JP2000030799A - 端子金具のシール構造 - Google Patents

端子金具のシール構造

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JP2000030799A
JP2000030799A JP10200569A JP20056998A JP2000030799A JP 2000030799 A JP2000030799 A JP 2000030799A JP 10200569 A JP10200569 A JP 10200569A JP 20056998 A JP20056998 A JP 20056998A JP 2000030799 A JP2000030799 A JP 2000030799A
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JP
Japan
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tab
terminal fitting
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closing
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JP10200569A
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English (en)
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Takayuki Tashiro
隆之 田代
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子金具の挿入作業の容易さと強固な抜け止
め機能を確保したまま、シール剤の洩れを阻止できるよ
うにする。 【解決手段】 タブ21の挿通孔23における充填空間
15に開口する側の対向した両縁に、一対の閉止片25
が形成される。両閉止片25は、内面側が内方に出っ張
って形成され、下端側は斜めのガイド面とされる。両閉
止片25の外側を囲むようにして逃がし溝27が形成さ
れる。端子金具19のタブ21の一面には、一方の閉止
片25が嵌合可能な係止溝29が全幅に切り欠き形成さ
れる。タブ21は両閉止片25を外側に広げつつ挿通孔
23に挿入され、所定位置まで挿入されると、一方の閉
止片25が係止溝29に嵌まり込み、他方の閉止片25
はタブ21の反対側の面に弾性的に密着する。タブ21
の回りが閉止片25で塞がれるため、充填されたシール
剤31が挿通孔23に浸入することが防がれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端子金具のシール
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の端子金具のシール構造を
適用した例として、実開平4−106865号公報に記
載されたバルブソケットが知られている。このものは図
7に示すように、ソケット本体aの一側にバルブ挿入孔
bが、他側に相手のコネクタが嵌合されるコネクタ部c
が形成されており、バルブ挿入孔b側から挿入された端
子金具dのタブeが、仕切壁fに開口された挿通孔gを
貫通してコネクタ部c内に突出し、金属ランスhが係止
凹部iに引っ掛かることで抜け止め状態とされるととも
に、コネクタ部c内の奥側にエポキシ樹脂等のシール剤
jが充填されることで、タブeが貫通した挿通孔gのシ
ールが取られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の構造のようなラ
ンスを採用したものでは、例えば端子金具のタブを挿通
孔に圧入するタイプのものに比べると、端子金具の挿入
力が小さくて済み、なおかつ端子金具が強固に抜け止め
できるという利点がある。しかしながらその反面で、挿
通孔gと端子金具d(タブe)との間にクリアランスが
形成される構造であることから、上記のようにシール剤
jが充填された際に、係止凹部iから挿通孔gのクリア
ランスにシール剤jが浸入し、バルブ挿入孔b側に洩れ
るおそれがあった。本発明は上記のような事情に基づい
て完成されたものであって、その目的は、端子金具の挿
入作業の容易さと強固な抜け止め機能を確保したまま、
シール剤の洩れを阻止できるようにするところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、ハウジングの壁部
に形成された挿通孔に端子金具が貫通され、シール剤を
充填することで前記挿通孔をシールするものにおいて、
前記挿通孔の周壁には、内側に向かって突出しかつ弾性
変形可能な閉止片が一体的に形成される一方、前記端子
金具には前記閉止片の一部が嵌合可能な係止凹部が形成
されている構成としたところに特徴を有する。請求項2
の発明は、請求項1の発明において、前記閉止片の形成
部分の外側には、この閉止片の外側への弾性変形を許容
する逃がし凹部が形成されているところに特徴を有す
る。
【0005】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>端子金具は
閉止片を外側に弾性変形させつつ挿通孔に貫通され、所
定位置まで挿入されると、閉止片の一部が係止凹部に嵌
まることで端子金具が抜け止め状態に保持され、閉止片
の他の部分は端子金具の外周に密着する。係る状態でシ
ール剤が充填される。端子金具の回りが閉止片で塞がれ
るため、シール剤が反対側に洩れ出ることが防止され
る。また、閉止片を弾性変形させつつ端子金具が挿入さ
れるのであるから、挿入力が小さくて済み、しかも閉止
片の一部がランスの機能を果たすことで端子金具を強固
に抜け止めすることができる。
【0006】<請求項2の発明>閉止片を逃がし凹部に
逃がしつつ端子金具の挿入ができるので、挿入力のより
低減化を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図6に基づいて説明する。この実施形態では、ウ
ェッジベースバルブ用のバルブソケットに適用した場合
を例示している。ウェッジベースバルブ1は、図1に示
すように、ガラス製の発光部2の底部に平板状のベース
部3が一体形成され、このベース部3の両面に、発光部
2内に配されたフィラメントから引き出されたリード線
が折り返されることで接点(図示せず)が設けられた構
造である。バルブソケットは合成樹脂製の本体11を有
し、仕切壁12を隔てた一側(図1の左側)にバルブ収
容部13が、他側に、相手のコネクタ(図示せず)が嵌
合されるコネクタ部14がそれぞれ形成されている。
