JP2000036580A - 不揮発性半導体メモリセル及び不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き込み制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体メモリセル及び不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き込み制御方法

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JP2000036580A JP20501898A JP20501898A JP2000036580A JP 2000036580 A JP2000036580 A JP 2000036580A JP 20501898 A JP20501898 A JP 20501898A JP 20501898 A JP20501898 A JP 20501898A JP 2000036580 A JP2000036580 A JP 2000036580A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メモリ素子へのデータ書き込みに際してチャネ
ル形成領域における電位を確実に制御し得る不揮発性半
導体メモリセルを提供する。 【解決手段】不揮発性半導体メモリセルは、(イ)ソー
ス/ドレイン領域13及びチャネル形成領域12、浮遊
ゲート15、層間絶縁膜、16及び制御ゲート17を有
する、電気的書き換えが可能なメモリ素子、(ロ)該制
御ゲート17に接続されたワード線、(ハ)一方のソー
ス/ドレイン領域13Aに接続されたビット線BL、
(ニ)メモリ素子へのデータ書き込みを禁止する制御手
段、並びに、(ホ)該制御手段の動作を制御する制御回
路を有し、該制御手段は、(A)ソース/ドレイン領域
のいずれか一方13Aに接続された第1の電極23、
(B)制御回路に接続された第2の電極25、及び、
(C)該第1の電極23と第2の電極25との間に挟ま
れた誘電体膜24から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浮遊ゲート及び制
御ゲートを有する、電気的書き換えが可能なメモリ素子
から構成された不揮発性半導体メモリセル、及びかかる
不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き込み制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMとして知られている不揮発
性半導体メモリセルの一種に、高集積化が可能なNAN
Dストリング型不揮発性半導体メモリセル(以下、NA
NDストリング型メモリセルと呼ぶ)がある。従来のN
ANDストリング型メモリセルの模式的な一部断面図を
図12に示し、等価回路を図13に示す。NANDスト
リング型メモリセルを構成する各メモリ素子M0〜M7
それぞれは、基体(より具体的には、例えばp型ウエル
11内)に形成されたソース/ドレイン領域13及びチ
ャネル形成領域12、チャネル形成領域12の上方に絶
縁膜14を介して形成された浮遊ゲート15(フローテ
ィングゲートあるいは電荷蓄積電極とも呼ばれる)、並
びに、浮遊ゲート15の上方に層間絶縁膜16を介して
形成された制御ゲート17(コントロールゲートあるい
は制御電極とも呼ばれる)から構成されている。そし
て、NANDストリング型メモリセルにおいては、メモ
リ素子の一方のソース/ドレイン領域13を、隣接する
メモリ素子の他方のソース/ドレイン領域13と共有化
させることによって、複数のメモリ素子が直列接続され
ている。尚、複数のメモリ素子がこのように直列接続さ
れている形態をNANDストリングと呼ぶ。また、NA
NDストリングの一端のメモリ素子M0は、第1の選択
トランジスタDSGを介してビット線BLに接続されて
おり、NANDストリングの他端のメモリ素子M7は、
第2の選択トランジスタSSGを介して共通ソース線に
接続されている。尚、図13に示すように、複数のNA
NDストリング型メモリセルが列方向に配設され、制御
ゲート17は、行方向に配設されたワード線に接続され
ている。ここで、参照番号10はn型シリコン半導体基
板を示し、参照番号18は層間絶縁層を示す。
【0003】従来のNANDストリング型メモリセルに
おけるメモリ素子へのデータ書き込み動作の概要を、以
下、説明する。
【0004】NANDストリング型メモリセルにおい
て、データは、ビット線BLから最も離れた位置に位置
するメモリ素子M7から順に書き込まれる。データ書き
込み動作においては、データを書き込むべきメモリ素子
(以下、便宜上、選択メモリ素子と呼ぶ)の制御ゲート
17に高電位VPP(例えば約20ボルト)を印加する。
かかるメモリ素子以外のメモリ素子(以下、便宜上、非
選択メモリ素子と呼ぶ)の制御ゲート17にはプログラ
ム禁止電位(パス電圧とも呼ばれる)である中間電位V
PPm(例えば約10ボルト)を印加する。一方、ビット
線BLに、例えば0ボルトを印加する。そして、第1の
選択トランジスタDSGを導通させ、第2の選択トラン
ジスタSSGを非導通状態にすると、ビット線BLの電
位はメモリ素子のソース/ドレイン領域13へと転送さ
れる。そして、選択メモリ素子においては、制御ゲート
17とチャネル形成領域12との間の電位差に基づき、
チャネル形成領域12から浮遊ゲート15への電子の注
