JPH03234381A - 管内面への皮膜の形成方法 - Google Patents

管内面への皮膜の形成方法

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JPH03234381A
JPH03234381A JP2920190A JP2920190A JPH03234381A JP H03234381 A JPH03234381 A JP H03234381A JP 2920190 A JP2920190 A JP 2920190A JP 2920190 A JP2920190 A JP 2920190A JP H03234381 A JPH03234381 A JP H03234381A
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JP
Japan
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core material
film
outer tube
coating
tube
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Pending
Application number
JP2920190A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Ueno
泰弘 上野
Makoto Kabasawa
樺沢 真事
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JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、管内面への皮膜の形成方法、特に、金属管
の内面に、耐熱性および耐磨耗性に優れた皮膜を容易に
形成することができる管内面への皮膜の形成方法に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来、管の用途、使用条件等により炭素鋼等の金属管の
内面に、耐熱性および耐磨耗性に優れた皮膜を形成する
ことが行われている。
管内面への皮膜の形成方法の一つに、プラズマ溶射法が
ある。この方法は、皮膜を構成するセラミックス、金属
等の粉体をプラズマアークによつて高温に加熱し、これ
を管の内面に挿入したトーチから管の内面に向けて吹き
付け、これによって、管の内面に前記粉体からなる皮膜
を形成するものである。
しかしながら、上述したプラズマ溶射法による、管内面
への皮膜の形成方法は、管が内径40amJu下の小径
管であると、トーチを管内に挿入できず皮膜の形成が行
えないといった問題を有している。
そこで、小径管の内面に、耐熱性および耐磨耗性に優れ
た皮膜を形成する方法として、特開昭6:80916号
公報に、次のような、管内面への皮膜の形成方法が開示
されている。(以下、先行発明という) 以下、上記先行発明を図面を参照しながら説明する。
先ず、第5図に示すように、ステンレス製等の棒状の芯
材1の表面に、A1.○1等からなる耐熱性および耐磨
耗性に優れた皮膜2を溶射によって形成し、そして、皮
膜2の表面に、皮膜2と後述する外管との中間の熱膨張
率を有する中間皮膜3を溶射によって形成する。中間皮
膜3は、炭素鋼およびアルミナ等からなっている。
次に、第6図に示すように、芯材lを炭素鋼等からなる
外管4内に挿入し、そして、芯材1と外管4との両端を
蓋5によって密閉する。
次に、外管4を熱間静水圧加圧処理(HIP処理)容器
に入れて、外管4と皮膜2とを、中間皮膜3を介して接
合する。
次いで、芯材1を機械切削等によって除去して、第7図
に示すように、外管4の内面に中間皮膜3を介して硬質
皮膜2を形成する。
このようにして得られた、硬質皮膜2が内面に形成され
た外管4は、硬質皮膜2と外管4との間に、中間皮膜3
によって熱膨張係数の勾配が付与されているので、高温
加熱下の使用時においても、皮膜2に亀裂や剥離が生じ
ない。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述した先行発明は、次のような問題を
有している。
(1)  芯材lの表面に形成した皮膜2の表面は、溶
射ままでは凹凸が激しいために、機械切削して平滑にす
る必要がある。しかし、皮膜2の膜厚は通常0.2から
0.5m+と薄いために、皮膜2を切削すると、極めて
薄い皮膜しか形成できず、皮膜2の効果が失われる虞れ
がある。
(2)芯材1が棒状であるために、芯材lの切削除去時
に、加工芯が少しでもずれると皮膜2の一部が極端に薄
