JP2000034590A - 脂肪族又は脂環式モノエ―テル又はジエ―テルのメチン基、メチレン基又はメチル基の電気化学的メトキシル化法 - Google Patents

脂肪族又は脂環式モノエ―テル又はジエ―テルのメチン基、メチレン基又はメチル基の電気化学的メトキシル化法

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JP2000034590A JP11174688A JP17468899A JP2000034590A JP 2000034590 A JP2000034590 A JP 2000034590A JP 11174688 A JP11174688 A JP 11174688A JP 17468899 A JP17468899 A JP 17468899A JP 2000034590 A JP2000034590 A JP 2000034590A
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ピュッター ヘルマン
Eberhard Steckhan
シュテックハン エバーハルト
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クレーナー ラルス
Jakob Dr Joerissen
イェリセン ヤーコプ
Dirk Hoormann
ホールマン ディルク
Claudia Dr Merk
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    • C25B3/00Electrolytic production of organic compounds
    • C25B3/20Processes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 脂肪族又は脂環式モノエーテル又はジエーテ
ルのメチン基、メチレン基又はメチル基の電気化学的メ
トキシル化法 【解決手段】 カチオン交換膜又は幾つかの上下に重な
ったカチオン交換膜層からなる固体電解質及びこれらに
直接接触しているカソード及びアノードから構成される
電解セル中で、a)メタノール10〜90重量%、b)
出発エーテル及びメトキシル化エーテルから選択される
化合物1〜50重量%及びc)他の不活性な溶剤0〜3
0重量%を含む本質的に支持電解質不含の有機溶液を電
解液として使用して、エーテル−酸素原子に対してα−
位にあるメチン基、メチレン基又はメチン基を電気化学
的にメトキシル化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、次のもの: − カチオン交換膜又は幾つかの上下に重なったカチオ
ン交換膜層からなる固体電解質、 − これらに直接接触しているカソード及びアノード から構成される電解セル中で、次のもの: a)メタノール 10〜90重量%、 b)出発エーテル及びメトキシル化エーテルから選択さ
れる化合物 1〜50重量%;ただしこの際、電解液
中の出発エーテルの割合はこの群の化合物の割合に対し
て最低1モル%である、及び c)他の不活性な溶剤 0〜30重量% を含む本質的に支持電解質不含の有機溶液を電解液とし
て使用することを特徴とする、脂肪族又は脂環式モノエ
ーテル又はジエーテル(出発エーテル)の、エーテル−
酸素原子に対してα−位にあるメチン基、メチレン基又
はメチル基を電気化学的にメトキシル化して、出発エー
テルのメチン基、メチレン基又はメチル基のH−原子少
なくとも1個がメトキシ基で置換されている化合物(メ
トキシル化エーテル)を形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体−ポリマー電解質技術(SPE−技
術)("Ionenaustauscher-Membranenin der Elektrolys
e und Elektroorganischen Synthese", Dr.-Ing. Jakob
Joerissen, Fortschritts Berichte VDI Reihe 3 Nr 4
42; Duesseldorf: VDI Verlag1996, Kapitel 4 参照)
を様々な有機化合物の電気有機合成のために使用するこ
とは一般的に公知である。この技術では、イオン交換膜
が固体電解質として作用して、電解セルは導電液を伴わ
なくても作動しうる。この原理は、基質に対して透過性
の電極での電気有機合成を支持電解質(Leitelektrolyt
e)を添加することなしに可能にする。
【0003】具体的には例えば、メタノールを用いての
