JP2000027470A - 車椅子利用者用トイレ - Google Patents
車椅子利用者用トイレInfo
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- JP2000027470A JP2000027470A JP10197824A JP19782498A JP2000027470A JP 2000027470 A JP2000027470 A JP 2000027470A JP 10197824 A JP10197824 A JP 10197824A JP 19782498 A JP19782498 A JP 19782498A JP 2000027470 A JP2000027470 A JP 2000027470A
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- JP
- Japan
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- toilet
- wheelchair
- space
- user
- hand
- Prior art date
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K17/00—Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
- A47K17/02—Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
- A47K17/026—Armrests mounted on or around the toilet
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K17/00—Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
- A47K17/02—Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
- A47K17/022—Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 左右いずれの側に麻痺があっても、使い勝手
が良く、車椅子利用者が潜在能力を発揮しやすく、介護
者にとっても、肉体的負担が少なくなる車椅子利用者用
トイレを提供する。 【解決手段】 トイレブース１の内部に腰掛け式の便器
４を後向きに配置し、当該便器の正面に手摺り５を設け
る一方、便器に対して左右どちらからでもアプローチで
きるように、便器の左右に夫々車椅子３を乗り入れるこ
とが可能なスペースＳ1 ，Ｓ2 を形成し、前記両スペー
スの外側で且つ便器の背面側に、車椅子を横方向へ移動
させることが可能な横移動用スペースＳを形成して、車
椅子利用者用トイレを構成する。
が良く、車椅子利用者が潜在能力を発揮しやすく、介護
者にとっても、肉体的負担が少なくなる車椅子利用者用
トイレを提供する。 【解決手段】 トイレブース１の内部に腰掛け式の便器
４を後向きに配置し、当該便器の正面に手摺り５を設け
る一方、便器に対して左右どちらからでもアプローチで
きるように、便器の左右に夫々車椅子３を乗り入れるこ
とが可能なスペースＳ1 ，Ｓ2 を形成し、前記両スペー
スの外側で且つ便器の背面側に、車椅子を横方向へ移動
させることが可能な横移動用スペースＳを形成して、車
椅子利用者用トイレを構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子利用者用ト
イレに関するものである。
イレに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】車椅子から立ち上がることができる車椅
子利用者でも、起立した状態で、体を回転させることは
不可能であることが多い。殊に、左右のいずれか一方に
麻痺がある車椅子利用者は、利き手、利き足方向への移
動は可能であるが、回転や逆方向への移動を苦手として
いる。介護者にとっても、車椅子利用者のトイレ介護に
おいて、被介護者の体を抱き抱えて回転するのが、最も
力の要る肉体的負担の大きい作業となっている。
子利用者でも、起立した状態で、体を回転させることは
不可能であることが多い。殊に、左右のいずれか一方に
麻痺がある車椅子利用者は、利き手、利き足方向への移
動は可能であるが、回転や逆方向への移動を苦手として
いる。介護者にとっても、車椅子利用者のトイレ介護に
おいて、被介護者の体を抱き抱えて回転するのが、最も
