JP2000037713A - 陶磁器成形用回転鏝およびその製造方法 - Google Patents

陶磁器成形用回転鏝およびその製造方法

Info

Publication number
JP2000037713A
JP2000037713A JP10225222A JP22522298A JP2000037713A JP 2000037713 A JP2000037713 A JP 2000037713A JP 10225222 A JP10225222 A JP 10225222A JP 22522298 A JP22522298 A JP 22522298A JP 2000037713 A JP2000037713 A JP 2000037713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trowel
less
particle size
epoxy resin
iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10225222A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Ishikawa
淳夫 石川
Yoshihiko Suzuki
義彦 鈴木
Seizo Kato
精三 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUZUKI KENKYUSHO KK
TATSUHIRO SEIKEISHO KK
Ciba Specialty Chemicals KK
Original Assignee
SUZUKI KENKYUSHO KK
TATSUHIRO SEIKEISHO KK
Ciba Specialty Chemicals KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUZUKI KENKYUSHO KK, TATSUHIRO SEIKEISHO KK, Ciba Specialty Chemicals KK filed Critical SUZUKI KENKYUSHO KK
Priority to JP10225222A priority Critical patent/JP2000037713A/ja
Priority to US09/744,228 priority patent/US6514067B1/en
Priority to CN99809059A priority patent/CN1119221C/zh
Priority to KR1020017000837A priority patent/KR20010071992A/ko
Priority to PCT/EP1999/005010 priority patent/WO2000005045A1/en
Priority to CA002333590A priority patent/CA2333590A1/en
Priority to EP99932886A priority patent/EP1100661A1/en
Priority to AU49109/99A priority patent/AU752728C/en
Publication of JP2000037713A publication Critical patent/JP2000037713A/ja
Priority to ZA200007344A priority patent/ZA200007344B/xx
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/34Moulds, cores, or mandrels of special material, e.g. destructible materials
    • B28B7/348Moulds, cores, or mandrels of special material, e.g. destructible materials of plastic material or rubber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/02Producing shaped prefabricated articles from the material by turning or jiggering in moulds or moulding surfaces on rotatable supports
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/34Moulds, cores, or mandrels of special material, e.g. destructible materials
    • B28B7/346Manufacture of moulds

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏝面の耐磨耗性および平滑性を保持しつつ、
鏝面に複雑な模様を配する場合でも、容易かつ正確に形
成できると共に、耐熱性および熱伝導性に優れた陶磁器
成形用回転鏝およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の陶磁器成形用回転鏝1は、鏝面
2を耐摩耗材料の微粉末を高充填したエポキシ樹脂組成
物で形成したため、鏝面の耐磨耗性および平滑性を保持
しつつ、鏝面に複雑な模様を配する場合でも、容易かつ
正確に形成できる。さらに、鏝母材3を金属粉を高充填
したエポキシ樹脂組成物にて形成することにより、鏝母
材を容易に形成できると共に、耐熱性および熱伝導性に
優れた陶磁器成形用回転鏝が作製される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば皿や碗など
各種陶磁器製品をロクロ成形する際に使用して好適な陶
磁器成形用回転鏝およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ロクロ軸に取り付けられ回転
可能な石膏型と、その上方にて回転可能に設けられた回
転鏝との間隙に坏土(陶磁器生素地)を配して鏝面にて
陶磁器製品を圧延成形する回転鏝式圧延成形法が多用さ
