JP2000039650A - ファインダ光軸調整機構 - Google Patents
ファインダ光軸調整機構Info
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- JP2000039650A JP2000039650A JP10222437A JP22243798A JP2000039650A JP 2000039650 A JP2000039650 A JP 2000039650A JP 10222437 A JP10222437 A JP 10222437A JP 22243798 A JP22243798 A JP 22243798A JP 2000039650 A JP2000039650 A JP 2000039650A
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Abstract
易に行える。 【解決手段】ファインダ光軸調整機構1は、ファインダ
光学系2に設置されている。ファインダ光学系2は、光
学要素として、入射側から第1レンズ3、第2レンズ
4、第3レンズ5を有する。第1レンズ3は、支持部材
31に支持され、第1レンズ3の光軸と平行に配置され
たガイドシャフト6に沿って摺動する。第2レンズ4お
よび第3レンズ5は、それぞれ支持部材31、41に支
持され、両レンズ4、5の光軸と平行に配置されたガイ
ドシャフト7に沿って摺動する。ガイドシャフト7の前
端部には、光軸調整部材8がガイドシャフト7を中心と
して回動自在に設置されている。光軸調整部材8のフォ
ーク82は、ガイドシャフト6の前端部と係合し、光軸
調整部材8をその操作部83にて回動操作すると、ガイ
ドシャフト6の前端部が上下方向(光軸とほぼ垂直方
向)に移動し、これと共に第1レンズ3も同方向に移動
し、ファインダ光軸10の角度が調整される。
Description
うな光学機器のファインダにおけるファインダ光軸調整
機構に関するものである。
像式ファインダは、ファインダ光学系の光学要素とし
て、例えば入射側(被写体側)から、第1レンズ、画角
調整用の第2および第3レンズ(ズームレンズ)、反射
ミラー、コンデンサレンズ、視野枠、ピント板、プリズ
ム、接眼レンズが配置されている。
は、カメラの撮影光学系により実際に撮影される画面
(以下「撮影画面」と言う)と一致していることが必要
であり、ファインダ光学系を構成する前記各光学要素や
それらの配置は、この要求をできるだけ満足するように
設計されている。
る各光学要素は、光学要素自体の寸法誤差や、工場で組
み立てられる際の組み立て誤差等から、設計通りの機能
を発揮するとは限らず、ファインダで視認される視野が
撮影画面に対しずれを生じることがある。
際に、ファインダで視認される視野が撮影画面と一致し
または撮影画面を包含するように、ファインダ光軸(視
野)の調整を行っている。
各光学要素のうち、反射ミラー、コンデンサレンズまた
は視野枠の固定位置や姿勢(設置角度等)を変えること
で対応していた。しかしながら、このような調整を行う
ための調整機構は、構造が複雑であり、部品点数が多
く、ファインダ光学系の大型化を招くと言う欠点があっ
た。さらに、調整の作業も容易なものではなかった。
が簡易で、部品点数が少なく、調整作業を容易に行うこ
とができるファインダ光軸調整機構を提供することにあ
る。
(1)〜(9)の本発明により達成される。
成するレンズであって、案内部材に沿って光軸方向に移
動可能に設置されたレンズを、前記案内部材と共に前記
光軸と垂直方向に移動することによりファインダ光軸を
調整することを特徴とするファインダ光軸調整機構。
成するレンズと、前記レンズを支持する支持部材と、前
記支持部材と係合し、前記レンズをその光軸方向に移動
するよう案内する案内部材と、前記案内部材の少なくと
も一端部を前記レンズの光軸と垂直方向に移動させる光
軸調整部材とを有し、前記光軸調整部材を操作して、前
記レンズを前記案内部材と共に前記光軸と垂直方向に移
動することによりファインダ光軸を調整することを特徴
とするファインダ光軸調整機構。
り、前記光軸調整部材は、前記案内部材の一端部と係合
する係合部を有している上記(2)に記載のファインダ
光軸調整機構。
光軸の調整時にファインダ本体に対し回動するよう設置
されている上記(2)または(3)に記載のファインダ
光軸調整機構。
案内部材を中心に回動するよう設置されている上記
(4)に記載のファインダ光軸調整機構。
部材を前記ファインダ光学系の入射側から操作し得る操
作部を有する上記(2)ないし(5)のいずれかに記載
のファインダ光軸調整機構。
