JP2000026568A - 硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネート - Google Patents

硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネート

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JP2000026568A
JP2000026568A JP10211945A JP21194598A JP2000026568A JP 2000026568 A JP2000026568 A JP 2000026568A JP 10211945 A JP10211945 A JP 10211945A JP 21194598 A JP21194598 A JP 21194598A JP 2000026568 A JP2000026568 A JP 2000026568A
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JP
Japan
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polyisocyanate
mdi
polyol
spray foam
foam
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Pending
Application number
JP10211945A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Kino
孝喜 城野
Akira Naruse
晃 成瀬
Takao Fukami
孝夫 深見
Kazuki Sasaki
和起 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Polyurethane Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少なくとも発泡剤に水を用いた硬質スプレー
フォームに用いられる、優れた反応性、寸法安定性、接
着性等を有する硬質フォームが得られるポリイソシアネ
ートを提供する。 【解決手段】 エチレンオキサイド含有量が70重量%
以上、数平均分子量が300〜2,000である片末端
ポリエーテル系ジオール0.01〜20重量%で変成さ
せたMDI系のイソシアネート基末端プレポリマーを用
いることにより解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱材・吹付工事
等に用いられる硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネ
ートに関する。更に詳細には、反応性、被着体との接着
性、寸法安定性等に優れた硬質スプレーフォームが得ら
れる硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネートに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリウレタン系の現場発泡硬質ス
プレーフォームは、通常ポリオール液とポリイソシアネ
ート液とを、発泡剤、触媒、及び整泡剤の存在下におい
て、スプレー発泡させることにより得られる。このと
き、発泡剤としてはトリクロロフルオロメタン(以下、
CFC−11と略記する)が広く用いられてきた。近年
環境問題として、オゾン層破壊がクローズアップされて
いる。このオゾン層破壊の原因物質の一つとして挙げら
れているフロン(CFC−11を含む)の削減及び撤廃
が実施され始めている。そのため、代替フロンといわれ
ているジクロロトリフルオロエタン(以下、HCFC−
123と略記する)、ジクロロフルオロエタン(以下、
HCFC−141bと略記する)がCFC−11に代わ
るものとして考えられている。しかし、この代替フロン
にしても近い将来、削減及び撤廃が予定されている。こ
のようなことから、発泡剤に水を用いることが検討され
始めている。
【0003】しかしながら、水を発泡剤として用いるに
は、いくつかの問題が挙げられている。例えば、 (1)得られるフォームの寸法安定性が悪い。 (2)被着体との接着性が悪化する。 (3)イソシアネートと水との反応性が低いため、特に
現場発泡時において作業性が悪い。 等である。
【0004】これまで、発泡剤に水を用いた硬質ポリウ
レタンフォームの製造方法の検討において、例えば、特
開平5−97956号公報、特開平5−295066
号、特開平6−316621号公報等、ポリオールサイ
ドからのアプローチにより解決する方法が示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、イソシアネ
