JP2000038822A - 手摺り - Google Patents

手摺り

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JP2000038822A
JP2000038822A JP10208088A JP20808898A JP2000038822A JP 2000038822 A JP2000038822 A JP 2000038822A JP 10208088 A JP10208088 A JP 10208088A JP 20808898 A JP20808898 A JP 20808898A JP 2000038822 A JP2000038822 A JP 2000038822A
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JP
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handrail
projections
longitudinal direction
nearly
protrusion
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Application number
JP10208088A
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English (en)
Inventor
Atsushi Uetake
篤志 植竹
Akio Ishimoto
明生 石本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高齢者等にとって、手が滑り難く、使用感のよ
い手摺りを提供する。 【解決手段】長さ方向に一定間隔で凸部を有する手摺り
であって、凸部の平面形状を手摺りの長さ方向に短い対
角線を有する略菱形とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手摺りに関し、さ
らに詳述すれば、表面に間隔をおいて凸部を設けて滑り
難くした手摺りに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の手摺りは略円柱状の単一断面であ
った。単一断面の手摺りでは、その表面に凹凸がないた
め握っても滑り易く、特に握力の弱い高齢者等は手摺り
で体を支えようとしたとき手が滑って危険であった。単
一断面の手摺りを改良したものとして、例えば特開平9
ー32229号公報において、断面形状が真円の金属管
に合成樹脂を均一に被覆した長尺体の表面に長さ方向に
沿って一定間隔で凸部を突設した手摺りが記載されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平9ー32229号公報における手摺りの場合、手摺
りに突設した凸部の形状寸法に関する詳細な記載がな
く、握力の弱い高齢者等にとって、体を支えようとした
時に本当に滑り難く、使用感のよい凸部の形状が特定で
きないという問題点があった。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みて、種々の実
験研究の結果なされたものであって、握力の弱い高齢者
等にとって、右手で握っても、左手で握っても手が滑り
難く、使用感のよい手摺りを提供することを目的として
いる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明の手摺りは、略円柱状の手摺り本体
の長さ方向に間隔をおいて凸部を有し、凸部の平面形状
が手摺りの長さ方向に短い対角線を有する略菱形である
手摺りであって、凸部の平面形状である略菱形の小さい
方の頂角が10〜45°である。また、請求項2記載の
発明の手摺りは、凸部と凸部との間隔が15〜30mm
と略一定である。さらに、請求項3記載の発明の手摺り
は、凸部の手摺り本体表面からの突出寸法が3〜10m
mである。
【0006】本発明における手摺りは凸部と手摺り本体
表面との境界部を下向きの円弧状にするなどして手摺り
の表面を滑らかな面で構成すると使用感が良く好まし
い。
【0007】また、本発明においては、凸部は手摺りの
長さ方向に一列に設けてもよいし複数列設けてもよい。
【0008】手摺りの材質は樹脂、金属、木材やそれら
の積層材など特に限定されない。また、手摺りの表面を
弾性材料で被覆しても構わない。
【0009】手摺り本体の断面は略円柱状であるが、そ
の直径は35〜45mmであると使用感が良く好まし
い。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明の手摺りにおいては、凸部
の平面形状が略菱形となっているので、指を手摺りの長
手方向に直角な方向と角度を持たせて握る場合、右手で
握っても左手で握っても同じように握ることができる。
さらに、突部の平面形状である略菱形の小さい方の頂角
を10〜45°とした。つまり、手摺りを握った時、手
摺りの長手方向に直角な方向と指の角度が5〜22.5
°とするのが最も力が入り易い。略菱形の小さい方の頂
角を10〜45°とすれば、右手で握っても左手で握っ
ても同じように力を込めて握ることができる。請求項2
記載の発明の手摺りにおいては、手摺りに設けた凸部と
凸部との間隔が15〜30mmと指の幅と略同じにして
ある。こうすることで、凸部が第2間接と第3間接との
間に入り易く、指と手摺り表面との接触面積が大きくな
るため滑らず力が入り易い。請求項3記載の発明の手摺
りにおいては、凸部の手摺り本体表面からの突出寸法が
3〜10mmと指の厚さの半分の寸法に近くしてあり、
指と手摺り表面との接触面積が大きく、しかも、手摺り
を握ったり離したりし易くなっている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例にもとづき図面を参照して説明する。図1は本発明の
手摺りの実施例を示す正面図である。図2は図1のA−
A断面図である。図3は図1のB−B断面図である。図
4は図1の手摺りの取付け図である。第5図は図1の手
摺りの取付けの説明図である。
【0012】図1において、手摺り2は木製であり円柱
状の手摺り本体21表面から凸部22を突設している。
また凸部の平面形状は手摺り表面を平面に展開した状態
で、長い方の対角線の長さY1、短い方の対角線の長さ
Y2の略菱形である。略菱形の小さい方の頂角はθで示
してある。凸部22と凸部22との間隔はXで示してあ
る。図2において、凸部22は手摺り本体21表面との
境界部は下向きの円弧状である。凸部22の手摺り本体
21表面からの突出寸法はZで示してある。図4におい
て、手摺り2はブラケット3で壁1に取付けてある。凸
部22は壁1側へ一列に設けた。図5において、手摺り
2はブラケット本体31に差し込み、ビス33で壁1に
固定した。さらに、ビス頭を隠すために化粧カバー32
を設けた。手摺りの評価は健常な高齢者15名を被験者
とし、表1〜3に示す各種寸法の手摺りを図4に示すよ
うに壁に縦に取付け、左右両方の手でそれぞれ力をこめ
て握ってもらい、それぞれの申告値を平均して○、△、
×に分類した。ここで、○は良好、△は普通、×は悪い
という申告である。表1に長い方の対角線の長さY1と
短い方の対角線の長さY2を種々変化させて評価した結
果を示してある。凸部22と凸部22との間隔Xは20
mmとし、凸部22の手摺り本体21表面からの突出寸
法Zは5mmとした。また、手摺り本体21は直径40
mmの円柱とした。表1の長い方の対角線の長さY1と
短い方の対角線の長さY2との関係から略菱形の小さい
方の頂角θを計算した結果、良好○という組合わせでは
最小10°、最大45°という結果が得られた。
【0013】
【表1】
【0014】表2に凸部22と凸部22との間隔Xを変
化させて評価した結果を示してある。ここで、長い方の
対角線の長さY1は25mm、短い方の対角線の長さY
2は8mmとした。凸部22の手摺り本体21表面から
の突出寸法Zは5mmとした。また、手摺り本体21は
直径40mmの円柱とした。その結果、間隔Xは15〜
30mmで普通△以上という評価が得られ、良好○とい
う評価が得られたのは、20〜25mmであった。この
結果を分析すると、凸部が指の第2〜第3関節の間に入
り易く、指と手摺り表面との接触面積が大きくなるた
め、滑り難く力を入れ易いということがわかった。
【0015】
【表2】
【0016】表3に凸部22の手摺り本体21表面から
の突出寸法Zを変化させて評価した結果を示してある。
ここで、長い方の対角線の長さY1は25mm、短い方
の対角線の長さY2は8mmとした。凸部22と凸部2
2との間隔Xは20mmとした。また、手摺り本体21
は直径40mmの円柱とした。突部22の手摺り本体2
1表面からの突出寸法Zが大きいと滑り難いが、逆に握
り心地が悪くなるという関係がある。両方の条件を満た
し普通△以上という評価が得られた凸部の突出寸法Zは
3〜10mmであり、良好○という評価が得られたのは
5〜7mmであった。この結果を分析すると、凸部の突
出寸法が指の厚さの半分近くで、指と手摺り表面との接
触面積が大きくなるため、滑り難く力を入れ易く、か
つ、握り心地が良いということがわかった。
【0017】
【表3】
【0018】以上、本発明の実施例を図面により説明し
たが、本発明の具体的構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更
等があっても本発明に含まれる。例えば、本発明の手摺
りは、トイレや浴室や玄関の壁に縦に取付けるに止まら
ず、階段や傾斜のある廊下等の壁に傾斜を付けて取付け
たり、その他手摺りを力を入れて握って使用する場所に
効果的である。
【0019】
【発明の効果】請求項1記載の発明の手摺りにおいて
は、手摺り本体の直径が35〜45mmの略円柱状であ
り、凸部の平面形状が略菱形となっているので、指を手
摺りの長手方向に直角な方向と角度を持たせて握る場
合、右手で握っても左手で握っても同じように握ること
ができる。さらに、突部の平面形状である略菱形の小さ
い方の頂角を10〜45°としたので、右手で握っても
左手で握っても同じように力を込めて握ることができ
る。請求項2記載の発明の手摺りにおいては、手摺りに
設けた凸部と凸部との間隔が15〜30mmと指の幅と
略同じにしてある。こうすることで、指と手摺り表面と
の接触面積が大きく滑り難く力が入り易い。請求項3記
載の発明の手摺りにおいては、凸部の手摺り本体表面か
らの突出寸法が3〜10mmと指の厚さの半分近くの寸
法にしてあり、指と手摺り表面との接触面積が大きく滑
り難く、かつ、握り心地が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手摺りの実施例を示す正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】図1の手摺りの取付け図である。
【図5】図1の手摺りの取付けの説明図である。
【符号の説明】
1 壁 2 手摺り 21 手摺り本体 22 凸部 3 ブラケット 31 ブラケット本体 32 化粧カバー 33 ビス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円柱状の手摺り本体の長さ方向に間隔
    をおいて凸部を有し、凸部の平面形状が手摺りの長さ方
    向に短い対角線を有する略菱形である手摺りであって、
    凸部の平面形状である略菱形の小さい方の頂角が10〜
    45°であることを特徴とする手摺り。
  2. 【請求項2】 凸部と凸部との間隔が15〜30mmと
    略一定であることを特徴とする請求項1記載の手摺り。
  3. 【請求項3】 凸部の手摺り本体表面からの突出寸法が
    3〜10mmであることを特徴とする請求項1又は2記
    載の手摺り。
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