JP2000041413A - 農用トラクタ等の対地作業機連結装置 - Google Patents

農用トラクタ等の対地作業機連結装置

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JP2000041413A
JP2000041413A JP10211469A JP21146998A JP2000041413A JP 2000041413 A JP2000041413 A JP 2000041413A JP 10211469 A JP10211469 A JP 10211469A JP 21146998 A JP21146998 A JP 21146998A JP 2000041413 A JP2000041413 A JP 2000041413A
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Japan
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work machine
machine side
machine
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JP10211469A
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English (en)
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Hirohide Iguchi
洋英 井口
Koji Ninomiya
浩二 二宮
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 クイックヒッチを備え農用トラクタ等の対地
作業機連結装置に関し、対地作業機の変位を伝達する連
結装置を介在するときの占有空間を可及的に少なくしよ
うとする。 【解決手段】 農用トラクタ等機体に、クイックヒッチ
11機構を介して対地作業機を昇降自在に設け、該クイ
ックヒッチ11機構の近傍において、対地作業機側検出
部の変位動作に追従して前後に往復動作する対地作業機
側連結リンク34と、本機側にあって昇降制御部に制御
信号を出力する検知器30に接続され当該対地作業機側
連結リンク34を係合しうる本機側連結リンク35とか
らなる連結リンク機構32を設け、このうち本機側連結
リンク35は上下回動自在に設けられ、かつ上記作業機
連結リンク34側とは係止ピン40と係止孔44とが上
下方向に係合・離脱自在に関係の設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は所謂クイックヒッ
チを備える農用トラクタ等の対地作業機連結装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、農用トラクタには、対地作業機として例えば耕耘装
置を切離自在に連結するが、この連結作業の容易化をは
かるため、所謂クイックヒッチ機構が便利である。すな
わち、3点ヒッチの後部にアーチフレームを設け、該ア
ーチフレームの頂部側には対地作業としての耕耘装置の
トップマスト側連結ピンを係入する凹部を、該アーチフ
レームの左右下部側には耕耘装置の中央フレーム側に突
設する連結ピンを係入する凹部を、夫々形成することに
より、耕耘装置に対して後進状態でトラクタ本体を接近
させ、これら連結ピンを係入凹部に入り込ませて連結を
完了するものである。
【0003】ところで、上記連結作業の容易化に伴い、
耕耘装置のデプス制御を行うためのリヤカバーの上下を
検出する検知機構の検出結果を、本機側にフィードバッ
クすべく機械的連結機構によって接続するが、この連結
機構の接続・切離しの容易化をはかるため、耕耘装置の
連結・切離しに連動してこの機械的連結を行うべく、例
えば実公平8−3210号公報に示されるように、本機
側と対地作業機側とにフック部と係止部とを形成してな
る一対の揺動部材を設ける形態としている。
【0004】しかしながら、上記の形態では、横軸中心