れている。
【0003】この成形法に使用される回転鏝は、高速
(通常300rpm程度或いはそれ以上)で回転しなが
ら坏土に接触するため、その鏝面には耐磨耗性と磨耗を
より軽減しかつ製品の品質を向上させるための平滑性が
要求される。特に最近では陶磁器の内外面に子細な模様
を付加するニーズが高く、その分、鏝面は磨耗し易く、
回転鏝の寿命を左右することから、鏝面の耐磨耗性およ
び平滑性が極めて重要となっている。さらに、鏝面に模
様を形成する場合、その構成材料には模様を構成する凹
凸を容易に成形できる成形容易性と、子細な模様をより
正確に形成できる成形確実性が求められる。
【0004】この点、従来の回転鏝はその鏝面に模様を
付す場合、機械的加工(切削加工等)によっており、さ
らに模様を付した母材の表面に耐磨耗性を有した材料を
溶融して吹き付け皮膜を形成(溶射)するなどして製作
されている。しかし、機械的加工では子細な模様の形成
することが不可能な場合があり(すなわち、凹部の形成
は切削加工により比較的容易であるが、子細な凸部の形
成が不可能な場合があり)、加工作業も極めて煩雑とな
る。さらに、溶射工程が加われば工程数が増加すると共
に、母材の表面に均一な厚みを有する皮膜を形成するこ
とが困難で、子細な模様が正確に形成できない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の第1
の課題は、鏝面の耐磨耗性および平滑性を保持すると共
に、鏝面に複雑な模様を配する場合でも、容易かつ正確
に形成できる陶磁器成形用回転鏝を提供することにあ
る。
【0006】また、回転鏝式圧延成形法には、回転鏝を
加熱して回転鏝と坏土(陶磁器生素地)との間隙に水蒸
気膜を発生させることで回転鏝への坏土の付着を防止す
ると共に、回転鏝と坏土との円滑な接触性を保持する加
熱鏝法がある。この加熱鏝法で使用される回転鏝は、ヒ
ーターなどによって、通常、80〜120゜程度に加熱
されるため、回転鏝の構成材料には耐熱性と、鏝面側へ
熱を伝達するための熱伝導性が要求される。
【0007】そこで、本発明の第2の課題は、鏝面の耐
磨耗性および平滑性を保持しつつ、鏝面に複雑な模様を
配する場合でも、容易かつ正確に形成できると共に、耐
熱性および熱伝導性に優れた陶磁器成形用回転鏝および
その製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記本発明の第1の課題
を解決するものは、鏝母材と、該鏝母材の表面に設けら
れ坏土と接触して圧延するための鏝面とからなり、該鏝
面は耐磨耗材料を含有したエポキシ樹脂組成物が鋳型内
面に配されて形成されたものであることを特徴とする陶
磁器成形用回転鏝である。
【0009】また、上記第1の課題を解決するものは、
鏝母材と、該鏝母材の表面に設けられ坏土と接触して圧
延するための鏝面とからなり、該鏝面は、25℃で測定
した粘度が3000センチポイズ以下のアミノフェノー
ル類のポリグリシジル化物である多官能アミノエポキシ
樹脂と、粒径が200μm以下で粒径加積曲線により求
めた均等係数が10以上で曲率係数が10以下の粒度分
布を示し、粒径10μm以下の割合が15〜50重量%
で粒径1μm以下の割合が30重量%以下である耐磨耗
材料とを含有し、前記多官能アミノエポキシ樹脂と前記
耐磨耗材料との重量割合(多官能アミノエポキシ樹脂:
耐磨耗材料)が15:85〜40:60の範囲内である
エポキシ樹脂組成物により形成されていることを特徴と
する陶磁器成形用回転鏝である。
【0010】前記耐磨耗材料は、アルミナ、シリカ、炭
化珪素、ムライト、ジルコニウム、窒化珪素、或いは窒
化ホウ素であることが好ましい。
【0011】また、上記本発明の第2の課題を解決する
ものは、鏝母材と、該鏝母材の表面に設けられ坏土と接
触して圧延するための鏝面とからなり、該鏝面は、25
℃で測定した粘度が3000センチポイズ以下のアミノ
フェノール類のポリグリシジル化物である多官能アミノ
エポキシ樹脂と、粒径が200μm以下で粒径加積曲線
により求めた均等係数が10以上で曲率係数が10以下
の粒度分布を示し、粒径10μm以下の割合が15〜5
0重量%で粒径1μm以下の割合が30重量%以下であ
る耐磨耗材料とを含有し、前記多官能アミノエポキシ樹
脂と前記耐磨耗材料との重量割合(多官能アミノエポキ
シ樹脂:耐磨耗材料)が15:85〜40:60の範囲
内であるエポキシ樹脂組成物にて形成されており、前記
鏝母材は、25℃で測定した粘度が3000センチポイ
ズ以下のアミノフェノール類のポリグリシジル化物であ
る多官能アミノエポキシ樹脂と、粒径が200μm以下
で粒径加積曲線により求めた均等係数が10以上で曲率
係数が10以下の粒度分布を示し、粒径10μm以下の
割合が15〜50重量%で粒径1μm以下の割合が30
重量%以下である金属粉とを含有し、前記多官能アミノ
エポキシ樹脂と前記金属粉との重量割合(多官能アミノ
エポキシ樹脂:金属粉)が15:85〜40:60の範
囲内であるエポキシ樹脂組成物にて形成されていること
を特徴とする陶磁器成形用回転鏝である。そして、前記
金属粉はアルミニウムであることが好ましい。
【0012】さらに、前記鏝母材を形成するエポキシ樹
脂組成物には、粒径1mm以上〜粒径10mm以下のア
ルミニウムが、重量割合(エポキシ樹脂組成物:粒径1
mm以上〜粒径10mm以下のアルミニウム)で1:
0.5〜1:3の範囲内で混合されていることが好まし
い。前記鏝面または/および前記鏝母材を形成するエポ
キシ樹脂組成物には、自己潤滑性材料が混合されている
ことが好ましい。前記自己潤滑性材料は、グラファイ
ト、二硫化モリブデン、フッ素樹脂、マイカ、タルクで
あることが好ましい。前記鏝面または/および前記鏝母
材を形成するエポキシ樹脂組成物には、硬化剤または/
および硬化促進剤が混合されていることが好ましい。
【0013】さらに、上記本発明の第2の課題を解決す
るものは、マスターモデルより鋳型を作製する工程と、
該鋳型の内面に、25℃で測定した粘度が3000セン
チポイズ以下のアミノフェノール類のポリグリシジル化
物である多官能アミノエポキシ樹脂と、粒径が200μ
m以下で粒径加積曲線により求めた均等係数が10以上
で曲率係数が10以下の粒度分布を示し、粒径10μm
以下の割合が15〜50重量%で粒径1μm以下の割合
