JPH08229128A - 人工呼吸器 - Google Patents

人工呼吸器

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Publication number
JPH08229128A
JPH08229128A JP6204195A JP6204195A JPH08229128A JP H08229128 A JPH08229128 A JP H08229128A JP 6204195 A JP6204195 A JP 6204195A JP 6204195 A JP6204195 A JP 6204195A JP H08229128 A JPH08229128 A JP H08229128A
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JP
Japan
Prior art keywords
circuit
patient
mouth
monitor port
generating means
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6204195A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshinao Takagi
俊尚 高木
Mikio Yasukawa
幹男 安川
Yasuhito Sugiura
康仁 杉浦
Hiroshi Takabayashi
宏士 高林
Katsuyoshi Suzuki
克由 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 適度の振動流を患者の口元に効率よく流入さ
せることが可能な人工呼吸器を提供すること。 【構成】 モニターポート10,20を介して患者Pの
口元に空気を供給する吸気回路1と、患者Pから吐出さ
れる空気を外部に放出する呼気回路2と、吸気回路1に
併設され患者Pに対して所定の呼吸動作を強要する呼吸
振動発生手段3と、この呼吸振動発生手段3に併設され
た自発呼吸回路4とを備えている。そして、モニターポ
ート10,20を、吸気回路1と呼気回路2とを患者P
の口元で分岐する二股構造のものとすると共に、このモ
ニターポート10,20の吸気回路1側と口元側とを直
線状に設定したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工呼吸器に係り、と
くに口元コネクタ(モニタ−ポ−ト)として二股コネク
タを装備した人工呼吸器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より人工呼吸器は、患者の口元に空
気を供給する吸気回路と、患者から吐出される空気を外
部に放出する呼気回路とを備えている。また、この吸気
回路と呼気回路とは、例えば患者の口元で分岐させるた
めに、Y字状の二股コネクタ(モニタ−ポ−ト)が使用
されている。図5に、Y字状二股コネクタ51の例を示
す。この図5において、符号52は患者口元に送り込ま
れる振動空気流(以下、「振動流」という)を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、振動流がY字状二股コネクタ51によ
ってその流路が曲げられて患者の口元に流入するように
なっているため、流路抵抗が増加し、これがため、患者
の口元にいたる前に振動流の勢いが低減し、当該患者へ
の空気量の供給が少なくなるという不都合が生じてい
た。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、適度の振動流を患者の口元に効率よ
く流入させることが可能な人工呼吸器を提供すること
を、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、モニターポ
ートを介して患者の口元に空気を供給する吸気回路と、
患者から吐出される空気を外部に放出する呼気回路と、
吸気回路に併設され患者に対して所定の呼吸動作を強要
する呼吸振動発生手段と、この呼吸振動発生手段に併設
された自発呼吸回路とを備えている。
【0006】そして、モニターポートを、前述した吸気
回路と呼気回路とを患者の口元で分岐する二股構造のも
のとすると共に、このモニターポートの吸気回路側と口
元側とを直線状に設定する、等の構成を採っている。こ
れによって前述した目的を達成しようとするものであ
る。
【0007】
【作 用】まず、稼働状態において、振動流の流動方向
がモニターポートの直線ポート部によって一直線に患者
口元に設定されていることから、従来のY字状ピースの
場合と異なり、その流動抵抗が大幅に低減される。この
ため、患者に対してはより有効に呼吸動作を強制し得る
ようになっている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0009】まず、図3において、符号1はモニターポ
ート10を介して患者Pの口元に空気を供給する吸気回
路を示し、符号2は患者Pから吐出される空気を外部に
放出する呼気回路を示す。また、符号3は、吸気回路1
