JP2000035296A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2000035296A
JP2000035296A JP10201732A JP20173298A JP2000035296A JP 2000035296 A JP2000035296 A JP 2000035296A JP 10201732 A JP10201732 A JP 10201732A JP 20173298 A JP20173298 A JP 20173298A JP 2000035296 A JP2000035296 A JP 2000035296A
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JP
Japan
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fins
heat exchanger
fin
groove
grooves
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JP10201732A
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English (en)
Inventor
Susumu Nakayama
晋 名嘉山
Junichiro Tanaka
順一郎 田中
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィンの表面に凝縮水の水滴が生じても、水
滴の飛散を防止できる熱交換器を提供する。 【解決手段】 所定の間隔をあけて配列された平板状の
フィン21,22と、上記フィン21,22の配列方向に
沿ってフィン21,22に挿通された伝熱管とを備え
る。上記平板状のフィン21,22の両端部にその端部
に沿って凝縮水を案内する溝11,12を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気調和機等に
使用される熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器としては、所定の間隔を
あけて配列された平板状のフィンと、上記フィンの配列
方向に沿ってフィンに挿通された伝熱管とを備えたもの
がある。この熱交換器は、図5(A)に示すように、フィ
ン50に親水性表面処理を施すことによって、フィン5
0の表面に生じた凝縮水51が水滴にならないで下方に
流れ、フィン50の下端から下方のドレンパン(図示せ
ず)に滴下するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記熱交換
器では、図5(B)に示すように、フィン50の親水性表
面処理が経時変化やヘアスプレー等の化学物質の付着に
よって、フィン50の表面の水濡れ性が低下してその表
面に水滴52が生じる場合がある。このため、図6に示
すように、ケーシング61内に上記フィン50を用いた
熱交換器62と送風ファン63とが配置された空気調和
機では、フィン50の表面に生じた凝縮水が水滴とな
り、送風ファン63により吸い込まれた空気の流れによ
ってフィン50の端部より水滴が離脱し、矢印R2の方
向に吸い込まれた水滴は、矢印R3の方向に吹出口61
aを介して室内に吹き出すため、室内に水滴が飛散する
という問題がある。
【0004】そこで、この発明の目的は、フィンの表面
に凝縮水の水滴が生じても、水滴の飛散を防止できる熱
交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の熱交換器は、所定の間隔をあけて配列さ
れた平板状のフィンと、上記フィンの配列方向に沿って
上記フィンに挿通された伝熱管とを備えた熱交換器にお
いて、上記平板状のフィンの両端部のうちの少なくとも
鉛直方向下側にその端部に沿って凝縮水を案内する溝を
設けたことを特徴としている。
【0006】上記請求項1の熱交換器によれば、たとえ
親水性表面処理が施された上記フィン表面の水濡れ性が
経時変化や付着物等によって低下しても、表面に生じた
凝縮水の水滴がフィンの端部のうちの少なくとも鉛直方
向下側に形成された溝に案内されて下方に流れ、上記フ
ィンの下端からドレンパン等に滴下する。したがって、
上記放熱フィンの表面に生じた凝縮水が水滴となっても
端部から離脱することがなく、水滴の飛散を防止でき
る。
【0007】また、請求項2の熱交換器は、請求項1の
熱交換器において、上記溝の深さを0.2mm以上にした
ことを特徴としている。
【0008】上記請求項2の熱交換器によれば、上記溝
の深さを0.2mm未満では、上記フィンの表面に生じた
凝縮水の水滴の排水が十分でないのに対して、上記溝の
深さを0.2mm以上にすることによって、十分な排水性
が得られ、水滴の飛散を確実に防止できる。
