JP2000027073A - ホルムアルデヒド気相加工用セルロース系繊維含有繊維構造物及びそれを用いた形態安定性セルロース系繊維含有繊維構造物の製造方法 - Google Patents
ホルムアルデヒド気相加工用セルロース系繊維含有繊維構造物及びそれを用いた形態安定性セルロース系繊維含有繊維構造物の製造方法Info
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Abstract
く、防しわ性に優れ、且つ繰り返し洗濯後も高いW&W
性、パッカリング性、保型性を保持するセルロース系繊
維含有繊維構造物を提供する。 【解決手段】 セルロース系繊維含有繊維構造物にホル
ムアルデヒドを用いて気相加工を行うに際して、少なく
ともアルカノールアミン系化合物を付与してからホルム
アルデヒドによる気相加工を行うセルロース系繊維含有
繊維構造物の製造方法及びこれにより得られた形態安定
性に優れたセルロース系繊維含有繊維構造物。
Description
ス、ブラウス等の衣料用品、毛布、シーツ、枕カバー等
の寝装用品、帽子、ハンカチ、テーブルクロス等の繊維
雑貨用品として、好適なセルロース系繊維含有繊維構造
物に関するものであり、さらに詳しくは、製品の強力低
下をおさえ、しかも防縮性、W&W(ウォッシュアンド
ウェア)性、プリーツ性及びパッカリング性、保型性を
向上させたセルロース系繊維含有繊維構造物及びその製
造方法に関するものである。
わになり易い、収縮し易い等の欠点の改善は永久的課題
であり、また縫製品に於いては、洗濯後に発生するしわ
や生地と縫い糸又は生地部位間の伸縮性の差により生ず
るパッカリング現象(ひきつれ現象)や製品形状での保
型性の改善が強く望まれている。この問題点を改善しよ
うとして、製品状態でのホルムアルデヒドによる気相反
応が利用されているが、セルロース繊維が著しい強度低
下をきたす問題があり、改善が望まれている。
を有し、防しわ性に優れ、かつ繰り返し洗濯後のパッカ
リング性、W&W性、防縮性、保型性に優れ、同時に強
力低下を極力おさえたセルロース系繊維含有繊維構造物
及びその為の工業的生産性に優れた製造方法を提供しよ
うとするものである。
の解決のために鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達し
た。即ち、アルカノールアミン系化合物を付与したホル
ムアルデヒドによる気相加工用セルロース系繊維含有繊
維構造物及び該繊維構造物を用いてホルムアルデヒド気
相加工する形態安定性セルロース系繊維含有繊維構造物
の製造方法である。
有繊維構造物とは、木綿、麻、亜麻、パルプ、バクテリ
アセルロース繊維等の天然セルロース繊維、ビスコース
法レーヨン(ポリノジックを含む)、銅アンモニア法レ
ーヨン、溶剤紡糸法レーヨン等の再生セルロース繊維な
どのセルロース系繊維単独品、及びこれらセルロース系
繊維とポリエステル、ポリアミド、アクリル、ポリエチ
レン、ポリプロピレン等の合成繊維との混繊、混紡、交
織、交撚等で混用して得られるワタ、糸、織物、編物、
不織布等及びそれらからなる繊維製品のことである。他
の繊維と混用する場合、本発明の効果をよく発揮するた
めに、セルロース系繊維の含有率は20重量%以上が好
ましく、30重量%以上がより好ましく、さらに好まし
くは50重量%以上である。
による気相加工では、先に述べた様に加工により布帛の
強力が低下するが、これにはホルムアルデヒドがセルロ
ース分子を架橋するために起こる強力低下と、触媒とし
て使用される酸性又は潜在性酸性触媒から発生する酸が
セルロース分子鎖を切断するために起こる強力低下の2
通りの要因がある。本発明で使用されるアルカノールア
ミン系化合物は、この触媒より発生する酸がセルロース
分子鎖を切断するために起こる強力低下の軽減に効果が
ある。このことにより、ホルムアルデヒドによる気相加
工の欠点である強力低下を少なくすることができる。す
なわち同じ生地強力あればホルムアルデヒドによる架橋
密度を上げることができるため、製品の洗濯後の防しわ
性、パッカリング性、保型性などといった形態安定性能
