JP3196440B2 - 光記録媒体のデータ記録方法、光記録媒体のデータ記録装置及び光記録媒体のデータ再生装置 - Google Patents

光記録媒体のデータ記録方法、光記録媒体のデータ記録装置及び光記録媒体のデータ再生装置

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JP3196440B2 JP20416493A JP20416493A JP3196440B2 JP 3196440 B2 JP3196440 B2 JP 3196440B2 JP 20416493 A JP20416493 A JP 20416493A JP 20416493 A JP20416493 A JP 20416493A JP 3196440 B2 JP3196440 B2 JP 3196440B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録面上のトラックに
ピットとミラー面からなるピット列で記録データを表現
して記録する光ディスク、光磁気ディスク、情報カード
などの光記録媒体のデータ記録方法、光記録媒体のデー
タ記録装置及び光記録媒体のデータ記録装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体、例えばCAV(角速度一
定)方式で回転駆動される光記録媒体(以下、光ディス
クと記す)の記録フォーマット、例えばデータ部の記録
フォーマットは、図18に示すように、トラック中心T
c上に、ピット幅dが0.5μm、1クロック当りのピ
ット長が0.86μmで形成されたピットPが、光ディ
スクの径方向に1.6μmのトラックピッチTpで形成
されると共に、ピットPのトラック方向の位置が揃った
フォーマットに形成されている。そして、ピットPのな
い部分はミラー面とされている。
【0003】これらの寸法は、製造上の制約や再生用の
レーザ光源から出射されるレーザビームが照射された光
ディスクの記録面におけるビームスポットBSの直径の
大きさに基づく。
【0004】光ディスクの記録密度を高めるためには、
トラックピッチTp、ピット長、ビームスポットBSの
サイズを小さくすることが考えられる。
【0005】例えば、光磁気ディスクでは、アクセス単
位のデータに基づいて記録されたピットと他のアクセス
単位のピットが独立であって、アクセス単位の全てのデ
ータを書き換えなければならないという制約はあるが、
レーザビームのスポットサイズを維持したままスポット
の走査速度を遅くし、前に形成したピットの一部に次に
形成するピットを重ねて形成する、いわゆるオーバーラ
イトにより、ピット長を実質的に短くして高記録密度化
を図っている。すなわち、トラック方向に記録密度を高
め、例えば同じ径の再生専用型光ディスクとしての、い
わゆるコンパクトディスクに比して記録密度が高い光磁
気ディスクが実現されている。
【0006】また、上述の如き記録フォーマットを有す
る光ディスクに記録したデータを再生するには、光ディ
スクを例えばCAV方式っで回転させ、トラック中心T
c上に再生用のレーザビームを照射することにより、相
対的にレーザビームのビームスポットBSで光ディスク
の記録面を走査し、該記録面による上記レーザビームの
反射光を受光素子で受光して、その反射光量に応じた信
号レベルの検出信号を上記受光素子から得るようにす
る。そして、上記受光素子による検出信号に信号処理回
路で復調処理を施すことにより、上記検出信号からデー
タを再生する。
【0007】すなわち、ミラー面を反射して受光素子に
入射した反射光は、ミラー面にてほぼ全反射された光で
あるため、その反射光量は多く、受光素子からは信号レ
ベルの高い検出信号が出力されることになる。一方、ピ
ットにて変調を受けた反射光の光量は、ミラー面にて反
射された光の量よりも少なく、従って、受光素子からは
信号レベルの低い検出信号が出力されることになる。
【0008】そして、後段の信号処理回路で、まず、上
記受光素子からシリーズに出力される検出信号を、所定
のクロックタイミングにてサンプリングして、パルスの
振幅が信号レベルに応じた値を有する二値化データに変
換し、この二値化データについて、エラー訂正のために
施されている符号化処理(パリティ付加及びインターリ
ーブ処理)に対応する復号化処理を施して、再生データ
を取り出す。
【0009】この場合、ピットPに対応したデータが論
理的に「1」となり、ミラー面に対応したデータが論理
的に「0」となることから、例えば「1」又は「0」が
長く続くようなデータの場合、DCバランスのずれが大
きくなり、即ちDSV(Digital Sum Value )の値が
(−)側か(+)側かに偏ることとなり、サーボ制御系
の不安定状態を引き起こすという問題が生じる。
【0010】さらに、このデータ記録は、実質的にデー
タ長が大きくなり、記録データの高密度化において不利
になるという問題がある。
【0011】一方、他の記録方法としては、ピットとミ
ラー面の境界を論理的に「1」とし、境界以外のピット
の部分及びミラー面の部分を論理的に「0」としてデー
タ記録する方法がある。再生の場合も同様である。この
場合、上記方式と違って、データ長を大きくする必要が
なくなるため、記録データの高密度化において有利にな
る。
【0012】そこで、従来では、光ディスクへのピット
Pの記録(形成)において、EFM(Eight to Fourtee
n Modulation)方式を採用し、8ビットデータを14ビ
ットデータに変換してピット記録を行うようにしてい
る。従って、再生においては、信号処理回路において、
上記エラー訂正の復号化処理に併せてEFM処理の復号
化を行って、再生データを取り出すようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
光ディスクの径方向に記録密度を高めるためには、トラ
ックピッチを狭くしたり、ピット長を短くするととも
に、隣接トラック上のピットによるクロストークが生じ
ないようにレーザビームのスポットサイズを小さくする
ことなどが考えられる。
【0014】しかし、レーザビームのスポットサイズを
変えずにトラックピッチを狭くすると、レーザビームが
隣接トラックのピットにも照射されることによりクロス
トークが生じ、S/N(Signal to Noise ratio )が低
下したり、最悪の場合にはデータを再生することができ
なく虞れがある。また、レーザビームのスポットサイズ
は、レーザビームの波長に比例し、又、対物レンズの開
口率(NA:Numerical Aperture)に反比例するので、
上記クロストークを無くすためにレーザビームのスポッ
トサイズを小さくするには、短波長のレーザ光源の開発
や、NAを大きくするために高価で大きなレンズが必要
となるという問題がある。
【0015】また、上記EFM方式においては、8ビッ
トデータを14ビットデータに変換して記録するため、
高密度記録には不利になっている。高密度記録のために
はダイレクトにデータを記録する方式を採用したいが前
述のように、DCバランスのずれが大きくなるという問
題がある。
【0016】さらに、上記従来の光ディスクは、記録デ
ータを、トラック中心Tc上に形成されたミラー面Mと
ピットPによるピット列パターンによって具現させるよ
うにしていることから、ピットPの形成個数や形成範囲
は、記録データに応じて各トラック毎に異なることにな
る。即ち、1トラック当りのデータ部におけるピットP
とミラー面Mの比率が同じではなく、また、その比率
は、トラック間において異なる。これは、光ディスクの
作製において、スタンパーを用いて射出成形法等で樹脂
基板上にスタンパー上の記録パターン(ピットPとミラ
ー面Mとからなるピット列パターン)を転写する際、溶
融樹脂のキャビティ内への流れ込み速度が、スタンパー
上の凹凸の粗密状態によって、キャビティ全体にわたっ
て均一とはならなくなり、溶融樹脂のスタンパーへの被
着状態がばらつくことになる。その結果、完成した光デ
ィスクのピットPの形状が局部的に規定の形状とはなら
なくなり、また、ミラー面Mとなるべきところに欠けが
生じるなどの成形不良が生じるという問題がある。
【0017】この成形不良は、特に、サンプル・サーボ
方式を採用した光ディスクのサーボエリアにおいて多く
発生する。即ち、このサーボエリアは、通常、ミラー面
Mのみにて構成されたミラー部によってデータ部と分離
されており、そのため、ミラー部が光ディスクの径方向
に連続した形となる。このことから、光ディスクの作製
段階において、溶融樹脂がミラー部に対応する部分を急
速にキャビティの外周方向に流れ込むことになり、完成
された光ディスクのサーボ部は、径方向に連続するミラ
ー部によって、サーボピットの縁の部分が欠けるとい
う、いわゆるゴーストが発生することになる。
【0018】そこで、上述の如き従来の問題点に鑑み、
本発明の目的は、ピット幅、ピット長及び再生レーザビ
ームのスポットサイズを変えることなく、記録密度の異
なる複数の記録モードでデータ記録を行うことができる
光記録媒体のデータ記録方法を提供することにある。ま
た、本発明の他の目的は、論理的に「1」や「0」の連
続データがあったとしても、EFM等のデータ長を増大
を引き起こすような変調を行うことなく、DSVの値を
零にもっていくことができ、サーボ制御の安定化及び記
録データの高密度化を同時に図ることができる第1の記
録モードを含む光記録媒体のデータ記録方法を提供する
ことにある。また、本発明の他の目的は、上記第1の記
録モードに対してn倍の記録密度でデータ記録を行うこ
とができる第2の記録モードを含む光記録媒体のデータ
記録方法を提供することにある。さらに、本発明の他の
目的は、上記第1の記録モードや第2の記録モードによ
りも記録密度が高く、データを多値表現して記録する第
3の記録モードを含む光記録媒体のデータ記録方法を提
供することにある。
【0019】本発明の目的は、レーザ光源の波長を短く
したり、対物レンズのNAを大きくすることなく、動作
モードを切り換えて、光記録媒体の記録面に対して、各
種記録モードで記録密度が異なるデータ記録を行うこと
ができる光記録媒体のデータ記録装置を提供することに
ある。また、本発明の他の目的は、上記第1の記録モー
ドと第2の記録モードで光記録媒体にデータを記録する
ことができる光記録媒体のデータ記録装置を提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、上記第1の記録
モードと第3の記録モードで光記録媒体にデータを記録
することができる光記録媒体のデータ記録装置を提供す
ることにある。また、本発明の他の目的は、上記第2の
記録モードと第3の記録モードで光記録媒体にデータを
記録することができる光記録媒体のデータ記録装置を提
供することにある。さらに、本発明の他の目的は、上記
第1乃至第3の記録モードで光記録媒体にデータを記録
することができる光記録媒体のデータ記録装置を提供す
ることにある。
【0020】本発明の目的は、レーザ光源の波長を短く
したり、対物レンズのNAを大きくすることなく、動作
モードを切り換えて、記録密度が異なる各種記録モード
で光記録媒体に記録されたデータを再生することができ
る光記録媒体のデータ再生装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、上記第1の記録モードと第
2の記録モードで光記録媒体に記録された記録データを
再生することができる光記録媒体のデータ再生装置を提
供することにある。また、本発明の他の目的は、上記第
1の記録モードと第3の記録モードで光記録媒体に記録
された記録データを再生することができる光記録媒体の
データ再生装置を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、上記第2の記録モードと第3の記録モード
で光記録媒体に記録された記録データを再生することが
できる光記録媒体のデータ再生装置を提供することにあ
る。さらに、本発明の他の目的は、上記第1乃至第3の
記録モードで光記録媒体に記録された記録データを再生
することができる光記録媒体のデータ再生装置を提供す
ることにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明に係る光記録媒体のデータ記録方法は、
記録データを正論理データ及び負論理データで表現し、
光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポッ
トサイズに略々等しいトラックピッチを有するトラック
に、上記再生用の光ビームにより走査されるトラック中
心を基準として、その内周側あるいは外周側の一方にピ
ットとミラー面からなるピット列として上記正論理デー
タを記録するとともに、上記内周側あるいは外周側の他
方に上記ピット列におけるピットとミラー面を反転させ
た反転ピット列として上記負論理データを記録する第1
の記録モードと、前の連続する(n−1)本のトラック
に記録されたデータと入力データとの所定の論理演算に
より得られるデータを次のトラックの記録データとし、
光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポッ
トサイズの1/nのトラックピッチを有するトラック
に、ピットとミラー面からなるピット列として上記記録
データを記録する第2の記録モードとを有し、上記第1
の記録モード又は第2の記録モードで光記録媒体の記録
面にデータを記録することを特徴とする。
【0022】また、第2の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録方法は、記録データを正論理データ及び負論理デ
ータで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の光
ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチを
有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査さ
れるトラック中心を基準として、その内周側あるいは外
周側の一方にピットとミラー面からなるピット列として
上記正論理データを記録するとともに、上記内周側ある
いは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミラ
ー面を反転させた反転ピット列として上記負論理データ
を記録する第1の記録モードと、前の連続する(n−
1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
記録データとし、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピッチを
有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタから偏
倚した位置に位置するウォブルピットと、トラックセン
タ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記録デー
タを表現して記録する第2の記録モードとを有し、上記
第1の記録モード又は第2の記録モードで光記録媒体の
記録面にデータを記録することを特徴とする。
【0023】また、第3の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録方法は、前の連続する(n−1)本のトラックに
記録されたデータと入力データとの所定の論理演算によ
り得られるデータを次のトラックの記録データとし、光
記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポット
サイズの1/nのトラックピッチを有するトラックに、
ピットとミラー面からなるピット列として上記記録デー
タを記録する第1の記録モードと、前の連続する(n−
1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
記録データとし、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピッチを
有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタから偏
倚した位置に位置するウォブルピットと、トラックセン
タ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記録デー
タを表現して記録する第2の記録モードとを有し、上記
第1の記録モード又は第2の記録モードで光記録媒体の
記録面にデータを記録することを特徴とする。
【0024】さらに、第4の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録方法は、記録データを正論理データ及び負論理
データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
タを記録する第1の記録モードと、前の連続する(n−
1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
記録データとし、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピッチを
有するトラックに、ピットとミラー面からなるピット列
として上記記録データを記録する第2の記録モードと、
前の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデー
タと入力データとの所定の論理演算により得られるデー
タを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録
面における再生用の光ビームのスポットサイズの1/n
のトラックピッチを有するトラックに、ミラー面と、ト
ラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブルピッ
トと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピットに
より、上記記録データを表現して記録する第3の記録モ
ードとを有し、上記第1の記録モード、第2の記録モー
ド又は第3の記録モードで光記録媒体の記録面にデータ
を記録することを特徴とする。
【0025】上記課題を解決するために、第5の発明に
係る光記録媒体のデータ記録装置は、第1の記録モード
では入力データの正論理と負論理をとる論理演算により
得られる正論理データ及び負論理データを次のトラック
の記録データとするピットデータ及び反転ピットデータ
を生成し、第2の記録モードでは前の連続する(n−
1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
記録データとするピットデータを生成する演算処理手段
と、データ記録用の光ビームを出射する光源と、上記光
源からの光ビームを上記演算処理手段からのピットデー
タに応じて強度変調する光変調器と、上記光源から上記
光変調器を介して入射される光ビームを光記録媒体の記
録面に集光させる対物レンズと、上記対物レンズを通過
する光ビームのビームスポットを上記光記録媒体の径方
向に相対移動させる移動手段と、第1の記録モードと第
2の記録モードに動作モードを切り換える制御手段とを
備え、第1の記録モードでは、光記録媒体の記録面にお
ける再生用の光ビームのスポットサイズに略々等しいト
ラックピッチを有するトラックに、上記再生用の光ビー
ムにより走査されるトラック中心を基準として、その内
周側あるいは外周側の一方にピットとミラー面からなる
ピット列として上記正論理データを記録するとともに、
上記内周側あるいは外周側の他方に上記ピット列におけ
るピットとミラー面を反転させた反転ピット列として上
記負論理データを記録し、第2の記録モードでは、前の
連続する(n−1)本のトラックに記録されたデータと
入力データとの所定の論理演算により得られるデータを
次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録面に
おける再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのト
ラックピッチを有するトラックに、ピットとミラー面か
らなるピット列として上記記録データを記録することを
特徴とするものである。
【0026】また、第6の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録装置は、第1の記録モードでは入力データの正論
理と負論理をとる論理演算により得られる正論理データ
及び負論理データを次のトラックの記録データとするピ
ットデータ及び反転ピットデータを生成し、第2の記録
モードでは前の連続する(n−1)本のトラックに記録
されたデータと入力データとの所定の論理演算により得
られるデータを次のトラックの記録データするウォブル
ピットデータ及び非ウォブルピットデータを生成する演
算処理手段と、データ記録用の光ビームを出射する光源
と、上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からの
ピットデータに応じて強度変調する光変調器と、上記光
源からの光ビームを上記演算処理手段からのウォブルピ
ットデータに応じて微小偏向する光偏向器と、上記光源
から上記光変調器及び光偏向器を介して入射される光ビ
ームを光記録媒体の記録面に集光させる対物レンズと、
上記対物レンズを通過する光ビームのビームスポットを
上記光記録媒体の径方向に相対移動させる移動手段と、
第1の記録モードと第2の記録モードに動作モードを切
り換える制御手段とを備え、第1の記録モードでは、光
記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポット
サイズに略々等しいトラックピッチを有するトラック
に、上記再生用の光ビームにより走査されるトラック中
心を基準として、その内周側あるいは外周側の一方にピ
ットとミラー面からなるピット列として上記正論理デー
タを記録するとともに、上記内周側あるいは外周側の他
方に上記ピット列におけるピットとミラー面を反転させ
た反転ピット列として上記負論理データを記録し、第2
の記録モードでは、前の連続する(n−1)本のトラッ
クに記録されたデータと入力データとの所定の論理演算
により得られるデータを次のトラックの記録データと
し、光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのス
ポットサイズの1/nのトラックピッチを有するトラッ
クに、ミラー面と、トラックセンタから偏倚した位置に
位置するウォブルピットと、トラックセンタ上に位置す
る非ウォブルピットにより、上記記録データを表現して
記録することを特徴とするものである。
【0027】また、第7の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録装置は、第1の記録モードでは前の連続する(n
−1)本のトラックに記録されたデータと入力データと
の所定の論理演算により得られるデータを次のトラック
の記録データとするピットデータを生成し、第2の記録
モードでは前の連続する(n−1)本のトラックに記録
されたデータと入力データとの所定の論理演算により得
られるデータを次のトラックの記録データするウォブル
ピットデータ及び非ウォブルピットデータを生成する演
算処理手段と、データ記録用の光ビームを出射する光源
と、上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からの
ピットデータに応じて強度変調する光変調器と、上記光
源からの光ビームを上記演算処理手段からのウォブルピ
ットデータに応じて微小偏向する光偏向器と、上記光源
から上記光変調器及び光偏向器を介して入射される光ビ
ームを光記録媒体の記録面に集光させる対物レンズと、
上記対物レンズを通過する光ビームのビームスポットを
上記光記録媒体の径方向に相対移動させる移動手段と、
第1の記録モードと第2の記録モードに動作モードを切
り換える制御手段とを備え、第1の記録モードでは、前
の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデータ
と入力データとの所定の論理演算により得られるデータ
を次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録面
における再生用の光ビームのスポットサイズの1/nの
トラックピッチを有するトラックに、ピットとミラー面
からなるピット列として上記記録データを記録し、第2
の記録モードでは、前の連続する(n−1)本のトラッ
クに記録されたデータと入力データとの所定の論理演算
により得られるデータを次のトラックの記録データと
し、光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのス
ポットサイズの1/nのトラックピッチを有するトラッ
クに、ミラー面と、トラックセンタから偏倚した位置に
位置するウォブルピットと、トラックセンタ上に位置す
