JP3942270B2 - パワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法 - Google Patents

パワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本願の発明は、車両のパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、円筒状の入力軸の内部にトーションバーが挿通され、該トーションバーの上端部が入力軸の上端部に結合され、該トーションバーの下端部が出力軸の上端部に結合されて、これら両軸が該トーションバーを介して連結されたパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合方法としては、図5に図示されるように、出力軸(図示されず)の上端部に形成された孔部にトーションバー05の下端部を圧入固定し、次いで、トーションバー05に入力軸03を嵌装し、該入力軸03と出力軸との中立出しを行なった上で、入力軸03とトーションバー05とに同時に孔03c 、05b の孔開けを行ない(以上、図5(ロ)参照)、これらの孔03c 、05b に図5(イ)に図示されるピン016 を圧入して、図5(ハ)に図示されるように、これら両者をピン結合する方法が一般的であった。
【0003】
【解決しようとする課題】
しかしながら、この方法によると、入力軸03とトーションバー05とに同時に孔開けを行なうに際して切り粉が発生して、該切り粉がパワーステアリング装置のギヤボックスやセンサボックス内に残ることがあり、これらの内部のシール部に固着したりして、性能に支障を生じさせる虞があった。
【0004】
また、入力軸03とトーションバー05とに同時に開けられた孔03c 、05b にピン016 を圧入するに際しては、該圧入による横方向荷重の円周方向分力により、入力軸03とトーションバー05との円周方向の相対的な位置関係にズレが生じて、入力軸03と出力軸との中立出しが崩れ、性能が不安定になる虞があった。
【0005】
さらに、入力軸とトーションバーとの結合のためのジョイント部材には、ピン016 の抜け止めのためのフェールセーフのための機構が必要とされ、構造が複雑になっていた。
【0006】
本願の発明は、円筒状の入力軸の内部にトーションバーが挿通され、該トーションバーの上端部が入力軸の上端部に結合され、該トーションバーの下端部が出力軸の上端部に結合されて、これら両軸が該トーションバーを介して連結されたパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法において、前記のような問題を解決して、簡単な構造と方法とにより、入力軸とトーションバーとを堅固に結合することができるパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段および効果】
本願の発明は、前記のような課題を解決したパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法に関わり、その請求項1に記載された発明は、円筒状の入力軸の内部にトーションバーが挿通され、該トーションバーの上端部が入力軸の上端部に結合され、該トーションバーの下端部が出力軸の上端部に結合されて、これら両軸が該トーションバーを介して連結されたパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造において、前記トーションバーの上端部に、該トーションバーの軸方向に沿って孔が穿孔され、前記孔に、圧入部材が、前記入力軸の上端面を越える深さにまで圧入され、前記入力軸の前記圧入部材より上端面側の部分が径方向に加締められて、前記圧入部材の抜け止めがされたことを特徴とするパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造である。
【0008】
請求項1に記載された発明は、前記のように構成されているので、入力軸とトーションバーとの結合構造が、トーションバーの上端部に、該トーションバーの軸方向に沿って孔が穿孔され、該孔に圧入部材が入力軸の上端面を越える深さにまで圧入され、該入力軸の圧入部材より上端面側の部分が径方向に加締められて、圧入部材の抜け止めがされることにより構成される。
【0009】
この結果、入力軸とトーションバーとを結合するに際して、連結用ピンの使用がなくなり、入力軸とトーションバーとに連結用ピンのための孔開けをする必要がなくなるので、切り粉の発生に起因する性能不良が解消される。
【0010】
また、連結用ピンの使用がなくなるので、入力軸と出力軸との中立出しが崩れる虞がなくなり、中立出しを維持しつつ、入力軸とトーションバーとを堅固に結合することが容易になり、中立出しが崩れることに起因する性能の不安定の虞が解消される。
【0011】
また、入力軸とトーションバーとの結合構造が、トーションバーの上端部に形成される孔と、該孔に圧入される圧入部材と、該圧入部材の抜け止めのための入力軸の(したがって、また、孔壁の)加締めとにより構成されるのみであり、フェールセーフのための機構も不要にされるので、その構造がきわめて簡単になる。
【0012】
さらに、入力軸の圧入部材より上端面側の部分が径方向に加締められ、圧入部材の孔からの抜け止めがされるので、入力軸とトーションバーとの結合を確実に堅固に維持することができる。
