JP2000027615A - 電磁アクチュエータの制御装置 - Google Patents

電磁アクチュエータの制御装置

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JP2000027615A
JP2000027615A JP10193936A JP19393698A JP2000027615A JP 2000027615 A JP2000027615 A JP 2000027615A JP 10193936 A JP10193936 A JP 10193936A JP 19393698 A JP19393698 A JP 19393698A JP 2000027615 A JP2000027615 A JP 2000027615A
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capacitor
valve
electromagnetic
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Minoru Torii
稔 鳥居
Toshihiro Yamaki
利宏 八巻
Minoru Nakamura
稔 中村
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L9/00Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically
    • F01L9/20Valve-gear or valve arrangements actuated non-mechanically by electric means

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を節約しながら電磁アクチュエータ
の応答性を向上させる。 【解決手段】電磁コイルによって機械要素を駆動する電
磁アクチュエータの制御装置であって、電磁コイルに供
給される電流を還流させる還流回路と、還流回路に設け
られ、該還流回路を流れる電流により充電されるコンデ
ンサと、電磁コイルへの電流の供給を停止するとき、前
記コンデンサを放電させ電磁コイルに逆方向の電流を流
す放電路を形成する手段とを備える。電磁コイルに供給
される電流がコンデンサに蓄積され、電流の供給が停止
されるときにこのコンデンサを放電させて電磁コイルに
逆方向の電流を流すので、電流供給停止によって生じる
誘導起電力による電流を打ち消し、速やかに電磁コイル
の消磁を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、機械要素を駆動
する電磁アクチュエータの制御装置に関し、より具体的
にはエンジンの吸気ポートおよび排気ポートを開閉する
バルブなどの機械要素を駆動する電磁アクチュエータの
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械要素をカム、ロッドなどの連結によ
る機械的駆動に変えて電磁アクチュエータにより電気的
に駆動することが行われている。電磁アクチュエータに
よる駆動は、電気信号によって電磁コイルを励磁して電
磁石の吸引力によって機械要素を駆動するもので、電気
信号を制御することによって、駆動のタイミングおよび
駆動力をいかようにでも変えられるので、精密なタイミ
ング制御および可変制御が望まれる分野で多く利用され
ている。
【0003】車両においてもエンジンの吸気弁の開閉制
御をはじめとしてさまざまな箇所で電磁アクチュエータ
が使用されている。電磁アクチュエータの利用が望まれ
る用途の一つにエンジンの吸排気バルブがある。機械的
な構造によりエンジンの吸排気バルブのタイミングをエ
ンジンの回転域により変える方式が実用化されている
が、電磁アクチュエータによって吸排気バルブを駆動す
ればバルブ・タイミングを多様に制御することが可能に
なり、エンジンの出力特性および燃費の改善が可能にな
る。
【0004】電磁アクチュエータで吸排気バルブを駆動
する場合、先ずバルブを停止状態から動かし始めるため
のエネルギーを生成するため大きな過励磁電流を第1の
電磁コイルに流し、次いでバルブを開位置または閉位置
に保持するための比較的小さい保持電流を流すことが行
われる。開位置または閉位置に駆動されたバルブは、続