が30重量%以下である耐磨耗材料とを含有し、前記多
官能アミノエポキシ樹脂と前記耐磨耗材料との重量割合
(多官能アミノエポキシ樹脂:耐磨耗材料)が15:8
5〜40:60の範囲内であるエポキシ樹脂組成物を塗
布して鏝面を形成する工程と、前記鋳型の内部に、25
℃で測定した粘度が3000センチポイズ以下のアミノ
フェノール類のポリグリシジル化物である多官能アミノ
エポキシ樹脂と、粒径が200μm以下で粒径加積曲線
により求めた均等係数が10以上で曲率係数が10以下
の粒度分布を示し、粒径10μm以下の割合が15〜5
0重量%で粒径1μm以下の割合が30重量%以下であ
る金属粉とを含有し、前記多官能アミノエポキシ樹脂と
前記金属粉との重量割合(多官能アミノエポキシ樹脂:
金属粉)が15:85〜40:60の範囲内であるエポ
キシ樹脂組成物を注型して鏝母材を形成する工程と、前
記鋳型より前記鏝面および前記鏝母材を脱型する工程
と、前記鏝面および前記鏝母材を加熱して硬化させる工
程とを有することを特徴とする陶磁器成形用回転鏝の製
造方法である。
【0014】このように、本発明の陶磁器成形用回転鏝
は、鏝面が耐磨耗材料(無機化合物)の微粉末を高充填
したエポキシ樹脂組成物にて形成されているため、鏝面
の耐磨耗性および耐熱性が極めて高く、平滑性を保持し
ていると共に、室温で流動性を持たせて型成形も可能で
あり、鏝面に複雑な模様を配する場合でも、鋳型内に形
成された子細な模様形成用凹部内に装填して容易かつ正
確に模様を形成できる。
【0015】さらに、本発明の陶磁器成形用回転鏝は、
鏝母材が金属粉(好ましくはアルミニウム)の微粉末を
高充填したエポキシ樹脂組成物にて形成されており、室
温で流動性を持たせて型成形可能であり成形容易である
と共に、耐熱性および熱伝導性に優れているため、加熱
鏝法にも好適に使用できる。さらに、鏝母材を形成する
エポキシ樹脂組成物には、粒径1mm以上〜粒径10m
m以下のアルミニウムが、重量割合(エポキシ樹脂組成
物:粒径1mm以上〜粒径10mm以下のアルミニウ
ム)で1:0.5〜1:3の範囲内で混合されているた
め、熱伝導率をより高め使用前の加温時間を短縮するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の陶磁器成形用回転
鏝を図1および図2に示した一実施例を用いて説明す
る。図1は本発明の陶磁器成形用回転鏝の一実施例の平
面図であり、図2は図1のA−A線端面図である。
【0017】この実施例の陶磁器成形用回転鏝1は、図
2に示すように、鏝母材2と、鏝母材2の表面に設けら
れ坏土と接触して圧延するための鏝面3とから構成され
ている。
【0018】鏝母材2は、陶磁器成形用回転鏝1の本体
を構成する部位であり、図8に示すように回転駆動部2
0に堅結手段21等を用いて固定されて使用される。な
お、この実施例の陶磁器成形用回転鏝1は、皿の外面を
成形するための外鏝であり、鏝面3は皿の外面を形成す
るための凹部4を有している。ただし、本発明の陶磁器
成形用回転鏝はこのような形態に限定されるものではな
く、皿等の内面を成形するための内鏝であってもよく、
また、成形する陶磁器の形態に対応した鏝面を有するも
のを広く包含する。
【0019】鏝母材2を形成する材料は、25℃で測定
した粘度が3000センチポイズ以下のアミノフェノー
ル類のポリグリシジル化物である多官能アミノエポキシ
樹脂と、粒径が200μm以下で粒径加積曲線により求
めた均等係数が10以上で曲率係数が10以下の粒度分
布を示し、粒径10μm以下の割合が15〜50重量%
で粒径1μm以下の割合が30重量%以下である金属粉
とを含有し、前記多官能アミノエポキシ樹脂と前記金属
粉との重量割合(多官能アミノエポキシ樹脂:金属粉)
が15:85〜40:60の範囲内であるエポキシ樹脂
組成物である。
【0020】多官能アミノエポキシ樹脂としては、アミ
ノフェノール類のポリグリシジル化物が使用される。ア
ミノフェノール類としては、p−アミノフェノール、m
−アミノフェノール、o−アミノフェノールなどのアミ
ノフェノール;4−アミノ−m−クレゾール、4−アミ
ノ−o−クレゾール、6−アミノ−m−クレゾール、5
−アミノ−m、クレゾール、3−エチル−4−アミノフ
ェノール、2−エチル−4−アミノフェノールなどの芳
香環に1個以上のアルキル基が置換したアミノフェノー
ルを挙げることができる。また、アミノフェノール類の
ポリグリシジル化物としては、アミノフェノール類のト
リグリシジル化物がより好ましい。
【0021】なお、アミノフェノール類のポリグリシジ
ル化物である多官能アミノエポキシ樹脂は、25℃で測
定した粘度が3000センチポイズ以下、好ましくは2
500センチポイズ以下のものである。これは粘度が3
000センチポイズを超えると、微粉末を含む金属粉を
大量に配合することが困難となるからである。なお、ア
ミノフェノール類のポリグリシジル化物である多官能ア
ミノエポキシ樹脂に加え、他のエポキシ樹脂を少量成分
として混合してもよい。
【0022】このように、本発明の陶磁器成形用回転鏝
は、鏝母材のバインダーとして上記のような耐熱性に優
れたエポキシ樹脂を使用しているため、加熱鏝法にも好
適に使用できる。
【0023】なお、例えばp−アミノフェノールのトリ
グリシジル化物などの芳香環を有する多官能アミノエポ
キシ樹脂は、反応性が強く、硬化歪、収縮、発熱が大き
いが、鏝母材を構成するエポキシ樹脂組成物は、上記エ
ポキシ樹脂に特定の粒度分布を有する金属粉を大量に配
合することにより、上記欠点を克服している。
【0024】すなわち、鏝母材2を形成するエポキシ樹
脂組成物は、粒径が200μm以下で粒径加積曲線によ
り求めた均等係数が10以上で曲率係数が10以下の粒
度分布を示し、粒径10μm以下の割合が15〜50重
量%で、粒径1μm以下の割合が30重量%以下である
金属粉を含有している。
【0025】金属粉としては、例えば、アルミニウム粉
末、銅粉末、鉄粉末などの各種金属粉末を挙げることが
できるが、それらの中でも、アルミニウム粉末が熱伝導
性に優れ、熱膨脹率がエポキシ樹脂に近く、エポキシ樹
脂とのぬれ性が良く、しかも鋳肌面の仕上り状態が良い
こと、さらに比重が小さいために硬化物が軽量化できる
ことなどから好ましい。なお、この実施例ではアルミニ
ウム粉末を使用した。また、アルミニウム粉末の中で