を向上させることができる。
相加工では反応触媒として酸性又は潜在性酸性触媒が用
いられる。そのため、触媒から発生する酸によるセルロ
ース繊維の強力低下を防ぐためには、布帛にアルカリ性
化合物を付与しておくと触媒から発生した酸が中和され
セルロース分子鎖の切断を防ぐことができるのである
が、これは同時にホルムアルデヒドの反応触媒を失活さ
せてしまうこととなり、ホルムアルデヒドの架橋反応が
起こりにくくなり目的とする形態安定性能が得られな
い。しかし本発明者らはアルカリ性化合物であってもア
ルカノールアミン構造を持つ化合物には、これらの触媒
活性をほとんど阻害せずに、これらの触媒によるセルロ
ース繊維の強力低下を防止する効果があることを見いだ
し本発明に至った。
化合物には、酸性又は潜在性酸性触媒の触媒活性を阻害
せず、これらの触媒より発生する酸によるセルロース繊
維の強力低下を防ぐといった相反する特性が必要とされ
ることから、全てのアルカノールアミン系化合物が有効
であるわけではない。触媒活性を阻害しないためには、
アンモニアやアミンのNH基の全てがアルカノール基で
置換されているアルカノールアミン構造が必要である。
それらのアルカノール基はなるべく炭素数の大きい物の
方が好ましく、少なくとも炭素数2以上、好ましくは炭
素数3以上のアルカノール基が適している。即ち、メタ
ノール基では触媒活性を阻害しない効果がなく、少なく
ともエタノール基、好ましくはプロパノール基やブタノ
ール基などの炭素数3以上のアルカノール基や、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドな
どの炭素数2以上のアルキレンオキシド重合物をNH基
に付加したアルカノールアミン系化合物が適している。
アミン系化合物としては、トリエタノールアミン、トリ
プロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、ト
リブタノールアミン、トリイソブタノールアミン、及び
これらの炭素数2以上のアルキレンオキシド付加物。モ
ノエチルアミン、ジエチルアミン等で代表されるモノア
ルキルアミン又はジアルキルアミンの炭素数2以上のア
ルカノール基付加物、及びこれらの炭素数2以上のアル
キレンオキシド付加物。エチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、ブチレンジアミン、ジエチレントリアミン、
トリエチレンテトラミン、脂環族アミン、芳香族アミン
等の各種有機アミンの炭素数2以上のアルカノール基付
加物、及びこれらの炭素数2以上のアルキレンオキシド
付加物、などが挙げられる。
から水溶性のものが好ましい。又これら化合物の繊維構
造物への好ましい付与量は化合物により変化するが、繊
維構造物の重量に対して0.01〜3%、さらに好まし
くは0.02〜2%である。あまり多すぎる付与量は、
いかに触媒活性を阻害しにくい化合物とはいえ、ホルム
アルデヒドとセルロースとの架橋反応率を低下させるの
で好ましくない。
アルデヒドを架橋反応させるために、酸性又は潜在性酸
性触媒が使用できる。
化水素ガス、S02 ガス等のガス及び塩酸、硝酸、硫
酸、りん酸など無機酸、グリコール酸、マレイン酸、乳
酸、クエン酸、酒石酸及び蓚酸等の有機酸が利用でき
る。
はAlCl3 、Al2 (SO4 )3、MgCl2 、Mg
(H2 PO4 )2 、Zn(BF4 )2 、Zn(NO3 )
2 、ZnCl2 、Mg(BF4 )2 、Mg(ClO4 )
2 、Al2 (OH)4 Cl2などの各種金属塩(結晶水
含有物も含む)類、2−アミノ−2−メチル−1−プロ
パノールの塩酸塩など各種アルカノールアミンの酸性
塩、硝酸、塩酸、硫酸、りん酸などの強酸のアンモニウ
ム塩類及びこれらの混合物等が利用できる。
アルデヒドを架橋反応させる際にセルロース繊維内部の
微細構造中に発生する架橋歪みを低減させ架橋後の繊維
強力を向上させる目的で、メチロール化可能な活性水素
基を2個以上有する化合物(以下、活性水素化合物と省
略する)を併用することができる。これは活性水素化合