【0013】
また、請求項2記載のように請求項1記載の発明を構成することにより、圧入部材はスチールボールにより構成されるので、圧入と加締め作業を容易に行なうことができる。
【0014】
また、請求項3記載のように請求項1記載の発明を構成することにより、圧入部材は円柱体により構成されるので、該円柱体の圧入により、トーションバーの上端部の外周面と入力軸の上端部の内周面との接触面積を広く取ることができ、入力軸とトーションバーとを十分堅固に結合することができる。
【0015】
さらに、請求項4記載のように請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の発明を構成することにより、加締め加工は、入力軸にステアリングホイール軸を回動不能に連結するために、該入力軸の上端部の外周面に軸方向と直交して平行に形成される2条のピン溝の溝底に、それぞれ施されるので、既存の構造を利用でき、しかも、この構造部分は、他の部分に比べて薄肉になっているので、その加工作業が容易である。
【0016】
また、その請求項5に記載された発明は、円筒状の入力軸の内部にトーションバーが挿通され、該トーションバーの上端部が入力軸の上端部に結合され、該トーションバーの下端部が出力軸の上端部に結合されて、これら両軸が該トーションバーを介して連結されたパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合方法において、予めトーションバーの上端部に、該トーションバーの軸方向に沿って孔を穿孔しておき、前記入力軸と前記出力軸との中立出しを行なった後、前記トーションバーの前記孔に、圧入部材を、前記入力軸の上端面を越える深さにまで圧入し、次いで、前記入力軸の前記圧入部材より上端面側の部分を径方向に加締めて、前記圧入部材の抜け止めをするようにしたことを特徴とするパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合方法である。
【0017】
請求項5に記載された発明は、前記のように構成されているので、入力軸とトーションバーとの結合方法が、予めトーションバーの上端部に、該トーションバーの軸方向に沿って孔を穿孔しておき、入力軸と出力軸との中立出しを行なった後、トーションバーの孔に圧入部材を入力軸の上端面を越える深さにまで圧入し、次いで、入力軸の圧入部材より上端面側の部分を径方向に加締めて、圧入部材の抜け止めをすることにより行なわれる。
【0018】
この結果、前記のような種々の効果を奏する請求項1記載の発明のパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造を、きわめて簡単な方法により得ることができる。
【0019】
また、請求項6記載のように請求項5記載の発明を構成することにより、加締め加工は、入力軸にステアリングホイール軸を回動不能に連結するために、該入力軸の上端部の外周面に軸方向と直交して平行に形成される2条のピン溝の溝底に、それぞれ施されるので、既存の構造を利用でき、しかも、この構造部分は、他の部分に比べて薄肉になっているので、その加工作業が容易である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図3に図示される本願の請求項1、請求項2、請求項4ないし請求項6に記載された発明の一実施形態(実施形態1)について説明する。
図1は、本実施形態1における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法が適用されたパワーステアリング装置の部分縦断側面図、図2および図3は、図1の実施形態1において、入力軸とトーションバーとを結合させる作業の各一工程を示す図である。
【0021】
図1において、本実施形態1における入力軸3とトーションバー5との結合構造および結合方法が適用されたパワーステアリング装置1は、電動式パワーステアリング装置であって、図示されないステアリングホイールが入力軸3の図1において上方の一端部(上端部)に連結されている。
【0022】
ステアリングホイールと入力軸3との連結は、詳細には図示されていないが、ステアリングホイール軸の下端部が入力軸3の上端部に嵌装され、次いで、これら両者の間に2本のピンが平行に打ち込まれることにより行なわれる。これにより、ステアリングホイールと入力軸3とは、相互に回動不能に連結される。
【0023】
前記2本のピンは、入力軸3の上端部の外周面に、該入力軸3の軸方向と直交して平行に形成された2条のピン溝3b 、3b の溝底に沿うようにして、ステアリングホイール軸の下端部と入力軸3の上端部との間に打ち込まれている。
【0024】
入力軸3は、細長い円筒状の中空軸であって、その内部にトーションバー5が挿通されており、該トーションバー5は、後述するように、その上端部に軸方向に穿孔された孔6にスチールボール7が圧入されることにより、その上端部が入力軸3の上端部に結合され、その下端部が、出力軸であるピニオン軸4の上端部に形成された圧入孔8に圧入されて、そこに結合されている。そして、このようにして、これら両軸3、4が、トーションバー5を介して連結されている。
【0025】
入力軸3の下端部は、ピニオン軸4の上端部に形成された嵌合孔9内に挿通され、そこに回転自在に保持され、その中央部よりやや下方の部分は、上下2分割体よりなるセンサーハウジング2の内部の図において上方に、軸受10により回転自在に支持されている。嵌合孔9の底面11は、圧入孔8の形成面をなしている。