に揺動するフック部と係止部とを構成するものであるか
ら、揺動変位量を小さくコンパクト化しようとすると検
知器に適正な変位量を伝達できないものとなり、また、
揺動変位量を可及的に大きくとろうとすると、上下方向
の占有空間を大きくしなければならない。よって、クイ
ックヒッチ機構の内側に動力伝達軸に干渉しないで収容
させるさせるには難があり、あるいは当該ヒッチ機構の
下方に構成するにも地上高さ等の点で難がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の欠点
を解消しようとするもので次の技術的手段を講じた。即
ち、請求項1に記載の発明は、農用トラクタ等機体に、
クイックヒッチ機構を介して対地作業機を昇降自在に設
け、該クイックヒッチ機構の近傍において、対地作業機
側検出部の変位動作に追従して前後に往復動作する対地
作業機側連結リンクと、本機側にあって昇降制御部に制
御信号を出力する検知器に接続され当該対地作業機側連
結リンクを係合しうる本機側連結リンクとからなる連結
リンク機構を設け、このうち本機側連結リンクは上下回
動自在に設けられ、かつ上記作業機連結リンク側とは係
止ピンと係止孔とが上下方向に係合・離脱自在の関係の
設けられ常時は両者を係合すべく付勢するホルダ部と、
当該ホルダ部に対してスライド可能に設けられて上記往
復動作に追従して前後動作すべく構成するスライド部と
からなり、作業機側連結リンクは対地作業機の上記検出
部の作動を前後往復動作に変換して応動するスライド部
を有してなる農用トラクタ等の対地作業機連結装置の構
成とする。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、農用トラ
クタ等機体に、クイックヒッチ機構を介して対地作業機
を昇降自在に設け、該クイックヒッチ機構の近傍におい
て、対地作業機側検出部の変位動作に追従して前後に往
復動作する対地作業機側連結リンクと、本機側にあって
昇降制御部に制御信号を出力する検知器に接続され当該
対地作業機側連結リンクを係合しうる本機側連結リンク
とからなる連結リンク機構を設け、作業機側リンクはリ
ヤカバーの上下動を回転運動に変換する変換機構、この
変換された回動運動を伝達する伝達軸機構、回動運動を
接離するクラッチ機構からなり、本機側連結リンクはク
ラッチ機構と検知器への伝達機構によって構成してなる
農用トラクタ等の対地作業機連結装置の構成とする。
【0007】
【発明の作用および効果】請求項1に記載の発明は、対
地作業機側連結リンクおよび本機側連結リンクとを係合
すると両リンク機構中のスライド部が相互に連携しあっ
て検出部の動きを検知器に伝達するものであるから、揺
動リンク運動を伴わないため、クイックヒッチ機構近傍
の占有空間を少なくできる。
【0008】また請求項2に記載の発明は、検出部の変
位動作を回転運動に変換する変換機構、この変換された
回動運動を伝達する伝達軸機構、回動運動を接離するク
ラッチ機構、および検知器への伝達機構によって、上記
変位動作を伝達する連結機構を構成するから、途中回動
運動でフィードバックするために伝達軸機構やクラッチ
機構が主となって、揺動リンク機構の組み合わせで連結
・解除する機構を構成しなくともよいため、クイックヒ
ッチ機構近傍の占有空間を少なくできる
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の一実施例を図面に基づ
き説明する。1は農用トラクタの機体で、前後に前輪
(図示せず)と後輪2とを備え、前部ボンネット内エン
ジン(図示せず)の回転動力をミッションケース4内の
変速装置で適宜減速し、減速した回転動力を当該前輪,
後輪2により伝達すべく構成している。
【0010】上記ミッションケース4には後輪デフ機構
や後車軸等を支承するが、このミッションケース4の上
面にはシリンダケース5を設け、内装する油圧シリンダ
機構6によってリフトアーム7,7を上下回動連動する
構成としている。対地作業機としての耕耘装置8は、機
体1後部のトップリンク9と左右一対のロアリンク1
0,10の先端部に構成されたクイックヒッチ機構11
を介して着脱自在に連結される。
【0011】クイックヒッチ機構11は本機1側にはト
ップリンク9後部の上部フックブラケット部12と下部
左右のフックブラケット部13,13とを後面視逆3角
形状のアーチフレーム14に構成する一方、耕耘装置8
側にはこれら上・下部フックブラケット部12又は1
3,13に係合しうる上部係合ピン15と下部左右の係
合ピン16,16とを構成するものである。上記リフト
アーム7,7に接続するリフトロッド17,17の下端
部をロアリンク10,10に連結し、手元のポジション
レバー18の昇降操作によってアーチフレーム14位置
を昇降調整できる構成である。
【0012】従って、静置された耕耘装置8に対して、
アーチフレーム14位置を下げて接近し、上部フックブ
ラケット部12に耕耘装置8側の上部係合ピン15を係
合操作し、次いで徐々にアーチフレーム14を上昇回動
させると耕耘装置8は当該ピン係合部に吊りあげられる
形態となって下部係合ピン16,16は本機側下部フッ
クブラケット部13,13側に接近揺動して、終にはこ
れらはピン係合するものとなる。
【0013】19,19は係合後の下部係合ピン16,
16の脱落を防止すべく左右の下部フックブラケット部
13,13の開放部を一部覆うように支点20,20ま
わりに揺動しうるべく設ける脱落防止用フックで、下部
係合ピン16,16の係合動作時にはその挿入を許容す
べくピン16に押されて上方に逃げ、係合完了時には元
に復帰してピン脱落を防止するものである。これら脱落
防止用フック19,19は機枠中央から左右に分岐して
垂下するアーム部21aを有した解除レバー21の下端
部に連結し、途中をリンク22を介して上部フックブラ
ケット部12に支持させている。
【0014】なお、耕耘装置8を切離しするときは、前
の要領と逆の操作を行うが、最初に解除レバー21を引
き操作し上記左右の脱落防止用フック19,19を支点
回りに上方回動してピン16,16との係合を解き、耕
耘装置8を徐々に下げながら下部側,上部側の順でピン
係合を解くものである。動力伝達機構の着脱について、
本機側のPTO軸24に動力伝達可能に接続されるクイ
ック連結用連結軸25を前記アーチフレーム14部に支
持構成し、耕耘装置8連結とともに、図示しない耕耘装
置8側入力軸の雄スプライン部が該連動軸25の雌スプ
ライン部(図示せず)に嵌合連結される公知の構成であ
る。
【0015】前記耕耘装置8は、耕耘作業中、耕深検出
部としてのリヤカバー29の上下揺動動作を本機側に設
けるポテンショメータ形態の検知器30にフィードバッ
クし、耕深ダイヤル(図示せず)によって予め設定した
設定耕深量と比較しながら油圧昇降バルブ(図示せず)
を制御して前記油圧シリンダ機構を動作せしめ、耕耘装
置8を所定に昇降連動する所謂デプス制御に構成してい
る。
【0016】上記リヤカバー29と検知器30との間に
は、耕耘装置8側ワイヤ31,連結リンク機構32,本
機1側ワイヤ33等を有する。上記連結リンク機構32
は、耕耘装置8側連結リンク34と、前記解除レバー2
1のアーム部に支持させた本機側連結リンク35の一対
からなる。このうち、耕耘装置側連結リンク34は、耕
耘装置8のフレーム上面に固定する角筒体36と、これ
に嵌合して回転は規制されるが前後方向にはスライド可
能なスライド筒37とからなり、耕耘装置8側ワイヤ3
1のインナーワイヤ部31aの端部をこのスライド筒3
7内側部に接続している。なおこのワイヤ31のアウタ
部端は上記角筒体36をフレーム上面に固定すべく支持
するブラケット38の後面連設部に固着している。39
は角筒体36に対しスライド筒37を常時前方に突出す
べく付勢するバネである。当該リンク34は、リヤカバ
ー29の上方回動量に伴ってバネ39の作用によりスラ
イド筒37は前方に突出移動し、リヤカバー29が下方
に回動するとワイヤ31に引かれてスライド筒37は後
方に向け収容動作する構成である。
【0017】また、スライド筒37の先端側横部には上
向きに突出する係止ピン40を設け、本機側連結リンク
