JP2000033883A - 樹脂製ピラートリム - Google Patents

樹脂製ピラートリム

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Publication number
JP2000033883A
JP2000033883A JP10219834A JP21983498A JP2000033883A JP 2000033883 A JP2000033883 A JP 2000033883A JP 10219834 A JP10219834 A JP 10219834A JP 21983498 A JP21983498 A JP 21983498A JP 2000033883 A JP2000033883 A JP 2000033883A
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JP
Japan
Prior art keywords
trim
rib
pillar
forming portion
rib forming
Prior art date
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Pending
Application number
JP10219834A
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English (en)
Inventor
Hajime Tsuchihara
哉 土原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の樹脂製ピラートリムにおいて、リブの
設定方向に対する自由度及びリブの厚み設定に対する自
由度を増大させることにより、乗員がピラートリムに衝
突した際、乗員への衝撃を効果的に緩和させる。 【解決手段】 車両のセンタピラー1に取り付けられた
樹脂製ピラートリム2は、トリム本体10と、リブ形成
部11と、トリム本体10及びリブ形成部11を連結す
る薄肉ヒンジ12とが2点鎖線で示すように展開した状
態で一体成形された後、トリム本体10に対し薄肉ヒン
ジ12を中心としてリブ形成部11がトリム本体10の
裏面へ回動させられた状態で、センタピラー1の車室内
側に取り付けられ、乗員の頭部がピラートリム2に衝突
する想定方向A、Bとリブ形成部11の縦リブ13とが
ほぼ同一方向に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体のピラーに取
り付けられる樹脂製トリム、とくに、乗員の衝突エネル
ギを吸収するための樹脂製ピラートリムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両においては、図2及び図3に
例示されているように、センタピラー1の車室内側に取
り付けられたポリプロピレン樹脂製ピラートリム2は、
図示しないショルダベルトの取付け用孔3の周囲裏面
に、センタピラー1の側面に垂直方向(車幅方向)へ延
びる格子状のリブ4が一体成形されていて、車両の衝突
時等に乗員の頭部等がピラートリム2に衝突した際、リ
ブ4の屈曲により頭部等が受ける衝撃を緩和させるよう
にしているが、ピラートリム2のリブ4のうち、とく
に、上下方向の縦リブ4´も車幅方向へ延びているた
め、例えば矢印Aまたは矢印Bのように車幅方向と傾斜
した方向からピラートリム2へ頭部等が衝突した場合に
は、頭部等の衝突方向と縦リブ4´の延びる方向とが大
きく交叉しているため、縦リブ4´の屈曲による衝撃の
吸収、緩和作用は効率が悪い問題があった。なお、5は
センタピラー1のフランジ部分を覆うためのオープニン
グトリムである。
【0003】一方、縦リブ4´の屈曲による衝撃緩和の
効率性を向上させるために、縦リブ4´の成形方向を矢
印Aまたは矢印Bの方向に一致させることは、センタピ
ラー1成形時の型抜きが困難となる不具合があり、ま
た、縦リブ4´の厚みを増加させて衝撃の緩和力を増大
させようとすると、センタピラー1の成形に際する冷却
時の体積収縮に伴って、センタピラー1の表面にいわゆ
る「ひけ」の凹み6が発生し、凹み6が形成されると、
車室内側に位置するセンタピラー1表面の見栄えが格段
に損なわれるため、縦リブ4´の厚み増大に制約を受け
る欠点があった。
【0004】なお、特開平8−164739号公報に
は、ドアトリムのリブ形成部分とポケット形成部分とを
展開して、それらをヒンジで連結した状態で一体成形し
たものが示されているが、この場合のリブはすべて車幅
方向に設定されていて、リブが延びる方向を自由に設定
する技術思想については全く触れられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、車体のピラ
ーに取り付けられて乗員の衝突エネルギを吸収する樹脂
製ピラートリムにおいて、リブの設定方向に対する自由
度及びリブの厚み設定に対する自由度を増大させること
により、乗員がピラートリムに衝突した際、乗員への衝
撃を効果的に緩和させようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る樹脂製ピラートリムは、トリム本体とリブ形成部とが
薄肉ヒンジで連結されるように一体成形され、上記トリ
ム本体に対し上記薄肉ヒンジを中心として上記リブ形成
部が上記トリム本体の裏面へ回動させられた状態で、車
体ピラーの車室内側に取り付けられ、上記リブが車幅方
向と傾斜するように構成されている。
【0007】すなわち、樹脂製ピラートリムのトリム本
体とリブ形成部とが薄肉ヒンジで連結されるように一体
成形されるので、成形時におけるトリム本体とリブ形成
部との相対的配置は成形時における薄肉ヒンジの設定角
度に応じて自由であり、従って、リブ形成部におけるリ
ブの設定方向は型抜きには何らの支障もなく自由に選定
でき、このため、トリム本体に対し薄肉ヒンジを中心と
してリブ形成部をトリム本体の裏面へ回動させた状態
で、ピラートリムが車体ピラーの車室内側に取り付けら
れたときには、リブ形成部のリブを車幅方向とほぼ任意
に傾斜させることができ、しかも、トリム本体に対し薄
肉ヒンジを中心としてリブ形成部がトリム本体の裏面へ
回動させられるため、リブの反対側であるリブ形成部の
表面はトリム本体によって車室内側へ露出することがな