入が生じる。その結果、選択メモリ素子の閾値電圧が当
初の負から正方向にシフトし、データが選択メモリ素子
に書き込まれる。一方、非選択メモリ素子においては、
制御ゲート17とチャネル形成領域12との間には大き
な電位差が生ぜず、チャネル形成領域12から浮遊ゲー
ト15への電子の注入は生じない。その結果、非選択メ
モリ素子の閾値電圧は当初の値から変化せず、当初のデ
ータが非選択メモリ素子に保持される。各メモリ素子の
閾値電圧Vthの分布を図14に模式的に示す。
【0005】ワード線は他のNANDストリング型メモ
リセルと共通化されている。従って、選択メモリ素子の
制御ゲート17に接続されたワード線に接続された他の
NANDストリング型メモリセルを構成するNANDス
トリング(以下、このようなNANDストリングを他の
NANDストリングと呼ぶ)におけるメモリ素子(以
下、このようなメモリ素子を、他の選択メモリ素子と呼
ぶ)の制御ゲート17にも、高電位VPPが印加される。
かかる他の選択メモリ素子にデータを書き込んではなら
ない場合には、即ち、かかる他の選択メモリ素子へのデ
ータの書き込みが禁止されている場合には、他のNAN
Dストリングに接続されているビット線BLに中間電位
m(例えば約10ボルト)を印加する。これによっ
て、他の選択メモリ素子においては、制御ゲート17と
チャネル形成領域12との間には大きな電位差が生ぜ
ず、チャネル形成領域12から浮遊ゲート15への電子
の注入が生じない。従って、他の選択メモリ素子にデー
タが書き込まれず、当初のデータが保持される。
【0006】あるいは又、他のNANDストリング型メ
モリセルにおいて、第1及び第2の選択トランジスタD
SG,SSGを非導通状態として、他のNANDストリ
ングをビット線BLから切り離し(即ち、浮遊状態と
し)、制御ゲート17と浮遊ゲート15との容量結合及
び浮遊ゲート15とチャネル形成領域12との容量結合
に基づき、ワード線に印加された高電位VPPやプログラ
ム禁止電位VPPmによって他のNANDストリングを構
成する各メモリ素子のチャネル形成領域12を昇圧させ
る方法も知られている。尚、このような方法はセルフ・
ブースト法とも呼ばれている。これによって、他の選択
メモリ素子において、制御ゲート17とチャネル形成領
域12との間には大きな電位差が生ぜず、他の選択メモ
リ素子にはデータが書き込まれない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ビット線BLに中間電
位Vmを印加する従来の方法においては、各ビット線B
L毎に設けられ、センスアンプ等から構成されたコラム
回路とも呼ばれるビット線制御回路(図示せず)によっ
てビット線BLに印加すべき中間電位Vmを供給する必
要があり、そのために、ビット線制御回路には高耐圧の
トランジスタを用いなければならない。然るに、このよ
うな高耐圧のトランジスタを設けるためには広い面積が
必要とされ、不揮発性半導体メモリセルの面積縮小化を
図ることが困難である。
【0008】一方、セルフ・ブースト法においては、ワ
ード線(制御ゲート17)の電位とチャネル形成領域1
2の電位との比は、メモリ素子構造によって決定される
制御ゲート17と浮遊ゲート15との結合容量及び浮遊
ゲート15とチャネル形成領域12との結合容量や、他
のNANDストリングを構成する他のメモリ素子の閾値
電圧に依存する。それ故、更には、メモリ素子の微細化
に伴い、チャネル形成領域12における電位の制御が難
しく、ディスターブ耐性の劣化が生じ易いといった問題
がある。
【0009】従って、本発明の目的は、ビット線制御回
路を高耐圧のトランジスタで構成する必要がなく、回路
面積の縮小化を図ることができ、しかも、メモリ素子構
造や、例えばNANDストリングを構成する他のメモリ
素子の閾値電圧に依存することなく、メモリ素子を微細
化しても、メモリ素子へのデータ書き込みに際してチャ
ネル形成領域における電位を確実に制御し得る不揮発性
半導体メモリセル、及びかかる不揮発性半導体メモリセ
ルにおけるデータ書き込み制御方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の不揮発性半導体メモリセルは、(イ)基体
に形成されたソース/ドレイン領域及びチャネル形成領
域、チャネル形成領域の上方に絶縁膜を介して形成され
た浮遊ゲート、並びに、浮遊ゲートの上方に層間絶縁膜
を介して形成された制御ゲートを有する、電気的書き換
えが可能なメモリ素子、(ロ)該制御ゲートに接続され
たワード線、(ハ)一方のソース/ドレイン領域に接続
されたビット線、(ニ)メモリ素子へのデータ書き込み
を禁止する制御手段、並びに、(ホ)該制御手段の動作
を制御する制御回路、を有し、該制御手段は、(A)ソ
ース/ドレイン領域のいずれか一方に接続された第1の
電極、(B)制御回路に接続された第2の電極、及び、
(C)該第1の電極と第2の電極との間に挟まれた誘電
体膜、から成ることを特徴とする。
【0011】本発明の不揮発性半導体メモリセルの構造
として、EEPROMの一種であるDINOR型やAN
D型、あるいはNANDストリング型不揮発性半導体メ
モリセル(NANDストリング型メモリセル)を挙げる
ことができる。NANDストリング型メモリセルの場
合、不揮発性半導体メモリセルは複数のメモリ素子が直
列接続されたNANDストリング、NANDストリング
の一端のメモリ素子に接続された第1の選択トランジス
