JP2000036116A - 光記録媒体と光再生方法及び装置 - Google Patents

光記録媒体と光再生方法及び装置

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JP2000036116A
JP2000036116A JP11167312A JP16731299A JP2000036116A JP 2000036116 A JP2000036116 A JP 2000036116A JP 11167312 A JP11167312 A JP 11167312A JP 16731299 A JP16731299 A JP 16731299A JP 2000036116 A JP2000036116 A JP 2000036116A
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optical recording
pit
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Dae Young Kim
ダエ・ヨン・キム
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報が高密度で記録された光記録媒体を提供
する。 【解決手段】 光記録媒体は情報がピット列として記録
された同心円及び螺旋ののいずれかの形状を有するトラ
ックを備えた情報記録面を有し、少なくとも二つのピッ
ト列が一つの光ビームにより再生されるように隣接させ
て配置したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は映像情報などのよう
な各種情報の信号が光学的に記録及び再生される光記録
媒体に関し、特に情報が高密度に記録された光記録媒体
に関する。また、本発明は高密度光記録媒体に記録され
た情報を再生する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、オディオ及びビデオ情報などの各
種情報を記録する情報記録媒体として光記録媒体及び光
磁気記録媒体などが開発されて実用化されている。この
うち光記録媒体は、すでに一般化されたCDを始めとし
てCD−ROM及びDVD−ROMなどの再生専用ディ
スクと、CD−R及びDVD−Rなどの追記型のディス
クと、CD−RW及びDVD−RAMなどのような再記
録可能なディスクが開発されている。
【0003】このような光記録媒体は、再生専用ディス
クの場合、通常ポリカーボネートなどの材質からなるデ
ィスクの一面に情報が記録される透明基板と、透明基板
の情報記録面に形成された高い反射率を有するアルミニ
ウム材質の反射膜と、この反射膜の上に形成されたプラ
スチックなどからなる保護層との構造となっている。透
明基板の情報記録面では記録マーク例えば凸凹形状のピ
ット列の形態で情報が記録されている。図1に図示され
たように光記録媒体(10)は螺旋状または同心円状に
内周から外周に広がるトラックを形成したピット列(1
2)形態で情報を格納している。
【0004】このように光記録媒体に記録された情報
は、透明基板を通して再生の対称となるトラックに光ビ
ームを照射して、そこから反射される光を光ピックアッ
プで検出して再生する。この場合、ピット(12A)の
間のミラー部(12B)で反射された反射光は‘明’と
して検出され、一方ピット部(12A)で反射された反
射光は‘暗’として検出される。これはミラー部(12
B)に照射された光ビームはこのミラー部(12B)を
透過して反射膜によって全体が反射されるのに対してピ
ット部(12A)で照射された光ビームはピット部(1
2A)によって乱反射されて反射率が減少するためであ
る。このように‘明’と‘暗’として検出される反射光
ビームは光検出器により電気的な信号に変換されて、信
号処理されてチャネルビットストリーム形態の情報とし
て再生される。このような再生メカニズムはピット列
(12)による記録方式外にも相変化、光磁気記録方式
などにも同一に適用されている。
【0005】図2を参照すると、通常の光記録媒体への
記録及びそこからの再生方法の手順を表す図が示されて
いる。
【0006】光記録媒体に情報を記録する場合は、まず
S1で記録しようとするデータは一定のブロック単位で
エラー訂正コード(ECC)が付加されてセクタ単位で
分割されてデータチャネル形態に変換される。S2でデ
ータチャネルは変調されるとともにプレーム単位で同期
信号が付加されてチャネルビットストリーム(CBS)
形態に変換される。その次、S3でチャネルビットスト
リームは光変調されて光ピックアップの光源に加えられ
る。S4で光源は記録データで光変調された記録光ビー
ムを光記録媒体に照射して図3に示されたようにピット
列(12)の形態で情報を記録する。前述した記録過程
は再記録可能な光記録媒体だけではなく再生専用の光記
録媒体(即ち、ROM型のディスク)の場合に露光装置
などを利用するディスク製造過程にも同一に適用されて
いる。
【0007】一方、図3に図示されたように光記録媒体
(10)に記録された情報を再生する場合には、S5で
光源から再生光ビームが光記録媒体(10)のピット列
(12)が形成されたトラックを追跡しながら照射す
る。そして、光記録媒体(10)で反射される光量を検
出して電気的信号に変換して図示されたように再生信
号、即ち高周波信号(RF)を検出する。この場合、高
周波信号(RF)はピット部(12A)ではローレベル
として表れてミラー部(12B)ではハイレベルとして
表れる。このような高周波信号(RF)はS6で等化及
びスライスされて図示されたようにチャネルビットスト
リーム(CBS)形態に変換される。チャンネルビット
ストリーム(CBS)はS7でデータチャネル形態に復
調されて、S8でデータチャネルに含まれたエラー訂正
コード(ECC)などを処理することで光記録媒体(1
0)に記録されたデータが再生される。
【0008】このような記録及び再生メカニズムを有す
る光記録媒体は、動映像などのような大容量の情報を記
録しようとする場合には記録密度を高くしなければなら
ず、そのような要求が強くなっている昨今、記録密度を
高めるための様々な方法が試みられている。具体的に
は、CD及びDVDなどの場合に記録密度を増大させる
ためには、記録マークまたはピットの大きさを減らした
り、トラック間の間隔を減少させる方法が試みられてい
る。このために、短波長の光源を利用して対物レンズの
開口数を大きくして光ビームのスポット径を小さくする
技術などが開発されている。しかし、光ビームのスポッ
ト径を小さくすることは究極的に限界があるのでピット
の大きさを小さくしたり、トラック間の間隔を狭くする
ことには限度がある。
【0009】例えば、再生専用の光記録媒体は、通常の
露光装置を利用して所望のピットが形成されたディスク
の円盤を製造し、その円盤に形成されたピットを反転転
写させスタンパーを製造した後に、そのスタンパーを利
用してディスクを複製、即ちディスク基板を成形して製
作されている。最近ではアルゴン(Ar)レーザなどが
開発されることによって微少ピットを形成することも可
能になった。しかし、再生装置においてまだはその微少
ピットに対応する光源がない。この結果、再生装置が読
める範囲内でピットの大きさ及びトラックピッチが制限
されるので再生専用の光記録媒体の容量を増大させるに
は限界があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は記録密度を増大させることができる光記録媒体を提供
することである。本発明の他の目的は記録密度を増大さ
せるとともにCD、DVDなどのような既存の記録媒体
などと互換性を持たせることができる光記録媒体を提供
することである。本発明の他の目的は本発明光記録媒体
に記録された情報を再生することができる光再生方法及
び装置を提供することである。本発明のさらに他の目的
は高密度で記録された情報を比較的長波長の光源を利用
して再生することができる光再生方法及び装置を提供す
ることである。本発明のさらに他の目的は短波長の光源
に対応してトラックが形成された場合に長波長の光源で
そのトラックに記録された情報を再生することができる
光再生方法及び装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による光記録媒体
は、情報がピット列として記録されて同心円及び螺旋の
いずれか一つの形状を有するトラックを形成させた情報
記録面を基板に形成させ、その際、少なくとも二つのピ