いて第1の電磁コイルとは反対方向の駆動力を生成する
第2の電磁コイルによって、第1の電磁コイルの励磁と
同様の励磁操作により閉位置または開位置に向けて駆動
される。これらの電磁コイルに印加される過励磁電流お
よび保持電流を遮断すると電磁コイルのインダクタンス
により誘導起電力が発生しバルブを現在位置に吸引し続
ける方向の電流が流れ続ける。このため、速やかに電流
を切ることができず、バルブの応答性を阻害する。
【0005】特開平8−284626号公報には、電磁
コイルへの印加電流を切る際に生じる誘導起電力による
電流を流すフライホイル回路に可変抵抗装置を入れ、コ
イルに流れる電流を切るべきときには抵抗を増大させて
誘導起電力による電流を抵抗で急速に消費させて減少さ
せることが記載されている。
【0006】また、同公報には別の実施例として、電磁
コイルに関してHブリッジを構成し、上記の誘導起電力
による電流を制限するため電源から逆方向の電流をコイ
ルに供給することが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術の抵抗による電力消費によって誘導電流を
減少させる手法では、誘導起電力によって生じたエネル
ギーを無駄に消費することになる。また、逆方向の電流
を電源から供給する手法では、電源のエネルギーを余分
に消費することになる。さらに、逆方向の電流を供給す
る手法では、逆方向の通電のタイミングを過励磁電流お
よび保持電流の通電タイミングと重ならないようにする
必要があり、重なった場合には、制御回路のスイッチ素
子の性能を低下させることがある。
【0008】したがって、この発明は、消費電力を節約
しながら電磁アクチュエータの応答性を向上させること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、電磁コイルによって機械要素を
駆動する電磁アクチュエータの制御装置であって、電磁
コイルに供給される電流を還流させる還流回路と、還流
回路に設けられ、該還流回路を流れる電流により充電さ
れるコンデンサと、電磁コイルへの電流の供給を停止す
るとき、前記コンデンサを放電させ前記電磁コイルに逆
方向の電流を流す放電路を形成する手段とを備える構成
をとる。
【0010】この発明によると、電磁コイルに供給され
る電流がコンデンサに蓄積され、電流の供給が停止され
るときにこのコンデンサを放電させて電磁コイルに逆方
向の電流を流すので、電流供給停止によって生じる誘導
起電力による電流を打ち消し、速やかに電磁コイルの消
磁を行うことができる。こうして消費電力を節約しなが
ら制御信号に対する電磁アクチュエータの応答性を向上
させることができる。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の制御
装置において、還流回路は、前記コンデンサに直列に設
けられた、電流を還流させるダイオードを備え、前記放
電路を形成する手段は、前記ダイオードと並列に設けら
れ、前記電磁コイルへの電流の供給が停止されるとき
に、オンに切り替えられるスイッチ素子を備えるという
構成をとる。
【0012】この発明によると、並列接続の還流ダイオ
ードおよびスイッチ素子にコンデンサを直列接続した簡
単な構成で請求項1の制御装置の還流路を実現すること
ができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項2の制御装置に
おいて、前記電磁コイルのマイナス側の端子と直列に前
記電磁コイルに駆動電流を流すための第2のスイッチ素
子が設けられ、該第2のスイッチ素子と並列に前記コン
デンサの放電路を形成する第2のダイオードが設けられ
ているという構成をとる。
【0014】この発明によると、第2のスイッチ素子と
第2のダイオードとの並列接続という簡単な構成で電磁
コイルの電流路および前記コンデンサの放電路を形成す
ることができる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の制御装置に
おいて、駆動対象がエンジンのバルブであるという構成
をとる。この発明によると、エンジンのバルブが応答性
の優れた電磁アクチュエータで駆動されるので、バルブ
の応答性が向上する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施の形態を、エンジンのバルブを駆動する電磁アクチュ
