JP2000027322A - 外壁目地のシール構造 - Google Patents

外壁目地のシール構造

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JP2000027322A
JP2000027322A JP19142598A JP19142598A JP2000027322A JP 2000027322 A JP2000027322 A JP 2000027322A JP 19142598 A JP19142598 A JP 19142598A JP 19142598 A JP19142598 A JP 19142598A JP 2000027322 A JP2000027322 A JP 2000027322A
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JP
Japan
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wall
joint
wall material
sealing structure
building
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JP19142598A
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English (en)
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Hirochika Nakashiyouya
博規 中庄谷
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小動物等の侵入が防止される外壁目地のシー
ル構造の提供。 【解決手段】 外壁面に沿って配列された複数枚の外壁
面材61の間に形成される目地Jに、外壁面材61の表
面61Sおよび底面61Bに沿って連続的に伸びるバッ
クアップ材63が押し込まれ、このバックアップ材63
の上から、当該外壁面材61の表面61Sおよび底面6
1Bに沿ってコーキング剤62を連続的に充填する。こ
れにより、外壁面材61の表面61S側の目地だけでな
く、底面61B側の目地も塞がれ、小動物等の侵入が未
然に防止されるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外壁面に沿って配
列された複数枚の外壁面材の間の目地を塞ぐための外壁
目地のシール構造に関する。
【0002】
【背景技術】外壁材の目地は、実開平5−35907号
公報等に示されるように、垂直方向に伸びるバックアッ
プ材と、その上から充填されるコーキング剤とで、シー
ルされている。さらに具体的に説明すれば、外壁面に沿
って配列された複数枚の外壁面材52の間に形成される
垂直方向の目地Jには、図5に示されるように、当該目
地Jに沿って延びるバックアップ材50が押し込まれて
いる。このバックアップ材50の上から、コーキング剤
51が充填され、目地Jが密閉されている。なお、外壁
面材52と基礎53との間に形成される隙間には、当該
隙間を塞ぐ充填材54が配置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような目地Jのシ
ール構造では、底面側に開口Hが形成され、この開口H
から経路Kを通って、小動物や昆虫等が内部に侵入しや
すいという問題がある。
【0004】本発明の目的は、小動物等の侵入が防止さ
れるようになる外壁目地のシール構造を提供することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面をも参照
して説明すると、外壁面材61に沿って配列された複数
枚の外壁面材61の間の目地を塞ぐための外壁目地のシ
ール構造であって、外壁面材61の目地には、当該外壁
面材61の表面および底面に沿ってコーキング剤62が
連続的に充填されていることを特徴とする。このような
本発明では、外壁面材61の表面61Sおよび底面61
Bに沿ってコーキング剤62が連続的に充填されること
から、外壁面材61の垂直に切り立った表面61Sに形
成される目地だけでなく、その底面61Bに形成される
目地までもコーキング剤62で閉鎖され、開口が一切な
くなり、外部から小動物等が侵入することが防止され
る。
【0006】以上において、コーキング剤62の裏側に
は、外壁面材61の表面61Sおよび底面61Bに沿っ
て連続的に伸びるバックアップ材50が設けられている
ことが望ましい。このようにすれば、コーキング剤62
を充填する際に、コーキング剤62が目地を通って外壁
面材61の裏側へ漏れないようにするバックアップ材5
0が表面61Sおよび底面61Bに沿って配置されるの
で、コーキング剤62の充填が確実に行なえるようにな
り、目地の密閉性が確保されるようになる。
【0007】さらに、外壁面材61の下方には、水平断
面が波形の模様が表面に形成された基礎1Aが設けられ
ていることが好ましい。このようにすれば、基礎1Aの
表面に波形の凹凸模様が形成され、建物の外観が向上さ
れる。ここで、基礎1Aの表面に波形の凹凸模様を形成
