JP2000038149A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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JP2000038149A
JP2000038149A JP10207290A JP20729098A JP2000038149A JP 2000038149 A JP2000038149 A JP 2000038149A JP 10207290 A JP10207290 A JP 10207290A JP 20729098 A JP20729098 A JP 20729098A JP 2000038149 A JP2000038149 A JP 2000038149A
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JP
Japan
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torsion bar
axial hole
input shaft
face
steel ball
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Pending
Application number
JP10207290A
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English (en)
Inventor
Yuji Yoshizawa
裕司 吉沢
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Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】入力軸とトーションバーとを鋼球圧入による結
合構造において、その結合強度を向上した動力舵取装置
を提供する。 【解決手段】一端に軸方向穴26を形成し外面にセレー
ション25(小凹凸面)を設けたトーションバー11を
入力軸14の一端に形成された平滑面の軸方向穴24に
挿通し、前記トーションバー11の一端の軸方向穴26
に鋼球27を圧入、拡径させセレーション25を入力軸
14の軸方向穴24の平滑面に食い込ませて入力軸14
とトーションバー11とを結合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に用いら
れ、入力軸と出力軸との相対回転に基づいて操舵補助力
を制御する動力舵取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】操向ハンドルに連結された入力軸と、ス
テアリングギヤ機構に連結された出力軸と、これら入力
軸と出力軸とを相対回転可能に連結するトーションバー
とを備え、前記入力軸の一端に形成された軸方向穴に前
記トーションバーの一端を挿通固定されており、前記入
力軸と出力軸との相対回転に基づいて操舵補助力を制御
する動力舵取装置は周知である。
【0003】前記従来の動力舵取装置において、入力軸
の一端に形成された軸方向穴に前記トーションバーの一
端を挿通固定する手段として図3で示すように、一端に
軸方向穴33を形成したトーションバー32を入力軸3
0の一端に形成された軸方向穴31に挿通し、前記トー
ションバー32の一端の軸方向穴33に鋼球34を圧
入、拡径させてこれら入力軸30とトーションバー32
とを結合させた結合部35を備えた構造のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の結合構造
は、入力軸とトーションバーとを径方向に差し込まれる
連結ピンや入力軸の外周をカシメて結合する一般的な結
合構造に比べて鋼球34をトーションバー32の一端の
軸方向穴33に圧入する簡単な作業で結合することがで
きる利点はある。しかし、係合部35におけるトーショ
ンバー32の外面と入力軸30の内面ともに平滑面であ
るため、結合力を確保するために鋼球34の径を大きな
ものとし、入力軸30の軸方向穴31に対するトーショ
ンバー32の圧迫力を大きくすると割れる恐れがあり、
また、圧入荷重も大きくなって、装置各部へ悪影響を及
しかねず、逆に鋼球34の径が小さいと上記圧迫力が不
足してしまうなど、過不足のない結合力を得るには、各
部寸法の厳密な精度管理を要求される。
【0005】本発明の目的は、入力軸とトーションバー
とを鋼球圧入による結合構造において、その結合強度を
向上した動力舵取装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、操向ハンドルに連結された入力軸と、ステ
アリングギヤ機構に連結された出力軸と、これら入力軸
と出力軸とを相対回転可能に連結するトーションバーと
を備え、前記入力軸の一端に形成された軸方向穴に前記
トーションバーの一端が挿通固定されているとともに、
前記トーションバーの他端が出力軸に結合されており、
前記入力軸と出力軸との相対回転に基づいて操舵補助力
を制御する動力舵取装置において、一端に軸方向穴を形
成したトーションバーを前記入力軸の一端に形成された
軸方向穴に挿通し、前記トーションバーの一端の軸方向
穴に鋼球を圧入、拡径させてこれら入力軸とトーション
バーとを結合させる結合部を有し、この結合部に位置す
る入力軸内面とトーションバーの外面の何れか一方を小
凹凸面とし、何れか他方を平滑面としたことを特徴とす
るものである。
【0007】また、前記小凹凸面をセレーションとして
形成したしことを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図面に基
づいて説明する。図1は本発明による動力舵取装置をラ
ックアンドピニオン式の装置に適用したものである。図
1において、15は動力舵取装置の本体をなすラックハ
ウジングであり、このラックハウジング15にはピニオ
ン軸(出力軸)12が軸受17,18により回転可能に
軸承され、前記ピニオン軸12にはこれと交差する方向
に摺動可能なラック軸16に噛合されている。このラッ
ク軸16には図略のパワーシリンダのピストンが作動的
に連結されている。すなわち、この部分はステアリング
ギヤ機構6を構成しているものである。
【0009】前記ラックハウジング15には弁ハウジン
グ19が固定され、この弁ハウジング19内にはサーボ
弁20が収納されている。このサーボ弁20は前記ピニ
オン軸12の軸線を中心として相対回転可能なスリーブ
弁部材21と入力軸14に形成されているロータリ弁部
材22により構成され、このスリーブ弁部材21は連結
ピン23により前記ピニオン軸12に連結されており、
前記ロータリ弁部材22は前記入力軸14によって図略
の操向ハンドルに連結している。
【0010】前記入力軸14とピニオン軸12はトーシ
ョンバー11の一端が入力軸14の一端に形成された軸
方向穴24に挿通、固定され、トーションバー11の他
端がピニオン軸12に形成された軸方向穴に挿通、固定
されてトーションバー11により相対回転可能に連結さ
れており、操向ハンドルが操舵されると、トーションバ
ー11はその両端部間で捩じられて入力軸14が相対回
転し、それに伴いスリーブ弁部材21とロータリ弁部材
22も相対的に回転して、この回転に応じた作動流体が
ラック軸16に連結されたパワーシリンダに導かれ、操
舵輪を操向させる力を補助する。
【0011】そこで本発明は、トーションバー11の一
端と入力軸14の一端との結合部5を図2で示すよう
に、一端に軸方向穴26を形成し外面にセレーション2
5(小凹凸面)を設けたトーションバー11を前記入力
軸14の一端に形成された平滑面の軸方向穴24に挿通
し、前記トーションバー11の一端の軸方向穴26に鋼
球27を圧入、拡径させて入力軸14とトーションバー
11とを結合したものである。尚、トーションバー11
の外面を平滑面とし、入力軸14の一端に形成された軸
方向穴24の内面にセレーション25(小凹凸面)を設
けても良い。
【0012】本発明によるトーションバー11の一端と
入力軸14の一端との結合部5は上記の通りの構造であ
るから、トーションバー11の一端の軸方向穴26に鋼
球27を圧入、拡径させることにより、トーションバー
11の一端は入力軸14の一端の軸方向穴24に全周に
わたって均一に圧着する。このとき、トーションバー1
1に設けられているセレーション25が入力軸14の軸
方向穴24の平滑面に食い込み、小凹凸面のセレーショ
ン25と入力軸14の軸方向穴24の平滑面との接触面
積減少により単位面積当たりの押圧力が大きくなり、前
記鋼球27の圧入、拡径による圧着力に加えて面圧を上
げ、回転方向のトルク強度(結合強度)を大幅に向上す
るものである。尚、トーションバー11の外面を平滑面
とし、入力軸14の一端に形成された軸方向穴24の内
面に小凹凸面のセレーション25を設けた場合でも同様
である。
【0013】従って、鋼球27の径を大きくする必要が
なく、鋼球27の締め代は小さくてよいので、結合部5
に割れの生じる恐れがなく、また鋼球27の圧入荷重を
小さくできるので、圧入荷重の負荷によるトーションバ
ー11の曲がりや装置各部へ悪影響を及ぼすことがな
い。
【0014】上記実施形態では小凹凸面をセレーション
25としているが、これに限定するものではなく、ロー
レットによる刻み目や多数の小突起を形成しても良い。
【0015】さらに、上記実施形態ではスリーブ弁部材
21とロータリ弁部材22によりパワーシリンダを制御
する油圧式の動力操舵装置であるが、これに限定される
ものではなく、入力軸と出力軸との相対回転をトルクセ
ンサによって電気的に検出し操舵機構に設けられている
モータを駆動して操舵力を補助する電動式の動力操舵装
置にも本発明は適用することができる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、トー
ションバーと入力軸との結合をトーションバーの軸方向
穴に鋼球を圧入、拡径させ、トーションバーの外面又は
トーションバーが挿入される入力軸の軸方向穴の何れか
一方を小凹凸面とし、何れか他方を平滑面とした構成に
より、前記鋼球の圧入、拡径による結合部の圧着と小凹
凸面と平滑面との小凹凸食い込みとによって回転方向の
結合強度を大幅に向上するとともに、鋼球の圧入荷重を
小さくできるため、厳密な精度管理を要さずに過不足の
ない結合強度が得られるとともに、装置各部への悪影響
を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を備えた動力舵取装置に一実施形態を示
す断面図である。
【図2】本発明の要部断面図である。
【図3】従来の鋼球圧入による結合構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
11 トーションバー 14 入力軸 24 入力軸の軸方向穴 25 セレーション 26 トーションバーの軸方向穴 27 鋼球