力の要る肉体的負担の大きい作業となっている。
【０００３】しかしながら、従来の車椅子利用者用トイ
レの多くは、便器近くまで車椅子を乗り入れることがで
きるように、段差を無くしたり、トイレブースの内部ス
ペースを広くするといった工夫がなされていた程度であ
り、車椅子利用者にとって必ずしも使い勝手の良いもの
ではなかった。
レの多くは、便器近くまで車椅子を乗り入れることがで
きるように、段差を無くしたり、トイレブースの内部ス
ペースを広くするといった工夫がなされていた程度であ
り、車椅子利用者にとって必ずしも使い勝手の良いもの
ではなかった。
【０００４】また、２個のトイレブースを、出入口や内
装された便器が左右対称となるように、並設することに
よって、車椅子利用者の右勝手、左勝手に対応すること
ができるようにした車椅子利用者用トイレも、特開平５
−２９５９０５号によって提案されているが、この車椅
子利用者用トイレにおいても、個々のトイレブースにつ
いて考察すると、便器にアプローチできる方向は、便器
の右又は左の一方向であるから、車椅子利用者が車椅子
から便器へと体を移動させることが容易な配置関係で
は、逆に、便器から車椅子への移動が困難となる。
装された便器が左右対称となるように、並設することに
よって、車椅子利用者の右勝手、左勝手に対応すること
ができるようにした車椅子利用者用トイレも、特開平５
−２９５９０５号によって提案されているが、この車椅
子利用者用トイレにおいても、個々のトイレブースにつ
いて考察すると、便器にアプローチできる方向は、便器
の右又は左の一方向であるから、車椅子利用者が車椅子
から便器へと体を移動させることが容易な配置関係で
は、逆に、便器から車椅子への移動が困難となる。
【０００５】この場合には、用便後、便器から車椅子へ
移動するためのトイレ介護が必要になり、利き手、利き
足方向への移動ができる車椅子利用者の潜在能力が十分
に発揮されないことになり、トイレ動作は生活の基幹で
あるが故に、可能なかぎり自分でトイレを利用したいと
いう車椅子利用者の要求に答えることができないのであ
る。
移動するためのトイレ介護が必要になり、利き手、利き
足方向への移動ができる車椅子利用者の潜在能力が十分
に発揮されないことになり、トイレ動作は生活の基幹で
あるが故に、可能なかぎり自分でトイレを利用したいと
いう車椅子利用者の要求に答えることができないのであ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の点に
留意してなされたものであって、左右いずれの側に麻痺
があっても、使い勝手が良く、車椅子利用者が潜在能力
を発揮しやすく、介護者にとっても、肉体的負担が少な
くなる車椅子利用者用トイレを提供することを課題とす
る。
留意してなされたものであって、左右いずれの側に麻痺
があっても、使い勝手が良く、車椅子利用者が潜在能力
を発揮しやすく、介護者にとっても、肉体的負担が少な
くなる車椅子利用者用トイレを提供することを課題とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりであ
る。即ち、本発明による車椅子利用者用トイレは、トイ
レブースの内部に腰掛け式の便器を後向きに配置し、当
該便器の正面に手摺りを設ける一方、便器に対して左右
どちらからでもアプローチできるように、便器の左右に
夫々車椅子を乗り入れることが可能なスペースを形成
し、前記両スペースの外側で且つ便器の背面側に、車椅
子を横方向へ移動させることが可能な横移動用スペース
を形成してあることを特徴としている。尚、前記横移動
用スペースは、トイレブースの内部に形成してもよく、
トイレブースの外部に形成してもよい。
めに、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりであ
る。即ち、本発明による車椅子利用者用トイレは、トイ
レブースの内部に腰掛け式の便器を後向きに配置し、当
該便器の正面に手摺りを設ける一方、便器に対して左右
どちらからでもアプローチできるように、便器の左右に
夫々車椅子を乗り入れることが可能なスペースを形成
し、前記両スペースの外側で且つ便器の背面側に、車椅
子を横方向へ移動させることが可能な横移動用スペース
を形成してあることを特徴としている。尚、前記横移動
用スペースは、トイレブースの内部に形成してもよく、
トイレブースの外部に形成してもよい。
【０００８】上記の構成によれば、例えば左側に麻痺が
ある右勝手の車椅子利用者の場合、便器の背面側から便
器の左側のスペースに車椅子を乗り入れ、便器の正面に