る非ウォブルピットにより、上記記録データを表現して
記録することを特徴とするものである。
【0028】さらに、第8の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録装置は、第1の記録モードでは入力データの正
論理と負論理をとる論理演算により得られる正論理デー
タ及び負論理データを次のトラックの記録データとする
ピットデータ及び反転ピットデータを生成し、第2の記
録モードでは前の連続する(n−1)本のトラックに記
録されたデータと入力データとの所定の論理演算により
得られるデータを次のトラックの記録データとするピッ
トデータを生成し、第3の記録モードでは前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データするウォブルピットデータ及び非ウォ
ブルピットデータを生成する演算処理手段と、データ記
録用の光ビームを出射する光源と、上記光源からの光ビ
ームを上記演算処理手段からのピットデータに応じて強
度変調する光変調器と、上記光源からの光ビームを上記
演算処理手段からのウォブルピットデータに応じて微小
偏向する光偏向器と、上記光源から上記光変調器及び光
偏向器を介して入射される光ビームを光記録媒体の記録
面に集光させる対物レンズと、上記対物レンズを通過す
る光ビームのビームスポットを上記光記録媒体の径方向
に相対移動させる移動手段と、第1の記録モードと第2
の記録モードと第3の記録モードに動作モードを切り換
える制御手段とを備え、第1の記録モードでは、光記録
媒体の記録面における再生用の光ビームのスポットサイ
ズに略々等しいトラックピッチを有するトラックに、上
記再生用の光ビームにより走査されるトラック中心を基
準として、その内周側あるいは外周側の一方にピットと
ミラー面からなるピット列として上記正論理データを記
録するとともに、上記内周側あるいは外周側の他方に上
記ピット列におけるピットとミラー面を反転させた反転
ピット列として上記負論理データを記録し、第2の記録
モードでは、前の連続する(n−1)本のトラックに記
録されたデータと入力データとの所定の論理演算により
得られるデータを次のトラックの記録データとし、光記
録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポットサ
イズの1/nのトラックピッチを有するトラックに、ピ
ットとミラー面からなるピット列として上記記録データ
を記録し、第3の記録モードでは、前の連続する(n−
1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
記録データとし、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピッチを
有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタから偏
倚した位置に位置するウォブルピットと、トラックセン
タ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記録デー
タを表現して記録することを特徴とするものである。
【0029】上記課題を解決するために、第9の発明に
係る光記録媒体のデータ再生装置は、記録データを正論
理データ及び負論理データで表現し、光記録媒体の記録
面における再生用の光ビームのスポットサイズに略々等
しいトラックピッチを有するトラックに、上記再生用の
光ビームにより走査されるトラック中心を基準として、
その内周側あるいは外周側の一方にピットとミラー面か
らなるピット列として上記正論理データを記録するとと
もに、上記内周側あるいは外周側の他方に上記ピット列
におけるピットとミラー面を反転させた反転ピット列と
して上記負論理データを記録する第1の記録モード、又
は、前の連続する(n−1)本のトラックに記録された
データと入力データとの所定の論理演算により得られる
データを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の
記録面における再生用の光ビームのスポットサイズの1
/nのトラックピッチを有するトラックに、ピットとミ
ラー面からなるピット列として上記記録データを記録す
る第2の記録モードで、データが記録された光記録媒体
から記録データを再生する光記録媒体のデータ再生装置
であって、光記録媒体の記録面に再生用の光ビームを照
射し、上記記録面による上記光ビームの反射光又は透過
光の光量に応じた検出信号を出力する光ピックアップ
と、上記光ピックアップによる検出信号からRF信号及
びプッシュプル信号を生成し、上記RF信号及びプッシ
ュプル信号から第1の記録モード又は第2の記録モード
に対応した論理演算により記録データを再生する演算処
理手段と、第1の再生モードと第2の再生モードに動作
モードを切り換える制御手段とを備え、第1の再生モー
ドでは、上記第1の記録モードでデータが記録された記
録面上のトラックを上記光ピックアップにより再生用の
光ビームで走査して、上記第1の記録モードの記録デー
タを光記録媒体から再生し、第2の再生モードでは、上
記第2の記録モードでデータが記録された記録面上のト
ラックを上記光ピックアップにより再生用の光ビームで
走査して、上記第2の記録モードの記録データを光記録
媒体から再生することを特徴とするものである。
【0030】また、第10の発明に係る光記録媒体のデ
ータ再生装置は、記録データを正論理データ及び負論理
データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
タを記録する第1の記録モード、又は、前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
ッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタ
から偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラッ
クセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記
録データを表現して記録する第2の記録モードで、デー
タが記録された光記録媒体から記録データを再生する光
記録媒体のデータ再生装置であって、光記録媒体の記録
面に再生用の光ビームを照射し、上記記録面による上記
光ビームの反射光又は透過光の光量に応じた検出信号を
出力する光ピックアップと、上記光ピックアップによる
検出信号からRF信号及びプッシュプル信号を生成し、
上記RF信号及びプッシュプル信号から第1の記録モー
ド又は第2の記録モードに対応した論理演算により記録
データを再生する演算処理手段と、第1の再生モードと
第2の再生モードに動作モードを切り換える制御手段と
を備え、第1の再生モードでは、上記第1の記録モード
でデータが記録された記録面上のトラックを上記光ピッ
クアップにより再生用の光ビームで走査して、上記第1
の記録モードの記録データを光記録媒体から再生し、第
2の再生モードでは、上記第2の記録モードでデータが
記録された記録面上のトラックを上記光ピックアップに
より再生用の光ビームで走査して、上記第2の記録モー
ドの記録データを光記録媒体から再生することを特徴と
するものである。
【0031】また、第11の発明に係る光記録媒体のデ
ータ再生装置は、前の連続する(n−1)本のトラック
に記録されたデータと入力データとの所定の論理演算に
より得られるデータを次のトラックの記録データとし、
光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポッ
トサイズの1/nのトラックピッチを有するトラック
に、ピットとミラー面からなるピット列として上記記録
データを記録する第2の記録モード、又は、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセン
タから偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラ
ックセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記
記録データを表現して記録する第2の記録モードで、デ
ータが記録された光記録媒体から記録データを再生する
光記録媒体のデータ再生装置であって、光記録媒体の記
録面に再生用の光ビームを照射し、上記記録面による上
記光ビームの反射光又は透過光の光量に応じた検出信号
を出力する光ピックアップと、上記光ピックアップによ
る検出信号からRF信号及びプッシュプル信号を生成
し、上記RF信号及びプッシュプル信号から第1の記録
モード又は第2の記録モードに対応した論理演算により
記録データを再生する演算処理手段と、第1の再生モー
ドと第2の再生モードに動作モードを切り換える制御手
段とを備え、第1の再生モードでは、上記第1の記録モ
ードでデータが記録された記録面上のトラックを上記光
ピックアップにより再生用の光ビームで走査して、上記
第1の記録モードの記録データを光記録媒体から再生
し、第2の再生モードでは、上記第2の記録モードでデ
ータが記録された記録面上のトラックを上記光ピックア
ップにより再生用の光ビームで走査して、上記第2の記
録モードの記録データを光記録媒体から再生することを
特徴とするものである。
【0032】さらに、第12の発明に係る光記録媒体の
データ再生装置は、記録データを正論理データ及び負論
理データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用
の光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッ
チを有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走
査されるトラック中心を基準として、その内周側あるい
は外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列と
して上記正論理データを記録するとともに、上記内周側
あるいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットと
ミラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デ
ータを記録する第1の記録モード、前の連続する(n−
1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
記録データとし、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピッチを
有するトラックに、ピットとミラー面からなるピット列
として上記記録データを記録する第2の記録モード、又
は、前の連続する(n−1)本のトラックに記録された
データと入力データとの所定の論理演算により得られる
データを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の
記録面における再生用の光ビームのスポットサイズの1
/nのトラックピッチを有するトラックに、ミラー面
と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブ
ルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピ
ットにより、上記記録データを表現して記録する第3の
記録モードで、データが記録された光記録媒体から記録
データを再生する光記録媒体のデータ再生装置であっ
て、光記録媒体の記録面に再生用の光ビームを照射し、
上記記録面による上記光ビームの反射光又は透過光の光
量に応じた検出信号を出力する光ピックアップと、上記
光ピックアップによる検出信号からRF信号及びプッシ
ュプル信号を生成し、上記RF信号及びプッシュプル信
号から第1の記録モード、第2の記録モード又は第3の
記憶モードに対応した論理演算により記録データを再生
する演算処理手段と、第1の再生モードと第2の再生モ
ードと第3の再生モードに動作モードを切り換える制御
手段とを備え、第1の再生モードでは、上記第1の記録
モードでデータが記録された記録面上のトラックを上記
光ピックアップにより再生用の光ビームで走査して、上
記第1の記録モードの記録データを光記録媒体から再生
し、第2の再生モードでは、上記第2の記録モードでデ
ータが記録された記録面上のトラックを上記光ピックア
ップにより再生用の光ビームで走査して、上記第2の記
録モードの記録データを光記録媒体から再生し、第3の
再生モードでは、上記第3の記録モードでデータが記録
された記録面上のトラックを上記光ピックアップにより
再生用の光ビームで走査して、上記第3の記録モードの
記録データを光記録媒体から再生することを特徴とする
ものである。
【0033】
【作用】第1の発明に係る光記録媒体のデータ記録方法
における第1の記録モードでは、記録データを正論理デ
ータ及び負論理データで表現し、再生用の光ビームによ
り走査されるトラック中心を基準として、その内周側あ
るいは外周側の一方に上記正論理データをピット列とし
て記録するとともに、上記内周側あるいは外周側の他方
に上記負論理データを反転ピット列として記録する。ま
た、第2の記録モードでは、前の連続する(n−1)本
のトラックに記録されたデータと入力データとの所定の
論理演算により得られるデータを次のトラックの記録デ
ータとし、光記録媒体の記録面における再生用の光ビー
ムのスポットサイズの1/nのトラックピッチを有する
トラックに上記記録データをピット列として記録する。
これにより、光記録媒体の記録面に対して、上記第1の
記録モードと第2の記録モードで記録密度が異なるデー
タ記録を行う。
【0034】また、第2の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録方法における第1の記録モードでは、記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現し、光記録媒体
の記録面における再生用の光ビームのスポットサイズに
略々等しいトラックピッチを有するトラックに、上記再
生用の光ビームにより走査されるトラック中心を基準と
して、その内周側あるいは外周側の一方に上記正論理デ
ータをピット列として記録するとともに、上記内周側あ
るいは外周側の他方に上記負論理データを反転ピット列
として記録する。また、第2の記録モードでは、前の連
続する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入
力データとの所定の論理演算により得られるデータを次
のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録面にお
ける再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラ
ックピッチを有するトラックに、上記記録データをミラ
ー面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウ
ォブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブ
ルピットによるピット列として記録する。これにより、
光記録媒体の記録面に対して、上記第1の記録モードと
第2の記録モードで記録密度が異なるデータ記録を行
う。
【0035】また、第3の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録方法における第1の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックにピット列として上記記録デー
タを記録する。また、第2の記録モードでは、前の連続
する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力
データとの所定の論理演算により得られるデータを次の
トラックの記録データとし、光記録媒体の記録面におけ
る再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラッ
クピッチを有するトラックに、上記記録データをミラー
面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォ
ブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブル
ピットによるピット列として記録する。これにより、光
記録媒体の記録面に対して、上記第1の記録モードと第
2の記録モードで記録密度が異なるデータ記録を行う。
【0036】さらに、第4の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録方法における第1の記録モードでは、記録デー
タを正論理データ及び負論理データで表現し、光記録媒
体の記録面における再生用の光ビームのスポットサイズ
に略々等しいトラックピッチを有するトラックに、上記
再生用の光ビームにより走査されるトラック中心を基準
として、その内周側あるいは外周側の一方に上記正論理
データをピット列として記録するとともに、上記内周側
あるいは外周側の他方に上記負論理データを反転ピット
列として記録する。また、第2の記録モードでは、前の
連続する(n−1)本のトラックに記録されたデータと
入力データとの所定の論理演算により得られるデータを
次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録面に
おける再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのト
ラックピッチを有するトラックにピット列として上記記
録データを記録する。さらに、第3の記録モードでは、
前の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデー
タと入力データとの所定の論理演算により得られるデー
タを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録
面における再生用の光ビームのスポットサイズの1/n
のトラックピッチを有するトラックに、上記記録データ
をミラー面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置
するウォブルピットと、トラックセンタ上に位置する非
ウォブルピットによるピット列として記録する。これに
より、光記録媒体の記録面に対して、上記第1の記録モ
ードと第2の記録モード第3の記録モードで記録密度が
異なるデータ記録を行う。
【0037】第5の発明に係る光記録媒体のデータ記録
装置では、制御手段により動作モードを第1の記録モー
ドと第2の記録モードに切り換える。上記第1の記録モ
ードでは、演算処理手段において入力データの正論理と
負論理をとる論理演算により次のトラックの記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現したピットデー
タ及び反転ピットデータを生成し、光記録媒体の記録面
における再生用の光ビームのスポットサイズに略々等し
いトラックピッチを有するトラックに、上記再生用の光
ビームにより走査されるトラック中心を基準として、そ
の内周側あるいは外周側の一方に上記正論理データをピ
ット列として記録するとともに、上記内周側あるいは外
周側の他方に反転ピット列として上記負論理データを記
録する。また、上記第2の記録モードでは、上記演算処
理手段により前の連続する(n−1)本のトラックに記
録されたデータと入力データとの所定の論理演算により
得られるデータを次のトラックの記録データとし、この
記録データを光記録媒体の記録面における再生用の光ビ
ームのスポットサイズの1/nのトラックピッチを有す
るトラックにピット列として記録する。これにより、光
記録媒体の記録面に対して、上記第1の記録モードと第
2の記録モードで記録密度が異なるデータ記録を行う。
【0038】第6の発明に係る光記録媒体のデータ記録
装置では、制御手段により動作モードを第1の記録モー
ドと第2の記録モードに切り換える。上記第1の記録モ
ードでは、演算処理手段において入力データの正論理と
負論理をとる論理演算により次のトラックの記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現したピットデー
タ及び反転ピットデータを生成し、光記録媒体の記録面
における再生用の光ビームのスポットサイズに略々等し
いトラックピッチを有するトラックに、上記再生用の光
ビームにより走査されるトラック中心を基準として、そ
の内周側あるいは外周側の一方に上記正論理データをピ
ット列として記録するとともに、上記内周側あるいは外
周側の他方に反転ピット列として上記負論理データを記
録する。また、上記第2の記録モードでは、上記演算処
理手段により前の連続する(n−1)本のトラックに記
録されたデータと入力データとの所定の論理演算により
得られるデータを次のトラックの記録データとし、光記
録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポットサ
イズの1/nのトラックピッチを有するトラックに、上
記記録データをミラー面と、トラックセンタから偏倚し
た位置に位置するウォブルピットと、トラックセンタ上
に位置する非ウォブルピットによるピット列として記録
する。これにより、光記録媒体の記録面に対して、上記
第1の記録モードと第2の記録モードで記録密度が異な
るデータ記録を行う。
【0039】第7の発明に係る光記録媒体のデータ記録
装置では、制御手段により動作モードを第1の記録モー
ドと第2の記録モードに切り換える。上記第1の記録モ
ードでは、上記演算処理手段により前の連続する(n−
1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
記録データとし、この記録データを光記録媒体の記録面
における再生用の光ビームのスポットサイズの1/nの
トラックピッチを有するトラックにピット列として記録
する。また、上記第3の記録モードでは、上記演算処理
手段により前の連続する(n−1)本のトラックに記録
されたデータと入力データとの所定の論理演算により得
られるデータを次のトラックの記録データとし、光記録
媒体の記録面における再生用の光ビームのスポットサイ
ズの1/nのトラックピッチを有するトラックに、上記
記録データをミラー面と、トラックセンタから偏倚した
位置に位置するウォブルピットと、トラックセンタ上に
位置する非ウォブルピットによるピット列として記録す
る。これにより、光記録媒体の記録面に対して、上記第
1の記録モードと第2の記録モードで記録密度が異なる
データ記録を行う。
【0040】第8の発明に係る光記録媒体のデータ記録
装置では、制御手段により動作モードを第1の記録モー
ドと第2の記録モードと第3の記録モードに切り換え
る。上記第1の記録モードでは、演算処理手段において
入力データの正論理と負論理をとる論理演算により次の
トラックの記録データを正論理データ及び負論理データ
で表現したピットデータ及び反転ピットデータを生成
し、光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのス
ポットサイズに略々等しいトラックピッチを有するトラ
ックに、上記再生用の光ビームにより走査されるトラッ
ク中心を基準として、その内周側あるいは外周側の一方
に上記正論理データをピット列として記録するととも
に、上記内周側あるいは外周側の他方に反転ピット列と
して上記負論理データを記録する。また、上記第2の記
録モードでは、上記演算処理手段により前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データとし、この記録データを光記録媒体の
記録面における再生用の光ビームのスポットサイズの1
/nのトラックピッチを有するトラックにピット列とし
て記録する。さらに、第3の記録モードでは、上記演算
処理手段により前の連続する(n−1)本のトラックに
記録されたデータと入力データとの所定の論理演算によ
り得られるデータを次のトラックの記録データとし、光
記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポット
サイズの1/nのトラックピッチを有するトラックに、
上記記録データをミラー面と、トラックセンタから偏倚
した位置に位置するウォブルピットと、トラックセンタ
上に位置する非ウォブルピットによるピット列として記
録する。これにより、光記録媒体の記録面に対して、上
記第1の記録モードと第2の記録モード第3の記録モー
ドで記録密度が異なるデータ記録を行う。
【0041】第9の発明に係る光記録媒体のデータ再生
装置では、制御手段により動作モードを第1の再生モー
ドと第2の再生モードに切り換える。上記第1の再生モ
ードは、記録データを正論理データ及び負論理データで
表現し、光記録媒体の記録面における再生用の光ビーム
