JP2000030404A - 記録メディアカートリッジ - Google Patents

記録メディアカートリッジ

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JP2000030404A
JP2000030404A JP10197485A JP19748598A JP2000030404A JP 2000030404 A JP2000030404 A JP 2000030404A JP 10197485 A JP10197485 A JP 10197485A JP 19748598 A JP19748598 A JP 19748598A JP 2000030404 A JP2000030404 A JP 2000030404A
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cartridge
protector
write
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JP10197485A
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Yoichi Hayashi
洋一 林
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録メディアカートリッジの生産工程におけ
るライトプロテクタの倒れや位置ずれを防止することに
より、組立性の改善や作業性の向上を図る。 【解決手段】 ライトプロテクタ81を構成する基板8
2の側面にアーム83の基部を利用して弾性ガイド片8
4を設け、基板84と弾性ガイド片84とで上カートリ
ッジハーフ2aの壁部113を跨がせ、ライトプロテク
タ81の倒れを防止する。また、弾性ガイド片84を撓
み変形させて壁部の内面に形成した係止突起87を乗り
越えさせるとともに、復元後にライトプロテクタ81の
位置決めを行い得るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録メディアカー
トリッジに関し、特に記録メディアカートリッジを組み
立てる際の組立性、作業性を改善するための上下カート
リッジハーフやライトプロテクタの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、コンピュータ等のデータの記
録メディアとして使用されている磁気テープカートリッ
ジ1の分解斜視図である。
【0003】この磁気テープカートリッジ1はワンリー
ルタイプとして知られているもので、上リール4と下リ
ール5とが超音波溶着されている単一のリール3に磁気
テープ20を巻装し、前記リール3を上カートリッジハ
ーフ2aと下カートリッジハーフ2bとがねじ19によ
り締結されたカートリッジケース内に回動自在に収容し
た構成である。
【0004】前記上リール4は、円盤状の上フランジ4
aの中心部分に凹状の図中下方に突出するボス部4bが
設けられている。前記上フランジ4aの外周にはギヤ部
4cが形成されている。
【0005】また、前記凹部4b内に形成された筒状リ
ブ内にリング状のベアリング6が圧入固定され、ベアリ
ング中心部の孔にスプリングプラグ7が圧入固定されて
いる。そして、前記スプリングプラグ7にリールばね8
が取り付けられて、前記リール3を下方に押圧するとと
もに回転自在に保持している。
【0006】前記リール3は、カートリッジの不使用時
においては、ブレーキ用のトーションばね12にて適宜
付勢されたリールブレーキ50,51により不測の回動
をしないように係止されている。また、前記磁気テープ
カートリッジ1は、その不使用時においては、前記磁気
テープ20が完全に前記リール3に巻き込まれた状態
で、磁気テープ端に取り付けられたリーダーテープ21
(記録再生装置が前記磁気テープ20をテープ路に導入
するための手段)が、カートリッジ側面寄りに組み込ま
れたフック18の先端部分に係止されている。
【0007】前記磁気テープ20を引き出す開口部26
には、カートリッジ平面方向に開閉可能なリッド30が
リッド付勢用の捩りコイルばね15により適宜付勢され
て支軸14に取り付けられている。そして、カートリッ
ジ不使用時には、前記リッド30は圧縮ばね16により
適宜付勢されたロック部材40により回動できないよう
に係止されている。また、前記リッド30とは反対側に
はライトプロテクタ101が組み込まれている。
【0008】記録再生装置のテープ路に前記磁気テープ
20を導入するための係合手段と係合するリーダーテー
プ21は、例えばスプライスにより前記磁気テープ20
に繋げられている。
【0009】次に、図11〜図13を参照して、ライト
プロテクタ101の構成について説明する。なお、ライ
トプロテクタ101は、図10の下方に一点鎖線で示し
たように上下カートリッジハーフ2a,2bを構成する
