JP2000029296A - 現像装置及びプロセスカートリッジ - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ

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JP2000029296A
JP2000029296A JP10208578A JP20857898A JP2000029296A JP 2000029296 A JP2000029296 A JP 2000029296A JP 10208578 A JP10208578 A JP 10208578A JP 20857898 A JP20857898 A JP 20857898A JP 2000029296 A JP2000029296 A JP 2000029296A
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process cartridge
frame
developing
filter
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JP10208578A
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Atsushi Numagami
敦 沼上
Kazufumi Watanabe
一史 渡辺
Shinichi Sasaki
新一 佐々木
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザーの取り扱い時に、損傷しないよう
に、トナー容器内の内圧上昇を防止する手段を設ける。 【解決手段】 トナー枠体11に貼られる、ラベルシー
ル110の下に覆い隠されるように、小開口103をふ
さぐフィルター100を設けた。シール110が保護部
材となり、フィルターの損傷のおそれがない。シール1
10が同時にラベルとして機能する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に画像を
形成する電子写真画像形成装置に用いられる現像装置、
前記現像装置を備えたプロセスカートリッジ、及び電子
写真画像形成装置に関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置は、電子写真
画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像を形成するも
ので、例えば電子写真複写機、電子写真プリンター(例
えば、LEDプリンター、レーザービームプリンター
等)、電子写真ファクシミリ装置、及び、電子写真ワー
ドプロセッサー等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとしては、現
像手段に加えて、帯電手段、またはクリーニング手段の
少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本
体に対して着脱可能とするものである。更に、少なくと
も現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
化して電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするもの
をいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的
にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画
像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ
方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式
によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらず
にユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性
を向上させることができた。そこでこのプロセスカート
リッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用い
られている。
【0005】このようなプロセスカートリッジにあって
は、図18に示すように容器状のトナー枠体の下方枠体
11bの穴11e1に回転自在にカップリング部材11
eが嵌合し、このカップリング部材11eは周方向の溝
11e5を有し、この溝11e5に嵌合した軸用止め輪
11e3により軸方向に外れないようになっている。カ
ップリング部材11eの中心穴11e4にジャーナルが
嵌合したクランク状のトナー送り部材9bのアーム9b
3はカップリング部材11aの内端面の直径をわたるス
リット11e2に嵌合している。
【0006】カップリング部材11eは穴11e1に嵌
合するフェルト部材80で軸封されている。フェルト部
材80は通気性があるのでトナー枠体内の空気はフェル
ト部材80を通じてトナー枠体に出入り可能となってい
る。
【0007】図19に示すように従来のトナーキャップ
11−1fはトナー容器11のトナー充填口11−1d
に矢印Xに示すように圧入できる周方向の突状11−2
fを有している。
【0008】なお、画像形成装置本体に着脱可能な現像
装置では現像部材とトナー容器を一体に構成し、使用前
はトナー容器の開口部をトナーシールで封止している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近の
トナー容器は以前に比べてトナー容器内外間の気密性が
向上している。高画質化に対応するためにトナーの微粒
子化が進み、又、エコロジー対応やコストダウンのため
にトナーの高密度充填化が進んでいる。そのため、トナ
ー容器に求められるシール性能もますます厳しくなって
いる。そこで、これに対応するために、撹拌構成を有し
たトナー容器では撹拌の軸シール部材としてオイルシー