ット列が一つの光ビームによって再生されるように隣接
して配置したことを特徴とする。
【0012】本発明による光再生方法は、情報がピット
列として記録されたトラックを有する光記録媒体に対し
て少なくとも二つのトラックに一つの光ビームを照射す
る第1ステップと、複数に分割された光検出器により光
記録媒体から反射された光を検出して変換した光検出信
号を組み合わせて複数の高周波信号を検出する第2ステ
ップと、複数の高周波信号を信号処理して前記少なくと
も二つのトラックそれぞれに対応する情報を検出する第
3ステップを含むことを特徴とする。
【0013】本発明による光再生装置は情報がピット列
として記録されたトラックを有する光記録媒体に対して
少なくとも二つのトラックに一つの光ビームを照射する
光発生手段と、光記録媒体から反射された光を複数に分
割し、かつ検出して変換した光検出信号を組み合わせて
複数の高周波信号を検出する信号検出の手段と、複数の
高周波信号を信号処理して少なくとも二つのトラックそ
れぞれに対応する情報を検出することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明による光記録媒体は少なくとも二つ以上
のピット列が一つの光ビームにより再生されるように上
下に隣接配置されているので、記録密度を最小二倍以上
増加させることができる。また、デュアルピット形態で
情報を格納す場合に、デュアルピットの総長さが一つの
ピット長さに対応して形成させると、既存のCD、DV
Dなどのような光記録媒体と互換性を持たせることがで
きる。従って、同一のドライバでも情報再生が可能にな
る。併せて、本発明による光記録媒体の再生方法及び装
置は少なくとも二つ以上の隣接配置されたピット列の形
態で記録された情報を一つの光ビームを照射して同時に
再生することができる。更に、本発明による光再生装置
及び方法は特定の波長の光ビームに比べてトラックピッ
チが比較的に狭く設定された光記録媒体から信頼性のあ
る情報を再生することができる。これによって、光記録
媒体のトラックピッチを特定の波長のレーザダイオード
に対応する通常のトラックピットより値を少なく設定す
ることができるので、記録密度を大幅向上させることが
できる。また、短波長(即ち、青色)に適合したトラッ
クピッチを有する光記録媒体を長波長(赤色)レーザダ
イオードで再生することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図4〜図25を参照して詳細に説明する。図4は本発
明の実施形態による光記録媒体に記録されたピット列の
形状を図示したものである。図4の光記録媒体(20)
は、トラック基準線に沿って上下に隣接して二列に形成
させたデュアル(Dual)ピット列(22)を具備す
る。図4に図示された光記録媒体でデュアルピット列
(22)は螺旋状または同心円状にトラックを形成す
る。このデュアルピット列(22)はトラック中心線に
沿ってその上下に隣接して配置した第1ビット列(P
1)と第2ピット列(P2)とで構成されている。第1
及び第2ピット列(P1、P2)は一つの光ビームによ
りアクセスされる。言い換えると、第1及び第2ピット
列(P1、P2)は一つの光ビームによりアクセスでき
るように隣接させて配置した。この場合、第1及び第2
ピット列(P1、P2)の形態は、図4に示されたよう
に互いに接触して形成してもよく、また一つの光ビーム
によりアクセスできる距離だけ離して形成してもよい。
このような第1及び第2ピット列(P1、P2)は互い
に異なるチャネルの情報に対応して記録されたり、同一
のチャネルの情報に対応して記録されることができる。
【0016】第1及び第2ピット列(P1、P2)が互
いに異なるチャネル情報に対応して記録される場合、第
1及び第2ピット列(P1、P2)それぞれが第1及び
第2チャネル(CH1、CH2)の情報それぞれに対応
している。この場合、2チャネル(CH1、CH2)の
情報は一つの光ビームにより同時に検出されて適切な信
号処理過程により分離されて、同時に再生することがで
きる。また、第1チャネル(CH1)または第2チャネ
ル(CH2)の情報だけを利用しようとする場合には、
所望のチャネルの情報だけを再生することもできる。
【0017】第1及び第2ピット列(P1、P2)が双
方とも同一のチャネルの情報に対応して記録された場合
には、第1及び第2ピット列(P1、P2)は1チャネ
ルの情報を時分割して第1及び第2ピット列(P1、P
2)で交互に記録される。この場合、第1及び第2ピッ
ト列(P1、P2)に対応する第1及び第2チャネル
(CH1、CH2)の情報を同時に再生する。続いて、
再生された第1チャネル(CH1)及び第2チャネル
(CH2)の情報を任意の周期ごとに交互に選択するこ
とで元来の情報の時間順に配列された一つのチャネルの
情報として再生することができる。このように、本実施
形態による光記録媒体はデュアルピット列の形態で情報
を格納し、再生することができる。したがって、記録密
度を少なくとも二倍以上増加させることができる。
【0018】また、本実施形態による光記録媒体は、既
存のCD、DVDなどの記録媒体との互換性を持たせる
ために一つのデュアルピット(22A)が既存の一つの
ピット列に対応するように情報を記録することができ
る。一つのデュアルピット(22A)の総長さが従来の
ピット長さに対応するようにして情報を記録することも
可能である。この場合、既存の光記録媒体の駆動装置、
即ちCD、DVDなどを駆動する装置で本実施形態によ
る光記録媒体に格納された情報を再生することができて
既存の光記録媒体と互換性を持たせることができるとい
う利点がある。
【0019】結果的に、本実施形態による光記録媒体は
デュアルピット列の形態で情報を格納することで記録密
度が最小二倍以上増加するとともに、デュアルピットの
総長さにわたって単一ピットで記録する場合には既存の
CD、DVDのような光記録媒体と互換性を持たせるこ
とができる。更にまた、本発明による光記録媒体は光の
ピットとして記録するだけでなく、他の方式で記録可能
な媒体、即ち相変化の記録媒体、光磁気の記録媒体にも
同じ方式で適用されることができる。その場合でも記録
される情報(データ)を図4のデュアルピット(22
A)の形態で相変化または光磁気の記録マークを形成さ
せればよい。また、ランド/グルーブ記録方式の場合に
は、第1ピット列(P1)はランドに、第2ピット列
(P2)はグルーブに記録してマーク(ピット)を図4
のように形成する。このように記録された二重ピット列
(以下、ピットとマークなどは‘ピット’という)を後
述する方法により再生することができる。
【0020】図5は図4に図示された光記録媒体から情
報を再生するための光再生装置の構成を表している。図
5の光再生装置はスピンドルモータ(24)により回転
される光記録媒体(20)に光ビームを照射して反射し
た光ビームを検出して光電変換する光ピックアップ(2
6)と、光ピックアップ(26)から出力される信号か
ら二つの高周波信号を検出する信号検出部(28)と、
信号検出部(28)からの高周波信号を処理してチャネ
ルビットストリーム(CBS)を出力する信号処理部
(30)と、信号検出部(28)で出力される高周波信
号からトラッキングエラー信号(Te)を検出するトラ
ッキングエラー検出部(32)と、トラッキングエラー
検出部(32)で出力されるトラッキングエラー信号
(Te)に応答してトラッキングを行うトラッキングサ
ーボ(34)とを具備する。
【0021】図5の光再生装置で光記録媒体(20)は
図4に図示されたデュアルピット列(22)の形態で記
録された情報を格納している。光ピックアップ(26)
は光源から出射された光ビームをスピンドルモータ(2
4)により回転されている光記録媒体(20)の情報記
録面にトラックの中心を追従しながら照射する。光記録
媒体(20)の情報記録面から反射された光ビームは光
ピックアップ(26)の光検出器で集束される。通常光
検出器は複数の光検出セルを備えており、その複数の光
検出セルで分割された光検出器は反射光ビームの量をそ
れぞれのセルで検出して複数の電気的信号に変換する。
信号検出部(28)は光ピックアップ(26)から出力
される複数の電気的な信号から高周波信号(RF)と差
動高周波信号(DRF)を検出する。信号処理部(3
0)は信号検出部(28)から出力された高周波信号
(RF)と差動高周波信号(DRF)をそれぞれレベル
スライスして矩形波の形態に変換した後、論理演算して
チャネルビットストリーム(CBS)を発生する。トラ
