JP2000038096A - 車両用ハーネスの接続構造及び接続方法 - Google Patents

車両用ハーネスの接続構造及び接続方法

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JP2000038096A
JP2000038096A JP10209749A JP20974998A JP2000038096A JP 2000038096 A JP2000038096 A JP 2000038096A JP 10209749 A JP10209749 A JP 10209749A JP 20974998 A JP20974998 A JP 20974998A JP 2000038096 A JP2000038096 A JP 2000038096A
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pillar
trim
roof
instrument panel
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Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
Atsuro Shoda
敦郎 正田
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Shigeru Co Ltd
Yazaki Corp
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Shigeru Co Ltd
Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピラー内にピラー用ハーネスを配索する作業
性を向上させる。 【解決手段】 ピラートリム2をウィンドウスクリーン
ピラー5に係止手段6で取り付けると共に、ピラートリ
ムの両端部11,12をルーフトリム3及びインストル
メントパネル4の各結合部32,42にそれぞ結合し、
ピラートリム内に配設された第一コネクタ13及び第二
コネクタ14と、ルーフトリムのルーフ用コネクタ33
及びインストルメントパネルのインパネ用コネクタ43
とを嵌合してなる車両用ハーネスの接続構造において、
第一及び第二コネクタを電気的に接続した回路体を、ピ
ラートリムの室内側化粧面と反対の裏面10bに一体化
した。ピラートリムの両端部に第一及び第二コネクタ
を、且つルーフトリム及びインストルメントパネルの各
結合部にルーフ用及びインパネ用コネクタを配置し、ピ
ラートリムを取り付けると同時に、各コネクタ同士をそ
れぞれ嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両内に配索され
た車両用ハーネスを相互に接続するための車両用ハーネ
スの接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7のようなフロントピラー81
内にピラー用ハーネス82を配索する方法が開示されて
いる。即ち、図8及び図9(a)に示すように、角筒状
のウィンドウスクリーンピラー83の両端部に上部開口
84aと下部開口84bとをそれぞれ形成し、図9
(b)の如くに、屈曲自在な針金状治具85を上部開口
84aからウィンドウスクリーンピラー83の貫通孔8
3aを通し、下部開口84bから引き出す。
【0003】治具85の先端に形成された引っ掛け部8
5aに、ピラー用ハーネス82を引っ掛ける(仮係止す
る)。治具85を上部開口84aから引っ張り出すこと
により、図9(c)に示す如くに、ピラー用ハーネス8
2を上部開口84aから引き出す。それから、ウィンド
ウスクリーンピラー83にピラートリム86を取り付け
ることで、ピラー用ハーネス82がフロントピラー81
内に配索される。
【0004】しかしながら、フロントピラー81内にピ
ラー用ハーネス82を配索する作業性が悪かった。ま
た、車両走行時の揺れにより、ウィンドウスクリーンピ
ラー83の内壁面83bとピラー用ハーネス82とが接
触して異音(騒音又は摩擦音)が発生する不具合があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
