JP2000041264A - 偏向ヨーク装置 - Google Patents

偏向ヨーク装置

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JP2000041264A
JP2000041264A JP10205504A JP20550498A JP2000041264A JP 2000041264 A JP2000041264 A JP 2000041264A JP 10205504 A JP10205504 A JP 10205504A JP 20550498 A JP20550498 A JP 20550498A JP 2000041264 A JP2000041264 A JP 2000041264A
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coils
electron beam
blue
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Yusaku Jo
雄作 城
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Abstract

(57)【要約】 赤と青の電子ビームと緑の電子ビームとの間のY軸垂
直方向の位置ずれを補正することにより、より最適なコ
ンバージェンス性能を実現すること。 【課題】 1対の補助コイル5a,5bにVCR補正手
段としての可変抵抗VR4を並列に接続して、この可変
抵抗VR4の抵抗値を可変することにより、赤と青の電
子ビームと緑の電子ビームとの間のY軸垂直方向の位置
ずれVCRを補正可能とするとともに、YHT補正手段と
しての可変抵抗VR3と併用することにより、ミスコン
バージェンスVCR/YHTを最良に補正することが可能
である。さらに、補助コイル5a,5bのそれぞれに流
れる電流を加減可能とする第5の抵抗としての可変抵抗
VR7を設け、この可変抵抗VR7を可変することによ
り、YV補正手段に代えて赤、青の電子ビームのY軸垂
直方向の位置ずれYVを補正可能とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、民生用カラーテレ
ビジョン受信機や端末としてのディスプレイ装置に用い
られる偏向ヨーク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CRT(陰極線管)を用いたディ
スプレイ装置においては、高画質化、高品位化への取り
組みが活発に行われている。また、近年においては、画
面の大型化や平面化にも力が注がれている。これらの状
況において、その主要な性能を担う偏向ヨーク装置は様
々な技術開発が行われてきた。
【0003】偏向ヨーク装置は、電子ビームに所定の偏
向を加えてブラウン管の蛍光面に照射するものであっ
て、水平偏向コイルと、垂直偏向コイルに水平及び垂直
周期に同期した鋸歯状の偏向電流を流して磁界を発生さ
せ、その磁界により電子ビームに偏向を与えている。最
近では、さらに、偏向収差などの位置ずれを補正するた
め、コマコイルと呼ばれる偏向補正用のコイルを付加し
て、電子ビームの偏向補正(コンバージェンス補正)を
行う偏向ヨーク装置が注目されている。
【0004】図7にこのような従来の偏向ヨーク装置を
図示しないブラウン管の背面側(ネック側)から見た斜
視図を示し、図8にはその偏向ヨーク装置のコンバージ
ェンス補正回路図を示す。
【0005】図7に示す従来の偏向ヨーク装置70は、
ボビン4にサドル型に巻回した1対の水平偏向コイル
(図示しない紙面下側)及びボビン4にサドル型に巻回
した1対の垂直偏向コイル1a,1bを有するコア3を
用いたサドル−サドル型偏向ヨーク装置である。
【0006】この偏向ヨーク装置70にはブラウン管
(図示しない)の背面側(ネック側)のY軸上に1対の
主コマコイル3a−1,3b−1及び1対の副コマコイ
ル3a−2,3b−2が配設され、また、これらのコイ
ルを接続する端子板5には図8に示すように可変抵抗V
R1,VR2,VR3及び固定抵抗R1〜R6が設けら
れている。なお、図示しないブラウン管の管面を正面か
ら見て、水平方向をX軸、垂直方向をY軸としてある。
【0007】ここでは、インライン型に配列された図示
しない電子銃からの各ビームである光の3原色Rビーム
(赤)、Bビーム(青)、Gビーム(緑)のそれぞれの
電子ビームの補正を行っており、RビームおよびBビー
ムの水平方向の位置ずれをY軸上の主コマコイル及び副
コマコイルが発生する磁界にて補正する構成としてい
る。
【0008】さらに、コンバージェンス補正を行うため
の手段として、図8に示すように1対の垂直偏向コイル
1a,1bと1対の主コマコイル3a−1,3b−1及
び1対の副コマコイル3a−2,3b−2に、それぞれ
可変抵抗VR1,VR2,VR3を接続して、それぞれ
のコイルに流れる垂直偏向電流を加減してそれぞれのコ
イルが発生する磁界の強さを加減することにより電子ビ
ームに対する磁力を可変して後述する図9から図11に
示すミスコンバージェンスを補正する構成としている。
【0009】従来の偏向ヨーク装置における、図8に示