のスポットサイズに略々等しいトラックピッチを有する
トラックに、上記再生用の光ビームにより走査されるト
ラック中心を基準として、その内周側あるいは外周側の
一方にピットとミラー面からなるピット列として上記正
論理データを記録するとともに、上記内周側あるいは外
周側の他方に上記ピット列におけるピットとミラー面を
反転させた反転ピット列として上記負論理データを記録
する第1の記録モードに対する再生モードであって、こ
の第1の再生モードでは、上記第1の記録モードでデー
タが記録された光記録媒体の記録面上のトラックを光ピ
ックアップにより再生用の光ビームで走査して生成した
RF信号及びプッシュプル信号から、演算処理手段によ
り上記第1の記録モードに対応した論理演算を行って、
上記第1の記録モードの記録データを再生する。また、
上記第2の再生モードは、前の連続する(n−1)本の
トラックに記録されたデータと入力データとの所定の論
理演算により得られるデータを次のトラックの記録デー
タとし、光記録媒体の記録面における再生用の光ビーム
のスポットサイズの1/nのトラックピッチを有するト
ラックに、ピットとミラー面からなるピット列として上
記記録データを記録する第2の記録モードに対する再生
モードであって、この第2の再生モードでは、上記第2
の記録モードでデータが記録された光記録媒体の記録面
上のn本のトラックを上記光ピックアップにより再生用
の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッシュプ
ル信号から、上記演算処理手段により上記第2の記録モ
ードに対応した論理演算を行って、上記第2の記録モー
ドの記録データを光記録媒体から再生する。これによ
り、上記第1の記録モード又は第2の記録モードで記録
された異なる記録密度の記録データを光記録媒体から再
生する。
【0042】また、第10の発明に係る光記録媒体のデ
ータ再生装置では、制御手段により動作モードを第1の
再生モードと第2の再生モードに切り換える。上記第1
の再生モードは、記録データを正論理データ及び負論理
データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
タを記録する第1の記録モードに対する再生モードであ
って、この第1の再生モードでは、上記第1の記録モー
ドでデータが記録された光記録媒体の記録面上のトラッ
クを光ピックアップにより再生用の光ビームで走査して
生成したRF信号及びプッシュプル信号から、演算処理
手段により上記第1の記録モードに対応した論理演算を
行って、上記第1の記録モードの記録データを再生す
る。また、上記第2の再生モードは、前の連続する(n
−1)本のトラックに記録されたデータと入力データと
の所定の論理演算により得られるデータを次のトラック
の記録データとし、光記録媒体の記録面における再生用
の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピッチ
を有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタから
偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラックセ
ンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記録デ
ータを表現して記録する第2の記録モードに対する再生
モードであって、この第2の再生モードでは、上記第2
の記録モードでデータが記録された光記録媒体の記録面
上のn本のトラックを上記光ピックアップにより再生用
の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッシュプ
ル信号から、上記演算処理手段により上記第2の記録モ
ードに対応した論理演算を行って、上記第2の記録モー
ドの記録データを光記録媒体から再生する。これによ
り、上記第1の記録モード又は第2の記録モードで記録
された異なる記録密度の記録データを光記録媒体から再
生する。
【0043】また、第11の発明に係る光記録媒体のデ
ータ再生装置では、制御手段により動作モードを第1の
再生モードと第2の再生モードに切り換える。上記第1
の再生モードは、前の連続する(n−1)本のトラック
に記録されたデータと入力データとの所定の論理演算に
より得られるデータを次のトラックの記録データとし、
光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポッ
トサイズの1/nのトラックピッチを有するトラック
に、ピットとミラー面からなるピット列として上記記録
データを記録する第1の記録モードに対する再生モード
であって、この第1の再生モードでは、上記第2の記録
モードでデータが記録された光記録媒体の記録面上のn
本のトラックを上記光ピックアップにより再生用の光ビ
ームで走査して生成したRF信号及びプッシュプル信号
から、上記演算処理手段により上記第1の記録モードに
対応した論理演算を行って、上記第1の記録モードの記
録データを光記録媒体から再生する。また、上記第2の
再生モードは、前の連続する(n−1)本のトラックに
記録されたデータと入力データとの所定の論理演算によ
り得られるデータを次のトラックの記録データとし、光
記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポット
サイズの1/nのトラックピッチを有するトラックに、
ミラー面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置す
るウォブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウ
ォブルピットにより、上記記録データを表現して記録す
る第2の記録モードに対する再生モードであって、この
第2の再生モードでは、上記第2の記録モードでデータ
が記録された光記録媒体の記録面上のn本のトラックを
上記光ピックアップにより再生用の光ビームで走査して
生成したRF信号及びプッシュプル信号から、上記演算
処理手段により上記第2の記録モードに対応した論理演
算を行って、上記第2の記録モードの記録データを光記
録媒体から再生する。これにより、上記第1の記録モー
ド又は第2の記録モードで記録された異なる記録密度の
記録データを光記録媒体から再生する。
【0044】さらに、第12の発明に係る光記録媒体の
データ再生装置では、制御手段により動作モードを第1
の再生モードと第2の再生モードと第3の再生モードに
切り換える。上記第1の再生モードは、記録データを正
論理データ及び負論理データで表現し、光記録媒体の記
録面における再生用の光ビームのスポットサイズに略々
等しいトラックピッチを有するトラックに、上記再生用
の光ビームにより走査されるトラック中心を基準とし
て、その内周側あるいは外周側の一方にピットとミラー
面からなるピット列として上記正論理データを記録する
とともに、上記内周側あるいは外周側の他方に上記ピッ
ト列におけるピットとミラー面を反転させた反転ピット
列として上記負論理データを記録する第1の記録モード
に対する再生モードであって、この第1の再生モードで
は、上記第1の記録モードでデータが記録された光記録
媒体の記録面上のトラックを光ピックアップにより再生
用の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッシュ
プル信号から、演算処理手段により上記第1の記録モー
ドに対応した論理演算を行って、上記第1の記録モード
の記録データを再生する。上記第2の再生モードは、前
の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデータ
と入力データとの所定の論理演算により得られるデータ
を次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録面
における再生用の光ビームのスポットサイズの1/nの
トラックピッチを有するトラックに、ピットとミラー面
からなるピット列として上記記録データを記録する第2
の記録モードに対する再生モードであって、この第2の
再生モードでは、上記第2の記録モードでデータが記録
された光記録媒体の記録面上のn本のトラックを上記光
ピックアップにより再生用の光ビームで走査して生成し
たRF信号及びプッシュプル信号から、上記演算処理手
段により上記第2の記録モードに対応した論理演算を行
って、上記第2の記録モードの記録データを光記録媒体
から再生する。また、上記第3の再生モードは、前の連
続する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入
力データとの所定の論理演算により得られるデータを次
のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録面にお
ける再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラ
ックピッチを有するトラックに、ミラー面と、トラック
センタから偏倚した位置に位置するウォブルピットと、
トラックセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、
上記記録データを表現して記録する第3の記録モードに
対する再生モードであって、この第3の再生モードで
は、上記第3の記録モードでデータが記録された光記録
媒体の記録面上のn本のトラックを上記光ピックアップ
により再生用の光ビームで走査して生成したRF信号及
びプッシュプル信号から、上記演算処理手段により上記
第3の記録モードに対応した論理演算を行って、上記第
3の記録モードの記録データを光記録媒体から再生す
る。これにより、上記第1の記録モード、第2の記録モ
ード又は第3の記録モードで記録された異なる記録密度
の記録データを光記録媒体から再生する。
【0045】
【実施例】以下、本発明に係る光記録媒体のデータ記録
方法、光記録媒体のデータ記録装置及び光記録媒体のデ
ータ再生装置の実施例について、図面に従い詳細に説明
する。
【0046】先ず、本発明に係る光記録媒体のデータ記
録方法の実施例を図1〜図17を参照しながら説明する
が、先ず、このデータ記録方法にてデータが記録される
光記録媒体(以下、単に光ディスクと記す)の一例を図
1〜図6に基づいて説明する。
【0047】この実施例に係るデータ記録方法によりデ
ータ記録される光ディスクは、例えばCAV(角速度一
定)方式で回転駆動されるタイプのもので、その記録フ
ォーマットは、1トラックが複数のセクタにより構成さ
れ、各セクタは複数のセグメントにより構成されてい
る。そして、各セグメントは、サーボピットを有するサ
ーボ領域Zsと、本来のデータが記録されているデータ
領域Zdとに区分されている。また、サーボ領域Zsが
ミラー面のみで構成されたミラー部Zmとサーボピット
が配列されて構成されたサーボ部Zssにて構成され、
更にこのサーボ部Zssがミラー部Zmにてデータ領域
Zdと分離された形となっている。即ち、サーボ領域Z
s中、その中央部分にサーボ部Zssが配され、その両
側にミラー部Zmが配された形となっている。
【0048】そして、第1の記録モードでは、記録面に
おける再生用の光ビームのスポットサイズのトラックピ
ッチを有し、上記再生用の光ビームにより走査されるト
ラック中心を基準として、その内周側あるいは外周側の
一方に形成されるピットとミラー面からなるピット列
と、上記内周側あるいは外周側の他方に形成される上記
ピット列におけるピットとミラー面を反転させた反転ピ
ット列とで記録データを表現して、記録面上のトラック
にデータを記録する。
【0049】第1の記録モードでデータが記録された光
ディスクの記録フォーマットは、図1及び図2に示すよ
うに、トラック中心Tcを基準として、その内周側にピ
ットPとミラー面Mからなるピット列が形成され、外周
側に上記内周側の上記ピット列における上記ピットPと
ミラー面Mを反転させた反転ピット列が形成されて構成
され、トラック中心を基準とした両側のピット列及び反
転ピット列にて1トラックのデータが構成されている。
【0050】具体的には、記録面での再生用のレーザビ
ームのスポットの径を、例えば従来から用いられている
コンパクトディスク再生装置等で使用されているものと
同等に1.5〜1.6μmとすると、この光ディスクに
は、従来のコンパクトディスクと同様に、ピット幅dが
0.5μmであるピットPがトラック中心Tcを基準と
してその内周側と外周側に形成されている。
【0051】また、各トラック中心Tc間の距離、即ち
トラックピッチは1.6μmとされ、図1(a)に示す
ように、一つのトラック(例えば第1のトラックT1
のデータ領域Zdにおける例えば内周側のピット列と上
記トラックに隣接するトラックのデータ領域Zdにおけ
る外周側の反転ピット列間の距離ta と、一つのトラッ
クT1 における内周側のピット列と外周側の反転ピット
列間の距離tb は同じとされている。
【0052】従って、この実施例において第1の記録モ
ードでデータが記録された光ディスクでは、トラック中
心Tcから内周側に1/4トラックピッチ離れた箇所に
内周側のピット列が形成され、トラック中心Tcから外
周側に1/4トラックピッチ離れた箇所に外周側のピッ
ト列が形成された形となっている。即ち、光ディスクの
径方向に向かって1/2トラックピッチ毎にピット列が
トラック方向に形成された形となっている。
【0053】上記再生用のレーザビームのスポットBS
は、トラック中心Tc上を走査するもので、このスポッ
トBS内に上記内周側のピットPと外周側のピットPを
含むスポットサイズとなっている。
【0054】そして、トラック中心Tcの内周側と外周
側におけるピット形成の関係を、スポットBSが走査す
る過程においてみると、内周側にピットPがある場合、
その外周側は、ミラー面Mとなっており、また、内周側
がミラー面Mとなっている場合、その外周側にはピット
Pが形成されたものとなっている。
【0055】従って、この光ディスクにおけるデータ領
域Zdの記録データ部ZwをスポットBSが走査してい
る限りにおいては、スポットBS内に必ずどちらかのピ
ットPが存在することになる。
【0056】また、この実施例において第1の記録モー
ドでデータが記録された光ディスクでは、その再生時に
おいて、サーボ領域Zsのサーボ部Zssに形成されて
いる後述するクロックマークMcからクロック信号を生
成し、この生成したクロック信号の出力タイミングに基
づいてデータ領域Zdのピット列及び反転ピット列を再
生することになる。図1(a)及び図2(a)におい
て、縦罫線は、クロック信号の出力タイミングを模式的
に示すものである。
【0057】このことから、図2(a)に示すように、
ピット列及び反転ピット列におけるピットPの始端と終
端は、クロック信号の出力タイミングに同期させて形成
されることになる。また、ピット列に対する再生論理デ
ータの構成は、ピットPとミラー面Mの境界(即ち、上
記始端と終端)を論理的に「1」、境界以外のピットP
の部分(及びミラー面Mの部分)を論理的に「0」とい
う構成になっている。
【0058】なお、サーボ領域Zsにおけるサーボ部Z
ssは、図1(a)に示すように、トラック方向両側に
形成されたミラー部Zmにて挟まれており、サーボ部Z
ssの始端は、データ領域Zdの終端から1.5クロッ
クシフトした位置に配され、サーボ部Zssの終端は、
データ領域Zdの先頭から3.5クロックシフトした位
置に配されている。
【0059】また、サーボ部Zssを構成するピット
(サーボピット)Pの配列パターンは、3トラック毎に
異なった形となっている。詳細には、サーボ部Zssの
始端から2クロック毎に区分し、最初の区分をA領域、
次の区分をB領域、そして最後の区分をC領域としたと
き、各領域に含まれるピット配列の組合せが3つのパタ
ーンに分けられている。
【0060】即ち、図示の例では、第1のトラックT1
における内周側は、A領域とC領域にそれぞれピットP
が形成され、外周側は、A領域からB領域にかけてピッ
トPが形成された形となっている。つまり、A領域は、
内周側及び外周側共にピットPが存在し、B領域は外周
側に、C領域は内周側にそれぞれピットPが存在した形
となっており、この第1のトラックT1 においては、A
領域の各ピットPがクロック検出用のクロックマークM
cとして用いられ、B及びC領域の各ピットPがトラッ
キングエラー検出用のサーボマークMsとして用いられ
る。
【0061】次に、第2のトラックT2 における内周側
は、B領域からC領域にかけてピットPが形成され、外
周側は、A領域とC領域にそれぞれピットPが形成され
た形となっている。つまり、C領域は、内周側及び外周
側共にピットPが存在し、A領域は外周側に、B領域は
内周側にそれぞれピットPが存在した形となっており、
この第2のトラックT2 においては、C領域の各ピット
Pがクロック検出用のクロックマークMcとして用いら
れ、A及びB領域の各ピットPがトラッキングエラー検
出用のサーボマークMsとして用いられる。
【0062】次に、第3のトラックT3 における内周側
は、A領域からB領域にかけてピットPが形成され、外
周側は、B領域からC領域にかけてピットPが形成され
た形となっている。つまり、B領域は、内周側及び外周
側共にピットPが存在し、A領域は内周側に、C領域は
外周側にそれぞれピットPが存在した形となっており、
この第3のトラックT3 においては、B領域の各ピット
Pがクロック検出用のクロックマークMcとして用いら
れ、A及びC領域の各ピットPがトラッキングエラー検
出用のサーボマークMsとして用いられる。
【0063】また、第2の記録モードでは、記録面にお
ける再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラ
ックピッチを有し、前の連続する(n−1)本のトラッ
クに記録されたデータと入力データとの所定の論理演算
によって得られるデータを記録データとし、ピットとミ
ラー面からなるピット列により上記記録データを表現し
て記録面上の次のトラックに記録する。
【0064】この第2の記録モードでデータが記録され
た光ディスクのデータ部Zdにおける記録フォーマット
は、図3に示すように、記録面における再生用レーザビ
ームBSのスポット径の1/nのトラックピッチを有
し、前の連続する(n−1)本のトラックに記録された
データと入力データとの所定の論理演算によって得られ
る記録データに基づいたピットが形成されたものとなっ
ている。
【0065】具体的には、この光ディスクは、再生レー
ザビームのスポットBSの径に対して、2本の隣接する
トラック#n,#n+1が同時に走査されるように、ト
ラックピッチTpが設定されている。
【0066】例えば、トラック#1,#2,#3,#4
にピットPが形成されているとし、ピットPはピット幅
0.5μm、ピット長0.86μmとする。また、トラ
ックピッチTpは、走査される再生レーザビームのスポ
ットBSの径を1.5〜1.6μmとしたとき、その約
1/2である0.8μmに設定されている。
【0067】再生レーザビームのビームスポットBSに
よる再生走査は、各隣接トラックの中間位置にトラッキ
ング制御されて実行され、従って、トラック#1と#2
間のスポット走査中心R1 をビームスポットBSが走査
することによってトラック#1と#2の情報が読み取ら
れ、同様にスポット走査中心R2 をビームスポットBS
が走査することによってトラック#2と#3の情報が読
み取られ、スポット走査中心R3 をビームスポットBS
が走査することによってトラック#3と#4の情報が読
み取られることとなる。
【0068】この第2の記録モードでデータが記録され
た光ディスクにおけるピットPは、図3に示すように、
例えば記録データとして「1」が連続するときには、同
一トラック上において隣のピットと結合され、その長さ
は連続する「1」の数に比例した値となるように形成さ
れる。
【0069】トラック#(番号)i(i=1,2,3,
・・・)に記録されているピットPは、前のトラック#
(i−1)に記録されたデータと入力データとの所定の
論理演算、例えば排他的論理和の負論理である論理一致
(あるいは対等)によって得られるデータに基づいて形
成される。
【0070】具体的には、例えば表1にトラック#i
(i=1〜3)に対する入力データを示すように、
【0071】
【表1】
【0072】トラック#1に対する入力データを (1,0,1,0,1,0,1,0,1,0) とし、トラック#2に対する入力データを (0,1,1,1,0,0,0,1,1,0) とし、トラック#3に対する入力データを (1,1,1,0,0,0,1,1,1,1) とし、トラック#4に対する入力データを (0,0,1,1,1,1,0,0,0,1) とし、トラック#1を最内周のトラックとした場合、表
2に示すようなデータを各トラック#i(i=1〜3)
の記録データとする。
【0073】
【表2】
【0074】すなわち、トラック#1に対する記録デー
タは、最内周トラックの内側(前)にはピットPが形成
されていないので、記録データの初期値を例えば「0」
とし、入力データ (1,0,1,0,1,0,1,0,1,0) をそのまま記録データとする。
【0075】次のトラック#2に対する記録データは、
トラック#1に対する記録データとこのトラック#2に
対する入力データとの入力データとの論理一致によって
得られるデータ (0,0,1,0,0,1,0,0,1,1) とする。
【0076】次のトラック#3に対する記録データは、
トラック#2に対する記録データとこのトラック#3に
対する入力データとの入力データとの論理一致によって
得られるデータ (0,0,1,1,1,0,0,0,1,1) とする。
【0077】以下同様に、各トラック#iに対する記録
データを求め、これらの記録データに基づいて、例えば
記録データが「1」ときにピットPを形成する。
【0078】この第2の記録モードでは、上記第1の記
録モードに対して、ピット幅及びピット長を同じサイズ
にして、n(例えばn=2)倍の記録密度でデータ記録
を行うことになる。なお、上述の所定の論理演算として
は、論理一致に限定されるものでなく、例えば排他的論
理和や論理和などの他の論理演算処理であっても良い。
【0079】さらに、第3の記録モードでは、記録面に
おける再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのト
ラックピッチを有し、前の連続する(n−1)本のトラ
ックに記録されたデータと入力データとの所定の論理演
算によって得られるデータを記録データとし、ミラー部
と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブ
ルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピ
ットにより上記記録データを表現して上記光記録媒体の
記録面上の次のトラックに記録する。
【0080】すなわち、この第3の記録モードでデータ
が記録された光ディスク1のデータ部Zdにおける記録
フォーマットは、図4に示すように、記録面における再
生用レーザビームBSのスポット径の1/nのトラック
ピッチを有し、前の連続する(n−1)本のトラックに
記録されたデータと入力データとの所定の論理演算によ
って得られる記録データに基づいたピットが形成された
ものとなっている。
【0081】具体的には、この光ディスク1は、再生レ
ーザビームのスポットBSの径に対して、2本の隣接す
るトラック#n,#n+1が同時に走査されるように、
トラックピッチTpが設定されており、しかも各トラッ
ク#n,#n+1においては、ピットPとしてトラック
センタ上に位置するピット(非ウォブルピット
(A))、トラックセンタより+α方向に偏倚して位置
するピット(ウォブルピット(B))、トラックセンタ
より−α方向に偏倚して位置するピット(ウォブルピッ
ト(C))が設けられ、更にピットPが形成されないミ
ラー面(M)が設けられることによって、4値の情報が
表現されている。
【0082】この4値の情報それぞれをA,B,C,M
として示すと、図4(b)に示すように、トラック#n
には情報A1 ,B1 ,C1 ,M1 、トラック#n+1に
は情報A2 ,B2 ,C2 ,M2 が存在し、つまりビーム
スポットBSがトラック#nとトラック#n+1を同時
に走査されるようにすることによって、情報A1
1 ,C1 ,M1 と情報A2 ,B2 ,C2 ,M2 の組み
合わせによる16種類のデータ表現(パターンP1 〜P
16)が可能となる。
【0083】従って、この光ディスクのトラックに記録
すべきデータは、先行トラックのデータ種類(A,B,
C,M)に応じて4値に変調されることによって、パタ
ーンP1 〜P16による16値のデータが再生される。
【0084】例えば、図5(a)に示すように、トラッ
ク#1,#2,#3,#4にピットPが形成されている
とし、ピットPはピット幅0.5μm、ピット長0.8
6μmとする。また、トラックピッチTpは、走査され
る再生レーザビームのスポットBSの径を1.5〜1.