に併設され患者Pに対して所定の呼吸動作を強要する呼
吸振動発生手段を示す。この呼吸振動発生手段3には、
自発呼吸回路4が併設されている。モニターポート10
としては、本実施例では図1に示すように、T字状に形
成されたものが使用されている。
【0010】呼吸振動発生手段3は、空気圧発生源たる
ブロア5と、このブロア5からの空気圧を所定周期の振
動空気圧に変換するロータリバルブ機構6と、このロー
タリバルブ機構6からの振動空気圧に付勢されて作動し
前述した吸気回路1に所定周期の振動空気圧を印加する
ダイヤフラム機構7とを備えている。
【0011】ダイヤフラム機構7は、加圧室7Aおよび
被加圧室7Bと、この加圧室7Aと被加圧室7Bとの間
を仕切ると共に伸縮自在の部材で形成されたダイヤフラ
ム7Cとを備えている。このダイヤフラム7Cの凹凸動
作は位置センサ8によって検出され当該ダイヤフラム7
Cの動作情報として図示しない制御部に送りこまれるよ
うになっている。
【0012】吸気回路1は、外部空気と予め準備された
酸素(O2 )とを吸入し混合するブレンダ1Aと、この
ブレンダ1Aから送り出される空気を加湿する加湿器1
Bと、この加湿器1Bから送りだされる空気を前述した
モニターポート10に案内する吸気パイプ1Cとを備え
ている。そして、この吸気パイプ1C部分に、前述した
ダイヤフラム機構7からの呼吸振動が印加され、これに
よって吸気回路1内の空気がモニターポート10を介し
て患者Pに強制的に送りこまれるようになっている。
【0013】更に、前述したブロア5とロータリバルブ
機構6とは、陽圧回路6Aと陰圧回路6Bとによって連
通されている。ここで、ブロア5の陰圧側もしくは陰圧
回路6Bには、外部空気吸引回路6Baが設けられてい
る。この外部空気吸引回路6Baには外気吸引バルブ6
Bbが装備されている。
【0014】また、ブロア5の陽圧側とモニターポート
10との間に、前述した自発呼吸回路4が併設されてい
る。
【0015】この自発呼吸回路4は、その内部が流路分
岐パーツ11を介して前述したダイヤフラム機構7の加
圧室7A側に連通されている。また、ダイヤフラム機構
7の加圧室7Aと流路分岐パーツ11との間には、外部
に向けて配管が分岐され、この分岐された配管部分に、
当該自発呼吸回路4内の空気圧を調整する圧力調整バル
ブ12が装備されている。更に、前述した呼気回路2に
は、流路分岐パーツ11とモニターポート10との間の
配管から分岐して排気圧調整バルブ13が装備されてい
る。
【0016】そして、この二つの調整バルブ12,13
によって、患者Pの肺内圧に相当する患者口元圧力が、
吸気回路1側の流量の設定とは独立して調整されるよう
になっている。
【0017】更に、ロータリバルブ機構6とダイヤフラ
ム機構7の加圧室側7Aとの間には、前述した吸気回路
1内の空気を患者Pにおくり込む空気の流量を調整する
ための流量調整バルブ15が装備されている。このた
め、この患者Pにおくり込む空気の流量は、患者口元圧
力のレベル設定とは独立して任意の大きさに設定するこ
とができるようになっている。
【0018】モニターポート10は、前述した吸気回路
側と口元側とを直線状に設定したT字状のものが使用さ
れている。即ち、モニターポート10の呼気回路2側の
分岐路10Bは、吸気回路1側と口元側とを結ぶ直線ポ
ート部10Aに直交する方向に設定されている。そし
て、呼気回路2側の分岐路10Bの直径は、患者側から
の排気動作に支障を来さない程度の大きさで、前述した
吸気回路1側の直線ポート部10Aの直径より小さく設
定されている。
【0019】具体的には、分岐路10Bの通路内直径φ
B は、図1に示すように前述した直線ポート部10Aの
通路内直径φA の1/2乃至1/3の大きさに設定され
ている。
【0020】次に、上記実施例の動作等についてを説明
する。
【0021】まず装置全体を稼働状態に設定すると、ブ
ロア5では、外気吸引バルブ6Bbが作動して陰圧側に
空気を吸い込み、一方、陽圧側からは自発呼吸回路4と
して一定の空気量を吐出させる。また、上記実施例で
は、自発呼吸回路4に圧力調整バルブ12および排気圧
調整バルブ13が装備されており、これにより、前述し
たように患者口元圧力が調節される。
【0022】また、上記実施例では、患者Pに送り込ま
れる振動流は、前述したようにロータリバルブ機構6と
ダイヤフラム機構7の加圧室側7Aとの間に装備された
流量調整バルブ15によって直接制御されるようになっ
ている。一方、患者口元の平均圧力は、同じく前述した
ように自発呼吸回路4の圧力調整バルブ12と排気圧調
整バルブ13とによって、前述した振動流制御とは独立
して成されるようになっている。即ち、上記実施例では
振動流と患者口元の平均圧力の各値を、独立して個別に
且つ自在に可変設定される。
【0023】そして、このように設定された所定圧力の
振動流が、モニターポート10を介して患者に送り込ま
れる。
【0024】この場合、振動流の流動方向がモニターポ
ート10の直線ポート部10Aによって一直線に患者口
元に設定されていることから、従来のY字状ピースの場