ートサイドからのアプローチにより、水を発泡剤として
用いた硬質スプレーフォームの現場発泡に用いられる、
優れた反応性、寸法安定性、接着性等を有する硬質スプ
レーフォーム用ポリイソシアネートを提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、以下
に示す(A)ポリイソシアネート及び(B)変性剤を、
(A):(B)=99.99:0.01〜80:20
(重量比)の割合で反応させて得られることを特徴とす
る硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネートである。 (A)ポリイソシアネート: 以下の(イ)及び(ロ)を含有するポリイソシアネー
ト。 (イ)ジフェニルメタンジイソシアネート。 (ロ)ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネー
ト。 但し、(イ):(ロ)=20:80〜70:30(重量
比) (B)変性剤:下記一般式で示される、エチレンオキサ
イド含有量が70重量%以上、数平均分子量が200〜
2,000であるポリエーテルジオール。
【0007】
【化2】
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる各原料につい
て説明する。本発明に用いられる(A)ポリイソシアネ
ートは、(イ)ジフェニルメタンジイソシアネート(以
下、MDIと略記する)及び(ロ)ポリフェニレンポリ
メチレンポリイソシアネート(以下、ポリメリックMD
Iと略記する)を含有するものである。(イ)MDI
は、1分子中にベンゼン環及びイソシアネート基を2個
有するもので、2核体と言われているものである。ま
た、(ロ)ポリメリックMDIは、1分子中に、ベンゼ
ン環及びイソシアネート基を3個以上有するもので、多
核体と言われているものである。
【0009】(イ)MDIを構成する異性体は、2,
2′−ジフェニルメタンジイソシアネート(以下、2,
2′−MDIと略記する)、2,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート(以下、2,4′−MDIと略記す
る)、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
(以下、4,4′−MDIと略記する)の3種類であ
る。MDIの異性体構成比は特に限定はないが、4,
4′−MDI含有量が90重量%以上であるほうが、得
られるフォームの強度が向上するので好ましい。
【0010】本発明における(イ)MDIと(ロ)ポリ
メリックMDIの重量比は、(イ):(ロ)=20:8
0〜70:30、好ましくは25:75〜65:35で
ある。(イ)が下限未満の場合は、硬質スプレーフォー
ムの反応性が低下しやすくなる。また、(イ)が上限を
越える場合は、硬質スプレーフォームの強度が低下し、
かつ、もろくなりやすくなる。
【0011】その他、本発明には、MDI及びポリメリ
ックMDI以外のイソシアネートを必要に応じて併用し
てもよい。例えば、2,4−トリレンジイソシアネー
ト、2,6−トリレンジイソシアネート、キシレン−
1,4−ジイソシアネート、キシレン−1,3−ジイソ
シアネート、2−ニトロジフェニル−4,4′−ジイソ
シアネート、2,2′−ジフェニルプロパン−4,4′
−ジイソシアネート、3,3′−ジメチルジフェニルメ
タン−4,4′−ジイソシアネート、4,4′−ジフェ
ニルプロパンジイソシアネート、m−フェニレンジイソ
シアネート、p−フェニレンジイソシアネート、ナフチ
レン−1,4−ジイソシアネート、ナフチレン−1,5
−ジイソシアネート、3,3′−ジメトキシジフェニル
−4,4′−ジイソシアネート、テトラメチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、3−メ
チル−1,5−ペンタンジイソシアネート、リジンジイ
ソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート、水素添加トリレンジイソシアネー
ト、水素添加キシレンジイソシアネート、水素添加ジフ
ェニルメタンジイソシアネート、テトラメチルキシレン
ジイソシアネート、これらのポリメリック体、これらの
ウレタン変性体、ウレア変性体、アロファネート変性
体、ビウレット変性体、カルボジイミド変性体、ウレト
ンイミン変性体、ウレトジオン変性体、イソシアヌレー
ト変性体、更にこれらの2種以上の混合物が挙げられ
る。
【0012】本発明に用いられる(B)変性剤として
は、下記一般式で示されるエチレンオキサイド(以下、
EOと略記する)含有量が70重量%以上、好ましくは