ある手摺りを利き手である右手で掴んで立ち上がり、利
き手、利き足方向である右方向に移動し、その位置で腰
を下ろして、体を回転させることなく便器に移動するこ
とができる。
ある右勝手の車椅子利用者の場合、便器の背面側から便
器の左側のスペースに車椅子を乗り入れ、便器の正面に
ある手摺りを利き手である右手で掴んで立ち上がり、利
き手、利き足方向である右方向に移動し、その位置で腰
を下ろして、体を回転させることなく便器に移動するこ
とができる。
【０００９】介護者は、被介護者が便器に移動し終えた
ら、便器背面側の横移動用スペースを通って空の車椅子
を反対側のスペース（便器右側のスペース）に移動させ
ておく。
ら、便器背面側の横移動用スペースを通って空の車椅子
を反対側のスペース（便器右側のスペース）に移動させ
ておく。
【００１０】被介護者は、用便後、便器の正面にある手
摺りを利き手である右手で掴んで立ち上がり、利き手、
利き足方向である右方向に移動して、便器右側のスペー
スに置かれた車椅子に、体を回転させることなく移動す
ることができる。
摺りを利き手である右手で掴んで立ち上がり、利き手、
利き足方向である右方向に移動して、便器右側のスペー
スに置かれた車椅子に、体を回転させることなく移動す
ることができる。
【００１１】右側に麻痺がある左勝手の車椅子利用者の
場合には、上記とは逆に、便器の背面側から便器の右側
のスペースに車椅子を乗り入れ、便器の正面にある手摺
りを利き手である左手で掴んで立ち上がり、利き手、利
き足方向である左方向に移動し、その位置で腰を下ろし
て、体を回転させることなく便器に移動することができ
る。
場合には、上記とは逆に、便器の背面側から便器の右側
のスペースに車椅子を乗り入れ、便器の正面にある手摺
りを利き手である左手で掴んで立ち上がり、利き手、利
き足方向である左方向に移動し、その位置で腰を下ろし
て、体を回転させることなく便器に移動することができ
る。
【００１２】そして、上述した場合と同様に、介護者が
空の車椅子を反対側のスペース（この場合には、便器左
側のスペースである。）に移動させておくことにより、
被介護者は、用便後、便器の正面にある手摺りを利き手
である左手で掴んで立ち上がり、利き手、利き足方向で
ある左方向に移動して、便器左側のスペースに置かれた
車椅子に、体を回転させることなく移動することができ
る。
空の車椅子を反対側のスペース（この場合には、便器左
側のスペースである。）に移動させておくことにより、
被介護者は、用便後、便器の正面にある手摺りを利き手
である左手で掴んで立ち上がり、利き手、利き足方向で
ある左方向に移動して、便器左側のスペースに置かれた
車椅子に、体を回転させることなく移動することができ
る。
【００１３】従って、車椅子利用者が潜在能力を発揮し
やすく、車椅子から立ち上がることができ、且つ、利き
手、利き足方向への移動が可能な車椅子利用者は、可能
なかぎり自分でトイレをすることができることになる。
やすく、車椅子から立ち上がることができ、且つ、利き
手、利き足方向への移動が可能な車椅子利用者は、可能
なかぎり自分でトイレをすることができることになる。
【００１４】また、介護者においては、空の車椅子を反
対側のスペースに移動させる作業が必要不可欠とされる
だけであり、たとえ被介護者の状態により、車椅子から
便器、便器から車椅子への移動に介護を必要とする場合
であっても、被介護者の移動方向が利き手、利き足方向
と一致しており、且つ、体を回転させる動作がないの
で、介護者の肉体的負担が少なくて済む。
対側のスペースに移動させる作業が必要不可欠とされる
だけであり、たとえ被介護者の状態により、車椅子から
便器、便器から車椅子への移動に介護を必要とする場合
であっても、被介護者の移動方向が利き手、利き足方向
と一致しており、且つ、体を回転させる動作がないの
で、介護者の肉体的負担が少なくて済む。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。図１、図２は、本発明に係る車椅子利用
者用トイレを示す。１はトイレブースで、前面に段差の
ない出入口２が形成されている。出入口２は、開け放し
でもよいが、遮音や目隠し等の必要があれば、出入口２
に、カーテン、自動ドアなど車椅子３の移動に障害にな
らないような可動仕切り（図示せず）が設けられること
になる。
いて説明する。図１、図２は、本発明に係る車椅子利用
者用トイレを示す。１はトイレブースで、前面に段差の
ない出入口２が形成されている。出入口２は、開け放し
でもよいが、遮音や目隠し等の必要があれば、出入口２
に、カーテン、自動ドアなど車椅子３の移動に障害にな