合と異なり、その流動抵抗が大幅に低減されている。更
に、上記実施例では、分岐路10Bの通路内直径φ
B が、直線ポート部10Aの通路内直径φA の1/2乃
至1/3の大きさに設定されているため、図2に矢印で
示すように、振動流の流動圧が呼気回路2側の分岐路1
0Bに逃げる度合いが大幅に低減され、かかる点におい
て、患者に対してはより有効に呼吸動作を強制すること
ができるという利点がある。
【0025】図4に、前述したモニターポート10の他
の例を示す。
【0026】この図4に示すモニターポート20は、直
線ポート部20Aと、この直線ポート部20Aの中央部
から外部に向けて斜めに突設された分岐路20Bとを備
えている。そして、この分岐路20Bの突出方向は、前
述した患者Pから離れる方向に向けられている。その他
の構成は前述した図1乃至図3の実施例と同一となって
いる。
【0027】このようにしても前述した従来例と同一の
作用効果を得ることができる。
【0028】ここで、上記各実施例は、分岐路10B,
20Bの通路内直径φB を直線ポート部20Aの通路内
直径φA の1/2乃至1/3の大きさに設定されている
場合を例示したが、本発明は必ずしもこれに限定され
ず、φB ≦φA であれば、ほぼ同等の作用効果を得るこ
とができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、モニターポート部分の流路抵抗を
有効に低減することができ、これによって従来より生じ
ていた患者に供給する空気量(振動流)の低減を有効に
排除し、振動流を効率よく患者に供給することができる
という従来にない優れた人工呼吸器を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるモニターポート部分
を示す概略斜視図である。
【図2】図1における実施例の動作を示す説明図であ
る。
【図3】図1のモニターポートを装備した人工呼吸器の
例を示すブロック図である。
【図4】モニターポートの他の例を示す概略斜視図であ
る。
【図5】モニターポートの従来例を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 吸気回路 2 呼気回路 3 呼吸振動発生手段 4 自発呼吸回路 10,20 モニターポート P 患者
フロントページの続き (72)発明者 高林 宏士 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内 (72)発明者 鈴木 克由 神奈川県横浜市都筑区桜並木2番1号 ス ズキ株式会社技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モニターポートを介して患者の口元に空
    気を供給する吸気回路と、患者から吐出される空気を外
    部に放出する呼気回路と、前記吸気回路に併設され患者
    に対して所定の呼吸動作を強要する呼吸振動発生手段
    と、この呼吸振動発生手段に併設された自発呼吸回路と
    を備えた人工呼吸器において、 前記モニターポートを、前記吸気回路と呼気回路とを患
    者の口元で分岐する二股構造のものとすると共に、この
    モニターポートの前記吸気回路側と口元側とを直線状に
    設定したことを特徴とする人工呼吸器。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の人工呼吸器におい
    て、 前記モニターポートの前記呼気回路側の分岐路を、前記
    吸気回路側と口元側とを結ぶ直線に直交する方向に設定
    したことを特徴とする人工呼吸器。
  3. 【請求項3】 前記呼気回路側の分岐路の直径を、前記
    吸気回路側の分岐路の直径より小さく設定したことを特
    徴とする請求項1又は2記載の人工呼吸器。
JP6204195A 1995-02-25 1995-02-25 人工呼吸器 Withdrawn JPH08229128A (ja)

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JP6204195A JPH08229128A (ja) 1995-02-25 1995-02-25 人工呼吸器

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JP6204195A JPH08229128A (ja) 1995-02-25 1995-02-25 人工呼吸器

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JPH08229128A true JPH08229128A (ja) 1996-09-10

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JP6204195A Withdrawn JPH08229128A (ja) 1995-02-25 1995-02-25 人工呼吸器

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20020507