タ、及びNANDストリングの他端のメモリ素子に接続
された第2の選択トランジスタから構成され、NAND
ストリングの一端のメモリ素子の一方のソース/ドレイ
ン領域は、第1の選択トランジスタを介してビット線に
接続され、第1の電極はNANDストリングの一端のメ
モリ素子の該一方のソース/ドレイン領域に接続されて
いる構成とすることができる。尚、NANDストリング
型メモリセルの場合、浮遊ゲートへの電子の注入、浮遊
ゲートからの電子の引き抜きにより、データの書き込
み、消去が行われ、データ書き込み動作及び消去動作は
ファウラー・ノルドハイム(Fowler-Nordheim)・トン
ネル現象に基づき行われる。ここで、データ消去動作と
は、複数のメモリ素子の閾値電圧をブロック毎に一括し
て所定の状態に変えることを意味し、データ書き込み動
作とは、ページ単位で選択メモリ素子の閾値電圧をもう
1つの所定の状態に変えることを意味する。
【0012】そして、この場合、制御ゲートの上方に第
1の層間絶縁層を介して制御手段が設けられており、制
御手段の上方に第2の層間絶縁層を介してビット線が配
設されている構造とすることが好ましい。尚、第1の層
間絶縁層は、制御ゲートに印加される最も高い電位によ
っても絶縁耐圧が損なわれず、あるいは又、第1の層間
絶縁層の絶縁耐圧は20ボルト以上であることが好まし
い。そのためには、第1の層間絶縁層を構成する材料を
適切に選択し、且つ、最適な膜厚を決定すればよい。
【0013】上記の目的を達成するための本発明の不揮
発性半導体メモリセルにおけるデータ書き込み制御方法
は、(イ)基体に形成されたソース/ドレイン領域及び
チャネル形成領域、チャネル形成領域の上方に絶縁膜を
介して形成された浮遊ゲート、並びに、浮遊ゲートの上
方に層間絶縁膜を介して形成された制御ゲートを有す
る、電気的書き換えが可能なメモリ素子、(ロ)該制御
ゲートに接続されたワード線、(ハ)一方のソース/ド
レイン領域に接続されたビット線、(ニ)メモリ素子へ
のデータ書き込みを禁止する制御手段、並びに、(ホ)
該制御手段の動作を制御する制御回路、を有し、該制御
手段は、(A)ソース/ドレイン領域のいずれか一方に
接続された第1の電極、(B)制御回路に接続された第
2の電極、及び、(C)該第1の電極と第2の電極との
間に挟まれた誘電体膜、から成る不揮発性半導体メモリ
セルにおけるデータ書き込み制御方法であって、メモリ
素子へのデータ書き込みに際して、メモリ素子へのデー
タの書き込みを禁止する場合、制御回路から第2の電極
に所定の電位を印加することによって、第2の電極と第
1の電極との容量結合に基づき、第1の電極に接続され
たソース/ドレイン領域を介してチャネル形成領域を昇
圧することを特徴とする。
【0014】尚、チャネル形成領域の昇圧によって達す
るチャネル形成領域の電位は、ワード線に印加される電
位とチャネル形成領域の電位との間の電位差によって、
メモリ素子へのデータの書き込みが禁止されるに十分な
電位とする必要があり、第1の電極と第2の電極の結合
容量によって規定される。かかる結合容量は、第1の電
極あるいは第2の電極の面積の設定、誘電体膜の材料の
選定、膜厚の設定によって、適宜、所望の値とすること
ができる。
【0015】本発明の不揮発性半導体メモリセルにおけ
るデータ書き込み制御方法においても、不揮発性半導体
メモリセルの構造として、EEPROMの一種であるD
INOR型やAND型、あるいはNANDストリング型
メモリセルを挙げることができる。NANDストリング
型メモリセルの場合、不揮発性半導体メモリセルは、複
数のメモリ素子が直列接続されたNANDストリング、
NANDストリングの一端のメモリ素子に接続された第
1の選択トランジスタ、及びNANDストリングの他端
のメモリ素子に接続された第2の選択トランジスタから
構成され、NANDストリングの一端のメモリ素子の一
方のソース/ドレイン領域は、第1の選択トランジスタ
を介してビット線に接続され、第1の電極はNANDス
トリングの一端のメモリ素子の該一方のソース/ドレイ
ン領域に接続されており、メモリ素子へのデータ書き込
みに際して、メモリ素子へのデータの書き込みを禁止す
る場合、第1の選択トランジスタ及び第2の選択トラン
ジスタを非導通状態とすることによってビット線とメモ
リ素子とを電気的に切り離し、以て、チャネル形成領域
を電気的にフローティング状態にすることが望ましい。
【0016】この場合、チャネル形成領域を電気的にフ
ローティング状態とし、制御ゲートにプログラム禁止電
位を印加し、以て、制御ゲートと浮遊ゲートとの容量結
合及び浮遊ゲートとチャネル形成領域との容量結合に基
づき、チャネル形成領域を昇圧することが一層望まし
い。
【0017】本発明における基体としては、p型半導体
基板、若しくは、p型ウエルを挙げることができる。
尚、p型ウエルは、n型半導体基板内に形成されていて
もよいし、p型半導体基板内に形成されたn型ウエル内
に形成されていてもよい。また、不揮発性半導体メモリ
セルの全てが1つのp型ウエル内に形成されていてもよ
いし、複数のp型ウエル内に複数の不揮発性半導体メモ
リセルを形成してもよい。絶縁膜は、半導体基板の表面
を例えば熱酸化処理、あるいは熱酸化処理及び窒化処理
することによって形成することができ、SiO2、Si
2/SiN、SiO2/SiON等から構成することが
できる。浮遊ゲートは、例えば、不純物を含有するポリ