エータを例にとって説明する。この発明は、エンジンの
バルブを駆動する電磁アクチュエータに限定されるもの
ではなく、広く電磁アクチュエータ一般に適用すること
ができる。
【0017】図1は、この発明の制御装置の一実施例の
回路図で、図2は、この発明の駆動制御装置によって駆
動される電磁アクチュエータの概略の構造を示す断面図
である。先ず図2を参照すると、バルブ20は、電磁ア
クチュエータ10によって上方向に駆動されるとエンジ
ンの吸気ポートまたは排気ポート(以下、吸排気ポート
という)30に設けられたバルブシート31に密着して
停止し、吸排気ポート30を閉じる。バルブ20は、電
磁アクチュエータ10によって下方向に駆動されるとバ
ルブシート31を離れ、バルブシート31から所定の距
離離れた位置まで下降して吸排気ポートを開く。
【0018】バルブ20のバルブシャフト21は、バル
ブガイド23によって軸方向に運動可能に保持されてお
り、その上端に軟磁性材料で作られた円板状のプランジ
ャ22が取り付けられている。プランジャ22は、第1
のスプリング16および第2のスプリング17により上
下から支持されている。
【0019】電磁アクチュエータ10の非磁性材料のハ
ウジング18内には、プランジャ22の上方に位置する
第1のソレノイド型の電磁コイル11、およびプランジ
ャの下方に位置する第2のソレノイド型の電磁コイル1
3が設けられている。第1の電磁コイル11は第1の磁
気コア12で、第2の電磁コイル13は第2の磁気コア
14で囲まれている。
【0020】第1のスプリング16および第2のスプリ
ング17は、第1の電磁コイル11または第2の電磁コ
イル13のいずれにも駆動電流が印加されていない状態
で、プランジャ22が第1の電磁コイル11と第2の電
磁コイル13との間の間隔の中間にくるようなバランス
で設けられている。
【0021】第1の電磁コイル11に電流が供給される
と、第1の磁気コア12およびプランジャ22が磁化さ
れ互いに吸引し合い、プランジャ22が上方向に引きつ
けられる。こうしてバルブ20が上方向に駆動されバル
ブシート31に密着して停止し、閉状態になる。第1の
電磁コイル13への電流の供給を停止し、第2の電磁コ
イル13に電流を流すと、第2の磁気コア14およびプ
ランジャ22が磁化されてプランジャ22を下方向に吸
引する力が働き、重力の作用と相まってプランジャ22
が下方向に駆動され、プランジャ22が第2の磁気コア
14に接触した状態で停止する。こうして、バルブ20
は開状態になる。
【0022】次に第1図を参照してこの発明の一実施例
であるエンジンのバルブを駆動する電磁アクチュエータ
の制御回路を説明する。V1は車載の12ボルトの電源
電圧をたとえば100Vに昇圧させた電圧であり、V2
は12ボルト電源電圧そのまままたはこれを若干昇圧さ
せて電圧である。タイミング回路1は、エンジンの運転
を制御するエンジンECU(Electronic Control Unit:
電子制御装置)からの制御信号に基づいてバルブ駆動制
御回路の各部の動作を制御する回路であり、エンジンE
CUの一部であってもよく、これとは別個に設けられて
いてもよい。
【0023】電圧V1は、タイミング回路1からの信号
によってスイッチSW1がオンにされるとき電磁コイル
2に印加される。ここでは、電磁コイル2は、電磁アク
チュエータ10の第1の電磁コイル11であるとする
が、第2の電磁コイル13にも別の制御回路から駆動電
圧が供給される。スイッチSW1は典型的にはバイポー
ラ・トランジスタまたはFET(電界効果トランジス
タ)で構成されるスイッチ回路で、タイミング回路1か
らの制御信号がベースまたはゲートに印加されるとオン
になり、制御信号がオフになるとオフになる。スイッチ
SW2もスイッチSW1と同様のスイッチ回路で、タイ
ミング回路1からの制御信号によってオンオフ制御され
る。
【0024】電磁コイル2の他端は図1にFETとして
示すスイッチSW3および電流検出器3に直列に接続さ
れている。スイッチSW3は、タイミング回路1から制
御信号がゲートに加えられるとオンになり、電磁コイル
2の電流路を完成させる。スイッチSW3は、この実施
例ではnチャネルFETで、ダイオードD1は、p型の
半導体基板とn型のドレイン領域とのpn接合で形成さ
れるダイオードで、nチャネルFETに本来的に含まれ
る寄生ダイオードである。このような寄生ダイオードを