物の活性水素基がホルムアルデヒドと反応しメチロール
化してからセルロースと架橋する、いわゆる架橋鎖長制
御効果によりセルロース繊維内部の微細構造中に発生す
る架橋歪みが低減し架橋後の繊維強力が向上する効果を
利用するのもので、本発明の酸性触媒による繊維の劣化
を防ぐ効果との相乗効果により一層のホルムアルデヒド
とセルロースとの架橋反応による繊維の強力低下を改善
できる。
は、次のものが使用できる。マロンアミド、リンゴ酸ア
ミド等の有機カルボン酸アミド及び有機オキシカルボン
酸アミド系化合物、アクリルアミド、メタクリルアミド
などの重合物及びこれらと他のモノマーとの共重合物、
尿素、エチレン尿素、プロピレン尿素、ウロン、テトラ
ヒドロ−5−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,5−
トリアジン−2−オン、4、5−ジヒドロキシ−2−イ
ミダゾリジノン等の尿素系及び環状尿素系化合物、及び
メラミン等のメラミン系化合物の単独及び混合物。さら
には、これらの化合物の単独及び混合物をホルムアルデ
ヒド、グリオキザールなどで架橋した化合物で末端に−
NH基を残したものやこれらの架橋物と前記の尿素系化
合物、メラミン系化合物との混合物も利用できる。
性又は潜在性酸性触媒及び活性水素化合物を繊維構造物
に付与させる方法としては、気体状のものは、気相で繊
維構造物に直接接触させる方法、又は蒸気と共に繊維構
造物に直接接触させる方法が利用できる。液体又は固体
状のものは、水溶液などの溶液として繊維構造物に浸漬
処理により付与する方法、該溶液をスプレー方式等で繊
維構造物に吹き付ける方法等が利用できる。
ヒドによる気相反応を安定させる目的や、繊維構造物を
製品として好ましい風合いにする目的及び可縫性を向上
させる目的で、保湿剤や柔軟剤なども利用できる。
吸収して保持できるものであれば特に限定されないが、
ポリオール類、スクワラン等が利用できる。
は、エチレングリコール系、プロピレングリコール系化
合物や、エチレンオキシドとプロピレンオキシドの共重
合体。グリセリン、ネオペンチルグリコール、トリメチ
ロールプロパン、エリスリトール、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトール、及びこれらのエチレンオキシド及び
/又はプロピレンオキシドの付加物が利用できる。
物の風合いを好ましいものにするためや、可縫性を向上
させる目的で使用するものであり、ジメチルポリシロキ
サン、エポキシ変性シリコーン、アミノ変性シリコー
ン、水溶性シリコーン等のシリコーン系柔軟剤、ワック
ス系柔軟剤、ポリエチレン系柔軟剤、脂肪酸アミド系柔
軟剤、ポリウレタン系柔軟剤、ポリエステル系柔軟剤、
アクリルエステル系柔軟剤、ノニオン、アニオン、カチ
オン、両性の界面活性剤等が利用できる。
剤、静電気防止剤等の機能性加工剤を同時に使用するこ
とも可能である。
は精錬漂白工程後に、水酸化ナトリウムによる通常のシ
ルケット加工処理や液体アンモニア加工処理処理、更に
はシルケット加工と液体アンモニア加工を組み合わせて
処理したものや、先染め、浸染、捺染等の染色したもの
も使用できる。ポリエステルで代表される合成繊維との
混用では必要があれば予めヒートセットしてもかまわな
い。
タ、糸、布帛の状態及び縫製品の状態のいずれでも処理
できるが、縫製品にした後に処理する方が経済的であ
り、縫製品の形状をも効果的に固定するので、パッカリ
ング性、保型性が著しく高くなり、好ましい実施態様で
ある。
より、防しわ性に優れ、かつ繰り返し洗濯後のパッカリ
ング性、W&W性、防縮性、保型性に優れ、同時に加工
による抗張力、引き裂き強力等の生地強力が高いセルロ
ース系繊維含有繊維構造物が製造可能となる。
るが、本発明はこれらの実施例に制限されるものではな
い。実施例で用いた評価法を以下に示す。 引裂強力;JIS L 1096 6.15.5 D法
(ヨコ方向) 抗張力 ;JIS L 1096 6.12.1 A法
(5cm幅ヨコ方向) W&W性;JIS L 0217 103法による洗濯
を5回繰り返した後、JIS L 1042 6.9.