も、比表面積が小さく、物理的にエポキシ樹脂との絡み
が良い点で、アトマイズド粉が特に好ましい。
【0026】そして、金属粉は粒径200μm以下であ
って、粒径加積曲線により求めた均等係数が10以上
で、曲率係数が10以下の粒度分布を示すものである。
【0027】粒径加積曲線は、JIS A−1204(粒度試
験)に準じて作成した。すなわち、日機装株式会社製マ
イクロトラック7995により粒度分布を測定した粒径20
0μm以下の金属粉について、各粒径毎の「通過重量百
分率」を測定し、その結果を、半対数用紙の対数目盛に
粒径を、算術目盛に全試料に対する通過重量百分率をと
ってプロットした。
【0028】得られた粒径加積曲線から60%粒径(D
60μm)、30%粒径(D30μm)および10%粒径(D
10μm)の値をそれぞれ読み取り、均等係数(UC) と曲
率係数(UC' ) を次式により算出した。 UC = D60/D10C' =(D302 /(D10×D60
【0029】均等係数が大きいほど粒度分布が広いこと
を示し、曲率係数は粒度分布が階段状である場合にこれ
を定量的に示すものである。そして、粒径加積曲線にお
いて、均等係数が10以上で、曲率係数が10以下の粒
度分布を示す金属粉は、粒径加積曲線が滑らかな曲線を
描き、粒度分布が良いことを示す。曲率係数は、好まし
くは5以下、より好ましくは1〜2である。
【0030】なお、均等係数が10未満あるいは曲率係
数が上記範囲外であると、流動性のある高充填物を得る
ことが困難であり、歪のない、熱伝導性に優れた硬化成
形物を得ることができない。
【0031】また、金属粉の粒径の上限は200μmで
あり、200μmを超える粒径の金属粉を含有する金属
粉を用いると、均一分散性が悪くなり、鋳肌の仕上りが
悪くなる。
【0032】さらに、金属粉は、粒径10μm以下の割
合が15〜50重量%、好ましくは20〜50重量%
で、粒径1μm以下の割合が30重量%以下、好ましく
は15重量%以下である。微粉末の割合が多すぎると、
組成物の粘度が上昇し、配合が困難となる場合がある。
他方、金属粉の組成が上記範囲内にあることによって、
均一分散性が良好で、高充填のエポキシ樹脂組成物を得
ることができる。
【0033】さらに、粒径10μm以下の金属粉の比表
面積(BET法、窒素吸着法) が6.5m2/g以下である
ことが好ましい。その理由は、比表面積が前記範囲を超
えると、金属粉の表面をぬらすのに必要なエポキシ樹脂
の量が多くなり、高充填が難しくなるからである。
【0034】そして、多官能アミノエポキシ樹脂と金属
粉との重量割合(多官能アミノエポキシ樹脂:金属粉)
が15:85〜40:60の範囲内である。より好まし
くは、20:80〜40:60である。
【0035】上記のように特定の粒度分布を有する金属
粉の配合割合が大きいことにより、第1に硬化収縮率が
小さくなり、マスターモデル(原型モデル)を忠実に転
写することができる。第2に硬化物の熱伝導率が高くな
るとともに、線膨脹係数が小さくなるので、歪が生じに
くく長持ちする。第3に表面と内部とが均一に加熱され
るため割れが防止される。第4に放熱性が良いため温度
がすぐに下がり、大量注型が可能である。第5にエポキ
シ樹脂組成物自体の熱伝導性が良好であるため、硬化時
の温度分布が均一となり、硬化時に加熱を段階的に行な
う必要がないため、硬化操作が容易となる。
【0036】さらに、上記エポキシ樹脂組成物は硬化剤
を含有していることが好ましい。この硬化剤としては、
例えば、脂環族アミン、脂肪族アミン、芳香族アミン、
ジシアンジアミドなどのポリアミン、およびダイマー酸
変性(ポリアミド)、ケトン変性(ケチミン)、エポキ
シド変性(エポキシアダクト)、チオ尿素付加変性、マ
ンニヒ付加変性、マイケル付加変性などの変性ポリアミ
ン;脂環族酸無水物、脂肪族酸無水物、芳香族酸無水
物、ハロゲン系酸無水物などの酸無水物;ノボラック型
フェノール樹脂などのポリフェノール;ポリメルカプタ
ン類;イソシアネート類;三フッ化ホウ素錯体;イミダ
ゾール類等を挙げることができる。これらの硬化剤の中
でも、例えば、脂肪族アミンやダイマー酸変性ポリアミ
ン、ポリメルカプタン類などを用いると、常温硬化が可
能となる。
【0037】硬化剤の配合割合は、通常、エポキシ樹脂
のエポキシ基に対して、0.6〜1.3当量、好ましく
は0.7〜1.2当量である。この範囲外であると、硬
化成形物の耐熱性が不十分となる。
【0038】さらに、上記エポキシ樹脂組成物は硬化促
進剤を含有していることが好ましい。この硬化促進剤と
しては、例えば、2−エチル−4−メチルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−4−メチルイミダゾールなどの
イミダゾールおよびその誘導体;トリスジメチルアミノ
メチルフェノール、2,4,6-トリス(ジメチルアミ
ノ)フェノールなどの第3級アミン類;ジメチルシクロ
ヘキシルアミン、三フッ化ホウ素モノエチルアミン等が
好適である。このような硬化促進剤を使用することによ
り、低温硬化および硬化時間の短縮が可能となる。硬化
促進剤の使用割合は、エポキシ樹脂100重量部に対し
て、通常、0.3〜6重量部である。
【0039】上記エポキシ樹脂組成物は、粘度(25
℃)が、通常、50万センチポイズ以下、好ましくは、
25万センチポイズ 以下であって、金属粉を大量に配
合したにもかかわらず流動性が良好で大量注型が可能で
ある。また、硬化作業も簡単で得られる硬化成形物が熱
伝導性、耐熱性等に優れている。さらに、硬化剤を選択
することにより、低温での注型、硬化が可能である。さ
らに、加熱硬化させることができるが、その場合、段階
的な加熱操作を必要とせず、例えば、50℃から150
℃まで一気に加熱して硬化させることができるため、硬
化操作が簡便化される。
【0040】なお、このエポキシ樹脂組成物を硬化させ
て得られる成形物は、高熱伝導性であり、従来のもので
は熱伝導率が2.0×10-3cal/cm・sec.℃
以下であるのに対して、2.5×10-3cal/cm・
sec.℃以上を示す。また、硬化成形物は高耐熱性で
あり、荷重たわみ温度(HDT)が200℃以上、ガラス
転移温度 (Tg) が170℃以上である。線膨脹係数は
3.5×10-5以下、硬化収縮率は−0.05〜+0.
