JP2000027994A - 金属被覆セラミックスピンとその製造方法 - Google Patents

金属被覆セラミックスピンとその製造方法

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JP2000027994A
JP2000027994A JP19870998A JP19870998A JP2000027994A JP 2000027994 A JP2000027994 A JP 2000027994A JP 19870998 A JP19870998 A JP 19870998A JP 19870998 A JP19870998 A JP 19870998A JP 2000027994 A JP2000027994 A JP 2000027994A
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pin
metal
ceramic
ceramic pin
outer periphery
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JP19870998A
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English (en)
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Shuichi Araki
木 修 一 荒
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属被覆されたセラミックスピンであって、
金属被覆とセラミックスピンとが蝋付けされたピンとそ
の方法とを提供すること。 【解決手段】 セラミックスピン(2)の表面に蝋材フ
ィルム(3a)を巻き付け、金属管内に挿入して加熱、
蝋付けしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスで構
成されたピンであって、その外周が金属で被覆されたセ
ラミックスピンとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックスで形成された芯材の表層を
金属材量で被覆して構成されたセラミックスピンは知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、セラミ
ックスの高剛性と金属の表面加工性を併せ持った、例え
ばピストンピンを製造する場合、管状に形成された金属
とセラミックスピンとを蝋付けで接合するに際し、蝋材
は引っ張り強度が極めて低く、せん断に頼るため蝋付け
後の蝋材の厚さは極めて薄いことが必要であり(例え
ば、50ミクロン以下)、従来はセラミックスと金属管
との間に蝋材を薄く挟み込む技術が開発されていない。
【0004】また、実開平5−83531号公報、特開
平7−54996号公報、特開平8−68464号公
報、特開平9−72418号公報や特開平5−1712
02号公報の技術が開示されているが、本願の課題に関
するものでない。
【0005】したがって、本発明はセラミックスを金属
で被覆して両者間を蝋付けして構成されたセラミックス
ピンとその製造方法とを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、セラミ
ックスで構成されたピンであって、その外周が金属で被
覆されたセラミックスピンにおいて、セラミックスで構
成されたピンとその外周に挿入された金属管とが蝋材で
蝋付けされている。
【0007】また、本発明によれば、セラミックスで構
成されたピンであって、その外周が金属で被覆されたセ
ラミックスピンの製造方法において、フィルム状に形成
された蝋材をセラミックスで構成されたピンの外周に巻
き付け、その蝋材フィルムが外周に巻き付けられたセラ
ミックスピンの外周に金属管を挿入し、セラミックスピ
ンと金属管とを加熱蝋付けする製造方法を提供してい
る。
【0008】また、本発明によれば、セラミックスで構
成されたピンであって、その外周が金属で被覆されたセ
ラミックスピンの製造方法において、フィルム状に形成
された蝋材を鋼板に圧着し、その蝋材が圧着された鋼板
により蝋材面が内側となるよう鋼管を形成し、その鋼管
にセラミックスで構成されたピンを挿入し、セラミック
スピンと金属管とを加熱蝋付けする製造方法を提供して
いる。
【0009】また、本発明によれば、セラミックスで構
成されたピンであって、その外周が金属で被覆されたセ
ラミックスピンの製造方法において、セラミックスで構
成されたピンの外周に真空中で蝋材を蒸着し、その蝋材
が蒸着されたピンの外周に金属管を挿入し、セラミック
スピンと金属管とを加熱蝋付けする製造方法を提供して
いる。
【0010】さらに、本発明によれば、セラミックスで
構成されたピンであって、その外周が金属で被覆された
セラミックスピンの製造方法において、セラミックスで
構成されたピンの外周に不活性ガス雰囲気で溶融蝋材を
鍍金し、その蝋材が鍍金されたピンの外周に金属管を挿
入し、セラミックスピンと金属管とを加熱蝋付けする製
造方法を提供している。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態を説明する。
【0012】図1において、全体を符号5で示すピスト
ンピンはセラミックスで棒状に形成されたピン2とその
ピン2の外周に挿入された金属管1とで構成されてお
り、その金属管1とピン2との境界部は金属管1とピン