フランのメトキシル化が記載されている(前記引用文
中、Kapitel 4.3.3)。メタノール及びフランの十分に水
不含の溶液を電解液として使用する場合にはしかし、大
量のセル電圧が必要であることが確認された。
【0004】脂肪族又は脂環式モノエーテル又はジエー
テルの、エーテル酸素原子に対してα−位のメチン基、
メチレン基又はメチル基を電気化学的にメトキシル化す
る慣用の方法(支持電解質含有電解液の使用下での方
法)は既に公知である:J.Am.Chem.Soc.91 (1961) 2803
から、低い電流効率で、メタノレート又は硝酸アンモニ
ウムの存在下、メタノール中でメトキシル化が実施可能
であることが判明している。
【0005】Synthesis (1987) 1099中で更に、酢酸を
溶剤として使用すると、前記の方法の収率を改善するこ
とができることが報告されている。このことは主に、材
料収率のみに関していて、電流効率は前記のものに比べ
て不充分である。
【0006】ドイツ特許(DE−A)第3000243
号明細書は、ガラス様炭素又は白金をアノード材料とし
て使用して実施される電解セル中でのエーテルのメトキ
シル化を記載している。この方法の場合には、領域選択
性が不充分であり、かつ電流効率にもまだ望むところが
ある。
【0007】ヨーロッパ特許(EP−A)第28380
7号明細書から、レドックス触媒としてのトリアリール
アミン化合物の存在下でのジメトキシエタンのメトキシ
ル化が公知である。この場合、レドックス触媒が分離を
必要とすることが欠点であると思われる。
【0008】固体電解質を伴わずに行われる前記の方法
は、電解液中の支持電解質の高い濃度により、収率にま
だ要望の余地があり、かつ生成物の単離が迂遠であると
いう欠点を有する。このことは、支持電解質自体を分離
しなければならないことのみによらず、支持イオン(Le
ition)の存在が、有価値生成物の電気有機合成の際の副
生成物の形成を高めることにもよる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題は
エーテルをアノードでメトキシル化するための公知の方
法の欠点を除くことであった。
【0010】
【課題を解決するための手段】相応して、冒頭で定義し
た方法を発見した。
【0011】メトキシル化エーテルの製造がSPEによ
る相応する出発化合物のアノードメトキシル化により特
に有利に実施可能であることは、当業者には意外であっ
た。良好な物質効率及び電流効率を伴う一定のエーテル
のメトキシル化法を提供する問題に取り組んでいる当業
者は、このことは、特殊な支持電解質、触媒、電極材料
の使用下でのみ可能であるという結論に達していた。従
って、有利な公知の処理を使用することができないの
で、SPE技術により行われる方法は、このためには原
則的に好適ではないだろうということから、当業者は出
発していたに違いないであろう。
【0012】SPE技術による方法は、フランのメトキ
シル化の際に有利に使用することができるという事実か
らも、当業者には、この問題を解決するためのきっかけ
は与えられず、この種の複素芳香環は電子リッチであ
り、かつ脂肪族又は脂環式よりもかなり容易に酸化させ
ることができることが当業者には公知である。
【0013】出発化合物として、エーテル酸素原子に対
してα−位にメチン基、メチレン基又はメチル基を有す
る有利に3〜6個の炭素原子を有する脂肪族又は脂環式
モノエーテル又はジエーテル(出発エーテル)、例えば
1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、テト
ラヒドロピラン又は1,4−ジオキサンが好適である。
本発明のメトキシル化では、これらのメチン基、メチレ
ン基又はメチル基の少なくとも1つのH−原子をメトキ
シ基で置換する。
【0014】有利に、エーテル酸素に対してα−位に存
在するメチン基、メチレン基又はメチル基の所で、ただ
1個の水素原子をメトキシ基で置換するように、出発エ
ーテルからメトキシル化エーテルを製造する。
【0015】特に有利に、エーテル酸素に対してα−位
のメチレン又はメチル基の所で、1分子当たりそれぞれ
ただ1個の水素原子のみをメトキシ基で置換するよう
に、出発エーテルからメトキシル化エーテルを製造す
る。
【0016】特に、1,2−ジメトキシエタンから1,
1,2−トリメトキシエタンを、テトラヒドロフランか
ら2−メトキシテトラヒドロフランを、1,4−ジオキ
サンから2−メトキシ−1,4−ジオキサンを、かつテ
トラヒドロピランからメトキシテトラヒドロピランを製
造するために本発明の方法は好適である。
【0017】固体ポリマー電解質(SPE)を用いて作