6μmとしたとき、その約1/2である0.8μmに設
定されている。
【0085】再生レーザビームのビームスポットBSに
よる再生走査は、各隣接トラックの中間位置にトラッキ
ング制御されて実行され、従って、トラック#1と#2
間のスポット走査中心R1 をビームスポットBSが走査
することによってトラック#1と#2の情報が読み取ら
れ、同様にスポット走査中心R2 をビームスポットBS
が走査することによってトラック#2と#3の情報が読
み取られ、スポット走査中心R3 をビームスポットBS
が走査することによってトラック#3と#4の情報が読
み取られることとなる。
【0086】図5(b)に、各トラック#1〜#4に記
録された情報を上記A,B,C,Mとして示す。そし
て、走査R1 ,R2 ,R3 により、図5(b)の情報の
組み合せとして、図5(c)に示すように、パターンP
1 〜P16の16値が抽出されることになる。例えば、走
査R1 による得られるトラック#1,#2の情報のう
ち、情報(A,B)はパターンP2 、情報(M,M)は
パターンP16として再生されていく。そして、この光デ
ィスクの記録容量は、単にピットPの有無で論理「1」
「0」の2値を再生する従来の光ディスクより飛躍的に
増大したものとなる。
【0087】なお、A,B,C,Mの情報は、それぞれ
記録データの論理「11」「10」「01」「00」に
対応させるようにするか、または隣接するペアのトラッ
クによって(つまり、パターンP1 〜P16)に4ビット
データを対応させてA,B,C,Mによる記録データを
生成すればよい。
【0088】一方、サーボ部Zsは、図6に示すよう
に、トラック方向両側に形成されたミラー部Zmにて挟
まれて配されている。サーボ部Zsを構成するピット
(サーボピット)Pの配列パターンは、3トラック毎に
異なった形となっている。詳細には、サーボ部Zsの始
端から終端までをそれぞれ等間隔に3分割し、最初の区
分をA領域、次の区分をB領域、そして最後の区分をC
領域としたとき、各領域に含まれるピット配列の組合せ
が3つのパターンに分けられている。
【0089】即ち、図示の例では、まず、第1のスポッ
ト走査中心R1 に関してみると、外周側のトラック#1
はA領域からB領域にかけてピットPが形成された形と
なっており、内周側のトラック#2はB領域からC領域
にかけてピットPが形成された形となっている。つま
り、B領域は、内周側及び外周側共にピットPが存在
し、A領域は内周側に、C領域は外周側にそれぞれピッ
トPが存在した形となっており、このトラック#1及び
#2の中心(第1のスポット走査中心R1 )をビームス
ポットBSが走査する際、B領域の各ピットPがクロッ
ク検出用のクロックマークとして用いられ、A領域及び
C領域の各ピットPがトラッキングエラー検出用のサー
ボマークとして用いられる。
【0090】次に、第2のスポット走査中心R2 に関し
てみると、外周側のトラック#2は上述したように、B
領域からC領域にかけてピットPが形成された形となっ
ており、内周側のトラック#3はA領域とC領域にそれ
ぞれピットPが形成された形となっている。つまり、C
領域は、内周側及び外周側共にピットPが存在し、A領
域は内周側に、B領域は外周側にそれぞれピットPが存
在した形となっており、このトラック#2及び#3の中
心(第2のスポット走査中心R2 )をビームスポットB
Sが走査する際、C領域の各ピットPがクロック検出用
のクロックマークとして用いられ、A領域及びB領域の
各ピットPがトラッキングエラー検出用のサーボマーク
として用いられる。
【0091】次に、第3のスポット走査中心R3 に関し
てみると、外周側のトラック#3は、上述したようにA
領域とC領域にそれぞれピットPが形成された形となっ
ており、内周側のトラック#4はA領域からB領域にか
けてピットPが形成された形となっている。つまり、A
領域は、内周側及び外周側共にピットPが存在し、B領
域は内周側に、C領域は外周側にそれぞれピットPが存
在した形となっており、このトラック#3及び#4の中
心(第3のスポット走査中心R3 )をビームスポットB
Sが走査する際、A領域の各ピットPがクロック検出用
のクロックマークとして用いられ、B領域及びC領域の
各ピットPがトラッキングエラー検出用のサーボマーク
として用いられる。
【0092】次に、上記例に係る光ディスクの製造プロ
セスについて説明する。上記例の光ディスクの製造プロ
セスは、大別すると、原盤工程(マスタリング・プロセ
ス)とディスク化工程(レプリケーション・プロセス)
に分けられる。
【0093】原盤工程は、ディスク化工程で用いる金属
原盤(スタンパー)を完成させるまでのプロセスであ
り、ディスク化工程は、スタンパーを用いて、その複製
(レプリカ)である光ディスクを大量に生産するプロセ
スである。
【0094】具体的には、原盤工程は、研磨したガラス
基板にフォトレジストを塗布し、このフォトレジストに
レーザビームによる露光によってデータ(ピット列情
報)を記録する。即ち、レーザカッティングを行う。な
お、記録されるべきデータは予め準備する必要があり、
この準備工程は、プリマスタリングとも呼ばれる。
【0095】そして、カッティングが終了すると、現像
等の所定の処理を行った後、例えば電鋳によって金属表
面上への情報の転写を行い、光ディスクの複製を行うの
に必要なスタンパーを作製する。
【0096】その後、上記のようにして作製されたスタ
ンパーを用いて、例えばインジェクション法等によっ
て、樹脂基板上に情報を転写し、その上に光反射膜を成
膜した後、必要なディスク形態に加工するなどの処理を
行って、最終製品(光ディスク)を完成させる。
【0097】従って、この場合、光ディスクへのデータ
記録として用いられる装置は、ガラス基板上に形成され
たフォトレジストにレーザビームにてピット列情報を描
画する、いわゆるレーザカッティング装置である。
【0098】本発明に係るデータ記録方法は、例えば図
7のブロック図に示すような構成の本発明に係るデータ
記録装置により実施される。
【0099】この図7のブロック図に示すデータ記録装
置は、本発明を適用したレーザカッテング装置であっ
て、表面にフォトレジストが塗布されたガラス基板11
に記録用のレーザビームLwを照射してカッティングを
行う光学部10と、ガラス基板11を回転駆動する駆動
部20と、入力データを記録データに変換すると共に、
上記光学部10及び駆動部20を制御する信号処理部3
0とから構成される。
【0100】光学部10は、例えばHe−Cdレーザか
らなるレーザ光源12と、このレーザ光源12から出射
された記録用レーザビームLwを、後述する変調用超音
波発生回路33Aからの超音波信号に基づいて変調(オ
ン/オフ)する音響光学効果型の光変調器(以下、単に
AOMと記す)13Aと、このAOM13Aにて変調さ
れたレーザビームLwを、後述する偏向用超音波発生器
33Bからの超音波信号に基づいて偏向する音響光学効
果型の光偏向器(以下、単にAODと記す)13Bと、
このAOD13Bを透過したレーザビームLwの光軸を
曲げるプリズム14と、このプリズム14で反射された
レーザビームLwを集光して、ガラス基板11のフォト
レジスト面に照射する対物レンズ15とから構成されて
いる。
【0101】駆動部20は、ガラス基板11を回転駆動
するモータ21と、このモータ21の回転速度を検出す
るためのFGパルスを発生するFG発生回路22と、ガ
ラス基板11をその径方向にスライドさせるためのスラ
イドモータ23と、上記モータ21及びスライドモータ
23の回転速度や、光学部10における対物レンズ15
のトラッキング等を制御するサーボコントローラ24と
から構成されている。
【0102】信号処理部30は、例えばコンピュータか
らのソースデータに、例えばエラー訂正符号等を付加し
て入力データを生成するフォーマッティング回路31
と、このフォーマッティング回路31からの入力データ
に所定の論理演算を施して記録データを生成する論理演
算回路32と、発生した超音波信号のパワーを上記論理
演算回路32からの記録データに基づいて変調して出力
する変調用超音波発生回路33Aと、記録データの基づ
いて生成した微偏向信号と後述するシステムコントロー
ラ35からの掃引信号とを合成して出力する合成回路3
6と、発生した超音波信号の周波数を上記合成回路36
からの合成信号に基づいて変調して出力する偏向用超音
波発生器33Bと、論理演算回路32等にクロック信号
を供給するクロック発生器34と、供給されたクロック
信号に基づいてサーボコントローラ24等を制御するシ
ステムコントローラ35とから構成されている。
【0103】上記システムコントローラ35は、FG発
生回路22からのFGパルスとクロック発生器34から
のクロック信号との位相差信号をサーボコントローラ2
4に供給する。サーボコントローラ24は、システムコ
ントローラ35からの位相差信号に基づいて回転サーボ
信号を生成し、この回転サーボ信号をモータ21に供給
して、モータ21の回転速度が一定になるように制御す
る。
【0104】同時に、上記サーボコントローラ24は、
上記システムコントローラ35からの位相差信号に基づ
いて、図8(a)に示すように、横軸にガラス基板11
が定速回転した時点(即ち、定速回転開始時)からの経
過時間をとり(横軸上の数字は、ガラス基板11の回転
数を示す)、縦軸にトラックピッチ数をとったとき、ガ
ラス基板11が1回転する間に、対物レンズ15が、ガ
ラス基板11の内周側に向かって1トラックピッチ分
(この例では、0.8μm)、直線的に相対移動するた
めの駆動信号を生成し、この駆動信号をスライドモータ
23に供給して、ガラス基板11が1回転する毎に、対
物レンズ15が1トラックピッチ分相対移動するように
ガラス基板11を移動制御する。
【0105】また、システムコントローラ35は、クロ
ック発生器34からのクロック信号とFG発生回路22
からのFGパルスに基づいて、AOD13Bに供給する
ための掃引信号を生成する。この掃引信号は、AOD1
3Bに上記掃引信号が供給されることによって生じる記
録用レーザビームLwに対する偏向作用によって、図8
(b)に示すように、横軸にガラス基板11の定速回転
開始時からの経過時間をとり、縦軸にトラックピッチ数
をとったとき、ガラス基板11が1回転する間に、記録
用レーザビームLwのスポット位置を、ガラス基板11
の内周側に向かって1トラックピッチ分(この例では、
0.8μm)、直線的に相対移動させ、更にガラス基板
11が1回転する毎に記録用レーザビームLwを1トラ
ックピッチ分帰線させる鋸波状の信号波形を有する。
【0106】上記フォーマッティング回路31は、上記
システムコントローラ35により動作モードが制御さ
れ、生成した入力データを上記モータ21の回転に同期
して1トラック分ずつ動作モードデータとともに上記論
理演算回路32に供給するもので、第1の記録モード時
には生成した入力データの1トラック分を2回繰り返し
供給し、また、第2及び第3の記録モード時には生成し
た入力データの1トラック分を順次供給する。
【0107】上記フォーマッティング回路31によって
生成された第1乃至第3の記録モードの入力データは、
論理演算回路32に供給され記録データとして論理変換
される。
【0108】この論理演算回路32は、1トラック分の
入力データが2回繰り返し供給される第1の記録モード
時には、第1回目の1トラック分の入力データに対して
正論理をとった正論理データを記録データを生成し、第
2回目の1トラック分の入力データに対して負論理をと
った負論理データを記録データ(H,Lの2値データ)
を生成する。
【0109】また、上記論理演算回路32は、少なくと
も1トラック分の記録データが格納できる程度の記憶容
量を有するメモリが組み込まれており、第2の記録モー
ド時には、ガラス基板11の先行トラックに記録したデ
ータを上記メモリに格納しておき、この格納された記録
データとフォーマッティング回路31から入力された次
のトラックに関する入力データについて、所定の論理演
算、例えば排他的論理和演算処理を施し、上記次のトラ
ックに記録すべき記録データ(H,Lの2値データ)を
生成する。
【0110】さらに、上記論理演算回路32は、ガラス
基板11の先行トラックに記録されたデータ(A,B,
C,Mの4値データ)を格納すると共に、この格納され
た記録データとフォーマッティング回路31から入力さ
れた次のトラックに関する入力データについて、所定の
論理演算、例えば排他的論理和演算処理を施し、上記次
のトラックに記録すべき記録データ(A,B,C,Mの
4値データ)を生成する。
【0111】そして、この記録データは、変調用超音波
発生器33Aと合成回路36にそれぞれ供給される。変
調用超音波発生器33Aは、発生した超音波信号のパワ
ーを、記録データに基づいて変調し、この変調された超
音波信号をAOM13Aに供給することにより、レーザ
光源12からの記録用レーザビームLwの光強度を、記
録データがH又はA又はB又はCとされたビットタイミ
ングでオン状態に、記録データがL又はMとされたビッ
トタイミングでオフ状態に駆動制御する。
【0112】合成回路36は、第1及び第2の記録モー
ド時には上記システムコントローラ35からの掃引信号
を偏向用超音波発生器33Bに出力し、また、第3の記
録モード時には供給された記録データのうち、記録デー
タがBとされたビットタイミングで振幅を例えば+α、
記録データがCとされたビットタイミングで振幅を−α
とする微偏向信号を生成し、更にこの微偏向信号と上記
システムコントローラ35からの掃引信号を合成(重
畳)し、合成信号として偏向用超音波発生器33Bに出
力する。
【0113】偏向用超音波発生器33Bは、発生した超
音波信号の周波数を合成回路36からの合成信号のレベ
ルに基づいて変調し、この変調された超音波信号をAO
D13Bに供給することにより、AOM13Aにて強度
変調された記録用レーザビームLwを、ガラス基板11
が1回転する間に、ガラス基板11の内周側に向かって
1トラックピッチ分偏向させ、加えて、第3の記録モー
ド時には、記録用レーザビームLwの偏向方向を、記録
データがB又はCとされたビットタイミングで+α方向
又は−α方向となるように駆動制御する。
【0114】その結果、このレーザカッティング装置に
おいては、スライドモータ23によるガラス基板11に
対する移動操作によって、ガラス基板11が1回転する
毎に、上記記録用レーザビームLwのスポット位置が、
ガラス基板11の径方向に1トラックピッチ分変位さ
れ、同時に、AOD13Bによる記録用レーザビームL
wの偏向操作によって、この記録用レーザビームLw
を、ガラス基板11の径方向に1トラックピッチ分掃引
させることから、図8(c)に示すように、AOD13
Bの記録用レーザビームLwに対する偏向期間Taにお
いて、ガラス基板11が1回転する毎に、記録用レーザ
ビームLwのスポット位置が2トラックピッチ分ジャン
プすることになる。
【0115】即ち、図9に示すように、ガラス基板11
に対して、ピッチTが2トラックピッチと同等である1
ターンのスパイラル軌跡に沿って記録用のレーザビーム
Lwが照射されることになり、このスパイラル軌跡に沿
って記録データに基づくピットのレジスト潜像がフォト
レジスト面に形成されることになる。そして、その後の
AOD13Bの帰線期間Tbに、記録用レーザビームL
wのスポット位置は、外周方向に1トラックピッチ分戻
されることになる。
【0116】具体的に説明すると、ガラス基板11が1
回転する過程において、まず、記録用レーザビームLw
にて第1トラック目のピット情報が記録され、ガラス基
板11が1回転した時点において、記録用レーザビーム
Lwの照射位置は、第3トラック目の起点に位置し、そ
の後の帰線偏向によって、1トラックピッチ分、外周側
に変位(即ち、トラックジャンプ)し、第2トラック目
の起点に位置することになる。
【0117】更に、ガラス基板11が1回転すると、記
録用レーザビームLwの照射位置は、第4トラック目の
起点に位置し、その後の帰線偏向によって、1トラック
ピッチ分、外周側に変位(即ち、トラックジャンプ)
し、第3トラック目の起点に位置することになる。以下
同様に、ガラス基板11がn回転する毎に、記録用レー
ザビームLwの照射位置が第(n+2)トラックの起点
に位置し、その後の帰線偏向によって、1トラックピッ
チ分、外周側に変位(即ち、トラックジャンプ)し、第
(n+1)トラック目の起点に位置することになる。
【0118】このような構成のレーザカッティング装置
では、システムコントローラ35により動作モードを切
り換えることにより、第1乃至第3の記録モードのうち
の1つの動作モードを指定してレーザカッティング処理
を行うことができる。
【0119】すなわち、上記第1の記録モードでは、論
理演算回路32で入力データに対して正論理データによ
るピットデータと負論理データによるピットデータを生
成し、上記正論理データによるピットデータに応じたピ
ットとミラー面からなるピット列と上記負論理データに
よるピットデータに応じたピットとミラー面からなる反
転ピット列で記録データを表現して、光ディスクの記録
面における再生用の光ビームのスポットサイズのトラッ
クピッチを有するトラックに上記記録データを順次記録
するレーザカッティング処理を行う。
【0120】また、上記第2の記録モードでは、上記論
理演算回路32により前のトラックに記録されたデータ
と入力データとの所定の論理演算によるピットデータを
生成して、上記ピットデータに応じたピットとミラー面
からなるピット列により記録データを表現して、上記再
生用の光ビームのスポットサイズの1/2のトラックピ
ッチを有するトラックに上記記録データを順次記録する
レーザカッティング処理を行う。
【0121】さらに、上記第3の記録モードでは、上記
論理演算回路32により前のトラックに記録されたデー
タと入力データとの所定の論理演算による記録データを
ウォブルピットデータ及び非ウォブルピットデータと
し、ミラー部とトラックセンタから偏倚した位置に位置
する上記ウォブルピットデータに応じたウォブルピット
とトラックセンタ上に位置する上記非ウォブルピットデ
ータに応じた非ウォブルピットにより上記記録データを
表現して、上記再生用の光ビームのスポットサイズの1
/2のトラックピッチを有するトラックに上記記録デー
タを順次記録するレーザカッティング処理を行う。
【0122】これにより、上記第1の記録モードと第2
の記録モードと第3の記録モードで記録密度が異なるデ
ータ記録を光ディスクに対して行うことができる。
【0123】すなわち、上記レーザカッティング装置に
よるレーザカッティング処理の終了後、現像処理、電鋳
処理等を行って、スタンパーを作製し、この作製したス
タンパーを用いて光ディスクを大量に複製生産すること
ができる。
【0124】なお、1枚の光ディスクに対し、上記第1
の記録モードと第2の記録モードと第3の記録モードの
うちの1つの記録モードでデータ記録を行うこともでき
るし、複数の記録モードでデータ記録を行うことによ
り、記録密度が異なる複数のデータ記録領域を形成する
こともできる。
【0125】このように、本発明に係る光ディスクのデ
ータ記録方法(上記レーザカッティング装置によるカッ
ティング方法)によれば、再生用レーザビームの記録面
でのスポット径の1/2のトラックピッチを有する光デ
ィスクの原盤(スタンパー)を作製する場合において、
そのスタンパーの作製において基となるフォトレジスト
が塗布されたガラス基板11に対して、1本のビームL
wで、n本を1組とするスパイラル軌跡に沿って上述の
第1乃至第3の記録モードでピット情報(レジスト潜
像)を形成することができる。
【0126】なお、この実施例に係るレーザカッティン
グ装置においては、上述の第2又は第3の記録モード
で、例えば再生用レーザビームのスポット径の1/3の
トラックピッチTp2 ,Tp3 を有する光ディスクや上
記スポット径の1/4のトラックピッチを有する光ディ
スクを作製する場合においても、1本の記録用レーザビ
ームLwにてピット情報を形成することができ、複数の
記録用レーザビームを同時に出射してピット情報を形成
する必要がなくなる。従って、複数の記録用レーザビー
ムを同時に出射させるためのレーザ光源を含む特別な光
学系を採用する必要がなくなり、しかもトラックピッチ
に合わせた複数の記録用レーザビームの照射位置の制御
や位置決め等を行う必要もなくなる。
【0127】また、このレーザカッティング装置におい
ては、1本の記録用レーザビームLwだけで済ますこと
ができるため、一度に複数のレーザビームが空間的に非
常に狭い範囲で照射させる必要がなくなる。その結果、
複数のレーザビームを同時に照射することによって発生
するフォトレジストの感光状態の劣化(例えば、レジス
ト潜像の形状劣化)を引き起こすことがなくなり、しか
も各レーザビームに対するジッタ管理を行う必要もなく
なる。
【0128】また、複数のレーザビームを同時に出射す
る場合の他の弊害、即ち複数のレーザ光源とその数分の
光変調器が必要となり、全体の部品点数が多くなって、
レーザカッティングにかかるコストが高価になるになる
などの問題もなくなる。
【0129】次に、本発明に係る光記録媒体のデータ再
生装置の実施例として、上記第1乃至第3の記録モード
でデータが記録された光ディスクからデータを再生する
ディスク再生装置について図10〜図17に基づいて説
明する。
【0130】本発明に係る光記録媒体のデータ再生装置
では、上記第1の記録モードでデータが記録されたトラ
ックのトラックピッチTp1 に等しいスポット径すなわ
ち上記第2の記録モード又は第3の記録モードでデータ
が記録されたトラックのトラックピッチTp2 ,Tp3
のn倍のスポット径を有する再生用のレーザビームにて
行う。
【0131】この実施例のディスク再生装置は、例えば
図10に示すような構成となっている。この再生装置
は、光ディスク50にレーザビームLを照射し、記録面
50aで反射された反射光Lrの光量を検出する光ピッ
クアップ60と、この光ピックアップ60からの再生信
号からデータを再生する信号処理部70とから構成され
る。
【0132】光ピックアップ60は、レーザ光源61
と、このレーザ光源61からの出射光(再生用レーザビ
ーム)Lを平行光にするコリメータレンズ62と、この
コリメータレンズ62からの平行光を集光して光ディス
ク50の記録面50aに照射する対物レンズ63と、上
記コリメータレンズ62とこの対物レンズ63間の光路
中に配設され、かつ光ディスク50の記録面50aで反
射された反射光Lrを分離するビームスプリッタ64
と、このビームスプリッタ64で分離された反射光Lr
の光量を検出する光電変換素子(以下、フォトディテク