ッキングエラー検出部(32)は信号検出部(28)か
ら出力された高周波信号(RF)と差動高周波信号(D
RF)を利用してトラッキングエラー信号(Te)を発
生する。トラッキングサーボ(34)はトラッキングエ
ラー検出部(32)から出力されるトラッキングエラー
信号(Te)に応答してトラッキング修正信号を発生
し、光ピックアップのアクチュエータに供給される電流
信号または電圧信号を調節する。これによって、光ピッ
クアップ(26)はトラッキングサーボ(34)から出
力されるトラッキング修正信号によって対物レンズを上
下方向に即ち、内周または外周側に移動させて光ビーム
がデュアルピット列(22)の中心線に追従させる。
【0022】図6を参照すると、図5に図示された光ピ
ックアップ(26)に含まれる光検出器に接続された信
号検出部(28)が詳細に図示されている。図6に図示
された光検出器(PD)はトラックに照射された光ビー
ムの分布状態を正確に検出することができるように、ト
ラック方向と半径方向に4分割された4個の光検出セル
(PDa、PDb、PDc、PDd)で構成される。ト
ラック方向を基準に時計回り方向の順序で配置された4
分割光検出セル(PDa、PDb、PDc、PDd)の
それぞれは反射光量を電気的信号に変換して反射光量に
比例する電気的信号(a、b、c、d)を発生する。信
号検出部(28)は4分割光検出器(PD)で出力され
る信号(a、b、c、d)を信号処理して高周波信号
(RF)と、差動高周波信号(DRF)を発生する。こ
のために、信号検出部(28)は加算増幅器(28A)
と自動増幅器(28B)とを具備する。信号検出部(2
8)の加算増幅器(28A)は光検出器(PD)の4分
割光検出セル(PDa、PDb、PDc、PDd)から
の出力信号(a、b、c、d)を加算して高周波信号
(RF)を発生する。この場合、加算増幅器(28A)
で出力される高周波信号(RF)は図8に図示されたよ
うに3状態のレベルを有する電圧波形として表れる。す
なわち、第1及び第2ピット列(P1、P2)双方がミ
ラー部である場合にはハイレベルの電圧を発生し、第1
及び第2ピット列(P1、P2)のいずれか一つだけピ
ット部である場合には中間レベルの電圧を、そして第1
及び第2ピット列(P1、P2)が双方ともピット部で
ある場合にはローレベルの電圧を発生する。自動増幅器
(28B)は4分割光検出器(PD)の左側に位置した
二つの光検出セル(PDa、PDd)が発生した二つの
電気的信号(b、d)の和から右側に位置した二つの光
検出セル(PDb、PDc)が発生した二つの電気的信
号(b、c)の和を差動増幅して差動高周波信号(DR
F)を発生する。自動増幅器(28D)で出力する差動
高周波信号(DRF)は、図8に示したような3状態レ
ベルを有する電圧波形である。すなわち、第1及び第2
ピット列(P1、P2)が双方ともミラー部であるか、
双方ともピット部である場合には中間レベルの電圧を発
生し、内周側の第1ピット列(P1)だけピット部にあ
る場合にローレベルの電圧を、外周側の第2ピット列
(P2)だけピット部にある場合にハイレベルの電圧を
発生する。
【0023】一方、光検出器(PD)が図6(A)に図
示されたようにトラック方向に分割された二つの光検出
セル(PDx、PDy)で構成された場合には、信号検
出部(28)は各光検出セル(PDx、PDy)からの
出力信号(x、y)を加算増幅することで高周波信号
(RF)を検出し、出力信号(x、y)を差動増幅する
ことで差動高周波信号(DRF)を検出する。
【0024】図7は図5に図示された信号処理部(3
0)の第1実施形態に対する回路を表している。図7の
信号処理部(30)は、高周波信号(RF)と差動高周
波信号(DRF)をレベルスライスして矩形波の形態の
検出信号(D1、D2、D3、D4)を発生する比較部
(36)と、比較部(36)が出力した検出信号など
(D1、D2、D3、D4)を論理演算して第1及び第
2ピット列(P1、P2)に対応する第1及び第2チャ
ネルストリーム(CBS1、CBS2)を発生する論理
演算部(38)で構成されている。
【0025】図7に図示された信号処理部(30)の比
較部(36)は高周波信号(RF)を互いに異なる基準
電圧でレベルスライスするための第1及び第2比較器
(36A、36B)と、差動高周波信号(DRF)を互
いに異なる基準電圧でレベルスライスするための第3及
び第4比較器(36C、36D)とからなる。比較部
(36)の第1比較部(36A)は第1及び第2ピット
列(P1、P2)が共にミラー部である部分を検出す
る。このため、第1比較器(36A)は高周波信号(R
F)を第1基準電圧(Vref1)と比較して、図8に
図示された高周波信号(RF)がハイレベルである場合
にそれを示す第1検出信号(D1)を発生する。第1基
準電圧(Vref1)は高周波信号(RF)のハイレベ
ルと中間レベルの間の電圧値に設定される。第2比較器
(36B)は第1及び第2ピット列(P1、P2)が共
にピット部である部分を検出する。このために、第2比
較器(36B)は高周波信号(RF)を第2基準電圧
(Vref2)と比較して図8に図示されたように高周
波信号(RF)がそれよりロー状態になったとき第2検
出信号(D2)を発生する。第2基準電圧(Vref
2)は高周波信号(RF)の中間レベルとローレベルの
間の電圧値に設定される。第3比較器(36C)は外周
側の第2ピット列(P2)だけピット部である部分を検
出する。このために、第3比較部(36C)は差動高周
波信号(DRF)を第3基準電圧(Vref3)と比較
して、図8に図示されたように、差動高周波信号(DR
F)がハイ状態になったとき第3検出信号(D3)を発
生する。第3基準電圧(Vref3)は差動高周波信号
(DRF)のハイレベルと中間レベルの間の電圧値に設
定される。第4比較器(36D)は内周側の第1ピット
列(P1)だけがピット部である部分を検出する。この
ために、第4比較部(36D)は差動高周波信号(DR
F)を第4基準電圧(Vref4)と比較して、図8に
図示されたように、差動高周波信号(DRF)がロー状
態になったとき第4検出信号(D4)を発生する。第4
基準電圧(Vref4)は差動高周波信号(DRF)の
中間レベルとローレベルの間の電圧値に設定される。
【0026】図7に図示された論理演算部(38)は上
述した比較部(36)で検出した第1〜第4検出信号
(D1、D2、D3、D4)を利用して次のブール代数
の式1のようにロジック演算することで第1ピット列
(P1)に対応する第1チャネルビットストリーム(C
BS1)と第2ピット列(P2)に対応する第2チャネ
ルビットストリーム(CBS2)を同時に検出する。 式1 CBS1=D1+D3=D2・D4 CBS2=D2・/D3=D1・/D4
【0027】例えば、論理演算部(38)は図7に図示
されたように第1検出信号(D1)と第3検出信号(D
3)を論理和演算するORゲート(OR)と、第3検出
信号(D3)を反転させるインバータ(INV)と、第
3検出信号(/D3)と第2検出信号(D2)を論理積
演算するANDゲート(AND)とを備えている。OR
ゲート(OR)は第1検出信号(D1)と第3検出信号
(D3)を論理和演算することで図8に図示されたよう
な第1チャネルビットストリーム(CBS1)を発生す
る。ANDゲート(AND)は反転された第3検出信号
(/D3)と第2検出信号(D2)を論理積演算するこ
とで図8に図示されたような第2チャネルビットストリ
ーム(CBS2)を発生する。この場合、第4検出信号
(D4)は論理演算に利用されないことが分かる。
【0028】また、論理演算部(38)は図9に図示さ
れたように第2検出信号(D2)と第4検出信号(D
4)を論理積演算するANDゲート(AND)と、第4
検出信号(D4)を反転させるインバータ(INV2)
と、反転された第4検出信号(/D4)と第1検出信号
(D1)を論理和演算するORゲート(OR2)で構成
することもできる。この場合、ANDゲート(AND)
は第2検出信号(D2)と第4検出信号(D4)を入力
して論理積演算することで第1チャネルビットストリー
ム(CBS1)を発生し、ORゲート(OR2)は反転
された第4検出信号(/D4)と第1検出信号(D1)
を入力して論理和演算することで第2チャネルビットス
トリーム(CBS2)を発生する。この場合、第3検出
信号(D3)が論理演算に利用されない。
【0029】図10は図5に図示された信号処理部(3
0)の第2実施形態による回路を表している。図10に
図示された信号処理部(30)は高周波信号(RF)と