壁部に横行自在に挟み込まれるように取り付けられるの
であるが、以下においては上カートリッジハーフ2aに
関連して説明する。ライトプロテクタ101は、矢印
a,b方向に横行自在(往復動自在)の基板102と、
基板102の側面に一体に形成されたアーム103と、
矢印a,b方向への横行時に位置決めとクリック感を得
るための係止突起104と、基板102の上下に形成さ
れたガイド突起105a,105bと、インジケータと
なる開口部106等を備えている。
【0010】一方、上カートリッジハーフ2aの底板部
111には、前記係止突起104に係止する係止ピン1
12が植立状に形成されている。また、上カートリッジ
ハーフ2aの壁部113の外側には、図12に示すよう
にライトプロテクタ101を横行自在に収納するため
に、凹状の収納部114が形成され、その下端にはガイ
ド突起105bを嵌合するガイド溝115が形成されて
いる。そして、磁気テープカートリッジ1として組み立
てが完了した状態では、ライトプロテクタ101の上端
に下カートリッジハーフ2bが被せられ、ガイド突起1
05aがガイド溝に嵌合されて矢印a,b方向に横行す
るようになる。
【0011】次に、ライトプロテクタ101の横行と係
止ピン112との関係について述べると、図13に実線
で示す位置に位置決めされている場合は、係止ピン11
2が係止突起104の一方の斜面104aに当接してい
る。この状態から、ライトプロテクタ101を矢印a方
向に、想像線で示す位置に横行させると、係止ピン11
2が他方の斜面104bに当接するようになる。この
際、係止ピン102及び係止突起104の弾性によって
クリック感が得られ、ライトプロテクタ101の位置切
り換えを感知することができる。
【0012】ところで、磁気テープカートリッジ1を組
み立てる場合は、例えばベルトコンベアによって上カー
トリッジハーフ2aを搬送しながら、種々の部品を順次
組み付けるようになっている。そして、ライトプロテク
タ101を組み付けた段階では、図11〜図13に示す
状態で次の工程に搬送される。この状態では、ライトプ
ロテクタ101は、下側のガイド突起105bがガイド
溝115に嵌合して、図11に示すように係止突起10
4と係止ピン112との干渉によりやや傾斜して立った
状態になり、係止突起104の斜面と係止ピン112と
は緩く接している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】磁気テープカートリッ
ジ1の組み立てラインでは、上カートリッジハーフ2a
にライトプロテクタ101を前記のように組み付けた状
態で搬送し、種々の部品を順次組み付ける工程があり、
組付時に上カートリッジハーフ2aに振動が加わること
がある。製造工程では、ライトプロテクタ101はガイ
ド溝115によって立っている状態であり、上方のガイ
ド突起105aは係止されていないのであるから、振動
が加わると倒れて脱落し易い。
【0014】しかも、ライトプロテクタ101の係止突
起104には係止ピン112が接触しているので、接触
位置によってはライトプロテクタ101全体が外側方向
に押されていることもあり、この場合は特に倒れ易い。
ライトプロテクタ101が脱落すると、そのまま次の組
立工程に移行することができず、ラインを一時的に止め
るか、手直しする等の処置が必要である。また、ライト
プロテクタ101が傾斜していると、上下カートリッジ
ハーフ2a,2bの組み合わせ時に、ライトプロテクタ
101と下カートリッジハーフ2bとが干渉することが
ある。すなわち、従来の磁気テープカートリッジ1の構
成では組立性が良くなく、このために生産性や歩留りが
低下していた。
【0015】本発明は前記状況に鑑みてなされたもので
あり、その目的は製造工程中におけるライトプロテクタ
の脱落等を防止することにより、組立性や作業性を改善
し得る記録メディアカートリッジを提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記(1)(2)に示す記録メディアカートリッジ
によって達成される。 (1) 上下カートリッジハーフ内に記録メディアを収
容するとともに、前記記録メディアに記録されたデータ
の誤消去を防止するライトプロテクタを、前記上下カー
トリッジハーフの壁部に形成した収納部に横行自在に配
設した記録メディアカートリッジにおいて、前記ライト
プロテクタを構成する基板の側面に前記壁部を跨ぐよう
にして形成された弾性ガイド片と、前記壁部の内面であ
って前記ライトプロテクタの2つの設定位置の境に、前
記ライトプロテクタの横行に際し、前記弾性ガイド片を
撓み変形させて乗り越えさせるとともに復元後に前記ラ
イトプロテクタの位置決めを行う係止突起とを設けたこ
とを特徴とする記録メディアカートリッジ。
【0017】(2) 上下カートリッジハーフ内に記録
メディアを収容するとともに、前記記録メディアに記録
されたデータの誤消去を防止するライトプロテクタを、