タという)65と、上記ビームスプリッタ64とこのフ
ォトディテクタ65間の光路中に配設され、かつビーム
スプリッタ64で分離された反射光Lrを集光する集光
レンズ66とを具備して構成されている。
【0133】この光ピックアップ60は、レーザ光源6
1から出射される再生用レーザビームLのビームスポッ
トBSが、上記第1の記録モードでデータ記録されたト
ラックのトラック中心Tc上を走査し、上記第2又は第
3の記録モードでデータ記録されたトラックに対しては
隣接するトラック#n,#n+1を同時に走査するよう
にトラッキングサーボ制御がかけられている。なお、ビ
ームスポットBSが走査する幅を走査トラック幅とい
う。
【0134】光ピックアップ60のレーザ光源61は、
例えば半導体レーザからなり、従来の光ピックアップと
同一波長の再生用レーザビームLを出射する。コリメー
タレンズ62は、上記レーザ光源61からの再生用レー
ザビームLを平行光としてビームスプリッタ64に入射
させる。
【0135】ビームスプリッタ64は、例えばハーフミ
ラー等で構成され、レーザ光源61からの再生用レーザ
ビームLを対物レンズ63に通過させる。対物レンズ6
3は、従来の光ピックアップと同等の開口率NAを有
し、ビームスプリッタ64を通過したレーザ光源61か
らの再生用レーザビームLを集光して、光ディスク50
の記録面50aに照射する。
【0136】集光レンズ66は、例えば非点収差法によ
りフォーカスエラー信号を得るためのシリンドリカルレ
ンズから構成され、反射光Lrをフォトディテクタ65
の受光面に集光する。
【0137】フォトディテクタ65は、図11に示すよ
うに、その受光領域が4つの領域65a,65b,65
c,65dに分割されている。このフォトディテクタ6
5は、受光面を構成する上記4つの領域65a,65
b,65c,65d中、2つの領域65a,65dに、
光ディスク50の記録面50aにおけるスポット走査中
心を基準として例えば外周側のピットPにて回折された
反射光Lrが入射し、他の2つの領域65b,65cが
光ディスク50の記録面50aにおけるスポット走査中
心を基準として内周側のピットPにて回折された反射光
Lrが入射する配置関係となっており、各領域65a,
65b,65c,65dにて光電変換された反射光Lr
の光量に基づく検出信号SA ,SB ,SC ,SD が各出
力端子より出力されるようになっている。
【0138】一方、信号処理部70は、上記フォトディ
テクタ65からの4つの検出信号SA ,SB ,SC ,S
D を増幅し、かつこの増幅された4つの検出信号SA ,
B,SC ,SD からRF信号とプッシュプル信号を生
成する演算回路71と、この演算回路67からのRF信
号とプッシュプル信号に基づいて16値のデータ再生を
行って、再生データとして出力する信号判別回路72を
有する。
【0139】また、上記演算回路71は、フォトディテ
クタ65からの4つの検出信号SA,SB ,SC ,SD
から例えば非点収差情報を算出し、フォーカスエラー信
号として出力すると共に、上記4つの検出信号SA ,S
B ,SC ,SD から後述するサンプルドサーボ方式のト
ラッキングエラー信号を抽出して出力する。これらフォ
ーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号は、サー
ボコントローラ74に供給される。
【0140】また、上記演算回路71にて生成されたR
F信号は、PLL回路73にも供給される。このPLL
回路73は、演算回路71からのRF信号からクロック
信号を生成する回路であり、このPLL回路73にて生
成されたクロック信号は、システムコントローラ75に
供給される。システムコントローラ75は、上記PLL
回路73からのクロック信号に基づいて後述するサーボ
コントローラ74や上記信号判別回路72等の動作制御
を行う。
【0141】サーボコントローラ74は、上記演算回路
71からのフォーカスエラー信号及びトラッキングエラ
ー信号並びにシステムコントローラ75からのトラック
ジャンプ、スピンドル回転指令情報等に基づいて、光ピ
ックアップ60における対物レンズ63をトラッキング
方向及びフォーカス方向に駆動可能に保持する2軸機構
や光ピックアップ60を光ディスクの径方向に移動させ
るスレッド機構を駆動させ、また、スピンドルモータ7
6を例えばCAV方式にて回転駆動させる。
【0142】ここで、16値データ及びトラッキングエ
ラー信号の抽出のための要部、即ち演算回路71と信号
判別回路72の構成を図11に基づいて説明する。
【0143】演算回路71は、フォトディテクタ65の
受光面を構成する4つの領域65a,65b,65c,
65d中、2つの領域65a,65dからの検出信号S
A ,SD の各信号レベルの和をとり第1の加算信号I1
として出力する第1の加算器71aと、他の領域65
b,65cからの検出信号SB ,SC の各信号レベルの
和をとり第2の加算信号I2 として出力する第2の加算
器71bと、第1の加算器71aからの第1の加算信号
1 と第2の加算器71bからの第2の加算信号I2
各信号レベルの和をとり、RF信号SRFとして出力する
第3の加算器71cと、上記第1及び第2の加算信号I
1 ,I2 の各信号レベルの差をとり、プッシュプル信号
Sppとして出力する減算器71dとを有する。
【0144】従って、フォトディテクタ65の一方の領
域65a,65dからの2つの検出信号SA ,SD は、
第1の加算器71aで加算されて第1の加算信号I1
して出力され、また、フォトディテクタ65の他方の領
域65b,65cからの2つの検出信号SB ,SC は、
第2の加算器71bで加算されて第2の加算信号I2
して出力される。これら第1及び第2の加算信号I1
2 は、第3の加算器71cにより互いに加算されてR
F信号SRFとして出力され、また、減算器71dにより
互いに減算されてプッシュプル信号Sppとして出力さ
れる。
【0145】また、この演算回路71は、第3の加算器
71cからのRF信号SRFを所定のタイミングでサンプ
ルホールドする第1のサンプルホールド回路(以下、単
にS/H回路と記す)71eと、この第1のS/H回路
71eからのサンプルホールド信号に基づいてトラッキ
ングエラー信号を生成するトラッキングエラー信号生成
回路71fと、第3の加算器71cからのRF信号SRF
を所定のタイミングでサンプルホールドしてクロック生
成用信号として出力する第2のS/H回路71gを有す
る。
【0146】上記トラッキングエラー信号生成回路71
fは、後述するサーボマークの再生タイミングによるR
F信号からトラッキングエラー信号を生成する。
【0147】一方、信号判別回路72は、上記演算回路
71からのRF信号SRF及びプッシュプル信号Sppを
ディジタル変換してそれぞれRF信号データ及びプッシ
ュプル信号データとして出力する第1及び第2のA/D
変換器72a,72bと、これら第1及び第2のA/D
変換器72a,72bから供給されるRF信号データの
値とプッシュプル信号データの値のマトリクス演算によ
り、上述した16値(パターンP1 〜P16)を判別する
16値化回路72cとを有する。
【0148】このような構成を有する演算回路71及び
信号判別回路72によるデータ抽出方法を以下に説明す
る。
【0149】まず、その前提として図12に示すよう
に、上述の第3の記録モードで記録されたデータとし
て、再生用レーザビームLのスポットBSに対し、トラ
ック#n上にミラー面M1 及びピットA1 ,B1 ,C1
が存在し、また、トラック#n+1上にミラー面M2
びピットA2 ,B2 ,C2 が存在している場合を想定し
て説明を行う。
【0150】フォトディテクタ65の一方の領域65
a,65dによって得られる回折レベル、即ち演算回路
71における第1の加算器71aからの第1の加算信号
1 の信号レベルと、フォトディテクタ65の他方の領
域65b,65cによって得られる回折レベル、即ち演
算回路71における第2の加算器71bからの第2の加
算信号I2 の信号レベルは、同図に示されるように、そ
れぞれ0,α,2α,3αと対応することになる。
【0151】上記第1の加算信号I1 と第2の加算信号
2 の信号レベル(回折レベル)を、パターンP1 〜P
16についてそれぞれ示すと、図4(c)のようになる。
そして、RF信号SRFは、第1及び第2の加算信号
1 ,I2 の各信号レベルの互いの和によって得られる
ため、RF信号SRFとしての信号レベル(回折レベル)
は、図4(d)に示すように、パターンP1 〜P16に応
じて0〜−6までのレベル分布を有することになり、一
方、第1及び第2の加算信号I1 ,I2 の各信号レベル
の互いの差によって得られるプッシュプル信号Sppの
信号レベル(回折レベル)は、図4(e)に示すよう
に、パターンP1 〜P16に応じて−3〜+3までのレベ
ル分布を示すことになる。
【0152】これをRF信号SRF(変調度)及びプッシ
ュプル信号Sppについて示したものが図13(a),
(b)である。なお、この図13(a),(b)では、
縦軸として0.0をミラーレベルとして算出される値と
している。また、横軸となるビームポジションとは、図
14に示すように、ピット中心を0.0地点として、再
生走査方向にビームスポットBSが移動した位置を示し
ている。
【0153】従って、ビームポジション0.0地点に相
当する再生クロックによってデータ抽出を行うことによ
り、RF信号SRFとして0〜−0.65程度までのレベ
ル範囲で情報が抽出され、また、プッシュプル信号Sp
pとして−0.3〜+0.3程度までのレベル範囲で情
報が抽出される。
【0154】このように、RF信号SRFとプッシュプル
信号Sppのいずれもが7種類の区分でレベル判定可能
であり、しかもパターンP1 〜P16のそれぞれは、図1
5に示すように、RF信号SRFとプッシュプル信号Sp
pのレベル区分に応じた情報マップ上に独立して位置す
ることになるため、この情報マップを、16値化回路7
2cに組み込まれているメモリの所定の配列変数領域に
論理的に格納し、更に、RF信号データの値とプッシュ
プル信号データの値に基づいて、この情報マップを参照
してパターンP1 〜P16を判別するアルゴリズムをプロ
グラム登録することにより、RF信号データの値とプッ
シュプル信号データの値から、現在再走査されたのが、
パターンP1 〜P16のいずれかであるかを容易に判別す
ることが可能となる。
【0155】例えば、RF信号データの値が−0.2
(つまり、情報マップにおける2)、プッシュプル信号
データの値が0.0(情報マップにおける0)である場
合、上記16値化回路72cにおいて、パターンP7
判別され、トラック#nは+αのウォブルドピットPに
よる情報B、トラック#n+1は−αのウォブルドピッ
トPによる情報Cであるとしてデータ再生される。
【0156】ここで、演算回路71により生成されるR
F信号SRFとディジタル・イコライザー26にて作成さ
れるプッシュプル信号Dppの信号波形を図1(b),
(c)、図2(b),(c)及び図4(d),(e)に
示す。なお、プッシュプル信号Dppは、この例では、
ディジタル信号として作成されるわけだが、アナログの
RF信号SRFとの波形比較を容易にするために、アナロ
グ波形として記述している。
【0157】まず、図2(b)及び(c)で示すプッシ
ュプル信号波形とRF信号波形は、図2(a)で示すデ
ータ領域Zdにおける記録データ部Zwのピット列及び
反転ピット列を再生した波形である。この図から、記録
データ部Zwにおいては、トラック中心Tcを基準とし
てその内周側にピットPがある場合、外周側には必ずミ
ラー面Mが存在し、反対に内周側がミラー面Mである場
合、外周側にはピットPが存在するという関係にあるた
め、PF信号SRFの信号レベルは、中レベル(M)とな
る。
【0158】一方、プッシュプル信号Dppは、ピット
列(又は反転ピット列)におけるミラー面MとピットP
との境界にて零となり、内周側にピットPがある場合、
(−)方向に振れ、外周側にピットPがある場合、
(+)方向に振れる信号波形となる。
【0159】次に、図1(b)及び(c)で示すプッシ
ュプル信号波形とRF信号波形は、図1(a)で示すよ
うに、サーボ領域Zs及びその周辺のピット列及び反転
ピット列を再生した波形であり、特に、第3のトラック
3 をビームスポットBSが走査したときの再生波形で
ある。この図から、ミラー部Zmは、ミラー面Mのみで
構成され、トラック中心Tcを基準としてその内周側及
び外周側共にピットPが存在しないことから、このミラ
ー部Zmに対応するRF信号SRFの信号レベルは高レベ
ル(H)となる。
【0160】また、サーボ部ZssのサーボマークMs
に対応する部分においては、内周側及び外周側のどちら
かにピットPが存在することから、このサーボマークM
sに対応するRF信号SRFの信号レベルは中レベル
(M)となる。また、サーボ部Zssのクロックマーク
Mcに対応する部分においては、内周側及び外周側共に
ピットPが存在することから、このクロックマークMc
に対応するRF信号SRFの信号レベルは低レベル(L)
となる。
【0161】一方、プッシュプル信号Dppは、ミラー
部Zm及びクロックマークMcに対応する部分にて零と
なり、サーボ部ZssのサーボマークMsに対応する部
分において、内周側にピットPがある場合、(−)方向
に振れ、外周側にピットPがある場合、(+)方向に振
れる信号波形となる。
【0162】以下で示す表3は、光ディスク50に記録
されているデータを再生するためのマトリクスである。
【0163】
【表3】
【0164】上記表1では、行にプッシュプル信号Dp
pの極性、列にRF信号DRFの信号レベルをとってい
る。この表1中、RF信号DRFが高レベル値(H)のと
きには、上述したように、ビームスポットBS内にピッ
トPは存在せず、プッシュプル信号Dppが得られない
状態にあるため、プッシュプル信号Dppが「+」又は
「−」という状態は取り得ない。従って、RF信号DRF
が高レベル値(H)で、プッシュプル信号Dppの極性
が「+」又は「−」の状態は存在し得ない。
【0165】また、RF信号DRFが中レベル値(M)の
ときには、ビームスポットBS内に1つのピットPのみ
が存在する状態か、又は内周側のピット列あるいは外周
側の反転ピット列においてピットPとミラー面Mとの境
界が存在するかの状態であり、前者の場合、プッシュプ
ル信号Dppが「+」又は「−」という状態をとり、後
者の場合、プッシュプル信号Dppが0という状態をと
る。
【0166】また、RF信号DRFが低レベル値(L)の
ときには、上述したように、ビームスポットBS内に2
つのピットPが存在し、プッシュプル信号Dppが得ら
れない状態にあるため、プッシュプル信号Dppが
「+」又は「−」という状態は取り得ない。従って、R
F信号DRFが低レベル値(L)で、プッシュプル信号D
ppの極性が「+」又は「−」の状態は存在し得ない。
【0167】そして、図15に示すような情報マップを
16値化回路に組み込まれているメモリ内に格納してお
くことにより、上述のように、RF信号データの値とプ
ッシュプル信号データの値からパターンP1 〜P16の判
別が可能となるが、このためには、図15に示すよう
に、RF信号データの値を0〜6のレベルに選別するた
めのスレッショルド値SLR1〜SLR6が必要になり、ま
た、プッシュプル信号データの値を−3〜+3のレベル
に選別するためのスレッショルド値SLP1〜SL P6が必
要になる。
【0168】各種光ディスク50毎に反射率が常に一定
であれば、また、光ディスク50おいて、符号間干渉が
認められなければ、上記スレッショルド値SLR1〜SL
R6及びスレッショルド値SLP1〜SLP6は予め実験デー
タ等に基づいて設定することができるが、実際には、符
号間干渉等により、A,B,C,Mの情報に基づくRF
信号データの値及びプッシュプル信号データの値が変動
することが考えられる。
【0169】そこで、光ディスク50に所定周期の所定
領域(例えば、サーボ部Zs)に、図4(a)に示した
16パターンの情報をそのままリファレンス情報として
予め記録しておき、再生時においては、このリファレン
ス情報における各パターンを再生した際に得られるRF
信号データの値及びプッシュプル信号データの値から、
最適なスレッショルド値SLR1〜SLR6及びスレッショ
ルド値SLP1〜SLP6を算出し、16値化回路72cに
組み込まれているメモリに格納するようにする。これに
よって、正確な16値判別が可能となる。
【0170】更に、このリファレンス情報を、いわゆる
サンプルサーボ方式のサーボ部Zs(トラックを分割す
るセクター内の各セグメントの先頭エリア)に記録して
おくことにより、トラッキングサーボ情報を得ることが
できる。
【0171】この例では、ビームスポットBSは、隣接
するペアのトラックの中間位置にトラッキング制御され
ることになるが、このとき、図4(a)におけるパター
ンP 1 、パターンP4 及びパターンP13(すべてA情報
となる非ウォブルドピット11)の再生タイミングでサ
ンプリングされたRF信号SRFの値により、いわゆるス
リーフェイズトラッキング制御が可能となる。
【0172】以下、上記スリーフェイズトラッキング制
御について図16〜図17を参照しながら説明する。
【0173】上述した図11で示す演算回路71及び信
号判別回路72の構成により、再生走査によってRF信
号SRFが抽出されると、そのRF信号SRFは、第1のS
/H回路71e及び第2のS/H回路71gにも供給さ
れる。第2のS/H回路71gでは、例えば図4のサー
ボ部Zsにおける領域Aの再生タイミングでRF信号S
RFをサンプリングし、これをクロック生成用信号として
PLL回路73(図10参照)に供給する。
【0174】一方、PLL回路73によって生成された
クロック信号に基づいて、領域A,B,Cのタイミング
のサンプリングクロックが生成され、第1のS/H回路
71eに供給される。この第1のS/H回路71eは、
供給されたサンプリングクロックに基づいてRF信号S
RFをサンプリングし、図17(a)に示すように得られ
る互いに位相が異なる3相信号RFA,RFB,RFC
をトラッキングエラー信号生成回路71fに供給する。
【0175】トラッキングエラー信号生成回路71f
は、例えば図16に示すように、第1のS/H回路71
eからのRF信号RFA,RFB,RFCの互いの差分
を求める差動増幅器80a,80b,80cと、これら
差動増幅器80a,80b,80cの各出力を切り換え
選択するマルチプレクサ81と、差動増幅器80a,8
0b,80cの各出力の極性を検出するコンパレータ8
2a,82b,82cと、これらコンパレータ82a,
82b,82cの各出力に対する所定の論理演算によ
り、マルチプレクサ81を制御する論理演算回路83と
から構成されている。
【0176】そして、差動増幅器80aは、例えば図1
7(b)において破線で示すように、RF信号RFCか
らRF信号RFBを減算してトラッキングエラー信号T
RAを生成し、差動増幅器80bは、RF信号RFAか
らRF信号RFCを減算してトラッキングエラー信号T
RBを生成し、差動増幅器80cは、RF信号RFBか
らRF信号RFAを減算してトラッキングエラー信号T
RCを生成する。
【0177】従って、これらのトラッキングエラー信号
TRA,TRB,TRCは、正弦波であって、かつ互い
に位相が120°異なると共に、RF信号RFA,RF
B,RFCに対してそれぞれ位相が90°進んだ信号と
なる。各トラッキングエラー信号TRA,TRB,TR
Cは、マルチプレクサ81及びコンパレータ82a,8
2b,82cに供給される。
【0178】コンパレータ82a,82b,82cは、
それぞれ例えば図17(c)に示すように、トラッキン
グエラー信号TRA,TRB,TRCの極性を検出し、
例えば正レベルで論理「1」となる極性信号PA,P
B,PCを生成し、これらを論理演算回路83に供給す
る。論理演算回路83は、以下で示す式(1)〜式
(3)に基づいて、例えば図17(d)に示すように、
互いに位相が120°異なる制御信号CA,CB,CC
を算出する。
【0179】そして、制御信号CAが論理「1」のと
き、トラッキングエラー信号TRAが選択され、制御信
号CBが論理「1」のとき、トラッキングエラー信号T
RBが選択され、制御信号CCが論理「1」のとき、ト
ラッキングエラー信号TRCが選択されるようにマルチ
プレクサ81を制御する。
【0180】 Ca=Pc ∩ INV(Pb) …………(1)
【0181】 Cb=Pa ∩ INV(Pc) …………(2)
【0182】 Cc=Pb ∩ INV(Pa) …………(3)
【0183】なお、これらの(1)式〜(3)式におい
て、記号「∩」、「INV()」は、それぞれ論理積、
負論理を意味する。
【0184】マルチプレクサ81は、図17(b)の実
線で示すように、互いに位相が異なる3相のトラッキン
グエラー信号TRA,TRB,TRCを周期的に切り換
えたトラッキングエラー信号を出力する。このトラッキ
ングエラー信号は、サーボループにおける位相補償処理
が施された後、図10で示す光ピックアップ2に供給さ
れ、2軸機構によって、対物レンズ23が、光ディスク
50の径方向に、トラッキングエラー信号のレベルが零
となるように移動される。
【0185】このようなトラッキングサーボ制御によ
り、隣接するペアトラックの中間位置がトラッキングセ
ンタとされて再生走査が行われ、これによって、上述の
ように、ペアトラックによる16値のパターン情報が抽
出される。
【0186】ところで、以上説明してきた例では、ウォ
ブルドピットとして±αの偏倚量をもつものを設定した
場合について説明してきたが、S/Nが良好な場合に
は、±αのウォブルドピットに加えて更に±β、±γの
偏倚量のウォブルドピットを設定してもよい。
【0187】例えば、この場合、トラック上に記録され
るピット情報としては、非ウォブルドピット(上記情報
A)、±αのウォブルドピット(上記情報B,C)、ミ
ラー面Mに加えて、±βのウォブルドピット(上記情報
D,E)及び±γのウォブルドピット(上記情報F,
G)という8値となる。
【0188】これによって、隣接するペアトラックで6
4パターンのデータが記録されることになり、1ビット
タイミングにつき、64値のデータが再生可能となる。
この場合、ピット長を0.8μmとしても、実質的に
0.0125μm/bit相当の高密度化(現状のコン
パクトディスクの32倍)が実現される。
【0189】なお、この実施例では、2本のトラックを
ペアとしてパターンを抽出するようにしたが、3本以上
のトラックが同時に再生用レーザビームのスポットによ
って照射されるように、トラックピッチ及びスポットサ
