JP2000042109A - 人工呼吸器 - Google Patents

人工呼吸器

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JP2000042109A JP10230099A JP23009998A JP2000042109A JP 2000042109 A JP2000042109 A JP 2000042109A JP 10230099 A JP10230099 A JP 10230099A JP 23009998 A JP23009998 A JP 23009998A JP 2000042109 A JP2000042109 A JP 2000042109A
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俊尚 高木
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正毅 斎藤
Mikio Yasukawa
幹男 安川
Yasuhito Sugiura
康仁 杉浦
Katsuyoshi Suzuki
克由 鈴木
Takahiro Kamata
賢弘 鎌田
Tomohisa Otake
智久 大竹
Yoshitsugu Yamada
芳嗣 山田
Kazutoshi Nitta
一福 新田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気末端部からの外気の流入防止を課題とす
る。 【解決手段】 患者Pに供給する酸素に,患者の呼吸周
期よりも高い周期の振動空気圧を付勢して酸素吸入と呼
気排出とを行う高頻度振動換気法を採る人工呼吸器12
において、患者Pから出された呼気を大気中に排出する
排出経路に、当該呼気の流動方向をその排出を行う一定
方向に規制する排出方向規制機構7を装備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人工呼吸器に係
り、特に、高頻度振動換気法を採る人工呼吸器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高頻度振動換気法を採る従来の人工呼吸
器の排出経路の概略構成を図22に示す。高頻度振動換
気法は、従来からある人工呼吸法(患者に対して通常の
呼吸排気量分の酸素を通常の呼吸周期で強制的に送り,
排気させる人工呼吸法)とは異なり、酸素供給源から連
続して所定量供給される酸素(例えば、20[l/min])
を患者に対して通常の呼吸回数以上の高頻度(60回/
分以上)で、陽圧と陰圧とが一定周期で繰り返される振
動空気圧を付勢して患者の肺に酸素の供給を行う。な
お、一回の振動空気圧により変動する気体量は、通常の
呼吸排気量よりも少ない(成人の場合は60〜180[c
c]程度)。
【0003】従来の人工呼吸器は、三つの管路を有し,
これらがいずれも連通する三方分岐管170を介して酸
素の供給と排出を行っていた。即ち、三方分岐管170
の患者側管路171を患者側に接続し、酸素供給源側管
路172を酸素の供給源側に接続し、呼気排出側管路1
73を呼気の排出を行う呼気排出口607と接続してい
た。ここで、排出経路とは、三方分岐管から排気を行う
末端部までをいう。
【0004】上記構成により、酸素供給源側管路172
に酸素供給源から振動空気圧を付勢された酸素(O2
が供給され、酸素供給源側管路172から患者側管路1
71を通過して患者Pの肺の内部に酸素が到達する。一
方、かかる酸素の供給により患者Pの肺から排出される
呼気(CO2 )は、患者側管路171から呼気排出側管
路173を通過し、さらに、呼気排出口607を通過し
て大気中に排出される。
【0005】ここで、呼気排出口607は、図23に示
すように、呼気排出側管路173に接続された連通管6
04を導入する筺体607aと、筺体607a内から呼
気を排出する排気ポート607bとから構成されてい
る。かかる構造により呼気の通過流量を一定にしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、高頻度振動換気法を採るため、患者P
の肺の内部から二酸化炭素を排出するべく、陰圧の付勢
も行われる。このとき、患者Pの肺から呼気が三方分岐
管170側に引き寄せられると同時に、呼気排出口60
7の排気ポート607bから外気が侵入していた(図2
4)。このため、患者の呼気の排出量が減少し、振動空
気圧の1サイクルでのガス交換量が減少するという不都
合があった。
【0007】また、この高頻度振動換気法では、圧力制
御を行って、呼気導入部から患者までの平均気道内圧を
従来からある間欠的強制換気法に比べて低く維持する
が、このように平均気道内圧を低く設定した場合(例え
ば大気圧近くまで)、外気の侵入があると目標値に設定
することが困難となるという不都合があった。同時に、
供給する吸気量の増加により設定する平均気道内圧の最
低値が上昇してしまうという不都合があった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、排気端からの外気の侵入を防止し、効率良く
ガス交換を行い得る人工呼吸器を提供することを、その
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、患者に供給する酸素に,患者の呼吸周期よりも高い
周期(例えば、1秒間に複数回(1〜20[Hz],厳
密には3〜17[Hz]より好適には9〜15[H
z]))の振動空気圧を付勢して酸素吸入と呼気排出と
を行う高頻度振動換気法を採る人工呼吸器において、患
者から出された呼気を大気中に排出する排出経路に、当
該呼気の流動方向を排出を行う一定方向に規制する排出
方向規制機構を装備するという構成を採っている。な
お、ここでいう振動空気圧の付勢とは、上述の周期で陽
圧(正圧)と陰圧(負圧)とを繰り返し付勢することを
いう。
【0010】上述の構成では、振動空気圧の陽圧付加時
に酸素が患者に供給され、陰圧付加時には患者の肺から
呼気排出が行われる。振動空気圧が陽圧のときには、酸
素の供給と共に排出経路において排出方向規制機構が肺
から排出された呼気の通過を許容し、装置外部に呼気の
排気を行う。一方、振動空気圧が陰圧のときには、肺か
ら呼気が吸い出されるが、同時に排出経路内が陰圧とな
り、排出とは逆方向に呼気の流動が付勢される。しか
し、このとき、排出方向規制機構により、呼気の逆方向
の流れは規制される。
【0011】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成に加えて、排出方向規制機構を、呼気を排出
方向にのみ通過自在とする一方向弁とするという構成を
採っている。
【0012】上述の構成では、振動空気圧が陽圧のとき
には、酸素の供給と共に排出経路において一方向弁が肺
から排出された呼気の通過を許容し、装置外部に呼気の
排気を行う。一方、振動空気圧が陰圧のときには、肺か
ら呼気が吸い出されるが、排出経路に排出とは逆方向の
流れが生じるため、一方向弁は閉じられて外気は侵入し