すコンバージェンス補正回路80では、1対の垂直偏向
コイル1a,1bと1対の主コマコイル3a−1,3b
−1及び1対の副コマコイル3a−2,3b−2はそれ
ぞれ直列に接続され、両端の入力端子6a,6bからは
図示しない垂直偏向駆動部からの垂直偏向電流が供給さ
れる。垂直偏向電流は、帰線期間に高い電圧を加え、走
査期間には低い電圧を加えて、鋸波状の垂直偏向電流を
電子ビームの走査前半では例えば入力端子6a(+)か
ら6b(−)へ供給し、走査後半では入力端子6b
(−)から6a(+)へ供給して、それぞれのコイルに
垂直偏向電流を流している。
【0010】端子板5(図7参照)にはそれぞれのコイ
ルに接続された可変抵抗VR1〜VR3及び固定抵抗R
1〜R6が配設され、ミスコンバージェンスを補正する
ためのYV補正手段,YHC補正手段,YHT補正手段を構
成している。
【0011】YV補正手段としては、垂直偏向コイル1
a,1bに対して固定抵抗R1と可変抵抗VR1と固定
抵抗R2の直列回路が並列に接続され、垂直偏向コイル
1a,1bの接続点と可変抵抗VR1の摺動点とが接続
されている。この可変抵抗VR1の摺動点を可変するこ
とにより、垂直偏向コイル1a,1bのそれぞれに流れ
る垂直偏向電流を加減してそれぞれのコイルが発生する
磁界の強さや向きを加減することにより電子ビームに対
する磁力を可変して図9に示すミスコンバージェンスY
V(Rビーム、BビームのY軸垂直方向の位置ずれ)を
補正している。
【0012】YHC補正手段としては、主コマコイル3a
−1,3b−1に対して可変抵抗VR2が並列に接続さ
れ、さらに主コマコイル3a−1,3b−1の摺動点と
可変抵抗VR2の摺動点とが固定抵抗R3を介して接続
され、また、主コマコイル3a−1と3b−1はそれぞ
れ逆極性になるように巻装されている。この可変抵抗V
R2の摺動点を可変することにより、主コマコイル3a
−1、3b−1のそれぞれに流れる垂直偏向電流を加減
してそれぞれのコイルが発生する磁界の強さを加減する
ことにより電子ビームに対する磁力を加減して図10に
示すミスコンバージェンスYHC(Rビーム、Bビームの
Y軸を中心として交差する水平方向の位置ずれ)を補正
している。
【0013】YHT補正手段としては、副コマコイル3a
−2に対してダイオードD1と抵抗R5の並列回路が直
列に接続され、副コマコイル3b−2に対してはダイオ
ードD2と抵抗R6の並列回路が直列に接続されてい
て、副コマコイル3a−2とダイオードD1及び抵抗R
5の並列回路との接続点と、副コマコイル3b−2とダ
イオードD2及び抵抗R6の並列回路との接続点との間
には固定抵抗R4と可変抵抗VR3が直列に接続されて
いる。また、副コマコイル3a−2と3b−2も主コマ
コイル3a−1と3b−1と同様にそれぞれ逆極性にな
るように巻装されている。この可変抵抗VR3を可変す
ることにより副コマコイル3a−2,3b−2に流れる
電流を加減してそれぞれのコイルが発生する磁界の強さ
を加減することにより電子ビームに対する磁力を可変し
て図11に示すミスコンバージェンスYHT(Rビーム、
BビームのY軸を中心にして線対称に湾曲する水平方向
の位置ずれ)を補正している。
【0014】ここで、Rビーム、BビームのY軸垂直方
向の位置ずれをミスコンバージェンスYV、Rビーム、
BビームのY軸を中心にして線対称に湾曲する水平方向
の位置ずれをミスコンバージェンスYHT 、Rビーム、
BビームのY軸を中心として交差する水平方向の位置ず
れをミスコンバージェンスYHCとしている。また、添字
Vは図示しないブラウン管の管面を正面から見て、垂直
方向(Vertical)を示し、また添字Hは、水平方向
(Horizontal)を示している。さらに添字Tは全体
(Tortal)を示し、また添字Cは、交差(Cross)を
示している。
【0015】次にミスコンバージェンスYV,YHC,YH
Tを図9〜図11を参照して説明する。
【0016】図9は、垂直偏向コイル1a,1bの磁界
による垂直偏向成分(Y軸方向)の磁力を受けている電
子ビームのミスコンバージェンスYV(Rビーム、Bビ
ームのY軸垂直方向での位置ずれ)を示し、図9(a)
に可変抵抗VR1の抵抗値を最大にした時のそれぞれの
電子ビームの動きを示し、図9(b)に可変抵抗VR1
の抵抗値を最小にした時のそれぞれの電子ビームの動き
を示す。
【0017】図9(a)に示すミスコンバージェンスY
V(Rビーム、BビームのY軸垂直方向での位置ずれ)
では、可変抵抗VR1の抵抗値を最大にして管面上側
(走査前半)と管面下側(走査前半)での垂直偏向コイ
ル1a,1bに流れる電流をほぼ同じにし、これら垂直
偏向コイル1a,1bの作る磁界によって、管面上側
(走査前半)ではRビームがBビームよりも下方に位置
し、管面下側(走査後半)ではBビームがRビームより
も下方に位置している。
【0018】一方、図9(b)に示すミスコンバージェ
ンスYV(Rビーム、BビームのY軸垂直方向での位置
ずれ)では、可変抵抗VR1の抵抗値を最小にして管面
上側(走査前半)では、垂直偏向コイル1bに流れる電
流を垂直偏向コイル1aに流れる電流よりも少なくして
垂直偏向コイル1a,1bの作る磁界によって、Bビー