イズ等を設定し、各トラックには、入力データと先行す
る2本以上のトラックにおける記録データとの論理演算
によって記録データが生成されるようにしてもよい。
【0190】
【発明の効果】第1の発明に係る光記録媒体のデータ記
録方法における第1の記録モードでは、記録データを正
論理データ及び負論理データで表現し、再生用の光ビー
ムにより走査されるトラック中心を基準として、その内
周側あるいは外周側の一方に上記正論理データをピット
列として記録するとともに、上記内周側あるいは外周側
の他方に上記負論理データを反転ピット列として記録す
るので、論理的に「1」や「0」の連続データがあった
としても、EFM等のデータ長を増大を引き起こすよう
な変調を行うことなく、DCバランスを良好に、即ちD
SVの値を零にもっていくことができ、サーボ制御の安
定化及び記録データの高密度化を同時に図ることができ
る。
【0191】また、第2の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに上記記録データをピット列と
して記録するので、ピット幅、ピット長及び再生レーザ
ビームのスポットサイズを変えることなく、第1の記録
モードに対してn倍の記録密度でデータ記録を行うこと
ができる。
【0192】従って、第1の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録方法によれば、光記録媒体の記録面に対して、
上記第1の記録モードと第2の記録モードで記録密度が
異なるデータ記録を行うことができる。。
【0193】また、第2の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録方法における第1の記録モードでは、記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現し、光記録媒体
の記録面における再生用の光ビームのスポットサイズに
略々等しいトラックピッチを有するトラックに、上記再
生用の光ビームにより走査されるトラック中心を基準と
して、その内周側あるいは外周側の一方に上記正論理デ
ータをピット列として記録するとともに、上記内周側あ
るいは外周側の他方に上記負論理データを反転ピット列
として記録するので、論理的に「1」や「0」の連続デ
ータがあったとしても、EFM等のデータ長を増大を引
き起こすような変調を行うことなく、DCバランスを良
好に、即ちDSVの値を零にもっていくことができ、サ
ーボ制御の安定化及び記録データの高密度化を同時に図
ることができる。
【0194】また、第2の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに、上記記録データをミラー面
と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブ
ルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピ
ットによるピット列として記録するので、ピット幅、ピ
ット長及び再生レーザビームのスポットサイズを変える
ことなく、第1の記録モードに対してn倍よりも高い記
録密度でデータ記録を行うことができる。しかも、デー
タを多値表現して記録することにおより、プッシュプル
信号のDC成分も多値レベルになるのでS/Nの良いデ
ータ検出が可能になり、例えば反射率変動による影響も
受けにくい。
【0195】従って、第2の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録方法によれば、光記録媒体の記録面に対して、
上記第1の記録モードと第2の記録モードで記録密度が
異なるデータ記録を行うことができる。。
【0196】また、第3の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録方法における第1の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに上記記録データをピット列と
して記録するので、通常のコンパクトディスクなどの比
較して、スポットサイズを変えることなく、通常のコン
パクトディスクなどと比較して、n倍の記録密度でデー
タ記録を行うことができる。
【0197】さらに、第2の記録モードでは、前の連続
する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力
データとの所定の論理演算により得られるデータを次の
トラックの記録データとし、光記録媒体の記録面におけ
る再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラッ
クピッチを有するトラックに、上記記録データをミラー
面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォ
ブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブル
ピットによるピット列としてデータを多値表現して記録
することにより、ピット幅、ピット長及び再生レーザビ
ームのスポットサイズを変えることなく、第2の記録モ
ードよりも高い記録密度でデータ記録を行うことができ
る。しかも、データを多値表現して記録することにおよ
り、プッシュプル信号のDC成分も多値レベルになるの
でS/Nの良いデータ検出が可能になり、例えば反射率
変動による影響も受けにくい。
【0198】従って、第3の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録方法によれば、光記録媒体の記録面に対して、
上記第1の記録モードと第2の記録モードで記録密度が
異なるデータ記録を行うことができる。。
【0199】また、第4の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録方法における第1の記録モードでは、記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現し、再生用の光
ビームにより走査されるトラック中心を基準として、そ
の内周側あるいは外周側の一方に上記正論理データをピ
ット列として記録するとともに、上記内周側あるいは外
周側の他方に上記負論理データを反転ピット列として記
録するので、論理的に「1」や「0」の連続データがあ
ったとしても、EFM等のデータ長を増大を引き起こす
ような変調を行うことなく、DCバランスを良好に、即
ちDSVの値を零にもっていくことができ、サーボ制御
の安定化及び記録データの高密度化を同時に図ることが
できる。
【0200】また、第2の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに上記記録データをピット列と
して記録するので、ピット幅、ピット長及び再生レーザ
ビームのスポットサイズを変えることなく、第1の記録
モードに対してn倍の記録密度でデータ記録を行うこと
ができる。
【0201】さらに、第3の記録モードでは、前の連続
する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力
データとの所定の論理演算により得られるデータを次の
トラックの記録データとし、光記録媒体の記録面におけ
る再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラッ
クピッチを有するトラックに、上記記録データをミラー
面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォ
ブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブル
ピットによるピット列としてデータを多値表現して記録
することにより、ピット幅、ピット長及び再生レーザビ
ームのスポットサイズを変えることなく、第2の記録モ
ードよりも高い記録密度でデータ記録を行うことができ
る。しかも、データを多値表現して記録することにおよ
り、プッシュプル信号のDC成分も多値レベルになるの
でS/Nの良いデータ検出が可能になり、例えば反射率
変動による影響も受けにくい。
【0202】従って、第4の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録方法によれば、光記録媒体の記録面に対して、
上記第1の記録モードと第2の記録モードと第3の記録
モードで記録密度が異なるデータ記録を行うことができ
る。。
【0203】第5の発明に係る光記録媒体のデータ記録
装置における第1の記録モードでは、記録データを正論
理データ及び負論理データで表現し、再生用の光ビーム
により走査されるトラック中心を基準として、その内周
側あるいは外周側の一方に上記正論理データをピット列
として記録するとともに、上記内周側あるいは外周側の
他方に上記負論理データを反転ピット列として記録する
ので、論理的に「1」や「0」の連続データがあったと
しても、EFM等のデータ長を増大を引き起こすような
変調を行うことなく、DCバランスを良好に、即ちDS
Vの値を零にもっていくことができ、サーボ制御の安定
化及び記録データの高密度化を同時に図ることができ
る。
【0204】また、第2の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに上記記録データをピット列と
して記録するので、ピット幅、ピット長及び再生レーザ
ビームのスポットサイズを変えることなく、第1の記録
モードに対してn倍の記録密度でデータ記録を行うこと
ができる。
【0205】従って、第5の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録装置では、制御手段により動作モードを第1の
記録モードと第2の記録モードに切り換えて、光記録媒
体の記録面に対して、上記第1の記録モードと第2の記
録モードで記録密度が異なるデータ記録を行うことがで
きる。
【0206】また、第6の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録装置における第1の記録モードでは、記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現し、光記録媒体
の記録面における再生用の光ビームのスポットサイズに
略々等しいトラックピッチを有するトラックに、上記再
生用の光ビームにより走査されるトラック中心を基準と
して、その内周側あるいは外周側の一方に上記正論理デ
ータをピット列として記録するとともに、上記内周側あ
るいは外周側の他方に上記負論理データを反転ピット列
として記録するので、論理的に「1」や「0」の連続デ
ータがあったとしても、EFM等のデータ長を増大を引
き起こすような変調を行うことなく、DCバランスを良
好に、即ちDSVの値を零にもっていくことができ、サ
ーボ制御の安定化及び記録データの高密度化を同時に図
ることができる。
【0207】また、第2の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに、上記記録データをミラー面
と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブ
ルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピ
ットによるピット列として記録するので、ピット幅、ピ
ット長及び再生レーザビームのスポットサイズを変える
ことなく、第1の記録モードに対してn倍よりも高い記
録密度でデータ記録を行うことができる。しかも、デー
タを多値表現して記録することにおより、プッシュプル
信号のDC成分も多値レベルになるのでS/Nの良いデ
ータ検出が可能になり、例えば反射率変動による影響も
受けにくい。
【0208】従って、第6の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録装置では、制御手段により動作もーどを第1の
記録モードと第2の記録モードに切り換えて、光記録媒
体の記録面に対して、上記第1の記録モードと第2の記
録モードで記録密度が異なるデータ記録を行うことがで
きる。
【0209】また、第7の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録装置における第1の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに上記記録データをピット列と
して記録するので、通常のコンパクトディスクなどの比
較して、スポットサイズを変えることなく、通常のコン
パクトディスクなどと比較して、n倍の記録密度でデー
タ記録を行うことができる。
【0210】さらに、第2の記録モードでは、前の連続
する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力
データとの所定の論理演算により得られるデータを次の
トラックの記録データとし、光記録媒体の記録面におけ
る再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラッ
クピッチを有するトラックに、上記記録データをミラー
面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォ
ブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブル
ピットによるピット列としてデータを多値表現して記録
することにより、ピット幅、ピット長及び再生レーザビ
ームのスポットサイズを変えることなく、第2の記録モ
ードよりも高い記録密度でデータ記録を行うことができ
る。しかも、データを多値表現して記録することにおよ
り、プッシュプル信号のDC成分も多値レベルになるの
でS/Nの良いデータ検出が可能になり、例えば反射率
変動による影響も受けにくい。
【0211】従って、第7の発明に係る光記録媒体のデ
ータ記録装置では、制御手段により動作もーどを第1の
記録モードと第2の記録モードに切り換えて、光記録媒
体の記録面に対して、上記第1の記録モードと第2の記
録モードで記録密度が異なるデータ記録を行うことがで
きる。
【0212】また、第8の発明に係る光記録媒体のデー
タ記録装置における第1の記録モードでは、記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現し、再生用の光
ビームにより走査されるトラック中心を基準として、そ
の内周側あるいは外周側の一方に上記正論理データをピ
ット列として記録するとともに、上記内周側あるいは外
周側の他方に上記負論理データを反転ピット列として記
録するので、論理的に「1」や「0」の連続データがあ
ったとしても、EFM等のデータ長を増大を引き起こす
ような変調を行うことなく、DCバランスを良好に、即
ちDSVの値を零にもっていくことができ、サーボ制御
の安定化及び記録データの高密度化を同時に図ることが
できる。
【0213】また、第2の記録モードでは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに上記記録データをピット列と
して記録するので、ピット幅、ピット長及び再生レーザ
ビームのスポットサイズを変えることなく、第1の記録
モードに対してn倍の記録密度でデータ記録を行うこと
ができる。
【0214】さらに、第3の記録モードでは、前の連続
する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力
データとの所定の論理演算により得られるデータを次の
トラックの記録データとし、光記録媒体の記録面におけ
る再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラッ
クピッチを有するトラックに、上記記録データをミラー
面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォ
ブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブル
ピットによるピット列としてデータを多値表現して記録
することにより、ピット幅、ピット長及び再生レーザビ
ームのスポットサイズを変えることなく、第2の記録モ
ードよりも高い記録密度でデータ記録を行うことができ
る。しかも、データを多値表現して記録することにおよ
り、プッシュプル信号のDC成分も多値レベルになるの
でS/Nの良いデータ検出が可能になり、例えば反射率
変動による影響も受けにくい。
【0215】従って、第8の発明に係る光記録媒体のデ
ータ装置では、制御手段により動作もーどを第1の記録
モードと第2の記録モードと第3の記録モードに切り換
えて、光記録媒体の記録面に対して、上記第1の記録モ
ードと第2の記録モードと第3の記録モードで記録密度
が異なるデータ記録を行うことができる。
【0216】第9の発明に係る光記録媒体のデータ再生
装置における第1の再生モードは、記録データを正論理
データ及び負論理データで表現し、光記録媒体の記録面
における再生用の光ビームのスポットサイズに略々等し
いトラックピッチを有するトラックに、上記再生用の光
ビームにより走査されるトラック中心を基準として、そ
の内周側あるいは外周側の一方にピットとミラー面から
なるピット列として上記正論理データを記録するととも
に、上記内周側あるいは外周側の他方に上記ピット列に
おけるピットとミラー面を反転させた反転ピット列とし
て上記負論理データを記録する第1の記録モードに対す
る再生モードであって、この第1の再生モードでは、上
記第1の記録モードでデータが記録された光記録媒体の
記録面上のトラックを光ピックアップにより再生用の光
ビームで走査して生成したRF信号及びプッシュプル信
号から、演算処理手段により上記第1の記録モードに対
応した論理演算を行って、上記第1の記録モードの記録
データを再生することにより、論理的に「1」や「0」
の連続データがあったとしても、EFM等のデータ長を
増大を引き起こすような変調を行うことなく、DCバラ
ンスを良好に、即ちDSVの値を零にもっていくことが
でき、サーボ制御の安定化を図り、上記第1の記録モー
ドの記録データを確実に再生することができる。
【0217】また、第2の再生モードは、前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
ッチを有するトラックに、ピットとミラー面からなるピ
ット列として上記記録データを記録する第2の記録モー
ドに対する再生モードであって、この第2の再生モード
では、上記第2の記録モードでデータが記録された光記
録媒体の記録面上のn本のトラックを上記光ピックアッ
プにより再生用の光ビームで走査して生成したRF信号
及びプッシュプル信号から、上記演算処理手段により上
記第2の記録モードに対応した論理演算を行って、上記
第2の記録モードの記録データを光記録媒体から再生す
ることにより、レーザ光源の波長を短くしたり、対物レ
ンズのNAを大きくすることなく、第1の記録モードの
n倍の記録密度で記録された上記第2の記録モードの記
録データを光記録媒体から再生することができる。
【0218】従って、第9の発明に係る光記録媒体のデ
ータ再生装置では、レーザ光源の波長を短くしたり、対
物レンズのNAを大きくすることなく、制御手段により
動作モードを第1の再生モードと第2の再生モードに切
り換えて、上記第1の記録モード又は第2の記録モード
で記録された異なる記録密度の記録データを光記録媒体
から再生することができる。
【0219】また、第10の発明に係る光記録媒体のデ
ータ再生装置における第1の再生モードは、記録データ
を正論理データ及び負論理データで表現し、光記録媒体
の記録面における再生用の光ビームのスポットサイズに
略々等しいトラックピッチを有するトラックに、上記再
生用の光ビームにより走査されるトラック中心を基準と
して、その内周側あるいは外周側の一方にピットとミラ
ー面からなるピット列として上記正論理データを記録す
るとともに、上記内周側あるいは外周側の他方に上記ピ
ット列におけるピットとミラー面を反転させた反転ピッ
ト列として上記負論理データを記録する第1の記録モー
ドに対する再生モードであって、この第1の再生モード
では、上記第1の記録モードでデータが記録された光記
録媒体の記録面上のトラックを光ピックアップにより再
生用の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッシ
ュプル信号から、演算処理手段により上記第1の記録モ
ードに対応した論理演算を行って、上記第1の記録モー
ドの記録データを再生することにより、論理的に「1」
や「0」の連続データがあったとしても、EFM等のデ
ータ長を増大を引き起こすような変調を行うことなく、
DCバランスを良好に、即ちDSVの値を零にもってい
くことができ、サーボ制御の安定化を図り、上記第1の
記録モードの記録データを確実に再生することができ
る。
【0220】また、第2の再生モードは、前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
ッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタ
から偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラッ
クセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記
録データを表現して記録する第2の記録モードに対する
再生モードであって、この第2の再生モードでは、上記
第2の記録モードでデータが記録された光記録媒体の記
録面上のn本のトラックを上記光ピックアップにより再
生用の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッシ
ュプル信号から、上記演算処理手段により上記第2の記
録モードに対応した論理演算を行って、上記第2の記録
モードの記録データを光記録媒体から再生することによ
り、レーザ光源の波長を短くしたり、対物レンズのNA
を大きくすることなく、第1の記録モードのn倍の記録
密度で多値記録された上記第2の記録モードの記録デー
タを光記録媒体から再生することができる。
【0221】従って、第10の発明に係る光記録媒体の
データ再生装置では、レーザ光源の波長を短くしたり、
対物レンズのNAを大きくすることなく、制御手段によ
り動作モードを第1の再生モードと第2の再生モードに
切り換えて、上記第1の記録モード又は第2の記録モー