【0008】コネクタ部14の内周面は、奥側が内方に
出っ張った段付き状に形成され、奥側の部分が後記する
シール剤31の充填空間15となっている。一方、バル
ブ収容部13の奥側には、ウェッジベースバルブ1のベ
ース部3が挿入されるベース挿入溝17が形成されてい
る。このベース挿入溝17には、一対の端子金具19が
バルブ収容部13側から並んで挿入可能とされている。
端子金具19は、対向して配された一対の接触舌片20
の先端側にタブ21が突設された形状である。
【0009】上記のベース挿入溝17の奥面には、端子
金具19のタブ21を貫通可能とする2個の挿通孔23
が、コネクタ部14側の充填空間15に開口して形成さ
れている。この挿通孔23は、図2に示すように縦列状
に並んで形成され、タブ21の横幅方向については略緊
密に嵌合し、厚さ方向については若干のクリアランスを
有する断面形状に形成されている。
【0010】さて、挿通孔23における充填空間15に
開口する側の対向した両縁には、図3,4にも示すよう
に、一対の閉止片25が形成されている。この閉止片2
5は、図4に示すように、その内面側が内方に出っ張っ
て形成され、内面の下端側は斜めのガイド面26とされ
ている。また、両閉止片25の外側を囲むようにして、
この閉止片25の外側への撓み変形を許容する逃がし溝
27が形成されている。一方、端子金具19のタブ21
の一面には、一方の閉止片25が嵌合可能な係止溝29
が全幅にわたって切り欠き形成されている。
【0011】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を説明する。端子金具19は、タブ21
側からベース挿入溝17に挿入され、さらに挿通孔に差
し込まれる。挿通孔23はタブ21との間にクリアラン
スを持って形成されているので、楽に挿入できる。タブ
21の先端が挿通孔23における充填空間15側の開口
縁の付近に達すると、両閉止片25のガイド面26に突
き当たり、引き続いて図5に示すように、両閉止片25
を逃がし溝27側に撓み変形させつつ押し込まれる。タ
ブ21の付け根側の屈曲部分が、ベース挿入溝17の奥
面に当たったところで押し込みが停止され、そのとき一
方の閉止片25がタブ21の係止溝29に対応し、図6
に示すように、閉止片25が内側に復元変形して係止溝
29に嵌まり込む。他方の閉止片25は、そのガイド面
26がタブ21の反対側の面に弾性的に密着した状態と
なる。これにより両端子金具19は、それぞれのタブ2
1をコネクタ部14内に所定量突出させた状態で、抜け
止め状態に保持される。
【0012】続いて、シール剤31の充填作業が行われ
る。この充填作業は、ソケット本体11がコネクタ部1
4を上に向けた姿勢にセットされ、ディスペンサと接続
されたノズル(図示せず)の先端が充填空間15に突っ
込まれることで行われ、充填空間15をほぼ満たす量が
充填される。このとき、タブ21の係止溝29が設けら
れた側の面には、一方の閉止片25が全幅にわたって嵌
まり込んでいるし、反対側の面では、他方の閉止片25
のガイド面26が全幅にわたって密着しており、タブ2
1の回りがほとんど塞がれた状態にあるので、シール剤
31が挿通孔23に浸入してベース挿入溝17側へ洩れ
出るといったことが防がれる。
【0013】このように本実施形態によれば、端子金具
19のタブ21と挿通孔23の間が閉止片25で塞がれ
るため、充填されたシール剤31が挿通孔23に浸入
し、ひいてはベース挿入溝17に洩れ出ることが防止さ
れる。また、挿通孔23はタブ21との間にクリアラン
スを持って形成されており、かつ閉止片25を逃がし溝
27を利用して外側に逃がしつつタブ21を挿入するこ
とができるから、挿入力を小さく抑えることができる。
しかも一方の閉止片25がタブ21の係止溝29に嵌ま
るランスの機能を果たすから、端子金具19を強固に抜
け止めすることができる。
【0014】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)閉止片の外側に逃がし溝が設けられておらず、閉
止片の弾性変形を伴ってタブが閉止片の内側に圧入され
るような構造のものも本発明に含まれる。 (2)本発明はバルブソケットに限らず、端子金具の挿
通孔をシール剤でシールする形式のもの全般に広く適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るバルブソケットの断
面図
【図2】挿通孔の開口縁の構造とタブを示す斜視図
【図3】挿通孔の開口縁の平面図
【図4】その断面図
【図5】タブの挿入途中を示す断面図
【図6】タブの挿入完了時の断面図
【図7】従来例の断面図
【符号の説明】
11…ソケット本体(ハウジング) 12…仕切壁(壁部) 15…充填空間 19…端子金具 21…タブ 23…挿通孔 25…閉止片 27…逃がし溝(逃がし凹部) 29…係止溝(係止凹部) 31…シール剤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングの壁部に形成された挿通孔に
    端子金具が貫通され、シール剤を充填することで前記挿
    通孔をシールするものにおいて、 前記挿通孔の周壁には、内側に向かって突出しかつ弾性
    変形可能な閉止片が一体的に形成される一方、前記端子
    金具には前記閉止片の一部が嵌合可能な係止凹部が形成
    されていることを特徴とする端子金具のシール構造。
  2. 【請求項2】 前記閉止片の形成部分の外側には、この
    閉止片の外側への弾性変形を許容する逃がし凹部が形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の端子金具の
    シール構造。
JP10200569A 1998-07-15 1998-07-15 端子金具のシール構造 Abandoned JP2000030799A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011028905A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ及びコネクタの製造方法
JP2014078349A (ja) * 2012-10-09 2014-05-01 Yazaki Corp ハウジング

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JP2011028905A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ及びコネクタの製造方法
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