JPH025327Y2 - - Google Patents

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JPH025327Y2
JPH025327Y2 JP8852882U JP8852882U JPH025327Y2 JP H025327 Y2 JPH025327 Y2 JP H025327Y2 JP 8852882 U JP8852882 U JP 8852882U JP 8852882 U JP8852882 U JP 8852882U JP H025327 Y2 JPH025327 Y2 JP H025327Y2
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vertical
groove
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は自動車用空調装置等に用いられる冷媒
蒸発器に関し、より詳しくはコルゲートフインと
偏平チユーブとの接触部に滞留する凝縮水を円滑
に流下させるものに関する。
〔考案の技術的背景〕
従来、この種の冷媒蒸発器は第1図に示す如く
コルゲートフイン2と偏平チユーブ1とからな
り、被冷却用の空気流れ6を矢印方向から流入す
る。そして、該空気流れがコルゲートフインを通
過する間に熱交換が行なわれれものである。する
と、このときコルゲートフイン等の外表面で結露
した凝縮水は空気流れと共に、その下流側に移動
する。そして、コルゲートフインと偏平チユーブ
との接触部の風下端に第3図の如く滞留する。そ
のため該凝縮水が空気流れと共に室内側へ飛び出
すいわゆる水飛びの原因となると共に、空気流れ
の通路を狭ばめ、被冷却用空気流の圧力損失を増
大させていた。そこで従来、第2図に示すように
偏平チユーブの外表面に多数の細溝7を刻設し
て、凝縮水をこの細溝7から下方へ流下する提案
がなされていた。しかしながら、この細溝はコル
ゲートフインとの接触部において、水膜が形成さ
れ易く凝縮水が該細溝7を流下することが少なか
つた。又、他の従来例としては偏平チユーブの風
下端にコルゲートフイン2と接触しない突条を形
成し、該突条に凝縮水を導いて流下させる提案が
なされていた。しかしながら、空気流れの流速が
比較的速い場合には前記突条に凝縮水が必らずし
も誘導されるとは限らず水飛びが生じていた。
〔考案の目的〕
そこで本考案は以上の問題点に鑑み、凝縮水を
確実に偏平チユーブ1の風下端に誘導し、その偏
平チユーブ端を下方へ流下し得る冷媒蒸発器を提
供し、いわゆる水飛びを防止すると共に、被冷却
用空気流の圧力損失を減少させることを目的とす
る。
〔考案の概要〕
本考案の冷媒蒸発器は冷媒流路をなす偏平チユ
ーブ1と該偏平チユーブ1に接触配設されたコル
ゲートフイン2とを具備するものである。そし
て、該偏平チユーブ1の空気流れの下流側の端面
に上下方向へ凝縮水流下用の縦溝4を形成する。
それと共に、該縦溝4に凝縮水を誘導する多数の
横溝5を前記端面の縁部に形成させたことを特徴
とするものである。そのため、空気流と共に下流
側に移動し、コルゲートフインと偏平チユーブ1
との接触部の風下端に滞留した凝縮水は先ず横溝
5より縦溝4に誘導される。そして、該縦溝4に
誘導された凝縮水は偏平チユーブ1の端面3の上
下方向へ該縦溝4に沿つて流下し、円滑に排除さ
れる。そのため水飛びを防止すると共に、空気流
れの流路が狭ばまることを防止し、被冷却用空気
流の圧力損失を小とするものである。
〔考案の実施例〕
以下図面に基づいて本考案の一実施例について
詳細に説明する。
第7図は本考案の冷媒蒸発器の端面に形成され
た縦溝4及び横溝5の一部を示す斜視図である。
そして、第4図〜第6図は偏平チユーブ端面にこ
のような縦溝及び横溝を形成させる手順を示す一
例である。即ち、先ず第1ローラ8により偏平チ
ユーブ1の端面3に溝4を形成させ、その横断面
を第5図a又はbの如くする。なお本実施例にお
いては、縦溝4の深さhを1.5〜2.0mmとし、先端
における溝幅cを2.0〜3.0mmとした。又、偏平チ
ユーブ1自体の第5図における厚さBは5.0mmで
あり、同図における長さAは86〜120mmである。
なお、前記縦溝4の深さh及び幅cは上記実施
例に限定されるものでは勿論ない。さらに縦溝4
は前記の如く第1ローラ8によつて形成してもよ
いが、それによることなく、偏平チユーブ1自体
を押し出し成形する際に、その端面3に前記縦溝
4が形成するようにしてもよい。次に、該偏平チ
ユーブ1の端面に第6図に示す如く第2ローラ9
によりローレツト状の横溝5を多数形成する。而
して、偏平チユーブ1の端面に縦溝4と共に横溝
5を形成させるものである。なお、ローレツト状
の横溝4は本実施例においては深さ0.5mm,ピツ
チ(第7図)l=1〜1.5mmとした。又このロー
レツト状の横溝5はその縦断面を鋸歯状に形成し
ても或いはなだらかな凹凸状に形成してもよい。
又、横溝5の深さ及びピツチも適宜間隔に形成し
得る。しかしながら、横溝5の深さは縦溝4の深
さより小とすることが望ましいと共に、各横溝間
のピツチl(第7図)は折曲蛇行したコルゲート
フイン2,2間のピツチL(第3図)より小とす
ることが好ましい。又、偏平チユーブ1の端面3
に形成される多数の横溝5は該横溝5の向きが縦
溝4に直交するようにしても、或いは縦溝4に向
つて下方へ傾斜するようにしてもよい。即ち、縦
溝4の両側に形成される横溝5がV字状に上下方
向へ刻設されていてもよい。
〔考案の作用〕
次に本考案の冷媒蒸発器の作用につき説明す
る。
コルゲートフイン2上に付着した凝縮水は空気
流れ6と共に、風下側へ押し流されてコルゲート
フイン2の端部と偏平チユーブ1の端面3との間
10(第8図)に弓形に滞留する。ところが、本
考案の偏平チユーブ1の端面3にはその縁部に横
溝5が多数刻設されている。そのため、該横溝5