ない。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の構成に加えて、一方向弁は、呼気の通過穴を設け
た通過穴形成部材と、この通過穴に通過方向の下流側か
ら覆いかぶさる膜状の弁部材とを有し、この弁部材をそ
の一部分のみで通過穴の近傍に係止するという構成を採
っている。
【0014】かかる構成では、請求項2記載の発明と同
様の動作が行われる。上記一方向弁にあっては、通過穴
の下流側から弁部材が覆って塞いでいるため、陽圧時に
は、この弁部材は呼気に押し上げられて開放され、呼気
は通過して装置外部に排気される。また、陰圧時には、
弁部材を通過穴に押圧する方向の流れが生じるため、通
過穴は弁部材に塞がれて外気は侵入しない。
【0015】請求項4記載の発明では、請求項2記載の
発明の構成に加えて、一方向弁は、呼気が通過するノズ
ルと、このノズルの吹き出し口側に近接して対向する当
該吹き出し口を覆い塞ぐことができる大きさの膜状の弁
部材とを有し、この弁部材を、その中央部分でのみ固定
するという構成を採っている。
【0016】かかる構成では、請求項2記載の発明と同
様の動作が行われる。上記一方向弁にあっては、陽圧時
には、弁部材とノズルの吹き出し口の隙間から呼気は通
過して装置外部に排気される。また、陰圧時には、弁部
材の中央部分を除く周囲の部分がノズル側に引き寄せら
れて当該ノズルとの隙間を塞ぎ、外気の侵入は阻まれ
る。
【0017】請求項5記載の発明では、請求項2記載の
発明の構成に加えて、一方向弁は、呼気が内部を通過す
る有底の筒状体容器と、この筒状体容器の底部に設けら
れ,呼気を内部に導入する導入穴と、筒状体容器の底部
以外のいずれかの位置に設けられた呼気の排出穴と、筒
状体容器内部で上下に自在に移動する球状の弁部材とを
備えるという構成を採っている。
【0018】かかる構成では、請求項2記載の発明と同
様の動作が行われる。上記一方向弁にあっては、陽圧時
には、導入穴を介して筒状体容器内に呼気が侵入しよう
とするため、導入穴上で塞いでいる球状の弁部材が上方
に押し上げられて隙間を生じ、かかる隙間から呼気が侵
入すると共に排出穴を通過して装置外部に排気される。
また、陰圧時には、球状の弁部材を導入穴に押圧する方
向の流れが生じるため、導入穴は球状の弁部材に塞がれ
て外気は侵入しない。
【0019】請求項6記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成に加えて、排出方向規制機構が、排出経路の
閉塞と開放とを切り換える切り換え手段を有する。
【0020】上述の構成では、請求項1記載の発明と同
様の動作が行われ、例えば、振動空気圧が陽圧のときに
は、切り換え手段により、排出経路を開放し、肺から排
出された呼気の通過を許容し、装置外部に呼気の排気を
行う。一方、振動空気圧が陰圧のときには、排出経路を
閉塞し、排出と逆方向の流れを遮断して外気の侵入を防
止する。
【0021】請求項7記載の発明では、請求項6記載の
発明の構成に加えて、切り換え手段による閉塞と開放の
切り換え動作と振動空気圧の周期との同期を図る同期制
御回路を有する。
【0022】上記の構成では、請求項6記載の発明と同
様の動作が行われ、さらに、同期制御回路により、所定
の周期で繰り返される振動空気圧の陽圧と陰圧との繰り
返しに同期して、切り換え手段では、排出経路の開放と
閉塞を繰り返す。
【0023】請求項8記載の発明では、請求項6記載の
発明の構成に加えて、排出方向規制機構は、切り換え手
段の手前に装備された排出経路の内部圧力を検出するセ
ンサと、切り換え手段による閉塞と開放の切り換え動作
とセンサによる検出圧力の周期との同期を図る同期制御
回路を有する。
【0024】上記の構成では、請求項6記載の発明と同
様の動作が行われ、さらに、同期制御回路は、センサに
より振動空気圧の陽圧状態が検出されたときには、切り
換え手段により、排出経路を開放して肺から排出された
呼気の通過を許容し、装置外部に呼気の排気を行う。一
方、センサにより振動空気圧の陰圧状態が検出されたと
きには、排出経路を閉塞し、排出と逆方向の流れを遮断
して外気の侵入を防止する。
【0025】請求項9記載の発明では、請求項6,7又
は8記載の発明の構成に加えて、切り換え手段は、排出
経路の排出端部に対して離間と接近を行う開閉蓋と、こ
の開閉蓋に離間と接近とを付勢するクランク機構とを有
する。
【0026】上記の構成では、請求項6,7又は8記載
の発明と同様の動作が行われ、さらに、クランク機構に
より、開閉蓋が排出経路の排出端部に向かって往復運動
を行う。このとき、排出端部への最接近により開閉蓋
は、当該排出端部を閉塞し、それ以外の離間した状態に
あっては、排出端部を開放する。
【0027】請求項10記載の発明では、請求項6,7
又は8記載の発明の構成に加えて、切り換え手段は、排
出経路を閉塞する閉塞領域と開放する開放口とを同一円
周上に備える回転平板と、この回転平板に回転動作を付
勢する回転駆動手段とを有する。
【0028】上記の構成では、請求項6,7又は8記載
の発明と同様の動作が行われ、さらに、上記回転平板の
開放口を設けた円周上を排出経路が通過するように当該
排出経路中に切り換え手段を装備する。そして、回転駆
動手段により回転平板を回転させることにより、開放口
と閉塞領域とが排出経路に対して交互に切り換えられ、
一定周期で呼気の排気が行われる。
【0029】請求項11記載の発明では、請求項6,7
又は8記載の発明の構成に加えて、切り換え手段は、排
出経路を閉塞する閉塞領域と開放する開放口とを同一の
周面上に備える回転筒状体と、この回転筒状体に回転動
作を付勢する回転駆動手段とを有する。
【0030】上記の構成では、請求項6,7又は8記載
の発明と同様の動作が行われ、さらに、上記回転筒状体
の周面が排出経路を塞いだ状態で当該排出経路中に切り
換え手段を装備する。このとき、回転筒状体の内側は、
装置外部に通じた状態とする。そして、回転駆動手段に
より回転筒状体を回転させることにより、開放口と閉塞
領域とが排出経路に対して交互に切り換えられ、一定周
期で呼気の排気が行われる。
【0031】本発明は、上述した各構成によって前述し
た目的を達成しようとするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】(第一の実施形態)本発明の実施
形態を図1乃至図6に基づいて説明する。この実施形態
では、患者Pに供給する酸素に,患者の呼吸周期よりも
高い周期の振動空気圧を付勢して酸素吸入と呼気排出と
を行う高頻度振動換気法(HFO)を採る人工呼吸器1
2において、患者Pから出された呼気を大気中に排出す
る排出経路に、呼気の流動方向をその排出を行う一定方
向に規制する排出方向規制機構としての一方向弁7を装
備した人工呼吸器12を示している。なお、前述した従
来例と同一の構成については、同符号を付して重複する
説明は省略するものとする。
【0033】図1は、本実施形態たる人工呼吸器12の
全体構造を示す全体図であり、図2は、制御系を含めた
人工呼吸器12の全体構成を示すブロック図である。こ
れらに基づいて人工呼吸器12について説明する。