80重量%以上であり、数平均分子量(以下、Mnと略
記する)が200〜2,000、好ましくは500〜
1,500であるポリエーテルジオールである。なお、
本発明に用いられる(B)変性剤のMnは、水酸基価及
び官能基数から算出されるものである。下記式で示され
る(B)変性剤で変成することにより、イソシアネート
の親水性が向上する。このため、水との反応性が向上
し、ひいては、特に現場発泡時(スプレー発泡時)の施
工性向上になると思われる
【0013】
【化3】
【0014】EO含有量が下限未満の場合やMnが下限
未満の場合は、得られるポリイソシアネートの水との反
応性の向上が発現しづらく、このため発泡時の反応性の
向上が認められにくい。Mnが上限を越える場合は、硬
質ポリウレタンフォームの強度が低下しやすい。
【0015】前記一般式において、R1 は三価の有機鎖
であるが、このR1 中には水素、炭素以外の元素を含有
していてもよい。R2 は、−CH2CH2O−で表される
繰り返し単位を有する、1価の有機基である。
【0016】前記一般式の化合物のR2 において、「−
CH2CH2O−で表される繰り返し単位を有する、1価
の有機基」とは、例えば、以下の(イ)又は(ロ)で示
される構造を有するものである。
【0017】
【化4】
【0018】
【化5】
【0019】前記一般式で示される化合物の具体例とし
ては、次の化学構造式(ハ)及び(ニ)で示される、M
nが200〜2,000のポリエーテルジオールが挙げ
られる。
【0020】
【化6】
【0021】
【化7】
【0022】(ハ)に該当するものとしては、東邦化学
工業(株)製の、PEN−C100(n=約20、Mn
=1,000)、PEN−C200(n=約43、Mn
=2,000)等が挙げられる。また、(ニ)に該当す
るものとしては、東邦化学工業(株)製の、PEN−N
50(n=約5、Mn=500)、PEN−N100
(n=約190、Mn=1,000)、PEN−N20
0(n=約42、Mn=2,000)等が挙げられる。
【0023】その他、必要に応じて(B)変性剤以外の
活性水素基含有化合物で変性してもよい。(B)変性剤
以外の活性水素基含有化合物としては、例えば以下のよ
うなものが挙げられる。 ・低分子モノオール類:メタノール、エタノール、ノル
マルプロパノール、イソプロパノール、ノルマルブタノ
ール、sec−ブタノール、ter−ブタノール、フェ
ノール、シクロヘキサノール等 ・低分子ポリオール類:エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プ
ロパンジオール、ジプロピレングリコール、1,2−ブ
タンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノ
ナンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−
1,5−ペンタンジオール、シクロヘキサン−1,4−
ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ビ
スフェノールA、水素添加ビスフェノールA、グリセリ
ン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、シュークローズ、グルコース、フラクト
ース等 ・低分子モノアミン類:エチルアミン、ジエチルアミ
ン、アニリン、N−メチルアニリン等 ・低分子ポリアミン類:エチレンジアミン、プロピレン
ジアミン、トルエンジアミン、メタフェニレンジアミ
ン、ジフェニルメタンジアミン、キシリレンジアミン等 ・低分子アミノアルコール類:モノエタノールアミン、
モノプロパノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロ
パノールアミン、トリエタノールアミン、トリプロパノ
ールアミン、N−メチルジエタノールアミン、N,N−
ジメチルエタノールアミン等 ・ポリエステルポリオール類やポリエステルアミドポリ
オール類:上記の低分子ポリオール類、低分子ポリアミ
ン類、低分子アミノアルコール類の1種類以上と、コハ
ク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、テレフ
タル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、ヘキサヒドロ
テレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸、ヘキサヒド
ロオルソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、トリメリ
ット酸等のポリカルボン酸、酸エステル、酸無水物、酸