による凝縮水の毛管現象及び空気流れ6の巻き込
み等のため、滞留した凝縮水はコルゲートフイン
2と偏平チユーブ1との接触端部から横溝5を通
つて縦溝4に導びかれる。そして、該縦溝4に導
びかれた凝縮水はその自重のため下方に流下し、
円滑に排除される。
〔考案の効果〕
本考案は以上のような構成からなり、次の効果
を有する。
本考案の冷媒蒸発器は偏平チユーブ1の空気流
れ6の下流側の端面3に上下方向へ凝縮水流下用
の縦溝4を形成すると共に、該縦溝4に凝縮水を
誘導する多数の横溝5を前記端面3の縁部に形成
させたものである。そのため、空気流れ6と共に
移動した偏平チユーブ1とコルゲートフイン2と
の各端部の接触点付近の凝縮水は横溝5により誘
導されて縦溝4に導びかれる。そして、該縦溝4
に導びかれた凝縮水はその自重により下方に流下
し、円滑に排除される。従つて、凝縮水が偏平チ
ユーブ1とコルゲートフイン2との各端部接触点
付近に滞留することを防止し、いわゆる水飛びを
防止すると共に、空気流れの通路を凝縮水が狭ば
めることを防止し、もつて被冷却用空気流れの圧
力損失を減少させ得る。さらに、凝縮水が円滑に
排除されるから冷媒蒸発器の熱交換を促進し得る
効果がある。次に実用新案登録請求の範囲第2項
に記載された実施態様は各横溝5,5間のピツチ
lを上下方向に互いに離間して配設した多数のコ
ルゲートフイン2,2間のピツチLより小とした
ものである。この実施例によれば、冷媒蒸発器の
各コルゲートフイン2,2間において、偏平チユ
ーブ端面には必らず1以上の横溝5が刻設される
ことになる。そのため、コルゲートフイン端部と
偏平チユーブの端面との間に滞留するすべての凝
縮水は円滑に縦溝4に導びかれ、円滑に流下排除
される効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来型冷媒蒸発器の斜視図、第2図は
第1図の横断平面図の一部を示す。第3図はコル
ゲートフイン2と偏平チユーブ1との間に滞留す
る凝縮水の状態を示す。第4図は本考案の冷媒蒸
発器に用いられる偏平チユーブ1を製造する場合
の第1工程を示し、第5図a,bは夫々第1工程
によつて形成された縦溝4の縦断面図、第6図は
同偏平チユーブを製造する第2工程を示し、第7
図は第6図のA部拡大斜視図、第8図は本考案の
冷媒蒸発器の要部横断平面図の一部である。 1…偏平チユーブ、2…コルゲートフイン、3
…端面、4…縦溝、5…横溝、6…空気流れ、7
…細溝、8…第1ローラ、9…第2ローラ、10
…間、11…ルーバ、12…凝縮水、A…長さ、
c…幅、h…深さ、L,l…ピツチ、B…厚さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 冷媒流路をなす偏平チユーブ1と、該偏平チ
    ユーブ1に接触配設されたコルゲートフイン2
    とを具備する冷媒蒸発器において、該偏平チユ
    ーブ1の空気流れの下流側の端面3に上下方向
    へ凝縮水流下用の縦溝4を形成すると共に、該
    縦溝4に凝縮水を誘導する多数の横溝5を前記
    端面3の縁部に形成させたことを特徴とする冷
    媒蒸発器。 2 各横溝5,5間のピツチlを上下方向に互い
    に離間して配設した多数のコルゲートフイン
    2,2間のピツチLより小とした実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の冷媒蒸発器。
JP8852882U 1982-06-14 1982-06-14 冷媒蒸発器 Granted JPS58190363U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8852882U JPS58190363U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 冷媒蒸発器

Applications Claiming Priority (1)

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JP8852882U JPS58190363U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 冷媒蒸発器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58190363U JPS58190363U (ja) 1983-12-17
JPH025327Y2 true JPH025327Y2 (ja) 1990-02-08

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ID=30097193

Family Applications (1)

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JP8852882U Granted JPS58190363U (ja) 1982-06-14 1982-06-14 冷媒蒸発器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59186771U (ja) * 1983-05-31 1984-12-11 カルソニックカンセイ株式会社 積層型エバポレ−タ
JP5511335B2 (ja) * 2009-12-01 2014-06-04 三菱電機株式会社 熱交換器用フィンおよび熱交換器とその製造方法

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Publication number Publication date
JPS58190363U (ja) 1983-12-17

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