2 I−2法によるタンブル乾燥を行い、サンプルを2
0℃、65%RHの室内に一晩放置した後、AATCC
124−1984 5段階レプリカ法にもとづいて判
定を行った。 5級(良好)〜1級(不良)
103法による洗濯を5回繰り返した後、JIS L
1042 6.9.2 I−2法によるタンブル乾燥を
行い、サンプルを20℃、65%RHの室内に一晩放置
した後、AATCC 88−B−1984法の縫い目5
段階レプリカにより評価した。 5級(良好)〜1級(不良)
による洗濯を5回繰り返した後、JIS L 1042
6.9.2 I−2法によるタンブル乾燥を行い、サ
ンプルを20℃、65%RHの室内に一晩放置した
後、、視覚で5段階に判定した。 5(級):非常に良好 4 〃 :良好 3 〃 :普通 2 〃 :やや不良 1 〃 :非常に不良
ース系繊維に直接架橋反応したホルムアルデヒド量であ
る、結合ホルムアルデヒド量で示すことができる。この
結合ホルムアルデヒド量を測定することによりバラツキ
が生じやすいW&W性だけに頼らず正確な改質の程度を
知ることができる。
沸水中で15分間処理し、水洗、絶乾精秤後、水蒸気蒸
留法により20%硫酸中で分解し、亜硫酸水素ナトリウ
ム水溶液中に生成ホルムアルデヒドを回収し、よう素滴
定法で過剰亜硫酸水素ナトリウムを酸化した後、アルカ
リで付加物を分解し、ホルムアルデヒドと付加した亜硫
酸水素ナトリウムの量を求め、加工布重量当りのホルム
アルデヒドを重量%で示した。
による毛焼き、精錬漂白、シルケット加工後、さらに液
体アンモニア加工し、下記組成の加工液(A)に浸漬し
絞り率70%になるように絞り、120℃で1分間乾燥
し乾燥した後、次いでサンフォライズ加工した。得られ
た木綿織物を使用して通常の方法によりシャツを縫製し
た。このシャツを密閉容器内に設置し、37%ホルムア
ルデヒド水溶液を蒸気と共に吹き込みしばらく放置した
後、加熱昇温するホルムアルデヒドによる気相加工用を
施し、本発明の実施例1のシャツを得た。得られたシャ
ツの評価結果を表1に示した。 加工液(A): テトライソプロパノールエチレンジアミン 0.4重量部 塩化マグネシュウム(43%水溶液) 5.0重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 6.0重量部 パラシリコンAYR20 4.0重量部 (大原パラジウム社製、シリコン系ソフナー) PEN 3.0重量部 (大日本インキ化学工業社製、ポリエチレン系ソフナー) 水 81.6重量部
に浸漬し、絞り率70%になるように絞り、120℃で
1分間乾燥し、次いでサンフォライズ加工した。得られ
た木綿織物を使用して通常の方法によりシャツを縫製し
た。このシャツに実施例1と同様のホルムアルデヒドに
よる気相加工を施し、本発明の実施例2のシャツを得
た。得られたシャツの評価結果を表1に示した。 加工液(B): トリイソプロパノールアミン 0.1重量部 塩化マグネシュウム(43%水溶液) 5.0重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 6.0重量部 パラシリコンAYR20 4.0重量部 (大原パラジウム社製、シリコン系ソフナー) PEN 3.0重量部 (大日本インキ化学工業社製、ポリエチレン系ソフナー) 水 81.9重量部
に浸漬し、絞り率70%になるように絞り、120℃で
1分間乾燥し、次いでサンフォライズ加工した。この木
綿織物を使用して通常の方法によりシャツを縫製した。
このシャツに実施例1と同様のホルムアルデヒドによる
気相加工を施し、比較例1のシャツを得た。得られたシ
ャツの評価結果を表1に示した。 加工液(C): 塩化マグネシュウム(43%水溶液) 5.0重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 6.0重量部 パラシリコンAYR20 4.0重量部 (大原パラジウム社製、シリコン系ソフナー) PEN 3.0重量部 (大日本インキ化学工業社製、ポリエチレン系ソフナー) 水 82.0重量部
に浸漬し、絞り率70%になるように絞り、120℃で
1分間乾燥し、次いでサンフォライズ加工した。この木
綿織物を使用して通常の方法によりシャツを縫製した。
このシャツに実施例1と同様のホルムアルデヒドによる