【0034】人工呼吸器12は、酸素供給源としての吸
気導入部62と、陽圧Ap及び陰圧Anの両方の空気圧
を同時に発生するブロワ52(空気圧発生源)と、ブロ
ワ52で発生した陽圧Ap又は陰圧Anを交互に選択し
て所定の振動空気圧Apnに変換するロータリバルブ機構
54(振動空気圧発生機構)と、ロータリバルブ機構5
4からの振動空気圧Apnに付勢されて作動し,吸気導入
部62から患者Pに供給される酸素(厳密には空気と混
合された酸素)に振動空気圧を付勢するダイヤフラム機
構56と、ダイヤフラム機構56のダイヤフラム561
を中立位置に保持するダイヤフラム中立位置制御装置1
0とを備えている。
【0035】上述の吸気導入部62は、外気と予め準備
された酸素とを吸入し混合するブレンダ621と、ブレ
ンダ621から送り出される空気を加湿する加湿器62
2とから構成されている。加湿器622には、加湿器6
22を経た吸気Aiを患者Pへ供給する吸気管623が
接続されている。吸気管623には、被加圧室563が
連通されるとともに、その末端で後述する三方分岐管1
70に接続されている。
【0036】この三方分岐管170は、患者側管路17
1,酸素供給源側管路172及び呼気排出側管路173
の三つの管路を備えており、酸素供給源側管路172が
吸気管623と接続されている。また、患者側管路17
1には、患者Pに至る末端吸気管605と接続され、こ
の末端吸気管605の途中には、患者Pの吸気状態を検
出する圧力センサ624が取り付けられている。
【0037】さらに、呼気排出側管路173は、連通管
604の一端部と接続され、この連通管604を介して
呼気弁607が接続されている。これら連通管604と
呼気弁607とにより患者Pから出された呼気を大気中
に排出する排出経路が構成されている。呼気弁607
は、筺体607aと排気ポート607bと流量制御用の
電磁弁(制御用シリコンシート)607cとからなり、
前述した一方向弁7は、排出ポート607bに装備され
ている。また、後述する制御部16は、上述の圧力セン
サ624の出力に応じてこの呼気弁607の電磁弁60
7cによる通過流量の制御を行う機能を有している。
【0038】ブロワ52は、陽圧管521及び陰圧管5
22を有し、陰圧管522から空気を吸入し、その空気
を陽圧管521から吐出する。この陽圧管521には、
外気と連通するオリフィス管524が接続されおり、陰
圧管522には、外気と連通するオリフィス管523が
接続されている。
【0039】ロータリバルブ機構54は、ポート54
1,542,543を有するロータリバルブ544と、
ロータリバルブ544を回転させる駆動部545とから
構成されている。駆動部545は、図示しない電動機及
び減速機からなり、ロータリバルブ544を例えば900
[rpm]で回転させる。ロータリバルブ544は、一回転
するごとに、ポート541とポート543とのみを一回
連通させ、続いてポート542とポート543とのみを
一回連通させる。これにより、供給される酸素に対して
周波数15[Hz]の振動空気圧Apnを付勢する。ポート54
3には、振動空気圧Apnをダイヤフラム機構56へ伝達
する振動空気圧管546が接続されている。振動空気圧
管546には、流量制御バルブ547が挿入されてい
る。
【0040】ダイヤフラム機構56は、加圧室562及
び被加圧室563と、加圧室562と被加圧室563と
の間を仕切るとともに伸縮自在の部材で形成されたダイ
ヤフラム561とを備えている。加圧室562は振動空
気圧管546に接続されている。
【0041】次に、ダイヤフラム中立位置制御装置10
について説明する。このダイヤフラム中立位置制御装置
10は、ダイヤフラム機構56のダイヤフラム561の
位置を検出するダイヤフラム位置センサ601と、陽圧
Ap、陰圧An又は振動空気圧Apnを制御する圧力制御
バルブ14(圧力制御機構)と、ダイヤフラム位置セン
サ601で検出されたダイヤフラム561の位置に基づ
き圧力制御バルブ14を制御する制御部16とを備えて
いる。
【0042】圧力制御バルブ14は、構造的にはロータ
リバルブに類似しており、ポート141〜145を有す
る本体146と、本体146内部で各ポート141〜1
45を所定の組み合わせで接続する回動体149と、こ
の回動体149を正逆方向に回動させるアクチュエータ
147とから構成されている。アクチュエータ147
は、図示しない電動機及び減速機からなり、回動体14
9を所望の角度に回動させることができる。
【0043】圧縮制御バルブ14のポート141には、
陽圧管521と連通する陽圧バイパス管181が接続さ
れている。ポート142には、陰圧管522と連通する
陰圧バイパス管182が接続されている。ポート143
には、振動空気圧管546と連通する振動空気圧バイパ
ス管183が接続されている。ポート144,145に
は、それぞれ大気開放ポート184,185が接続され
ている。
【0044】圧縮バルブ14は、通常は、全てのポート
141〜145が閉じられた状態にあり、ダイヤフラム
機構56のダイヤフラム561の位置に異常が生じた場
合に、以下に示す二種類の状態に切り替えられる。
【0045】即ち、その一方の状態(以下、「切り換え
A」とする)では、ポート141とポート144及びポ
ート142とポート143がそれぞれ連通され、ポート
145が閉じられる。これにより、ブロワ52で発生し
た陽圧Apの絶対値を低下させると共に、ダイヤフラム
561を付勢する振動空気圧Apnにブロワ52で発生し
た陰圧Anを付勢する。
【0046】また、他方の状態(以下、「切り換えB」
とする)では、ポート142とポート145及びポート
141とポート143がそれぞれ連通され、ポート14
4が閉じられる。これにより、ブロワ52で発生した陰
圧Anの絶対値を低下させると共に、ダイヤフラム56
1を付勢する振動空気圧Apnにブロワ52で発生した陽
圧Apを付勢する。
【0047】制御部16は、例えばCPU、ROM、R
AM、入出力インタフェース等からなるマイクロコンピ
ュータである。この制御部16は、ダイヤフラム位置セ
ンサ601から得られるダイヤフラム561の動作情報
に基づき、ダイヤフラム561の平均中立位置のずれを
常に判断している。そして、ダイヤフラム561の平均
中立位置がずれると、制御部16は次のように動作す
る。
【0048】ダイヤフラム561の中立位置が患者P側
(図2における右側)にずれると、圧力制御バルブ14
を切り換えAに設定する。すると、ブロワ52で発生し
た陽圧Apの絶対値が低下するとともに、ブロワ52で
発生した陰圧Anが振動空気圧Apnに付勢されることに
より、振動空気圧Apnが低下する。これにより、ダイヤ
フラム561の中立位置が中心へ(図2における左側
へ)戻る。
【0049】逆に、ダイヤフラム561の中立位置がブ
ロワ52側(図2における左側)にずれると、切り換え
Bに設定する。すると、ブロワ52で発生した陰圧An
の絶対値が低下するとともに、ブロワ52で発生した陽
圧Apが振動空気圧Apnに付勢されることにより、振動
空気圧Apnが上昇する。これにより、ダイヤフラム56
1の中立位置が中心へ(図2における右側へ)戻る。