【0026】
ピニオン軸4の上端部は、センサボックス2の内部の図において下方に、軸受12により回転自在に軸方向に位置決めされて支持され、そのピニオン4a は、図示されないラックと噛み合い、そこからさらにリンク機構を介して車輪に連動連結されている。
【0027】
入力軸3とピニオン軸4との間には、コア13が介装されており、該コア13により、入力軸3とピニオン軸4とに作用するトルクに基づくこれら両軸間の相対的な回転量差(捩れ量)がその軸方向移動量として検出されて、この検出値に基づき、この相対的な回転量差を解消するように必要な操舵補助力がピニオン軸4以降の出力軸側に投入されて、該操舵補助力に対応する車輪の転舵がなされ、操舵の軽快感が得られるようになっている。14は、コア13の軸方向移動量を電気信号として、その移動の方向とともに検出するコイルである。
【0028】
次に、本実施形態1における入力軸3とトーションバー5との結合構造および結合方法について説明する。
図1ないし図3に図示されるように、トーションバー5の上端部には、その端面側から軸方向に、所定深さの孔6が予め穿孔されている。
【0029】
そして、この孔6にスチールボール7が圧入される前においては、入力軸3とピニオン軸4とは、相対的に自由に回動できる状態にある。
そこで、この状態において、入力軸3とピニオン軸4との中立出しを行ない、仮組立てを行なう。
【0030】
次いで、図2に図示されるように、トーションバー5の上端部の孔6にスチールボール7を圧入して、孔6の孔壁5a を拡径させて、孔壁5a の外周面、特にスチールボール7の球面により膨出された部分の外周面を入力軸3の上端部の内周面に圧接させる。これにより、入力軸3の上端部とトーションバー5の上端部とは堅固に結合されて、入力軸3がトーションバー5から抜け出ることはない(図3参照)。
【0031】
次いで、図3の状態において、入力軸3のスチールボール7が圧入された位置より上端面3a 側の部分を、矢印で示すように径方向に加締めて、スチールボール7の孔6からの抜け止めを行なう。
【0032】
この加締め加工は、前記した、入力軸3の上端部の外周面に形成された2条のピン溝3b 、3b の溝底の長さ方向中央部に、合計2個所施すようにするのが好都合である。このようにすると、ピン溝3b のこの部分は、他の部分に比較して肉厚が薄いので、加工作業が楽になる。なお、この加締め加工においては、当然に、トーションバー5の上端部の孔6の孔壁5a も、一緒に加締められる。
【0033】
本実施形態1は、前記のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
入力軸3とトーションバー5との結合構造が、トーションバー5の上端部に、該トーションバー5の軸方向に沿って孔6が穿孔され、該孔6にスチールボール7が圧入され、該入力軸3のスチールボール7が圧入された位置より上端面3a 側にあるピン溝3b 、3b の溝底が径方向に加締められて、スチールボール7の抜け止めがされることにより構成される。
【0034】
この結果、入力軸3とトーションバー5とを結合するに際して、従来のように、連結用ピンの使用がなくなり、入力軸3とトーションバー5とに連結用ピンのための孔開けをする必要がなくなるので、切り粉の発生に起因する性能不良が解消される。
【0035】
また、連結用ピンの使用がなくなるので、入力軸3と出力軸(ピニオン軸)4との中立出しが崩れる虞がなくなり、中立出しを維持しつつ、入力軸3とトーションバー5とを堅固に結合することが容易になり、中立出しが崩れることに起因する性能不安定の虞が解消される。
【0036】
また、入力軸3とトーションバー5との結合構造が、トーションバー5の上端部に形成される孔6と、該孔6に圧入されるスチールボール7と、該スチールボール7の抜け止めのための加締めとにより構成されるのみであり、フェールセーフのための機構も不要にされるので、その構造がきわめて簡単になる。
【0037】
さらに、入力軸3のスチールボール7が圧入された位置より上端面3a 側にあるピン溝3b 、3b の溝底部分が加締められ、スチールボール7の孔6からの抜け止めがなされているので、入力軸3とトーションバー5との結合を確実に堅固に維持することができる。
【0038】
また、スチールボール7が圧入されるので、その圧入と加締め作業はきわめて容易である。特に加締め加工は、入力軸3の上端部の2条のピン溝3b 、3b の溝底部分を利用して、その長さ方向中央部に施されるので、入力軸3の薄肉部分が利用でき、かつ、比較的精度を要さずに行なうことができるので、その加工作業がきわめて容易である。
【0039】
また、入力軸3とトーションバー5との結合方法が、予めトーションバー5の上端部に、軸方向に沿って孔6を穿孔しておき、入力軸3と出力軸4との中立出しを行なった後、トーションバー5の孔6にスチールボール7を圧入し、次いで、入力軸3のスチールボール7が圧入された位置より上端面3a 側にあるピン溝3b 、3b の溝底を径方向に加締めて、スチールボール7の抜け止めをすることにより行なわれている。この結果、前記のような種々の効果を奏する入力軸3とトーションバー5との結合構造を、きわめて簡単な方法により得ることができる。
【0040】
次に、図4に図示される本願の請求項3に記載された発明の一実施形態(実施形態2)について説明する。