したために、基礎1Aの模様の凹部において、外壁面材
61の底面61Bが露出してしまっても、底面61Bの
目地は、コーキング剤62で閉鎖されているので、外部
から小動物等が侵入することが防止される。
【0008】また、外壁面材61は、四隅の柱の上下端
を梁で連結した直方体状のフレームを備えた建物ユニッ
トに取り付けられていることが望ましい。このような建
物ユニットを複数組み合わせて形成されるユニット式建
物では、複数の建物ユニットを互いに隣接させて配置す
るにあたり、互いに隣接する建物ユニットの間には、設
置作業が容易にとなるように隙間が設定され、この隙間
の設定により、建物ユニットに取り付けられた外壁面材
には、隣接する建物ユニッの外壁面材との間に目地が形
成される。このようなユニット式建物の外壁目地に、本
発明を適用すれば、従来と同様な作業で、コーキング剤
62の充填作業が行なえるので、建築現場で作業効率を
何ら損なうことなく、外壁面材61の表面および底面に
沿ってコーキング剤62が連続的に充填されるようにな
り、目地の密閉性が確保され、外部から小動物等の侵入
が確実に防止されるようになる。
【0009】さらに、外壁面材61と、この外壁面材6
1の下方に設けられている基礎1Aとの間には、弾力性
を有するシール部材68が介装され、このシール部材6
8によって、外壁面材61と基礎1Aとの透き間が塞が
れていることが好ましい。このようにすれば、外壁面材
61同士の目地が塞がれるうえ、基礎1Aおよび外壁面
材61との隙間もシール部材68で塞がれるようになる
ので、建物の気密性が向上されるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1には、本実施形態に係るユニ
ット式建物1が示されている。このユニット式建物1
は、予め工場で作成された複数の箱状の建物ユニット
2,3を複数組み合わせたものである。ユニット式建物
1の一階部分は、複数の一階建物ユニット2を基礎1A
の上に配置したものである。二階部分は、これらの建物
ユニット2の上に、複数の二階建物ユニット3を配置し
たものである。これらの二階建物ユニット3の上には屋
根4が設けられている。この屋根4は、切妻式の屋根と
なっている。建物ユニット2,3は、図2に示されるよ
うに、四隅の柱41の上下端を天井梁42および床梁4
3で連結した直方体状のフレーム40を有している。フ
レーム40の天井梁42としては、長さの異なる天井長
辺梁42Aおよび天井短辺梁42Bの二種類が設けら
れ、フレーム40の床梁43としては、天井梁42と同
様に、長さの異なる床長辺梁43Aおよび床短辺梁43
Bの二種類が設けられている。対向する天井長辺梁42
Aの間には、天井を形成する天井面材(図示略)を支持
するために、複数の天井小梁44が架け渡されている。
対向する床長辺梁43Aの間には、床を形成する床面材
(図示略)を支持するために、複数の根太45が架け渡
されている。
【0011】このようなフレーム40の側面に、外壁を
形成するために、後述する外壁面材61が取り付けられ
るようになっている。そして、外壁面材61が取り付け
られた複数の建物ユニット2を隣接して配置することに
より、図3に示されるように、二つの外壁面材61の間
に目地Jが形成されている。ここで、外壁面材61は、
軽量気泡コンクリート製の面材である。なお、外壁面材
61の下方に設けられている基礎1Aは、凹部1Bおよ
び凸部1Cとからなる水平断面が波形状になった模様が
外側面に形成されたものである。この波形模様によって
建物1の外観が向上されるようになっている。
【0012】外壁面材61の目地Jには、外壁面材61
の表面61S及び底面61Bに沿って連続的に伸びるバ
ックアップ材63が設けられている。このバックアップ
材63の上からコーキング剤62が注入され、これによ
り、外壁面材61の表面および底面に沿ってコーキング
剤62が連続的に充填されている。外壁面材61の裏側
に配値されている床梁43の上面には、パーチクルボー
ド等からなる床面材65が細緻されている。この床面材
65の表面には、図中紙面の鉛直方向に延びるライナ7
0が固定され、このライナ70に沿って内壁面材66が
設けられている。また、外壁面材61と、この外壁面材
61の下方の基礎1Aとの間には、弾力性を有するシー
ル部材68が介装され、このシール部材68によって、
外壁面材61と基礎1Aとの隙間が塞がれている。
【0013】前述のような本実施形態によれば次のよう
な効果が得られる。すなわち、外壁面材61の表面61
Sおよび底面61Bに沿ってコーキング剤62を連続的
に充填したので、外壁面材61の垂直に切り立った表面
61Sに形成される目地だけでなく、その底面61Bに
形成される目地までもコーキング剤62で閉鎖され、開
口が一切なくなり、外部から小動物等の侵入を未然に防
止することができる。
【0014】また、コーキング剤62の裏側に、外壁面
材61の表面61Sおよび底面61Bに沿って連続的に
伸びるバックアップ材50を設け、コーキング剤62を
充填する際に、コーキング剤62が目地を通って外壁面
材61の裏側へ漏れないようにしたので、コーキング剤
62の充填が確実に行なえるようになり、目地の密閉性