鑑み、ピラー内にピラー用ハーネスを配索する作業性を
向上させると共に、異音の発生を防止する車両用ハーネ
スの接続構造及び接続方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ピラートリムをウィンドウスクリーンピ
ラーに係止手段を用いて取り付けると共に、該ピラート
リムの両端部をルーフトリム及びインストルメントパネ
ルの各結合部にそれぞ結合し、該ピラートリム内に配設
された第一コネクタ及び第二コネクタと、該ルーフトリ
ムのルーフ用コネクタ及び該インストルメントパネルの
インパネ用コネクタとをそれぞれ相互に嵌合してなる車
両用ハーネスの接続構造において、前記第一コネクタ及
び第二コネクタを電気的に接続した回路体を、前記ピラ
ートリムの室内側化粧面と反対の裏面に一体化した車両
用ハーネスの接続構造を特徴とする(請求項1)。前記
ピラートリムの両端部に前記第一コネクタ及び第二コネ
クタを、且つ前記ルーフトリム及びインストルメントパ
ネルの各結合部に前記ルーフ用コネクタ及びインパネ用
コネクタをそれぞれ配置し、該ピラートリムを取り付け
ると同時に、該第一及び第二コネクタと、該ルーフ用及
びインパネ用コネクタとをそれぞれ嵌合する車両用ハー
ネスの接続構造を特徴とする(請求項2)。前記裏面に
一体化された前記回路体がピラー用ハーネスからなる車
両用ハーネスの接続構造を特徴とする(請求項3)。前
記ピラートリムの取り付け方向と、前記コネクタ同士の
嵌合方向とが平行であることが好ましい(請求項4)。
前記コネクタ同士の完全嵌合後に前記ピラートリムの取
り付けが行われるように、前記係止手段の係合力が前記
コネクタ同士の嵌合力より大きく設定されている車両用
ハーネスの接続構造を特徴とする(請求項5)。前記係
止手段が、前記ピラートリムの裏面から、弾性を有する
一対のロックアームを突出し、該ロックアームの自由端
部に係止爪を設け、該係止爪に対するロック孔を前記ウ
ィンドウスクリーンピラーに形成してなる車両用ハーネ
スの接続構造を特徴とする(請求項6)。ピラートリム
をウィンドウスクリーンピラーに取り付けると共に、該
ピラートリムの両端部をルーフトリム及びインストルメ
ントパネルの各結合部にそれぞれ結合し、該ピラートリ
ム内に配設された第一コネクタ及び第二コネクタと、該
ルーフトリムのルーフ用コネクタ及び該インストルメン
トパネルのインパネ用コネクタとをそれぞれ相互に嵌合
してなる車両用ハーネスの接続方法において、前記第一
コネクタ及び第二コネクタを電気的に接続した回路体
を、前記ピラートリムの室内側化粧面と反対の裏面に一
体化し、嵌合力より大きく設定した係止手段で前記ピラ
ートリムを取り付けることにより、各コネクタ同士の嵌
合状態を自動的に完全にする車両用ハーネスの接続方法
を特徴とする(請求項7)。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の具体
例を、図面を参照して説明する。図1〜図6は本発明に
係る車両用ハーネスの接続構造の一実施例を示すもので
ある。本実施例では車両用ハーネスとしてピラー用ハー
ネス、ルーフ用ハーネス及びインパネ用ハーネスを用い
る場合について説明する。図1に示すように、この接続
構造は、車両1内のピラートリム2をルーフトリム3及
びインストルメントパネル(以下、インパネという)4
に結合(機械的に接続)すると同時に、電気的に接続す
る構造である。
【0008】即ち、図2及び図3に示す如くに、車両1
内のピラートリム2をウィンドウスクリーンピラー5に
係止手段6を用いて取り付けると共に、ピラートリム2
の両端部11,12をルーフトリム3及びインパネ4の
各結合部32,42に結合する。それと同時にピラート
リム2の第一コネクタ13及び第二コネクタ14を、ル
ーフトリム3のルーフ用コネクタ33とインパネ4のイ
ンパネ用コネクタ43とにそれぞれ相互に嵌合する。
【0009】ピラートリム2は、トリム本体10の室内
側化粧面10aと反対の裏面10bに回路体としてのピ
ラー用ハーネス15を一体化(インサート成形等の手段
で)又は後付けし、ピラー用ハーネス15の両端末に第
一コネクタ13と第二コネクタ14とをそれぞれ電気的
に接続し、トリム本体10の長手方向の両側縁10c,
10cにそれぞれ一対のロックアーム16,16を立設