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向ハンドルに連結された入力軸と、ス
    テアリングギヤ機構に連結された出力軸と、これら入力
    軸と出力軸とを相対回転可能に連結するトーションバー
    とを備え、前記入力軸の一端に形成された軸方向穴に前
    記トーションバーの一端が挿通固定されているととも
    に、前記トーションバーの他端が出力軸に結合されてお
    り、前記入力軸と出力軸との相対回転に基づいて操舵補
    助力を制御する動力舵取装置において、 一端に軸方向穴を形成したトーションバーを前記入力軸
    の一端に形成された軸方向穴に挿通し、前記トーション
    バーの一端の軸方向穴に鋼球を圧入、拡径させてこれら
    入力軸とトーションバーとを結合させる結合部を有し、 この結合部に位置する入力軸内面とトーションバーの外
    面の何れか一方を小凹凸面とし、何れか他方を平滑面と
    したことを特徴とする動力舵取装置。
  2. 【請求項2】 前記小凹凸面をセレーションとして形成
    したことを特徴とする請求項1に記載の動力舵取装置。
JP10207290A 1998-07-23 1998-07-23 動力舵取装置 Pending JP2000038149A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030034603A (ko) * 2001-10-26 2003-05-09 주식회사 만도 자동차용 파워스티어링의 인풋샤프트와 토션바

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20030034603A (ko) * 2001-10-26 2003-05-09 주식회사 만도 자동차용 파워스티어링의 인풋샤프트와 토션바

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