ドで記録された異なる記録密度の記録データを光記録媒
体から再生することができる。
【0222】また、第11の発明に係る光記録媒体のデ
ータ再生装置における第1の再生モードは、前の連続す
る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
ピッチを有するトラックに、ピットとミラー面からなる
ピット列として上記記録データを記録する第1の記録モ
ードに対する再生モードであって、この第1の再生モー
ドでは、上記第2の記録モードでデータが記録された光
記録媒体の記録面上のn本のトラックを上記光ピックア
ップにより再生用の光ビームで走査して生成したRF信
号及びプッシュプル信号から、上記演算処理手段により
上記第1の記録モードに対応した論理演算を行って、上
記第1の記録モードの記録データを光記録媒体から再生
するにより、レーザ光源の波長を短くしたり、対物レン
ズのNAを大きくすることなく、第1の記録モードの記
録データを光記録媒体から再生することができる。
【0223】また、第2の再生モードは、前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
ッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタ
から偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラッ
クセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記
録データを表現して記録する第2の記録モードに対する
再生モードであって、この第2の再生モードでは、上記
第2の記録モードでデータが記録された光記録媒体の記
録面上のn本のトラックを上記光ピックアップにより再
生用の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッシ
ュプル信号から、上記演算処理手段により上記第2の記
録モードに対応した論理演算を行って、上記第2の記録
モードの記録データを光記録媒体から再生することによ
り、レーザ光源の波長を短くしたり、対物レンズのNA
を大きくすることなく、多値記録された上記第2の記録
モードの記録データを光記録媒体から再生することがで
きる。
【0224】従って、第11の発明に係る光記録媒体の
データ再生装置では、レーザ光源の波長を短くしたり、
対物レンズのNAを大きくすることなく、制御手段によ
り動作モードを第1の再生モードと第2の再生モードに
切り換えて、上記第1の記録モード又は第2の記録モー
ドで記録された異なる記録密度の記録データを光記録媒
体から再生することができる。
【0225】さらに、第12の発明に係る光記録媒体の
データ再生装置における第1の再生モードは、記録デー
タを正論理データ及び負論理データで表現し、光記録媒
体の記録面における再生用の光ビームのスポットサイズ
に略々等しいトラックピッチを有するトラックに、上記
再生用の光ビームにより走査されるトラック中心を基準
として、その内周側あるいは外周側の一方にピットとミ
ラー面からなるピット列として上記正論理データを記録
するとともに、上記内周側あるいは外周側の他方に上記
ピット列におけるピットとミラー面を反転させた反転ピ
ット列として上記負論理データを記録する第1の記録モ
ードに対する再生モードであって、この第1の再生モー
ドでは、上記第1の記録モードでデータが記録された光
記録媒体の記録面上のトラックを光ピックアップにより
再生用の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッ
シュプル信号から、演算処理手段により上記第1の記録
モードに対応した論理演算を行って、上記第1の記録モ
ードの記録データを再生することにより、論理的に
「1」や「0」の連続データがあったとしても、EFM
等のデータ長を増大を引き起こすような変調を行うこと
なく、DCバランスを良好に、即ちDSVの値を零にも
っていくことができ、サーボ制御の安定化を図り、上記
第1の記録モードの記録データを確実に再生することが
できる。
【0226】また、第2の再生モードは、前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
ッチを有するトラックに、ピットとミラー面からなるピ
ット列として上記記録データを記録する第2の記録モー
ドに対する再生モードであって、この第2の再生モード
では、上記第2の記録モードでデータが記録された光記
録媒体の記録面上のn本のトラックを上記光ピックアッ
プにより再生用の光ビームで走査して生成したRF信号
及びプッシュプル信号から、上記演算処理手段により上
記第2の記録モードに対応した論理演算を行って、上記
第2の記録モードの記録データを光記録媒体から再生す
ることにより、レーザ光源の波長を短くしたり、対物レ
ンズのNAを大きくすることなく、第1の記録モードの
n倍の記録密度で記録された上記第2の記録モードの記
録データを光記録媒体から再生することができる。
【0227】また、第3の再生モードは、前の連続する
(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
ッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタ
から偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラッ
クセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記
録データを表現して記録する第3の記録モードに対する
再生モードであって、この第3の再生モードでは、上記
第3の記録モードでデータが記録された光記録媒体の記
録面上のn本のトラックを上記光ピックアップにより再
生用の光ビームで走査して生成したRF信号及びプッシ
ュプル信号から、上記演算処理手段により上記第3の記
録モードに対応した論理演算を行って、上記第2の記録
モードの記録データを光記録媒体から再生することによ
り、レーザ光源の波長を短くしたり、対物レンズのNA
を大きくすることなく、第1の記録モードのn倍の記録
密度で多値記録された上記第3の記録モードの記録デー
タを光記録媒体から再生することができる。
【0228】従って、第12の発明に係る光記録媒体の
データ再生装置では、レーザ光源の波長を短くしたり、
対物レンズのNAを大きくすることなく、制御手段によ
り動作モードを第1の再生モードと第2の再生モードと
第3の再生モードに切り換えて、上記第1の記録モー
ド、第2の記録モード又は第2の記録モードで記録され
た異なる記録密度の記録データを光記録媒体から再生す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の記録モードで記録した光ディスクの要
部、特にそのサーボ領域及びその周辺を示す図であり、
同図(a)はサーボ領域及びその周辺の記録フォーマッ
トの例を示す模式図、同図(b)は上記サーボ領域及び
その周辺を再生して得たプッシュプル信号波形を示す波
形図、同図(c)は上記サーボ領域及びその周辺を再生
して得たRF信号波形を示す波形図である。
【図2】上記第1の記録モードで記録した光ディスクの
要部、特にそのデータ部を示す図であり、同図(a)は
データ領域の記録データ部における記録フォーマットの
例を示す模式図、同図(b)は上記データ部を再生して
得たプッシュプル信号波形を示す波形図、同図(c)は
上記データ部を再生して得たRF信号波形を示す波形図
である。
【図3】第2の記録モードで記録した光ディスクの要
部、特にそのデータ部を示す図である。
【図4】第3の記録モードで記録した光ディスクの要
部、特にそのデータ部を示す図であり、同図(a)はデ
ータ部における記録フォーマットの例を示す模式図、同
図(b)は記録されるデータの種別を示す表図、同図
(c)は記録されるデータの回折レベルを示す表図、同
図(d)は上記データ部を再生して得たRF信号波形を
示す波形図、同図(e)は上記データ部を再生して得た
プッシュプル信号波形を示す波形図である。
【図5】上記第3の記録モードで記録した光ディスクの
要部、特にそのデータ部の具体例を示す図であり、同図
(a)はデータ部における記録フォーマットの例を示す
模式図、同図(b)は記録されるデータの種別を示す表
図、同図(c)は記録されるデータを16値変換した後
のデータを示す表図である。
【図6】上記第3の記録モードで記録した光ディスクの
要部、特にサーボ部及びその周辺部の記録フォーマット
を示す模式図である。
【図7】本発明に係る光記録媒体のデータ記録方法を実
現させるためのレーザカッティング装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図8】上記レーザカッティング装置のスライドモータ
とAODによる記録用レーザビームの照射位置の変位状
態の一例を示す図であり、同図(a)はスライドモータ
による移動操作のみによる記録用レーザビームの照射位
置の変位を示し、同図(b)はAODの光偏向のみによ
る記録用レーザビームの照射位置の変位を示し、同図
(c)はスライドモータによる移動操作とAODによる
光偏向を組み合わせた場合の記録用レーザビームの照射
位置の変位を示す。
【図9】本実施例に係るレーザカッティング装置のスラ
イドモータとAODによる記録用レーザビームの照射軌
跡を示す説明図である。
【図10】上記光ディスクに対してデータ再生を行う再
生装置、特に、その再生系の構成を示すブロック図であ
る。
【図11】上記再生系の信号処理にかかわる演算回路及
び信号判別回路の構成を示すブロック図である。
【図12】上記光ディスクに記録された非ウォブルピッ
ト、ウォブルピット及びミラー面による回折レベルの説
明図である。
【図13】上記再生系にてデータ再生することにより得
たRF信号及びプッシュプル信号の再生用レーザビーム
ポジションの変化に対するレベル変化を示す特性図であ
り、同図(a)はRF信号のレベル変化を示し、同図
(b)はプッシュプル信号のレベル変化を示す。
【図14】再生用レーザビームポジションの変化を説明
するための図である。
【図15】上記再生系における信号判別回路での16値
判別に使用される情報マップを示す説明図である。
【図16】上記演算回路内に組み込まれるトラッキング
エラー信号生成回路の構成を示す回路図である。
【図17】上記トラッキングエラー信号生成回路でのト
ラッキングエラー信号の生成動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図18】従来の光ディスクの記録フォーマットを示す
模式図である。
【符号の説明】
P・・・・・ピット BS・・・・・ビームスポット 10・・・・・光学部 11・・・・・ガラス基板 12・・・・・レーザ光源 13A・・・・AOM 13B・・・・AOD 14・・・・・プリズム 15・・・・・対物レンズ 20・・・・・駆動部 21・・・・・モータ 22・・・・・FG発生回路 23・・・・・スライドモータ 24・・・・・サーボコントローラ 30・・・・・信号処理部 31・・・・・フォーマッティング回路 32・・・・・論理演算回路 33A・・・・変調用超音波発生回路 33B・・・・偏向用超音波発生回路 35・・・・・システムコントローラ 50・・・・・光ディスク 50a・・・・記録面 60・・・・・光ピックアップ 61・・・・・レーザ光源 62・・・・・コリメータレンズ 63・・・・・対物レンズ 64・・・・・ビームスプリッタ 65・・・・・フォトディテクタ 66・・・・・集光レンズ 70・・・・・信号処理回路 71・・・・・演算回路 72・・・・・信号判別回路 73・・・・・PLL回路 74・・・・・サーボコントローラ 75・・・・・システムコントローラ 76・・・・・・スピンドルモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−74317(JP,A) 特開 平5−89470(JP,A) 特開 平5−62200(JP,A) 特開 平1−184726(JP,A) 特開 平5−347026(JP,A) 特開 平6−282845(JP,A) 特開 平5−298706(JP,A) 特開 平7−44870(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 - 7/013

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録データを正論理データ及び負論理
    データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
    光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
    を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
    されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
    外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
    て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
    るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
    ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
    タを記録する第1の記録モードと、 前の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデー
    タと入力データとの所定の論理演算により得られるデー
    タを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録
    面における再生用の光ビームのスポットサイズの1/n
    のトラックピッチを有するトラックに、ピットとミラー
    面からなるピット列として上記記録データを記録する第
    2の記録モードとを有し、 上記第1の記録モード又は第2の記録モードで光記録媒
    体の記録面にデータを記録することを特徴とする光記録
    媒体のデータ記録方法。
  2. 【請求項2】 記録データを正論理データ及び負論理
    データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
    光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
    を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
    されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
    外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
    て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
    るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
    ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
    タを記録する第1の記録モードと、 前の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデー
    タと入力データとの所定の論理演算により得られるデー
    タを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録
    面における再生用の光ビームのスポットサイズの1/n
    のトラックピッチを有するトラックに、ミラー面と、ト
    ラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブルピッ
    トと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピットに
    より、上記記録データを表現して記録する第2の記録モ
    ードとを有し、 上記第1の記録モード又は第2の記録モードで光記録媒
    体の記録面にデータを記録することを特徴とする光記録
    媒体のデータ記録方法。
  3. 【請求項3】 前の連続する(n−1)本のトラック
    に記録されたデータと入力データとの所定の論理演算に
    より得られるデータを次のトラックの記録データとし、
    光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポッ
    トサイズの1/nのトラックピッチを有するトラック
    に、ピットとミラー面からなるピット列として上記記録
    データを記録する第1の記録モードと、 前の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデー
    タと入力データとの所定の論理演算により得られるデー
    タを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録
    面における再生用の光ビームのスポットサイズの1/n
    のトラックピッチを有するトラックに、ミラー面と、ト
    ラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブルピッ
    トと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピットに
    より、上記記録データを表現して記録する第2の記録モ
    ードとを有し、 上記第1の記録モード又は第2の記録モードで光記録媒
    体の記録面にデータを記録することを特徴とする光記録
    媒体のデータ記録方法。
  4. 【請求項4】 記録データを正論理データ及び負論理
    データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
    光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
    を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
    されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
    外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
    て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
    るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
    ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
    タを記録する第1の記録モードと、 前の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデー
    タと入力データとの所定の論理演算により得られるデー
    タを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録
    面における再生用の光ビームのスポットサイズの1/n
    のトラックピッチを有するトラックに、ピットとミラー
    面からなるピット列として上記記録データを記録する第
    2の記録モードと、 前の連続する(n−1)本のトラックに記録されたデー
    タと入力データとの所定の論理演算により得られるデー
    タを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の記録
    面における再生用の光ビームのスポットサイズの1/n
    のトラックピッチを有するトラックに、ミラー面と、ト
    ラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブルピッ
    トと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピットに
    より、上記記録データを表現して記録する第3の記録モ
    ードとを有し、 上記第1の記録モード、第2の記録モード又は第3の記
    録モードで光記録媒体の記録面にデータを記録すること
    を特徴とする光記録媒体のデータ記録方法。
  5. 【請求項5】 第1の記録モードでは入力データの正
    論理と負論理をとる論理演算により得られる正論理デー
    タ及び負論理データを次のトラックの記録データとする
    ピットデータ及び反転ピットデータを生成し、第2の記
    録モードでは前の連続する(n−1)本のトラックに記
    録されたデータと入力データとの所定の論理演算により
    得られるデータを次のトラックの記録データとするピッ
    トデータを生成する演算処理手段と、 データ記録用の光ビームを出射する光源と、 上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からのピッ
    トデータに応じて強度変調する光変調器と、 上記光源から上記光変調器を介して入射される光ビーム
    を光記録媒体の記録面に集光させる対物レンズと、 上記対物レンズを通過する光ビームのビームスポットを
    上記光記録媒体の径方向に相対移動させる移動手段と、 第1の記録モードと第2の記録モードに動作モードを切
    り換える制御手段とを備え、 第1の記録モードでは、光記録媒体の記録面における再
    生用の光ビームのスポットサイズに略々等しいトラック
    ピッチを有するトラックに、上記再生用の光ビームによ
    り走査されるトラック中心を基準として、その内周側あ
    るいは外周側の一方にピットとミラー面からなるピット
    列として上記正論理データを記録するとともに、上記内
    周側あるいは外周側の他方に上記ピット列におけるピッ
    トとミラー面を反転させた反転ピット列として上記負論
    理データを記録し、第2の記録モードでは、前の連続す
