JP2000028143A - 輻射式暖房機 - Google Patents

輻射式暖房機

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JP2000028143A
JP2000028143A JP10194832A JP19483298A JP2000028143A JP 2000028143 A JP2000028143 A JP 2000028143A JP 10194832 A JP10194832 A JP 10194832A JP 19483298 A JP19483298 A JP 19483298A JP 2000028143 A JP2000028143 A JP 2000028143A
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JP
Japan
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cylinder
flame
red
inner cylinder
glowing
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JP10194832A
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English (en)
Inventor
Hideo Okada
英夫 岡田
Yoichi Uchida
陽一 内田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の輻射式暖房機においては、バーナの炎
孔は、上向きに設けられ燃焼炎が垂直方向に長くなり、
製品の高さが高かった。また、バーナの炎が赤熱体の端
部を直接加熱していたので、端部の温度が上がり過ぎ、
端部の劣化が早く耐久性が劣るという問題があった。 【解決手段】 輻射式暖房機の赤熱外筒28と内筒34
との間の空間部に外炎を形成し、この空間部に炎や燃焼
ガス、二次空気を通し、炎や燃焼ガスと二次空気とを直
接接触し混合させるので、排ガス特性が向上する。ま
た、内筒34の内側を閉塞したので、赤熱外筒28と内
筒34を均一に赤熱させられる。また、円筒34の下端
の縁をなくし底板36を設けたことで、炎が底板36を
加熱し、内筒34全体に熱を循環させ、一部分だけ温度
が上がり過ぎることがない。また、バーナを横吹出しバ
ーナとし、炎が水平方向となるため、垂直方向の炎の高
さが低く抑えられ、製品の高さを低くできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス筒に内蔵さ
れた赤熱外筒と内筒とをバーナで加熱し赤熱させ、輻射
式暖房を行う輻射式暖房機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の輻射式暖房機としては、
例えば、実公昭64−5684号公報等にて開示されて
いるように、外装体内の下部に設置したバーナ上に、赤
熱体を内蔵した耐熱性ガラス筒を設け、赤熱体を内側赤
熱筒と外側赤熱筒とで内・外2重筒構造としたものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の輻射式暖房機においては、内・外2重筒構造の赤熱
体が、耐熱性ガラス筒内の上部に配置された支持部材に
取付けられ、その支持部材からバーナヘッドに向かって
吊下げられている。バーナの炎孔は、上向きに設けられ
ていて燃焼炎が垂直方向に長くなり、そのため製品の高
さ寸法が高くなっていた。また、バーナの燃焼炎が赤熱
体の端部を直接加熱しているので、端部の劣化が早く、
耐久性が劣るという問題があった。
【0004】本発明は、上記従来例の問題点を解決すべ
くなされたものであり、輻射式暖房機の製品の高さ寸法
を低く抑え、従来よりも赤熱体の耐久性を向上させるこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、バーナヘッドの上方に赤熱体を
備えた輻射式暖房機において、前記赤熱体を赤熱外筒で
形成し、前記赤熱体を赤熱外筒で形成し、この赤熱外筒
の中に内筒を配置し、この赤熱外筒と内筒との間の空間
部に外炎を形成したので、この空間部における燃焼ガス
と空気との混合が良くなる。
【0006】請求項2の発明は、バーナヘッドの上方に
赤熱体を備えた輻射式暖房機において、前記赤熱体を赤
熱外筒で形成し、この赤熱外筒の中に内側を閉塞した内
筒を設けたので、炎が内筒の内側を抜けなくなり、赤熱
外筒と内筒が均一に赤熱されるようになる。その結果少
ない発熱量で赤熱外筒と内筒を赤熱させられる。請求項
3の発明は、バーナヘッドの上方に赤熱体を備えた輻射
式暖房機において、前記赤熱体を赤熱外筒で形成し、こ
の赤熱外筒の中に下端を底板で封じた内筒を設けたの
で、内筒の他の部分に比べ縁の温度だけが上がり過ぎ酸
化劣化が激しく耐久性に問題があった。底板を設けたこ
とで炎が底板の面を加熱し内筒全体に熱を循環させるの
で一部分だけ温度が上がり過ぎることがなくなる。
【0007】請求項4の発明は、バーナヘッドの外周に