35の係止孔部41に対向する関係に設けている。本機
側連結リンク35は、ホルダ部42とこのホルダ部42
に対して前後にスライド自在なスライド部43とからな
り、ホルダ部42を前記解除レバー21の適所において
水平支軸44回りに上下揺動自在でかつ着脱自在に連結
している。なお45は支軸44に嵌入・離脱してホルダ
部42を支軸44から脱落しないように設ける係止ピン
である。上記ホルダ部42は、バネ46の作用によって
ストッパ47,48が接当する位置に固定されている。
すなわち、バネ46一端はスライド部43に他端はアー
チフレーム14適所に固定することにより、スライド部
43は前側にスライド付勢され、かつホルダ部42は後
端部が下向きに付勢されることとなり、スライドストッ
パ47,回動ストッパ48の接当により固定状態に維持
されている。
【0018】スライド部43は適宜幅の帯板材であっ
て、その後端側を上方に適宜曲率半径で上方に反り返る
よう成形すると共に当該後端側には前記係止孔部41を
穿設し、中央部から前端側に亘る部分をホルダ部42の
前後挿通孔部42a,42bにスライド自在に挿通保持
している。このスライド部43には前記本機側ワイヤ3
3のインナワイヤ33aの後端を係止している。なおこ
のワイヤ33のアウタ部はホルダ部42に適宜固定され
ている。
【0019】本機側ワイヤ33のインナワイヤ33a他
端を、前記検知器30に設ける回動アーム30aに接続
し、ワイヤ33の押し引き量を電気的抵抗値に変換して
図外制御部に入力できる構成としている。上例の作用に
ついて説明する。耕耘装置を本機1に連結するときは、
静置された耕耘装置8に対して、本機1をアーチフレー
ム14位置を下げて後退接近し、上部フックブラケット
部12に耕耘装置8側の上部係合ピン15を係合させ
る。これらが係合すると徐々に耕耘装置8全体を上昇さ
せる。すると上部係合ピン15で吊り上げられようと
し、このピン15回りに耕耘装置8は回動して、その下
方がロアリンク10,10方向に接近し、下部係合ピン
16,16は本機側下部フックブラケット部13,13
側に接近揺動して、終にはこれらもピン係合するもので
ある。
【0020】このとき解除レバー21は非解除状態、即
ち脱落防止用フック19,19は自重で安定位置にあっ
て、下部フックブラケット部13,13の開放部の一部
を覆う状態となるが、上記ピン16の係合に際しては上
方に逃げ上記ピン係合作用に支障ないものとなってい
る。上記のように、解除レバー21が非解除状態にあっ
て、耕耘装置8を連結するが、耕耘装置8が上部係合ピ
ン15回りに回動して本機1側に接近すると、耕耘装置
側連結リンク35の係止ピン40は、相対的に接近し合
う本機側連結リンク36のスライド部43に接当しつつ
係止凹部41に係合して、耕耘装置側連結リンク35の
スライド筒37と本機側連結リンク36のスライド部4
3とは一体化され、スライド筒37の前後動はそのまま
スライド部43に伝達しうる関係となる。ここで詳細に
この係合一体化の状況を説明すると、上部フックブラケ
ット部12に耕耘装置8側の係合ピン15を係合して上
昇するにつれ、スライド部43は係止ピン40に接当す
る。その接当位置は、未だ下部係合ピン16,16が下
部フックブラケット部13,13に接近途上であるか
ら、スライド部43の先端部に近い側であって係止凹部
41に至らず、当該ブラケット部13が下部係合ピン1
6に係合する瞬間は、リヤカバー30が自重で垂れ下が
る状態であって、バネ39がスライド筒37を前方に押
し出すため係止ピン40は係止凹部41に至って終には
両者嵌合するものである。スライド部43の先端側は所
定の曲率でわん曲されているから、上記係止ピン40が
上記先端部から係止凹部41までの間を伝うが、その係
止ピン先端の滑動が円滑となる。
【0021】上記のように耕耘装置8の本機1への連結
に伴って自動的に連結リンク35,36の連結も行うも
のであるから、別途連結作業を要さず便利である。こう
して耕耘装置側連結リンク34と本機側連結リンク35
とが連結状態となると、耕耘作業中におけるリヤカバー