してなる。なお、ピラー用ハーネス15を裏面10bに
一体化する際に、ピラー用ハーネス15に予め接続され
た第一コネクタ13及び第二コネクタ14と、ピラー用
ハーネス15とをトリム本体10の裏面10bに一体成
形(又はインサート成形)することも可能である。
【0010】ルーフトリム3に結合されるトリム本体1
0の一端部11には第一コネクタ13が、及びインパネ
4に結合されるトリム本体10の他端部12には第二コ
ネクタ14がそれぞれ配置されている。ロックアーム1
6は弾性を有し、自由端部に係止爪17を設けてなる。
【0011】ピラー用ハーネス15をトリム本体10の
裏面10bに一体化するから、ピラー用ハーネス15の
一部ではなく全体を裏面10bに固定できる。そのた
め、車両1の走行時に、ピラートリム2やウィンドウス
クリーンピラー5が揺れても、ピラー用ハーネス15が
ウィンドウスクリーンピラー5の壁面5aに接触しな
い。これによって、従来よりも車両1の走行中における
異音(騒音又は摩擦音)を防止できる。
【0012】図4の如くに、係止手段6は、弾性を有す
るロックアーム16の自由端部に係止爪17を設け、係
止爪17に対するロック孔18をウィンドウスクリーン
ピラー5の壁面5aに形成してなる。
【0013】図2及び図3に戻って、ルーフトリム3
は、ルーフ本体30の室内側化粧面30aと反対の内壁
面30bにルーフ用ハーネス31を配索し、ルーフ用ハ
ーネス31の一端にルーフ用コネクタ33を設け、ルー
フ用コネクタ33を露出した状態で内壁面30bに天上
壁34を接合してなる。ルーフ用ハーネス31がルーフ
本体30と天上壁34とによりサンドイッチ状に挟まれ
ている。ルーフ本体30には中央にルームランプ(図示
せず)を組み付けるための開孔35a,35bが形成さ
れ、ルーフ本体30の右奥角にはピラートリム2の一端
部11に結合されるルーフ側結合部32が設けられてい
る。ルーフ側結合部32にはコネクタ保持壁36が外方
へ延設され、コネクタ保持壁36にはルーフ用コネクタ
33が固着されている。
【0014】インパネ4は、インパネ本体40の室内側
計器面40aと反対の内面40bにインパネ用ハーネス
41を配索し、インパネ用ハーネス41の一端にインパ
ネ用コネクタ43を接続してなる。インパネ本体40の
右上端にはピラートリム2の他端部12に結合されるイ
ンパネ側結合部42が形成されている。インパネ側結合
部42にはコネクタ保持壁44が外方へ延設され、コネ
クタ保持壁44にはインパネ用コネクタ43が固定され
ている。45はインパネ本体40を取り付けるカウルパ
ネルである。
【0015】図5のように、第一コネクタ13及び第二
コネクタ14と、ルーフ用コネクタ33及びインパネ用
コネクタ43との各嵌合方向(P方向)は、ウィンドウ
スクリーンピラー5へのピラートリム2の取り付け方向
(Q方向)と平行であることが好ましい。そして、コネ
クタ同士13,33(14,43)の嵌合後に、ピラー
トリム2の取り付けが行われるように、係止手段6が設
定されている。例えば、ロックアーム16の弾性定数を
大きくしてロックアーム16に作用する弾性力を強くす
る。又は、係止爪17の傾斜角を緩やかにする。又は、
ロックアーム16の突出長さ、板厚や板幅等を調節す
る。
【0016】つまり、横軸ストロークSと縦軸荷重Wと
の関係で、取り付け力(押圧力又は外力)と嵌合力との
関係をグラフ上に描けば、図6のようになる。係止手段
6(図5参照)を嵌合力より大きく設定するということ
は、グラフ上に二つの山(A点とB点)を作り、そして
嵌合力の最大値(A点)及び取り付け力の最大値(B
点)がこの順番でそれぞれ来ると共に、A点とB点との
各最大値の間に差Dができるように設定することであ
る。このように設定すれば、図5の第一コネクタ13及
び第二コネクタ14と、ルーフ用コネクタ33及びイン
パネ用コネクタ43とをそれぞれ完全に嵌合してから、
ピラートリム2をウィンドウスクリーンピラー5に取り
付けることができるようになる。
【0017】図1、図4及び図5などで示すように、従
来では、例えば第一コネクタ13とルーフ用コネクタ3
3の嵌合状態が完全であるが、第二コネクタ14とイン
パネ用コネクタ43との嵌合状態が不完全である場合に
は、ピラートリム2をウィンドウスクリーンピラー5に