含まないスイッチ素子を使用するときは、別にダイオー
ドをスイッチSW3と並列に接続する必要がある。ダイ
オードD1は、後で説明するコンデンサC1の放電路を
形成する。
【0025】電流検出器3は、電磁コイル2に流れる電
流を検出し、検出信号をタイミング回路1に送る。タイ
ミング回路1はこの検出信号を用いて電磁コイルに供給
中の電力のフィードバック制御を行う。
【0026】電磁コイル2の電源側の端子にはスイッチ
SW4およびコンデンサC1が直列に接続され還流路を
形成している。スイッチSW4は、スイッチSW3と同
じくnチャネルのFETで構成され、本来的に寄生ダイ
オードD2を備えている。寄生ダイオードD2を備えな
いスイッチ素子を使用するときには、別にダイオードを
スイッチSW4と並列に接続する。
【0027】次に図3のタイミング図および図1を参照
して、この発明の実施例の電磁アクチュエータ制御回路
の働きを説明する。エンジンECUから制御信号が図3
(a)に示すように加えられると、図3(b)および図
3(d)に示す制御信号がスイッチSW1およびSW3
にそれぞれ加えられ、これらのスイッチがオンにされ
る。これにより、図3(e)に示すようにたとえば10
0Vの電圧V1が電磁コイル2に加えられ、図3(f)
に示すように駆動電流が電磁コイル2、スイッチSW
3、電流検出器3を通って流れ始める。駆動電流は、電
磁コイルのインダクタンスによってややなだらかに立ち
上がる。電磁コイル2を流れる電流は、コンデンサC
1、ダイオードD2を通って電磁コイルに還流する。こ
うしてコンデンサC1は、電磁コイル2に駆動電流が流
れる際に充電される。
【0028】スイッチSW1は駆動電流を立ち上げるに
十分な時間オンにされた後は、間欠的にオンオフに制御
され(図3(a))、図3(e)に示されるように電圧
V1が間欠的に電磁コイルに加えられる。スイッチSW
1の断続のタイミングは、電流検出器3からの信号に基
づいて電磁コイルに流れる電流が予め設定された値にな
るようタイミング回路1で制御される。すなわち、いわ
ゆるフィードバックによるデューティ制御が行われる。
バルブ20を移動させるに十分な駆動力を与える時間T
1(図3(e))が経過すると、スイッチSW1がオフ
にされて電圧V1の供給が停止され、これに代わってス
イッチSW2が間欠的にオンにされて(図3(c))、
V1より低い電圧V2が時間T2の間、間欠的に電磁コ
イルに加えられる。この場合も、電流検出器3からの信
号に基づいて供給電力のフィードバック制御が電圧V2
のデューティ制御の形で行われる。
【0029】このようにして、バルブ20は、高電圧V
1による電力によってたとえば開位置から閉位置に駆動
され、電圧V2による電力によって移動位置、たとえば
閉位置に保持される。上の説明では、スイッチSW1お
よびSW2のオンオフ制御により供給電力を制御すると
したが、要はフィードバックによるデューティ制御で電
力を制御するものであればよい。また、必ずしもデュー
ティ制御による必要はなく、フィードバックにより供給
電圧の振幅を可変制御する手法を用いてもよい。
【0030】エンジンECUからの制御信号がオフにな
るタイミングでスイッチSW2への制御信号がオフにさ
れると同時に駆動電流を流す回路を形成していたスイッ
チSW3がオフにされ、代わってスイッチSW4がオン
にされる。コンデンサC1には、電磁コイル2の駆動中
に還流する電流によって電源電圧とは逆極性の電荷が蓄
積されているので、スイッチSW4がオンになると、コ
ンデンサC1のアース側の電極から電流検出器3、ダイ
オードD1電磁コイル2スイッチ、SW4を通ってコン
デンサ1の他方の電極に至る放電路が形成され放電電流
が流れる。
【0031】図3(f)は、電磁コイルに流れる電流波
形を模式的に示しており、電圧V1の印加によって電流
が流れはじめ規定値に達した後は、フィードバックによ
るデューティ制御によって時間T3の間、一定値に保た
れる。この時間T3は、バルブを開位置から閉位置に駆
動するのに要する時間である。時間T3の経過後前述の
ようにして印加電圧がV2に切り替えられ、電磁コイル
2に流れる電流がバルブを移動位置に保持するのに必要
な値まで減少される。スイッチSW2およびSW3がオ
フにされ、スイッチSW4がオンにされると、コンデン
サC1の放電がはじまり、時間T4の間、逆方向の放電
電流が流れる。