29の上下回動変動は、耕耘装置側ワイヤ31、連結状
態となった連結リンク34,35、本機側ワイヤ33を
介して検知器30に伝達しうる。即ち、リヤカバー29
が上部側のロータリカバーとの接続部中心に上方に回動
すると、耕耘装置8側ワイヤ31はバネ39に抗してス
ライド筒37を引き、これに伴いスライド部43を同方
向に引いて本機側ワイヤ34を後方に引き、検知器30
の回動アーム30aを反時計方向に回動させる。
【0022】逆にリヤカバー29が下方に回動するとき
は、耕耘装置側ワイヤ31はバネ39の付勢力によって
連結リンク34のスライド筒37を前方にスライドし、
これ,に伴って連結リンク35のスライド部43を同様
に前方スライドさせ、本機側ワイヤ34を前方に押し、
検知器30の回動アーム30aを時計方向に回動させ
る。
【0023】結局リヤカバー29の角度が検知器30に
伝えられ、電気的抵抗値に変換されて図外制御部に入力
される。制御部では予め設定入力されている耕深量との
比較によって、油圧シリンダ機構の切換バルブに上昇指
令信号または下降指令信号を出力し、適正耕深となるよ
う耕耘装置8を昇降制御する。耕耘装置8を切離しする
ときは、予め解除レバー21を引き操作して、左右の脱
落防止用フック19,19を支点回りに上方回動してピ
ン16,16との係合を解き、耕耘装置8を徐々に降下
しながら、クイックヒッチ機構11の下部側、上部側の
順でピン15,16,16の係合を外すものである。
【0024】ところで、上記解除レバー21を上方操作
すると、それまで連結状態にあった耕耘装置側連結リン
ク34の係止ピン40を残して、本機側連結リンク35
のスライド部43の係止孔部41を上方に退避させる。
もって両者の係合が解かれるから、上記の要領で耕耘装
置が切り離されても、ワイヤや連結リンク機構を破損さ
せることがない。特に、連結を切離しする際に必須の解
除レバー21に本機側連結リンク35を構成してその解
除を強制ならしめるものであるから、失念による恐れも
ない。
【0025】図4〜図6は別実施例を示す。ロータリカ
バー50の上面前後に立設する一対ブラケット51,5
2間に互いに嵌合し合う第1六角パイプ軸53と第2六
角パイプ軸54を架け渡している。これら第1,第2六
角パイプ軸53,54は前後にスライド自在であって共
通の前後軸心回りに正逆回転可能に支持されている。上
記第1六角パイプ軸53の後端には、この軸53の側方
に向けて延出すべく短リンク55を一体的に設け、この
短リンク55とリヤカバー29との間には連動ロッド5
6を配設して、リヤカバー29のロータリカバー50に
対する上下回動に伴い第1六角パイプ軸53を正転乃至
逆転連動する構成としている。
【0026】一方上記第2六角パイプ軸54の前端部に
は爪クラッチ57の後部爪クラッチ体57aを設けてい
る。また、本機1側には、この爪クラッチ体57aに噛
み合う前部爪クラッチ体57bを、解除レバー21の途
中部にあって前後軸芯回りに回動する軸58の後端に設
ける。該軸58端部に固定するアーム59には、連結ワ
イヤ60の一端を接続し、他端は検知器30の回動アー
ム30aに接続されている。
【0027】上記のように、別実施例では、リヤカバー
29の上下動を回転運動に変換する変換機構、この変換
された回動運動を伝達する伝達軸機構、回動運動を接離
するクラッチ機構、および検知器31への伝達機構によ
って、リヤカバーの検出結果を伝達する連結機構を構成
するから、途中回動運動でフィードバックするために伝
達軸機構やクラッチ機構が主となって、揺動リンク機構
の組み合わせで連結・解除する機構を構成しなくともよ
いため、クイックヒッチ機構あるいはロータリカバー上
面の占有空間を少なくできる上、軸の回動運動による伝
達となるから伝達量が正確である。加えて、第1,第2
六角パイプ軸53,54のように異形軸の摺動構成によ
る場合にはその有効長さを長短に変更でき、つまりブラ
ケット51,52間隔を広狭に変更できるため、ロータ
リカバー50を所謂回動カバーに構成する場合にあって