取り付けることができなかった。それに対して本発明で
は、係止手段6を嵌合力より強く設定したから、上記状
態時に、さらにピラートリム2をウィンドウスクリーン
ピラー5に強く押し込んで取り付けることで、第二コネ
クタ14とインパネ用コネクタ43との嵌合を完全状態
に移行できる。即ち、各コネクタ同士13,33(1
4,43)の間で不完全な嵌合状態を防止(阻止)でき
る。
【0018】なお、図2及び図3に示すように、第一コ
ネクタ13と第二コネクタ14とは同一構成であり、周
状のハウジング本体13aの内部に断面L字状のタブ状
端子13bを配置している。また、ルーフ用コネクタ3
3とインパネ用コネクタ43とは同一構成であり、ブロ
ック状のハウジング本体33aに一対の端子収容室33
b,33bを形成し、端子収容室33b内に断面U字状
の雌型端子33cを挿着し、ハウジング本体33aの上
部にタブ状端子13bを挿入するための一対の接続用切
欠33d,33dを形成してなる。
【0019】次に、図2のピラー用ハーネス15、ルー
フ用ハーネス31及びインパネ用ハーネス41を相互に
接続する方法について説明する。図2に示すように、ト
リム本体10の裏面10bに、ピラー用ハーネス15と
ピラー用ハーネス15の両端に設けられた第一コネクタ
13及び第二コネクタ14とをそれぞれ一体化する。ル
ーフ用コネクタ33をルーフ本体30のコネクタ保持壁
36(図3参照)に固定したルーフトリム3を、ルーフ
パネル37に組み付ける。そして、インパネ用コネクタ
43をインパネ本体40のコネクタ保持壁44に固着し
たインパネ4を、カウルパネル45に取り付ける。この
時、各コネクタ同士13,33(14,43)の嵌合方
向(P方向)と、ウィンドウスクリーンピラー5へのピ
ラートリム2の取り付け方向(Q方向)とが平行である
ことが好ましい。
【0020】図3の如くに、ピラートリム2の係止爪1
7をウィンドウスクリーンピラー5のロック孔18に対
して位置を合わせする。ピラートリム2をQ方向に移動
して係止爪17をロック孔18に強く押し込む。ロック
アーム16の弾性力が嵌合力よりも強く(大きく)設定
されているので、図2及び図5に示すように、先ず、第
一コネクタ13とルーフ用コネクタ33、及び第二コネ
クタ14とインパネ用コネクタ43とがそれぞれ嵌合す
る。それから、ロックアーム16の係止爪17がロック
孔18に係止されることで、ピラートリム2がウィンド
ウスクリーンピラー5に取り付けられる。
【0021】例えばもし、コネクタ同士13,33(1
4,43)の嵌合後に、第二コネクタ14とインパネ用
コネクタ43との嵌合状態が不完全であっても、ピラー
トリム2の取り付け完了後に嵌合が完全状態に自動的に
移行される。そのため、ピラー用ハーネス15と、ルー
フ用ハーネス31及びインパネ用ハーネス41との接続
作業を、ピラートリム2とウィンドウスクリーンピラー
5との取り付け作業と同時に行うことができる。つま
り、別途接続作業を行う必要がないので、接続作業性を
向上できる。
【0022】なお、本実施例はピラートリムをルーフト
リム及びインパネに機械的に接続すると同時に、電気的
に接続するための一手段であるから、本実施例の手段に
限定されるものではない。
【0023】
【発明の効果】以上の如くに、請求項1によれば、第一
コネクタ及び第二コネクタを電気的に接続した回路体が
ピラートリムの室内側化粧面と反対の裏面に一体化され
ている。つまり、回路体の全体が裏面に固定されるの
で、回路体が宙ぶらりん状態にならない。そのため、従
来と比較し、車両走行時に、回路体が揺れてウィンドウ
スクリーンピラーに接触することがない。これにより、
異音(騒音又は雑音)を防止できる。
【0024】請求項2によれば、第一コネクタ及び第二
コネクタがピラートリムの両端部に、且つルーフ用コネ
クタ及びインパネ用コネクタがフールトリム及びインパ
ネの各結合部にそれぞれ配置されている。そのため、ピ
ラートリムの両端部と、ルーフトリム及びインパネの各
結合部との結合時に、コネクタ同士を嵌合できる。即
ち、ピラートリムを取り付けると同時に、コネクタ同士
を嵌合できる。
【0025】請求項3によれば、回路体がピラー用ハー
ネスからなるので、ピラー用ハーネスが裏面に配索され
た後に一体化される。これにより、従来と比較して例え