ハライド等の1種以上の縮合反応から得られるもの。 ・ラクトン系のポリエステルポリオール又はポリエステ
ルモノオール類:上記の低分子モノオール類、低分子ポ
リオール類、低分子ポリアミン類、低分子アミノアルコ
ール類の1種類以上を開始剤として、ε−カプロラクト
ン等の環状エステル(ラクトン)モノマーの開環重合で
得られるもの。 ・ポリカーボネートポリオール類:上記の低分子ポリオ
ール類と、ジエチレンカーボネート、ジメチルカーボネ
ート、ジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネート
等との縮合反応で得られるもの。 ・一般的に用いられるポリエーテルポリオール又はポリ
エーテルモノオール前述の低分子モノオール、低分子ポ
リオール、低分子モノアミン、低分子ポリアミン、低分
子アミノアルコールを開始剤として、EO、プロピレン
オキサイド(以下、POと略記する)、ブチレンオキサ
イド、アミレンオキサイド等のアルキレンオキサイド、
メチルグリシジルエーテル等のアルキルグリシジルエー
テル、フェニルグリシジルエーテル等のアリールグリシ
ジルエーテル、テトラヒドロフラン等の環状エーテルモ
ノマーの単品や混合物から公知の方法により付加重合す
ることで得られるもの。
【0024】以上に示された原料を反応させて、本発明
の硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネートが得られ
る。このときの(A)ポリイソシアネート及び(B)変
性剤の仕込み重量比は(A):(B)=99.99:
0.01〜80:20、好ましくは99.95:0.0
5〜85:15である。(B)が下限未満の場合は、発
泡剤に水を用いた場合の発泡がうまくいかない。また、
(B)が上限を越える場合は、得られるフォームの強度
が低下する。
【0025】本発明の硬質スプレーフォーム用ポリイソ
シアネートの製造方法は、公知の方法が用いられる。例
えば、全イソシアネート成分と全変性剤を一度に反応さ
せる方法、イソシアネートの一部を変性剤と反応させた
後、残りのイソシアネートを配合する方法等が挙げられ
る。イソシアネートと変性剤との反応(ウレタン化反
応)における反応温度は10〜120℃、好ましくは3
0〜100℃である。また、ウレタン化反応時には、必
要によりジブチルチンジラウレート、ジオクチルチンジ
ラウレート等の有機金属化合物や、トリエチレンジアミ
ンやトリエチルアミン等の有機アミンやその塩、等のウ
レタン化触媒を用いてもよい。
【0026】このようにして得られた本発明の硬質スプ
レーフォーム用ポリイソシアネートのイソシアネート含
量は、22〜33重量%、好ましくは24〜32重量%
である。
【0027】本発明の硬質スプレーフォーム用ポリイソ
シアネートの好ましい粘度は、25℃において500m
Pa・s以下であり、更に好ましくは、450mPa・
s以下である。粘度が上限を越える場合は、スプレー作
業が困難になる。
【0028】本発明の硬質スプレーフォーム用ポリイソ
シアネートには、必要に応じて乳化剤、界面活性剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、充填剤、難燃剤、可塑剤、顔
料・染料、抗菌剤・抗カビ剤等の公知の各種添加剤や助
剤を添加することができる。
【0029】このようにして得られた硬質スプレーフォ
ーム用ポリイソシアネートとあらかじめ配合したポリオ
ールプレミックスと混合・スプレーで吹き付けること
で、硬質スプレーフォームが得られる。
【0030】このときのポリオールプレミックスの配合
は特に制限はないが、一般的にはポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリマーポリオール、発
泡剤、整泡剤、触媒等を適宜配合したものが用いられ
る。
【0031】発泡時の処方において、本発明のポリイソ
シアネートは、ウレタン処方及びイソシアヌレート処方
のどちらにも適用可能である。特に耐熱性・耐久性を要
求される場合は、イソシアヌレート処方が好ましい。
【0032】
【発明の効果】従来の硬質スプレーフォーム用ポリイソ
シアネートと比較すると、本発明のポリイソシアネート
は、特に水との反応性に優れていることが分かった。こ
のため本発明のポリイソシアネートは、発泡剤に水を用
いた現場発泡(スプレー発泡)に適している。また、得
られた硬質スプレーフォームは、優れた反応性・寸法安
定性・接着性を示した。本発明の硬質スプレーフォーム
用ポリイソシアネートは、コンクリート系住宅、バスタ
ブ、低温タンク機器、冷凍倉庫、パイプカバー、合板へ