ルを用いるようになってきた。このため、撹拌軸部から
の通気性が減少し、トナー容器の気密性は確実に向上し
ている。
【0010】このような点に関して、例えば特開平9−
236977号公報に記載がある。
【0011】本発明は従来の技術を更に発展させ、物流
時、使用時にトナー容器内の圧力変動による影響による
トナー容器の変形、トナーシールの破れ、剥がれ等の損
傷の生じない、トナー容器及びトナー容器を有するプロ
セスカートリッジを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】主要な本発明は請求項と
対応する番号を付して示せば以下のとおりである。
【0013】本出願に係る第1の発明は電子写真画像形
成装置本体に着脱可能な現像装置において、電子写真感
光体に形成された静電潜像を現像するための現像手段
と、前記現像手段によって現像に用いられるトナーを収
納するトナー容器と、前記トナー容器に設けられた通気
穴と、前記通気穴を塞ぐフィルターと、前記フィルター
を前記トナー容器の外側から覆う保護部材と、を有する
ことを特徴とする現像装置である。
【0014】本出願に係る第4の発明は電子写真画像形
成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおい
て、(a)電子写真感光体と、(b)前記電子写真感光
体に形成された静電潜像をトナーを用いて現像する現像
手段と、ここで前記現像手段は、電子写真感光体に形成
された静電潜像を現像するための現像手段と、前記現像
手段によって現像に用いられるトナーを収納するトナー
容器と、前記トナー容器に設けられた通気穴と、記通気
穴を塞ぐフィルターと、前記フィルターを前記トナー容
器の外側から覆う保護部材と、を有することを特徴とす
るプロセスカートリッジである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0016】以下の説明において、プロセスカートリッ
ジBの短手方向とは、プロセスカートリッジBを装置本
体14へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一
致している。またプロセスカートリッジBの長手方向と
は、プロセスカートリッジBを装置本体14へ着脱する
方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記録媒
体の表面と平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と交
差(略直交)する方向である。又、プロセスカートリッ
ジに関し左右とは記録媒体の搬送方向に従って記録媒体
を上から見て右又は左である。
【0017】図5は本発明の実施の形態を適用した電子
写真画像形成装置(レーザービームプリンタ)の構成説
明図、図6はその外観斜視図である。また図1、図9〜
図12は本発明の実施の形態を適用したプロセスカート
リッジに関する図面である。図1はプロセスカートリッ
ジの側断面図、図2はその外観の概略を図示した外観斜
視図、図9はその右側面図、図10はその左側面図、図
11はそれを上方(上面)から見た斜視図、図12はプ
ロセスカートリッジを裏返して上方から見た斜視図であ
る。また以下の説明において、プロセスカートリッジB
の上面とは、プロセスカートリッジBを装置本体14へ
装着した状態で上方に位置する面であり、下面とは下方
に位置する面である。
【0018】(電子写真画像形成装置A及びプロセスカ
ートリッジB)まず、図5及び図6を用いて、本発明の
実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレ
ーザービームプリンタAについて説明する。また図1に
プロセスカートリッジBの側断面図を示す。
【0019】このレーザービームプリンタAは、図5に
示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)に画像を形
成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体
(以下、感光体ドラムと称す)にトナー像を形成する。
詳しくは、帯電手段によって感光体ドラムに帯電を行
い、次いでこの感光体ドラムに光学手段から画像情報に
応じたレーザ光を照射して前記感光体ドラムに画像情報
に応じた静電潜像を形成する。そしてこの静電潜像を現
像手段によって現像してトナー像を形成する。そして前
記トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセッ
トした記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ロー
ラ対3c,3d及びレジストローラ対3eで反転搬送す
る。次いで、プロセスカートリッジBの有する前記感光
体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写
ローラ4に電圧を印加することによって記録媒体2に転
写する。その後トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬
送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。この定着手段
5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ロー
ラ5bを有する。そして通過する記録媒体2に熱及び圧
力を印加して記録媒体に転写されたトナー像を定着す
る。そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3g,3h,
3iで搬送し、反転経路3jを通して排出トレイ6へと
排出する。この排出トレイ6は画像形成装置Aの装置本
体14上面に設けられている。なお、揺動可能なフラッ
パ3Kを動作させ、排出ローラ対3mによって反転経路
3jを介することなく記録媒体2を排出することもでき
る。本実施の形態においては、前記ピックアップローラ
3b、搬送ローラ対3c,3d、レジストローラ対3