ば、ピラー用ハーネスを係止するための係止具を裏面に
固定する作業、及びピラー用ハーネスを係止具に係止す
る作業を省くことができる。そのため、ピラー用ハーネ
スの配索作業を従来よりも簡単に行うことができる。
【0026】請求項4によれば、ピラートリムをウィン
ドウスクリーンピラーに取り付ける方向と、第一及び第
二コネクタをルーフ用及びインパネ用コネクタにそれぞ
れ嵌合する方向とが互いに平行である。これにより、ピ
ラートリムの取り付け方向へ強い力を作用させれば、一
回の力でピラートリムの取り付け及び各コネクタ同士の
嵌合を行うことができる。
【0027】請求項5によれば、係止手段がコネクタ同
士の嵌合力より大きく設定されているので、各コネクタ
同士の完全嵌合後に、ピラートリムがウィンドウスクリ
ーンピラーに取り付けられる。そのため、コネクタ同士
の嵌合後に嵌合状態が不完全であっても、ピラートリム
の取り付けで容易に嵌合状態が完全になる。これによ
り、コネクタ同士の不完全嵌合を防止できる。
【0028】請求項6によれば、係止手段が、ピラート
リムの裏面から突出された一対のロックアームと、ロッ
クアームの自由端部に設けられた係止爪と、係止爪に対
してウィンドウスクリーンピラーに形成されたロック孔
とからなる。そのため、例えば、ロックアームの突出長
さ、板厚又は板幅等を調節することで、ロックアームの
弾性を調節できる。
【0029】請求項7によれば、第一コネクタ及び第二
コネクタを接続した回路体がピラートリムの室内側化粧
面と反対の裏面に一体化する。コネクタ同士の嵌合力よ
り大きく設定された係止手段を利用するので、コネクタ
嵌合後に、ピラートリムがウィンドウスクリーンピラー
に取り付けられる。これにより、もしコネクタ同士の嵌
合状態が不完全であっても、ピラートリムの取り付け作
業を完了することで、嵌合状態が完全になる。そのた
め、ピラートリムと、ルーフトリム及びインパネとの電
気的な接続作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ハーネスの接続構造の一実
施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1におけるピラートリムを含む拡大図であ
る。
【図3】図2の矢視X方向から見た図である。
【図4】図3におけるY−Y線の断面図である。
【図5】図1におけるコネクタ同士の嵌合方向とピラー
トリムの取り付け方向とを示す説明図である。
【図6】横軸ストロークSかつ縦軸荷重Wとした場合
に、取り付け力と嵌合力との関係を示すグラフである。
【図7】従来例を示す全体斜視図である。
【図8】図7におけるウィンドウスクリーンピラーの拡
大斜視図である。
【図9】図8におけるZ−Z線の断面を示し、(a)は
針金状治具をウィンドウスクリーンピラーに挿入する前
の状態であり、(b)は挿入してピラー用ハーネスを治
具に引っ掛けた状態であり、(c)はウィンドウスクリ
ーンピラーにピラー用ハーネスを通した状態である。
【符号の説明】
1 車両 2 ピラートリム 3 ルーフトリム 4 インストルメントパネル(インパ
ネ) 5 ウィンドウスクリーンピラー 6 係止手段 10a 化粧面 10b 裏面 11 一端部 12 他端部 13 第一コネクタ 14 第二コネクタ 15 ピラー用ハーネス 16 ロックアーム 17 係止爪 18 ロック孔 32 (ルーフ側)結合部 33 ルーフ用コネクタ 42 (インパネ側)結合部 43 インパネ用コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 正田 敦郎 群馬県太田市由良330 しげる工業株式会 社内 Fターム(参考) 3D023 BA01 BB09 BC01 BD08 BE03 BE28 BE35

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピラートリムをウィンドウスクリーンピ
    ラーに係止手段を用いて取り付けると共に、該ピラート
    リムの両端部をルーフトリム及びインストルメントパネ
    ルの各結合部にそれぞれ結合し、該ピラートリム内に配
    設された第一コネクタ及び第二コネクタと、該ルーフト
    リムのルーフ用コネクタ及び該インストルメントパネル