整状態を維持する維持手段を有する上記(1)ないし
(6)のいずれかに記載のファインダ光軸調整機構。
軸調整部材を不動の状態としてその調整状態を維持する
維持手段を有する上記(2)ないし(6)のいずれかに
記載のファインダ光軸調整機構。
一部を挟持して固定する構成のものである上記(8)に
記載のファインダ光軸調整機構。
整機構を添付図面に示す好適実施例に基づいて詳細に説
明する。
の実施例を示す斜視図、図2、図3および図4は、それ
ぞれ、図1に示すファインダ光軸調整機構の正面図、図
5は、図2中のV−V線断面図である。
軸調整機構1は、カメラのファインダ光学系2に設置さ
れている。このファインダ光学系2は、複数の光学要素
で構成されている。すなわち、光学要素として、入射側
(被写体側)から、第1レンズ3、第2レンズ4、第3
レンズ5、図示しない反射ミラー(または反射プリズ
ム)、コンデンサレンズ、視野枠、ピント板、プリズ
ム、および接眼レンズ等が配置されている。
されている。支持部材31は、孔33が形成された摺動
部32を有しており、該摺動部32の孔33内には、第
1レンズ3の光軸方向と平行に配置された棒状のガイド
シャフト(案内部材)6が挿通されている。これによ
り、摺動部32がガイドシャフト6に沿って摺動し、第
1レンズ3がその光軸方向に移動する。
ルバネ(付勢部材)61が圧縮状態で設置されている。
コイルバネ61の一端は、支持部材31に当接し、コイ
ルバネ61の他端は、ガイドシャフト6の外周部に突出
形成されたバネ座62に当接している。このコイルバネ
61の弾性力により、支持部材31は、カメラの正面
側、すなわちファインダ光学系2の入射側へ付勢されて
いる。
の先端が当接し得る当接部34を有している。ファイン
ダ本体9には、視度調整ネジ63が螺合しており、一
方、コイルバネ61の弾性力により支持部材31がカメ
ラの正面側へ付勢されることにより、視度調整ネジ63
の先端が支持部材31の当接部34に当接している。こ
れにより、支持部材31およびこれに支持された第1レ
ンズ3は、ガイドシャフト6の長手方向、すなわち光軸
方向に対し静止している。
に回転させ、そのねじ込み量を変えることにより、視度
調整ネジ63の先端が当接部34に当接した状態で支持
部材31がガイドシャフト6の長手方向に沿って移動
し、第1レンズ3の光軸方向の位置が調整される。これ
により、ファインダ光学系2の視度が調節される。
62を突出形成せず、ガイドシャフト6の止め部65と
反対側の端部が当接するファインダ本体9と当接部34
との間に、コイルバネ61と同様(ただし全長がより長
いもの)のコイルバネを圧縮状態で設置しても良い。こ
の構成により、ガイドシャフト6にバネ座62を設ける
必要がなく、ガイドシャフト6をより単純な構成にする
ことができる。
インダにおける画角調整用のレンズ(ズームレンズ)で
ある。
されている。支持部材41は、孔43が形成された摺動
部42を有しており、該摺動部42の孔43内には、第
2レンズ4の光軸方向と平行に配置された棒状のガイド
シャフト(案内部材)7が挿通されている。これによ
り、摺動部42がガイドシャフト7に沿って摺動し、第
2レンズ4がその光軸方向に移動する。ガイドシャフト
7は、前記ガイドシャフト6に対してもほぼ平行に配置
されている。
により支持されている。支持部材51は、孔53が形成
された摺動部52を有しており、該摺動部52の孔53
内には、ガイドシャフト7が挿通されている。これによ
り、摺動部52がガイドシャフト7に沿って摺動し、第
3レンズ5がその光軸方向に移動する。
は、それぞれ、カム機構等を備えたレンズ駆動機構(図
示せず)によって駆動される。この場合、第2レンズ4
および第3レンズ5は、撮影光学系においてズーミング
により設定された画角に対応する画角を作り出すような
位置に移動される。
側)の端部(以下「前端部」と言う)は、ファインダ本
体9の前板91に固定的に支持されている(図2〜図5
参照)。
(入射側)の端部(以下「前端部」と言う)は、ファイ
ンダ本体9の前板91に形成された長孔92内に挿通さ
れ、ガイドシャフト6の軸と略垂直方向(図2中上下方
向)に移動可能に支持されている(図2〜図5参照)。
れ、円盤状の止め部65、75が形成され、これらの止
め部65、75が前板91に係合することにより、ガイ
ドシャフト6、7の軸方向の移動が規制されている。
部材8がガイドシャフト7を中心として回動自在に設置
されている。この光軸調整部材8は、第1レンズ3をガ
イドシャフト6と共に第1レンズ3の光軸とほぼ垂直方
向に移動させるための部材である。以下、この光軸調整
部材8の構成および作用について説明する。
状に成形してなる部材であって、ガイドシャフト7が挿