シリコンから構成することができる。層間絶縁膜は、O
NO膜(SiO2膜/SiN膜/SiO2膜)、ON膜
(SiO2膜/SiN膜)、SiO2膜、SiN膜、Si
ON膜等から構成することができる。更には、制御ゲー
トは、例えば、不純物を含有するポリシリコン層、不純
物を含有するポリシリコン層とタングステンシリサイド
等のシリサイド層の積層構造(ポリサイド構造)、タン
グステン等の高融点金属材料層から構成することができ
る。
【0018】第1の電極及び/又は第2の電極は、例え
ば、不純物を含有するポリシリコン層や、タングステン
等の高融点金属材料層、不純物を含有するポリシリコン
層とシリサイド層との積層構造であるポリサイド構造か
ら構成することが好ましい。また、誘電体膜は、ONO
膜、ON膜、SiO2膜、SiN膜、SiON膜等から
構成することができる。第1の層間絶縁層及び/又は第
2の層間絶縁層を構成する材料として、BPSG、PS
G、BSG、AsSG、PbSG、SbSG、NSG、
SOG、LTO(Low Temperature Oxide、低温CVD
−SiO2)、HTO(High Temperature Oxide、高温
CVD−SiO2)、SiN、SiON、あるいは、こ
れらの材料の積層構造を挙げることができる。
【0019】本発明においては、メモリ素子へのデータ
書き込みに際して、メモリ素子へのデータの書き込みを
禁止する場合、制御手段の動作によってチャネル形成領
域を所定の電位に昇圧する。その結果、他のNANDス
トリングにおける他の選択メモリ素子においては、制御
ゲートとチャネル形成領域との間に大きな電位差が生ぜ
ず、チャネル形成領域から浮遊ゲートへの電子の注入が
生じない。従って、他の選択メモリ素子にデータが書き
込まれず、当初のデータが保持される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、発明の実
施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発
明を説明する。
【0021】(実施の形態1)実施の形態1において
は、不揮発性半導体メモリセルをEEPROMの一種で
あるNANDストリング型メモリセルとする。実施の形
態1のNANDストリング型メモリセルの模式的な一部
断面図を図1及び図2に示し、等価回路を図3に示す。
尚、図1は、ビット線と平行な垂直面でメモリ素子のチ
ャネル形成領域やソース/ドレイン領域を切断したとき
の図であり、図2は、ワード線と平行な垂直面でメモリ
素子のチャネル形成領域を切断したときの図である。
【0022】実施の形態1のNANDストリング型メモ
リセルは、複数のメモリ素子M0〜M7が直列接続された
NANDストリングから構成されている。尚、NAND
ストリングを構成するメモリ素子の数は8に限定されな
い。電気的書き換えが可能な各メモリ素子M0〜M7は、
基体に相当するp型ウエル11に形成されたソース/ド
レイン領域13及びチャネル形成領域12、チャネル形
成領域12の上方に絶縁膜14を介して形成された浮遊
ゲート15、並びに、浮遊ゲート15の上方に層間絶縁
膜16を介して形成された制御ゲート17から構成され
ている。実施の形態1のNANDストリング型メモリセ
ルは、更に、制御ゲート17に接続されたワード線、一
方のソース/ドレイン領域13に接続されたビット線B
L、メモリ素子へのデータ書き込みを禁止する制御手
段、並びに、制御手段の動作を制御する制御回路(図4
参照)から構成されている。実施の形態1のNANDス
トリング型メモリセルは、また、NANDストリングの
一端のメモリ素子M0に接続された第1の選択トランジ
スタDSG、及びNANDストリングの他端のメモリ素
子M7に接続された第2の選択トランジスタSSGから
構成されている。そして、NANDストリングの一端の
メモリ素子M0の一方のソース/ドレイン領域13A
は、第1の選択トランジスタDSG、コンタクトプラグ
22を介してビット線BLに接続されている。第2の選
択トランジスタSSGは共通ソース線に接続されてい
る。ビット線BLは、図示しないビット線制御回路に接
続されている。
【0023】制御手段は、ソース/ドレイン領域13の
いずれか一方に接続された第1の電極(下部電極)23
と、制御回路に接続された第2の電極(上部電極)25
と、第1の電極23と第2の電極25との間に挟まれた
誘電体膜24から構成されている。即ち、制御手段は一
種のコンデンサから構成されている。第1の電極23
は、具体的には、NANDストリングの一端のメモリ素
子M0の一方のソース/ドレイン領域13Aに、コンタ
クトプラグ21を介して接続されている。第2の電極2
5はプレート線PLによって制御回路に接続されてい
る。第1の電極23と第2の電極25を、ビット線BL
と平行に設けることが好ましい。第1の電極23は、N
ANDストリング毎に独立して設けられている。これに
よって、第1の電極を介して各NANDストリングが短
絡することは無い。一方、第2の電極25は、ブロック
内のNANDストリングにおいて共通であり、第2の電
極25のこの共通の部分(第2の電極25の延在部)に
相当するプレート線PLはワード線と平行に設けられて
いることが好ましい。尚、プレート線PLは、ブロック
毎に独立している。
【0024】制御手段は、制御ゲート17の上方に第1
の層間絶縁層20を介して設けられている。具体的に
は、制御手段を構成する第1の電極23は第1の層間絶