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て、前記従来装置との同等部分にはそれぞれ同一符号を
付けて説明する。図1において、車両のセンタピラー1
に取り付けられたポリプロピレン樹脂製ピラートリム2
は、図示しないショルダベルトの取付け用孔3が形成さ
れたトリム本体10と、リブ形成部11と、トリム本体
10及びリブ形成部11を連結する薄肉ヒンジ12と
が、図1の2点鎖線で示されるように展開した状態で一
体成形された後、トリム本体10に対し柔軟性のある薄
肉ヒンジ12を中心としてリブ形成部11がトリム本体
10の裏面へ回動させられて、リブ形成部11に設けら
れた格子状のリブ4が取付け用孔3の周囲裏面でセンタ
ピラー1及びトリム本体10間に配置されるように、セ
ンタピラー1の車室内側に取り付けられている。
【0009】このとき、リブ形成部11に設けられた格
子状のリブ4のうち、とくに、上下方向の縦リブ13
は、車両の衝突時等に乗員の頭部等がピラートリム2に
衝突する矢印Aまたは矢印Bの想定方向とほぼ一致する
ように、車幅方向と傾斜して延びているので、ピラート
リム2へ頭部等が衝突した場合には、縦リブ13の屈曲
により衝撃を効率良く吸収、緩和して、乗員の頭部等を
容易に保護することができる長所がある。
【0010】また、リブ形成部11における格子状のリ
ブ4は、図1の2点鎖線で示されるように展開した状態
で成形されるため、縦リブ13が延びる方向を成形時の
型抜きには何らの支障もなく自由に選定することが可能
であって、縦リブ13をもっとも有効な方向に設定する
ことにより、衝撃の緩和特性を確実に向上させることが
できる。
【0011】さらに、リブ形成部11におけるリブ4の
厚みを増加させて、ピラートリム2の成形時にリブ形成
部11の表面にいわゆる「ひけ」の凹み6が発生して
も、センタピラー1にピラートリム2が取り付けられた
ときには、トリム本体10に対し薄肉ヒンジ12を中心
としたリブ形成部11の回動により、凹み6が存在する
リブ形成部11の表面はトリム本体10で覆われてい
て、車室内側へ露出することがないため、凹み6の形成
によって見栄えが損なわれることは全くなく、従って、
リブ4の厚みを設定する自由度も大きくなるので、必要
に応じて衝撃の緩和力を容易に高めることが可能とな
る。
【0012】すなわち、縦リブ13の方向性に関する設
定自由度と、リブ4の厚みに関する設定自由度とが大き
いため、それらの相乗作用によって、乗員の頭部等がピ
ラートリム2に衝突した際、リブ形成部11におけるリ
ブ4の屈曲により上記衝撃を容易、かつ、効果的に吸
収、緩和して、乗員の頭部等を衝撃から確実に保護する
ことができるようになる。
【0013】なお、上記実施形態例は車両のセンタピラ
ーに関するものであるが、車両のフロントピラーやリヤ
ピラーにも同様に実施することができて、同等の作用効
果を奏することができるのはいうまでもない。
【0014】
【発明の効果】本発明にかかる樹脂製ピラートリムにあ
っては、トリム本体とリブ形成部とが薄肉ヒンジで連結
されるように一体成形されて、成形時におけるトリム本
体とリブ形成部との相対的配置が成形時における薄肉ヒ
ンジの設定角度に応じて自由であるため、リブ形成部に
おけるリブの設定方向に対する自由度を増大させること
ができ、また、トリム本体に対し薄肉ヒンジを中心とし
てリブ形成部がトリム本体の裏面へ回動させられて、リ
ブの反対側であるリブ形成部の表面はトリム本体により
車室内側へ露出して見栄えを損ねることがないため、リ
ブの厚み設定に対する自由度を増大させることができる
ので、乗員の頭部等がピラートリムに衝突した場合に、
リブ形成部におけるリブの屈曲により乗員の頭部等を衝
撃から容易に、かつ、効果的に保護することができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における横断面拡大図。
【図2】従来装置の概略側面図。
【図3】図2の III−III 横断面拡大図。
【符号の説明】
1 センタピラー 2 ピラートリム 4 リブ 10 トリム本体 11 リブ形成部 12 薄肉ヒンジ 13 縦リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリム本体とリブ形成部とが薄肉ヒンジ
    で連結されるように一体成形され、上記トリム本体に対
    し上記薄肉ヒンジを中心として上記リブ形成部が上記ト
    リム本体の裏面へ回動させられた状態で、車体ピラーの
    車室内側に取り付けられ、上記リブが車幅方向と傾斜す
    るように構成された樹脂製ピラートリム。
JP10219834A 1998-07-17 1998-07-17 樹脂製ピラートリム Pending JP2000033883A (ja)

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JP10219834A JP2000033883A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 樹脂製ピラートリム

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JP10219834A Pending JP2000033883A (ja) 1998-07-17 1998-07-17 樹脂製ピラートリム

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JP (1) JP2000033883A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6648403B2 (en) * 2001-06-19 2003-11-18 Nissan Motor Co., Ltd. Body upper structure for vehicle

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6648403B2 (en) * 2001-06-19 2003-11-18 Nissan Motor Co., Ltd. Body upper structure for vehicle

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