差動高周波信号(DRF)の和信号を利用して第1ピッ
ト列(P1)に対応する第1チャネルビットストリーム
(CBS1)を検出して、高周波信号(RF)と差動高
周波信号(DRF)の差信号を利用して第2ピット列
(P2)に対応する第2チャンネルビットストリーム
(CBS2)を検出している。このために、図10に図
示された信号処理部(30)は差動高周波数信号(DR
F)を増幅させる増幅器(40)と、高周波信号(R
F)と増幅された差動高周波信号(DRF)の和信号
(MS)を発生するための加算器(42)と、高周波信
号(RF)と増幅された差動高周波信号(DRF)の差
信号(SS)を発生する減算器(44)と、和信号(M
S)をゼロクロッシングさせる第1比較器(46)及び
第1積分器(48)と、差信号(SS)をゼロクロッシ
ングさせる第2比較器(50)及び積分器(52)とを
具備する。増幅器(40)は差動高周波信号(DRF)
を任意の倍数(α)だけ増幅して出力する。加算器(4
2)は高周波信号(RF)と増幅された差動高周波信号
(DRF)を加算して図11に図示されたような和信号
を発生する。減算器(44)は高周波信号(RF)と増
幅された差動高周波信号(DRF)を減算して図11に
図示された差信号(SS)を発生する。第1比較器(4
6)は加算器(42)で出力される和信号(MS)と第
1積分器(48)で出力される基準電圧、即ち中心電圧
と比較して第1チャネルビットストリーム(CBS1)
を発生する。この場合、第1チャネルビットストリーム
(CBS1)は図11に図示されたように和信号(M
S)が中心電圧より大きい場合にハイ状態になり、小さ
い場合にロー状態になる矩形波の形態で発生される。第
1積分器(48)は第1比較器(46)の出力端子と反
転入力端子(−)の間に接続されて第1比較器(46)
の矩形波の信号を積分することで第1比較器(46)の
基準電圧で中心電圧を出力する。第2比較器(50)は
減算器(44)で出力される和信号(MS)と第2積分
器(52)で出力される中心電圧とを比較して第2チャ
ネルビットストリーム(CBS2)を発生する。第2チ
ャネルビットストリーム(CBS2)は図11に図示さ
れたように差信号(SS)が中心電圧より大きい場合に
ハイ状態になり、小さい場合にロー状態になる矩形波で
ある。第2積分器(52)は第2比較器(50)の出力
端子と反転入力端子(−)の間に接続されて第2比較器
(50)の出力信号を積分することで中心電圧を第2比
較器(50)の基準電圧を出力する。
【0030】このように、信号処理部(30)は第1及
び第2ピット列(P1、P2)に対応する第1及び第2
チャネルビットストリーム(CBS1、CBS2)を同
時に検出する。この場合、第1及び第2チャネルビット
ストリーム(CBS1、CBS2)は同時に復調された
り、使用者の選択によりいずれか一つだけを選択して復
調することができる。特に、第1及び第2ピット列(P
1、P2)が元来の情報を時分割して交互に記録されて
いる場合にマルチプレックサを利用して第1及び第2チ
ャネルビットストリーム(CBS1、CBS2)を一定
の周期ごとに交互に選択して出力することで元来の情報
形態で復調することができる。
【0031】図12は図5の図示された信号処理部(3
0)の第3実施形態に対する回路を表している。特に、
図12に図示された信号処理部(30)は一つのデュア
ルピット(22A)が既存の一つのピットに対応するよ
うに記録された情報を再生することができるだけでな
く、第1及び第2ピット列(P1、P2)で記録された
情報も再生することができるようになる。
【0032】図12に図示された信号処理部(30)は
高周波信号(RF)をレベルスライスする第1比較器
(54A)と、差動高周波信号(DRF)をレベルスラ
イスする第2及び第3比較器(54B、54C)と、第
2及び第3比較器(54B、54C)の出力信号を選択
的に出力するマルチプレックサ(56)とを具備する。
第1比較器(54A)は高周波信号(RF)を第1基準
電圧(Verf1)と比較して図13に図示されたよう
に第1検出信号(D1)を発生する。ここで、第1基準
電圧(Vref1)は高周波信号(RF)のハイレベル
と中間レベルの間の電圧値に設定される。第1検出信号
(D1)は高周波信号(RF)がハイレベルである場
合、即ち第1及び第2ピット列(P1、P2)ともミラ
ー部である場合だけハイ状態となる。この第1検出信号
(D1)は一つのデュアルピット(22A)の全体にわ
たって単一ピット列として記録された場合に該当する第
1チャネルビットストリーム(CBS1)に相当する。
第2比較器(54B)は差動高周波信号(DRF)を第
2基準電圧(Vref2)と比較して図13に図示され
たような第2検出信号(D2)を発生する。ここで、第
2基準電圧(Vref2)は差動高周波信号(DRF)
のハイレベルと中間レベルの間の電圧値に設定される。
第2検出信号(D2)は差動高周波信号(DRF)がハ
イレベルである場合、即ちデュアルピット(22A)の
中第1ピット列(P1)だけミラー部である場合にハイ
状態の電圧レベルを有する。この第2検出信号(D2)
はデュアルピット列(22)の中第1ピット列(P1)
で記録された情報に対応する。第3比較器(54C)は
差動高周波信号(DRF)を上述した第3基準電圧(V
ref3)と比較して図13に図示されたような第3検
出信号(D3)を発生する。ここで、第3基準電圧(V
ref3)は高周波信号(RF)の中間レベルとローレ
ベルの間の電圧値に設定される。第3検出信号(D3)
は差動高周波信号(DRF)がローレベルである場合、
即ちデュアルピット(22A)の中第2ピット列(P
2)だけミラー部である場合にロー状態の電圧レベルを
有する。この第3検出信号(D3)はデュアルピット列
(22)の中第2ピット列(P2)で記録された情報に
対応する。マルチプレックサ(56)は、制御ライン
(55)を通して外部から入力される制御信号により第
2及び第3比較器(54B、54C)から入力される第
2及び第3検出信号(D2、D3)を選択して出力す
る。ここで、第1ピット列(P1)と第2ピット列(P
2)が同じチャネルの情報が時分割されて記録された情
報である場合には、マルチプレックサ(54)は第2及
び第3検出信号(D2、D3)を時分割された周期で交
互に出力する。これによって、マルチプレックサ(5
6)は図13に図示されたように時間的に連続した第2
チャネルビットストリーム(CBS2)を出力する。反
対に、第1ピット列(P1)と第2ピット列(P2)に
それぞれ異なるチャネル情報が記録された場合には、マ
ルチプレックサ(56)は制御ライン(53)を通す制
御信号により第2検出信号(D2)と第3検出信号(D
3)の中のいずれか一つだけを選択して出力する。これ
によって、マルチプレックサ(56)は第1ピット列
(P1)に対応するチャネルビットストリーム(CB
S)を出力したり、第2ピット列(P2)に対応するチ
ャネルビットストリーム(CBS)を出力することがで
きる。
【0033】図14は図5に図示されたトラッキングエ
ラー検出部(32)の第1実施形態に対する詳細回路を
表している。図14のトラッキングエラー検出部(3
2)は信号検出部(28)から出力された差動高周波信
号(DRF)をレベルスライスする第1及び第2比較器
(58A、58B)と、第1及び第2比較器(58A、
58B)の出力信号それぞれを所定の期間だけ遅延させ
る第1及び第2遅延器(60)の各出力信号を論理積演
算する第1アンドゲート(64)と、第2遅延器(6
2)の各出力信号を論理積を演算する第2アンドゲート
(66)と、第1、第2アンドゲート(64、66)の
出力信号それぞれに応答して差動高周波信号(DRF)
をサンプリング及びホールドする第1、第2スイッチ
(68、70)と、第1及び第2スイッチ(68、7
0)の出力段に接続された加算器(72)とを具備す
る。
【0034】図15は図7に図示されたトラッキングエ
ラー検出部(32)の第2実施形態に対する詳細回路を
表している。図15のトラッキングエラー検出部(3
2)は信号検出部(28)で出力された差動高周波信号
(DRF)を積分するローパスフィルター(LPF)
(74)を具備する。図15のこのローパスフィルター
(74)は信号検出部(28)から出力される差動高周
波信号(DRF)を積分することで差動高周波信号(D
RF)の平均電圧値をトラッキングエラー信号(Te)
として発生する。
【0035】図16は図7に図示されたトラッキングエ
ラー検出部(32)の第3実施形態に対する詳細回路を
表している。図16のトラッキングエラー検出部(3
2)は信号検出部(28)で発生した差動高周波信号
(DRF)を半波整流する第1及び第2ダイオード(D
O1、DO2)と、第1及び第2ダイオード(DO1、
DO2)の出力信号それぞれを積分する第1及び第2ロ
ーパスフィルター(76、78)と、第1及び第2ロー
パスフィルター(76、78)の出力信号を比較してト
ラッキングエラー信号(Te)を発生する比較器(8
0)とを具備する。
【0036】図16のトラッキングエラー検出部(3
2)では、第1ダイオード(DO1)が信号検出部(2
8)で発生した差動高周波信号(DRF)を半波整流し
て出力する。第2ダイオード(DO2)も差動高周波信
号(DRF)を半波整流して出力する。第1ローパスフ
ィルター(76)は第1ダイオード(DO1)により+
の方向に半波整流された差動高周波信号(DRF)を積
分して比較器(80)に出力する。この場合、第1ロー
パスフィルター(76)は第1ダイオード(DO1)の
出力段とグラウンドの間に並列に接続された第1キャパ
シタ(C1)と第1抵抗(R1)で構成することができ
る。同様に、第2ローパスフィルター(78)は第2ダ
イオード(DO2)により−の方向に半波整流された差
動高周波信号(DRF)を積分して比較器(80)に出
力する。この場合、第2ローパスフィルター(78)も
第2ダイオード(DO2)の出力段とグラウンドの間に
並列に接続された第2キャパシタ(C2)と第2抵抗
(R2)とで構成させることができる。比較器(80)
は、第1及び第2ローパスフィルター(76、78)の
出力信号を比較してトラッキングエラー信号(Te)を
発生するようになっている。
【0037】図17は図5に図示されたトラッキングエ
ラー検出部(32)の第4実施形態に対する回路を表し
ている。図17のトラッキングエラー検出部(32)は
信号検出部(28)で発生した差動高周波信号(DR
F)をレベルスライスする第1及び第2比較器(82
A、82B)と、第1及び第2比較器(82A、82
B)の出力信号それぞれに応答して信号検出部(20)
で発生した高周波信号(RF)をサンプリング及びホー
ルドする第1及び第2スイッチ(84、86)と、第1
及び第2スイッチ(84、86)の出力信号を積分する
第1及び第2ローパスフィルター(88、90)と、第
1及び第2ローパスフィルター(88、90)の出力段
に接続された第3比較器(92)とを具備する。
【0038】図17のトラッキングエラー検出部(2
4)の第1比較器(82A)は図7に図示された第3比
較器(36C)のように信号検出部(28)で発生した
差動高周波信号(DRF)を第3基準電圧(Vref
3)と比較して第3検出信号(D3)を発生する。第3
検出信号(D3)はデュアルピット(22A)の第1ピ
ット列(P1)がミラー部である部分にだけハイ状態の
電圧レベルを有する。第2比較器(82B)は図7に図
示された第4比較器(36D)と同じに差動高周波信号
(DRF)を第4基準電圧(Vref4)と比較して第
4検出信号(D4)を発生する。第4検出信号(D4)
はデュアルピット(22A)の第2ピット列(P2)が
ミラー部である部分にだけロー状態の電圧レベルを有す
る。そして、第4検出信号(D4)は第2比較器(58
B)の出力段に接続されたインバータ(INV)により
反転される。信号検出部(28)で発生した高周波信号
(RF)は直流で接続された第1キャパシタ(C1)に
より直流(DC)成分が除去された状態(RF’)で第
1ノード(N1)に供給される。第1スイッチ(84)
は第1比較器(82A)から入力される第3検出信号
(D3)に応答して第1ノード(N1)を経由して入力
される高周波信号(RF’)をサンプリングまたはホー
ルドする。すなわち、第1スイッチ(84)は、第3検
出信号(D3)がハイ状態である場合に第1ノード(N
1)を通して入力される高周波信号(RF’)をサンプ
リングして第1ローパスフィルター(LPF1)で出力
し、かつ、第3検出信号(D3)がロー状態である場合
には高周波信号(RF’)をホールドして出力する。第
1抵抗(R1)と第2キャパシティー(C2)で構成さ
れた第1ローパスフィルター(88)は第1スイッチ
(84)の出力信号を積分して第2比較器(92)に出
力する。同様に、第2スイッチ(70)は第2比較器
(82B)から反転されて入力される第4検出信号(/
D4)に応答して第1ノード(N1)を経由して入力さ
れる高周波信号(RF’)をサンプリングまたはホール
ドする。すなわち、第2スイッチ(70)は、反転され
た第4検出信号(/D4)がハイ状態である場合に、第
1ノード(N1)を通して入力される高周波信号(R
F’)をサンプリングして第2ローパスフィルター(9
0)に出力し、かつ、反転された第4検出信号(/D
4)がロー状態である場合に高周波信号(RF’)をホ
ールドして出力する。第2抵抗(R2)と第2キャパシ
タ(C2)で構成された第2ローパスフィルター(9
0)は第2スイッチ(86)の出力信号を積分して第3
比較器(92)に出力する。第3比較器(92)は第1
及び第2ローパスフィルター(88、90)の出力信号
を比較してトラッキングエラー信号(Te)を発生す
る。
【0039】図18、図19はデュアルピット列(2
2)の幅を特定値に限定した場合に従来のCDなどと同
様の方法で高周波信号が得られることを表している。デ
ュアルピット列(22)に特定の波長の光ビーム(S
P)を、図18Aに示したように照射する場合に、光検
出器(PD)により検出される光ビームの反射率とピッ
ト幅との関係は図18Bに示したようになる。図18B
において、ピットが形成されない箇所に入射した光ビー
ム(SP)は全部反射するので光ビームの反射率が一番
高い。逆に、ピットが形成された箇所に入射された光ビ
ーム(SP)はピットが形成された部分により乱反射さ
れるので反射率が減少する。デュアルピット列(22)
のピット幅がΔから2Δに増加する間光ビームの反射率
は漸進的に減少し、また漸進的に増加する。ここで、Δ
はデュアルピット列(22)の一つのピット列に対する
ピットを表し、2Δはデュアルピット列(22)の双方
のピットの幅を表す。この結果、デュアルピット列(2
2)の幅(2Δ)が一つのピットの幅(Δ)と同一の反
射率を有するように設定すると、信号検出部(28)に
より検出された高周波信号(RF)は図19に図示され
たように既存のCDなどと同一に2状態の電圧値を有す
る形態で表れる。これによって、デュアルピット(22
A)の全体の長さが既存の一つのピットの長さに対応す
るように形成されると、既存のCDなどと同じ方法で高
周波信号(RF)をレベルしてチャネルビットストリー
ム(CBS)を検出することができる。この場合、本実
施形態による光記録媒体は既存のCDなどを再生するド
ライバで情報を再生することができる。一方、第1及び
第2ピット列(P1、P2)の形態で情報が記録された
場合には、図7に図示された信号処理部(30)を利用
して第1及び第2チャネルビットストリーム(CBS
1、CBS2)を検出する。詳細に説明すると、図7に
示された信号処理部(30)で比較部(36)は高周波
信号(RF)をレベルスライスする第1比較器(36
A)と、差動高周波信号(DRF)をレベルスライスす
る第3及び第4比較器(36C、36D)とを用いて第
1検出信号(D1)と第3及び第4検出信号(D3、D
4)を検出する。続いて、論理演算部(38)は比較部
(36)で検出された第1検出信号(D1)と第3及び
第4検出信号(D3、D4)を入力して論理演算するこ
とで第1及び第2ピット列(P1、P2)に対応する第
1及び第2チャネルビットストリーム(CBS1、CB
D2)を検出する。
【0040】図20は本実施形態のまた他の実施形態に
よる光記録媒体に形成されたピット列の構造を表してい
る。図20の光記録媒体(94)はトラック方向に沿っ
て上下に隣接配置された三重構造のピット列(96)を
具備する。
【0041】図20の光記録媒体(94)の三重ピット
列(96)は、螺旋状または同心円状のトラックの形態
で情報を格納する。トラック方向に沿って上下に隣接さ
れた三重ピット列(96)の幅は一つの光ビームにより
アクセスできる設定される。三重ピット列(96)でそ
れぞれのピット列は互いに独立に別々の情報源から記録
されるだけなく、一つの情報源から記録されることもあ
る。このような、光記録媒体は図5に図示された光再生
装置によりアクセスすることができる。
【0042】図5の光再生装置で光ピックアップ(2
6)は光記録媒体(94)に再生ビームを照射して反射
される光量を検出して複数の電気的信号に変換する。こ
の場合、光記録媒体(94)の情報記録面に形成された
三重ピット列(96)は一つの光ビームによりアクセス
される。図21に示された信号処理部(30)は、高周
波信号(RF)と差動高周波信号(DRF)をレベルス
ライスして矩形波の信号を発生する比較部(98)と、
比較部(98)から入力される矩形波の信号を論理演算
して第1〜第3チャネルビットストリーム(CBS1、
CBS2、CBS3)を発生する論理演算部(100)
とを具備する。
【0043】図21で比較部(98)は、高周波信号を
互いに異なる基準電圧でレベルスライスする第1及び第
3比較器(98A、98B、98C)と、差動高周波信
号(DRF)を互いに異なる基準電圧でレベルスライス
する第4及び第5比較器(98D、98E)とを備えて
いる。比較部(98)の第1比較部(98A)は、図2
2に示されたように高周波信号(RF)を第1基準電圧
(Vref1)と比較して第1検出信号(D1)を発生
する。第1検出信号(D1)は三重構造のピット列(9
6)がすべてミラー部である場合にハイ状態の電圧レベ
ルを有する。第2比較器(98B)は図22に示された
ように高周波信号(RF)を第2基準電圧(Vref
2)と比較演算して第2検出信号(D2)を発生する。
第2検出信号(D2)は三重ピット列(96)の中の二
つ以上の列がピット部である場合にロー状態の電圧レベ
ルを有する。第2検出信号(D2)は三重構造のピット
列(96)がすべてミラー部である場合にハイ状態の電
圧レベルを有する。第3比較器(98C)は図22に示
されたように高周波信号(RF)を第3基準電圧(Vr
ef3)と比較演算して第3検出信号(D3)を発生す
る。第3検出信号(D3)は三つのピット列(96)が
すべてピット部である場合にロー状態の電圧レベルを有
する。第4比較器(98D)は図22に図示されたよう
に差動高周波信号(DRF)を第4基準電圧(Vref
4)と比較演算して第4検出信号(D4)を発生する。
第4検出信号(D4)は三重ピット列(96)の内周側
のピット列はミラー部であり外周側のピット列がピット
部である場合にハイー状態の電圧レベルを有する。第5
比較器(98E)は図22に図示されたように差動高周
波信号(DRF)を第5基準電圧(Vref5)と比較
演算して第5検出信号(D5)を発生する。第5検出信
号(D5)は三重構造のピット列(96)で内周側のピ
ット列はピット部であり外周側のピット列がミラー部で
ある場合にロー状態の電圧レベルを有する。
【0044】図21の論理演算部(100)は比較部
(98)から入力される第1〜第5検出信号(D0〜D
5)を次のブール代数の式2のように論理演算して三重
ピット列(96)の各ピット列に相当する第1〜第3チ
ャネルビットストリーム(CBS1、CBS2、CBS
3)を発生する。
【0045】式2 CBS1=D1+D2・D5+D3・D4 CBS2=D1+D2・(D4+/D5)+D3・/D
4・D5 CBS3=D1+D2・/D4+D3・/D5
【0046】以下詳細に説明する。論理演算部(10
0)の第1アンドゲート(AND1)は第2検出信号
(D2)と第4検出信号(D4)を論理積演算して出力
する。第2アンドゲート(AND2)は第3検出信号
(D3)と第4検出信号(D4)を論理積演算して出力
する。第1ORゲート(OR1)は第1検出信号(D
1)と第1アンドゲート(AND1)の出力及び第2ア
ンドゲート(AND2)の出力を論理和演算する。この
結果、第1ORゲート(OR1)は図22に示したよう
に三重ピット列(96)で内周側のピット列に該当する
第1チャネルビットストリーム(CBS1)を発生す
る。第2ORゲート(OR2)は第4検出信号(D4)
と第1インバータ(INV1)により反転された第5検
出信号(/D5)を論理和演算して出力する。第3アン
ドゲート(AND3)は第2検出信号(D2)と第2O
Rゲート(OR2)の出力を論理積演算して出力する。
第4アンドゲート(AND4)は第3検出信号(D
3)、第5検出信号(D5)、第2インバータ(INV
2)により反転された第4検出信号(D4)を論理積演
算して出力する。第3ORゲート(OR3)は第1検出
信号(D1)、第3アンドゲート(AND3)の出力、
第4アンドゲート(AND4)の出力を論理和演算して
出力する。この結果、第3ORゲート(OR3)は図2
2に図示されたように三重ピット列(96)で中央部の
ピット列に該当する第2チャネルビットストリーム(C
BS2)を発生する。第5アンドゲート(AND3)は
第2検出信号(D2)と反転された第4検出信号(/D
4)を論理積演算して出力する。第6アンドゲート(A
ND6)は第3検出信号(D3)と反転された第5検出
信号(/D5)を論理積演算して出力する。第4ORゲ
ート(OR4)は第1検出信号(D1)、第5アンドゲ
ート(AND5)の出力、第6アンドゲート(AND
6)の出力を論理和演算して出力する。この結果、第4
ORゲート(OR4)は図22に図示されたところのよ
うに三重ピット列(96)の中の外周側のピット列に該
当する第3チャネルビットストリーム(CBS3)を発
生する。このように、信号処理部(30)は三重ピット
列(96)の各ピット列に対応する第1〜第3チャネル
ビットストリーム(CBS1、CBS2、CBS3)を
同時に検出する。
【0047】一方、前述したように隣接した少なくとも
二つのトラックに一つの光ビームを照射して情報を再生
する方法は、比較的に長波長の光源を利用して高密度で
記録された情報を再生する方法にも適用することができ
る。すなわち、前述した光再生方法を利用して短波長の
光源(即ち、ブルーレーザ)に対応してトラックピッチ
が狭く記録された情報を長波長の光源(即ち、レドレー
ザ)を利用して再生することができる。
【0048】図23には、通常の再生専用CD、DVD
などの適用される高密度トラック構造が図示されてい
る。図示された光記録媒体(104)で任意の隣接した
2トラック(102n、102n+1)が一つの再生ビ
ーム(SP1)により同時にアクセスできる程度にトラ
ックピッチ(Tp)が小さく設定されていることが分か
る。例えば、短波長の光源に対応してトラックピッチが
狭く設定されたトラックに長波長の光源を再生ビームで
照射すると、前記のようなトラックと光スポットの関係
が作られる。これによって、隣接した2トラック(10
2n、102n+1)それぞれに形成されたピット列が
一つの再生ビーム(SP1)によって同時にアクセスさ
れる。この場合、2トラック(102n、102n+
1)それぞれに記録されたピット列情報を再生する方法
としては各トラック(102n、102n+1)に対応
される第1チャネルまたは第2チャネルだけを利用して
再生する方法と、第1チャネルまたは第2チャネルすべ
てを利用して再生する方法で実施することができる。
【0049】まず、第1及び第2チャネルの情報再生の
ために第1チャネルまたは第2チャネルの情報だけを利
用する場合に螺旋状のトラックに照射される再生ビーム
は隣接したトラック間の境界部を追跡する形態で照射す
る。この場合、再生ビームは図23に図示されている第
1、第2、第3再生ビーム(SP1、SP2、SP3)
の順序でトラックジャンプ無しに内周側から外周側に進
む。このような再生ビーム(SP1、SP2、SP3)
により再生される情報の中で第1チャネルまたは第2チ
ャネルの情報だけを検出することで第1及び第2チャネ
ルの情報を時間的に連続して再生することができる。反
面に、第1及び第2チャネルの情報を再生するために二
チャネルの情報を双方とも利用する場合には、再生ビー
ムは図23に図示された第1及び第3再生ビーム(SP
1、SP3)の順序で進む。この場合、再生ビーム(S
P1またはSP3)はトラック1回転ごとにトラックジ
ャンプ線(TJP)で1トラックをジャンプして隣接し
たトラック間の境界部を追跡する形態で照射される。こ
のような再生ビーム(SP1またはSP3)により同時
にピックアップされた第1及び第2チャネルの情報の中
の一チャネルの情報はトラック1回転単位でメモり格納
した後、マルチプレックシングすることで時間順に配列
された第1及び第2チャネルの情報を二倍連続で再生す
ることができる。
【0050】また、図23に図示されたようにトラック
方向(即ち、接線方向)の超解像の光スポット(SP)
を再生ビームとして利用する場合に解像度を向上させる
ことができるので、長波長の光源を利用しても比較的に
小さいピットなどで読み出すことができる。このような
超解像度のビームスポットはアメリカ特許560062