前記上下カートリッジハーフの壁部に形成した収納部に
横行自在に配設した記録メディアカートリッジにおい
て、前記ライトプロテクタを構成する基板の横行方向の
端部に係止突起を設けるとともに、前記収納部を構成す
る前記壁部に前記係止突起と係合する係止溝を設けたこ
とを特徴とする記録メディアカートリッジ。
【0018】(1)に記載した記録メディアカートリッ
ジは、ライトプロテクタの基板と、この基板に設けた弾
性ガイド片によって、カートリッジの壁部を跨ぐ構成で
あるから、カートリッジにライトプロテクタを装着して
搬送する際に振動等が加えられても、ライトプロテクタ
が倒れることはない。また、壁部に係止突起が設けられ
ているので、前記弾性ガイド片がこれを乗り越えない限
りライトプロテクタは特定の位置に位置決めされるの
で、次の部品の装着等を円滑を行い得る。
【0019】(2)に記載した記録メディアカートリッ
ジは、ライトプロテクタの基板の横行方向端部に形成し
た係止突起をカートリッジの壁部に形成した係止溝に係
合させる。したがって、ライトプロテクタは係止突起と
係止溝との係合が外れない限り倒れることはなく、組立
性の改善が図られる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図5を参照して本発
明に係る記録メディアカートリッジの第1実施形態を説
明する。図1は記録メディアとして磁気テープを用いた
磁気テープカートリッジの構成を示す要部の分解斜視
図、図2は組付状態を示す要部の断面図、図3はプロテ
クタ横行時の作用を示す断面図、図4及び図5はプロテ
クタ横行時の作用を示す平面図である。なお、本実施形
態はライトプロテクタの構成及び作用に係わるものであ
るから、実施形態の説明にあたっては、従来例の説明に
参照した図面や符号等を適宜援用する。
【0021】本実施形態におけるライトプロテクタ81
は、矢印a,b方向に横行自在(往復動)の基板82
と、基板82の側面に一体に形成されたアーム83と、
矢印a,b方向への横行時における位置決めを行う上
に、ライトプロテクタ81の倒れを防止する弾性ガイド
片84と、基板82の上下に形成されたガイド突起85
a,85bと、インジケータとなる開口部86等を備え
ている。一方、上カートリッジハーフ2aには、底板部
111と壁部113との角部に平面がほぼ半円状の係止
突起87が設けられる一方、従来例で説明した係止ピン
112は形成されていない。
【0022】前記弾性ガイド片84は、アーム83の下
部に下方に向けて板状に形成されているが、全体に適度
な弾性を付与するために縦方向にスリット84aが形成
されている。そして、基板82と弾性ガイド片84との
間の隙間Gは、図2から明らかなように壁部113の幅
よりやや大きく設定されている。したがって、生産工程
中において、上カートリッジハーフ2aにライトプロテ
クタ81を仮組付けした場合、ライトプロテクタ81は
壁部113を上方から深く跨いだ状態になる。このた
め、仮に振動等が加わってもライトプロテクタ81が倒
れて脱落する恐れは全くなく、組立性が著しく向上す
る。
【0023】ところで、ライトプロテクタ81は、矢印
a,b方向に横行するものであるが、このとき弾性ガイ
ド片84と係止突起87とは下記のように作用する。す
なわち、弾性ガイド片84は全体として板状であり、し
かも中央部には縦方向にスリット84aが形成されてい
て全体が弾性的に撓み変形可能な形状になっている。一
方の係止突起87は、上面から見て円弧状であるから、
横側面は物品が滑り易い斜面になっている。故に、ライ
トプロテクタ81が横行する際に、弾性ガイド片84が
係止突起87に差しかかると、側面から見た場合は図3
に示すように係止突起87を弾性的に乗り越えることに
なる。そして、係止突起87の位置を上側から見ると、
弾性ガイド片84はライトプロテクタ81と一体になっ
て、図4に示すように係止突起87の一方の側面から他
方の側面に移動する。このときの弾性ガイド片84の動
きを線で示すと、図4の右方に矢印Cで示すような軌跡
になる。このように、弾性ガイド片84が係止突起7を
乗り越えることにより、ライトプロテクタ81が横行す
る際にクリック感が得られるとともに、ライトプロテク
タ81の位置決めを行うことができる。
【0024】前記動きをライトプロテクタ81の全体に
ついて示すと、図5に示すように実線で示した位置にあ
ったライトプロテクタ81が想像線で示すように横行す
る場合に、点線で示した弾性ガイド片84が矢印Cに示
すように係止突起87を乗り越えることになる。弾性ガ
イド片84が係止突起87の頂部を乗り越える場合、弾
性ガイド片84が図3に示したように撓み変形するので
抵抗感が生じる。これに対し、頂部を越えて反対側斜面
に差しかかると、弾性ガイド片84が元の形状に復元し
ようとする力が発生し斜面を滑るようになる。この復元
力は、ライトプロテクタ81全体を横行させる付勢力と
して作用するので、図5に示した実線の位置から想像線
