JP2000028680A - バーンインボード - Google Patents
バーンインボードInfo
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Abstract
ンインボード電極との合金形成を防止し、更に通常のバ
ーンイン条件より高温下でもボード、ICともに損傷が
発生しない。 【解決手段】 バーンインボードの電極部をフラット形
状とし、電極面にRh、Pt、Pd、Ru、Ir等の白
金系若しくはその合金による被膜を形成する。
Description
ージのIC集積回路のバーンインに用いるバーンインボ
ードに関する。
るバーンインボードには、ボード本体にソケットを装着
し、バーンイン作業時にICをソケットに装填している
ものが多用されている。又、一部にフラットなプリント
基板上にフラットな電極を形成し、ICリードのフラッ
ト部分をその電極部に加圧し、保持、装着するいわゆる
ソケットレス構造のバーンインボードで、例えば、実公
平4−22315号に記載されたものがある。電極部近
傍の概略構成は、図3の通りである。
ソケットにICを装着した状態で高温下に曝し、バーン
インボードの入力端子を介してICに電圧を長時間に渡
り印加する。その為には、ICリードとバーンインボー
ドの電極部は、コンタクトを維持する為に安定した加圧
と保持が必要である。
合は、ソケット電極部位によってICリードを加圧と保
持を行っている為、ICリードとのコンタクト状態はソ
ケットの構造に依存する。ソケット電極は動作中の振
動、衝撃等を吸収し良好なコンタクトを保つ為に、主に
材料をベリリウム銅とする素材をバネ性を有する形状と
してICリードを加圧・保持すると共に、電気的に安定
した導通を得るため電極表面にも厚み1〜3μmのAu
メッキを施した構造としている。
の場合も、電極部位の可動は生じないものの、Cuをベ
ースとした配線上に2〜5μm程度のNi層を介し電極
表面には同様な理由で1〜3μmのAuメッキによる被
覆を施している。又、ICリードの固定は、電極部と対
抗して押さえが必要であり、電気的絶縁体によりICリ
ードの各々若しくは全体を機械的に加圧しており、IC
全体若しくはその一部をガイドする部分を有する。
ードのハンダ(例えばSn−Pb)成分と電極表面のA
u間には、高温と圧力により合金を形成しやすくなる。
特に、繰り返し使用されるソケット電極側には形成され
た合金の付着・堆積が知られている。又、ICリードの
ハンダ層の一部が合金化した結果、ICリードから剥離
し、電極表面及び電極側の付着・堆積物に転写される。
トに限って言えば、例えば特開平5−304229号公
報「ICソケットの端子」で電極端面にCu,Sn,P
bとの合金形成し難いPt、Ru、Rh等の材料を表面
被膜とする方法が開示されている。
にICを測定する“モニターバーンイン”のみならず、
バーンイン作業と作業後の測定を行う場合も同様に発生
する。
Pbとの合金し難い材料を用いた皮膜は、Au被膜と比
較しICリードとの合金形成は格段に生じにくい。
ケットの電極部位にはICリードを装着もしくは脱着時
に機械的衝撃、振動等を発生する為、ICソケット被膜
にクラックが生じやすく、皮膜脱落等によるICリード
との良好なコンタクトが得にくいという問題がある。特
に合金化されにくいRhの場合はクラックの発生が著し
い為、バネ性を有する事による電極が可動するソケット
には、電極被膜としての採用は不可能である。
Cの接合部保証温度から125℃以下が採用される)よ
り更に高温中でバーンインを行う場合は、従来のAu電
極被膜においてはICリードとの合金形成がより顕著と
なる為、ソケットが正常に使える期間(寿命)、回数が
より減少し、ICリードと合金し難い電極皮膜の場合は
ICリード皮膜剥離がより加速されるという問題があっ
た。
リードからバーンインボード電極へのハンダ転写の生じ
難い、かつ高温下での通電作業が可能なバーンインボー
ドを提供する事を目的としている。
に、フラットなボード上に形成した配線のフラットな電
極部にICリードを接触させ、更に圧力手段で該ICリ
ードを該電極部に加圧、接触保持させる方式のバーンイ
ンボードにおいて、該電極部表面に下地電極層に対して
拡散バリアとなり、Pb−Sn系ハンダ金属と合金を
形成しにくい金属層を形成するものである。
u、Irを含む白金系金属のいずれか、あるいはその合
金とするものである。
ンボードの上記電極部とフラットな接触を可能とするフ
ラット接触部を有するものである。
トレスとした事により電極被膜材の機械的原因による劣
化防止を図り、フラットな電極形成を行う事でICリー
ドとの良好なコンタクトを保つ電極を維持させるものと
する。
ある電極部表面にハンダ(この場合Sn−Pb)との共
晶温度の高いRh、Pd、Pt、Ru、Irを含む白金
系金属のいずれかあるいはその合金を厚さ約0.05〜
0.5μm程メッキ等による皮膜処理をする。この皮膜
厚さは範囲を0.1〜0.3μmに制御すれば、より効
果的である。
しにも十分耐える耐熱温度の高い材料を使用する。
図で、Auメッキを施した配線層表面全面に厚さ0.1
〜0.3μm程度のRhの追加メッキを施したバーンイ
ンボードの断面を示す。ここに、1はICリード、2は
IC本体、3はRhメッキ層、4はAuメッキ層、5は
Niメッキ層、6はCu配線、7はボード基板、8は押
さえである。
で、ICリードとコンタクトする電極近傍のみRhメッ
キを、他の配線部分はAuメッキを施したバーンインボ
ードの断面を示す。
バリアとしての効果が無く、又、0.5μmを越えると
クラックを生じ易く、0.05〜0.5μmが有効な範
囲であるが、品質上のバラツキ及び材料が高価である事
からコスト面を考慮して、0.1〜0.3μmの範囲に
て実施した。
タクトを得る為の最低加圧力を求め、ICリード被覆部
に塑性変形を生じる様な加圧力とした。押さえ部は、I
Cリードを均一に加圧出来る様に、IC全体を加圧出来
る構成とした。