0などに公開された公知技術により実現することができ
る。
【0051】このように高密度トラック構造を有する光
記録媒体は図5に図示された光再生装置によりアクセス
されることができる。図5で光ピックアップ(26)は
光記録媒体(104)の情報記録面に再生ビームを照射
し、反射したビームの量を検出して複数の電気的信号に
変換する。この場合、隣接した2トラックに形成された
第1及び第2ピット列は一つの光ビームによりアクセス
される。信号検出部(28)は光ピックアップ(26)
から入力した複数の電気的信号を前述したように信号処
理して4状態の電圧レベルを有する高周波信号(RF)
と差動高周波信号(DRF)を検出する。信号処理部
(30)は信号検出部(28)から入力される高周波信
号(RF)と差動高周波信号(DRF)をそれぞれレベ
ルスライスして矩形波の形態に変換した後、論理演算す
ることでチャネルビットストリーム(CBS)を発生す
る。そのための信号処理部(30)は図7に示した構成
を有し、すでに詳述してあるのでこれに対する説明は省
略する。第1及び第2チャネルの情報再生に際して、第
1チャネルまたは第2チャネルビットストリーム(CB
S1、CBS2)の中の一つだけを出力して復調する。
一方、第1及び第2チャネルの情報再生時に、第1及び
第2チャネルの双方の情報を利用する場合は、図24に
図示されたように信号処理部(30)にはメモリ(10
6)及びマルチプレックサ(108)が追加される。図
24でメモり(106)は論理演算部(38)からの第
2チャネルビットストリーム(CBS2)を一定単位
(即ち、トラック1回転単位)で格納する。マルチプレ
ックサ(108)は論理演算部(38)からの第1チャ
ネルビットストリーム(CBS1)とメモリ(106)
の第2チャネルビットストリーム(CBS2)を所定の
周期(即ち、トラック1回転単位)ごとに交互に選択し
て出力する。これによって、第1及び第2チャネルビッ
トストリーム(CBS1、CBS2)が時間順に配列さ
れたチャネルビットストリーム(CBS)が出力されて
復調される。
【0052】図25には、通常の記録可能な光記録媒体
に適用される高密度トラック構造と再生ビームにより検
出される信号波形が図示されている。図25に示された
光記録媒体(110)で隣接した山のトラック(11
2)と谷のトラック(114)が一つの再生ビーム(S
P)により同時にアクセスできる程度にトラックピッチ
が小さく設定されている。これによって、隣接した山と
谷のトラック(112、114)に形成されたピット列
が一つの再生ビーム(SP)により同時にアクセスされ
る。この場合、隣接した山と谷のトラック(112、1
14)それぞれに記録された第1及び第2チャンネルの
情報を第1チャネルまたは第2チャネルの情報だけを利
用する場合と、第1及び第2チャネルの双方の情報を利
用する場合とがある。第1及び第2チャネルの情報のい
ずれか一つの情報だけを利用する場合、再生ビーム(S
P)は山と谷のトラックの境界部を追跡しながら山と谷
の境界部、谷と山の境界部、山と谷の境界部のような順
でトラックジャンプ無しに移動する。
【0053】第1及び第2チャネルの情報を時間的に連
続して再生することができる。一方、第1及び第2チャ
ネルの双方の情報を利用する場合には再生ビーム(S
P)はトラック1回転ずつ1トラックをジャンプして山
と谷の境界部を追跡する形態で照射する。このような再
生ビームによって同時にピックアップされた第1及び第
2チャネルの情報の中の一つのチャネルの情報は一定の
単位、即ちトラック1回転単位でメモり格納した後、マ
ルチプレックシングすることで時間順に配列された第1
及び第2チャネルの情報を再生することができる。この
場合、二倍速の再生が可能な利点がある。
【0054】このように高密度の山と谷のトラック(1
12、114)に記録された情報は前述した図5に図示
された光再生装置により再生できる。図5で光ピックア
ップ(26)は光記録媒体(110)の山と谷の境界部
に沿って再生ビームを照射して、反射される光量を検出
して複数の電気的信号に変換する。信号検出部(28)
は光ピックアップ(26)からの電気的信号を加算増幅
することで図25に示されたような高周波信号(RF)
を検出する。また、信号検出部(28)は光ピックアッ
プ(26)からの電気的信号を差動増幅して図25に示
されたような差動高周波信号(DRF)を発生する。こ
の場合、信号検出部(28)で検出された高周波信号
(RF)と差動高周波信号(DRF)は前述した再生専
用の光記録媒体で検出された高周波信号及び差動高周波
信号と逆の位相を有する。これは山と谷のトラックで反
射される光量が互いに相反することによる。これによっ
て、高周波信号(RF)は、図7に示された信号処理部
(30)の第3及び第4比較器(36C、36D)に入
力され、差動高周波信号(DRF)は第1及び第2比較
器(36A、36D)に入力される。信号処理部(3
0)は高周波信号(RF)と差動高周波信号(DRF)
を前述したように信号処理することで第1及び第2チャ
ネルビットストリーム(CBS1、CBS2)を検出す
る。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光記
録媒体によると少なくとも二つ以上のピット列を一つの
光ビームにより再生することができるように上下に隣接
させて配置するしたので記録密度を最小2倍以上に増加
させることができる。また、デュアルピット形態で情報
が格納される場合にデュアルピットの総長さを一つのピ
ット長さに対応して形成させると既存のCD、DVDな
どのような光記録媒体と互換性を持たせて同一のドライ
バでも情報再生が可能となる。さらに、本発明による光
記録媒体再生方法及び装置によると少なくとも二つ以上
の隣接配置されたピット列の形態で記録された情報を一
つの光ビームを照射して同時に再生することができる。
さらに、本発明による光記録媒体再生方法及び装置によ
ると特定波長の光ビームに比べてトラックピッチが比較
的に狭く設定された光記録媒体から信頼性のある情報を
再生することができる。これによって、光記録媒体のト
ラックピッチを特定波長のレーザダイオードに対応する
通常のトラックピッチより値を少なく設定することがで
きるので記録密度を大幅に向上させることができる。ま
た、短波長(即ち、青色)に適合したトラックピッチを
有する光記録媒体を長波長(赤色)レーザダイオードで
再生することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の光記録媒体に形成されたピット列を表
す図面である。
【図2】 通常的な光記録媒体の記録及び再生方法を表
す流れ図である。
【図3】 は従来の光記録媒体に形成されたピット列か
ら再生された信号を表す波形図である。
【図4】 は本発明の実施形態による光記録媒体に形成
されたデュアルピット列を表す図面である。
【図5】 本発明の実施形態による光再生の装置を表す
ブロック図である。
【図6】 図5に図示された信号検出部の詳細回路図で
ある。
【図7】 図5に図示された信号処理部の詳細回路図で
ある。
【図8】 図6に図示された信号検出部と図7に図示さ
れた信号処理部の各構成要素などから出力される信号を
表す波形図である。
【図9】 図7に図示された論理演算部の第2実施形態
を表す回路図である。
【図10】 図5に図示された信号処理部の第2実施形
態を表す回路図である。
【図11】 図10に図示された信号処理部に含まれる
各構成要素などの出力信号などを表す波形図である。
【図12】 図5に図示された信号処理部の第3実施形
態を表す回路図である。
【図13】 図12に図示された信号処理部に含まれる
各構成要素などの出力信号などを表す波形図である。
【図14】 図5に図示されたトラッキングエラー検出
部の第1実施形態を表す回路図である。
【図15】 図5に図示されたトラッキングエラー検出
部の第2実施形態を表す回路図である。
【図16】 図5に図示されたトラッキングエラー検出
部の第3実施形態を表す回路図である。
【図17】 図5に図示されたトラッキングエラー検出
部の第4実施形態を表す回路図である。
【図18】 図4に図示されたピットの幅の条件を説明
する図面である。
【図19】 図4に図示されたピットの幅が図18に図
示された条件を満足する場合の図5に図示された信号検
出部から出力される信号を表す波形図である。
【図20】 本発明の他の実施形態による光記録媒体に
形成された三重ピット列の構造を表す図面である。
【図21】 図5に図示された信号処理部部の第4実施
