JPH02194183A - セラミックス被覆ジルコニウム合金製物品およびその製造方法 - Google Patents

セラミックス被覆ジルコニウム合金製物品およびその製造方法

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JPH02194183A
JPH02194183A JP997389A JP997389A JPH02194183A JP H02194183 A JPH02194183 A JP H02194183A JP 997389 A JP997389 A JP 997389A JP 997389 A JP997389 A JP 997389A JP H02194183 A JPH02194183 A JP H02194183A
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JP
Japan
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article
zirconium alloy
film
ceramic
alloy
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Pending
Application number
JP997389A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kawamura
弘 河村
Nariyoshi Miyajima
生欣 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tocalo Co Ltd
Japan Atomic Energy Agency
Original Assignee
Tocalo Co Ltd
Japan Atomic Energy Research Institute
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、化学的に緻密化されたセラミックス皮膜を有
する異材と溶接されたジルコニウム合金製物品に関する
(従来の技術) 一般に、ジルコニウム合金は、水素雰囲気において水素
化合物を形成し、脆化する材料であるため、従来はその
ような雰囲気ではジルコニウム合金製物品は使用されて
いない状態にあったが、近年ジルコニウム合金の水素脆
化を防ぐために、化学的に緻密化されたセラミックス皮
膜を有するジルコニウム合金製物品が開発された〔特開
昭63−57783号〕。すなわち、ジルコニウム合金
表面上に予め合金の酸化物を形成させ、その上にさらに
クロム化合物によって化学的に緻密化されたセラミック
ス皮膜を被覆構成せしめてなるジルコニウム合金製物品
である。
ところが、例えば、ジルコニウム合金を使用してトリチ
ウム製造容器を作る場合、内容物を密封するための溶接
部にはセラミックス皮膜が施せないため、5O5304
などの水素脆化の小さい合金を使用する必要がある。そ
の結果、ジルコニウム合金と5US304との継手が必
要となる。しかしながら、この異材継手部に前記皮膜〔
特開昭63−57783号〕を被覆しようとする場合、
ジルコニウム合金と5tlS304との熱膨張差が大き
いため、熱処理時に異材継手部に応力が集中し、皮膜が
剥離され、ジルコニウム合金の水素脆化を防止できない
状態にあった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、異材と溶接されたジルコニウム合金製
物品の上記欠点を解決した耐水素脆化を有する化学的に
緻密化された各種複合セラミックスを被覆した異材継手
を有するジルコニウム合金製物品を提供することである
(問題点を解決するための手段) 従来の化学的緻密化技術においては、セラミックス皮膜
を形成させる際に、550℃で熱処理を繰り返すため、
熱膨張率の大きい異材との溶接部で、熱膨張による応力
によって、皮膜が剥離されることに鑑みて、本発明者は
、上記応力を低減させることについて鋭意研究を行った
。その結果、下記の条件で皮膜を施工することによって
、異材溶接部においても良好に付着するセラミックス皮
膜を得ることができた。
■セラミックス皮膜の膜厚を2μm以下とする■皮膜施
工時の焼成温度を420℃〜480℃とする。
■焼成後の降温速度を100℃/h以下とする次に、本
発明を、図面についてさらに詳細に説明する。
第1図において、各種形状のジルコニウム合金材(1)
と熱膨張率の大きな異材金属(2)との溶接からなる物
の表面(1”)に予め前処理を施すことによって、Zr
O□から成る酸化膜(3)を形成させ、その酸化膜表面
(3゛)と異材金属表面(2゛)上にクロム化合物によ
って化学的に緻密化された各種(SiO2・AhOi及
びCrzOlあるいは他のセラミックス)の複合セラミ
ックス層(4)を連続的に被覆構成したものが示されて
いる。
(作用) 異材継手部に良好に付着したセラミックス皮膜は、下記
の各々効果により、皮膜−母材間に発生する皮膜を剥が
そうとする力が低下し、皮膜−母材間の結合力が保たれ
ることによって得られる。
■膜厚を薄くすることによって、皮膜生成時に発生する
内部応力が小さくなる。
■皮膜施工時の焼成温度を下げることにより、皮膜及び
母材の熱膨張量が相対的に小さくなる。
■焼成後の降温速度を遅くすることにより、皮膜−母材
間の収縮による応力が小さくなる。
(実施例) 以下、実施例により、本発明の物品の製造例及び効果の
確認のために行った皮膜付着性評価の結果を具体的に記
載する。
(1)ジルコニウム合金と5US304による異材継手
材 ジルカロイ−4製管材と5US304製管材を摩擦圧接
により継ぎ、第2図に示すごとき形状に加工した。
(2)異材継手材の前処理 上記異材継手管材を550℃で4時間熱処理することに
より、ジルカロイ−4部の表面にZrO,を主成分とす
る皮膜を形成した。
(3)セラミックス スラリーの調整 50重量%のCry、水溶液に平均粒径1oμmのSi
O□粉末を重量比1:lに混合し、磁製ボールミルを用
いて48時間混練した。
(4)コーティング工程 上記スラリー中に前処理された具材継手管材を浸漬して
第1表に示す各々膜厚の皮膜を塗布し、100℃〜20
0℃で乾燥させた後電気炉を用い600℃/hで昇温し
、第1表に示す各々温度で1時間焼成し、100℃/h
又は50℃/hで降温・冷却した。
(5)酸化クロム充填工程 ■Cry、水溶液(比重1.30〜1.70)含浸。