ムがRビームよりも下方に位置し、管面下側(走査後
半)では垂直偏向コイル1aに流れる電流を垂直偏向コ
イル1bに流れる電流よりも少なくして垂直偏向コイル
1a,1bの作る磁界によって、RビームがBビームよ
りも下方に位置している。
【0019】図10は、主コマコイル3a−1,3b−
1の磁界による水平偏向成分(X軸方向)の磁力を受け
ている電子ビームのミスコンバージェンスYHC(Rビー
ム、BビームのY軸を中心として交差する水平方向の位
置ずれ)を示し、図10(a)に可変抵抗VR2の抵抗
値を最大にした時のそれぞれの電子ビームの動きを示
し、図10(b)に可変抵抗VR2の抵抗値を最小にし
た時のそれぞれの電子ビームの動きを示す。
【0020】図10(a)に示すミスコンバージェンス
YHC(Rビーム、BビームのY軸を中心として交差する
水平方向の位置ずれ)では、可変抵抗VR2の抵抗値を
最大にして管面上側(走査前半)と管面下側(走査前
半)での主コマコイル3a−1、3b−1に流れる電流
をほぼ同じにすることにより、この主コマコイル3a−
1、3b−1の作る磁界によって、赤、青の電子ビーム
の動きはY軸を中心として対称にRビームが左上方から
右下方へ位置ずれし、Bビームが右上方から左下方へ位
置ずれしてY軸の中央で交差している。
【0021】一方、図10(b)に示すミスコンバージ
ェンスYHC(Rビーム、BビームのY軸を中心として交
差する水平方向の位置ずれ)では、可変抵抗VR2の抵
抗値を最小にすることにより、管面上側(走査前半)で
は主コマコイル3b−1に流れる電流を主コマコイル3
a−1に流れる電流よりも少なくし、また逆に管面下側
(走査後半)では主コマコイル3a−1に流れる電流を
主コマコイル3b−1垂直偏向コイル1bに流れる電流
よりも少なくする。このため、これら主コマコイル3a
−1、3b−1の作る磁界によって、赤、青の電子ビー
ムの動きは図10(a)とは逆にBビームが左上方から
右下方へ位置ずれして、Rビームが右上方から左下方へ
位置ずれして中央で交差している。
【0022】図11は、副コマコイル3a−2,3b−
2の磁界による水平偏向成分(X軸方向)の異なる磁力
を受けているために、図面のX軸方向で異なる変化を起
こすミスコンバージェンスYHT(Rビーム、Bビームの
Y軸を中心にして線対称に湾曲する水平方向の位置ず
れ)を示し、図11(a)に可変抵抗VR3の抵抗値を
最大にした時のそれぞれの電子ビームの動きを示し、図
11(b)に可変抵抗VR3の抵抗値を最小にした時の
それぞれの電子ビームの動きを示す。
【0023】図11(a)に示すミスコンバージェンス
YHT(Rビーム、BビームのY軸を中心にして線対称に
湾曲する水平方向の位置ずれ)では、可変抵抗VR3の
抵抗値を最大にして管面上側(走査前半)では副コマコ
イル3a−2に流れる電流を副コマコイル3b−2に流
れる電流よりも多くし、管面下側(走査後半)では副コ
マコイル3b−2に流れる電流を副コマコイル3a−2
に流れる電流よりも多くして、これら副コマコイル3a
−2、3b−2の作る磁界によって、管面全体(走査全
体)でY軸の水平方向でRビームがBビームよりも左側
に位置している。
【0024】一方、図11(b)に示すミスコンバージ
ェンスYHT(Rビーム、BビームのY軸を中心にして線
対称に湾曲する水平方向の位置ずれ)では、可変抵抗V
R3の抵抗値を最小にして管面上側(走査前半)では副
コマコイル3a−2に流れる電流を副コマコイル3b−
2に流れる電流よりも若干多くし、管面下側(走査後
半)では副コマコイル3b−2に流れる電流を副コマコ
イル3a−2に流れる電流よりも若干多くして、これら
副コマコイル3a−2、3b−2の作る磁界によって、
図11(a)とは逆にBビームがRビームよりも左側に
位置している。
【0025】このような図9〜図11に示しているミス
コンバージェンスYV,YHC,YHTを、それぞれのコン
バージェンス補正手段としての可変抵抗VRI,VR
2,VR3を適切な値に可変することによって、電子ビ
ームの偏向に補正を施している。
【0026】さらに高い精度で電子ビームの集束度が要
求される場合における、ミスコンバージェンスYV(R
ビーム、BビームのY軸垂直方向の位置ずれ)をより最
適に補正するために、1対の補助コイル5a,5bを配
設した偏向ヨーク装置の斜視図を図12に示し、図13
にはそのコンバージェンス補正回路を示す。
【0027】図12に示す偏向ヨーク装置120は、図
7で説明した偏向ヨーク装置70に対してネック側X軸
上に1対の補助コイル5a,5bを配設したもので、図
13に示すコンバージェンス補正回路130において
は、図8で説明したコンバージェンス補正回路80に対
して、主コマコイル3a−1,3b−1と可変抵抗VR
2の並列回路の接続点と副コマコイル3a−2,3b−
2の並列回路の接続点との間に補助コイル5a,5bを
直列に接続したものである。
【0028】この補助コイル5a,5bによりY軸での
R(赤)ビーム、B(青)ビームの垂直方向の位置ずれ
であるミスコンバージェンスYVを補正している。
【0029】しかしながら、このような従来の偏向ヨー
ク装置では、R(赤)ビーム、B(青)ビームとG
(緑)ビームとの間のY軸垂直方向の位置ずれであるミ