05%の範囲である。
【0041】鏝面3は鏝母材2の表面に設けられ坏土と
接触して圧延するための部位であり、この実施例では、
図1に示すように、鏝面3の表面に子細な模様5(多数
の凸部)が形成されている。
【0042】この模様5は、後述する製造方法に記載す
るように、マスターモデルに形成された多数の凸部(図
示しない)が転写されたものであり、本発明の陶磁器成
形用回転鏝の鏝面は、耐磨耗性を備えた鏝面であって、
かつ、子細な模様を有した鏝面であっても、従来のよう
に煩雑な機械的加工によることなく、成形容易かつ正確
な模様を形成できる点に一つの特徴的効果を奏するもの
である。したがって、模様は転写されるため、この実施
例のように凸部のみではなく、凹部でも或いはそれらの
組み合わせてでも容易かつ正確に形成することができ
る。
【0043】そして、このような鏝面3を形成可能とす
る材料は、25℃で測定した粘度が3000センチポイ
ズ以下のアミノフェノール類のポリグリシジル化物であ
る多官能アミノエポキシ樹脂と、粒径が200μm以下
で粒径加積曲線により求めた均等係数が10以上で曲率
係数が10以下の粒度分布を示し、粒径10μm以下の
割合が15〜50重量%で粒径1μm以下の割合が30
重量%以下である耐磨耗材料とを含有し、前記多官能ア
ミノエポキシ樹脂と前記耐磨耗材料との重量割合(多官
能アミノエポキシ樹脂:耐磨耗材料)が15:85〜4
0:60の範囲内であるエポキシ樹脂組成物である。
【0044】このエポキシ樹脂組成物は、前述した鏝母
材2を形成したエポキシ樹脂組成物との対比において
は、金属粉の代わりに耐磨耗材料を使用した点のみが異
なり他については同様である。同一部分については説明
を省略する。
【0045】なお、耐磨耗材料としては、アルミナ、シ
リカ、炭化珪素、ムライト、ジルコニウム、窒化珪素、
或いは窒化ホウ素を、単独或いは複数混合したものが好
適に使用できる。
【0046】このように、耐磨耗材料(より好ましくは
機械的強度に優れたアルミナ)の微粉末を含有したエポ
キシ樹脂組成物によって鏝面3を形成することで、耐磨
耗性が極めて高くなり、回転鏝の寿命をより長期化する
ことができると共に、鏝面の平滑性をも保持した回転鏝
が形成される。さらに、型成形可能であり、鏝面に複雑
な模様を配する場合でも容易かつ正確に形成できる。
【0047】なお、この実施例の陶磁器成形用回転鏝1
は、前述したように鏝母材もエポキシ樹脂組成物にて形
成されているが、これに限定されるものではなく、例え
ば、鏝母材が鉄やアルミニウムなどの金属材料などで形
成された陶磁器成形用回転鏝も広く本発明の範疇に包含
される。ただし、鏝母材も金属粉を含有したエポキシ樹
脂組成物にて形成されることにより、陶磁器成形用回転
鏝の作製がより容易なものとなる。
【0048】また、鏝母材を形成するエポキシ樹脂組成
物には、粒径1mm以上〜粒径10mm以下のアルミニ
ウムが、重量割合(エポキシ樹脂組成物:粒径1mm以
上〜粒径10mm以下のアルミニウム)で1:0.5〜
1:3の範囲内で混合されていてもよい。これにより、
鏝母材中のアルミニウムの含有量が著しく増大して鏝母
材の熱伝導率が高くなり、使用前の加温時間をより短縮
できると共に、緊結手段21等との熱伝導率の相違に基
づく鏝母材のクラック発生を防止できる。
【0049】さらに、鏝面または/および鏝母材を形成
するエポキシ樹脂組成物には、自己潤滑性材料が混合さ
れていることが好ましい。これにより、表面の平滑性が
より向上するとともに、離型性をより高めることができ
る。そして、この自己潤滑性材料としては、グラファイ
ト、二硫化モリブデン、フッ素樹脂、マイカ、タルクが
好適に使用できる。
【0050】つぎに、本発明の陶磁器成形用回転鏝の使
用例について、図8を用いて説明する。この実施例の陶
磁器成形用回転鏝1を使用する場合は、図8に示すよう
に、陶磁器成形用回転鏝1を堅結手段21を介して回転
駆動部20に固定する。この回転駆動部20にはヒータ
ー22が設けられており、これにより陶磁器成形用回転
鏝1は80〜120℃程度に加熱される。
【0051】他方、ロクロ10の上方には石膏型11が
固定されており、この石膏型11と陶磁器成形用回転鏝
1との間隙に坏土が配設される。そして、ロクロ10を
300rpmで回転させ、陶磁器成形用回転鏝1を27
0rpmで回転させて坏土15を圧延成形する。
【0052】さらに、陶磁器成形用回転鏝1の回転数を
300rpmまで上昇させ、最終的にロクロ10の回転
と同期させながら、ロクロ10および陶磁器成形用回転
鏝1の回転を停止させる。これにより、1つの陶磁器製
品が成形されると共に、陶磁器成形用回転鏝1の鏝面2
に形成された模様5によって、陶磁器製品の表面には子
細な模様が形成される。
【0053】なお、本発明の陶磁器成形用回転鏝は、こ
の使用例に示したような加熱鏝法に使用されるものに限
定されるものではなく、鏝面に子細な模様を容易かつ正
確に形成できると共に耐磨耗性(耐久性)および表面の
平滑性を保持していることから、それ以外の回転鏝式圧
延成形法にも好適に使用できる。
【0054】さらに、本発明の陶磁器成形用回転鏝1の
製造方法について図3ないし図7を用いて説明する。こ
の実施例の陶磁器成形用回転鏝1は、鋳型6を作製する
工程と、鋳型6の内面に耐磨耗材料を含有したエポキシ
樹脂組成物を塗布して鏝面3を形成する工程と、鋳型6
の内部に金属粉を含有したエポキシ樹脂組成物を注型し
て鏝母材2を形成する工程と、鋳型6より鏝面3および
鏝母材2を脱型する工程と、鏝面3および鏝母材2を加
熱して硬化させる工程とを経て作製される。以下、各工
程について順次詳述する。
【0055】鋳型6を作製する工程では、図1および図
2に示した形態を有するマスターモデル7(図3)を作
製して、図4に示すようにそのマスターモデル7より鋳
型6を作製する。
【0056】つぎに、マスターモデル7を除去して形成
された鋳型6の内面に、耐磨耗材料を含有したエポキシ
樹脂組成物をハケなどを用いて塗布し図5に示すように
鏝面3を形成する。ここで、使用されるエポキシ樹脂組
成物は、25℃で測定した粘度が3000センチポイズ
以下のアミノフェノール類のポリグリシジル化物である
多官能アミノエポキシ樹脂と、粒径が200μm以下で
粒径加積曲線により求めた均等係数が10以上で曲率係
数が10以下の粒度分布を示し、粒径10μm以下の割
合が15〜50重量%で粒径1μm以下の割合が30重
量%以下である耐磨耗材料(この実施例では、アルミナ
を使用した)とを含有し、前記多官能アミノエポキシ樹
脂と前記耐磨耗材料との重量割合(多官能アミノエポキ
シ樹脂:耐磨耗材料)が15:85〜40:60の範囲
内であるエポキシ樹脂組成物である。
【0057】この工程において、鏝面3に設けられた模
様は、上記耐磨耗材料を含有したエポキシ樹脂組成物で
形成され、硬化後、耐磨耗性(耐久性)および平滑性に
優れたものとなる。