■加熱焼成〔(4)コーティング工程に同じ〕■■〜■
の工程を15回繰り返す。
さらに本工程を第3図に示す。
このようにして得られた皮膜の溶接部付近の付着状況を
調べる為に熱衝撃試験を行い、その前後で断面顕微鏡観
察を行った。その結果を第2表に示す。熱衝撃試験は4
00℃で加熱後水冷を行う工程を30回繰り返した。
第1表 第2表 第4図に従来法によるセラミックス皮M(資料No、1
)の溶接部断面電子顕微鏡写真を示す。これによると皮
膜は母材から剥離しているのが判る。
第5図に本発明の方法によるセラミックス皮膜(試料N
o、7)の溶接部断面電子顕微鏡写真を示すこれによる
と皮膜は母材に良好に密着していることが判る。
これらの結果より、皮膜の膜厚・焼成温度・降温速度を
それぞれ20μm ・480℃・100℃/h以下にす
ることにより、400℃の熱衝撃にも耐え得る皮膜が得
られることが判った。
このように、従来、熱膨張差の大きな異材溶接部に付着
しなかったセラミックス皮膜は、本発明により当該部材
に対しても良好に付着することが可能になり、異材継手
を有するジルコニウム合金製物品に耐水素脆性を付与す
ることが可能となった。
少 ■ 、レ ン之デ亡−5’Y、 (■に同じ) 西3 1思 篤り図 力2図 手続(甫正書C自町 平成 元年 6月19日 特許庁長官  吉 1)文 毅  殿 1、事件の表示 平成 1年特許願第009973号 2、発明の名称 セラミックス被覆ジルコニウム合金製物品およびその製
造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京都千代田区内幸町二丁目2番2号名称(40
9)日本原子力研究所 4、代理人 住所 ■104東京都中央区銀座8丁目15番10号銀座ダイ
ヤハイツ410号 6、補正の内容 (11明細書第4頁12行の「2μm以下とする」を1
28m以下とする。jに訂正する。
(2)明細書第6頁17行の「具材継手管材を」を「異
材継手管材を1に訂正する。
(3)明細書第11頁1〜7行の「第4図に一一一こと
が判る。」を削除する。
(4)明細書第11頁17行の次に下記の文を付は加え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のセラミックス被覆合金製物品である
。 図において、1 ジルコニウム 1゛溶接から成る物の表面 2 異材金属 2゛異材金属表面 3  ZrO□から成る酸化膜 3°酸化膜表面 4 複合セラミックス層 第2図は、本発明の形状加工例である。 第3図は、本発明の工程を図示したものである。 (5)明細書筒12頁2行目に 「特許出願人 トーカロ株式会社J を付は加える。 毛1(21 孔2図 5L15304 2とゴー4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ジルコニウム合金(1)と異材金属(2)を溶接
    せしめてなる物品表面(2′、3′)に両金属にわたっ
    て、連続的に酸化クロムによって化学的に緻密化された
    SiO_2・Al_2O_3及びCr_2O_3あるい
    は他のセラミックスからなる組成を有する皮膜層を形成
    させて成る物品。
  2. (2)ジルコニウム合金と溶接される異材金属の熱膨張
    率が5×10^−^6/℃以上を有する材料である特許
    請求の範囲第1項記載の物品。
  3. (3)ジルコニウム合金と異材金属を溶接せしめてなる
    物品表面を550℃の温度で熱処理した後、SiO_2
    ・Al_2O_3及びCr_2O_3あるいは他のセラ
    ミックスから成るスラリーを被覆し、420〜480℃
    の温度で焼成し、100/h以下の速度で降温して、該
    表面に膜厚20μm以下のセラミックス皮膜を形成し、
    クロム酸溶液に含浸し、さらに同様に焼成、降温、含浸
    の工程を繰り返すことから成るセラミックス被覆ジルコ
    ニウム合金製物品の製造方法。
JP997389A 1989-01-20 1989-01-20 セラミックス被覆ジルコニウム合金製物品およびその製造方法 Pending JPH02194183A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256450A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Japan Atom Energy Res Inst 水素同位体透過防止用複合酸化物皮膜被覆部材及びその製造方法
WO2014193549A1 (en) * 2013-05-28 2014-12-04 Westinghouse Electric Company Llc A KINETICALLY APPLIED GRADATED Zr-Al-C CERAMIC OR Ti-Al-C CERAMIC OR AMORPHOUS OR SEMI-AMORPHOUS STAINLESS STEEL WITH NUCLEAR GRADE ZIRCONIUM ALLOY METAL STRUCTURE

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CN105189820A (zh) * 2013-05-28 2015-12-23 西屋电气有限责任公司 动态施加的渐变Zr-Al-C陶瓷或Ti-Al-C陶瓷或无定形或半无定形的不锈钢与核级锆合金金属结构
JP2016540882A (ja) * 2013-05-28 2016-12-28 ウエスチングハウス・エレクトリック・カンパニー・エルエルシー 原子炉級ジルコニウム合金金属組織を伴う動的に付着された組成漸移型Zr−Al−CセラミックまたはTi−Al−Cセラミックまたは非晶質もしくは準非晶質ステンレス鋼
US10060018B2 (en) 2013-05-28 2018-08-28 Westinghouse Electric Company Llc Kinetically applied gradated Zr-Al-C ceramic or Ti-Al-C ceramic or amorphous or semi-amorphous stainless steel with nuclear grade zirconium alloy metal structure

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