スコンバージェンスVCR(Vertical Convergence
Ratio)を最適に補正することは困難であった。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の偏
向ヨーク装置では、R(赤)ビーム、B(青)ビームと
G(緑)ビームとの間のY軸垂直方向の位置ずれである
ミスコンバージェンスVCRを最適に補正することは困
難であった。
【0031】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、ミス
コンバージェンスVCR(Rビーム、BビームとGビー
ムとの間のY軸垂直方向の位置ずれ)の補正を可能とす
ることにより、より細かく最適なコンバージェンス性能
を実現することができる偏向ヨーク装置を提供する事を
目的とするものである。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る偏向ヨーク装置は、電子ビームを水平偏向する水平偏
向コイルと、電子ビームを垂直偏向する垂直偏向コイル
と、前記水平偏向コイル及び前記垂直偏向コイルで偏向
された赤、青、緑の3つの電子ビームの内、Y軸を中心
にして対称に位置ずれする電子ビームのY軸水平方向の
集束位置を補正可能とする1対の主コマコイルと、前記
水平偏向コイル及び前記垂直偏向コイルで偏向された
赤、青、緑の3つの電子ビームの内、Y軸を中心にして
対称に位置ずれする電子ビームのY軸水平方向の集束位
置を補正可能とする1対の副コマコイルと、前記垂直偏
向コイルと同じ方向の磁界が発生するように巻装され、
電子ビームのY軸垂直方向の集束位置を補正可能とする
1対の補助コイルと、前記垂直偏向コイルに並列に接続
する第1の抵抗を可変して赤、青の電子ビームのY軸垂
直方向の位置ずれYVを補正可能とするYV補正手段と、
前記1対の主コマコイルに並列に接続する第2の抵抗を
可変して赤、青の電子ビームのY軸を中心として交差す
る水平方向の位置ずれYHCを補正可能とするYHC補正手
段と、前記1対の副コマコイルに接続する第3の抵抗を
可変して赤、青の電子ビームのY軸を中心として線対称
に湾曲する水平方向の位置ずれYHTを補正可能とするY
HT補正手段と、前記1対の補助コイルに並列に接続する
第4の抵抗を可変して赤、青の電子ビームと緑の電子ビ
ームとの間のY軸垂直方向の位置ずれVCRを補正可能
とするVCR補正手段と、を具備したことを特徴とす
る。
【0033】上記請求項1記載の発明によれば、1対の
補助コイルに第4の抵抗として可変抵抗を並列に接続し
て設け、この可変抵抗の抵抗値を可変することにより、
赤と青の電子ビームと緑の電子ビームとの間のY軸垂直
方向の位置ずれVCRを補正可能とするVCR補正手段
を設けることができる。これにより、より細かく最適な
コンバージェンス性能を実現することができる偏向ヨー
ク装置を実現できる。
【0034】本発明の請求項2に係わる偏向ヨーク装置
は、電子ビームを水平偏向する水平偏向コイルと、電子
ビームを垂直偏向する垂直偏向コイルと、前記水平偏向
コイル及び前記垂直偏向コイルで偏向された赤、青、緑
の3つの電子ビームの内、Y軸を中心にして対称に位置
ずれする電子ビームのY軸水平方向の集束位置を補正可
能とする1対のコマコイルと、前記垂直偏向コイルと同
じ方向の磁界が発生するように巻装され、電子ビームの
Y軸垂直方向の集束位置を補正可能とする1対の補助コ
イルと、前記垂直偏向コイルに並列に接続する第1の抵
抗を可変して赤、青の電子ビームのY軸垂直方向の位置
ずれYVを補正可能とするYV補正手段と、前記1対のコ
マコイルに並列に接続する第2の抵抗を可変して赤、青
の電子ビームのY軸を中心として交差する水平方向の位
置ずれYHCを補正可能とするYHC補正手段と、前記1対
の補助コイルに並列に接続する第4の抵抗を可変して
赤、青の電子ビームと緑の電子ビームとの間のY軸垂直
方向の位置ずれVCRを補正可能とするともに赤、青の
電子ビームのY軸を中心として線対称に湾曲する水平方
向の位置ずれYHTを補正可能とするVCR/YHT補正手
段と、を具備したことを特徴とする。
【0035】上記請求項2記載の発明によれば、1対の
補助コイルに第4の抵抗として可変抵抗を並列に接続し
て設け、この可変抵抗の抵抗値を可変することにより、
赤と青の電子ビームと緑の電子ビームとの間のY軸垂直
方向の位置ずれVCRを補正可能とすると共に、赤、青
の電子ビームのY軸を線対称に湾曲する水平方向の位置
ずれYHTをも補正可能とするVCR/YHT補正手段を設
けることができる偏向ヨーク装置を実現できる。
【0036】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の偏向ヨーク装置において、前記1対の補助コイルに
は、該補助コイルのそれぞれに流れる電流を加減可能と
する第5の抵抗を可変することにより、前記YV補正手
段に代えて赤、青の電子ビームのY軸垂直方向の位置ず
れYVを補正可能とすることを特徴とする。
【0037】上記請求項3記載の発明によれば、VCR
補正手段として第4の抵抗を設けた補助コイルに対し
て、さらに補助コイルのそれぞれに流れる電流を加減可