ーンイン時間を10時間として表1の結果を得た。
を施したバーンインボードでバーンインを実施した場合
は、全数のICに合金形成が生じた。本発明では150
℃の高温下で繰り返しバーンイン作業しても、当該部位
への合金形成は一切発生しない。
被覆してもハンダとの共晶温度がAuより高くなる為、
上記問題が解決出来る。
−Pb系ハンダとAuとの合金形成による不具合を解消
し、従来バーンイン条件でもバーンインボードのメンテ
ナンスフリーを実現できる。加えて、標準的ICの15
0℃バーンインを問題なく実現出来るようになった。
ているので、当該バーンインボードは以下に記載される
様な効果を奏する。
とICリードの良好なコンタクトを得る事が出来、IC
リードの変形等も防止出来る。
ト端子の可動部位が無い為、バーンインによるICリー
ドとバーンインボード電極部の合金防止の為、Rh、P
d、Pt、Ru、Irを含む白金系金属のいずれか、あ
るいはその合金皮膜を電極に形成しても機械的衝撃・振
動等によるバーンインボード電極表面の損傷が発生しな
い。
表面との間には合金が形成されないので、ハンダ転写の
発生が無く、バーンインボード電極表面への付着・堆積
物の発生しないバーンインが可能となる。
が形成されないので、ICリードの皮膜剥離の無い、す
なわちバーンイン作業によるリード劣化の生じないIC
を得る事が出来る。
イン条件でもバーンインボードのメンテナンスフリーを
実現できる。
しえなかった標準的ICを用いての150℃バーンイン
を問題なく実現出来るようになった。
℃、10時間の条件下で、250個取りバーンインボー
ドにて、500サイクル(5000時間に相当)、延べ
25万個についてバーンイン作業を実施し、はんだ転写
が生じない事を確認している。
来なかった著しい効果を得る事が出来る。
ッキを施したバーンインボードの断面である。
メッキを、他の配線部分はAuメッキを施したバーンイ
ンボードの断面である。
面である。
Claims (5)
- 【請求項1】 フラットなボード上に形成した配線のフ
ラットな電極部にICリードを接触させ、更に圧力手段
で該ICリードを該電極部に加圧、接触保持させる方式
のバーンインボードにおいて、該電極部表面に下地電極
層に対して拡散バリアとなり、Pb−Sn系等のハンダ
金属と合金を形成しにくい金属層を形成した事を特徴と
するバーンインボード。 - 【請求項2】 上記金属層をRh、Pd、Pt、Ru、
Irを含む白金系金属のいずれか、あるいはその合金と
した事を特徴とする請求項1記載のバーンインボード。 - 【請求項3】 上記ICのリード形状が、バーンインボ
ードの上記電極部とフラットな接触を可能とするフラッ
ト接触部を有する事を特徴とする請求項1乃至2記載の
バーンインボード。 - 【請求項4】 金属層の厚みが0.05〜0.5μmで
ある事を特徴とする請求項1乃至2に記載のバーンイン
ボード。 - 【請求項5】 金属層の厚みが0.1〜0.3μmであ
る事を特徴とする請求項1乃至2に記載のバーンインボ
ード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10199399A JP2000028680A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | バーンインボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10199399A JP2000028680A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | バーンインボード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000028680A true JP2000028680A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16407149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10199399A Pending JP2000028680A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | バーンインボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000028680A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005098895A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Kiyota Seisakusho:Kk | プローブ針 |
JP2011080796A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体素子のパッケージおよびそのテストソケット |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP10199399A patent/JP2000028680A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005098895A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Kiyota Seisakusho:Kk | プローブ針 |
JP2011080796A (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-21 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体素子のパッケージおよびそのテストソケット |
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