の位置への横行が円滑に行われるようになる。また、想
像線で示した位置から実線で示した位置への移動も、前
記同様の作用によって円滑に行われる。この構成によれ
ば、前記係止ピン112は不要である上に、ライトプロ
テクタ81の倒れを完全に防止することができ、しかも
組み付けが完了した状態ではライトプロテクタ81とし
ての機能を完全に果たし得ることになる。
【0025】なお、好ましくは係止突起87の両脇には
薄肉の段部87aが形成され、上面にはテーパ面87b
が形成される。薄肉の段部87aは壁部113と弾性ガ
イド片84との間隙を埋めてライトプロテクタ81の傾
倒を防止する。また、テーパ面87bは、ライトプロテ
クタ81を組み込むときに係止突起87に弾性ガイド片
84が当たる位置であっても、弾性ガイド片84がテー
パ面87bに案内されるので、ライトプロテクタ81を
容易に組み込むことができる。
【0026】次に、図6及び図7を参照して本発明の第
2実施形態を説明する。本実施形態は、前記弾性ガイド
片84に加えて、第2の弾性ガイド片114を設けたも
のである。すなわち、弾性ガイド片84はアーム83の
下側に設けられているが、アーム83の上側に弾性ガイ
ド片114を付加した。弾性ガイド片114にもスリッ
ト114aが形成され、適度な弾性を有するようになっ
ている。そして、図7に想像線で示すように、下カート
リッジハーフ2bにも第2の係止突起117が形成さ
れ、側面から見るとアーム83を中心にして言わば上下
対象の構成になっている。
【0027】この構成によれば、上下カートリッジハー
フ2a,2bのいずれか一方にライトプロテクタ81を
組み付け、生産ラインに流してもライトプロテクタ81
の倒れを防止できる。そして、磁気テープカートリッジ
1として完成し、ライトプロテクタ81を操作する場合
は、係止突起87,117との間で前記同様の円滑な横
行が行われる。なお、ライトプロテクタ81の材質とし
ては、疲れ特性や滑り性が重要であることから、ポリア
セタール樹脂等が好適である。ライトプロテクタ81の
形状については、前記付勢力が与えられる上に、傾斜状
態や応力過多にならないように、厚み、間隔G、スリッ
ト84a,114aの有無、形状が設定される。また、
弾性ガイド片84,114の付勢力を異なったものにし
て、ガイド機能を主体としてより安定な組み込みを行い
得るようにしてもよい。更に、一方の弾性ガイド片11
4のみを設けてもよい。
【0028】次に、図8及び図9を参照して本発明の第
3実施形態を説明する。本実施形態におけるライトプロ
テクタ81は、前記弾性ガイド片84,114は設けら
れておらず、従来例で示した係止ピン112を援用しな
がら、生産時におけるライトプロテクタ81の倒れを防
止できるようになっている。すなわち、ライトプロテク
タ81を構成する基板2の側面には係止突起104が設
けられ、アーム83も設けられている。そして、基板8
2の横、言い換えれば厚み部分に長手状の係止突起12
1が形成されている。
【0029】一方、上カートリッジハーフ2aであっ
て、ライトプロテクタ81を収納する収納部114の一
端には係止突起121を嵌合するための係止溝122が
形成されている。係止ピン112と係止突起104との
位置関係は、図9に想像線で示すように設定される。す
なわち、ライトプロテクタ81を収納部114に収納
し、係止突起121を係止溝122に嵌合した状態で、
係止ピン112によって係止突起104を押さえ、ライ
トプロテクタ81全体を矢印b方向に横行させないよう
に設定される。ここで、係止突起104の一方の斜面1
04aを上り斜面とし、他方の斜面を下り斜面104b
とすると、上り斜面104aに係止ピン112が当接し
てライトプロテクタ81全体を弾性的に押さえ込み得る
ように設定される。
【0030】この構成によれば、図9に想像線で示した
ように上カートリッジハーフ2aにライトプロテクタ8
1を装着しておけば、ガイド突起85bは前記同様にガ
イド溝119に係止され、係止突起121はガイド溝1
22に係止される。すなわち、ライトプロテクタ81の
下側面と横側面とが係止されるうえに、この係止状態は
係止ピン112が係止突起104を乗り換えない限り保
持される。したがって、上カートリッジハーフ2aにラ
イトプロテクタ81を装着した状態で生産ラインに流
し、種々の部品を装着しても振動等によりライトプロテ
クタ81が倒れる等の不具合を未然に防止できる。
【0031】一方、磁気テープカートリッジ1として完
成した状態では、ライトプロテクタ81のガイド突起8
5aが、図示を省略した下カートリッジハーフ2bのガ
イド溝に嵌合し、合わせてライトプロテクタ81の三方
の側面が係止されることになる。ライトプロテクタ81
を操作する場合は、図9に想像線で示した状態から実線
で示した状態に横行させるのであるが、この時点で係止
突起121が係止溝122から外れる。しかし、上下の