縁層20上に形成されている。また、ビット線BLは、
制御手段の上方に第2の層間絶縁層26を介して配設さ
れている。尚、実施の形態1におけるNANDストリン
グ型メモリセルにおいては、第1の層間絶縁層20は、
制御ゲート17に印加される最も高い電位によっても絶
縁耐圧が損なわれないことが要求される。即ち、第1の
層間絶縁層20の絶縁耐圧を20ボルト以上とする必要
がある。
【0025】実施の形態1におけるビット線制御回路
は、ビット線毎に設けられたCMOSフリップフロップ
とアドレスレコーダを主体に構成された周知の回路とす
ればよい。また、ワード線制御回路は、図4に示すよう
に、ブロックアドレスレコーダと電圧変換回路とCMO
S電圧転送回路とドライバー(駆動回路)から構成され
た周知の回路とすればよいが、このワード線制御回路に
は、制御手段の動作を制御する制御回路が組み込まれて
いる。この制御回路は、例えば10ボルトを出力するP
LドライバーとMOSトランジスタから構成されてい
る。
【0026】ワード線制御回路及び制御回路を示す図
4、各メモリ素子に印加される電位(電圧)の値を例示
した図表である図5、並びに、データ書き込み動作及び
データ読み出し動作における信号波形を示す図6を参照
して、以下、実施の形態1のNANDストリング型メモ
リセルのデータ書き込み動作、データ読み出し動作及び
データ消去動作を説明する。
【0027】尚、NANDストリングを構成するメモリ
素子M0〜M7の内のメモリ素子M1にデータを書き込む
場合を想定する。即ち、メモリ素子M1を選択メモリ素
子とし、メモリ素子M0,M2〜M7を非選択メモリ素子
とする。この選択メモリ素子M1を含むNANDストリ
ングを、便宜上、選択NANDストリングと呼ぶ。ま
た、選択メモリ素子M1に接続されたワード線を選択ワ
ード線と呼び、非選択メモリ素子M0,M2〜M7に接続
されたワード線を非選択ワード線と呼ぶ。更には、選択
ワード線に接続された他のNANDストリング型メモリ
セルにおける他の選択メモリ素子をM’1で表す。この
他の選択メモリ素子M’1においては、データの書き込
みが禁止される。即ち、この他の選択メモリ素子M’1
にデータが書き込まれず、当初のデータが保持される。
他の選択メモリ素子M’1を含むNANDストリング
を、便宜上、非選択NANDストリングと呼ぶ。また、
第1の選択トランジスタDSGのゲート電極37はNA
NDストリング選択線1に接続されており、第2の選択
トランジスタSSGのゲート電極37はNANDストリ
ング選択線2に接続されている。
【0028】書き込み動作の開始前の書き込みセットア
ップにおいては、先ず、ビット線制御回路のビット線毎
に設けられたCMOSフリップフロップに書き込みデー
タをラッチする。そして、選択NANDストリングに接
続されたビット線の電位VBL「0」を0ボルトとし、非
選択NANDストリングに接続されたビット線の電位V
BL「1」をVccとする。また、共通ソース線の電位(=
φs)及びシリコン半導体基板10の電位を0ボルトと
する。
【0029】書き込み動作の開始において、ブロックア
ドレスレコーダの出力信号は選択ブロックにおいては
「H」となり、電圧変換回路のVppRWがVccから20
ボルトに昇圧される。また、DSGドライバーはV
cc(=φSG1)を、SSGドライバーは0ボルト(=
φSG2)を、CG0ドライバー、CG2ドライバー〜
CG7ドライバーはプログラム禁止電位VPPm(φWL1
以外=10ボルト)を、PLドライバーは所定の電位
(φcbp=10ボルト)を、それぞれ、出力する。ま
た、CG1ドライバーは高電位VPP(φWL1=20ボ
ルト)を出力する。
【0030】選択NANDストリングにおいては、ビッ
ト線BLの電位が0ボルトであり、NANDストリング
選択線1の電位がVccであるが故に、第1の選択トラン
ジスタDSGが導通し、NANDストリング選択線2の
電位が0ボルトであるが故に、第2の選択トランジスタ
SSGは非導通状態となる。そして、ビット線BLの電
位がメモリ素子のソース/ドレイン領域13へと転送さ
れる。選択メモリ素子M1においては、選択ワード線の
電位(φWL1)が20ボルトであるため、制御ゲート
17とチャネル形成領域12との間の電位差に基づき、
チャネル形成領域12から浮遊ゲート15への電子の注
入が生じる。その結果、選択メモリ素子M 1の閾値電圧
が当初の負から正方向にシフトし、データが選択メモリ
素子M1に書き込まれる。一方、非選択メモリ素子M0
2〜M7においては、非選択ワード線の電位(φWL1
以外)が10ボルトであるため、制御ゲート17とチャ
ネル形成領域12との間には大きな電位差が生ぜず、チ
ャネル形成領域12から浮遊ゲート15への電子の注入
は生じない。その結果、非選択メモリ素子の閾値電圧は
当初の値から変化せず、当初のデータが非選択メモリ素
子M0,M2〜M7に保持される。
【0031】一方、非選択NANDストリングにおいて
は、ビット線BLの電位がVccであるが故に、第1の選
択トランジスタDSG及び第2の選択トランジスタSS
Gは非導通状態となる。その結果、ビット線BLとメモ
リ素子とが電気的に切り離され、非選択NANDストリ
ングを構成する各メモリ素子のチャネル形成領域12は
電気的にフローティング状態となる。そして、制御回路
からプレート線PLを介して第2の電極25に所定の電
位(φcbp=10ボルト)が印加されるので、第2の電
極25と第1の電極23との容量結合に基づき、第1の