の吹き付け、各種断熱材等に適用できる。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳しく説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。な
お、実施例及び比較例中において、「部」は「重量
部」、「%」は「重量%」を示す。
【0034】〔硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネ
ートの合成〕 実施例1 攪拌機、冷却管、窒素導入管、温度計を備えた反応器
に、MDI(1)を13.0部、P−MDI(2)を6
1.0部、P−MDI(3)を24.0部仕込み、攪拌
しながら40℃に加温した。次いで、PEN−C100
を2.0部仕込み、攪拌しながら80℃にて4時間反応
させ、硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネートP−
1を得た。P−1のイソシアネート含量は30.6%、
粘度は120mPa・s(25℃)であった。
【0035】実施例2〜15、比較例1〜3 実施例1と同様にして、表1〜3に示す原料、仕込み比
で硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネートP−2〜
18を得た。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】実施例1〜15、比較例1〜3、表1〜3
において MDI(1) :MDI中の4,4′−MDI含有量
=99% MDI(2) :MDI中の4,4′−MDI含有量
=50% P−MDI(1):MDI/ポリメリックMDI=40
/60(重量比) MDI中の4,4′−MDI含有量=99% イソシアネート含量=31.0% P−MDI(2):MDI/ポリメリックMDI=41
/59(重量比) MDI中の4,4′−MDI含有量=99% イソシアネート含量=31.2% P−MDI(3):MDI/ポリメリックMDI=34
/66(重量比) MDI中の4,4′−MDI含有量=99% イソシアネート含量=30.7% P−MDI(4):MDI/ポリメリックMDI=20
/80(重量比) MDI中の4,4′−MDI含有量=99% イソシアネート含量=28.5% PEN−C100:数平均分子量=1,000 東邦化学工業製 PEN−C200:数平均分子量=2,000 東邦化学工業製 PEN−N50 :数平均分子量=500 東邦化学工業製 PEN−N100:数平均分子量=1,000 東邦化学工業製 PEN−N200:数平均分子量=2,000 東邦化学工業製
【0040】〔ポリオールプレミックスの調製〕 調製例1〜3 表4に示す配合で、ポリオール液A〜Cを調製した。
【0041】調製例4 表5に示す配合で、ポリオール液Dを調製した。
【0042】
【表4】
【0043】
【表5】
【0044】配合例1〜4、表4、5において ポリオール(1):ポリエチレンテレフタレート系ポリ
エステルポリオール 平均官能基数=2 水酸基価=250mgKOH/g ポリオール(2):アミン開始のポリオキシプロピレン
ポリオール 平均官能基数=3 水酸基価=450mgKOH/g ポリオール(3):アミン開始のポリオキシプロピレン
ポリオール 平均官能基数=4 水酸基価=450mgKOH/g ポリオール(4):アミン開始のポリオキシプロピレン
ポリオール 平均官能基数=4 水酸基価=350mgKOH/g ポリオール(5):アミン開始のポリオキシプロピレン
ポリオール 平均官能基数=3 水酸基価=450mgKOH/g ポリオール(6):エチレングリコール ポリオール(7):グリコール開始ののポリオキシプロ
ピレンポリオール 平均官能基数=2 水酸基価=112mgKOH/g ポリオール(8):グリコール開始のポリオキシプロピ
レンポリオール 平均官能基数=2 水酸基価=280mgKOH/g TCPP :トリス(β−クロロプロピル)ホス
フェート TEP :トリエチルホスフェート 触媒(1) :オクチル酸カリウム塩 触媒(2) :オクチル酸鉛塩 触媒(3) :Toyocat L33、アミン系
触媒(東ソー製) 触媒(4) :Toyocat ET、アミン系触
媒(東ソー製) 触媒(5) :オクチル酸鉛塩 触媒(6) :Toyocat RX−5、アミン
系触媒(東ソー製) 整泡剤(1) :L−5340、シリコン系整泡剤
(日本ユニカー製) 整泡剤(2) :F−338、シリコン系整泡剤(信
越化学工業製) 整泡剤(3) :SH−193、シリコン系整泡剤
(東レダウコーニング製) HCFC−141b:ジクロロフルオロエタン
【0045】〔硬質スプレーフォーム用ポリイソシアネ
ートの評価〕 応用実施例1〜17、応用比較例1〜5 応用実施例1〜15及び応用比較例1〜3はイソシアヌ
レート処方、応用実施例16及び応用比較例4はウレタ