本実施形態2は、実施形態1と比較して、圧入部材の構成のみが異なる。すなわち、実施形態1においては、圧入部材として、スチールボール7が使用されたが、本実施形態2においては、図5に図示されるように、円柱体15が使用されている。
【0041】
この円柱体15は、トーションバー5の孔6の深さよりかなり短い長さを有し、また、その径よりわずかに大きい径を有していて、孔6に、入力軸3のピン溝3b 、3b の溝底の位置より深く圧入されることにより、孔6の孔壁5a を拡径させて、孔壁5a の外周面を入力軸3の上端部の内周面に圧接させる。
【0042】
入力軸3の円柱体15が孔6に圧入された位置より上端面3a 側にあるピン溝3b 、3b の溝底部分が、加締められ、円柱体15の孔6からの抜け止めがなされることは、実施形態1と同様である。
【0043】
本実施形態2は、前記のように構成されているので、円柱体の圧入により、トーションバー5の上端部の外周面と入力軸3の上端部の内周面との接触面積を広く取ることができ、入力軸3とトーションバー5とを十分堅固に結合することができる。
【0044】
以上の実施形態1、2において、パワーステアリング装置は、電動式パワーステアリング装置とされたが、これに限定されず、油圧式パワーステアリング装置とされてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の請求項1、請求項2、請求項4ないし請求項6に記載された発明の一実施形態(実施形態1)における入力軸とトーションバーとの結合構造および結合方法が適用されたパワーステアリング装置の部分縦断側面図である。
【図2】図1の実施形態1において、入力軸とトーションバーとを結合させる作業の一工程を示す図である。
【図3】同他の一工程を示す図である。
【図4】本願の請求項3に記載された発明の一実施形態(実施形態2)における入力軸とトーションバーとの結合構造を得るための作業の一工程を示す、図3に対応する図である。
【図5】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…パワーステアリング装置、2…センサボックス、3…入力軸、3a …上端面、3b …ピン溝、4…ピニオン軸(出力軸)、4a …ピニオン、5…トーションバー、5a …孔壁、6…孔、7…スチールボール、8…圧入孔、9…嵌合孔、10…軸受、11…底面、12…軸受、13…コア、14…コイル、15…円柱体。

Claims (6)

  1. 円筒状の入力軸の内部にトーションバーが挿通され、該トーションバーの上端部が入力軸の上端部に結合され、該トーションバーの下端部が出力軸の上端部に結合されて、これら両軸が該トーションバーを介して連結されたパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造において、
    前記トーションバーの上端部に、該トーションバーの軸方向に沿って孔が穿孔され、
    前記孔に、圧入部材が、前記入力軸の上端面を越える深さにまで圧入され、
    前記入力軸の前記圧入部材より上端面側の部分が径方向に加締められて、前記圧入部材の抜け止めがされたことを特徴とするパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造。
  2. 前記圧入部材は、スチールボールであることを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造。
  3. 前記圧入部材は、円柱体であることを特徴とする請求項1記載のパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造。
  4. 前記加締め加工は、前記入力軸にステアリングホイール軸を回動不能に連結するために、前記入力軸の上端部の外周面に軸方向と直交して平行に形成された2条のピン溝の溝底に、それぞれ施されたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造。
  5. 円筒状の入力軸の内部にトーションバーが挿通され、該トーションバーの上端部が入力軸の上端部に結合され、該トーションバーの下端部が出力軸の上端部に結合されて、これら両軸が該トーションバーを介して連結されたパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合方法において、
    予めトーションバーの上端部に、該トーションバーの軸方向に沿って孔を穿孔しておき、
    前記入力軸と前記出力軸との中立出しを行なった後、前記トーションバーの前記孔に、圧入部材を、前記入力軸の上端面を越える深さにまで圧入し、
    次いで、前記入力軸の前記圧入部材より上端面側の部分を径方向に加締めて、前記圧入部材の抜け止めをするようにしたことを特徴とするパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合方法。
  6. 前記加締め加工は、前記入力軸にステアリングホイール軸を回動不能に連結するために、前記入力軸の上端部の外周面に軸方向と直交して平行に形成された2条のピン溝の溝底に、それぞれ施されたことを特徴とする請求項5記載のパワーステアリング装置における入力軸とトーションバーとの結合構造。
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