らないような可動仕切り（図示せず）が設けられること
になる。
【００１６】トイレブース１の内部には、腰掛け式（洋
式）の便器４が後向きに、つまり、トイレブース１の奥
に向かって着座するように配置されており、当該便器４
の正面のトイレブース壁面Ｗには手摺り５が設けられて
いる。手摺り５としては、右利き用と左利き用の２本を
設けてもよいが、この実施の形態では、上下に長い２本
の縦杆と、両縦杆に複数段に架設した水平杆とで構成さ
れる一つの梯子状のものを用いている。
式）の便器４が後向きに、つまり、トイレブース１の奥
に向かって着座するように配置されており、当該便器４
の正面のトイレブース壁面Ｗには手摺り５が設けられて
いる。手摺り５としては、右利き用と左利き用の２本を
設けてもよいが、この実施の形態では、上下に長い２本
の縦杆と、両縦杆に複数段に架設した水平杆とで構成さ
れる一つの梯子状のものを用いている。
【００１７】トイレブース１の内部には、便器４に対し
て左右どちらからでもアプローチできるように、便器４
の左右に夫々車椅子３を乗り入れることが可能なスペー
スＳ 1 ，Ｓ2 が形成され、前記両スペースＳ1 ，Ｓ2 の
外側で且つ便器４の背面側には、車椅子３を横方向へ移
動させることが可能な横移動用スペースＳが形成されて
いる。横移動用スペースＳは、両端部で車椅子３を旋回
できるような広さとなっている。
て左右どちらからでもアプローチできるように、便器４
の左右に夫々車椅子３を乗り入れることが可能なスペー
スＳ 1 ，Ｓ2 が形成され、前記両スペースＳ1 ，Ｓ2 の
外側で且つ便器４の背面側には、車椅子３を横方向へ移
動させることが可能な横移動用スペースＳが形成されて
いる。横移動用スペースＳは、両端部で車椅子３を旋回
できるような広さとなっている。
【００１８】６は、手摺り５の奥側で且つ手摺り５と近
い位置に設けられた手洗い、７は手洗い６の前方下部に
設けられたトイレットペーパーホルダー、８ａ，８ｂ
は、必要があれば便器４の両側に設けられる跳ね上げ式
手摺りであり、便器背面の壁体９近くを支点にして約９
０度にわたって揺動可能に構成される。
い位置に設けられた手洗い、７は手洗い６の前方下部に
設けられたトイレットペーパーホルダー、８ａ，８ｂ
は、必要があれば便器４の両側に設けられる跳ね上げ式
手摺りであり、便器背面の壁体９近くを支点にして約９
０度にわたって揺動可能に構成される。
【００１９】尚、この実施の形態では、トイレブース１
の奥行きが２７００ｍｍ、左右幅が３１００ｍｍに設定
されている。両スペースＳ1 ，Ｓ2 の出入口部分の横幅
Ｌ1は１０００ｍｍ、横移動用スペースＳの幅Ｌ2 は９
００ｍｍ、便器４と手摺り５の間隔Ｌ3 は６００ｍｍ、
手摺り５と手洗い６の間隔Ｌ4 は１４０ｍｍに設定され
ている。
の奥行きが２７００ｍｍ、左右幅が３１００ｍｍに設定
されている。両スペースＳ1 ，Ｓ2 の出入口部分の横幅
Ｌ1は１０００ｍｍ、横移動用スペースＳの幅Ｌ2 は９
００ｍｍ、便器４と手摺り５の間隔Ｌ3 は６００ｍｍ、
手摺り５と手洗い６の間隔Ｌ4 は１４０ｍｍに設定され
ている。
【００２０】手洗い６としては、赤外線センサーの検知
結果に基づいて洗浄用水の断続を行う形式を採用するこ
とが望ましい。トイレットペーパーホルダー７に代え、
温水を噴出させて洗浄を行う温水洗浄式の便器４を用い
てもよい。この場合、洗浄用スイッチは、右利き用と左
利き用の２個を左右対称に設けるか、正面中央に設けて
左右いづれの手でも操作できるようにすることが望まし
い。
結果に基づいて洗浄用水の断続を行う形式を採用するこ
とが望ましい。トイレットペーパーホルダー７に代え、
温水を噴出させて洗浄を行う温水洗浄式の便器４を用い
てもよい。この場合、洗浄用スイッチは、右利き用と左
利き用の２個を左右対称に設けるか、正面中央に設けて
左右いづれの手でも操作できるようにすることが望まし
い。
【００２１】上記の構成によれば、左側に麻痺がある右
勝手の車椅子利用者Ａの場合、図３の（Ａ）に示すよう
に、便器４の背面側から便器４の左側のスペースＳ1 に
車椅子３を乗り入れ、図３の（Ｂ）に示すように、便器
４の正面にある手摺り５を利き手である右手で掴んで立
ち上がり、利き手、利き足方向である右方向に移動し、
図３の（Ｃ）に示すように、その位置で腰を下ろして、
体を回転させることなく便器４に移動することができ
る。この動作は、図２に示すように、利き手である右手
で手摺り５の右側の縦杆を握り持ちながら行うことがで
きる。
勝手の車椅子利用者Ａの場合、図３の（Ａ）に示すよう
に、便器４の背面側から便器４の左側のスペースＳ1 に