2とが蝋材3により蝋付けされている。
【0013】そして、図2を参照して、セラミックスで
形成されたピン2は外周にフィルム状に圧延された蝋材
3aが圧着ローラ4で巻き付けられてから、図3に示す
ように、蝋材のフィルム3aが巻き付けられているセラ
ミックスピン2は、150〜200℃に加熱されて膨張
している金属管1に挿入され、さらに、図4に示すよう
に加熱されて、フィルム状の蝋材3aは溶融して金属管
1とピン2とが蝋付けされるので、徐冷すれればよい。
【0014】上記のようにして金属管1とピン2とが蝋
付けされるので、蝋の厚さは50ミクロン以下となり、
セラミックスピン2により剛性が高く、金属管1の外周
を研削加工で仕上げることができるので、軽量で高剛性
のピストンピンを得ることができる。なお、金属管の材
料としてはS50C、STKM17が好ましい。
【0015】図5は、本発明の第2実施形態を示し、蝋
材3aを鋼板7の片面に圧延ロール8、8により圧着し
ておき、図6に示すように蝋材3aが内側になるよう製
管して、図7に示すように外側を締具15で拘束した状
態で、以下図3及び図4に示す方法と同様にセラッミク
スピン2と金属管1aとを蝋付けすればよい。第1実施
形態に比し量産の場合の生産性が向上する利点がある。
【0016】図8は、本発明の第3実施形態を示し、真
空チャンバー10内で帯電されたセラミックスピン2を
回転して帯電された容器12の溶融蝋材3bを蒸着する
従来公知の技術を模式図で示したものであり、蝋材3b
が蒸着されたピン2は第1実施形態の図3及び図4と同
様に金属管1に蝋付けされる。
【0017】また、図9は、本発明の第4実施形態を示
し、不活性ガス(例えば、窒素、アルゴン等)が充填さ
れたチャンバー14内の雰囲気で容器16内の溶融蝋材
3bをセラミックスピン2に鍍金するものであり、鍍金
後の工程は第1実施形態の図3及び図4と同様であり、
第3実施形態と共に設備があれば生産性が高い利点があ
る。なお、符号17は容器の上部に設けられたすのこ状
の棚を示している。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されており、
セラミックスピンに金属を剥離することがないよう蝋付
けにより被覆できるので、高剛性で軽量なピン、例え
ば、ピストンピンを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すピストンピンの側断
面図。
【図2】第1実施形態の第1工程を示す斜視図。
【図3】第1実施形態の第2工程を示す斜視図。
【図4】第1実施形態の第3工程を示す斜視図。
【図5】第2実施形態の第1工程を示す斜視図。
【図6】第2実施形態の第2工程を示す斜視図。
【図7】第2実施形態の第3工程を示す斜視図。
【図8】第3実施形態の第1工程を示す斜視図。
【図9】第4実施形態の第1工程を示す斜視図。
【符号の説明】
1・・・金属管 2・・・セラミックスピン 3・・・蝋材 5・・・ピストンピン 7・・・鋼板 8・・・圧延ロール 15・・・締具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックスで構成されたピンであっ
    て、その外周が金属で被覆されたセラミックスピンにお
    いて、セラミックスで構成されたピンとその外周に挿入
    された金属管とが蝋材で蝋付けされていることを特徴と
    する金属被覆セラミックスピン。
  2. 【請求項2】 セラミックスで構成されたピンであっ
    て、その外周が金属で被覆されたセラミックスピンの製
    造方法において、フィルム状に形成された蝋材をセラミ
    ックスで構成されたピンの外周に巻き付け、その蝋材フ
    ィルムが外周に巻き付けられたセラミックスピンの外周
    に金属管を挿入し、セラミックスピンと金属管とを加熱
    蝋付けすることを特徴とする金属被覆セラミックスピン
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 セラミックスで構成されたピンであっ
    て、その外周が金属で被覆されたセラミックスピンの製
    造方法において、フィルム状に形成された蝋材を鋼板に
    圧着し、その蝋材が圧着された鋼板により蝋材面が内側
    となるよう鋼管を形成し、その鋼管にセラミックスで構
    成されたピンを挿入し、セラミックスピンと金属管とを
    加熱蝋付けすることを特徴とする金属被覆セラミックス
    ピンの製造方法。
  4. 【請求項4】 セラミックスで構成されたピンであっ
    て、その外周が金属で被覆されたセラミックスピンの製
    造方法において、セラミックスで構成されたピンの外周
    に真空中で蝋材を蒸着し、その蝋材が蒸着されたピンの
    外周に金属管を挿入し、セラミックスピンと金属管とを
    加熱蝋付けすることを特徴とする金属被覆セラミックス
    ピンの製造方法。
  5. 【請求項5】 セラミックスで構成されたピンであっ
    て、その外周が金属で被覆されたセラミックスピンの製
    造方法において、セラミックスで構成されたピンの外周
    に不活性ガス雰囲気で溶融蝋材を鍍金し、その蝋材が鍍
    金されたピンの外周に金属管を挿入し、セラミックスピ
    ンと金属管とを加熱蝋着することを特徴とする帰属被覆
    セラミックスピンの製造方法。
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