e、搬送ガイド3f、排出ローラ対3g,3h,3i及
び排出ローラ対3mによって搬送手段3を構成してい
る。
【0020】一方、図1に示すように、前記プロセスカ
ートリッジBの有する、感光層を有する感光体ドラム7
は回転し、その表面を帯電手段である帯電ローラ8への
電圧印加によって一様に帯電される。次いで、この感光
体ドラム7に光学系1からの画像情報に応じたレーザー
ビーム光を露光開口部1eを介して照射して、静電潜像
を形成する。そしてこの静電潜像をトナーを用いて現像
手段9によって現像する。ここで、帯電ローラ8は感光
体ドラム7に接触して設けられており、感光体ドラム7
に帯電を行う。なおこの帯電ローラ8は、感光体ドラム
7に従動回転する。また、現像手段9は、感光体ドラム
7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラム7に形
成された潜像を現像する。なお光学系1は、レーザーダ
イオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1c、反射
ミラー1dを有している。
【0021】ここで、前記現像手段9は、トナー容器1
1A内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって、
現像ローラ9cへ送り出す。そして、固定磁石を内蔵し
た現像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード9
dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ロー
ラ9cの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の
現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記潜像に
応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー
像を形成する。ここで現像ブレード9dは、現像ローラ
9cの周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を
付与するものである。また、この現像ローラ9cの近傍
には、現像室内のトナーを撹拌させるトナー撹拌部材9
eを回動可能に取り付けている。
【0022】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナ
ー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段1
0によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。
ここでクリーニング手段10は、感光体ドラム7に当接
して設けられた弾性クリーニングブレード10aによっ
て感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落として廃ト
ナー溜め10bへ集める。
【0023】なお、プロセスカートリッジBは、トナー
を収納するトナー容器(トナー収納部)11Aを有する
トナー枠体11と現像ローラ9c等の現像手段9を保持
する現像枠体12とを結合する。そしてこれに感光体ド
ラム7、クリーニングブレード10a等のクリーニング
手段10及び、帯電ローラ8を取付けたクリーニング枠
体13を結合して構成している。そしてこのプロセスカ
ートリッジBは、操作者によって画像形成装置本体14
に着脱可能である。
【0024】このプロセスカートリッジBには画像情報
に応じた光を感光体ドラム7へ照射するための露光開口
部1e及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向するため
の転写開口部13nが設けてある。詳しくは、露光開口
部1eはクリーニング枠体13に設けられており、ま
た、転写開口部13nは現像枠体12とクリーニング枠
体13との間に構成される。
【0025】次に本実施の形態に係るプロセスカートリ
ッジBのハウジングの構成について説明する。
【0026】本実施の形態で示すプロセスカートリッジ
Bは、トナー枠体11と現像枠体12とを結合し、これ
にクリーニング枠体13を回動可能に結合して構成した
ハウジング内に前記感光体ドラム7、帯電ローラ8、現
像手段9及びクリーニング手段10等を収納してカート
リッジ化したものである。そして、このプロセスカート
リッジBを画像形成装置本体14に設けたカートリッジ
装着手段に対して取り外し可能に装着する。
【0027】(プロセスカートリッジBのハウジングの
構成)本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、
前述したようにトナー枠体11と現像枠体12及びクリ
ーニング枠体13を結合してハウジングを構成している
が、次にその構成について説明する。
【0028】図1に示すように、トナー枠体11にはト
ナー送り部材9bを回動可能に取り付けてある。また現
像枠体12には現像ローラ9c及び現像ブレード9dを
取り付け、更に前記現像ローラ9cの近傍には現像室内
のトナーを循環させる撹拌部材9eを回動可能に取り付
けてある。また、現像枠体12には現像ローラ9cの長
手方向と対向して、前記現像ローラ9cと略平行にアン
テナ棒9hが取り付けられている。そして前記トナー枠
体11と現像枠体12を溶着(本実施の形態では超音波
溶着)して一体的な第二枠体としての現像ユニットD
(図13参照)を構成している。
【0029】このようなプロセスカートリッジBは図5
においてヒンジ35aを中心にして開閉カバー35を開
くと見えるカートリッジ装着部へ矢印X方向から装着す
る。
【0030】(トナー枠体)図1、図10、図12、図
15、図16、図17を用いてトナー枠体について詳細
に説明する。図15はトナーシールを溶着する前の斜視
図、図16はトナーを充填後の斜視図である。
【0031】図1に示すようにトナー枠体11は上方枠