    る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
    ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
    ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
    再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
    ピッチを有するトラックに、ピットとミラー面からなる
    ピット列として上記記録データを記録することを特徴と
    する光記録媒体のデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 第1の記録モードでは入力データの正
    論理と負論理をとる論理演算により得られる正論理デー
    タ及び負論理データを次のトラックの記録データとする
    ピットデータ及び反転ピットデータを生成し、第2の記
    録モードでは前の連続する(n−1)本のトラックに記
    録されたデータと入力データとの所定の論理演算により
    得られるデータを次のトラックの記録データするウォブ
    ルピットデータ及び非ウォブルピットデータを生成する
    演算処理手段と、 データ記録用の光ビームを出射する光源と、 上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からのピッ
    トデータに応じて強度変調する光変調器と、 上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からのウォ
    ブルピットデータに応じて微小偏向する光偏向器と、 上記光源から上記光変調器及び光偏向器を介して入射さ
    れる光ビームを光記録媒体の記録面に集光させる対物レ
    ンズと、 上記対物レンズを通過する光ビームのビームスポットを
    上記光記録媒体の径方向に相対移動させる移動手段と、 第1の記録モードと第2の記録モードに動作モードを切
    り換える制御手段とを備え、 第1の記録モードでは、光記録媒体の記録面における再
    生用の光ビームのスポットサイズに略々等しいトラック
    ピッチを有するトラックに、上記再生用の光ビームによ
    り走査されるトラック中心を基準として、その内周側あ
    るいは外周側の一方にピットとミラー面からなるピット
    列として上記正論理データを記録するとともに、上記内
    周側あるいは外周側の他方に上記ピット列におけるピッ
    トとミラー面を反転させた反転ピット列として上記負論
    理データを記録し、第2の記録モードでは、前の連続す
    る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
    ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
    ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
    再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
    ピッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセン
    タから偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラ
    ックセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記
    記録データを表現して記録することを特徴とする光記録
    媒体のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 第1の記録モードでは前の連続する
    (n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
    タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
    ックの記録データとするピットデータを生成し、第2の
    記録モードでは前の連続する(n−1)本のトラックに
    記録されたデータと入力データとの所定の論理演算によ
    り得られるデータを次のトラックの記録データするウォ
    ブルピットデータ及び非ウォブルピットデータを生成す
    る演算処理手段と、 データ記録用の光ビームを出射する光源と、 上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からのピッ
    トデータに応じて強度変調する光変調器と、 上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からのウォ
    ブルピットデータに応じて微小偏向する光偏向器と、 上記光源から上記光変調器及び光偏向器を介して入射さ
    れる光ビームを光記録媒体の記録面に集光させる対物レ
    ンズと、 上記対物レンズを通過する光ビームのビームスポットを
    上記光記録媒体の径方向に相対移動させる移動手段と、 第1の記録モードと第2の記録モードに動作モードを切
    り換える制御手段とを備え、 第1の記録モードでは、前の連続する(n−1)本のト
    ラックに記録されたデータと入力データとの所定の論理
    演算により得られるデータを次のトラックの記録データ
    とし、光記録媒体の記録面における再生用の光ビームの
    スポットサイズの1/nのトラックピッチを有するトラ
    ックに、ピットとミラー面からなるピット列として上記
    記録データを記録し、第2の記録モードでは、前の連続
    する(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力
    データとの所定の論理演算により得られるデータを次の
    トラックの記録データとし、光記録媒体の記録面におけ
    る再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラッ
    クピッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセ
    ンタから偏倚した位置に位置するウォブルピットと、ト
    ラックセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上
    記記録データを表現して記録することを特徴とする光記
    録媒体のデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 第1の記録モードでは入力データの正
    論理と負論理をとる論理演算により得られる正論理デー
    タ及び負論理データを次のトラックの記録データとする
    ピットデータ及び反転ピットデータを生成し、第2の記
    録モードでは前の連続する(n−1)本のトラックに記
    録されたデータと入力データとの所定の論理演算により
    得られるデータを次のトラックの記録データとするピッ
    トデータを生成し、第3の記録モードでは前の連続する
    (n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
    タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
    ックの記録データするウォブルピットデータ及び非ウォ
    ブルピットデータを生成する演算処理手段と、 データ記録用の光ビームを出射する光源と、 上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からのピッ
    トデータに応じて強度変調する光変調器と、 上記光源からの光ビームを上記演算処理手段からのウォ
    ブルピットデータに応じて微小偏向する光偏向器と、 上記光源から上記光変調器及び光偏向器を介して入射さ
    れる光ビームを光記録媒体の記録面に集光させる対物レ
    ンズと、 上記対物レンズを通過する光ビームのビームスポットを
    上記光記録媒体の径方向に相対移動させる移動手段と、 第1の記録モードと第2の記録モードと第3の記録モー
    ドに動作モードを切り換える制御手段とを備え、 第1の記録モードでは、光記録媒体の記録面における再
    生用の光ビームのスポットサイズに略々等しいトラック
    ピッチを有するトラックに、上記再生用の光ビームによ
    り走査されるトラック中心を基準として、その内周側あ
    るいは外周側の一方にピットとミラー面からなるピット
    列として上記正論理データを記録するとともに、上記内
    周側あるいは外周側の他方に上記ピット列におけるピッ
    トとミラー面を反転させた反転ピット列として上記負論
    理データを記録し、第2の記録モードでは、前の連続す
    る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
    ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
    ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
    再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
    ピッチを有するトラックに、ピットとミラー面からなる
    ピット列として上記記録データを記録し、第3の記録モ
    ードでは、前の連続する(n−1)本のトラックに記録
    されたデータと入力データとの所定の論理演算により得
    られるデータを次のトラックの記録データとし、光記録
    媒体の記録面における再生用の光ビームのスポットサイ
    ズの1/nのトラックピッチを有するトラックに、ミラ
    ー面と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウ
    ォブルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブ
    ルピットにより、上記記録データを表現して記録するこ
    とを特徴とする光記録媒体のデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 記録データを正論理データ及び負論理
    データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
    光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
    を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
    されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
    外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
    て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
    るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
    ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
    タを記録する第1の記録モード、又は、前の連続する
    (n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
    タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
    ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
    生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
    ッチを有するトラックに、ピットとミラー面からなるピ
    ット列として上記記録データを記録する第2の記録モー
    ドで、データが記録された光記録媒体から記録データを
    再生する光記録媒体のデータ再生装置であって、 光記録媒体の記録面に再生用の光ビームを照射し、上記
    記録面による上記光ビームの反射光又は透過光の光量に
    応じた検出信号を出力する光ピックアップと、 上記光ピックアップによる検出信号からRF信号及びプ
    ッシュプル信号を生成し、上記RF信号及びプッシュプ
    ル信号から第1の記録モード又は第2の記録モードに対
    応した論理演算により記録データを再生する演算処理手
    段と、 第1の再生モードと第2の再生モードに動作モードを切
    り換える制御手段とを備え、 第1の再生モードでは、上記第1の記録モードでデータ
    が記録された記録面上のトラックを上記光ピックアップ
    により再生用の光ビームで走査して、上記第1の記録モ
    ードの記録データを光記録媒体から再生し、第2の再生
    モードでは、上記第2の記録モードでデータが記録され
    た記録面上のトラックを上記光ピックアップにより再生
    用の光ビームで走査して、上記第2の記録モードの記録
    データを光記録媒体から再生することを特徴とする光記
    録媒体のデータ再生装置。
  10. 【請求項10】 記録データを正論理データ及び負論理
    データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
    光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
    を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
    されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
    外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
    て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
    るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
    ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
    タを記録する第1の記録モード、又は、前の連続する
    (n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デー
    タとの所定の論理演算により得られるデータを次のトラ
    ックの記録データとし、光記録媒体の記録面における再
    生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピ
    ッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセンタ
    から偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラッ
    クセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記記
    録データを表現して記録する第2の記録モードで、デー
    タが記録された光記録媒体から記録データを再生する光
    記録媒体のデータ再生装置であって、 光記録媒体の記録面に再生用の光ビームを照射し、上記
    記録面による上記光ビームの反射光又は透過光の光量に
    応じた検出信号を出力する光ピックアップと、 上記光ピックアップによる検出信号からRF信号及びプ
    ッシュプル信号を生成し、上記RF信号及びプッシュプ
    ル信号から第1の記録モード又は第2の記録モードに対
    応した論理演算により記録データを再生する演算処理手
    段と、 第1の再生モードと第2の再生モードに動作モードを切
    り換える制御手段とを備え、 第1の再生モードでは、上記第1の記録モードでデータ
    が記録された記録面上のトラックを上記光ピックアップ
    により再生用の光ビームで走査して、上記第1の記録モ
    ードの記録データを光記録媒体から再生し、第2の再生
    モードでは、上記第2の記録モードでデータが記録され
    た記録面上のトラックを上記光ピックアップにより再生
    用の光ビームで走査して、上記第2の記録モードの記録
    データを光記録媒体から再生することを特徴とする光記
    録媒体のデータ再生装置。
  11. 【請求項11】 前の連続する(n−1)本のトラック
    に記録されたデータと入力データとの所定の論理演算に
    より得られるデータを次のトラックの記録データとし、
    光記録媒体の記録面における再生用の光ビームのスポッ
    トサイズの1/nのトラックピッチを有するトラック
    に、ピットとミラー面からなるピット列として上記記録
    データを記録する第2の記録モード、又は、前の連続す
    る(n−1)本のトラックに記録されたデータと入力デ
    ータとの所定の論理演算により得られるデータを次のト
    ラックの記録データとし、光記録媒体の記録面における
    再生用の光ビームのスポットサイズの1/nのトラック
    ピッチを有するトラックに、ミラー面と、トラックセン
    タから偏倚した位置に位置するウォブルピットと、トラ
    ックセンタ上に位置する非ウォブルピットにより、上記
    記録データを表現して記録する第2の記録モードで、デ
    ータが記録された光記録媒体から記録データを再生する
    光記録媒体のデータ再生装置であって、 光記録媒体の記録面に再生用の光ビームを照射し、上記
    記録面による上記光ビームの反射光又は透過光の光量に
    応じた検出信号を出力する光ピックアップと、 上記光ピックアップによる検出信号からRF信号及びプ
    ッシュプル信号を生成し、上記RF信号及びプッシュプ
    ル信号から第1の記録モード又は第2の記録モードに対
    応した論理演算により記録データを再生する演算処理手
    段と、 第1の再生モードと第2の再生モードに動作モードを切
    り換える制御手段とを備え、 第1の再生モードでは、上記第1の記録モードでデータ
    が記録された記録面上のトラックを上記光ピックアップ
    により再生用の光ビームで走査して、上記第1の記録モ
    ードの記録データを光記録媒体から再生し、第2の再生
    モードでは、上記第2の記録モードでデータが記録され
    た記録面上のトラックを上記光ピックアップにより再生
    用の光ビームで走査して、上記第2の記録モードの記録
    データを光記録媒体から再生することを特徴とする光記
    録媒体のデータ再生装置。
  12. 【請求項12】 記録データを正論理データ及び負論理
    データで表現し、光記録媒体の記録面における再生用の
    光ビームのスポットサイズに略々等しいトラックピッチ
    を有するトラックに、上記再生用の光ビームにより走査
    されるトラック中心を基準として、その内周側あるいは
    外周側の一方にピットとミラー面からなるピット列とし
    て上記正論理データを記録するとともに、上記内周側あ
    るいは外周側の他方に上記ピット列におけるピットとミ
    ラー面を反転させた反転ピット列として上記負論理デー
    タを記録する第1の記録モード、前の連続する(n−
    1)本のトラックに記録されたデータと入力データとの
    所定の論理演算により得られるデータを次のトラックの
    記録データとし、光記録媒体の記録面における再生用の
    光ビームのスポットサイズの1/nのトラックピッチを
    有するトラックに、ピットとミラー面からなるピット列
    として上記記録データを記録する第2の記録モード、又
    は、前の連続する(n−1)本のトラックに記録された
    データと入力データとの所定の論理演算により得られる
    データを次のトラックの記録データとし、光記録媒体の
    記録面における再生用の光ビームのスポットサイズの1
    /nのトラックピッチを有するトラックに、ミラー面
    と、トラックセンタから偏倚した位置に位置するウォブ
    ルピットと、トラックセンタ上に位置する非ウォブルピ
    ットにより、上記記録データを表現して記録する第3の
    記録モードで、データが記録された光記録媒体から記録
    データを再生する光記録媒体のデータ再生装置であっ
    て、 光記録媒体の記録面に再生用の光ビームを照射し、上記
    記録面による上記光ビームの反射光又は透過光の光量に
    応じた検出信号を出力する光ピックアップと、 上記光ピックアップによる検出信号からRF信号及びプ
    ッシュプル信号を生成し、上記RF信号及びプッシュプ
    ル信号から第1の記録モード、第2の記録モード又は第
    3の記憶モードに対応した論理演算により記録データを
    再生する演算処理手段と、 第1の再生モードと第2の再生モードと第3の再生モー
    ドに動作モードを切り換える制御手段とを備え、 第1の再生モードでは、上記第1の記録モードでデータ
    が記録された記録面上のトラックを上記光ピックアップ
    により再生用の光ビームで走査して、上記第1の記録モ
    ードの記録データを光記録媒体から再生し、第2の再生
    モードでは、上記第2の記録モードでデータが記録され
    た記録面上のトラックを上記光ピックアップにより再生
    用の光ビームで走査して、上記第2の記録モードの記録
    データを光記録媒体から再生し、第3の再生モードで
    は、上記第3の記録モードでデータが記録された記録面
    上のトラックを上記光ピックアップにより再生用の光ビ
    ームで走査して、上記第3の記録モードの記録データを
    光記録媒体から再生することを特徴とする光記録媒体の
    データ再生装置。
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