業する電解セルは、一般に公知である(Ionenaustausch
er-Membranen in der Elektrolyse und elektroorganis
chenSynthese, Dr. Ing. Jakob Joerissen, Fortschrit
ts Berichte VDI Reihe 3,No. 442、デュッセルドル
フ、VDI出版、1996年、第4章を参照のこと)。
【0018】カチオン交換膜として、特に膜に加工され
ているポリマー、例えばポリエチレン、ポリアクリレー
ト、ポリスルホンおよび負に荷電した基、例えばカルボ
キシレート基およびスルホネート基を有する過フルオロ
ポリマーが特に適切である。
【0019】適切な過フルオロポリマーは、例えば一般
式(I):
【0020】
【化1】
【0021】[式中、uは、5〜13.5であり、w
は、500〜1500であり、vは、1、2または3で
ある]のポリマーである。
【0022】式(I)中、スルホネート基はカルボキシ
レート基と交換されていてもよい。
【0023】前記の膜は、市販されており、かつ商標名
Nafion(R)(E. I. Du Pont deNemours and Compan
y)およびGore Select(R)(W. L. Gore & As
sociates Inc.)として入手可能である。
【0024】カチオン交換膜をカルボン酸アミド中で、
生じたゲルが使用されたカチオン交換膜の1.2〜10
倍の重量を有するまで膨潤させることによって得られ
る、場合によりN−アルキル化されたC1〜C15−カル
ボン酸アミドで膨潤させたゲルの形で、固体電解質を使
用することは部分的に有利であることが証明された。重
量の増加は、膜を膨潤前に秤量し、膨潤媒体から取り出
した後で直接、吸収性の不織布で湿潤液をぬぐい取るこ
とにより除去し、かつその直後に、差分秤量を行うこと
により測定することができる。
【0025】特に有利にはN,N−ジメチルホルムアミ
ドを用いて膨潤を実施する。膨潤は有利には温度50〜
120℃で実施する。
【0026】固体電解質は、単一のカチオン交換膜であ
ってもよいし、あるいは複数の、有利には2〜10枚の
膜が上下に重なった層であってもよい。固体電解質は有
利には厚さ0.025〜0.2mmを有する。
【0027】有利には全面にわたって固体電解質と接触
するアノード材料またはカソード材料として、多孔性の
導電性材料、特に黒鉛フェルトプレート、活性炭フェル
トプレート、または固体電解質との接触面が炭素で覆わ
れているテキスタイル材料が該当する。
【0028】電解液はメタノールを有利には50〜99
重量%、特に有利には70〜97重量%含有している。
【0029】さらに電解液は、有利には3〜6個の炭素
原子を有し、エーテル−酸素原子に対してα−位にある
メチン基、メチレン基またはメチル基を有する脂肪族お
よび脂環式モノエーテルまたはジエーテル(出発エーテ
ル)と、相応するメトキシル化エーテルとからなる化合
物の群から選択された化合物を1〜50重量%、有利に
は3〜30重量%含有しており、その際前記の群の化合
物の出発エーテルの割合は少なくとも1モル%である。
【0030】場合により電解液中に有利には5〜30重
量%の量で含有されている溶剤として、不活性有機溶剤
ならびに水が適切である。プロセス条件下で実質的に反
応しないこのような有機溶剤は、例えば場合によりN−
アルキル化されたC3〜C15−カルボン酸アミド、例え
ばホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、アセトアミド、N−メチルピロリ
ドン、ピロリドンならびにベンズアミド、3〜15個の
炭素原子を有するN−アルキル化された尿素、例えば
N,N,N′,N′−テトラメチル尿素、エーテル、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル、スルホラン、およびエス
テル、例えば酢酸メチルエステルである。一般に電解液
中の水の割合は、10重量%を越えることはなく、有利
には2重量%、および特に有利には0.5重量%を越え
ることはない。
【0031】テトラヒドロフランのメトキシル化のため
に電解液としてテトラヒドロフランとメタノールとの混
合物を使用すると、反応混合物の後処理は特に容易であ
り、この場合、テトラヒドロフランの割合は0.2〜1
モル/lである。
【0032】電解液は、実質的にその他の通常のセルで
使用される支持電解質、例えば酸、アルカリまたは支持
電解質を含有していない、つまり該電解液は一般に支持
電解質を10重量%より少なく、特に有利には1重量%