車椅子３を乗り入れ、図３の（Ｂ）に示すように、便器
４の正面にある手摺り５を利き手である右手で掴んで立
ち上がり、利き手、利き足方向である右方向に移動し、
図３の（Ｃ）に示すように、その位置で腰を下ろして、
体を回転させることなく便器４に移動することができ
る。この動作は、図２に示すように、利き手である右手
で手摺り５の右側の縦杆を握り持ちながら行うことがで
きる。
【００２２】介護者Ｂは、被介護者（車椅子利用者）Ａ
が便器４に移動し終えたら、図３の（Ｂ），（Ｃ）に示
すように、便器背面側の横移動用スペースＳを通って空
の車椅子３を反対側のスペース（便器右側のスペース）
Ｓ2 に移動させておく。
が便器４に移動し終えたら、図３の（Ｂ），（Ｃ）に示
すように、便器背面側の横移動用スペースＳを通って空
の車椅子３を反対側のスペース（便器右側のスペース）
Ｓ2 に移動させておく。
【００２３】被介護者（車椅子利用者）Ａは、用便後、
図３の（Ｄ）に示すように、便器４の正面にある手摺り
５を利き手である右手で掴んで立ち上がり、利き手、利
き足方向である右方向に移動して、便器右側のスペース
Ｓ2 に置かれた車椅子３に、体を回転させることなく移
動することができる。そして、横移動用スペースＳの一
端部まで車椅子３を後退させてから旋回し、出入口２か
らトイレブース１の外に出ることになる。
図３の（Ｄ）に示すように、便器４の正面にある手摺り
５を利き手である右手で掴んで立ち上がり、利き手、利
き足方向である右方向に移動して、便器右側のスペース
Ｓ2 に置かれた車椅子３に、体を回転させることなく移
動することができる。そして、横移動用スペースＳの一
端部まで車椅子３を後退させてから旋回し、出入口２か
らトイレブース１の外に出ることになる。
【００２４】右側に麻痺がある左勝手の車椅子利用者Ａ
の場合には、上記とは逆に、便器４の背面側から便器４
の右側のスペースＳ2 に車椅子３を乗り入れ、便器４の
正面にある手摺り５を利き手である左手で掴んで立ち上
がり、利き手、利き足方向である左方向に移動し、その
位置で腰を下ろして、体を回転させることなく便器４に
移動することができる。
の場合には、上記とは逆に、便器４の背面側から便器４
の右側のスペースＳ2 に車椅子３を乗り入れ、便器４の
正面にある手摺り５を利き手である左手で掴んで立ち上
がり、利き手、利き足方向である左方向に移動し、その
位置で腰を下ろして、体を回転させることなく便器４に
移動することができる。
【００２５】そして、介護者Ｂが空の車椅子３を反対側
のスペース（便器左側のスペース）Ｓ1 に移動させてお
くことにより、被介護者（車椅子利用者）Ａは、用便
後、便器４の正面にある手摺り５を利き手である左手で
掴んで立ち上がり、利き手、利き足方向である左方向に
移動して、便器左側のスペースＳ1 に置かれた車椅子３
に、体を回転させることなく移動することができる。
のスペース（便器左側のスペース）Ｓ1 に移動させてお
くことにより、被介護者（車椅子利用者）Ａは、用便
後、便器４の正面にある手摺り５を利き手である左手で
掴んで立ち上がり、利き手、利き足方向である左方向に
移動して、便器左側のスペースＳ1 に置かれた車椅子３
に、体を回転させることなく移動することができる。
【００２６】いずれの場合においても、介護者Ｂには、
空の車椅子３を進入時のスペースＳ 1 又はＳ2 とは反対
側のスペースＳ2 又はＳ1 に移動させる作業が必要不可
欠とされるだけであり、たとえ被介護者（車椅子利用
者）Ａの状態により、車椅子３から便器４、便器４から
車椅子３への移動に介護が必要な場合であっても、被介
護者（車椅子利用者）Ａの移動方向が利き手、利き足方
向と一致しており、且つ、体を回転させる動作がないの
で、介護者Ｂにとっても、肉体的負担が少なくて済むこ
とになる。
空の車椅子３を進入時のスペースＳ 1 又はＳ2 とは反対
側のスペースＳ2 又はＳ1 に移動させる作業が必要不可
欠とされるだけであり、たとえ被介護者（車椅子利用
者）Ａの状態により、車椅子３から便器４、便器４から
車椅子３への移動に介護が必要な場合であっても、被介
護者（車椅子利用者）Ａの移動方向が利き手、利き足方
向と一致しており、且つ、体を回転させる動作がないの
で、介護者Ｂにとっても、肉体的負担が少なくて済むこ
とになる。
【００２７】尚、上記の実施の形態では、介護者Ｂによ
る車椅子３の横移動用スペースＳが、図１〜図３に示し
たように、トイレブース１の内部に形成されているが、
図４に示すように、トイレブース１の外部に横移動用ス
ペースＳを形成してもよい。この場合、横移動用スペー
スＳは、トイレルーム内に形成してもよく、図示のよう