【0050】ダイヤフラム561を中立位置へ戻すこと
に要する時間は、陽圧Apのみならず陰圧Anも制御し
ており、振動空気圧Apnを大気ではなく陰圧An側又は
陽圧Ap側に開放することにより、大きい圧力差を利用
できるので、より効果適に迅速化を図ることができる。
【0051】次に、一方向弁7について、図3乃至図5
により詳述する。図3は、一方向弁7が呼気弁607に
装備された状態を示す断面図であり、図4は、一方向弁
7の分解斜視図であり、図5は、一方向弁7の動作説明
図である。この一方向弁7は、呼気の通過穴73aを設
けた通過穴形成部材71と、この通過穴73aに通過方
向の下流側から覆いかぶさる膜状の弁部材75とを有
し、この弁部材75をその一部分のみで通過穴73aの
近傍に係止している。
【0052】通過穴形成部材71は、図4に示すよう
に、二つの筒体72a,72bを連結してなる一つの筒
状体72と、この筒状体72の内部を一端と他端とに分
離する仕切り板73とから構成されている。この筒状体
72が、呼気弁607の排気ポート607bに挿入され
た状態で一方向弁7は装備される。また、仕切り板73
には、筒状体72の一端と他端とを連通する通過穴73
aが、当該仕切り板73の中央部から放射状に四つ設け
られている。
【0053】仕切り板73の呼気通過方向下流側には、
可撓性の高い弁部材75が装備されている。この弁部材
75は、筒状体72の内径よりも若干小さい円形に形成
されており、この弁部材75の中央部のみが仕切り板7
3の中央部にピン76により係止されている。この弁部
材75は、仕切り板73に装備した状態で全ての通過穴
73aを覆い隠した状態となる。
【0054】かかる構造を有する一方向弁7は、ダイヤ
フラム機構56により陽圧が付勢されると、呼気弁60
7の筺体607aの内圧により弁部材75が撓んで押し
開けられ、通過穴73aから呼気が排出される(図5
(A))。また、陰圧が付勢されると、弁部材75は外
圧により仕切り板73側に押圧されて通過穴73aを塞
ぎ、外気の流入を防止する(図5(B))。
【0055】次に、上述した各構成からなる人工呼吸器
12の動作を説明する。
【0056】まず、吸気導入部62から酸素(吸気)A
iの供給が開始され、ブロワ52が駆動を開始する。ブ
ロワ52から発生した陽圧Apと陰圧Anとは、ロータリ
バルブ機構54で振動空気圧Apnとなり、ダイヤフラム
機構56に伝達される。ダイヤフラム機構56では、振
動空気圧Apnの周期によってダイヤフラム561が振動
し、ダイヤフラム561の振動が吸気管623内の圧力
を変化させる。かかる振動空気圧Apnの陽圧Apにより
に、常時、患者Pに酸素Aiが供給される。また、振動
空気圧Apnの陰圧Anにより、患者Pの肺内の二酸化炭
素を含んだ呼気が三方分岐管170に引き出され、呼気
排出側管路173を介して604側に送られる。
【0057】このとき、ダイヤフラム561の凹凸動作
は、ダイヤフラム位置センサ601よって検出され、ダ
イヤフラム561の動作情報として制御部16へ常時出
力されている。ここで、自発呼吸に起因してダイヤフラ
ム561の凹凸動作が乱れると、この情報は直ちに制御
部16へ出力される。すると、制御部16は、例えば、
ダイヤフラム561の中立位置が患者P側(図面で右
側)にずれると、圧力制御バルブ14を切り換えAに設
定して、ダイヤフラム561の中立位置を中心へ(図2
における左側へ)戻す。また、ダイヤフラム561の中
立位置がブロワ52側(図2における左側)にずれる
と、切り換えBに設定し、ダイヤフラム561の中立位
置を中心へ(図2における右側へ)戻す。これにより、
ダイヤフラム561は、常に中立位置が中心に維持さ
れ、安定した呼気吸入が行われる。
【0058】ここで、人工呼吸器12における排出流路
側の動作を説明すると、まず、図5(A)の如く、ダイ
ヤフラム機構56から陽圧Apが付勢されると、通過管
604を介して患者Pからの呼気が呼気弁607の筺体
607a内に送り込まれる。これにより、筺体607a
の内部圧力が上昇し、貫通穴73aの下流側から覆いか
ぶさる状態にある弁部材75は、内部呼気に押圧され、
その中心部から周縁部にかけて撓みが生じ、各通過穴7
3aが開放される。従って、呼気は人工呼吸器12の外
部に放出される。
【0059】また、図5(B)の如く、ダイヤフラム機
構56から陰圧Pnが付勢されると、通過管604を介
して呼気弁607の筺体607a内部が減圧される。従
って、弁部材75は、外気圧により各貫通穴73aを塞
いだ状態のまま仕切り板73側に押圧され、外気の流入
が阻まれる。
【0060】以上のように、本実施形態では、呼気弁6
07の排気ポート607bに一方向弁7を装備したこと
により、振動空気圧の陽圧時はもとより、陰圧時におい
てもかかる排気ポートからの外気の侵入を防止すること
ができる。従って、呼気の逆流を防止して当該呼気の排
出量を増加させることができ、振動空気圧の1サイクル
でのガス交換量を増やすことが可能となる。
【0061】また、この人工呼吸器12において圧力制
御を行う場合において、呼気導入部から患者までの平均
気道内圧に対する外気の影響を排除するため、これを低
く維持する場合であっても容易に目標値を維持すること
が可能である。図6は、試験に基づく従来の一方向弁の
ない人工呼吸器と本実施形態とについての、圧力の目標
設定値とこれにより実際に観測された平均気道内圧の関
係を示している。吸気の供給量を20[l/min]と
した場合、一方向弁のない従来の人工呼吸器にあって
は、平均気道内圧の限界値が130[mmH2O]であ
るのに対して、本実施形態に基づく実施形態では50
[mmH2O]まで低減することが可能である。即ち、
一方向弁を有する本実施形態の方が設定可能な低減値が
低いことが分かる。
【0062】またさらに、一方向弁により外気が侵入せ
ず、安定した排気量を確保できることから、吸気の供給
量を増加しても平均気道内圧を低く設定することが可能
である。
【0063】図7は、一方向弁の他の例を示す。この図
7に示す例では、呼気弁607の電磁弁607cを構成
する制御用シリコンコートの連結管604との対向面側
に膜状の弁部材75Aを装備し、これにより一方向弁を
構成している。弁部材75Aは、変形性に富むフィルム
状部材であり、ゴム,合成樹脂等が好ましい。
【0064】この弁部材75Aは、呼気が通過するノズ
ルとしての連結管604の吹き出し口側に近接して対向
する位置に配設され、当該吹き出し口を覆い塞ぐことが
できる大きさの円形に設定されている。弁部材75Aは
その中心が、連結管604の中心と一致するように且
つ、当該弁部材75Aの中央部分75Aaでのみ制御用
シリコンコート607cに接着装備される。
【0065】かかる一方向弁の弁部材75Aは、ダイヤ
フラム機構56から陽圧が付勢された場合には、通常の
形状を維持したまま当該弁部材75Aと連通管604の
吹き出し口の隙間から呼気が通過し人工呼吸器12の外
部に排気される(図8(A))。
【0066】また、弁部材75Aの中央部分75Aaを
除く周囲の部分75Ab(図7(B)参照)は固定され
ておらず自由に変形することができるので、ダイヤフラ