能とする第5の抵抗としての可変抵抗を設け、この可変
抵抗を可変することにより、赤と青の電子ビームと緑の
電子ビームとの間のY軸垂直方向の位置ずれVCRの補
正を可能にすると共に、YV補正手段に代えて赤、青の
電子ビームのY軸垂直方向の位置ずれYVを補正可能と
することができる偏向ヨーク装置を実現できる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態による偏向ヨーク装置のコンバージェンス補正回路を
示す図であり、図2はその偏向ヨーク装置の斜視図であ
る。図7及び図8,図12及び図13との同一部分には
同一符号を付して説明する。
【0039】図2における本発明の偏向ヨーク装置の外
形は図12で説明した従来の偏向ヨーク装置の外形とほ
ぼ同じであるが、相違点は図1に示すように1対の補助
コイル5a,5bに対して可変抵抗VR4及び固定抵抗
R7を並列に接続して端子板5に配設し、この可変抵抗
VR4の抵抗値を可変してミスコンバージェンスVCR
(R、BビームとGビームとの間のY軸垂直方向の位置
ずれ)の補正を行うことである。それ以外のYV補正手
段、YHC補正手段、YHT補正手段を含む構成は従来の偏
向ヨーク装置(図13参照)と同様である。以下、図1
を参照して従来との相違点であるVCR補正手段につい
て説明する。
【0040】図1において、本発明の偏向ヨーク装置の
コンバージェンス補正回路は、垂直偏向コイル1a,1
bと、1対の主コマコイル3a−1,3b−1と、1対
の副コマコイル3a−2,3b−2と、補助コイル5
a,5bと、YV補正手段としての可変抵抗VR1と、
YHC補正手段としての可変抵抗VR2と、YHT補正手段
としての可変抵抗VR3と、VCR補正手段としての可
変抵抗VR4と、固定抵抗R1〜R6とで構成されてい
る。垂直偏向コイル1a,1bは電子ビームを垂直偏向
する。1対の主コマコイル3a−1,3b−1は水平偏
向コイル(図示しない)及び垂直偏向コイル1a,1b
で偏向された赤、青、緑の3つの電子ビームの内、Y軸
を中心にして対称に位置ずれする電子ビームのY軸水平
方向の集束位置を補正可能とする。1対の副コマコイル
3a−2,3b−2は水平偏向コイル(図示しない)及
び垂直偏向コイル1a,1bで偏向された赤、青、緑の
3つの電子ビームの内、Y軸を中心にして対称に位置ず
れする電子ビームのY軸水平方向の集束位置を補正可能
とする。補助コイル5a,5bは垂直偏向コイル1a,
1bと同じ方向の磁界が発生するように巻装され、電子
ビームのY軸垂直方向の集束位置を補正可能とする。Y
V補正手段は垂直偏向コイル1a,1bに並列に接続す
る第1の抵抗VR1を可変して赤、青の電子ビームのY
軸垂直方向の位置ずれYVを補正可能とする。YHC補正
手段は主コマコイル3a−1,3b−1に並列に接続す
る第2の抵抗VR2を可変して赤、青の電子ビームのY
軸を中心として交差する水平方向の位置ずれYHCを補正
可能とする。YHT補正手段は1対の副コマコイル3a−
2,3b−2に接続する第3の抵抗VR3を可変して
赤、青の電子ビームのY軸を中心にして線対称に湾曲す
る水平方向の位置ずれYHTを補正可能とする。VCR補
正手段は1対の補助コイル5a,5bに並列に接続する
第4の抵抗VR4を可変して赤、青の電子ビームと緑の
電子ビームとの間のY軸垂直方向の位置ずれVCRを補
正可能とする。
【0041】以下、本発明のVCR補正手段を詳細に説
明する。
【0042】図1において、VCR補正手段としては、
補助コイル5a,5bに対して固定抵抗Rと可変抵抗V
R4を並列に接続し、補助コイル5a,5bは垂直偏向
コイル1a,1bと同じ方向の磁界が発生するように巻
装している。そのため、補助コイル5a,5bが作る磁
界(図示しない)は、G(緑)ビームに対してR(赤)
ビーム、B(青)ビームを垂直偏向(Y軸方向)させる
磁力が生じるとともに、R(赤)ビーム、B(青)ビー
ムに対してそれぞれ異なる水平偏向(X軸方向)への磁
力が生じる。
【0043】従って、VCR補正手段としての可変抵抗
VR4の抵抗値を可変することにより、補助コイル5
a,5bに流れる電流を加減して後述する図3及び図4
に示すミスコンバージェンスVCR(R、BビームとG
ビームとの間のY軸垂直方向の位置ずれ)/YHT(Rビ
ーム、BビームのY軸を中心にして線対称に湾曲する水
平方向の位置ずれ)を補正することが可能である。
【0044】次に上記VCR補正手段の動作を図3及び
図4を参照して説明する。
【0045】図3は可変抵抗VR4の抵抗値を最小にし
て補助コイル5a,5bに流れる電流を最小とした場合
のミスコンバージェンスVCR/YHTを示し、図4は可
変抵抗VR4の抵抗値を最大にして補助コイル5a,5
bに流れる電流を最大とした場合のミスコンバージェン
スVCR/YHTを示している。
【0046】図3(a)は可変抵抗VR4の抵抗値を最
小にすると補助コイル5a,5bに流れる電流が最小と
なり、補助コイル5a,5bの発生する磁界はGビーム
に対してRビーム、Bビームの垂直偏向(Y軸方向)す
る磁力が弱くなるミスコンバージェンスVCRを示し、
管面上側(走査前半)ではGビームがRビーム、Bビー