電極23に接続された非選択NANDストリングのメモ
リ素子のソース/ドレイン領域13Aを介して各メモリ
素子のチャネル形成領域12が昇圧される。尚、チャネ
ル形成領域12の昇圧によって達するチャネル形成領域
12の電位は、第1の電極23と第2の電極25の結合
容量によって規定され、10ボルトに近い値である。ま
た、他の選択メモリ素子M’1の制御ゲート17には2
0ボルトが印加され、非選択NANDストリングの他の
メモリ素子の制御ゲート17にはプログラム禁止電位
(10ボルト)が印加される。その結果、各メモリ素子
において、制御ゲート17と浮遊ゲート15との容量結
合及び浮遊ゲート15とチャネル形成領域12との容量
結合に基づき、チャネル形成領域12が昇圧される。即
ち、セルフ・ブースト法によってチャネル形成領域12
が昇圧される。以上の結果として、非選択メモリ素子
M’1においては、制御ゲート17とチャネル形成領域
12との間には大きな電位差が生ぜず、チャネル形成領
域12から浮遊ゲート15への電子の注入が生じない。
従って、非選択メモリ素子M’1にデータが書き込まれ
ず、当初のデータが保持される。
【0032】データ読み出し動作においては、ビット線
BLに例えば1.5ボルトを印加し、NANDストリン
グ選択線1の電位(φSG1)及びNANDストリング
選択線2の電位(φSG2)をVccとし、第1の選択ト
ランジスタDSG及び第2の選択トランジスタSSGを
導通状態とする。プレート線PLには0ボルトを印加す
るか、フローティング状態とする。また、選択ワード線
に0ボルトを印加し、非選択ワード線にはVccを印加す
る。これによって、非選択メモリ素子M0,M2〜M7
導通状態となる。一方、選択メモリ素子M1の閾値電圧
thに依存して、選択メモリ素子M1は導通状態あるい
は非導通状態となる。即ち、選択メモリ素子にデータ
「0」が保持されている場合には、選択メモリ素子M1
は非導通状態となり、ビット線BLの電位は1.5ボル
トを保持する。また、選択メモリ素子にデータ「1」が
保持されている場合には、選択メモリ素子M1は導通状
態となり、ビット線BLの電位は1.5ボルトよりも低
下する。このビット線の電位をビット線制御回路によっ
て検出することにより、選択メモリ素子M0にデータ
「0」あるいは「1」が保持されていることを読み出す
ことができる。
【0033】データ消去動作においては、ビット線B
L、NANDストリング選択線1、NANDストリング
選択線2、プレート線PL、共通ソース線の全てをフロ
ーティング状態とし、シリコン半導体基板10に20ボ
ルトを印加し、選択ブロックのワード線電位を0ボルト
とする。また、非選択ブロックのワード線をフローティ
ング状態とする。これによって、選択ブロックにおいて
は、浮遊ゲートからの電子の引き抜きによりデータが消
去される。
【0034】以下、図1及び図2に示した実施の形態1
のNANDストリング型メモリセルの作製方法の概要
を、図7〜図11を参照して説明する。
【0035】[工程−100]先ず、n型のシリコン半
導体基板10に素子分離領域を形成し、シリコン半導体
基板10の表面に絶縁膜14を形成した後、絶縁膜14
上に浮遊ゲート15を形成する。具体的には、先ず、シ
リコン半導体基板10にLOCOS構造を有する素子分
離領域を形成した後、熱酸化法に基づき、シリコン半導
体基板10の表面に絶縁膜(トンネル酸化膜に相当す
る)14を形成する。その後、nチャネル型トランジス
タを形成するためにシリコン半導体基板10にp型ウエ
ル11を設ける。次に、不純物を含有するポリシリコン
から成る第1の導電体層を全面にCVD法にて成膜した
後、第1の導電体層をパターニングすることによって、
メモリ素子の浮遊ゲート15を形成する。その後、ON
O膜から成る層間絶縁膜16を全面に成膜した後、メモ
リ素子を形成すべき領域以外の領域の層間絶縁膜16、
浮遊ゲート15及び絶縁膜14をエッチングすることに
よって除去する。次いで、熱酸化法に基づき、シリコン
半導体基板10の露出した表面にゲート絶縁膜34を形
成する。その後、全面に不純物を含有するポリシリコン
から成る第2の導電体層を全面にCVD法にて成膜した
後、第2の導電体層をパターニングし、更に、メモリ素
子を形成すべき領域の層間絶縁膜16をパターニングす
る。これによって、メモリ素子を形成すべき領域におい
ては、絶縁膜14上に形成された第1の導電体層から成
る浮遊ゲート15、浮遊ゲート15上に形成された層間
絶縁膜16、及び層間絶縁膜16上に形成された第2の
導電体層から成る制御ゲート17を形成することができ
る。一方、選択トランジスタを形成すべき領域において
は、ゲート絶縁膜34の上に形成された第2の導電体層
から成るゲート電極37を形成することができる(図7
参照)。
【0036】[工程−110]次に、制御ゲート17及
びゲート電極37と素子分離領域とで囲まれた半導体基
板10にリン又はヒ素といった不純物をイオン注入する
ことによって、ソース/ドレイン領域13,13A,3
3を形成する(図8参照)。絶縁膜14の下のシリコン
半導体基板10にはチャネル形成領域12が形成され
る。
【0037】[工程−120]その後、SiO2から成
る第1の層間絶縁層20をCVD法にて全面に堆積さ
せ、次いで、かかる第1の層間絶縁層20の平坦化処理
を行う。制御ゲート17の頂面から第1の層間絶縁層2
0の頂面までの距離(第1の層間絶縁層の膜厚)を0.