ム機構56から陰圧が付勢されたときには、連通管60
4の吹き出し口に弁部材75Aの周囲の部分75Abが
引き寄せられて密着し、隙間を塞ぐために、外気の侵入
を防止する(図8(B))。
【0067】このように、図7に示す構成であっても、
前述した一方向弁7と同様の効果を上げることが可能で
あり、さらには、従来からある構成に弁部材75Aを付
加することにより実現が可能であるため、装置の生産性
の向上を図ることが可能である。
【0068】図9にさらに別の一方向弁7Bの例を示
す。この一方向弁7Bは、呼気弁607の排気ポート6
07bにチューブ608Bを介して接続された筒状体容
器71Bとその内部に収容された球状の弁部材75Bと
から構成される。筒状体容器71Bは、その中心軸が垂
直方向にだいたい沿っている状態で配設され、上面は閉
塞されると共に底面には当該筒状体容器71Bの内部に
呼気弁607からの呼気を導入する導入穴72Bが設け
られている。この導入穴72Bは、前述のチューブ60
8Bと連結されている。さらに、この筒状体容器71B
の下部側面には二つの排出穴73Bが設けられている。
即ち、導入穴72Bから導入された呼気は、この排出穴
73Bから排気される。なお、導入穴72Bは、筒状体
容器71Bの断面と同心円の円形穴であり、当然のこと
ながら、筒状体容器71Bの断面の円よりも小径に設定
されている。
【0069】球状の弁部材75Bは、筒状体容器71B
の内部を上下方向に自在に移動するべくその外径を、当
該筒状体容器71Bの内径よりも幾分小さく設定されて
いる。そして、筒状体容器71Bが垂直方向に沿って配
設された状態にあっては、導入穴72Bにはまった状態
でこれを塞いでいる。
【0070】かかる構成では、ダイヤフラム機構56か
ら陽圧が付勢された場合には、導入穴72Bを介して筒
状体容器71B内に呼気が侵入しようとするため、導入
穴72Bを塞いでいる球状の弁部材75Bが上方に押し
上げられる。さらに、球状の弁部材75Bが排出穴73
Bより上方まで移動すると、導入穴72Bと排出穴73
Bとが連通し、呼気は排出穴73Bを通過して人工呼吸
器12の外部に排気される(図10(A))。
【0071】また、ダイヤフラム機構56から陰圧が付
勢された場合には、チューブ608Bから導入穴72B
にかけて負圧となり、球状の弁部材75Bは、外気圧力
により導入穴72B側に押圧され、当該導入穴72Bを
強固に塞いだ状態となり、外気の侵入を防止する(図1
0(B))。
【0072】このように、一方向弁7Bにあっても、前
述の一方向弁7と同様の効果を有すると共に、一方向弁
7B自体が呼気弁607から別個の単体として構成され
ているため、呼気弁内に装備した場合と比較して、メン
テナンスが行い易く、保守性の向上を図ることが可能で
ある。
【0073】
【実施例】本発明の実施例を図11乃至図15に基づい
て説明する。本実施例では、図11に示すように、呼気
弁607に一方向弁7を装備した人工呼吸器12に、患
者Pではなく人工的なモデル肺Mを接続して行われた試
験の結果について説明する。このモデル肺Mは、図示し
ないが、内部に二酸化炭素を一定量供給する供給手段が
設けられている。また、比較例として、呼気弁607に
一方向弁7を装備しない人工呼吸器(図17参照)との
比較を行うものとする。
【0074】図12は、各人工呼吸器のダイヤフラム機
構56による陽圧付勢時における三方分岐管170内の
流速分布を示し、図12(A)は一方向弁7を有してい
ない人工呼吸器の場合を示し、図12(B)は一方向弁
7を有している人工呼吸器の場合を示す。
【0075】これらを比較すると、一方向弁がない場合
には、吸気がモデル肺M側よりも吸気弁607側に多く
流れ、一方向弁7がある場合には、吸気がモデル肺M側
と吸気弁607側とに平均的に流れている。これは、一
方向弁7の弁部材75を押し開く際にこれが抵抗となる
ためである。この結果、人工呼吸器12には、酸素の供
給量を増加させる効果があることが観測される。
【0076】図13は、各人工呼吸器のダイヤフラム機
構56による陰圧付勢時における三方分岐管170内の
流速分布を示し、図13(A)は一方向弁7を有してい
ない人工呼吸器の場合を示し、図13(B)は一方向弁
7を有している人工呼吸器の場合を示す。
【0077】これらを比較すると、一方向弁がない場合
には、外気が呼気弁607側から多く流入し、且つ、モ
デル肺内からの呼気の排出量も少なくなっている。一
方、一方向弁7がある場合には、呼気弁側からの外気の
流入がほとんど無く、またモデル肺内からの呼気の排出
も良好に行われていることが観測される。
【0078】図14は振動空気圧力の周波数を15[H
z]としたときの一方向弁のない人工呼吸器に接続した
モデル肺(下の曲線)及び三方分岐管内(上の曲線)の
極く短時間における内圧変化を示し、図15は同条件で
の一方向弁のある人工呼吸器に接続したモデル肺(下の
曲線)及び三方分岐管内(上の曲線)の極く短時間にお
ける内圧変化を示す(図12と図13の横1目盛りは20
[msec])。
【0079】これらを比較すると、まず、一方向弁の無
い場合の三方分岐管内の圧力振幅(最大圧力と最小圧力
の差)は46[mmH2O]であるのに対して、一方向弁のある
場合の三方分岐管内の圧力振幅(最大圧力と最小圧力の
差)は62[mmH2O]である。これは、一方向弁が無けれ
ば、陰圧時の外気の侵入により最低圧力が低くならない
ためである。
【0080】また、一方向弁の無い場合のモデル肺内の
圧力振幅から算出される振動一回における換気量は84[c
c]であるのに対して、一方向弁のある場合のモデル肺内
の換気量は103[cc]である。これも、一方向弁が無いこ
とによる外気の流入により、モデル肺内の呼気の吸い出
しが良好に行われないことに起因する。
【0081】(第二の実施形態)本発明の第二の実施形
態を、図16及び図17に基づいて説明する。この第二
の実施形態は、前述した排出方向規制機構としての一方
向弁7に替えて、排出経路の閉塞と開放とを切り換える
切り換え手段7Cを装備した人工呼吸器12Cを示して
いる。この人工呼吸器12Cは、特に示さない限り他の
構成については人工呼吸器12と同一であり、かかる同
一部分の説明は省略するものとする。
【0082】この人工呼吸器12Cでは、連通管604
の下流側端部に呼気弁607がなく、連通管604の下
流端部(排出端部)604aは、管の中心軸に対する垂
直面で切断された状態で、切り換え手段7Cの開閉蓋7
1Cと対向している。この開閉蓋71Cは、連通管60
4の下流端部と同一軸上に沿って配設された筒状体72
Cの内部に摺動自在に配設されている。開閉蓋71C
は、円筒形状であり、その外径は、連通管604の外径
よりも大きく設定されている。
【0083】開閉蓋71Cは、連通管604との対向面
の反対側(背後)からクランク機構に支持されている。
このクランク機構は、クランク軸として機能する回転円
板73Cと、この回転円板73Cの周縁部と開閉蓋71
Cの背後とを連結する連接棒74Cと、回転円板73C
に回転力を付勢する駆動モータ75Cとから構成されて
いる。
【0084】回転円板73Cの回転により開閉蓋71C