ムよりも上方に位置し、管面下側(走査後半)ではGビ
ームがBビーム、Rビームよりも下方に位置している。
【0047】図3(b)は図3(a)と同様に可変抵抗
VR4の抵抗値を最小にすると補助コイル5a,5bに
流れる電流が最小となり、補助コイル5a,5bの発生
する磁界により、Y軸の水平方向でRビームがBビーム
よりも左側に位置しているミスコンバージェンスYHTを
示している。
【0048】一方、それとは逆に、図4(a)は可変抵
抗VR4の抵抗値を最大にすると補助コイル5a,5b
に流れる電流が最大となり、補助コイル5a,5bの発
生する磁界はGビームに対してRビーム、Bビームの垂
直偏向(Y軸方向)する磁力が強くなるミスコンバージ
ェンスVCRを示し、管面上側(走査前半)ではGビー
ムがRビーム、Bビームよりも下方に位置し、管面下側
(走査後半)ではGビームがBビーム、Rビームよりも
上方に位置している。
【0049】図4(b)は図4(a)と同様に可変抵抗
VR4の抵抗値を最大にすると補助コイル5a,5bに
流れる電流が最大となり、補助コイル5a,5bの発生
する磁界により、Y軸の水平方向でRビームがBビーム
よりも右側に位置しているミスコンバージェンスYHTを
示している。
【0050】また、YHT補正手段として副コマコイル3
a−2,3b−2に接続している可変抵抗VR3を可変
することによっても同様にミスコンバージェンスYHT
(Rビーム、BビームのY軸を中心にして線対称に湾曲
する水平方向の位置ずれ)の補正ができるとともに、ミ
スコンバージェンスVCR(R、BビームとGビームと
の間のY軸垂直方向の位置ずれ)の補正効果も若干得ら
れる。
【0051】この可変抵抗VR3ではミスコンバージェ
ンスYHTの補正が主であり、例えば東芝製32インチ画
面用偏向ヨーク装置において、この可変抵抗VR3をミ
スコンバージェンスVCRの補正に使用した時の補正の
変化はミスコンバージェンスYHTの変化の10%未満で
ある。
【0052】これに対し、本発明のVCR補正手段とし
ての可変抵抗VR4では、ミスコンバージェンスVCR
の補正が主であり、この可変抵抗VR4を用いたミスコ
ンバージェンスYHTの補正の変化はミスコンバージェン
スVCRの補正の変化の半分である。
【0053】従って、YHT補正手段としての可変抵抗V
R3とVCR補正手段としての可変抵抗VR4を併用す
ることにより、ミスコンバージェンスVCR/YHTを最
良に補正することが可能となる。
【0054】また、上記本発明の第1の実施の形態のよ
うにミスコンバージェンスVCR/YHTの補正ほど最良
の補正をする必要が無い場合は、後述する図5及び図6
に示すようなコンバージェンス補正回路を使用してミス
コンバージェンスVCR/YHTやYVの補正を行うことも
可能である。
【0055】次に本発明の第2の実施の形態について図
5を参照して説明する。図5は、本発明の第2の実施の
形態による偏向ヨーク装置のコンバージェンス補正回路
を示す図であり、コンバージェンスVCR(R、Bビー
ムとGビームとの間のY軸垂直方向の位置ずれ)/YHT
(Rビーム、BビームのY軸を中心にして線対称に湾曲
する水平方向の位置ずれ)の補正を行うことが可能であ
る。
【0056】図5において、コンバージェンス補正回路
50は、垂直偏向コイル1a,1bと、1対のコマコイ
ル3a,3bと、補助コイル5a,5bと、YV補正手
段としての可変抵抗VR1と、YHC補正手段としての可
変抵抗VR2と、VCR/YHT補正手段としての可変抵
抗VR4と、固定抵抗R1,R2,R3,R7とで構成
している。
【0057】図5の構成で図1と異なる点は、Y軸水平
方向のRビーム、Bビームの位置ずれYHTの補正を、図
1では副コマコイル3a−2,3b−2に接続した可変
抵抗VR3の抵抗値を可変することで行っていたが、図
5では、図1のVCR補正手段である可変抵抗VR4の
可変によってVCR(Rビーム、BビームとGビームと
の間のY軸垂直方向の位置ずれ)を補正可能にすると共
に、YHT(Rビーム、BビームのY軸を線対称に湾曲す
る水平方向の位置ずれ)をも補正可能するVCR/YHT
補正手段として構成していることである。それ以外のY
V補正手段、YHC補正手段を含む構成は従来の偏向ヨー
ク装置(図13参照)と同様である。
【0058】垂直偏向コイル1a,1bは電子ビームを
垂直偏向する。1対のコマコイル3a,3bは水平偏向
コイル(図示しない)及び垂直偏向コイル1a,1bで
偏向された赤、青、緑の3つの電子ビームの内、Y軸を
中心にして対称に位置ずれする電子ビームのY軸水平方
向の集束位置を補正可能とする。補助コイル5a,5b
は垂直偏向コイル1a,1bと同じ方向の磁界が発生す
るように巻装され、電子ビームのY軸垂直方向の集束位
置を補正可能とする。YV補正手段は垂直偏向コイル1
a,1bに並列に接続する第1の抵抗VR1を可変して
赤、青の電子ビームのY軸垂直方向の位置ずれYVを補
正可能とする。YHC補正手段はコマコイル3a,3bに
並列に接続する第2の抵抗VR2を可変して赤、青の電
子ビームのY軸を中心として交差する水平方向の位置ず
れYHCを補正可能とする。VCR/YHT補正手段は1対
の補助コイル5a,5bに並列に接続する第4の抵抗V