1μmとする。このような第1の層間絶縁層20を形成
することによって、第1の層間絶縁層の絶縁耐圧は20
ボルト以上となり、第1の層間絶縁層20は、制御ゲー
ト17に印加される最も高い電位によっても絶縁耐圧が
損なわれない。そして、第1の選択トランジスタDSG
のソース/ドレイン領域33、メモリ素子M1と第1の
選択トランジスタDSGとで共通のソース/ドレイン領
域13Aの上方の第1の層間絶縁層20に開口部をRI
E法にて形成する。次いで、かかる開口部をブランケッ
トタングステン法にて埋め込むことによって、コンタク
トプラグ21,22を形成する(図9参照)。
【0038】[工程−130]その後、コンタクトプラ
グ21,22の頂面を含む層間絶縁層20の上に、不純
物を含有するポリシリコン層をCVD法にて堆積させ、
かかるポリシリコン層をパターニングすることによって
第1の電極(下部電極)23を形成する(図10参
照)。
【0039】[工程−140]次に、例えばSiO2
ら成る誘電体膜24をCVD法にて全面に成膜した後、
不純物を含有するポリシリコン層をCVD法にて全面に
堆積させ、かかるポリシリコン層をパターニングするこ
とによって第2の電極(上部電極)25、及び、第2の
電極の延在部に相当するプレート線PLを形成する(図
11参照)。
【0040】[工程−150]その後、SiO2から成
る第2の層間絶縁層26を全面に成膜し、コンタクトプ
ラグ22の上方の第2の層間絶縁層26及び誘電体膜2
4の部分に開口部をRIE法にて形成し、更に、この開
口部内を含む第2の層間絶縁層26上に金属配線材料層
を成膜した後、金属配線材料層をパターニングすること
によってビット線BLを形成する。こうして、図1及び
図2に示したNANDストリング型メモリセルを製造す
ることができる。
【0041】以上、本発明を、発明の実施の形態に基づ
き説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。発明の実施の形態にて説明した不揮発性半導体メモ
リセルの製造方法や使用材料は例示であり、また、不揮
発性半導体メモリセルの構造も例示であり、適宜、変更
することができる。発明の実施の形態においては、第1
の電極23はNANDストリングの一端のメモリ素子M
0の一方のソース/ドレイン領域13Aに接続されてい
る構成としたが、第1の電極23の接続位置はこれに限
定するものではない。即ち、第1の電極23は、NAN
Dストリングを構成するメモリ素子のいずれかのソース
/ドレイン領域に接続すればよい。場合によっては、第
1の層間絶縁層20上にビット線BLを形成し、第2の
層間絶縁層26上に制御手段及びプレート線PLを形成
してもよい。また、発明の実施の形態においては、
「0」及び「1」の2値を記憶する不揮発性半導体メモ
リセルを例にとり説明を行ったが、1つのメモリ素子に
2ビットあるいはそれ以上の、即ち、3値以上の多値デ
ータを記憶する不揮発性半導体メモリセルに本発明を適
用することもできる。
【0042】
【発明の効果】本発明においては、メモリ素子へのデー
タ書き込みを禁止する制御手段を備えているので、メモ
リ素子へのデータ書き込みに際して、メモリ素子へのデ
ータの書き込みを禁止する場合、メモリ素子の構造や、
例えばNANDストリングを構成する他のメモリ素子の
閾値電圧に依存することなく、メモリ素子を微細化して
も、チャネル形成領域を確実に昇圧することが可能とな
る。例えば、セルフ・ブースト法によってチャネル形成
領域を昇圧するとき、これに加えて、制御手段によって
もチャネル形成領域を昇圧するので、チャネル形成領域
を確実に昇圧することが可能となる。従って、ビット線
制御回路を高耐圧のトランジスタで構成する必要がな
く、回路面積の縮小化を図ることができる。しかも、良
好なるディスターブ耐性を得ることができる。また、制
御手段や制御回路を、不揮発性半導体メモリセルの構造
を実質的に変更することなく、あるいは又、不揮発性半
導体メモリセルの構造に依存することなく、形成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の不揮発性半導体メモリセ
ルの模式的な一部断面図である。
【図2】図1とは別の角度から眺めた発明の実施の形態
1の不揮発性半導体メモリセルの模式的な一部断面図で
ある。
【図3】発明の実施の形態1の不揮発性半導体メモリセ
ルの等価回路図である。
【図4】制御回路及びワード線制御回路の回路図であ
る。
【図5】発明の実施の形態1の不揮発性半導体メモリセ
ルの各メモリ素子に印加される電位(電圧)の値を例示
した図表である。
【図6】発明の実施の形態1の不揮発性半導体メモリセ
ルにおいて、データ書き込み動作及びデータ読み出し動
作における信号波形を示す図である。
【図7】発明の実施の形態1の不揮発性半導体メモリセ
ルの製造方法を説明するためのシリコン半導体基板等の
模式的な一部断面図である。
【図8】図7に引き続き、発明の実施の形態1の不揮発
性半導体メモリセルの製造方法を説明するためのシリコ
ン半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図9】図8に引き続き、発明の実施の形態1の不揮発
性半導体メモリセルの製造方法を説明するためのシリコ
ン半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図10】図9に引き続き、発明の実施の形態1の不揮
発性半導体メモリセルの製造方法を説明するためのシリ
コン半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図11】図10に引き続き、発明の実施の形態1の不
揮発性半導体メモリセルの製造方法を説明するためのシ
リコン半導体基板等の模式的な一部断面図である。
【図12】従来のNANDストリング型不揮発性半導体
メモリセルの模式的な一部断面図である。
【図13】従来のNANDストリング型不揮発性半導体
メモリセルの等価回路図である。
【図14】NANDストリング型不揮発性半導体メモリ
セルの各メモリ素子の閾値電圧V thの分布を模式的に示
す図である。
【符号の説明】
10・・・n型シリコン半導体基板、11・・・p型ウ
エル、12・・・チャネル形成領域、13,13A,3
3・・・ソース/ドレイン領域、14,34・・・絶縁
膜、15・・・浮遊ゲート、16・・・層間絶縁膜、1
7・・・制御ゲート、20・・・第1の層間絶縁層、2
1,22・・・コンタクトプラグ、23・・・第1の電
極、24・・・誘電体膜、25・・・第2の電極、26
・・・第2の層間絶縁層、37・・・ゲート電極、M0
〜M7・・・メモリ素子、DSG・・・第1の選択トラ
ンジスタ、SSG・・・第2の選択トランジスタ、BL