が最も連通管604に接近した状態で、図17(A)に
示すように開閉蓋71Cの対向面と連通管604の排出
端部の端面とが丁度接触する長さに、連接棒74Cの長
さが設定されている。かかる状態において、開閉蓋は7
1Cは、連通管604を密閉する。また、開閉蓋71C
の少なくとも対向面側は、弾性を帯びた素材(ゴム,樹
脂等)からなり、連通管604の排出端部604aと接
した場合のシール性を高く維持し、連通管604の内部
と外部との気体の流通を防止する。
【0085】クランク機構の駆動モータ75Cは、ステ
ッピングモータであり、外部の動作信号に応じて必要量
の回転を行わせることができる。また、この人工呼吸器
12Cには、前述した制御部16と同一の機能を有する
と共に、切り換え手段7Cによる閉塞と開放の切り換え
動作と振動空気圧Apnの周期との同期を図る同期制御回
路161Cを有している。
【0086】この同期制御回路161Cは、ロータリー
バルブ機構54の駆動部545と駆動モータ75Cとの
同期を図っている。即ち、この同期制御回路161C
は、駆動モータ75Cを、駆動部545と同一周期で回
転駆動し且つ連通管604内が陰圧時に開閉蓋71Cが
連通管604の排出端部604aを塞ぐように一定の位
相差で駆動制御する。
【0087】即ち、この人工呼吸器12Cでは、ロータ
リーバルブ機構54によりダイヤフラム機構56を介し
て陽圧Apが付勢されるときには、開閉蓋71Cは排出
端部604aから離間しており(図17(B))、患者
Pからの呼気は、通過管604を介して、人工呼吸器1
2Cの外部に放出される。
【0088】また、ロータリーバルブ機構54によりダ
イヤフラム機構56を介して陰圧Pnが付勢されると、
開閉蓋71Cは排出端部604aを密閉しており(図1
7(A))、外気の流入が阻まれる。
【0089】以上のように、人工呼吸器12Cでも、前
述した人工呼吸器12と同様の効果を挙げることが可能
である。また、振動空気圧Apnの周期を決定付けるロー
タリーバルブ機構54の駆動部545と開閉蓋71Cの
開閉動作の同期を図っているため、位相差を適度に設定
することにより、一方向弁7のように弁を開放するため
の圧力上昇によるタイムラグを排除することができ、呼
気排出をより効率的に行うことが可能となる。
【0090】(第三の実施形態)本発明の第三の実施形
態を、図18及び図19に基づいて説明する。この第三
の実施形態は、前述した排出方向規制機構としての一方
向弁7に替えて、排出経路の閉塞と開放とを切り換える
切り換え手段7Dを装備した人工呼吸器12Dを示して
いる。この人工呼吸器12Dは、特に示さない限り他の
構成については人工呼吸器12と同一であり、かかる同
一部分の説明は省略するものとする。
【0091】切り換え手段7Dは、排出経路を閉塞する
閉塞領域711Dと開放する開放口712Dとを同一円
周上に備える回転平板71Dと、この回転平板71Dに
回転動作を付勢する回転駆動手段としての駆動モータ7
2Dとを有する。
【0092】人工呼吸器12Dでは、連通管604の下
流側端部に呼気弁607がなく、連通管604の下流端
部(排出端部)604aは、管の中心軸に対する垂直面
で切断された状態となっている。そして、上述の回転平
板71Dは、その平板面が連通管604の下流端部60
4aの切断面と平行且つ接触して配設されている。この
回転平板71Dは、円板状に形成されており、その中心
部で駆動モータ72Dの回転軸に保持されている。
【0093】回転平板71Dは、少なくとも連通管60
4の下流端部604aの外径と比較して二倍以上の外径
に設定されている。そして、回転平板71Dと同心円と
なる当該回転平板71D上の一定の円周に沿って、開放
口712Dと閉塞領域711Dとが90度ごとに交互に
二つずつ形成されている。この開放口712Dは、下流
端部604aの外径とほぼ同一大(或いは幾分小さい)
の貫通穴であり、閉塞領域711Dは、少なくとも下流
端部604aを完全に遮蔽することができる大きさの平
板面である。
【0094】連通管604の下流端部604aは、回転
平板71Dに対して上述の一定の円周上に当接してお
り、回転平板71が、駆動モータにより回転駆動される
と、90度回転するごとに、閉塞領域711Dと開放口
712Dとが入れ替わり対向するようになっている。下
流端部604aと回転平板71Dとは、殆ど摺動状態で
隙間無く接しているため、当該下流端部604aに閉塞
領域711Dが対向している状態(図19(A))にあ
っては、連通管604はほぼ密閉状態となり、当該下流
端部604aに開放口712Dが対向している状態(図
19(B))にあっては、連通管604は装置外部に通
じた状態となる。
【0095】駆動モータ72Dは、ステッピングモータ
であり、外部の動作信号に応じて必要量の回転を行わせ
ることができる。また、切り換え手段7Dのすぐ上流
側,即ち、連通管604の下流端部604a近傍に当該
連通管604の内部圧力を検出する圧力センサ604b
が装備されている。そして、この人工呼吸器12Dに
は、前述した制御部16と同一の機能を有すると共に、
切り換え手段7Dによる閉塞と開放の切り換え動作と圧
力センサ604bにより検出された振動空気圧Apnの周
期との同期を図る同期制御回路161Dを有している。
【0096】この同期制御回路161Dは、圧力センサ
604bが陽圧を検出するとき、開放口712Dと下流
端面604aとが対向するように駆動モータ72Dを駆
動し、圧力センサ604bが陰圧を検出するとき、閉塞
領域711Dと下流端面604aとが対向するように駆
動モータ72Dを駆動する。振動空気圧Apnは、陽圧と
陰圧とが連続するため、その繰り返し速度に応じて、回
転平板71Dを所定の速度で一定方向に回転させても良
い。その場合は、駆動モータ72Dは、ステッピングモ
ータよりも低コストであるスピードコントロールモータ
の利用も可能である。
【0097】これにより、この人工呼吸器12Dでは、
連通管604内が陽圧のときには、開放口712Dから
呼気が排気され、連通管604内が負圧のときには、下
流端部604aが閉塞領域711Dにより塞がれて外気
の侵入が防止される。
【0098】以上のように、人工呼吸器12Dでも、前
述した人工呼吸器12と同様の効果を挙げることが可能
である。また、切り換え手段7Dのすぐ上流側に装備さ
れた圧力センサ604bの検出圧力に基づいて連通管の
閉塞と開放との切り換え同期を決定しているため、切り
換え手段7Dと圧力センサ604bとの間に生じる位相
差の影響を低減し、また、一方向弁7のように弁を開放
するための圧力上昇によるタイムラグを排除することが
でき、呼気排出をより効率的に行うことが可能となる。
【0099】(第四の実施形態)本発明の第四の実施形
態を、図20及び図21に基づいて説明する。この第四
の実施形態は、前述した排出方向規制機構としての一方
向弁7に替えて、排出経路の閉塞と開放とを切り換える
切り換え手段7Eを装備した人工呼吸器12Eを示して
いる。この人工呼吸器12Eは、特に示さない限り他の
構成については人工呼吸器12と同一であり、かかる同
一部分の説明は省略するものとする。