【0058】さらに、図6に示すように、鋳型6の内部
に金属粉を含有したエポキシ樹脂組成物を注型して鏝母
材2を形成する。ここで、使用されるエポキシ樹脂組成
物は、25℃で測定した粘度が3000センチポイズ以
下のアミノフェノール類のポリグリシジル化物である多
官能アミノエポキシ樹脂と、粒径が200μm以下で粒
径加積曲線により求めた均等係数が10以上で曲率係数
が10以下の粒度分布を示し、粒径10μm以下の割合
が15〜50重量%で粒径1μm以下の割合が30重量
%以下である金属粉とを含有し、前記多官能アミノエポ
キシ樹脂と前記金属粉との重量割合(多官能アミノエポ
キシ樹脂:金属粉)が15:85〜40:60の範囲内
であるエポキシ樹脂組成物である。なお、この実施例の
金属粉としては熱伝導性に優れたアルミニウムを使用し
た。
【0059】鏝面3および鏝母材2を加熱して硬化させ
る工程では、鏝面3および鏝母材2を鋳型6ごと高温器
等の加熱器にて約150℃で所要時間、加熱させて硬化
させる。この実施例の場合は、60℃より徐々に150
℃まで加熱させて行き、約10時間をかけて硬化させ
た。
【0060】鋳型6より鏝面2および鏝母材3を脱型す
る工程では、離型剤を用いて図7に示すように離型して
本発明の陶磁器成形用回転鏝1が作製される。なお、鏝
面2と鏝母材3を構成するエポキシ樹脂組成物は共に耐
薬品性に優れており、離型剤によって表面が侵食される
こともない。
【0061】
【発明の効果】請求項1ないし3に記載した発明によれ
ば、鏝面の耐磨耗性および平滑性を保持すると共に、鏝
面に複雑な模様を配する場合でも成形容易かつ正確なも
のが形成できる。請求項4に記載した発明によれば、鏝
面の耐磨耗性および平滑性を保持しつつ、鏝面に複雑な
模様を配する場合でも容易かつ正確に形成できると共
に、耐熱性および熱伝導性に優れた鏝母材が容易に形成
できる。請求項5に記載した発明によれば、より熱伝導
性に優れ軽量な陶磁器成形用回転鏝となる。請求項6に
記載した発明によれば、回転鏝を使用するに先立つ加温
時間をより短縮することができる。請求項7および8に
記載した発明によれば、表面の平滑性がより向上すると
共に、離型性をより高めることができる。請求項9に記
載した発明によれば、低温硬化および硬化時間の短縮が
可能となる。請求項10に記載した発明によれば、上記
請求項4の効果を奏する陶磁器成形用回転鏝を容易に作
製できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の陶磁器成形用回転鏝の一実施例の平面
図である。
【図2】図1のA−A線端面図である。
【図3】本発明の陶磁器成形用回転鏝の製造方法におけ
る一工程を説明するための説明図である。
【図4】本発明の陶磁器成形用回転鏝の製造方法におけ
る一工程を説明するための説明図である。
【図5】本発明の陶磁器成形用回転鏝の製造方法におけ
る一工程を説明するための説明図である。
【図6】本発明の陶磁器成形用回転鏝の製造方法におけ
る一工程を説明するための説明図である。
【図7】本発明の陶磁器成形用回転鏝の製造方法におけ
る一工程を説明するための説明図である。
【図8】本発明の陶磁器成形用回転鏝の使用方法を説明
するための縦端面概略図である。
【符号の説明】
1 陶磁器成形用回転鏝 2 鏝面 3 鏝母材 4 凹部 5 模様
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 3/30 C08K 3/30 3/34 3/34 3/36 3/36 3/38 3/38 C08L 63/00 C08L 63/00 C C09K 3/14 550 C09K 3/14 550D (72)発明者 石川 淳夫 東京都中央区八丁堀3−19−2 ライズ株 式会社内 (72)発明者 鈴木 義彦 千葉県市川市大町20−3 有限会社鈴木研 究所内 (72)発明者 加藤 精三 岐阜県瑞浪市山田町435−1 有限会社達 弘製型所内 Fターム(参考) 4J002 CC032 CD041 CD131 DA076 DA086 DA096 DK007 DK008 EL137 EN017 EN028 EN037 EN057 EN088 EN097 EN098 ER007 ET007 EU117 EU118 EV027 FD142 FD147 FD158 FD160 4J036 AA01 AC14 DA01 DA02 DB06 DB15 DB18 DC02 DC06 DC09 DC27 DC28 DC31 DC40 DC41 DD04 FA02 FA03 FA04 FA05 FA06 FB07 FB13 JA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏝母材と、該鏝母材の表面に設けられ坏
    土と接触して圧延するための鏝面とからなり、該鏝面は
    耐磨耗材料を含有したエポキシ樹脂組成物が鋳型内面に
    配されて形成されたものであることを特徴とする陶磁器
    成形用回転鏝。
  2. 【請求項2】 鏝母材と、該鏝母材の表面に設けられ坏
    土と接触して圧延するための鏝面とからなり、該鏝面
    は、25℃で測定した粘度が3000センチポイズ以下
    のアミノフェノール類のポリグリシジル化物である多官
    能アミノエポキシ樹脂と、粒径が200μm以下で粒径
    加積曲線により求めた均等係数が10以上で曲率係数が
    10以下の粒度分布を示し、粒径10μm以下の割合が
    15〜50重量%で粒径1μm以下の割合が30重量%
    以下である耐磨耗材料とを含有し、前記多官能アミノエ
    ポキシ樹脂と前記耐磨耗材料との重量割合(多官能アミ
    ノエポキシ樹脂:耐磨耗材料)が15:85〜40:6
    0の範囲内であるエポキシ樹脂組成物により形成されて
    いることを特徴とする陶磁器成形用回転鏝。
  3. 【請求項3】 前記耐磨耗材料は、アルミナ、シリカ、
    炭化珪素、ムライト、ジルコニウム、窒化珪素、或いは
    窒化ホウ素である請求項1または2に記載の陶磁器成形
    用回転鏝。
  4. 【請求項4】 前記鏝母材は、25℃で測定した粘度が
    3000センチポイズ以下のアミノフェノール類のポリ
    グリシジル化物である多官能アミノエポキシ樹脂と、粒
    径が200μm以下で粒径加積曲線により求めた均等係
    数が10以上で曲率係数が10以下の粒度分布を示し、
    粒径10μm以下の割合が15〜50重量%で粒径1μ
    m以下の割合が30重量%以下である金属粉とを含有
    し、前記多官能アミノエポキシ樹脂と前記金属粉との重
    量割合(多官能アミノエポキシ樹脂:金属粉)が15:
    85〜40:60の範囲内であるエポキシ樹脂組成物に
    て形成されている請求項1ないし3のいずれかに記載の
    陶磁器成形用回転鏝。