気相加工を施し、比較例1のシャツを得た。得られたシ
ャツの評価結果を表1に示した。 加工液(D): 塩化マグネシュウム(43%水溶液) 4.0重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量200) 6.0重量部 パラシリコンAYR20 4.0重量部 (大原パラジウム社製、シリコン系ソフナー) PEN 3.0重量部 (大日本インキ化学工業社製、ポリエチレン系ソフナー) 水 82.0重量部
2、と比較例1はアルカノールアミン系化合物を使用し
ているかいないかの違いだけであるが、アルカノールア
ミン系化合物を使用した、実施例1、2の本発明のシャ
ツは、W&W性、結合ホルマリン量がほぼ同じであるの
に、抗張力や引裂き強力が比較例1より優れている。
又、比較例2は比較例1で使用している潜在性酸性触媒
である塩化マグネシウムを5%から4%に減らして実施
例1、2とほぼ同じ生地強力となるようにしたのもであ
るが、実施例1、2より結合ホルムアルデヒド量が減少
しW&W性、保型性、パッカリングなどの形態安定性能
が低下していることが分かる。以上により本発明のホル
ムアルデヒドの気相加工に於けるアルカノールアミン系
化合物による改質バランスの向上効果は明白である。
なくともアルカノールアミン系化合物を付与してから、
ホルムアルデヒドによる気相加工を行うことで得られる
繊維構造物は、風合いが良好で、セルロース系繊維の抗
張力、引き裂き強力等の強力の低下が少なく、繰り返し
洗濯後も優れたW&W性、パッカリング性、防縮性、保
型性を示し、形態安定性に優れる。
Claims (2)
- 【請求項1】 アルカノールアミン系化合物が付与され
たホルムアルデヒド気相加工用セルロース系繊維含有繊
維構造物。 - 【請求項2】 セルロース系繊維を含む繊維構造物にホ
ルムアルデヒドを用いて気相加工を行うに際して、該繊
維構造物に少なくともアルカノールアミン化合物を付与
した後、ホルムアルデヒドによる気相加工を行うことを
特徴とする形態安定性セルロース系繊維含有繊維構造物
の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18895798A JP3620632B2 (ja) | 1998-07-03 | 1998-07-03 | ホルムアルデヒド気相加工用セルロース系繊維含有繊維構造物及びそれを用いた形態安定性セルロース系繊維含有繊維構造物の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010275653A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Toyobo Specialties Trading Co Ltd | 編物及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06299471A (ja) * | 1993-04-13 | 1994-10-25 | Sumitomo Chem Co Ltd | 繊維布帛の圧縮・収縮仕上方法 |
JPH09256271A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-09-30 | Toyobo Co Ltd | 木綿繊維含有繊維製品およびその製造方法 |
-
1998
- 1998-07-03 JP JP18895798A patent/JP3620632B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09256271A (ja) * | 1996-03-22 | 1997-09-30 | Toyobo Co Ltd | 木綿繊維含有繊維製品およびその製造方法 |
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JP2010275653A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Toyobo Specialties Trading Co Ltd | 編物及びその製造方法 |
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