【0100】切り換え手段7Eは、排出経路を閉塞する
閉塞領域711Eと開放する開放口712Eとを同一の
周面上に備える回転筒状体71Eと、この回転筒状体7
1Eを回転自在に支持する筒状枠体72Eと、この回転
筒状体71Eに回転動作を付勢する回転駆動手段として
の駆動モータ73Eとを有する。
【0101】人工呼吸器12Eでは、連通管604の排
出端部に上方が開口した有底の筒状枠体72Eが装備さ
れている(図21二点鎖線)。連通管604は、この筒
状枠体72Eの周面を貫通してその内部と連通してい
る。筒状枠体72Eの内部には、その内径とほぼ等しい
外径を有する回転筒状体71Eが筒状枠体72Eに対し
て回転自在に装備されている。
【0102】回転筒状体71Eは、筒状枠体と同様に上
方が開口した有底の筒状体であり、その周面の一部が切
り欠かれている。連通管604に対応して設けられた筒
状枠体72Eの周面上の貫通穴(図示略)は、丁度,筒
状枠体72Eに装備された回転筒状体71Eの周面が接
する領域内にその位置が設定されている。
【0103】そして、回転筒状体71Eの周面の内、切
り欠き部分が開放口712Eとなり、それ以外の部分は
閉塞領域711Eを構成する。さらに、この回転筒状体
71Eは、その底面における中心軸線上を駆動モータ7
3Eの回転軸に保持されている。一方の駆動モータ73
Eは、その回転軸を除いて筒状枠体72Eに固定連結さ
れている(図21では離間して見えるが、実際は固定部
材等を介して連結されている。)。
【0104】駆動モータ73Eは、ステッピングモータ
であり、外部の動作信号に応じて必要角度で回転を行わ
せることができる。従って、図19(A)のように、連
通管604の下流端部が、回転筒状体71Eの閉塞領域
711Eに対向するように位置決めして回転させること
により連通管604はほぼ密閉状態となり、図19
(B)のように、連通管604の下流端部が、回転筒状
体71Eの開放口712Eに対向するように位置決めし
て回転させることにより連通管604は装置外部に通じ
た状態となる。
【0105】また、切り換え手段7Eのすぐ上流側,即
ち、連通管604の下流端部近傍には、人工呼吸器12
Dと同様にして、当該連通管604の内部圧力を検出す
る圧力センサ604bが装備されている。また、同様に
して、制御部16には、切り換え手段7Eによる閉塞と
開放の切り換え動作と圧力センサ604bにより検出さ
れた振動空気圧Apnの周期との同期を図る同期制御回路
161Dを有している。
【0106】この同期制御回路161Dにより、圧力セ
ンサ604bが陽圧を検出するとき、開放口712Eと
連通管604の下流端面とが対向するように駆動モータ
73Eを駆動し、圧力センサ604bが陰圧を検出する
とき、閉塞領域711Eと連通管604の下流端面とが
対向するように駆動モータ73Eを駆動する。振動空気
圧Apnは、陽圧と陰圧とが連続するため、その繰り返し
速度に応じて、回転筒状体71Eを所定の速度で一定方
向に回転させても良い。その場合は、駆動モータ73E
は、ステッピングモータより低コストであるスピードコ
ントロールモータの利用も可能である。
【0107】これにより、この人工呼吸器12Eでは、
連通管604内が陽圧のときには、開放口712Eから
呼気が排気され、連通管604内が負圧のときには、下
流端部604aが閉塞領域711Eにより塞がれて外気
の侵入が防止される。
【0108】以上のように、人工呼吸器12Eは、前述
した人工呼吸器12Dとほぼ同一の効果を享受すること
ができる。
【0109】
【発明の効果】本発明では、排出経路に一方向弁を装備
したことにより、振動空気圧の陽圧時はもとより、陰圧
時においても排出経路の末端からの外気の侵入を防止す
ることができる。従って、呼気の逆流を防止して当該呼
気の排出量を増加させることができ、振動空気圧の1サ
イクルでのガス交換量を増やすことが可能となる。
【0110】また、本発明は、外気の流入を防ぐことか
ら、振動空気圧を付勢される酸素の供給圧力をより低く
設定することが可能である。またさらに、一方向弁によ
り外気が侵入せず、安定した排気量を確保できることか
ら、吸気の供給量を増加しても平均気道内圧を低く設定
することが可能である。
【0111】さらに、本発明によれば、計測できない不
確定量の外気の侵入がないため、安定したガスの交換量
となり、例えば、医者が患者に対して行われた1サイク
ルのガス交換量を管理し易く、扱い易い高頻度人工呼吸
器を提供できる。
【0112】一方向弁を、通過穴形成部材と通過穴に下
流側から覆いかぶさる膜状の弁部材とから構成した場合
には、陽圧付勢時にかかる一方向弁の弁部材を開放する
ための流動抵抗により、酸素が直接排気経路に流出する
ことを防ぎ、患者側への供給量を増やすことが可能であ
る。
【0113】さらに、本発明において、排出方向規制機
構が排出経路の閉塞と開放を切り換える切り換え手段を
有する場合にあっても、上述の一方向弁とほぼ同様の効
果を享受することができる。
【0114】このとき、特に、切り換え手段と振動空気
圧との同期を図る同期制御回路を有し、これらの間の位
相差を適度に設定することにより、一方向弁のように弁
を開放するための圧力上昇によるタイムラグを排除する
ことができ、呼気排出をより効率的に行うことが可能と
なる。
【0115】また、同期制御回路が、切り換え手段のす
ぐ上流側に装備されたセンサの検出圧力に基づいて切り
換え動作の同期を図る構成とした場合には、切り換え手
段と圧力センサとの間に生じる位相差の影響を低減し、
また、一方向弁のように弁を開放するための圧力上昇に
よるタイムラグを排除することができ、呼気排出をより
効率的に行うことが可能となる。
【0116】本発明は以上のように構成され機能するの
で、これによると、従来にない優れた人工呼吸器を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図2】図1の実施形態の各構成を簡略化して示したブ
ロック図である。
【図3】図1に開示した一方向弁の装備状態を示す断面
図である。
【図4】図3の一方向弁の分解斜視図である。
【図5】一方向弁の動作を説明する説明図であり、図5
(A)は陽圧時の動作を示し、図5(B)は陰圧時の動
作を示す。
【図6】本実施形態と従来例との制御吸気圧力の最低圧
力の限界を示す線図である。
【図7】図7(A)は一方向弁の他の例を示す分解斜視
図であり、図7(B)は弁部材の装着状態を示す断面図
である。
【図8】図7の一方向弁の動作を示す断面図であり、図
8(A)は陽圧時を示し、図8(B)は陰圧時を示す。
【図9】一方向弁のさらに他の例を示す一部切り欠いた
斜視図である。
【図10】図9の一方向弁の動作を示す断面図であり、
図10(A)は陽圧時を示し、図10(B)は陰圧時を
示す。
【図11】試験のためのモデル肺を装備した人工呼吸器
を示す構成図である。
【図12】モデル肺を装備した人工呼吸器の陽圧時の三
方分岐管内の流速分布を示す説明図であり、図12
(A)は一方向弁を装備しない場合を示し、図12
(B)は一方向弁を装備した場合を示す。
【図13】モデル肺を装備した人工呼吸器の陰圧時の三
方分岐管内の流速分布を示す説明図であり、図13