  5. 【請求項5】 前記金属粉がアルミニウムである請求項
    4に記載の陶磁器成形用回転鏝。
  6. 【請求項6】 前記鏝母材を形成するエポキシ樹脂組成
    物には、粒径1mm以上〜粒径10mm以下のアルミニ
    ウムが、重量割合(エポキシ樹脂組成物:粒径1mm以
    上〜粒径10mm以下のアルミニウム)で1:0.5〜
    1:3の範囲内で混合されている請求項4または5に記
    載の陶磁器成形用回転鏝。
  7. 【請求項7】 前記鏝面または/および前記鏝母材を形
    成するエポキシ樹脂組成物には、自己潤滑性材料が混合
    されている請求項1ないし6のいずれかに記載の陶磁器
    成形用回転鏝。
  8. 【請求項8】 前記自己潤滑性材料は、グラファイト、
    二硫化モリブデン、フッ素樹脂、マイカ、タルクである
    請求項7に記載の陶磁器成形用回転鏝。
  9. 【請求項9】 前記鏝面または/および前記鏝母材を形
    成するエポキシ樹脂組成物には、硬化剤または/および
    硬化促進剤が混合されている請求項1ないし8のいずれ
    かに記載の陶磁器成形用回転鏝。
  10. 【請求項10】 マスターモデルより鋳型を作製する工
    程と、該鋳型の内面に、25℃で測定した粘度が300
    0センチポイズ以下のアミノフェノール類のポリグリシ
    ジル化物である多官能アミノエポキシ樹脂と、粒径が2
    00μm以下で粒径加積曲線により求めた均等係数が1
    0以上で曲率係数が10以下の粒度分布を示し、粒径1
    0μm以下の割合が15〜50重量%で粒径1μm以下
    の割合が30重量%以下である耐磨耗材料とを含有し、
    前記多官能アミノエポキシ樹脂と前記耐磨耗材料との重
    量割合(多官能アミノエポキシ樹脂:耐磨耗材料)が1
    5:85〜40:60の範囲内であるエポキシ樹脂組成
    物を塗布して鏝面を形成する工程と、前記鋳型の内部
    に、25℃で測定した粘度が3000センチポイズ以下
    のアミノフェノール類のポリグリシジル化物である多官
    能アミノエポキシ樹脂と、粒径が200μm以下で粒径
    加積曲線により求めた均等係数が10以上で曲率係数が
    10以下の粒度分布を示し、粒径10μm以下の割合が
    15〜50重量%で粒径1μm以下の割合が30重量%
    以下である金属粉とを含有し、前記多官能アミノエポキ
    シ樹脂と前記金属粉との重量割合(多官能アミノエポキ
    シ樹脂:金属粉)が15:85〜40:60の範囲内で
    あるエポキシ樹脂組成物を注型して鏝母材を形成する工
    程と、前記鋳型より前記鏝面および前記鏝母材を脱型す
    る工程と、前記鏝面および前記鏝母材を加熱して硬化さ
    せる工程とを有することを特徴とする陶磁器成形用回転
    鏝の製造方法。
JP10225222A 1998-07-24 1998-07-24 陶磁器成形用回転鏝およびその製造方法 Pending JP2000037713A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225222A JP2000037713A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 陶磁器成形用回転鏝およびその製造方法
US09/744,228 US6514067B1 (en) 1998-07-24 1999-07-15 Rotary trowel for use in the molding of ceramics and method for production thereof
CN99809059A CN1119221C (zh) 1998-07-24 1999-07-15 陶瓷制品成形用的旋转镘刀以及生产陶瓷制品的方法
KR1020017000837A KR20010071992A (ko) 1998-07-24 1999-07-15 세라믹 몰딩용 회전식 트라우얼 및 그 제조방법
PCT/EP1999/005010 WO2000005045A1 (en) 1998-07-24 1999-07-15 Rotary trowel for use in the molding of ceramics and method for production thereof
CA002333590A CA2333590A1 (en) 1998-07-24 1999-07-15 Rotary trowel for use in the molding of ceramics and method for production thereof
EP99932886A EP1100661A1 (en) 1998-07-24 1999-07-15 Rotary trowel for use in the molding of ceramics and method for production thereof
AU49109/99A AU752728C (en) 1998-07-24 1999-07-15 Rotary trowel for use in the molding of ceramics and method for production thereof
ZA200007344A ZA200007344B (en) 1998-07-24 2000-12-11 Rotary trowel for use in the molding of ceramics and method for production thereof.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10225222A JP2000037713A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 陶磁器成形用回転鏝およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000037713A true JP2000037713A (ja) 2000-02-08

Family

ID=16825911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10225222A Pending JP2000037713A (ja) 1998-07-24 1998-07-24 陶磁器成形用回転鏝およびその製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US6514067B1 (ja)
EP (1) EP1100661A1 (ja)
JP (1) JP2000037713A (ja)
KR (1) KR20010071992A (ja)
CN (1) CN1119221C (ja)
AU (1) AU752728C (ja)