【0009】また、請求項3の熱交換器は、請求項1の
熱交換器において、上記溝の深さを0.5mm以下にした
ことを特徴としている。
【0010】上記請求項3の熱交換器によれば、上記溝
の深さを0.5mmを越えると、フィンの平坦部分の平面
に対して凸部分(溝の裏側)が高くなって通風抵抗が大き
くなり、熱交換器の性能に影響を及ぼすのに対して、上
記溝の深さを0.5mm以下にすることによって、フィン
の平坦部分の平面に対して凸部分(溝の裏側)の高さを
0.5mm以下にでき、溝による通風抵抗の増加を熱交換
器の性能に影響しない程度にできる。
【0011】また、請求項4の熱交換器は、請求項1乃
至3のいずれか1つの熱交換器において、上記フィンの
端部から0.5mm〜2mmの間隔をあけて上記溝を設けた
ことを特徴としている。
【0012】上記請求項4の熱交換器によれば、上記フ
ィンの端部から上記溝までの間隔が0.5mm以下では、
製造時のフィンの切断加工が困難となり、また、上記フ
ィンの端部から上記溝までの間隔が2mm以上では、端部
と溝との間の領域が大きくなり、その領域では溝による
排水が期待できず、溝による排水が十分に生かせない。
これに対して、上記フィンの端部から上記溝までの間隔
を0.5mm〜2mmにすることによって、フィンの切断加
工が容易で、溝による排水をより確実に行うことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の熱交換器を図示
の実施の形態により詳細に説明する。
【0014】図1はこの発明の実施の一形態の熱交換器
を用いた空気調和機の概略断面図であり、1はケーシン
グ、2は熱交換器、3は送風ファンである。上記熱交換
器2は、くの字状に折れ曲がった断面形状をしており、
所定の間隔をあけて配列された平板状のフィン21,2
2と、上記フィン21,22の配列方向(紙面に垂直な方
向)に沿って上記フィン21,22に挿通された伝熱管
(図示せず)とを備えている。上記送風ファン3を回転さ
せて、前面側から熱交換器2を介して吸い込んだ空気を
矢印R1の方向に吹き出す。
【0015】また、上記熱交換器2のフィン21,22
の両端部には、その端部に沿って溝11,12を夫々設
けている。上記フィン21,22の溝11,12によっ
て、表面に生じた凝縮水の水滴を下方に案内する。図2
は上記溝11,12を有するフィン21,22の要部の拡
大図を示しており、13は上記フィン21,22に挿通
された伝熱管である。
【0016】また、図3(A)〜(F)は上記熱交換器2のフ
ィンの具体的な形状を示しており、図2においてIII−I
II線から見た場合に相当する断面を示している。
【0017】図3(A)に示すように、フィン21Aの両
端部に、断面V字形状の溝31とその溝31に連なる断
面逆V字形状の溝32とを各端部から中央に向かって順
に夫々設けている。
【0018】また、図3(B)に示すように、フィン21
Bの両端部に、断面U字形状の溝33とその溝33に連
なる断面逆U字形状の溝34とを各端部から中央に向か
って順に夫々設けている。
【0019】また、図3(C)に示すように、フィン21
Cの両端部に、断面V字形状の溝35を夫々設けてい
る。なお、上記フィン21Cの外側の領域41の平面
は、フィン21Cの中央側の平坦部分の平面よりも、図
中上側になるようにしている。
【0020】また、図3(D)に示すように、フィン21
Dの両端部に、断面U字形状の溝36を夫々設けてい
る。なお、上記フィン21Dの外側の領域42の平面
は、フィン21Dの中央側の平坦部分の平面よりも、図
中上側になるようにしている。
【0021】また、図3(E)に示すように、フィン21
Eの両端部に、断面U字形状の溝37を夫々設けてい
る。
【0022】さらに、図3(F)に示すように、フィン2
1Fの両端部に、断面V字形状の溝38を夫々設けてい
る。
【0023】また、図4は図3(F)に示すフィン21F
を所定の間隔をあけて配列した状態を示し、各フィン2
1Fには伝熱管(図示せず)を挿通するための円筒形状の
カラー40を夫々設けている。この場合、図4に示すよ
うに、フィン21Fの溝38の向きすなわち溝38が開
口している方向は、カラー40が突出する側と同一方向
でもよいし、反対方向でもよい。
【0024】このように、上記フィン21,22および
21A〜21Fの表面の水濡れ性が低下しても、表面に
生じた凝縮水の水滴が溝11,12,31〜38により下
方に案内されて、上記フィン21,22および21A〜
21Fの下端からドレンパン(図示せず)等に滴下するの
で、水滴の飛散を防止することができる。
【0025】また、上記溝31〜38の深さa,b(図3
に示す)を0.2mm以上にすることによって、十分な排水
性を得ることができ、水滴の飛散を確実に防止すること
ができる。
【0026】また、上記溝31〜38の深さa,bを0.