通される孔81と、ガイドシャフト6の前端部と係合す
る一対の突出片よりなるフォーク(係合部)82と、光
軸調整部材8の回動操作を行う操作部83と、フォーク
82と反対側に突出形成された挟持片85とを有してい
る。
面)側に設置されており、その孔81にガイドシャフト
7が挿通されてガイドシャフト7を中心として回動す
る。
部に係合している。この場合、ガイドシャフト6は、フ
ォーク82の一対の突出片間に挿入されている。
状に折り曲げられて形成された2本のレバー84で構成
されている。両レバー84は、前板91の下部を通って
前板91の前面側まで延長されている。前板91の前方
から例えばドライバーのような道具の先端部を2本のレ
バー84間に挿入し、これを図2中の左右いずれかの方
向に移動することにより、光軸調整部材8の回動操作を
行う。
3を前述したように操作して光軸調整部材8を図2中時
計回りに回動させると、図3に示すように、フォーク8
2がガイドシャフト6の前端部を下方に押し下げる。こ
れにより、ガイドシャフト6の前端部は、長孔92内を
下方に移動し、これに伴い、ガイドシャフト6に挿通さ
れている支持部材31およびこれに支持されている第1
レンズ3も同方向に移動する。その結果、ファインダ光
軸(ファインダ光学系2の光軸)100の角度が調整さ
れ、ファインダの視野が下方へシフトする。
作部83を前述したように操作して光軸調整部材8を図
2中反時計回りに回動させると、図4に示すように、フ
ォーク82がガイドシャフト6の前端部を上方に押し上
げる。これにより、ガイドシャフト6の前端部は、長孔
92内を上方に移動し、これに伴い、ガイドシャフト6
に挿通されている支持部材31およびこれに支持されて
いる第1レンズ3も同方向に移動する。その結果、ファ
インダ光軸100の角度が調整され、ファインダの視野
が上方へシフトする。
(ファインダの視野の調整)を行うことにより、ファイ
ンダ光学系2を構成する各光学要素自体の寸法誤差や、
組み立て時の位置ずれによる誤差等をキャンセルし、フ
ァインダの視野を設計値に近付けることができる。ま
た、ファインダ光軸調整機構1を、撮影光学系による撮
影画面との視差(パララックス)の補正に利用すること
もできる。
ズ3の図2中上下方向(第1レンズ3の光軸と垂直方
向)の移動量は、光軸調整部材8の回動方向および回動
角度に対応している。従って、光軸調整部材8の回動方
向および回動角度を所望に設定することにより、ファイ
ンダ光軸100の調整を適正に行うことができる。
インダ光軸100の調整後、その調整された状態を維持
する維持手段10を有している。この維持手段10は、
光軸調整部材8を不動の状態として、すなわち光軸調整
部材8の回動を禁止してその調整状態を維持するもので
あり、ファインダ本体9に形成されたネジ孔(雌ネジ)
11と、このネジ孔11に螺合する挟持用ネジ(雄ネ
ジ)12とで構成されている。
ャフト6と共に移動してファインダ光軸100の調整を
行ったら、ネジ孔11に螺合している挟持用ネジ12を
所定方向に回転させて締め込み、挟持用ネジ12の頭部
13とファインダ本体9のネジ孔11の周囲の部分とで
光軸調整部材8の挟持片85を挟持、固定する。
り、一旦調整したファインダ光軸100が例えば振動等
が作用することが原因で不本意にずれを生じてしまう等
の不都合が防止される。
調整部材8の固定は、最終的な固定でも、仮固定でもよ
い。後者の場合には、仮固定により位置決めされた光軸
調整部材8に対し最終的に接着剤等で強固に固定するこ
とができる。
は、第1レンズ3をその光軸と直交する方向に移動して
ファインダ光軸100を調整するにあたり、第1レンズ
3と係合しているガイドシャフト6を移動し、このガイ
ドシャフト6と共に第1レンズ3を移動するので、従来
のような複雑な構造の移動機構を別途設ける必要がな
く、よって、構造の簡素化、部品点数の減少、ファイン
ダ光学系の小型化を図ることができる。
イドシャフト7を兼用しているので、光軸調整部材8の
回転軸としての部材を別途設ける必要がなく、更なる構
造の簡素化、部品点数の減少に寄与する。
調整部材8を回動操作するだけでファインダ光軸100
の調整を行うことができ、しかも、この操作はカメラの
前方側(ファインダ光学系2の入射側)から行うことが
できるので、調整作業が極めて容易である。
図示の実施例について説明したが、本発明は、これらに
限定されるものではなく、例えば、光軸と垂直方向に移
動するレンズは、第2レンズ4、第3レンズ5のような
第1レンズ3以外のレンズであってもよい。また、光軸
調整部材8の形状、構造、機能等も、前述した実施例の
ものに限定されない。