くなって、皮膜2の効果が失われる虞れがある。
従って、この発明の目的は、芯材の表面に形成した皮膜
の切削が不要で、しかも、皮膜を切削することなく、芯
材のみを容易に切削除去することができる、管内面への
皮膜の形成方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、芯材の外面に、耐熱性および耐磨耗性に優
れた皮膜を溶射により形成し、次いで、前記芯材を外管
内に挿入し、次いで、前記芯材が挿入された前記外管を
熱間静水圧加圧処理容器に入れて、前記芯材を前記皮膜
を介して前記外管に接合させ、そして、前記芯材を除去
することからなる、管内面への皮膜の形成方法において
、前記芯材として金属管を用い、そして、前記芯材を前
記外管内に挿入するに際して、前記皮膜と前記外管との
間に、800から1000’&℃の範囲内に融点を有す
るインサートメタルを挿入することに特徴を有するもの
である。
次に、この発明の、管内面への皮膜の形成方法の一実施
態様を、図面を参照しながら説明する。
第1図から第4図は、この発明の、管内面への皮膜の形
成方法の一実施態様を示す工程図である。
この発明は、先ず、第1図に示すように、ステンレス管
等からなる芯材lの表面に、AhOx等からなる耐熱性
および耐磨耗性に優れた、厚さ0.2から0.5園の皮
膜2を溶射によって形成する。
この場合、皮膜2の溶射を、溶射雰囲気を低圧に維持し
た低圧プラズマ溶射法により行えば、皮膜2内に形成さ
れる空孔がより少なくなるので、緻密な皮膜2を得るこ
とができる。
次に、第2図に示すように、表面に皮膜2を形成した芯
材1を、インサートメタル6を介して炭素鋼等からなる
外管4内に挿入する。インサートメタル6は、P:7か
ら13%、B : 2.0から4.0%、Sl・3.0
から8.0%の内の少なくとも1種を含有するNi基合
金からなっており、融点は、皮膜2より低く、融点は、
800から1000℃の範囲内である。インサートメタ
ル6の厚さは、20から500μ国が好ましい。
次に、芯材1と外管4との間を真空脱気し、そして、そ
の両端部を密封した後、芯材1が挿入された外管4を熱
間静水圧加圧処理容器に入れて、第3図に示すように、
芯材lを、皮膜2を介して外管4に接合させる。この際
、インサートメタル6が溶融し、この融液によって皮膜
lの表面に形成された凹凸が埋められるので、芯材lを
、皮膜2を介して外管4に接合する前に、皮膜2の表面
を機械切削して平滑にする必要がない。しかも、インサ
ートメタル6の融液の一部が皮膜1内に浸透して、皮膜
1の緻密化を図ることができる。
次に、第4図に示すように、芯材lを機械切削して除去
する。芯材1の除去は、芯材lが管状であり加工芯を出
し易いので容易に行える。
このようにして、外管4の内面に耐熱性および耐磨耗性
に優れた皮膜2を形成することができる。
次に、この発明を実施例により、第1図から第4図を参
照しながら更に詳細に説明する。
実施例1 第1図に示すように、外径25m、肉厚2IIfll、
長さ1mの炭素鋼管からなる芯材1の外面に、C:0.
1%、Cr: 25%、Ni:3%、MO=7%、w:
2%、残り:Coからなる皮膜用原料粉末をプラズマ溶
射して、芯材1の外面に厚さ1m+wの皮膜2を形成し
た。
次に、第2図に示すように、このようにして外面に皮膜
2を形成した芯材1の周囲に、融点が880°CのNi
−11%Pからなる厚さ100μmのインサートメタル
6を巻き付け、そして、芯材1を外管4内に挿入した。
外管4は、外径125 m、内径29W1長さ1mのク
ロモリ鋼SCM 440からなっている。
次に、芯材lと外管4との間を真空脱気し、そして、そ
の両端部を密封した後、芯材1を挿入した外管4をHI
P処理装置に挿入して、温度940℃、圧力1000K
g/cm2の条件で1時間、HIP処理を施し、第3図
に示すように、芯材lと外管4とを皮膜2およびインサ
ートメタル6を介して接合した。
次に、このようにして外管4と一体化した芯材lを機械
切削によって除去した。
このようにして、第4図に示すように、クロモリ鋼管か
らなる外管4の内面に、厚さ0.4mの硬質皮膜2を形
成した。
このようにして製造したクロモリ鋼管を超音波探傷試験
に供した。この結果、皮膜2に割れは無く、皮膜2は、
外管4の内面にインサートメタル6が残留した境界層を
介して強固に接合していることがわかった。
実施例2 第1図に示すように、外径40閣、肉厚2.5fl、長
さ1.2mの炭素鋼管からなる芯材1の外面に、C:0
.15%、Cr:22%、Ni:1.7%、Mo:9%
、残り:Coからなる合金粉末と粒径5から30μmの