より少なく、殊には0.1重量%より少なく含有してい
る。
【0033】有利には、電解液が固体電解質/アノード
の境界面に対して平行にアノードを、有利には連続的に
流れるように本発明による方法を実施する。適切には電
解液の流速はアノードに相対して1〜10cm/sであ
る。
【0034】電流密度は一般に0.1〜40、有利には
1〜10A/dm2である。この電流密度を達成するた
めに必要とされる電圧は、一般に2〜20、有利には3
〜10ボルトである。より高い電圧の場合、固体電解質
の不可逆的な損傷の危険が生じる。
【0035】固体電解質としてカチオン機能膜(Kationl
eistungsmembranen)を用いて作業する電解セルの機能様
式に相応して、カソードで通常はプロトンが水素に還元
される。
【0036】プロセスをその中で実施することができる
セルは公知であり、かつ例えばloc.cit, 第4.2章な
らびにDE−A−19533773号に記載されてい
る。
【0037】工業的な規模でのプロセスの実施のため
に、特にDE−A−19533773号に記載されてい
る直列に接続されたプレート積層セルが適切である。
【0038】このプレート積層セルは、相互に接触し
た、平行に相対して配置された層から構成されており、
その際、該層は、交互に多孔性の伝導性材料と、固体電
解質とからなっている。プレート積層セルの基本的な構
成は、例えばウェニッシュ等(Franz Wenisch et al.)の
Experiences with an Undiv
ided Cell, AIChE Symposiu
m Series No.185, Vol.75、第
14〜18頁から公知である。
【0039】一般に電解セルを運転する温度は重要では
ない。電解液の沸点または沸点より5℃まで低い温度で
運転する場合に、特に長い耐用時間を達成することがで
きる。
【0040】本発明による方法により、一般に出発化合
物との混合物として生じるメトキシル化エーテルは、一
般に公知の方法、例えば結晶化または蒸留により、また
はクロマトグラフィーにより分離することができる。
【0041】
【実施例】実験配置は、バッチ運転の毛管ギャップセル
(Kapillarspaltzelle)に相応し、該セル中で交互に物
質透過性黒鉛フェルト電極とイオン交換膜とを積層させ
る。セルの大きさにより最大で膜5枚の高さが可能であ
る。これにより電流効率はほぼ5倍になるか、もしくは
同じ電流密度で反応時間が短縮される。
【0042】その他の運転条件および実験結果 メタノール中でのTHFの反応の際の運転条件および実
験結果を第1表に記載する。
【0043】90%を越える特に高い電流効率は、電流
密度30mA/cm2および基体濃度1モル/lで達成
することができた。
【0044】種々のその他のエーテルの反応の際の運転
条件および実験結果は、第2表に記載されている。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
フロントページの続き (72)発明者 エバーハルト シュテックハン ドイツ連邦共和国 メッケンハイム ユン グホルツヴェーク 26 (72)発明者 ラルス クレーナー ドイツ連邦共和国 ボン ミレコートシュ トラーセ 22 (72)発明者 ヤーコプ イェリセン ドイツ連邦共和国 ドルトムント テルッ ケシュトラーセ 18 (72)発明者 ディルク ホールマン ドイツ連邦共和国 ドルトムント トゥホ ルスキーシュトラーセ 26 (72)発明者 クラウディア メルク ドイツ連邦共和国 リムブルガーホーフ ヒェノヴァー シュトラーセ 11

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族又は脂環式モノエーテル又はジエ
    ーテル(出発エーテル)の、エーテル−酸素原子に対し
    てα−位にあるメチン基、メチレン基又はメチル基を電
    気化学的にメトキシル化して、出発エーテルのメチン
    基、メチレン基又はメチル基のH−原子少なくとも1個
    がメトキシ基で置換されている化合物(メトキシル化エ
    ーテル)を形成する方法において、次のもの: − カチオン交換膜又は幾つかの上下に重なったカチオ
    ン交換膜層からなる固体電解質、 − これらに直接接触しているカソード及びアノード から構成される電解セル中で、次のもの: a)メタノール 10〜90重量%、 b)出発エーテル及びメトキシル化エーテルから選択さ
    れる化合物 1〜50重量%;ただしこの際、電解液
    中の出発エーテルの割合はこの群の化合物の割合に対し