ガイド突起85a,85bの係止はそのままであるの
で、ライトプロテクタ81は外れることなく、円滑に横
行することができる。この横行時には、係止ピン112
が撓み変形しながら係止突起104を乗り越えるので、
クリック感によりライトプロテクタ81の横行を感知で
きる上に、斜面の滑りと係止ピン112の弾性力により
横行が円滑に行われる。なお、上記実施形態は記録メデ
ィアが磁気テープである記録メディアカートリッジであ
るが、記録メディアとしては、磁気ディスク等の他のい
かなるものであってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明に係る記録メディア
カートリッジは、ライトプロテクタを構成する基板と、
この基板に設けた弾性ガイド片によって、カートリッジ
の壁部を跨がせるとともに、壁部の内面に設けた係止突
起に弾性ガイド片を弾性的に係合させてライトプロテク
タの位置決めを行うように構成し、しかも弾性ガイド片
と係止突起の係合は、ライトプロテクタの位置決め後は
解除されるように構成したものである。したがって、カ
ートリッジにライトプロテクタを組み付けた状態で振動
等が加わっても、ライトプロテクタが倒れることはな
く、組立性の改善を図ることができる。
【0033】また、本発明に係る記録メディアカートリ
ッジは、ライトプロテクタの基板の横行方向の端部に形
成した係止突起をカートリッジの壁部に形成した係止溝
に係合させるものである。したがって、ライトプロテク
タは係止突起と係止溝との係合が外れない限り倒れるこ
とはなく、前記同様に組立性の改善が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気テープカートリッジの第
1実施形態を示す要部の分解斜視図である。
【図2】磁気テープカートリッジの構成を示す要部の断
面図である。
【図3】弾性係止片と係止突起の作用を示す要部の拡大
断面図である。
【図4】弾性係止片の変形を示す要部の平面図である。
【図5】ライトプロテクタ全体の横行と係止作用を示す
要部の平面図である。
【図6】本発明の第2実施形態を示す磁気テープカート
リッジの要部の分解斜視図である。
【図7】磁気テープカートリッジの構成を示す要部の断
面図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す磁気テープカート
リッジの要部の分解斜視図である。
【図9】ライトプロテクタ全体の横行と係止作用を示す
要部の平面図である。
【図10】従来の磁気テープカートリッジの構成を示す
分解斜視図である。
【図11】従来の磁気テープカートリッジの構成を示す
要部の斜視図である。
【図12】従来のライトプロテクタの構成を示す要部の
斜視図である。
【図13】従来のライトプロテクタ全体の横行と係止作
用を示す要部の平面図である。
【符号の説明】
81 ライトプロテクタ 82 基板 83 アーム 84,114 弾性ガイド片 85a,85b ガイド突起 86 開口部 87,117,121 係止突起 122 係止溝 1 磁気テープカートリッジ 2a,2b 上下カートリッジハーフ 3 磁気テープリール 113 壁部 114 収納部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下カートリッジハーフ内に記録メディ
    アを収容するとともに、前記記録メディアに記録された
    データの誤消去を防止するライトプロテクタを、前記上
    下カートリッジハーフの壁部に形成した収納部に横行自
    在に配設した記録メディアカートリッジにおいて、 前記ライトプロテクタを構成する基板の側面に前記壁部
    を跨ぐようにして形成された弾性ガイド片と、前記壁部
    の内面であって前記ライトプロテクタの2つの設定位置
    の境に、前記ライトプロテクタの横行に際し、前記弾性
    ガイド片を撓み変形させて乗り越えさせるとともに復元
    後に前記ライトプロテクタの位置決めを行う係止突起と
    を設けたことを特徴とする記録メディアカートリッジ。
  2. 【請求項2】 上下カートリッジハーフ内に記録メディ
    アを収容するとともに、前記記録メディアに記録された
    データの誤消去を防止するライトプロテクタを、前記上
    下カートリッジハーフの壁部に形成した収納部に横行自
    在に配設した記録メディアカートリッジにおいて、 前記ライトプロテクタを構成する基板の横行方向の端部
    に係止突起を設けるとともに、前記収納部を構成する前
    記壁部に前記係止突起と係合する係止溝を設けたことを
    特徴とする記録メディアカートリッジ。
JP10197485A 1998-07-13 1998-07-13 記録メディアカートリッジ Pending JP2000030404A (ja)

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