体11a及び下方枠体11bの2部品によって構成され
ている。この上方枠体11aは図5に示すように画像形
成装置本体14の光学系1の右方の空間を占めるように
上方へ向って膨出しており、画像形成装置Aを大きくす
ることなく、プロセスカートリッジBのトナー量を増加
する。図1、図2、図3、図4に示すように上方枠体1
1aの長手方向中央には、外側表面に凹部17が設けら
れており、把手の機能を有している。そこで操作者は、
手でもって上方枠体11aの凹部17と下方枠体11b
の下側を把んで持つ。なお、凹部17の片側及び下方枠
体11bの下側に設けた長手方向のリブ11cはプロセ
スカートリッジBを持つ場合の滑り止めとなっている。
そして、図1に示すようにこの上方枠体11aのフラン
ジ11a1を下方枠体11bの回り縁付のフランジ11
b1に嵌合し溶着面Uで合わせて、超音波溶着により溶
着リブを溶かすことにより両枠体11a,11bを一体
化している。ただし結合方法としては、超音波溶着に限
定されずに、例えば熱溶着、強制振動、あるいは接着等
で行なっても良い。両枠体11a,11bを超音波溶着
する際に上述のフランジ11b1で両枠体11a,11
bを支持するほか、開口部11iの外側上方にフランジ
11b1とほぼ同一平面上に段部11mを設けてある。
この段部11mを設けるための構成は後述する。
【0032】なお、両枠体11a,11bを結合するの
に先立って、下方枠体11bの内部にトナー送り部材9
bを組み込む。さらに、図14に示すように、トナー送
り部材9bの端部に係止するようにカップリング部材1
1eをトナー枠体11の側板の穴11e1から組み込
む。前記穴11e1は、下方枠体11bの長手方向一側
端に設けられている。そしてこの穴11e1と同じ側に
トナーを充填するためのほぼ直角三角形のトナー充填口
11dが設けられている。このトナー充填口11dの縁
は上下トナー枠体11a,11bの合せ目近くに沿う直
角側の一辺と、この一辺に直角な上下方向の一辺、及び
下方枠体11bの下側に沿う斜辺を有する。このためト
ナー充填口11dは最大限の大きさを採用することがで
きる。ここで、穴11e1とトナー充填口11dは、並
んで設けられている。更に、図15に示すように、トナ
ー枠体11の長手方向には、トナー枠体11から現像枠
体12へトナーを送るためのトナー枠体11の開口部1
1iが設けられており、この開口部11iをふさぐよう
にシール(後述)を溶着する。その後、トナー充填口1
1dからトナーを充填し、トナー充填口11dを図16
で示すようにトナーキャップ11fでふさいでトナーユ
ニットJとして完成する。トナーキャップ11fはポリ
エチレン、ポリプロピレン等の材質で形成されており、
トナー枠体11に設けられたトナー充填口11dに圧入
または接着されて抜け止めされる。更にトナーユニット
Jは後述する現像枠体12と超音波溶着し、図13に示
す現像ユニットDとなる。ただし結合方法としては、超
音波溶着に限定されずに、接着、あるいは弾性力を用い
てスナップフィット等で行なってもよい。
【0033】また、図1に示すように、トナー枠体11
の下方枠体11bの斜面Kはトナーが消費されると自然
に落下する傾斜角度θ、即ち、装置本体14を水平にし
た状態で装置本体14に装着されたプロセスカートリッ
ジBの有する斜面Kと水平線Zとのなす角度θが約65
°程度が好適である。また、下方枠体11bはトナー送
り部材9bの回転領域を逃げるように下方に凹形部11
gを有している。トナー送り部材9bの回転直径は約3
7mm程度である。凹形部11gは斜面Kの延長線より
0mm〜10mm位であれば良い。本実施の形態では確
実にトナーをトナー枠体11から現像枠体12へ送り出
すことができる。
【0034】なおトナー送り部材9bは直径約2mm程
度の棒状の鉄系の材質が用いられ、クランク形状となっ
ている。そして、図15にその片側を図示するように、
夫々に設けたジャーナル9b1の一方をトナー枠体11
の開口部11i内に面する部分の穴11rに枢着してい
る。そして、他方をカップリング部材11eに固定して
ある(結合部は図15では見えない)。
【0035】以上のようにトナー枠体11の底面にトナ
ー送り部材9bの逃げとして凹形部11gを設けること
により、コスト上昇することなく安定したトナー送り性
能が得られる。
【0036】図1、図15、図17に示すようにトナー
枠体11の現像枠体12との接合部には、トナー枠体1
1から現像枠体12へトナーを送り出す開口部11iが
設けられている。この開口部11iの周囲には凹面11
kが設けられている。この凹面11kの上下のフランジ
11j,11j1の長手方向にじかに両縁側には条溝1
1nが平行して設けられている。なお、この凹面11k
の上方のフランジ11jは門形をしており、下方のフラ
ンジ11j1は、凹面11kに対して交叉方向である。
図17に示すようにこの条溝11nの底11n2は凹面
11kよりも外方(現像枠体12側)へ突出した位置に
ある。
【0037】図16、図17に示すようにトナー枠体1
1の開口部11iを塞ぐように、凹面11kに長手方向
に裂け易いカバーフィルム51が貼り付けられている。
このカバーフィルム51は、凹面11kにおいて、前記
開口部11iの4辺の縁に沿ってトナー枠体11に貼り
付けられている。このカバーフィルム51には開口部1
1iを開封するために、カバーフィルム51を引き裂く
ためのテアテープ52が溶着されている。そしてこのテ
アテープ52は、開口部11iの長手方向一端52bで
折り返されて、現像枠体12のトナー枠体11と対向す
る平面の長手方向の端部に貼り付けられた、例えばフエ
ルトのような弾性シール材(不図示)とトナー枠体11
間を通って外部へ引き出され、テアテープ52の外部へ
引き出された端部52aは手掛けとなる把手部材11t
を取り付けてある(図15、図16参照)。この把手部
材11tは、トナー枠体11と一体成形されており、ト
ナー枠体11とつながる部分を特に薄くして切り離せる
ようにしてある。そして、テアテープ52の端部52a
をこの把手部材11tに貼り付けてある。なお現像枠体
12に設けた上記シール材表面の内側寄りには、摩擦係