R4を可変して赤、青の電子ビームと緑の電子ビームと
の間のY軸垂直方向の位置ずれVCRを補正可能とする
とともに赤、青の電子ビームのY軸を中心として線対称
に湾曲する水平方向の位置ずれYHTを補正可能とする。
【0059】次に本発明のコンバージェンス補正回路5
0における、VCR/YHT補正手段を説明する。
【0060】図5において、VCR/YHT補正手段は、
図3(a),図3(b)及び図4(a),図4(b)で
説明したようにVCR補正手段である可変抵抗VR4に
おいても可能である。
【0061】このため、この可変抵抗VR4の抵抗値を
適切な値に可変することにより、補助コイル5a,5b
に流れる電流を加減してそれぞれのコイルが発生する磁
界の強さや向きを加減することにより電子ビームに対す
る磁力を可変してミスコンバージェンスVCR/YHTの
補正を行うことが可能となる。
【0062】次に本発明の第3の実施の形態について図
6を参照して説明する。図6は、本発明の第3の実施の
形態による偏向ヨーク装置のコンバージェンス補正回路
を示す図であり、ミスコンバージェンスYV(Rビー
ム、BビームのY軸垂直方向の位置ずれ)の補正を可変
抵抗VR5の抵抗値を可変することによりYV補正手段
に代えて行うことが可能である。
【0063】図6において、コンバージェンス補正回路
60は、垂直偏向コイル1a,1bと、1対のコマコイ
ル3a,3bと補助コイル5a,5bと、YHC補正手段
としての可変抵抗VR2と、VCR補正手段としての可
変抵抗VR4と、固定抵抗R3,R7,R8,R9とで
構成している。
【0064】図6の構成で図1と異なる点は、図1では
垂直偏向コイル1a,1bに接続した可変抵抗VR1で
行っていたYV補正手段に代えて、補助コイル5a,5
bに流れる電流を加減可能とする抵抗VR5を配設し、
この抵抗値を可変することによって、YV(Rビーム、
BビームのY軸垂直方向の位置ずれ)を補正しているこ
とである。また、この図6のコンバージェンス補正回路
60では、図5で説明したのと同様にVCR/YHT補正
手段としての可変抵抗VR4を付加して構成している。
【0065】図6において、コンバージェンス補正回路
60では、補助コイル5a,5bに対して図1で説明し
たのと同様にVCR補正手段である可変抵抗VR4と固
定抵抗7を並列に接続している。さらに補助コイル5
a,5bに対して固定抵抗R8及び固定抵抗R9と可変
抵抗VR5の直列回路を並列に接続し、補助コイル5
a,5bの接続点と可変抵抗VR5の摺動点とを接続し
ている。この可変抵抗VR5の摺動点を可変して、この
抵抗値を最大にすると、管面上側(走査前半)と管面下
側(走査後半)での補助コイル5a,5bに流れる電流
はほぼ同じとなり、これら補助コイル5a,5bの作る
磁界によって、図示はしないが、図9(a)と同様に管
面上側(走査前半)ではRビームがBビームよりも下方
に位置し、管面下側(走査後半)ではBビームがRビー
ムよりも下方に位置するようになる。
【0066】一方、可変抵抗VR5の抵抗値を最小にす
ると、管面上側(走査前半)では、補助コイル5bに流
れる電流を補助コイル5aに流れる電流よりも少なくな
り、補助コイル5a,5bの作る磁界によって、図示は
しないが、図9(b)と同様にBビームがRビームより
も下方に位置し、管面下側(走査後半)では補助コイル
5aに流れる電流を補助コイル5bに流れる電流よりも
少なくして補助コイル5a,5bの作る磁界によって、
RビームがBビームよりも下方に位置するようになる。
【0067】これにより、この可変抵抗VR5の摺動点
を適切な値に可変することにより、補助コイル5a,5
bに流れる電流を加減してそれぞれのコイルが発生する
磁界の強さや向きを加減することにより電子ビームに対
する磁力を可変してミスコンバージェンスYV(Rビー
ム、BビームのY軸垂直方向の位置ずれ)の補正を行う
ことが可能となる。
【0068】尚、以上述べた実施の形態では、垂直偏向
コイルをサドル型コイルとして説明したが、本発明はこ
れに限定されず、この垂直偏向コイルを上下対のトロイ
ダル型に巻回した垂直偏向コイルとして構成しても良
い。その場合、ミスコンバージェンスYVの補正は図6
で説明したように補助コイルに接続した可変抵抗の抵抗
値を可変することにより行うことが好ましい。
【0069】また、以上述べた実施の形態では、管面X
軸上に1対の補助コイルを配設して構成したとして説明
しているが、本発明はこれに限定されず、この1対の補
助コイルを上述したコマコイルの1対の主コマコイル及
び1対の副コマコイルと同様に各々2つにし、主補助コ
イル及び副補助コイルとして構成しても構わない。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、より
細かく最適なコンバージェンス補正を可能とすることが
できる偏向ヨーク装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わるコンバージ
ェンス補正回路を示す図。
【図2】図1における偏向ヨーク装置の斜視図。
【図3】図1におけるコンバージェンス補正回路の第4
の抵抗が最大の時のVCR/YHT補正を説明する図。