・・・ビット線、PL・・・プレート線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B025 AA01 AB01 AC01 5F001 AA01 AA23 AA43 AA63 AB08 AD12 AD19 AD41 AD53 AD61 AD62 AE02 AE03 AE08 5F083 EP02 EP23 EP33 EP34 EP55 ER09 ER19 ER21 GA09 JA04 JA39 KA19 LA05 LA06 LA10 LA12 LA16 MA06 MA17 MA19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)基体に形成されたソース/ドレイン
    領域及びチャネル形成領域、チャネル形成領域の上方に
    絶縁膜を介して形成された浮遊ゲート、並びに、浮遊ゲ
    ートの上方に層間絶縁膜を介して形成された制御ゲート
    を有する、電気的書き換えが可能なメモリ素子、 (ロ)該制御ゲートに接続されたワード線、 (ハ)一方のソース/ドレイン領域に接続されたビット
    線、 (ニ)メモリ素子へのデータ書き込みを禁止する制御手
    段、並びに、 (ホ)該制御手段の動作を制御する制御回路、を有する
    不揮発性半導体メモリセルであって、 該制御手段は、 (A)ソース/ドレイン領域のいずれか一方に接続され
    た第1の電極、 (B)制御回路に接続された第2の電極、及び、 (C)該第1の電極と第2の電極との間に挟まれた誘電
    体膜、から成ることを特徴とする不揮発性半導体メモリ
    セル。
  2. 【請求項2】不揮発性半導体メモリセルは、複数のメモ
    リ素子が直列接続されたNANDストリング、NAND
    ストリングの一端のメモリ素子に接続された第1の選択
    トランジスタ、及びNANDストリングの他端のメモリ
    素子に接続された第2の選択トランジスタから構成さ
    れ、NANDストリングの一端のメモリ素子の一方のソ
    ース/ドレイン領域は、第1の選択トランジスタを介し
    てビット線に接続され、第1の電極はNANDストリン
    グの一端のメモリ素子の該一方のソース/ドレイン領域
    に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の不
    揮発性半導体メモリセル。
  3. 【請求項3】制御ゲートの上方に第1の層間絶縁層を介
    して制御手段が設けられており、制御手段の上方に第2
    の層間絶縁層を介してビット線が配設されていることを
    特徴とする請求項2に記載の不揮発性半導体メモリセ
    ル。
  4. 【請求項4】第1の層間絶縁層は、制御ゲートに印加さ
    れる最も高い電位によっても絶縁耐圧が損なわれないこ
    とを特徴とする請求項3に記載の不揮発性半導体メモリ
    セル。
  5. 【請求項5】第1の層間絶縁層の絶縁耐圧は、20ボル
    ト以上であることを特徴とする請求項3に記載の不揮発
    性半導体メモリセル。
  6. 【請求項6】(イ)基体に形成されたソース/ドレイン
    領域及びチャネル形成領域、チャネル形成領域の上方に
    絶縁膜を介して形成された浮遊ゲート、並びに、浮遊ゲ
    ートの上方に層間絶縁膜を介して形成された制御ゲート
    を有する、電気的書き換えが可能なメモリ素子、 (ロ)該制御ゲートに接続されたワード線、 (ハ)一方のソース/ドレイン領域に接続されたビット
    線、 (ニ)メモリ素子へのデータ書き込みを禁止する制御手
    段、並びに、 (ホ)該制御手段の動作を制御する制御回路、を有し、 該制御手段は、 (A)ソース/ドレイン領域のいずれか一方に接続され
    た第1の電極、 (B)制御回路に接続された第2の電極、及び、 (C)該第1の電極と第2の電極との間に挟まれた誘電
    体膜、から成る不揮発性半導体メモリセルにおけるデー
    タ書き込み制御方法であって、 メモリ素子へのデータ書き込みに際して、メモリ素子へ
    のデータの書き込みを禁止する場合、制御回路から第2
    の電極に所定の電位を印加することによって、第2の電
    極と第1の電極との容量結合に基づき、第1の電極に接
    続されたソース/ドレイン領域を介してチャネル形成領
    域を昇圧することを特徴とする不揮発性半導体メモリセ
    ルにおけるデータ書き込み制御方法。
  7. 【請求項7】不揮発性半導体メモリセルは、複数のメモ
    リ素子が直列接続されたNANDストリング、NAND
    ストリングの一端のメモリ素子に接続された第1の選択
    トランジスタ、及びNANDストリングの他端のメモリ
    素子に接続された第2の選択トランジスタから構成さ
    れ、NANDストリングの一端のメモリ素子の一方のソ
    ース/ドレイン領域は、第1の選択トランジスタを介し
    てビット線に接続され、第1の電極はNANDストリン
    グの一端のメモリ素子の該一方のソース/ドレイン領域
    に接続されており、 メモリ素子へのデータ書き込みに際して、メモリ素子へ
    のデータの書き込みを禁止する場合、第1の選択トラン
    ジスタ及び第2の選択トランジスタを非導通状態とする
    ことによってビット線とメモリ素子とを電気的に切り離
    し、以て、チャネル形成領域を電気的にフローティング
    状態にすることを特徴とする請求項6に記載の不揮発性
    半導体メモリセルにおけるデータ書き込み制御方法。
  8. 【請求項8】チャネル形成領域を電気的にフローティン
    グ状態とし、制御ゲートにプログラム禁止電位を印加
    し、以て、制御ゲートと浮遊ゲートとの容量結合及び浮
    遊ゲートとチャネル形成領域との容量結合に基づき、チ
    ャネル形成領域を昇圧することを特徴とする請求項7に
    記載の不揮発性半導体メモリセルにおけるデータ書き込
    み制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100396470B1 (ko) * 2001-02-19 2003-09-03 삼성전자주식회사 비트라인 콘택패드를 갖는 불휘발성 메모리 장치 및 그제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100396470B1 (ko) * 2001-02-19 2003-09-03 삼성전자주식회사 비트라인 콘택패드를 갖는 불휘발성 메모리 장치 및 그제조방법

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