に、女子ＷＣと男子ＷＣの間に形成された廊下などを利
用してもよい。図４に示す１０はカーテンである。
る車椅子３の横移動用スペースＳが、図１〜図３に示し
たように、トイレブース１の内部に形成されているが、
図４に示すように、トイレブース１の外部に横移動用ス
ペースＳを形成してもよい。この場合、横移動用スペー
スＳは、トイレルーム内に形成してもよく、図示のよう
に、女子ＷＣと男子ＷＣの間に形成された廊下などを利
用してもよい。図４に示す１０はカーテンである。
【００２８】
【発明の効果】本発明による車椅子利用者用トイレは、
上述した構成よりなるから、車椅子利用者の左右いずれ
の側に麻痺があっても、使い勝手が良く、車椅子利用者
が潜在能力を発揮しやすく、介護者にとっても、肉体的
負担が少なくなる等の効果がある。
上述した構成よりなるから、車椅子利用者の左右いずれ
の側に麻痺があっても、使い勝手が良く、車椅子利用者
が潜在能力を発揮しやすく、介護者にとっても、肉体的
負担が少なくなる等の効果がある。
【図１】本発明の実施の形態を示す車椅子利用者用トイ
レの平面図である。
レの平面図である。
【図２】前記車椅子利用者用トイレの縦断側面図であ
る。
る。
【図３】前記車椅子利用者用トイレの作用の説明図であ
る。
る。
【図４】本発明の他の実施の形態を示す車椅子利用者用
トイレの平面図である。
トイレの平面図である。
１…トイレブース、３…車椅子、４…便器、Ｓ1 ，Ｓ2
…スペース、Ｓ…横移動用スペース。
…スペース、Ｓ…横移動用スペース。
Claims (3)
- 【請求項１】 トイレブースの内部に腰掛け式の便器を
後向きに配置し、当該便器の正面に手摺りを設ける一
方、便器に対して左右どちらからでもアプローチできる
ように、便器の左右に夫々車椅子を乗り入れることが可
能なスペースを形成し、前記両スペースの外側で且つ便
器の背面側に、車椅子を横方向へ移動させることが可能
な横移動用スペースを形成してあることを特徴とする車
椅子利用者用トイレ。 - 【請求項２】 前記横移動用スペースがトイレブースの
内部に形成されていることを特徴とする請求項１に記載
の車椅子利用者用トイレ。 - 【請求項３】 前記横移動用スペースがトイレブースの
外部に形成されていることを特徴とする請求項１に記載
の車椅子利用者用トイレ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10197824A JP2000027470A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 車椅子利用者用トイレ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10197824A JP2000027470A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 車椅子利用者用トイレ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000027470A true JP2000027470A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=16380957
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10197824A Pending JP2000027470A (ja) | 1998-07-13 | 1998-07-13 | 車椅子利用者用トイレ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000027470A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089780A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Sumitomo Forestry Co Ltd | トイレット |
-
1998
- 1998-07-13 JP JP10197824A patent/JP2000027470A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007089780A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Sumitomo Forestry Co Ltd | トイレット |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |