JPH0845110A - 光メモリ及び光メモリ再生装置 - Google Patents

光メモリ及び光メモリ再生装置

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JPH0845110A
JPH0845110A JP6175245A JP17524594A JPH0845110A JP H0845110 A JPH0845110 A JP H0845110A JP 6175245 A JP6175245 A JP 6175245A JP 17524594 A JP17524594 A JP 17524594A JP H0845110 A JPH0845110 A JP H0845110A
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JP
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pit
photodetector
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track
optical memory
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JP6175245A
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English (en)
Inventor
Hideyasu Endo
英康 遠藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、従来と同程度のピット密度で情
報量を増大させることができる光メモリ及び、従来と同
程度のピット密度で情報量の多い光メモリから情報を再
生できる光メモリ再生装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 この発明は、トラック上に形成されたピット
列を有し、このピット列に光32が照射されてその反射
光が光検出器33で受光されて情報が読み取られる光メ
モリにおいて、前記ピット列の各ピット31がトラック
方向に対して種々の長さを持ち、このピット長さに情報
を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光メモリ及び光メモリ再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザビームにより情報の再生を行う光
ディスクは高密度大容量の記録メモリとして既に知られ
ている。光ディスクの中で再生専用のものはO−ROM
として知られ、光ディスクの中で部分的に再生領域を持
つものはP−ROMとして知られている。光ディスク
は、コンピュータ用のアプリケーションソフトウェアや
各種データがピット列の形で予め記録され、光ディスク
再生装置はそのピット列をレーザビームで走査してピッ
トの有無による2値信号として記録情報の再生を行う。
【0003】従来、光ディスク再生装置では、図10に
示すように光ピックアップ11は、半導体レーザ12か
らのレーザ光をコリメートレンズ13により平行光とし
てビームスプリッタ14及びλ/4板15及び対物レン
ズ16を介して光ディスク17にレーザ光スポットとし
て照射し、その反射光を対物レンズ16、λ/4板1
5、ビームスプリッタ14及び集光レンズ18を介して
光検出器19により受光する。
【0004】光ディスク17はスピンドルモータ20に
より回転させられ、アクチュエータ21はトラッキング
サーボ系22により駆動されて対物レンズ16を光ディ
スク17の半径方向へ移動させることにより光ディスク
17上のレーザ光スポットをトラックに追従させる。ま
た、アクチュエータ21はフォーカスサーボ系23によ
り駆動されて対物レンズ16を光軸方向へ移動させるこ
とにより光ディスク17上のレーザ光スポットのフォー
カシングを行う。
【0005】図9(a)に示すように予め光ディスク1
7のトラック上に記録された一定の大きさを有するピッ
ト24の列がレーザ光スポット25により走査される
と、ピット24が有る所では光の回折により反射光が弱
まり、光検出器19から図9(b)に示すようにピット
24の有無に対応した信号が再生される。この信号がし
きい値で2値化手段によって2値化されることで図9
(c)に示すような再生信号が得られる。情報は変調さ