斜め上向きの炎がドーナツ状に形成されるバーナの上方
に赤熱体を備えた輻射式暖房機において、前記赤熱体を
赤熱外筒で形成し、この赤熱外筒の中に内筒を配置し、
この赤熱外筒と内筒との間の空間部に外炎を形成したの
で、炎が斜め上向きとなり、垂直方向の炎の高さが抑え
られるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明による輻射式暖房機
の一実施形態について図面に基づいて説明する。
【0009】図1において、1は外装ケースであり、こ
の外装ケース1は置台としての底板2と、左右両側面及
び背面を有する周側板3と、周側板3の上部に取り付け
られ、放熱孔4を有する天板5を載置した上板6と、周
側板3の前面下部と前面右部に取り付けられた前下パネ
ル7a、前右パネル7bとから構成され、上板6の前端
縁と前下パネル7aの上端縁との間には開口8が形成さ
れている。9は保護ガードで、前記開口8に開閉自在、
もしくは着脱自在に取り付けられている。10は前記前
右パネル7bに設けた表示部兼用の操作部である。
【0010】図2において、外装ケース1の内部には、
バーナ11、ガラス筒12、排気フード13を下から上
へ縦方向に順次結合してなる燃焼装置が設けられてい
る。
【0011】14はファン15を駆動するモータ、16
はファン15を内蔵するケースであり、このケース16
の上部には、バーナケース17が取り付けられ、気化ヒ
ータ18を有する気化筒19が内蔵されている。20は
周壁に多数の横向きの炎孔を環状に配列した円筒形のバ
ーナヘッドであり、このバーナヘッド20を取り囲むよ
うにバーナリング21が設けられている。22は点火プ
ラグ、23はフレームロッド等の炎検知器である。灯油
等の石油燃料は燃料ポンプPの駆動により送油管24を
通って気化筒19に供給される。
【0012】25は外装ケース1内を上下に仕切るよう
に設けた仕切板で、その略中央部にはガラス筒12の下
端部を嵌合によって支持する支持台26を上方に突出し
て設けている。27はガラス筒12や赤熱外筒28等の
後部に設けた断面円弧状の垂直反射板である。ガラス筒
12の上端部に連結した排気フード13の底部中央には
排気口29が形成される。30は天板5と排気フード1
3との間に設けた邪魔板で、この邪魔板30は排気口2
9の直上に位置し、排気口29の上方を覆うが如くその
前後及び左右の寸法を排気口29の口径よりも大きく設
定している。
【0013】外装ケース1内に設けられたガラス筒12
は、耐熱ガラス等の透光性材料によって作られ、その内
側には赤熱外筒28が設けられる。赤熱外筒28は、そ
の下端部が支持台26の上部に設けられた下広がりテー
パ状の支持板31に保持され、上端部には断面U字状の
蓋32が嵌合されている。この赤熱外筒28は、バーナ
ヘッド20の外径よりもやや大きくバーナリング21よ
りもやや小さい外径で作られる。赤熱外筒28には、そ
の全領域にわたって多数の孔33が形成され、また、こ
の赤熱外筒28の内側にはそれと同心に蓋32から内筒
34がバーナヘッド20に向かって吊下げ固定される。
内筒34の外側に位置する蓋32には、環状に多数の孔
35が形成され、この蓋32の内筒34よりも内側に位
置する部分は無孔になっている。内筒34はバーナヘッ
ド20とほぼ同じ径であり、内筒34の下部には底板3
6が設けられている。内筒34は底板36を含め全領域
にわたって無孔である。上記の構成において、運転が開
始され、気化筒19が気化ヒータ18によって所定温度
に加熱されると、石油燃料が燃料ポンプPの運転によっ
て送油管24を介して気化筒19内に供給されて気化す
る。この気化された燃料は、ファン15によって一次空
気孔37を通り送られてくる一次空気と混合された後、
バーナヘッド20周壁の横向きの炎孔からバーナリング
21内に噴出して点火プラグ22によって着火され燃焼
を開始する。この燃焼開始により、バーナヘッド20の
外周に斜め上向きの炎がドーナツ状に形成される。炎は
バーナリング21の内側に位置し赤熱外筒28と内筒3
4との間の空間部には外炎が形成され、赤熱外筒28と
内筒34を加熱し赤熱外筒28及び内筒34を赤熱させ
る。炎と燃焼ガスは、二次空気孔38から上昇しバーナ
リング21の外周に沿って送られてくる二次空気と接触
し混合されつつ、赤熱外筒28と内筒34の空間部を上
昇し、赤熱された赤熱外筒28と内筒34の熱の作用も
受けながら炎中の未燃焼ガスを完全燃焼させ、この熱で
更に周囲の赤熱外筒28と内筒34を加熱し赤熱させ
る。これらの輻射熱は直接あるいは垂直反射板27によ
って反射した後、開口8から室内へ放射される。燃焼排
ガスは、排気口29を抜け、天板5の放熱孔4を通って
天板5の上方へ排出される。
【0014】本実施形態によれば、赤熱外筒28は、バ
ーナヘッド20の外径よりもやや大きくバーナリング2
1よりもやや小さい外径で作られ、赤熱外筒28の内側
にはバーナヘッド20と同径の内筒34がバーナヘッド
20に向かって吊下げ固定されるので、外炎が赤熱外筒
28と内筒34との間の空間部に形成される。また、二
次空気孔38を通りバーナリング21の外周に沿って送
られる二次空気と、炎や燃焼ガスとが赤熱外筒28と内