【図4】図1におけるコンバージェンス補正回路の第4
の抵抗が最小の時のVCR/YHT補正を説明する図。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係わるコンバージ
ェンス補正回路を示す図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係わるコンバージ
ェンス補正回路を示す図。
【図7】従来の偏向ヨーク装置の斜視図。
【図8】図7における従来のコンバージェンス補正回路
を示す図。
【図9】赤、青の電子ビームのY軸垂直方向のミスコン
バージェンスYVを説明する図。
【図10】赤、青の電子ビームの交差ミスコンバージェ
ンスYHCを説明する図。
【図11】赤、青の電子ビームのY軸水平方向のミスコ
ンバージェンスYHTを説明する図。
【図12】従来の他の偏向ヨーク装置の斜視図。
【図13】図12における従来の他のコンバージェンス
補正回路を示す図。
【符号の説明】
1 …偏向ヨーク装置 2 …コンバージェンス補正回路 3 …コア 4 …ボビン 5 …端子板 1a,1b…垂直偏向コイル 3a,3b…コマコイル 3a−1,3b−1 …主コマコイル 3a−2,3b−2 …副コマコイル 5a,5b…補助コイル 6a,6b…垂直偏向電流の入力端子 VR1 …第1の抵抗 (YV補正手段) VR2 …第2の抵抗 (YHC補正手段) VR3 …第3の抵抗 (YHT補正手段) VR4 …第4の抵抗 (VCR補正手段) VR5 …第5の抵抗 R1〜R9…固定抵抗 D1,D2…ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビームを水平偏向する水平偏向コイル
    と、 電子ビームを垂直偏向する垂直偏向コイルと、 前記水平偏向コイル及び前記垂直偏向コイルで偏向され
    た赤、青、緑の3つの電子ビームの内、Y軸を中心にし
    て対称に位置ずれする電子ビームのY軸水平方向の集束
    位置を補正可能とする1対の主コマコイルと、 前記水平偏向コイル及び前記垂直偏向コイルで偏向され
    た赤、青、緑の3つの電子ビームの内、Y軸を中心にし
    て対称に位置ずれする電子ビームのY軸水平方向の集束
    位置を補正可能とする1対の副コマコイルと、 前記垂直偏向コイルと同じ方向の磁界が発生するように
    巻装され、電子ビームのY軸垂直方向の集束位置を補正
    可能とする1対の補助コイルと、 前記垂直偏向コイルに並列に接続する第1の抵抗を可変
    して赤、青の電子ビームのY軸垂直方向の位置ずれYV
    を補正可能とするYV補正手段と、 前記1対の主コマコイルに並列に接続する第2の抵抗を
    可変して赤、青の電子ビームのY軸を中心として交差す
    る水平方向の位置ずれYHCを補正可能とするYHC補正手
    段と、 前記1対の副コマコイルに接続する第3の抵抗を可変し
    て赤、青の電子ビームのY軸を中心として線対称に湾曲
    する水平方向の位置ずれYHTを補正可能とするYHT補正
    手段と、 前記1対の補助コイルに並列に接続する第4の抵抗を可
    変して赤、青の電子ビームと緑の電子ビームとの間のY
    軸垂直方向の位置ずれVCRを補正可能とするVCR補
    正手段と、 を具備したことを特徴とする偏向ヨーク装置。
  2. 【請求項2】電子ビームを水平偏向する水平偏向コイル
    と、 電子ビームを垂直偏向する垂直偏向コイルと、 前記水平偏向コイル及び前記垂直偏向コイルで偏向され
    た赤、青、緑の3つの電子ビームの内、Y軸を中心にし
    て対称に位置ずれする電子ビームのY軸水平方向の集束
    位置を補正可能とする1対のコマコイルと、 前記垂直偏向コイルと同じ方向の磁界が発生するように
    巻装され、電子ビームのY軸垂直方向の集束位置を補正
    可能とする1対の補助コイルと、 前記垂直偏向コイルに並列に接続する第1の抵抗を可変
    して赤、青の電子ビームのY軸垂直方向の位置ずれYV
    を補正可能とするYV補正手段と、 前記1対のコマコイルに並列に接続する第2の抵抗を可
    変して赤、青の電子ビームのY軸を中心として交差する
    水平方向の位置ずれYHCを補正可能とするYHC補正手段
    と、 前記1対の補助コイルに並列に接続する第4の抵抗を可
    変して赤、青の電子ビームと緑の電子ビームとの間のY
    軸垂直方向の位置ずれVCRを補正可能とするとともに
    赤、青の電子ビームのY軸を中心として線対称に湾曲す
    る水平方向の位置ずれYHTを補正可能とするVCR/YH
    T補正手段と、を具備したことを特徴とする偏向ヨーク
    装置。
  3. 【請求項3】前記1対の補助コイルには、該補助コイル
    のそれぞれに流れる電流を加減可能とする第5の抵抗を
    可変することにより、前記YV補正手段に代えて赤、青
    の電子ビームのY軸垂直方向の位置ずれYVを補正可能
    とすることを特徴とする請求項1又は2記載の偏向ヨー
    ク装置。
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