数の小さい合成樹脂フィルム状のテープが貼り付けられ
ている(不図示)。またさらに、この弾性シール材を貼
り付けた位置と長手方向の反対側の端部において、現像
枠体12の平面12eには、不図示の弾性シール材が貼
り付けられている。
【0038】上述した、弾性シール材は、フランジ12
e長手方向両端において短手方向の全幅においてフラン
ジ12eに貼り付けてある。そして弾性シール材は凹面
11kの長手方向の両端部のフランジ11jに一致し、
且つそのフランジ11jの短手方向の全幅にわたり、さ
らに図17に示す突条12vとオーバーラップしてい
る。
【0039】またさらに、トナー枠体11と現像枠体1
2を結合する際に、両枠体11,12の位置合わせを容
易にするために、トナー枠体11のフランジ11jに
は、現像枠体12の長手方向両端に設けた円筒形ダボ1
2w1、角形ダボ12w2(図1参照)と嵌合する丸穴
11r、角穴11qが設けられている。ここで丸穴11
rはダボ12w1と密に嵌合し、角穴11qはダボ12
w2と短手方向は密に、長手方向はラフに係合する。ト
ナー枠体11と現像枠体12を結合する際には、トナー
枠体11、現像枠体12は夫々を仕組品として独立に組
立てる。その後に、現像枠体12の位置決め用の円筒形
ダボ12w1、角形ダボ12w2をトナー枠体11の位
置決め用の丸穴11r、角穴11qに嵌入する。また、
トナー枠体11の条溝11nに現像枠体12の突条12
vを夫々嵌め込む。そして、トナー枠体11と現像枠体
12を互いに圧接すると、現像枠体12のフランジ12
eの長手方向両端部に設けたシール材は、トナー枠体1
1の長手方向両端部のフランジ11jに接して圧縮され
る。上記状態で、トナー枠体11と現像枠体12を圧し
て突条12vと条溝11n間に超音波振動を加え、摩擦
熱によって前記三角突条12v1を溶かして条溝11n
の底と溶着する。これによって、トナー枠体11の条溝
11nの縁11n1、現像枠体12のスペーサ用の突条
(不図示)は、夫々相手部材と密着状態となる。そして
トナー枠体11の凹面11kと対向する現像枠体12の
対向平面12u間には周縁が密着された空間ができる。
この空間に前記カバーフィルム51、テアテープ52が
納まる。
【0040】また、トナー枠体11に収納されたトナー
を現像枠体12へ送り出すためには、プロセスカートリ
ッジBの外部へ突出しているテアテープ52の端部52
aを貼り付けてある把手部材11t(図10、図16参
照)の根本側をトナー枠体11から切り離す。そして、
把手部材11tを操作者が手で引くことにより、カバー
フィルム51が引き裂かれて、トナー枠体11の開口部
11iが開封され、トナーをトナー枠体11から現像枠
体12へ送り出し可能となる。そして、現像枠体12の
弾性シール材は平たい帯状の六立方形のまま、トナー枠
体11のフランジ11jの長手方向の両端部で厚さのみ
小さくなるように変形しているのでシール性がよい。
【0041】このようにトナー枠体11と現像枠体12
の対向面が構成されているので、カバーフィルム51を
引き裂く力をテアテープ52に加えると、テアテープ5
2を両枠体11,12間から円滑に引き出せる。
【0042】またさらにトナー枠体11と現像枠体12
を超音波溶着する際に、摩擦熱が生じてこの摩擦熱によ
って三角突条12v1を溶融する。この摩擦熱により、
トナー枠体11及び現像枠体12には熱応力が生じて熱
変形するおそれがある。しかしながら本実施の形態によ
れば、トナー枠体11の条溝11nと現像枠体12の突
条12vが長手方向の略全範囲にわたって嵌合してお
り、両枠体11,12の結合状態において、溶着部周辺
が強化されており、熱応力による熱変形が生じ難い。
【0043】トナー枠体11、現像枠体12を形成する
材質としては、プラスチック例えばポリスチレン、AB
S樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重
合体、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等である。
【0044】ここで図1には本実施の形態に用いられる
トナー枠体11の側断面図が示されている。図1は、ト
ナー枠体11が現像枠体12と結合す結合面JPを大略
鉛直方向に配置して示してある。
【0045】本実施の形態に用いるトナー枠体11につ
いて更に詳細に説明する。トナー容器11Aに収納して
いる一成分トナーを開口部11i方向へ効率よく落下さ
せるために、2つの斜面K,Lを有している。この斜面
K,Lはともに、トナー枠体11の長手方向全幅に設け
られている。斜面Lは、開口部11iの上方に配置され
ており、また斜面Kは開口部11iの奥側(トナー枠体
11の短手方向)に配置されている。また斜面Lは上方
枠体11aに形成されており、斜面Kは下方枠体11b
によって構成される。そして斜面Lは装置本体14にプ
ロセスカートリッジBを装着状態において鉛直方向又は
鉛直方向よりも面が下向きである。また、水平線Zは、
トナー枠体11と現像枠体12の結合面JPに直交する
線mに対する角度θ3が約20度〜40度である。言い
換えれば、本実施の形態では上方枠体11aに下方枠体
11bを結合するにあたって、下方枠体11bを前記設
置角度でもって設置できるように上方枠体11aの形状
を規定している。そこで本実施の形態によれば、トナー
を収容しているトナー容器11Aは、効率よくトナー開
口部11i方向へ供給することができる。
【0046】トナーキャップ11fは図7に示すよう
に、下方枠体11bのトナー充填口11dの周縁をトナ
ーキャップ11fのフランジ部11f1と、凸部11f
2で矢印Yのように挟み込み、トナーの漏れを防止する
ようになっている。従ってトナー充填口11dとこのト
ナーキャップ11f間は通気性がなくなっている。
【0047】図8を用いて、カップリング部材11eの
軸封に関して説明する。
【0048】図8に示すように下方枠体11bの穴11
e1に回転自在にカップリング部材11eが嵌合してい
る。そして、このカップリング部材11eは周方向の溝