筒34との間の空間部で直接接触して混合されつつ燃焼
し、赤熱外筒28と内筒34を加熱し赤熱させるので、
赤熱外筒28は従来のこの種のものと比較して外観的に
均一な赤熱状態の加熱をすることができる。一方、燃焼
ガスは燃焼しながら赤熱された赤熱外筒28と内筒34
との間で熱を保たれつつ、上昇するので、ガスが筒の上
方に達する迄に未燃焼ガス分が完全に燃焼されることと
なり、従来のこの種の燃焼機に比較して一酸化炭素、不
飽和窒素(NOx)等が大幅に減少し排ガス特性が向上
する。その後、一部の燃焼ガスは孔33を抜け上昇し、
他の燃焼ガスは上の蓋32の孔35を通って上昇し排気
口29に抜ける。
【0015】また、前記内筒34は内側を閉塞したの
で、燃焼ガスが内筒34の内側を抜けずに、赤熱外筒2
8と内筒34との間の空間部を通り、赤熱外筒28を均
一に赤熱することができるようになった。その結果少な
い発熱量で赤熱外筒28全体の均一な赤熱度を保ち、よ
り広い輻射熱源を確保して視覚的にも実質的にも暖房効
果を高めることができた。
【0016】また、従来、内筒34の下部が円筒34の
縁になっていて、炎がこの縁を直接加熱していたので、
内筒34の他の部分に比べこの縁の温度だけが上がり過
ぎ酸化劣化が激しく耐久性に問題があった。内筒34に
底板36を設けたことによって、炎が底板36の面を加
熱し内筒34全体に熱を分散させるので、一部分の縁だ
け温度が上がり過ぎることがなく、内筒34の耐久性向
上を図ることができる。
【0017】また、バーナ11を横吹出しバーナとし、
水平方向に吹き出される燃焼ガスでドーナツ状の炎が作
られるため、燃焼機の垂直方向の炎の高さが低く抑えら
れるようになった。この結果、部品の高さ方向の寸法も
抑えられ、製品の高さ寸法を低くすることができ製品の
コンパクト化を図ることができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、赤熱外筒と
内筒との間の空間部に外炎を形成し、この空間部に燃焼
ガスと二次空気が流れるようにしたので、燃焼ガスと二
次空気とが直接接触し混合し、赤熱外筒の赤熱が高めら
れ、輻射暖房効果を高めつつ、排ガス特性を向上させる
ことができる。
【0019】請求項2に記載の発明では、輻射式暖房機
の内筒の内側を閉塞したので、燃焼ガスが内筒の内側を
抜けずに、内筒の外側と赤熱外筒の内側の中間部を通
り、赤熱外筒と内筒を均一に赤熱するようになり、その
結果少ない発熱量で効率良く赤熱外筒を赤熱させること
ができ輻射暖房の効果を向上させる。
【0020】請求項3に記載の発明では、従来、内筒の
下部が円筒の縁になっていて、炎がこの縁を直接加熱し
ていたので、内筒の他の部分に比べ縁の温度だけが上が
り過ぎ酸化劣化が激しく耐久性に問題があったが、底板
を設けたことで炎が底板の面全体を加熱し内筒全体に熱
を循環させるので一部分だけ温度が上がり過ぎることが
なく、内筒の耐久性を向上させることができる。
【0021】請求項4に記載の発明では、バーナを横吹
出しバーナとし、炎が水平方向となるため、垂直方向の
炎の高さが低く抑えられる。この結果、部品の高さ方向
の寸法も抑えられ、製品の高さ寸法を低くすることがで
き製品のコンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態例を示す輻射式暖房機の概
観斜視図である。
【図2】同じく側面内部構造図である。
【図3】同じく正面内部構造図である。
【符号の説明】
11 バーナ 20 バーナヘッド 12 ガラス筒 28 赤熱外筒 33 孔 34 内筒 36 底板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナヘッドの上方に赤熱体を備えた輻
    射式暖房機において、 前記赤熱体を赤熱外筒で形成し、前記赤熱体を赤熱外筒
    で形成し、この赤熱外筒の中に内筒を配置し、この赤熱
    外筒と内筒との間の空間部に外炎を形成したことを特徴
    とする輻射式暖房機。
  2. 【請求項2】 バーナヘッドの上方に赤熱体を備えた輻
    射式暖房機において、 前記赤熱体を赤熱外筒で形成し、この赤熱外筒の中に内
    側を閉塞した内筒を設けたことを特徴とする輻射式暖房
    機。
  3. 【請求項3】 バーナヘッドの上方に赤熱体を備えた輻
    射式暖房機において、 前記赤熱体を赤熱外筒で形成し、この赤熱外筒の中に下
    端を底板で封じた内筒を設けたことを特徴とす輻射式暖
    房機。
  4. 【請求項4】 バーナヘッドの外周に斜め上向きの炎が
    ドーナツ状に形成されるバーナの上方に赤熱体を備えた
    輻射式暖房機において、 前記赤熱体を赤熱外筒で形成し、この赤熱外筒の中に内
    筒を配置し、この赤熱外筒と内筒との間の空間部に外炎
    を形成したことを特徴とする輻射式暖房機。
JP10194832A 1998-07-09 1998-07-09 輻射式暖房機 Pending JP2000028143A (ja)

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