【0032】この放電電流は、電磁コイル2に印加され
ていた保持電圧V2の供給が停止されるときに電磁コイ
ルに発生する誘導起電力による、順方向の電流を打ち消
して電磁コイル2を速やかに消磁するので、電磁コイル
2の電磁作用を速やかに減衰させプランジャ22の速や
かな解放を可能にする。
【0033】図4(a)は、電磁コイル2に流れる電流
の観測波形であり、図3(f)の波形に対応する。図4
(b)は、コンデンサC1の電圧の観測波形であり、電
磁コイルに流れる電流によって充電され、その放電によ
って電磁コイルに逆方向の電流が流れる様子が観測され
る。
【0034】以上にこの発明をエンジンのバルブを駆動
する電磁アクチュエータの実施例について説明したが、
この発明はこの実施例に限定されるものではなく、広く
電磁アクチュエータ一般に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によると、電磁コイルに
供給される電流がコンデンサに蓄積され、電流の供給が
停止されるときにこのコンデンサを放電させて電磁コイ
ルに逆方向の電流を流すので、電流供給停止によって生
じる誘導起電力による電流を打ち消し、速やかに電磁コ
イルの消磁を行うことができる。こうして消費電力を節
約しながら制御信号に対する電磁アクチュエータの応答
性を向上させることができる。
【0036】請求項2の発明によると、並列接続の還流
ダイオードおよびスイッチ素子にコンデンサを直列接続
した簡単な構成で電磁アクチュエータの制御装置を実現
することができ、請求項3の発明によると、第2のスイ
ッチ素子と第2のダイオードとの並列接続という簡単な
構成で電磁コイルの電流路および前記コンデンサの放電
路を形成することができる。
【0037】また、請求項4の発明によると、エンジン
のバルブが応答性の優れた電磁アクチュエータで駆動さ
れるので、バルブの応答性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の電磁アクチュエータ制御
装置の回路図。
【図2】エンジンのバルブを駆動する電磁アクチュエー
タの断面を模式的に示す図。
【図3】図1の回路の各部の信号を示す波形図。
【図4】図1の回路による波形の実測波形を示す図。
【符号の説明】
10 電磁アクチュエータ 2、11、13 電磁コイル SW1、SW2、SW3、SW4 スイッチ D1、D2 ダイオード C1 コンデンサ 20 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 稔 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3H106 DA07 DA25 DB02 DB13 DB26 DB32 DC02 DC17 DD09 EE04 EE22 FB14 FB43 GA30 KK17

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁コイルによって機械要素を駆動する電
    磁アクチュエータの制御装置であって、 前記電磁コイルに供給される電流を還流させる還流回路
    と、 前記還流回路に設けられ、該還流回路を流れる電流によ
    り充電されるコンデンサと、 前記電磁コイルへの電流の供給を停止するとき、前記コ
    ンデンサを放電させ前記電磁コイルに逆方向の電流を流
    す放電路を形成する手段と、 を備える制御装置。
  2. 【請求項2】前記還流回路は、前記コンデンサに直列に
    設けられた、電流を還流させるダイオードを備え、前記
    放電路を形成する手段は、前記ダイオードと並列に設け
    られた、前記電磁コイルへの電流の供給が停止されると
    きに、オンに切り替えられるスイッチ素子を備える請求
    項1に記載の制御装置。
  3. 【請求項3】前記電磁コイルのマイナス側の端子と直列
    に前記電磁コイルに駆動電流を流すための第2のスイッ
    チ素子が設けられ、該第2のスイッチ素子と並列に前記
    コンデンサの放電路を形成する第2のダイオードが設け
    られている請求項2に記載の制御装置。
  4. 【請求項4】前記機械要素はエンジンのバルブである請
    求項1に記載の制御装置。
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