック35が被
係止部31に自動的に係合するようにしてもよい。
【0021】(2)縫製加工範囲Aの裏面に添付される
補強用の裏地を押えるための裏地押えを設けるととも
に、裏地押えにも同様に弾性部材、係止部及び被係止部
とを設けること。
【0022】(3)装着部13に基板14を装着する手
段を永久磁石17での吸着によるものではなく、ネジ止
めによるもの等の他の手段に変更すること。
【0023】(4)支持部材の態様を適宜変更するこ
と。例えば、平面U字状に形成された枠体にすることを
挙げることができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
係るミシンの布把持具によれば、筒状加工布を傷めず、
その着脱を簡単かつ確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態の布把持具を備え
たミシンの斜視図である。
【図2】同布把持具の分解斜視図である。
【図3】同布把持具の動作を示す側面図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】同布把持具の変更例を示す部分側面図である。
【図6】従来の布把持具を示す側面図である。
【符号の説明】
11 布把持具 15 支持棒 16 押え部材 20 係止片 22 弾性部材 31 被係止部 A 縫製加工範囲 W 筒状加工布

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状加工布の内部に挿入され該筒状加工
    布の縫製加工範囲の周囲部を前記内部から支持する支持
    部材と、該支持部材の基端側において該支持部材に対し
    て開閉自在に軸着され、前記周囲部を前記筒状加工布の
    外側から押える押え部材とを備えたミシンの布把持具に
    おいて、 前記押え部材を閉じさせるように付勢する弾性部材を設
    けるとともに、押え部材を開いた状態で保持するための
    係止部と被係止部とを押え部材の基端側と支持部材の基
    端側とに相対的に設けたことを特徴とするミシンの布把
    持具。
JP10230233A 1998-07-31 1998-07-31 ミシンの布把持具 Pending JP2000042276A (ja)

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