WCの粉末とを、2:3の重量比で混合したものからな
る皮膜用原料粉末をプラズマ溶射して、芯材■の外面厚
さ0.5−の皮膜2を形成した。このようにして芯材1
の外面に形成した皮膜2の表面粗さは、Rmax : 
60u aであった。
次に、第2図に示すように、このようにして外面に皮膜
2を形成した芯材1の周囲に、融点が880℃のNi−
11%Pからなる厚さ150μmのインサートメタル6
を巻き付け、そして、芯材1を外管4内に挿入した。外
管4は、外径130閣、内径45鵬、長さ1.2+sの
クロモリ鋼SCM 440からなっている。
次に、芯材1と外管4との間を真空脱気し、そして、そ
の両端部を密封した後、芯材lを挿入した外管4をHI
P処理装置に挿入し、温度950°C1圧力1500K
g/c1の条件で1時間、HIP処理を施して、第3図
に示すように、芯材1と外管4とを皮膜2およびインサ
ートメタル6を介して接合した。
次に、このようにして外管4と一体化した芯材1を機械
切削によって除去した。
このようにして、第4図に示すように、クロモリ鋼管か
らなる外管4の内面に、厚さ0.4圏の硬質皮膜2を形
成した。
このようにして製造したクロモリ鋼管を超音波探傷試験
に供した。この結果、皮H2に割れは無(、皮膜2は、
外管4の内面にインサートメタル6が残留した境界層を
介して強固に接合していることがわかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、皮膜が形成さ
れた芯材と、外管とを熱間静水圧加圧処理によって接合
するに際して、皮膜と外管との間に、低融点のインサー
トメタルを挿入することによって、接合前に皮膜の表面
を機械切削して平滑にする必要がなく、シかも、芯材が
管状であり加工芯を出し易いので、芯材の除去が容易に
行えるといった有用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、この発明の、管内面への皮膜の形
成方法の一実施態様を示す工程図、第5図から第7図は
、先行発明の、管内面への皮膜の形成方法を示す工程図
である。図面において、1−芯材、     2−皮膜
、 3−・−中間皮膜、   4−外管、 5 ・蓋、       6−インサートメタル。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)芯材の外面に、耐熱性および耐磨耗性に優れた皮
    膜を溶射により形成し、次いで、前記芯材を外管内に挿
    入し、次いで、前記芯材が挿入された前記外管を熱間静
    水圧加圧処理容器に入れて、前記芯材を、前記皮膜を介
    して前記外管に接合させ、そして、前記芯材を除去する
    ことからなる、管内面への皮膜の形成方法において、 前記芯材として金属管を用い、そして、前記芯材を前記
    外管内に挿入するに際して、前記皮膜と前記外管との間
    に、800から1000℃の範囲内に融点を有するイン
    サートメタルを挿入することを特徴とする、管内面への
    皮膜の形成方法。
  2. (2)前記インサートメタルは、 P:7から13%、 B:2.0から4.0%、 Si:3.0から8.0% の内の少なくとも1種を含有するNi基合金からなって
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)項記載
    の方法。
JP2920190A 1990-02-08 1990-02-08 管内面への皮膜の形成方法 Pending JPH03234381A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2400112A (en) * 2003-04-01 2004-10-06 Rolls Royce Plc HIP manufacture of a hollow component
JP2010017760A (ja) * 2008-07-14 2010-01-28 Toshiba Mach Co Ltd Ni基合金と鋼材の接合方法及びその接合体
WO2023247442A1 (en) * 2022-06-21 2023-12-28 Hiptec As Method for manufacturing a body comprising a coated tubular portion and body comprising a coated tubular portion

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