11e5を有し、この溝11e5に嵌合したEリング1
1e3により軸方向に外れないようになっている。カッ
プリング部材11eの中心穴11e4にジャーナルが嵌
合したクランク状のトナー送り部材9bのアーム9b3
は、カップリング部材11aの内端面の直径をわたるス
リット11e2に嵌合している。
【0049】カップリング部材11eは穴11e1に嵌
合するオイルシール81で軸封されている。
【0050】オイルシール81による軸封は通気性が極
めて低い。
【0051】従って、トナー枠体11はトナーシール5
0(51,52)、トナーキャップ11f、オイルシー
ル81で夫々の開口部分が密封されており、通気性がな
い。
【0052】(実施の形態1)図1〜5は本発明の実施
の形態を示す。
【0053】プロセスカートリッジが前記電子写真画像
形成装置本体14に装着された際に、装着されたプロセ
スカートリッジBのほぼ水平で最上位となる上方枠体1
1aのほぼ平面の面11y2(図2、図3参照)の中央
には長手方向に長い方形の浅い凹面102が設けられて
いる。この凹面102の中央には、面11y2からみて
凹面102よりも深さが深く、且つ、狭い凹面101が
設けてある。この広い凹面102の底から狭い凹面10
1の底までの深さはフィルター100の厚さよりも大き
い。広い凹面102と狭い凹面101の短手方向の幅は
同一である。図1に示すように、このような凹面10
1、102を形成するため上方枠体11aの面11y2
からは面11y2と同じ肉厚で凹面101、102の部
分の壁を内部側へ突出して形成してある。広い凹面10
2の深さはフィルター100を保護する機能も有する保
護部材としてのシール部材110の厚さとほぼ等しくし
てある。せまい凹面102にはトナー容器11Aの内外
を通ずる通気穴として小開口103が設けてある。
【0054】フィルター100はトナー上方枠体11a
の小開口103をふさぐように設けられる。このため、
せまい凹面102の底面にフィルター100を超音波溶
着又は接着剤又は両面テープ等でもって接着する。な
お、フィルター100の材質によっては溶着困難な場合
でも、フィルター100が容易に剥がれなければ疑似溶
着でもよい。
【0055】トナー容器11Aは上方枠体11aと下方
枠体11bが周縁を全周にわたり溶着される。そして、
内部のトナーを現像ローラ9cへ向かって送り出す開口
部11iをトナーシール50(51、52)で封止され
る。また、図8に示すように、トナー送り部材9bを駆
動するカップリング部材11eがオイルシール81で軸
封され、図7に示すようにトナー充填口11dが格別に
気密性の大きいトナーキャップ11fで密封されてい
る。
【0056】本発明の実施の形態では、トナー上方枠体
11aの最も高い位置にフィルターを設けた。しかし、
上述のようにフィルターが外部へ露出したままではフィ
ルターに傷がつくおそれがある。特にこの実施の形態で
は、上記位置は画像形成装置本体14に装着されたプロ
セスカートリッジBの最も高い位置にあり、トナーから
充分離れた空間にフィルター100が面する。また、後
述のようにプロセスカートリッジBを梱包して流通させ
る場合も、トナー枠体11が上方になるように、また、
クリーニング枠体13が下方になるように、梱包箱を置
くので、やはりほぼ最も高い所にフィルター100が位
置する。このような場合であっても、このフィルター1
00を上から覆い隠すようにシール部材110が設けら
れる。このため、フィルター100がプロセスカートリ
ッジB(現像装置でも可)取り扱い時にフィルター10
0が傷つくことを防止出来る。
【0057】このフィルター100とシール部材110
の組みつけは、図3に示すように始めに、トナー枠体1
1の凹面101に小開口103をふさぐようにフィルタ
ー100を取り付ける。そして、次に、トナー枠体11
の凹面102にシール部材110を取り付ける。この状
態を図2に示す。この時、フィルター100が効果的に
トナー枠体11内の圧を調整出来るように、シール部材
110とトナー枠体11の間は接合面以外は空気の出入
りが可能な隙間を設ける。本実施の形態では、せまい凹
面101の広い凹面102の底からの深さをフィルター
100の厚さ以上としている。そして、シール部材11
0の短手方向の幅を広い凹面101の短手方向の幅より
もわずかに小さくしている。また、広い凹面101とせ
まい凹面102の側壁が隣接して同一の平面となってい
る部分において、シール部材110の縁と該側壁の間の
隙間を確保している。
【0058】このシール部材110によって凹面10
1、102を完全に閉塞しなければ上記方法によらなく
ても、差し支えなく、凹面101、102にトナー容器
11A外部にシール部材110を回避して細い溝又は穴
を設けてもよい。
【0059】上記において使用するフィルター100の
目の粗さは、トナーの平均粒径(本実施例においては5
〜8μm)よりも細かいもの(本実施例では2〜4μ
m)を使用している為、トナー容器11A内の圧力が上
昇した場合トナー容器11Aの内部空気は通すが、トナ
ーのもれは防止出来る。シール部材110としては片面
に接着層を設けたアルミ薄片、合成樹脂薄片、樹脂フィ
ルム、耐水紙等が用いられる。
【0060】さらに、シール部材110が、外部に面す
る部分に表示してプロセスカートリッジB(現像装置で
も可)の個体識別、又は、取り扱い説明をするラベルを
兼ねる場合では、シール部材110はユーザーの目に付
きやすい位置、本実施の形態では以下の項、の位置
になる。
【0061】プロセスカートリッジBを開梱時、手で
把み易いように、プロセスカートリッジBの出荷時姿勢
は図2のえ方向が上側になる。そのため、トナー枠体1
1は略上側になり、トナー枠体11に取り付くシール部
材110もプロセスカートリッジBの出荷時姿勢の略上
側になる。よってユーザーの目にシール部材110は目
に付き易い。
【0062】プロセスカートリッジBが画像形成装置
A内で作動時の姿勢は図5に示すように、トナー枠体1
1は略上部になり、トナー枠体11に取り付くシール部
材110も略最上部に設けられ、ユーザーの目に付きや
すい。