れて光ディスクに記録され、光ディスクから再生された
信号が復調されて元の情報が得られるが、この変調と復
調については例えば「光ディスク技術」ラジオ技術社発
行第177〜190頁に記載されている。また、光ディ
スクの高密度化及び大容量化を計るには、全てのピット
の長さを所定の長さに短くする方法や、トラックピッチ
を狭くする方法がとられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記光ディスクでは、
1つのピットが持っている情報量は1ビットに過ぎな
い。そこで、光ディスクの高密度化及び大容量化を計る
には、全てのピットの長さを所定の長さに短くする方法
や、トラックピッチを狭くする方法がとられる。しか
し、これらの方法では、光ピックアップの周波数特性を
向上させる必要がある。また、トラックピッチを狭くす
る方法では、クロストークが生じ易くなるという問題も
ある。従って、これらの方法では、光ディスク再生装置
に大きな改善を要求することになる。
【0007】本発明は、上記問題点を改善し、従来と同
程度のピット密度で情報量を増大させることができる光
メモリ及び、従来と同程度のピット密度で情報量の多い
光メモリから情報を再生できる光メモリ再生装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、トラック上に形成されたピ
ット列を有し、このピット列に光が照射されてその反射
光が光検出器で受光されて情報が読み取られる光メモリ
において、前記ピット列の各ピットがトラック方向に対
して種々の長さを持ち、このピット長さに情報を有する
ものである。
【0009】請求項2記載の発明は、複数のピットがト
ラック方向に対して種々の長さをもって配置されたピッ
ト列がトラック上に形成された光メモリのトラックを光
スポットで走査して情報を再生する光メモリ再生装置で
あって、前記光スポットで走査されるトラックからの反
射光を受光する光検出器と、この光検出器の出力信号か
らこの光検出器の受光強度分布を認識してピット長を認
識し情報を再生する手段とを備えたものである。
【0010】請求項3記載の発明は、トラック上に形成
されたピット列を有し、このピット列に光が照射されて
その反射光が光検出器で受光されて情報が読み取られる
光メモリにおいて、前記ピット列の各ピットが半径方向
に対して種々の幅を持ち、この幅に情報を有するもので
ある。
【0011】請求項4記載の発明は、半径方向に対して
種々の幅をもつ複数のピットがトラック上に形成された
光メモリのトラックを光スポットで走査して情報を再生
する光メモリ再生装置であって、前記光スポットで走査
されるトラックからの反射光を受光する光検出器と、こ
の光検出器の出力信号からこの光検出器の受光強度分布
を認識してピット幅を認識し情報を再生する手段とを備
えたものである。
【0012】請求項5記載の発明は、トラック上に形成
されたピット列を有し、このピット列に光が照射されて
その反射光が光検出器で受光されて情報が読み取られる
光メモリにおいて、前記ピット列の各ピットがトラック
方向に対して広がり又は狭まりを持ち、この広がり又は
狭まりに情報を有するものである。
【0013】請求項6記載の発明は、半径方向に対して
広がり又は狭まりをもつ複数のピットがトラック上に形
成された光メモリのトラックを光スポットで走査して情
報を再生する光メモリ再生装置であって、前記光スポッ
トで走査されるトラックからの反射光を受光する光検出
器と、この光検出器の出力信号からこの光検出器の受光
強度分布を認識してピットの広がり又は狭まりを認識し
情報を再生する手段とを備えたものである。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明では、ピット列に光が照射
され、その反射光が光検出器で受光され、種々のピット
長さによる情報が読み取られる。
【0015】請求項2記載の発明では、複数のピットが
トラック方向に対して種々の長さをもって配置されたピ
ット列がトラック上に形成された光メモリのトラックが
光スポットで走査され、その反射光が光検出器により受
光される。前記手段は、光検出器の出力信号から光検出
器の受光強度分布を認識してピット長を認識し情報を再
生する。
【0016】請求項3記載の発明では、ピット列に光が
照射され、その反射光が光検出器で受光され、各ピット
の半径方向に対して持つ種々の幅による情報が読み取ら
れる。
【0017】請求項4記載の発明では、半径方向に対し
て種々の幅をもつ複数のピットがトラック上に形成され
た光メモリのトラックが光スポットで走査され、その反
射光が光検出器により受光される。前記手段は、光検出
器の出力信号から光検出器の受光強度分布を認識してピ
ット幅を認識し情報を再生する。
【0018】請求項5記載の発明では、ピット列に光が
照射され、その反射光が光検出器で受光され、各ピット
のトラック方向に対する広がり又は狭まりによる情報が
読み取られる。
【0019】請求項6記載の発明では、半径方向に対し
て広がり又は狭まりをもつ複数のピットがトラック上に
形成された光メモリのトラックが光スポットで走査さ
れ、その反射光が光検出器により受光される。前記手段
は、光検出器の出力信号から光検出器の受光強度分布を
認識してピットの広がり又は狭まりを認識し情報を再生
する。
【0020】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を説明するための
図である。この第1実施例は、請求項1記載の発明の実
施例であり、光ディスクからなる光メモリの例である。
第1実施例は、トラック上に形成された複数個のピット
31からなるピット列を有し、このピット列にレーザ光
スポット32が照射されてその反射光が光検出器33で
受光されて情報が読み取られる。ピット列の各ピット3
1はトラック方向に対して種々の長さを持ち、このピッ
ト長さに情報を有する。ピット31のトラック方向に対
する長さは、例えば図1(a)〜(d)に示すように最
大の長さ、2番目の長さ、3番目の長さ、0という4種
類の長さとし、ピット31のトラック方向に対する長さ
が0の場合はピット31が形成されない。
【0021】光検出器33はトラック方向に例えば3つ
に分割された3分割光検出器が用いられる。光ディスク
からの反射光はピットにより回折して弱まり、光検出器
33の光検出面にピットによる暗部31sができる。図
1(a)に示すように最大長さのピットからの反射光を
光検出器33で受光する時には光検出器33の3つの分
割部分A,B,Cの光検出面はすべてピットによる暗部
31sができる。図1(b)に示すように光検出器33
が2番目の長さを有するピットからの反射光を受光する
時には光検出器33の分割部分A,Bの光検出面はピッ
トによる暗部31sができるが、光検出器33の分割部
分Cの光検出面はピットによる暗部31sができない。
【0022】図1(c)に示すように光検出器33が3
番目の長さを有するピットからの反射光を受光する時に
は光検出器33の分割部分Aの光検出面はピットによる
暗部31sができるが、光検出器33の分割部分B,C
の光検出面はピットによる暗部31sができない。図1
(d)に示すように光検出器33が光ディスク上のピッ
トが無い部分からの反射光を受光する時には光検出器3
3の分割部分A,B,Cの光検出面はすべてピットによ
る暗部31sができない。なお、図1では光検出器33
の光検出面上のピットによる暗部31sは理解をしやす
くするためにピットの方向、配置と同一にしてあるが、
光ピックアップの特性上からはピット31の位置と光検
出器33の光検出面上のピットによる暗部31sは同一
にならない。
【0023】光検出器33の各分割部分A〜Cの出力信
号をデジタル値に変換してコードデータに対応させる
と、ピット長に情報を持たせることになる。例えば図1
(a)に示すように最大長さのピットからの反射光を光
検出器33で受光する時に光検出器33の分割部分A,
B,Cから得られる信号を図4(a)に示すような‘1
1’のコードデータに対応させ、図1(b)に示すよう
に2番目の長さを有するピットからの反射光を光検出器
33で受光する時に光検出器33の分割部分A,B,C
から得られる信号を図4(b)に示すような‘10’の
コードデータに対応させ、図1(c)に示すように3番
目の長さを有するピットからの反射光を光検出器33で
受光する時に光検出器33の分割部分A,B,Cから得
られる信号を図4(c)に示すような‘01’のコード
データに対応させ、図1(d)に示すように光ディスク
上のピットが無い部分からの反射光を光検出器33で受
光する時に光検出器33の分割部分A,B,Cから得ら
れる信号を図4(d)に示すような‘00’のコードデ
ータに対応させると、ピット長に情報を持たせることに
なって1つのピットの持つ情報が従来の2倍の2ビット
になる。
【0024】この第1実施例では、ピットがトラック方
向に対して種々の長さを持ち、このピット長さに情報を
有するので、従来の1ピットに相当する領域でピット長
に情報を持つことになって従来と同程度のピット密度で
情報量を増大させることができる。なお、ピット31の
トラック方向の長さの種類及び光検出器33のトラック
方向の分割数を第1実施例より多くすれば1ピットの持
つ情報は第1実施例の場合よりさらに増大する。
【0025】図2は本発明の第2実施例を示す。この第
2実施例は、請求項2記載の実施例であり、第1実施例
の光ディスクからなる光メモリより情報を再生する光デ
ィスク再生装置からなる光メモリ再生装置の例である。
第2実施例は、図10に示す光ディスク再生装置と同様
に第1実施例の光ディスクをスピンドルモータ20で回
転させて光ピックアップ11により光ディスク上のトラ
ックをレーザ光スポットで走査してそのトラッキング及
びフォーカシングを行いながら光ディスクから情報を再
生する。但し、光ピックアップ11は光検出器19の代
りに3分割光検出器33が用いられる。
【0026】3分割光検出器33の各分割部分A,B,
Cからの信号は、合成信号生成回路34にて加算器35
により加算されて波形整形回路36によりパルスに波形
整形され、信号再生クロック生成回路37に入力され
る。信号再生クロック生成回路37は位相比較器38、
ローパスフィルタ(LPF)39、電圧制御発振器(V
CO)40及び分周器41からなるPLL回路で構成さ
れ、電圧制御発振器40からのクロックが分周器41で
1/Nに分周される。波形整形回路36からのパルスは
位相比較器38にて分周器41からのクロックと位相が
比較され、その位相差に応じた出力信号がローパスフィ
ルタ39を通して電圧制御発振器40に加えられる。電
圧制御発振器40は、発振周波数がローパスフィルタ3
9の出力信号電圧により制御され、波形整形回路36の
からのパルスに同期してコードデータ生成用クロックを
生成する。
【0027】また、3分割光検出器33の各分割部分
A,B,Cからの信号は、それぞれアンプ42〜44を
通って波形整形回路45〜47で2値化及び位相反転が
行われ、信号SA,SB,SCとしてコードデータ生成回
路48に入力される。コードデータ生成回路48では、
波形整形回路45〜47からの入力信号SA,SB,SC
はメモリICからなるデータ変換テーブル49によりコ
ードデータS1,S2に変換され、シフトレジスタからな
るパラレル・シリアル変換部50にて電圧制御発振器4
0からのコードデータ生成用クロックに同期してパラレ
ル・シリアル変換されてシリアルデータS0として出力
される。
【0028】ここに、データ変換テーブル49は、波形
整形回路45〜47からの入力信号SA,SB,SCから
3分割光検出器33の各分割部分A,B,Cの受光強度
分布(ピット31による暗部31sの配置)を認識する
ことでピット31のトラック方向の長さを認識してその
長さに応じたコードデータS1,S2を出力し情報を再生
する。このデータ変換テーブル49は、3ビットのアド
レス信号SA,SB,SCに対応してコードデータS1,S
2を記録したメモリICからなり、アドレス信号SA,S
B,SCとコードデータS1,S2との対応表を図7に示
す。
【0029】この対応表から明らかなように、図1
(a)に示すように最大長さのピットからの反射光を光
検出器33で受光した時には光検出器33の分割部分
A,B,Cからアンプ42〜44、波形整形回路45〜
47を通して得られる信号SA,SB,SCは、111で
あってデータ変換テーブル49により図4(a)に示す
ような‘11’のコードデータに変換される。
【0030】図1(b)に示すように2番目の長さを有
するピットからの反射光を光検出器33で受光する時に
は光検出器33の分割部分A,B,Cからアンプ42〜
44、波形整形回路45〜47を通して得られる信号S
A,SB,SCはデータ変換テーブル49により図4
(b)に示すような‘10’のコードデータに変換され
る。
【0031】図1(c)に示すように3番目の長さを有
するピットからの反射光を光検出器33で受光する時に
は光検出器33の分割部分A,B,Cからアンプ42〜
44、波形整形回路45〜47を通して得られる信号S
A,SB,SCはデータ変換テーブル49により図4
(c)に示すような‘01’のコードデータに変換され
る。図1(d)に示すように光ディスク上のピットが無
い部分からの反射光を光検出器33で受光する時には光
検出器33の分割部分A,B,Cからアンプ42〜4
4、波形整形回路45〜47を通して得られる信号
A,SB,SCは図4(d)に示すような‘00’のコ
ードデータに変換される。
【0032】この第2実施例では、光検出器33の出力
信号から光検出器33の受光強度分布を認識してピット
のトラック方向の長さを認識し情報を再生するので、従
来と同程度のピット密度で情報量の多い第1実施例の光
メモリから情報を再生できる。しかも、光検出器33の
受光強度分布とコードデータとの対応にデータ変換テー
ブル49を利用したので、データ変換テーブル49を書
き換えるだけで種々の方式に対応できる。
【0033】図3は本発明の第3実施例を説明するため
の図である。この第3実施例は、請求項3記載の発明の
実施例であり、光ディスクからなる光メモリの例であ
る。第3実施例は、トラック上に形成された複数個のピ
ット51からなるピット列を有し、このピット列にレー
ザ光スポット52が照射されてその反射光が光検出器5
3で受光されて情報が読み取られる。ピット列の各ピッ
ト51は本実施例の半径方向に対して種々の幅を持ち、
この幅に情報を有する。ピット51の半径方向に対する
幅は、例えば図3(a)〜(d)に示すように最大の幅
さ、2番目の幅、3番目の幅、0という4種類の幅と
し、ピット51の半径方向に対する幅が0の場合はピッ
ト51が形成されない。
【0034】光検出器53は例えば半径方向に2つに分
割してその一方の分割部分をさらに半径方向に3つに分
割することで半径方向に4つに分割した4分割光検出器
が用いられる。光ディスクからの反射光はピットにより
回折して弱まり、光検出器53の光検出面にピットによ
る暗部51sができる。図3(a)に示すように最大幅
のピットからの反射光を受光する時には光検出器53の
3つの分割部分A,B,Cの光検出面はすべてピットに
よる暗部51sができる。図3(b)に示すように光検
出器53が2番目の長さを有するピットからの反射光を
受光する時には光検出器53の分割部分A,Bの光検出
面はピットによる暗部51sができるが、光検出器53
の分割部分Cの光検出面はピットによる暗部51sがで
きない。
【0035】図3(c)に示すように光検出器53が3
番目の長さを有するピットからの反射光を受光する時に
は光検出器53の分割部分Aの光検出面はピットによる
暗部51sができるが、光検出器53の分割部分B,C
の光検出面はピットによる暗部51sができない。図3
(d)に示すように光検出器53が光ディスク上のピッ
トが無い部分からの反射光を受光する時には光検出器5
3の分割部分A,B,Cの光検出面はすべてピットによ
る暗部51sができない。
【0036】光検出器53の各分割部分A〜Cの出力信
号を第1実施例と同様にデジタル値に変換してコードデ
ータに対応させると、ピットの半径方向の幅に情報を持
たせることになる。この第3実施例では、ピットが半径
方向に対して種々の幅を持ち、このピット幅に情報を有
するので、従来の1ピットに相当する領域でピット幅に
情報を持つことになって従来と同程度のピット密度で情
報量を増大させることができる。
【0037】本発明の第4実施例は、上記第2実施例に
おいて、光検出器33の代りに光検出器53を用いて第
3実施例の光ディスクからなる光メモリより情報を再生
するるようにしたものであり、光検出器53の分割部分
A,B,Cからアンプ42〜44、波形整形回路45〜
47を通して得られる信号SA,SB,SCからデータ変
換テーブル49により光検出器53の受光強度分布を認
識してピット幅を認識しコードデータに変換する。この
第4実施例は請求項4記載の発明の実施例である。
【0038】この第4実施例では、光検出器53の出力
信号から光検出器53の受光強度分布を認識してピット
幅を認識し情報を再生するので、従来と同程度のピット
密度で情報量の多い第3実施例の光メモリから情報を再
生できる。しかも、光検出器53の受光強度分布とコー
ドデータとの対応にデータ変換テーブル49を利用した
ので、データ変換テーブル49を書き換えるだけで種々
の方式に対応できる。
【0039】図5は本発明の第5実施例を説明するため
の図である。この第5実施例は、請求項5記載の発明の
実施例であり、光ディスクからなる光メモリの例であ
る。第5実施例は、トラック上に形成された複数個のピ
ット61からなるピット列を有し、このピット列にレー
ザ光スポット62が照射されてその反射光が光検出器6
3で受光されて情報が読み取られる。ピット列の各ピッ
ト61は形状に情報を有する。ピット61の形状は、例
えば図5(a)に示すように通常の形状のピット、図5
(b)に示すようにトラック方向に狭められた形状を有
するピット、図5(c)に示すようにトラック方向に広
げられた形状を有するピット、図5(d)に示すように
形状が無い(形成されない)ピットに分けられる。
【0040】光検出器63は中心で交叉する2つの分割
線で4つに分割した4分割光検出器が用いられる。光デ
ィスクからの反射光はピットにより回折して弱まり、光
検出器63の光検出面にピットによる暗部61sができ
る。図5(a)に示すように通常形状のピットからの反
射光を受光する時には光検出器63の4つの分割部分
A,B,C,Dの光検出面はすべてピットによる暗部6
1sができる。図5(b)に示すように光検出器63が
トラック方向に狭められたピットからの反射光を受光す
る時には光検出器63の分割部分A,B,Cの光検出面
はピットによる暗部61sができるが、光検出器63の
分割部分Dの光検出面はピットによる暗部51sがほと
んどできない。
【0041】図5(c)に示すように光検出器63がト
ラック方向に広げられたピットからの反射光を受光する
時には光検出器63の分割部分B,C,Dの光検出面は
ピットによる暗部61sができるが、光検出器63の分
割部分Aの光検出面はピットによる暗部61sがほとん
どできない。図5(d)に示すように光検出器63が光
ディスク上のピットが無い部分からの反射光を受光する
時には光検出器63の分割部分A,B,C,Dの光検出
面はすべてピットによる暗部61sができない。
【0042】光検出器63の各分割部分A〜Dの出力信
号をデジタル値に変換してコードデータに対応させる
と、ピットの形状に情報を持たせることになる。この第
5実施例では、ピットの形状に情報を有するので、従来
の1ピットに相当する領域でピット形状に情報を持つこ
とになって従来と同程度のピット密度で情報量を増大さ
せることができる。
【0043】図6は本発明の第6実施例を示す。この第
6実施例は、請求項6記載の実施例であり、第5実施例
の光ディスクからなる光メモリより情報を再生する光デ
ィスク再生装置からなる光メモリ再生装置の例である。
第6実施例は、図10に示す光ディスク再生装置と同様
に第1実施例の光ディスクをスピンドルモータ20で回
転させて光ピックアップ11により光ディスク上のトラ
ックをレーザ光スポットで走査してそのトラッキング及
びフォーカシングを行いながら光ディスクから情報を再
生する。但し、光ピックアップ11は光検出器19の代
りに4分割光検出器63が用いられる。
【0044】4分割光検出器63の各分割部分A,B,
C,Dからの信号は、合成信号生成回路64にて加算器
65により加算されて波形整形回路66によりパルスに
波形整形され、信号再生クロック生成回路37に入力さ
れる。信号再生クロック生成回路37は第2実施例のも
のと同様に構成される。また、4分割光検出器63の各
分割部分A,B,C,Dからの信号は、それぞれアンプ
67〜70を通って波形整形回路71〜74で2値化及
び位相反転が行われ、信号SA,SB,SC,SDとしてコ
ードデータ生成回路75に入力される。コードデータ生
成回路75では、波形整形回路71〜74からの入力信
号SA,SB,SC,SDはメモリICからなるデータ変換
テーブル76によりコードデータS1,S2に変換され、
シフトレジスタからなるパラレル・シリアル変換部77
にて電圧制御発振器40からのコードデータ生成用クロ
ックに同期してパラレル・シリアル変換されてシリアル
データS0として出力される。
【0045】ここに、データ変換テーブル76は、波形
整形回路71〜74からの入力信号SA,SB,SC,SD
から4分割光検出器63の各分割部分A,B,C,Dの
受光強度分布(ピット31による暗部61sの配置)を
認識することでピット61の形状を認識してその形状に
応じたコードデータS1,S2を出力し情報を再生する。
このデータ変換テーブル76は、4ビットのアドレス信
号SA,SB,SC,SDに対応してコードデータS1,S2
を記録したメモリICからなり、アドレス信号SA
B,SC,SDとコードデータS1,S2との対応表を図
8に示す。
【0046】この対応表から明らかなように、図5
(a)に示すように通常形状のピットからの反射光を光
検出器63で受光した時には光検出器63の分割部分
A,B,C,Dからアンプ67〜70、波形整形回路7
1〜74を通して得られる信号SA,SB,SC,SDは、
1111であってデータ変換テーブル76により‘1
1’のコードデータに変換される。
【0047】図5(b)に示すようにトラック方向に狭
められたピットからの反射光を光検出器63で受光する
時には光検出器63の分割部分A,B,C,Dからアン
プ67〜70、波形整形回路71〜74を通して得られ
る信号SA,SB,SC,SDはデータ変換テーブル76に
より‘10’のコードデータに変換される。
【0048】図5(c)に示すようにトラック方向に広
げられたピットからの反射光を光検出器63で受光する
時には光検出器63の分割部分A,B,C,Dからアン
プ67〜70、波形整形回路71〜74を通して得られ
る信号SA,SB,SC,SDはデータ変換テーブル76に
より‘01’のコードデータに変換される。図5(d)
に示すように光ディスク上のピットが無い部分からの反
射光を光検出器63で受光する時には光検出器63の分
割部分A,B,C,Dからアンプ67〜70、波形整形
回路71〜74を通して得られる信号SA,SB,SC
Dは‘00’のコードデータに変換される。
【0049】この第6実施例では、光検出器63の出力
信号から光検出器63の受光強度分布を認識してピット
形状を認識し情報を再生するので、従来と同程度のピッ
ト密度で情報量の多い第5実施例の光メモリから情報を
再生できる。しかも、光検出器63の受光強度分布とコ
ードデータとの対応にデータ変換テーブル76を利用し
たので、データ変換テーブル76を書き換えるだけで種
々の方式に対応できる。
【0050】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、トラック上に形成されたピット列を有し、このピッ
ト列に光が照射されてその反射光が光検出器で受光され
て情報が読み取られる光メモリにおいて、前記ピット列
の各ピットがトラック方向に対して種々の長さを持ち、
このピット長さに情報を有するので、従来の1ピットに
相当する領域でピット長に情報を持つことになって従来
と同程度のピット密度で情報量を増大させることができ
る。
【0051】請求項2記載の発明によれば、複数のピッ
トがトラック方向に対して種々の長さをもって配置され
たピット列がトラック上に形成された光メモリのトラッ
クを光スポットで走査して情報を再生する光メモリ再生
装置であって、前記光スポットで走査されるトラックか
らの反射光を受光する光検出器と、この光検出器の出力
信号からこの光検出器の受光強度分布を認識してピット
長を認識し情報を再生する手段とを備えたので、従来と
同程度のピット密度で情報量の多い光メモリから情報を
再生できる。
【0052】請求項3記載の発明によれば、トラック上
に形成されたピット列を有し、このピット列に光が照射
されてその反射光が光検出器で受光されて情報が読み取
られる光メモリにおいて、前記ピット列の各ピットが半
径方向に対して種々の幅を持ち、この幅に情報を有する
ので、従来の1ピットに相当する領域でピット幅に情報
を持つことになって従来と同程度のピット密度で情報量
を増大させることができる。
【0053】請求項4記載の発明によれば、半径方向に
対して種々の幅をもつ複数のピットがトラック上に形成
された光メモリのトラックを光スポットで走査して情報
を再生する光メモリ再生装置であって、前記光スポット
で走査されるトラックからの反射光を受光する光検出器
と、この光検出器の出力信号からこの光検出器の受光強
度分布を認識してピット幅を認識し情報を再生する手段
とを備えたので、従来と同程度のピット密度で情報量の
多い光メモリから情報を再生できる。
【0054】請求項5記載の発明によれば、トラック上
に形成されたピット列を有し、このピット列に光が照射
されてその反射光が光検出器で受光されて情報が読み取
られる光メモリにおいて、前記ピット列の各ピットがト
ラック方向に対して広がり又は狭まりを持ち、この広が
り又は狭まりに情報を有するので、従来の1ピットに相
当する領域でピット形状に情報を持つことになって従来
と同程度のピット密度で情報量を増大させることができ
る。
【0055】請求項6記載の発明によれば、半径方向に
対して広がり又は狭まりをもつ複数のピットがトラック
上に形成された光メモリのトラックを光スポットで走査
して情報を再生する光メモリ再生装置であって、前記光
スポットで走査されるトラックからの反射光を受光する
光検出器と、この光検出器の出力信号からこの光検出器
の受光強度分布を認識してピットの広がり又は狭まりを
認識し情報を再生する手段とを備えたので、従来と同程
度のピット密度で情報量の多い光メモリから情報を再生
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を説明するための図であ
る。
【図2】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3実施例を説明するための図であ
る。
【図4】上記実施例のコードデータを示す図である。
【図5】本発明の第5実施例を説明するための図であ
る。
【図6】本発明の第6実施例を示すブロック図である。
【図7】上記第2実施例におけるデータ変換テーブルの
アドレス信号SA,SB,SCとコードデータS1,S2
の対応関係を示す図である。
【図8】上記第6実施例におけるデータ変換テーブルの
アドレス信号SA,SB,SC,SDとコードデータS1
2との対応関係を示す図である。
【図9】従来の光ディスク再生装置の動作タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図10】同光ディスク再生装置を示す概略図である。
【符号の説明】
31,51,61 ピット 33,53,63 光検出器 34,64 合成信号生成回路 37 信号再生クロック生成回路 49,76 データ変換テーブル 50,77 パラレル・シリアル変換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラック上に形成されたピット列を有し、
    このピット列に光が照射されてその反射光が光検出器で
    受光されて情報が読み取られる光メモリにおいて、前記
    ピット列の各ピットがトラック方向に対して種々の長さ
    を持ち、このピット長さに情報を有することを特徴とす
    る光メモリ。
  2. 【請求項2】複数のピットがトラック方向に対して種々
    の長さをもって配置されたピット列がトラック上に形成
    された光メモリのトラックを光スポットで走査して情報
    を再生する光メモリ再生装置であって、前記光スポット
    で走査されるトラックからの反射光を受光する光検出器
    と、この光検出器の出力信号からこの光検出器の受光強
    度分布を認識してピット長を認識し情報を再生する手段
    とを備えたことを特徴とする光メモリ再生装置。
  3. 【請求項3】トラック上に形成されたピット列を有し、
    このピット列に光が照射されてその反射光が光検出器で
    受光されて情報が読み取られる光メモリにおいて、前記
    ピット列の各ピットが半径方向に対して種々の幅を持
    ち、この幅に情報を有することを特徴とする光メモリ。
  4. 【請求項4】半径方向に対して種々の幅をもつ複数のピ
    ットがトラック上に形成された光メモリのトラックを光
    スポットで走査して情報を再生する光メモリ再生装置で
    あって、前記光スポットで走査されるトラックからの反
    射光を受光する光検出器と、この光検出器の出力信号か
    らこの光検出器の受光強度分布を認識してピット幅を認
    識し情報を再生する手段とを備えたことを特徴とする光
    メモリ再生装置。
  5. 【請求項5】トラック上に形成されたピット列を有し、
    このピット列に光が照射されてその反射光が光検出器で
    受光されて情報が読み取られる光メモリにおいて、前記
    ピット列の各ピットがトラック方向に対して広がり又は
    狭まりを持ち、この広がり又は狭まりに情報を有するこ
    とを特徴とする光メモリ。
  6. 【請求項6】半径方向に対して広がり又は狭まりをもつ
    複数のピットがトラック上に形成された光メモリのトラ
    ックを光スポットで走査して情報を再生する光メモリ再
    生装置であって、前記光スポットで走査されるトラック
    からの反射光を受光する光検出器と、この光検出器の出
    力信号からこの光検出器の受光強度分布を認識してピッ
    トの広がり又は狭まりを認識し情報を再生する手段とを
    備えたことを特徴とする光メモリ再生装置。
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