を充分確保することができる。
【0015】さらに、外壁面材61の下方には、水平断
面が波形の模様が表面に形成された基礎1Aを設けたの
で、建物1の外観を向上できるうえ、基礎1Aの表面に
波形模様を形成したために、基礎1Aの模様の凹部1B
において、外壁面材61の底面61Bが露出してしまっ
ても、底面61Bの目地は、コーキング剤62で閉鎖さ
れているので、外部から小動物等の侵入を防止できる。
【0016】また、建物として、建物ユニット2,3を
複数組み合わせて形成されるユニット式建物1を採用
し、建物ユニット2、3のフレーム40に取り付けられ
た外壁面材61の目地Jを、前述のコーキング剤62お
よびバックアップ材63を備えたシール構造で塞ぐよう
にしたので、従来と同様な作業で、シール作業が行なえ
ることから、建築現場で作業効率を何ら損なうことな
く、外壁面材61の表面61Sおよび底面61Bに沿っ
てコーキング剤62が連続的に充填されるようになり、
目地Jの密閉性を充分確保できるとともに、外部から小
動物等の侵入を確実に防止できる。
【0017】さらに、外壁面材61と、この外壁面材6
1の下方に設けられている基礎1Aとの間に、弾力性を
有するシール部材68を介装したので、外壁面材61同
士の目地Jが塞がれるうえ、基礎1Aおよび外壁面材6
1との隙間もシール部材68で塞がれるようになるの
で、建物1の気密性を向上することができる。
【0018】なお、本発明は、前述の実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲であ
れば次に示すような変形形態を含むものである。例え
ば、基礎としては、水平断面が波形の模様が表面に形成
された基礎も限らず、表面が平面となった通常の基礎で
もよく、基礎の表面形状は、実施にあたり適宜選択する
ことができる。また、建物としては、箱状に形成された
建物ユニットを複数組み合わせたユニット式建物に限ら
ず、板状に形成された壁パネルおよび床パネルを複数組
み合わせたパネル方式のプレハブ建物や、柱および梁を
建築現場で接合する在来工法からなる一般的な建物でも
よい。
【0019】
【発明の効果】前述したように、本発明によれば、外壁
面材の底面に形成される目地から、小動物等の侵入を未
然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るユニット式建物を
示す斜視図である。
【図2】前記実施形態の建物ユニットのフレームを示す
斜視図である。
【図3】前記実施形態の目地を示す斜視図である。
【図4】前記実施形態の目地を示す断面図である。
【図5】従来例を示す図4に相当する図である。
【符号の説明】
1 ユニット式建物 1A 基礎 2,3 建物ユニット 4 屋根 40 建物ユニットのフレーム 41 柱 42 天井梁 43 床梁 61 外壁面材 62 コーキング剤 63 バックアップ材 61S 外壁面材の表面 61B 外壁面材の底面 68 シール部材 J 目地

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外壁面に沿って配列された複数枚の外壁面
    材の間の目地を塞ぐための外壁目地のシール構造であっ
    て、 前記外壁面材の目地には、当該外壁面材の表面および底
    面に沿ってコーキング剤が連続的に充填されていること
    を特徴とする外壁目地のシール構造。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の外壁目地のシール構造に
    おいて、前記コーキング剤の裏側には、当該外壁面材の
    表面及び底面に沿って連続的に伸びるバックアップ材が
    設けられていることを特徴とする外壁目地のシール構
    造。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の外壁目地
    のシール構造において、前記外壁面材の下方には、水平
    断面が波形の模様が表面に形成された基礎が設けられて
    いることを特徴とする外壁目地のシール構造。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    の外壁目地のシール構造において、前記外壁面材は、四
    隅の柱の上下端を梁で連結した直方体状のフレームを備
    えた建物ユニットに取り付けられていることを特徴とす
    る外壁目地のシール構造。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    の外壁目地のシール構造において、前記外壁面材と、こ
    の外壁面材の下方に設けられている基礎との間には、弾
    力性を有するシール部材が介装され、このシール部材に
    よって、前記外壁面材と前記基礎との隙間が塞がれてい
    ることを特徴とする外壁目地のシール構造。
JP19142598A 1998-07-07 1998-07-07 外壁目地のシール構造 Withdrawn JP2000027322A (ja)

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