5mm以下にすることによって、溝31〜38の裏側の突
起部分の高さを略0.5mm以下にでき、溝31〜38の
凹部と溝31〜38の裏側の突起部分による通風抵抗の
増加分をこの熱交換器の性能に影響を与えない程度にで
きる。
【0027】また、上記フィン21A〜21Fの端部と
溝31〜38との間隔c(図3に示す)が0.5mm以下で
は、製造時のフィンの切断加工が困難となり、間隔cが
2mm以上では溝による排水性が十分でなくなる。そこ
で、上記フィン21A〜21Fの端部から溝31〜38
までの間隔cを0.5mm〜2mmにすることによって、製
造時のフィンの切断加工が容易で、かつ、溝による排水
が確実にできる。
【0028】さらに、上記フィン21,22および21
A〜21Fの端部から溝11,12,31〜38を設ける
範囲の幅dは、排水性の確保および製造上の制約等によ
り6mm以内としている。
【0029】上記実施の形態では、上記フィン21,2
2および21A〜21Fの両端部に溝11,12,31〜
38を設けたが、フィンの鉛直方向下側の端部のみに溝
を設けてもよい。例えば、図1において、フィン21,
22の溝11,12のうち溝12のみを設けたものでも
よい。
【0030】また、上記実施の形態では、上記フィンの
両端部に溝を1または2設けたが、溝の数は3以上であ
ってもよい。
【0031】また、上記実施の形態では、くの字形状に
折れ曲がった断面形状の熱交換器を備えた空気調和機に
ついて説明したが、平形や円弧形等の断面形状の熱交換
器にこの発明を適用してもよい。また、空気調和機に限
らず、冷凍機等の熱交換器にこの発明を適用してもよ
い。
【0032】また、上記実施の形態では、上記フィン2
1A〜21Fに断面V字形状または断面U字形状の溝3
1〜38を設けたが、溝の断面形状はこれに限らず、様
々な断面形状の溝を用いてもよいのは勿論である。
【0033】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明の熱交換器は、所定の間隔をあけて配列された平板状
のフィンと、上記フィンの配列方向に沿って上記フィン
に挿通された伝熱管とを備えた熱交換器において、上記
平板状のフィンの両端部のうちの少なくとも鉛直方向下
側にその端部に沿って凝縮水を案内する溝を設けたもの
である。
【0034】したがって、請求項1の発明の熱交換器に
よれば、上記フィン表面に生じた凝縮水の水滴がフィン
の端部のうちの少なくとも鉛直方向下側に形成された溝
により下方に案内されるから、上記フィンの下端から滴
下する水滴をドレンパン等で受けることによって、放熱
フィンの表面に生じた水滴が端部から離脱することな
く、水滴の飛散を防止することができる。
【0035】また、請求項2の発明の熱交換器は、請求
項1の熱交換器において、上記溝の深さを0.2mm以上
にしたので、排水性を十分に得ることができ、水滴の飛
散を確実に防止することができる。
【0036】また、請求項3の発明の熱交換器は、請求
項1の熱交換器において、上記溝の深さを0.5mm以下
にしたので、通風抵抗が熱交換器の性能を低下させるほ
ど大きくならず、必要な排水性を得ることができる。
【0037】また、請求項4の発明の熱交換器は、請求
項1乃至3のいずれか1つの熱交換器において、上記フ
ィンの端部から0.5mm〜2mmの間隔をあけて上記溝を
設けたので、上記フィンの切断加工が容易にでき、溝に
よる排水をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の実施の一形態の熱交換器を
用いた空気調和機の概略断面図である。
【図2】 図2は上記熱交換器のフィンの側面図であ
る。
【図3】 図3(A)〜(F)は上記フィンの具体的な形状を
示す断面図である。
【図4】 図4は上記フィンを所定の間隔をあけて配列
した状態を示す図である。
【図5】 図5(A)は従来の熱交換器のフィンの表面が
濡れた状態を示す図であり、図5(B)は上記フィン表面
の水濡れ性が低下して水滴が生じた状態を示す図であ
る。
【図6】 図6は上記熱交換器が用いられた空気調和機
の概略断面図である。
【符号の説明】
1…ケーシング、 2…熱交換器、 3…送風ファン、 21,22,21A〜21F…フィン、 11,12,31〜38…溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隔をあけて配列された平板状の
    フィン(21,22)と、上記フィン(21,22)の配列方
    向に沿って上記フィン(21,22)に挿通された伝熱管
    (13)とを備えた熱交換器において、 上記平板状のフィン(21,22)の両端部のうちの少な
    くとも鉛直方向下側にその端部に沿って凝縮水を案内す
    る溝(11,12)を設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱交換器において、 上記溝(11,12)の深さを0.2mm以上にしたことを特
    徴とする熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の熱交換器において、 上記溝(11,12)の深さを0.5mm以下にしたことを特
    徴とする熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の
    熱交換器において、 上記フィン(21,22)の端部から0.5mm〜2mmの間隔
    をあけて上記溝(11,12)を設けたことを特徴とする
    熱交換器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005337548A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Daikin Ind Ltd 熱交換器
JP2012093073A (ja) * 2010-09-28 2012-05-17 Hitachi Appliances Inc フィンチューブ熱交換器及びこれを備えた空気調和機

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JP2005337548A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Daikin Ind Ltd 熱交換器
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