CA (1) CA2333590A1 (ja)
WO (1) WO2000005045A1 (ja)
ZA (1) ZA200007344B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102152380A (zh) * 2011-01-21 2011-08-17 李文全 一种制坯机

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050092743A (ko) * 2003-01-15 2005-09-22 미츠비시 마테리알 가부시키가이샤 연질재 가공용 절삭 공구
TW200726582A (en) * 2005-10-04 2007-07-16 Mitsubishi Materials Corp Rotary tool for processing flexible materials
US8528152B1 (en) * 2006-03-09 2013-09-10 Gerald V. Hogan Multi-rounded design for a concrete trowel to create an edge or perimeter in concrete that has multi-rounded designs on the edge

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3641229A (en) * 1970-07-01 1972-02-08 Research Corp Method of making a permeable ceramic mold used as a substitute for plaster of paris molds
US4504283A (en) * 1982-07-22 1985-03-12 Superior Finishers, Incorporated Cushioned abrasive articles, and method of manufacture
US4681600A (en) * 1984-09-05 1987-07-21 Extrude Hone Corporation Cutting tool fabrication process
JPS6189006A (ja) * 1984-10-08 1986-05-07 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 陶磁器食器類坏土のロクロ回転式圧延成形法及び回転成形鏝
FR2602708B1 (fr) * 1986-08-05 1990-08-24 Elmetherm Sa Procede de fabrication de moules destines a la realisation de pieces en matiere ceramique
JPH0796504A (ja) * 1993-08-02 1995-04-11 Ichihara Seito Kk ローラーマシン成形機における成形鏝及びその復元方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102152380A (zh) * 2011-01-21 2011-08-17 李文全 一种制坯机

Also Published As

Publication number Publication date
AU752728C (en) 2003-06-12
CN1119221C (zh) 2003-08-27
AU4910999A (en) 2000-02-14
AU752728B2 (en) 2002-09-26
CN1311729A (zh) 2001-09-05
KR20010071992A (ko) 2001-07-31
EP1100661A1 (en) 2001-05-23
WO2000005045A1 (en) 2000-02-03
ZA200007344B (en) 2001-09-04
CA2333590A1 (en) 2000-02-03
US6514067B1 (en) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4261130B2 (ja) シリコン/炭化ケイ素複合材料
JP2000037713A (ja) 陶磁器成形用回転鏝およびその製造方法
JPH02232222A (ja) 耐熱性エポキシ樹脂成形型組成物
WO2002000370A1 (fr) Technique de fabrication mixte d'un moule ou de noyaux et appareil associe
JP2006334612A (ja) 鋳型用骨材
JP2002538982A (ja) セラミックスの成形の際に使用するための回転ごて及びその製造方法
ES2306641T3 (es) Procedimiento para la fabricacion de un componenete ceramico reforzado con fibras de carbono con un revestimiento ceramico resistente y sin poros.
JPS60171269A (ja) 複雑形状の窒化珪素焼結体の製法
US6558595B1 (en) Method for producing virtually finished moulded bodies from moulding materials
JPH04178235A (ja) 耐摩耗性砂型鋳造模型用樹脂組成物
JPH03207777A (ja) 水分散性の耐熱性組成物およびその用途
JP3537651B2 (ja) 繊維強化樹脂複合材成形体の製造方法
JPH0723248B2 (ja) セラミックス成形体の製造方法
SU1523245A1 (ru) Состав разделительного покрыти дл модельной оснастки
JPH038533A (ja) 希土類酸化物スラリー
JPH03221982A (ja) 定着ロール及び定着ロール用シリコンゴム組成物並びにその製造方法
US2730514A (en) Shell mold and composition for making same
JPH05184B2 (ja)
JPH0633198B2 (ja) セラミックス系多孔質板ならびにその製造方法
JPH01118407A (ja) 電子部品封止用樹脂タブレットの製造法
JPH11105025A (ja) 素地成形用型及び前記型を用いる素地の成形方法
JPS612507A (ja) 多孔性耐久型の製造方法
JPH01168408A (ja) 樹脂型の製造法
JPS62202863A (ja) ケイ素セラミツクスの製造方法
JPH01119032A (ja) 樹脂封止型半導体装置の製造法