【0063】プロセスカートリッジB(現像装置でも
可)の個体識別、又は、取り扱い説明をシール部材11
0が兼ねる場合はこのように、目に付く位置に設けなけ
ればならない。プロセスカートリッジB(現像装置でも
可)の個体識別又は取り扱い説明をシール部材110と
兼ねる事により、シール部材110はプロセスカートリ
ッジB(現像装置でも可)取り扱い時姿勢の略上部にな
る。そのため、そのシール部材110に隠れるフィルタ
ー100もプロセスカートリッジB(現像装置でも可)
の略上部になり、フィルター100がトナーによって汚
され、目付まりすることを防止する作用もある。
【0064】実施の形態はプロセスカートリッジについ
てのべたが画像形成装置本体14に着脱可能な現像装置
においても同様であり、電子写真画像形成装置Aを示す
図において、感光体ドラム7を装置本体14側とし、現
像ユニットDを装置本体14に着脱可能とすればよい。
この場合、多色画像形成装置においては現像ユニットは
現像ユニットを選択時に感光体ドラム7に対向して現像
位置へ移動する現像ユニットDを複数装着する移動体、
例えば現像ロータリに着脱される。或は直線移動し複数
の現像ユニットを着脱可能な現像スライドに着脱され
る。
【0065】
【発明の効果】本出願に係る第1の発明によれば、トナ
ー収容部に面するトナー枠体を内外に貫通する通気穴
と、この通気穴をふさぐフィルターと、フィルターを覆
う保護部材と、を有する現像装置としたことにより、ト
ナー枠体内の圧力上昇又は低下を抑制出来、フィルター
の傷つき及び傷つきによるトナー洩れを防止できる。
【0066】本出願に係る第2の発明によれば、第1の
発明において、フィルターを覆い隠す保護部材が現像装
置の個体識別又は取り扱いを説明するシール部材を兼ね
るようにすれば、特に保護部材を設けることにならずコ
ストを小さくできる。またシール部材は、現像装置の取
り扱い時に、現像装置の略上部にくるようにすると、シ
ール部材に覆い隠されるフィルターも略上部に設けら
れ、トナーによる汚れ、目付まりを最小限に抑える事が
可能となる。
【0067】本出願に係る第3の発明によれば、第1の
発明においてトナーの回転撹拌機構の軸封がオイルシー
ルで行われ、軸封部から本来トナーのみを密封すればよ
い処、トナーの微小化によりオイルシールを用いたため
に、オイルシールで気密性が保たれてしまった場合に対
応できる。
【0068】本出願に係る第4の発明によれば、トナー
収容部に面するトナー枠体を内外に貫通する通気穴と、
この通気穴をふさぐフィルターと、フィルターを覆う保
護部材と、を有するプロセスカートリッジとしたことに
より、トナー枠体内の圧力上昇又は低下を抑制出来、フ
ィルターの傷つき及び傷つきによるトナー洩れを防止で
きる。
【0069】本出願に係る第5の発明によれば、第4の
発明において、フィルターを覆い隠す保護部材が現像装
置の個体識別又は取り扱いを説明するシール部材を兼ね
るようにすれば、特に保護部材を設けることにならずコ
ストを小さくできる。また第8の発明のようにすればシ
ール部材はプロセスカートリッジの取り扱い時に、プロ
セスカートリッジの略上部にくるため、シール部材に覆
い隠されるフィルターも略上部に設けられ、トナーによ
る汚れ、目付まりを最小限に抑える事が可能となる。
【0070】本出願に係る第6の発明によれば、第4の
発明においてトナーの回転撹拌機構の軸封がオイルシー
ルで行われ、軸封部から本来トナーのみを密封すればよ
い処、トナーの微小化によりオイルシールを用いたため
に、オイルシールで気密性が保たれてしまった場合に対
応できる。
【0071】本出願に係る第7の発明は、第4から第6
の発明の何れか1つに記載のプロセスカートリッジにお
いて、トナー枠体に外部から見て凹部を設け、この凹部
にフィルター及び保護部材が収容されていることによ
り、保護部材が容易に剥れずフィルターの保護が損なわ
れるおそれがない。
【0072】本出願に係る第8の発明は第4から第7の
発明の何れか1つに記載の発明において、画像形成装置
本体に装着状態におけるプロセスカートリッジのほぼ最
高位置に前記通気口、フィルター、保護部材を設けたこ
とにより、フィルターがトナーにより、汚れたり、目付
まりするおそれが小さい。
【0073】本出願に係る第4から第7の発明の何れか
1つの発明は第9に記載の態様のプロセスカートリッジ
に適用して好適な結果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のプロセスカートリッジ縦
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態のプロセスカートリッジの
斜視図である。
【図3】トナー枠体の斜視図である。
【図4】トナー枠体の斜視図である。
【図5】電子写真画像形成装置の縦断面図である。
【図6】図5に示した装置の外観斜視図である。
【図7】本発明のトナーキャップの縦断面図である。
【図8】本発明のカップリング部材の軸封部を示す縦断
面図である。
【図9】図2に示したプロセスカートリッジの右側面図
である。
【図10】図2に示したプロセスカートリッジの左側面
図である。
【図11】図2に示したプロセスカートリッジの左側上
方から見た外観斜視図である。
【図12】図2に示したプロセスカートリッジを左下側
を示すための外観斜視図である。
【図13】現像ユニットの斜視図である。
【図14】現像枠体の側板及びトナー枠体の側面図であ
る。
【図15】トナー枠体の斜視図である。
【図16】トナー枠体の斜視図である。
【図17】トナーシール部の縦断面図である。
【図18】従来例のカップリング部材の軸封部を示す縦
断面図である。
【図19】従来例のトナーキャップの縦断面図である。
【符号の説明】
A…レーザービームプリンタ B…プロセスカートリッジ D…現像ユニット J…トナーユニット K…斜面 L…斜面 1…光学系 1a…レーザーダイオード 1b…ポリゴ
ンミラー 1c…レンズ 1d…反射ミラー 1e…露
光開口部 2…記録媒体 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3b…ピックアッ