ン処方(フロン併用)、応用実施例17及び応用比較例
5はウレタン処方(完全水発泡)により発泡させて評価
した。 反応性試験 表6〜10に示す割合でポリイソシアネート液(液温:
20℃)とポリオール液(液温:20℃)を配合し、ハ
ンド発泡させて反応性をチェックした。結果を表6〜1
0示す。 寸法安定性、強度、接着性測定試験 表6〜10に示す割合でポリイソシアネート液(液温:
20℃)とポリオール液(液温:20℃)を配合し、あ
らかじめ内側にアルミペーパーをセットした後、60℃
(応用実施例1〜16、応用比較例1〜4)又は40℃
(応用実施例17、応用比較例5)に温度調節したモー
ルドに配合液を流し込み、10分後脱型してフォームを
得た。発砲後、サンプルを室温で1日養生してから、こ
のフォームの強度、寸法安定性、接着性を測定した。結
果を表6〜9に示す。 強度、寸法安定性測定用サンプル モールドサイズ(内径):60mm×500mm×500mm 測定条件 :100℃/2日 70℃×95%RH/2日 −20℃/2日 強度及び寸法安定性は、サンプルのコアの部分を測定した。(JIS A−9 526) 強度、接着性測定用サンプル モールドサイズ(内径):35mm×500mm×500mm 接着性は、フォーム/アルミペーパー間の接着力を測定した。
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】
【表10】
【0051】応用実施例18、19、応用比較例6、7 表11に示す割合でポリイソシアネート液(液温:40
℃)とポリオール液(液温:40℃)をスプレー吹き付
け発泡(1回吹き)を施工した。結果を表9に示す。な
お、吹き付け発泡条件は以下の通り。 被着体 スレート板 使用発泡機 ガスマー吹き付け発泡機(FF−1600型) プライマリーヒーター温度 45℃ ホースヒーター温度 40℃ 被着体温度 0℃ 発泡厚み 30mm
【0052】
【表11】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F074 AA83 BC05 CA13 DA02 DA08 DA15 DA22 DA32 4J034 CA02 CA03 CA04 CA05 CA13 CA15 CA17 CB01 CB03 CB04 CB05 CB07 CB08 CC03 CC08 CC12 CC23 CC26 CC45 CC52 CC61 CC62 CC65 CC67 CD01 CD04 DA01 DB01 DB03 DB04 DB07 DF02 DF11 DF12 DF20 DF21 DF22 DG02 DG03 DG04 DG05 DG06 DG08 DG10 DG12 DG14 DG16 DG22 HA01 HA02 HA06 HA07 HA14 HB06 HB07 HB08 HB09 HB11 HB12 HC03 HC09 HC12 HC13 HC17 HC22 HC25 HC26 HC34 HC35 HC44 HC46 HC52 HC61 HC63 HC64 HC67 HC69 HC71 HC73 JA42 KA01 KB02 KC17 KD02 KD12 KE02 QA05 QB16 QC01 RA15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下に示す(A)ポリイソシアネート及
    び(B)変性剤を、(A):(B)=99.99:0.
    01〜80:20(重量比)の割合で反応させて得られ
    ることを特徴とする硬質スプレーフォーム用ポリイソシ
    アネート。 (A)ポリイソシアネート:以下の(イ)及び(ロ)を
    含有するポリイソシアネート。 (イ)ジフェニルメタンジイソシアネート。 (ロ)ポリフェニレンポリメチレンポリイソシアネー
    ト。 但し、(イ):(ロ)=20:80〜70:30(重量
    比) (B)変性剤:下記一般式で示される、エチレンオキサ
    イド含有量が70重量%以上、数平均分子量が200〜
    2,000であるポリエーテルジオール。 【化1】
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6914117B2 (en) 2001-05-21 2005-07-05 Huntsman International Llc Elastomeric polyurethane material
JP2006273973A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 硬質ポリウレタンスラブフォームの製造方法および配管用断熱材

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