    て最低1モル%である、及び c)他の不活性な溶剤 0〜30重量% を含む本質的に支持電解質不含の有機溶液を電解液とし
    て使用することを特徴とする、脂肪族又は脂環式モノエ
    ーテル又はジエーテル(出発エーテル)の、エーテル−
    酸素原子に対してα−位にあるメチン基、メチレン基又
    はメチン基を電気化学的にメトキシル化する方法。
  2. 【請求項2】 アノードが、全面的に固体電解質と接触
    している多孔性導電体の層である、請求項1に記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 アノードが、黒鉛フェルトプレート、炭
    フェルトプレート又は固体電解質に対する接触面で炭素
    で被覆されているテキスタイル材料である、請求項2に
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 電解液が、固体電解質/アノードの界面
    に対して平行にアノードを貫流する、請求項2又は3に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】 相互に接触し、相互に平行に並べられて
    いる層から構成されている連続して接続されたプレート
    積層セル中で方法を実施し、その際、多孔性導電体から
    なる層と固体電解質からなる層とが交互になっている、
    請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 固体電解質として、過フッ化カチオン交
    換膜もしくは、生じるゲルが使用されたカチオン交換膜
    の重量の1.2〜10倍重量になるまで過フッ化カチオ
    ン交換膜をカルボン酸アミド中で膨潤させることにより
    得られる過フッ化カチオン交換膜及び場合によりN−ア
    ルキル化された1〜15個のC−原子を有するカルボン
    酸アミドからなるゲルを使用する、請求項1から5まで
    のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 過フッ化カチオン交換膜を膨潤させるた
    めに、N,N−ジメチルホルムアミドを使用する、請求
    項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 電解液の沸騰温度で、又は沸点よりも5
    ℃まで低い温度で電解セルを操作する、請求項1から7
    までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 エーテル酸素に対してα−位のメチン
    基、メチレン基又はメチル基の所で、出発エーテル1分
    子当たりそれぞれ水素原子1個のみをメトキシ基で置換
    することにより、出発エーテルからメトキシル化エーテ
    ルを製造する、請求項1から8までのいずれか1項記載
    の方法。
  10. 【請求項10】 出発エーテルとして、1,2−ジメト
    キシエタン、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン
    又は1,4−ジオキサンを使用する、請求項1から9ま
    でのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 1,2−ジメトキシエタンから1,
    1,2−トリメトキシエタンを製造する、請求項10に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 テトラヒドロフランから2−メトキシ
    テトラヒドロフランを製造する、請求項10に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 テトラヒドロピランから2−メトキシ
    −テトラヒドロピランを、かつ1,4−ジオキサンから
    2−メトキシ−1,4−ジオキサンを製造する、請求項
    10に記載の方法。
  14. 【請求項14】 電解液として、テトラヒドロフラン及
    びメタノールの混合物を使用し、その際、テトラヒドロ
    フランの割合が0.2〜1モル/lである、請求項12
    に記載の方法。
JP11174688A 1998-06-19 1999-06-21 脂肪族又は脂環式モノエ―テル又はジエ―テルのメチン基、メチレン基又はメチル基の電気化学的メトキシル化法 Withdrawn JP2000034590A (ja)

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