    のインパネ用コネクタとをそれぞれ相互に嵌合してなる
    車両用ハーネスの接続構造において、 前記第一コネクタ及び第二コネクタを電気的に接続した
    回路体を、前記ピラートリムの室内側化粧面と反対の裏
    面に一体化したことを特徴とする車両用ハーネスの接続
    構造。
  2. 【請求項2】 前記ピラートリムの両端部に前記第一コ
    ネクタ及び第二コネクタを、且つ前記ルーフトリム及び
    インストルメントパネルの各結合部に前記ルーフ用コネ
    クタ及びインパネ用コネクタをそれぞれ配置し、該ピラ
    ートリムを取り付けると同時に、該第一及び第二コネク
    タと、該ルーフ用及びインパネ用コネクタとをそれぞれ
    嵌合することを特徴とする請求項1記載の車両用ハーネ
    スの接続構造。
  3. 【請求項3】 前記裏面に一体化された前記回路体がピ
    ラー用ハーネスからなることを特徴とする請求項1又は
    2記載の車両用ハーネスの接続構造。
  4. 【請求項4】 前記ピラートリムの取り付け方向と、前
    記コネクタ同士の嵌合方向とが平行であることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれか記載の車両用ハーネスの
    接続構造。
  5. 【請求項5】 前記コネクタ同士の完全嵌合後に前記ピ
    ラートリムの取り付けが行われるように、前記係止手段
    の係合力が前記コネクタ同士の嵌合力より大きく設定さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記
    載の車両用ハーネスの接続構造。
  6. 【請求項6】 前記係止手段が、前記ピラートリムの裏
    面から、弾性を有する一対のロックアームを突出し、該
    ロックアームの自由端部に係止爪を設け、該係止爪に対
    するロック孔を前記ウィンドウスクリーンピラーに形成
    してなることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記
    載の車両用ハーネスの接続構造。
  7. 【請求項7】 ピラートリムをウィンドウスクリーンピ
    ラーに取り付けると共に、該ピラートリムの両端部をル
    ーフトリム及びインストルメントパネルの各結合部にそ
    れぞれ結合し、該ピラートリム内に配設された第一コネ
    クタ及び第二コネクタと、該ルーフトリムのルーフ用コ
    ネクタ及び該インストルメントパネルのインパネ用コネ
    クタとをそれぞれ相互に嵌合してなる車両用ハーネスの
    接続方法において、 前記第一コネクタ及び第二コネクタを電気的に接続した
    回路体を、前記ピラートリムの室内側化粧面と反対の裏
    面に一体化し、嵌合力より大きく設定した係止手段で前
    記ピラートリムを取り付けることにより、各コネクタ同
    士の嵌合状態を自動的に完全にすることを特徴とする車
    両用ハーネスの接続方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1749700A1 (de) * 2005-08-01 2007-02-07 Siemens Aktiengesellschaft Großräumiges Fahrzeug für die Personenbeförderung, insbesondere Straßenbahn oder Omnibus
JP2011143797A (ja) * 2010-01-13 2011-07-28 Suzuki Motor Corp インストルメントパネル構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1749700A1 (de) * 2005-08-01 2007-02-07 Siemens Aktiengesellschaft Großräumiges Fahrzeug für die Personenbeförderung, insbesondere Straßenbahn oder Omnibus
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