形態を表す回路図である。
【図22】 図21に図示された信号処理部の各構成要
素などの出力信号などを表す波形図である。
【図23】 再生専用の高密度の光記録媒体のトラック
構造と再生ビームの関係を表す図面である。
【図24】 図5の光再生装置で図23の光記録媒体を
再生する場合に信号処理部に対する他の実施形態を表す
図面である。
【図25】 記録の可能な高密度の光記録媒体のトラッ
ク構造と再生ビームの関係とその再生ビームによって検
出される信号波形を表す図面である。
【符号の説明】
10、20、94、104、110:光記録媒体 12、22、96:ピット列 12A:ピット部 12B:ミラー部 22A:デュアルピット 24:スピンドルモータ 26:光ピックアップ 28:信号検出部 28A、42:加算増幅器 28B、44:自動増幅器 30:信号処理部 32:トラッキングエラー検出部 34:トラッキングサーボ 36、98:比較部 36A〜36D、46、50、54A〜54C、58
A、58B、80、82A、82B、92、98A〜9
8E:比較器 38、100:論理演算部 40:増幅器 42:加算増幅器 48、52:積分器 56、108:マルチプレックサ 60、62:遅延器 64、66:アンドゲート 68、70、84、86:スイッチ 74、76、78、88、90:ローパスフィルター 72:加算器 102n、102n+1:トラック 106:メモリ 112:山のトラック 114:谷のトラック

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを照射して情報を記録又は再生
    する光記録媒体において、情報がピット列として記録さ
    れた同心円及び螺旋のいずれか一つの形状を有するトラ
    ックを形成させた情報記録面を有し、その記録面の少な
    くとも二つのピット列が一つの光ビームにより再生され
    るように隣接させて配置されていることを特徴とする光
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記少なくとも二つのピット列は第1情
    報に対応する第1ピット列と第2情報に対応する第2ピ
    ット列とで構成されることを特徴とする請求項1記載の
    光記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記第1情報と第2情報は同じ一つの情
    報源からの情報であることを特徴とする請求項2記載の
    光記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記第1情報と第2情報は同じ一つの情
    報源から時分割された情報であることを特徴とする請求
    項3記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記第1情報と第2情報は別々の異なる
    情報源の情報であることを特徴とする請求項2記載の光
    記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2ピット列を構成してい
    る第1及び第2ピットの隣接した二つのピットの長さを
    一つの記録マークとして第1情報に対応させて記録した
    ことを特徴とする請求項2記載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記情報記録面は使用者の情報を記録す
    ることができる記録層であることを特徴とする請求項1
    記載の光記録媒体。
  8. 【請求項8】 情報がピット列として記録されているト
    ラックを有する光記録媒体に対して少なくとも二つのト
    ラックに一つの光ビームを照射する第1ステップと;複
    数に分割されている光検出器により光記録媒体から反射
    された光を検出して変換した光検出信号を組み合わせて
    複数の高周波信号を検出する第2ステップと;前記複数
    の高周波信号を信号処理して前記少なくとも二つのトラ
    ックのそれぞれに対応する情報を検出する第3ステップ
    とを含むことを特徴とする光再生方法。
  9. 【請求項9】 前記第2ステップで前記光検出信号を加
    算増幅して高周波信号を発生して、前記光検出信号の中
    の前記光記録媒体の内周側で反射された光量に対応する
    光検出信号と外周側で反射された光量に対応する光検出
    信号を差動増幅して差動高周波信号を発生させることを
    特徴とする請求項8記載の光記録媒体の再生方法。
  10. 【請求項10】 前記高周波信号と差動高周波信号を利
    用してトラッキング信号を検出してトラッキングを行う
    ステップをさらに含むことを特徴とする請求項9記載の
    光記録媒体の再生方法。
  11. 【請求項11】 前記光記録媒体は情報がピット列とし
    て記録されて同心円及び螺旋の中のいずれか一つの形状
    を有するトラックとなった情報記録面を備えて、少なく
    とも二つのピット列が一つの光ビームによって再生され
    るように隣接させて配置したことを特徴とする請求項8
    記載の光再生方法。
  12. 【請求項12】 前記光記録媒体は短波長の光源に対応
    するようにトラックが形成されていて、長波長の光源で
    再生することを特徴とする請求項8記載の光再生方法。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも二つのトラックそれぞ
    れに記録されたピットが、そのトラックの半径方向で隣
    接したピットの長さが一つの記録マークの長さに対応す
    るように記録されていて、そのピットの長さに対応する
    情報を検出することを特徴とする請求項8記載の光再生
    方法。
  14. 【請求項14】 前記光ビームが前記少なくとも二つの
    トラックに沿って追跡するようにし、前記少なくとも二
    つのトラックのいずれか一つのトラックの情報だけを検
    出することを特徴とする請求項8光記載の光再生方法。
  15. 【請求項15】 前記光ビームがトラック1回転ずつジ
    ャンプしながら前記少なくとも二つのトラックに沿って
    追跡するようにし、前記少なくとも二つのトラックの中
    のいずれか一つのトラックの情報だけを検出することを
    特徴とする請求項8記載の光再生方法。
  16. 【請求項16】 情報がピット列として記録されたトラ
    ックを有する光記録媒体に対して少なくとも二つのトラ
    ックに一つの光ビームを照射する発生手段と;前記光記
    録媒体から反射された光を複数に分割されている検出セ
    ルで検出して変換した光検出信号を組み合わせて複数の
    高周波信号を検出する信号検出手段と;前記複数の高周
    波信号を信号処理して前記少なくとも二つのトラックそ
    れぞれに対応する情報を検出することを特徴とする光再
    生装置。
  17. 【請求項17】 前記信号検出手段は前記光検出信号を
    加算増幅して高周波信号を発生する加算増幅手段と、前
    記光検出信号の前記光記録媒体の内周側で反射された光
    量に対応される光検出信号と外周側で反射された光量に
    対応される光検出信号を差動増幅して差動高周波信号を
    発生する差動増幅手段とを具備することを特徴とする請
    求項16記載の光記録媒体の再生装置。
  18. 【請求項18】 前記高周波信号と差動高周波信号を利
    用してトラッキングエラー信号を検出するトラッキング
    エラー検出手段と、前記トラッキングエラー信号に応答
    してトラッキングを行うトラッキングサーボ手段とを具
    備することを特徴とする請求項17記載の光記録媒体の
    再生装置。
  19. 【請求項19】 前記光記録媒体は情報がピット列とし
    て記録されて同心円及び螺旋の中のいずれか一つの形状
    を有するを備えた情報記録面を有し、少なくとも二つの
    ピット列が一つの光ビームによって再生されるように隣
    接して配置されたことを特徴とする請求項16記載の光
    再生装置。
  20. 【請求項20】 前記光記録媒体は短波長の光源に対応
    してトラックが形成されていて、長波長の光源で再生す
    ることを特徴とする請求項16記載の光再生装置。
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