(A)は一方向弁を装備しない場合を示し、図13
(B)は一方向弁を装備した場合を示す。
【図14】一方向弁を装備しない人工呼吸器の三方分岐
管内及びモデル肺内の短時間における圧力変化を示す線
図である。
【図15】一方向弁を装備した人工呼吸器の三方分岐管
内及びモデル肺内の短時間における圧力変化を示す線図
である。
【図16】本発明の第二の実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図17】図17(A)は、図16に開示した切り換え
手段の閉塞状態を示す説明図であり、図17(B)は、
図16に開示した切り換え手段の開放状態を示す説明図
である。
【図18】本発明の第三の実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図19】図19(A)は、図18に開示した切り換え
手段の閉塞状態を示す説明図であり、図19(B)は、
図18に開示した切り換え手段の開放状態を示す説明図
である。
【図20】本発明の第四の実施形態を示す概略構成図で
ある。
【図21】図21(A)は、図20に開示した切り換え
手段の閉塞状態を示す説明図であり、図21(B)は、
図20に開示した切り換え手段の開放状態を示す説明図
である。
【図22】従来の排出経路内の吸気及び呼気の流れを示
す断面図である。
【図23】従来の人工呼吸器の呼気弁の断面図である。
【図24】従来の排出経路内に生じていた外気の流入状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
7 一方向弁(排出方向規制機構) 71 通過穴形成部材 72B 導入穴 73B 排出穴 73a 通過穴 75,75A 膜状の弁部材 75Aa 中央部分 75B 球状の弁部材 7C,7D,7E 切り換え手段 71C 開閉蓋 71D 回転平板 71E 回転筒状体 711D,711E 閉塞領域 712D,712E 開放口 72D,73E 駆動モータ 161C,161D 同期制御回路 12,12C,12D,12E 人工呼吸器 P 患者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 396020800 科学技術振興事業団 埼玉県川口市本町4丁目1番8号 (72)発明者 高木 俊尚 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 斎藤 正毅 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 安川 幹男 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 杉浦 康仁 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 鈴木 克由 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 鎌田 賢弘 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 大竹 智久 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 山田 芳嗣 東京都世田谷区代沢1丁目37番14号 (72)発明者 新田 一福 埼玉県大宮市宮原町1丁目154 株式会社 メトラン内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者に供給する酸素に,患者の呼吸周期
    よりも高い周期の振動空気圧を付勢して酸素吸入と呼気
    排出とを行う高頻度振動換気法を採る人工呼吸器におい
    て、 前記患者から出された呼気を大気中に排出する排出経路
    に、当該呼気の流動方向をその排出を行う一定方向に規
    制する排出方向規制機構を装備したことを特徴とする人
    工呼吸器。
  2. 【請求項2】 前記排出方向規制機構が、前記呼気を排
    出方向にのみ通過自在とする一方向弁であることを特徴
    とする請求項1記載の人工呼吸器。
  3. 【請求項3】 前記一方向弁は、呼気の通過穴を設けた
    通過穴形成部材と、この通過穴に通過方向の下流側から
    覆いかぶさる膜状の弁部材とを有し、 この弁部材をその一部分のみで前記通過穴の近傍に係止
    したことを特徴とする請求項2記載の人工呼吸器。
  4. 【請求項4】 前記一方向弁は、呼気が通過するノズル
    と、このノズルの吹き出し口側に近接して対向する当該
    吹き出し口を覆い塞ぐことができる大きさの膜状の弁部
    材とを有し、 この弁部材を、その中央部分でのみ固定したことを特徴
    とする請求項2記載の人工呼吸器。
  5. 【請求項5】 前記一方向弁は、呼気が内部を通過する
    有底の筒状体容器と、この筒状体容器の底部に設けら
    れ,前記呼気を内部に導入する導入穴と、前記筒状体容
    器のいずれかの位置に設けられた前記呼気の排出穴と、
    前記筒状体容器内部で上下に自在に移動する球状の弁部
    材とを備える構成としたことを特徴とする請求項2記載
    の人工呼吸器。
  6. 【請求項6】 前記排出方向規制機構が、前記排出経路
    の閉塞と開放とを切り換える切り換え手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の人工呼吸器。
  7. 【請求項7】 前記切り換え手段による閉塞と開放の切
    り換え動作と前記振動空気圧の周期との同期を図る同期
    制御回路を有することを特徴とする請求項6記載の人工
    呼吸器。
  8. 【請求項8】 前記排出方向規制機構は、前記切り換え
    手段の手前に装備された前記排出経路の内部圧力を検出
    するセンサと、前記切り換え手段による閉塞と開放の切
    り換え動作と前記センサによる検出圧力の周期との同期
    を図る同期制御回路を有することを特徴とする請求項6
    記載の人工呼吸器。
  9. 【請求項9】 前記切り換え手段は、前記排出経路の排
    出端部に対して離間と接近を行う開閉蓋と、この開閉蓋
    に前記離間と接近とを付勢するクランク機構とを有する
    ことを特徴とする請求項6,7又は8記載の人工呼吸
    器。
  10. 【請求項10】 前記切り換え手段は、前記排出経路を
    閉塞する閉塞領域と開放する開放口とを同一円周上に備
    える回転平板と、この回転平板に回転動作を付勢する回
    転駆動手段とを有することを特徴とする請求項6,7又
    は8記載の人工呼吸器。
  11. 【請求項11】 前記切り換え手段は、前記排出経路を
    閉塞する閉塞領域と開放する開放口とを同一の周面上に
    備える回転筒状体と、この回転筒状体に回転動作を付勢
    する回転駆動手段とを有することを特徴とする請求項
    6,7又は8記載の人工呼吸器。
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