プローラ 3c…搬送ローラ対 3d…搬送ローラ対
3e…レジストローラ 3f…搬送ガイド 3g…排出
ローラ対 3h…排出ローラ対 3i…排出ローラ対
3j…反転経路3k…フラッパ 3m…排出ローラ対 4…転写ロ−ラ 5…定着手段 5a…ヒータ 5b…定着ローラ 5c
…駆動ローラ 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 8…帯電ローラ 9…現像手段 9b…トナー送り部材 9b1…ジャー
ナル 9c…現像ローラ 9d…現像ブレード 9e…
トナー撹拌部材 9k…アンテナ棒 10…クリーニング手段 10a…弾性クリーニングブ
レード 10b…廃トナー溜め 11…トナー枠体 11A…トナー容器 11a…上方
枠体 11a1…フランジ 11b…下方枠体 11b
1…フランジ 11c…リブ 11d…トナー充填口
11e…カップリング部材 11e1…穴 11f…ト
ナーキャップ 11f1…フランジ 11f2…凸部 11g…凹形部
11i…開口部 11j…フランジ 11j1…フラ
ンジ 11k…凹面 11m…段部 11n…条溝 1
1n1…縁 11n2…底 11t…把手部材 11r
…丸穴 11q…角穴 11y2…凹面 12…現像枠体 12e…平面 12u…平面 12v
…突条 12v1…三角突条 12w1…円筒形ダボ
12w2…角型ダボ 12z…突条 13…クリーニング枠体 14…装置本体 17…凹部 35…開閉カバー 35a…ヒンジ 51…カバーフィルム 52…テアテープ 52a…端部 52b…長手方向一
端 80…フェルト部材 81…オイルシール 100…フィルター 101…凹面 102…凹面 103…小開口 110…シール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 新一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H071 BA13 BA23 BA35 BA37 DA08 EA10 2H077 AA02 AB04 AB12 AD06 AD13 AD17 AE03 BA08 BA09 CA12 CA13 DB10 FA21 FA26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    現像装置において、 電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための
    現像手段と、 前記現像手段によって現像に用いられるトナーを収納す
    るトナー容器と、 前記トナー容器に設けられた通気穴と、 前記通気穴を塞ぐフィルターと、 前記フィルターを前記トナー容器の外側から覆う保護部
    材と、 を有することを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルターを覆う保護部材が、前記
    現像装置の個体識別を行うためのシール部材である、こ
    とを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記トナー容器は、トナー容器内に収納
    されているトナーを撹拌するトナー撹拌部材を有し、 前記トナー撹拌部材の軸を支持するために、前記トナー
    容器に設けられた穴をオイルシールによって封止されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、(a)電子写真感光体
    と、(b)前記電子写真感光体に形成された静電潜像を
    トナーを用いて現像する現像手段と、 ここで前記現像手段は、 電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための
    現像手段と、 前記現像手段によって現像に用いられるトナーを収納す
    るトナー容器と、 前記トナー容器に設けられた通気穴と、 前記通気穴を塞ぐフィルターと、 前記フィルターを前記トナー容器の外側から覆う保護部
    材と、 を有することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記フィルターを覆う保護部材が、プロ
    セスカートリッジの個体識別を行うためのシール部材で
    ある、 ことを特徴とした請求項4に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記トナー容器は、トナー容器内に収納
    されているトナーを撹拌するトナー撹拌部材を有し、 前記トナー撹拌部材の軸を支持するために、前記トナー
    容器に設けられた穴をオイルシールによって封止されて
    いることを特徴とする請求項4に記載のプロセスカート
    リッジ。
  7. 【請求項7】 トナー容器の外側表面に凹部を設け、こ
    の凹部に前記フィルター及び保護部材が配置されている
    ことを特徴とする請求項4から6の何れか1つに記載の
    プロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 プロセスカートリッジが前記電子写真画
    像形成装置本体に装着された際に、装着されたプロセス
    カートリッジのほぼ最高の位置に前記通気口、フィルタ
    ー、保護部材を設けたことを特徴とする請求項4から7
    の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記プロセスカートリッジは、前記現像
    手段に加えて、帯電手段、クリーニング手段の少なくと
    も1つと前記電子写真感光体とを一体的にカートリッジ
    化し、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に
    対して着脱可能とするものである請求項4から8の何れ
    か1つに記載のプロセスカートリッジ。
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