も対応できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の側面図である。
【図2】全体側面図である。
【図3】要部の斜視図である。
【図4】別実施例の側面図である。
【図5】連結部斜視図である。
【図6】全体平面図である。
【符号の説明】
1…農用トラクタ機体、2…後輪、4…ミッションケー
ス、5…シリンダケース、6…油圧シリンダ機構、7,
7…リフトアーム、8…耕耘装置、9…トップリンク、
10,10…ロアリンク、11…クイックヒッチ、12
…上部フックブラケット部、13,13…フックブラケ
ット部、14…アーチフレーム、15…上部係合ピン、
16,16…係合ピン、17,17…リフトロッド、1
9,19…脱落防止用フック、20,20…支点、21
…解除レバー、22…リンク、24…PTO軸、25…
クイック連結用連結軸、29…リヤカバー、30…検知
器、31…耕耘装置側ワイヤ、32…連結リンク機構、
33…本機1側ワイヤ、34…耕耘装置側連結リンク、
35…本機側連結リンク、36…角筒体、37…スライ
ド筒、38…ブラケット、39…バネ、40…係止ピ
ン、41…係止孔部、42…ホルダ部、43…スライド
部、44…水平支軸、45…係止ピン、46…バネ、4
7,48…ストッパ、50…ロータリカバー、51,5
2…ブラケット、53…第1六角パイプ軸、54…第2
六角パイプ軸、55…短リンク、56…連動ロッド、5
7…爪クラッチ、58…軸、59…アーム、60…連結
ワイヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農用トラクタ等機体に、クイックヒッチ
    機構を介して対地作業機を昇降自在に設け、該クイック
    ヒッチ機構の近傍において、対地作業機側検出部の変位
    動作に追従して前後に往復動作する対地作業機側連結リ
    ンクと、本機側にあって昇降制御部に制御信号を出力す
    る検知器に接続され当該対地作業機側連結リンクを係合
    しうる本機側連結リンクとからなる連結リンク機構を設
    け、このうち本機側連結リンクは上下回動自在に設けら
    れ、かつ上記作業機連結リンク側とは係止ピンと係止孔
    とが上下方向に係合・離脱自在の関係に設けられ常時は
    両者を係合すべく付勢するホルダ部と、当該ホルダ部に
    対してスライド可能に設けられて上記往復動作に追従し
    て前後動作すべく構成するスライド部とからなり、作業
    機側連結リンクは対地作業機の上記検出部の作動を前後
    往復動作に変換して応動するスライド部を有してなる農
    用トラクタ等の対地作業機連結装置。
  2. 【請求項2】 農用トラクタ等機体に、クイックヒッチ
    機構を介して対地作業機を昇降自在に設け、該クイック
    ヒッチ機構の近傍において、対地作業機側検出部の変位
    動作に追従して前後に往復動作する対地作業機側連結リ
    ンクと、本機側にあって昇降制御部に制御信号を出力す
    る検知器に接続され当該対地作業機側連結リンクを係合
    しうる本機側連結リンクとからなる連結リンク機構を設
    け、作業機側リンクはリヤカバー30の上下動を回転運
    動に変換する変換機構、この変換された回動運動を伝達
    する伝達軸機構、回動運動を接離するクラッチ機構から
    なり、本機側連結リンクはクラッチ機構と検知器31へ
    の伝達機構によって構成してなる農用トラクタ等の対地
    作業機連結装置。
JP10211469A 1998-07-27 1998-07-27 農用トラクタ等の対地作業機連結装置 Pending JP2000041413A (ja)

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CN108207152A (zh) * 2018-02-06 2018-06-29 南京农业大学 一种带动力输出的拖拉机快速挂接装置

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