搭載される光学機器は、カメラに限らず、その他、例え
ばビデオカメラ、テレビカメラ、望遠鏡、双眼鏡、顕微
鏡、各種光学測定機器、計測機器、観測機器等の光学機
器に適用することができる。
光軸調整機構によれば、レンズをガイドシャフトと共に
移動することによりファインダ光軸を調整するので、部
品点数が少なく、構成が簡易であり、よって、ファイン
ダ光学系の小型化に寄与する。
を中心に回動するよう設置されている場合には、前記効
果がより顕著に発現される。
は、調整作業を容易に行うことができる。
す斜視図である。
ある。
ある。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 光学機器のファインダ光学系を構成する
レンズであって、案内部材に沿って光軸方向に移動可能
に設置されたレンズを、前記案内部材と共に前記光軸と
垂直方向に移動することによりファインダ光軸を調整す
ることを特徴とするファインダ光軸調整機構。 - 【請求項2】 光学機器のファインダ光学系を構成する
レンズと、 前記レンズを支持する支持部材と、 前記支持部材と係合し、前記レンズをその光軸方向に移
動するよう案内する案内部材と、 前記案内部材の少なくとも一端部を前記レンズの光軸と
垂直方向に移動させる光軸調整部材とを有し、 前記光軸調整部材を操作して、前記レンズを前記案内部
材と共に前記光軸と垂直方向に移動することによりファ
インダ光軸を調整することを特徴とするファインダ光軸
調整機構。 - 【請求項3】 前記案内部材は、棒状をなしており、前
記光軸調整部材は、前記案内部材の一端部と係合する係
合部を有している請求項2に記載のファインダ光軸調整
機構。 - 【請求項4】 前記光軸調整部材は、ファインダ光軸の
調整時にファインダ本体に対し回動するよう設置されて
いる請求項2または3に記載のファインダ光軸調整機
構。 - 【請求項5】 前記光軸調整部材は、他の棒状の案内部
材を中心に回動するよう設置されている請求項4に記載
のファインダ光軸調整機構。 - 【請求項6】 前記光軸調整部材は、該光軸調整部材を
前記ファインダ光学系の入射側から操作し得る操作部を
有する請求項2ないし5のいずれかに記載のファインダ
光軸調整機構。 - 【請求項7】 ファインダ光軸の調整後、その調整状態
を維持する維持手段を有する請求項1ないし6のいずれ
かに記載のファインダ光軸調整機構。 - 【請求項8】 ファインダ光軸の調整後、前記光軸調整
部材を不動の状態としてその調整状態を維持する維持手
段を有する請求項2ないし6のいずれかに記載のファイ
ンダ光軸調整機構。 - 【請求項9】 前記維持手段は、光軸調整部材の一部を
挟持して固定する構成のものである請求項8に記載のフ
ァインダ光軸調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22243798A JP3974266B2 (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | ファインダ光軸調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22243798A JP3974266B2 (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | ファインダ光軸調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000039650A true JP2000039650A (ja) | 2000-02-08 |
JP3974266B2 JP3974266B2 (ja) | 2007-09-12 |
Family
ID=16782393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22243798A Expired - Fee Related JP3974266B2 (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | ファインダ光軸調整機構 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3974266B2 (ja) |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP22243798A patent/JP3974266B2/ja not_active Expired - Fee Related
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