JP2000026006A - シートカール矯正装置及び画像形成装置 - Google Patents

シートカール矯正装置及び画像形成装置

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JP2000026006A
JP2000026006A JP10218615A JP21861598A JP2000026006A JP 2000026006 A JP2000026006 A JP 2000026006A JP 10218615 A JP10218615 A JP 10218615A JP 21861598 A JP21861598 A JP 21861598A JP 2000026006 A JP2000026006 A JP 2000026006A
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sheet
path
printing unit
discharge roller
roller pair
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JP10218615A
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English (en)
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Takeshi Okuda
健 奥田
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートカールを矯正し、シート先端部の折れ
や給紙不良を防止する。 【解決手段】 定着デバイス15を通過したシート2を
両面印刷ユニット用シート搬送路23においてセンサ2
8が検知すると、コントローラ56がそのセンサ28の
検知信号に基づいてアーム揺動手段55を作動させ、一
方の排出ローラ27aを他方の排出ローラ27bの中心
軸の回りに所定角度揺動させて、シートの先端部及び後
端部をシートカール方向と逆方向へ変形させることによ
り、シート先端部及び後端部のシートカールを矯正す
る。そして、シートカールのないシートが両面印刷ユニ
ット3上に排出される。したがって、両面印刷ユニット
3からの再給紙時等において、シートカールに起因する
シート折れ、給紙不良又はシート搬送不良を生じること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、転写体としての
シート(紙やプラスチックシート等)のカールを矯正す
るためのシートカール矯正装置及びシートカール矯正機
能を備えた画像形成装置(複写機,プリンター,ファク
シミリ等)に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を応用した画像形
成装置は、感光体に形成されたトナー画像をシートに転
写し、次ぎにそのシートを定着デバイスで加熱・加圧し
て、トナー画像をシートに定着させた後、その画像形成
済みのシートをシート排出トレイ等に排出するようにな
っている。
【0003】図7は、このような画像形成装置のうち、
シート2の両面に印刷することができる両面印刷ユニッ
ト3を備えた画像形成装置1に関する。
【0004】この画像形成装置1は、給紙カセット4か
ら給紙されたシート2を感光体6と転写デバイス7との
間に送り込み、そのシート2に感光体6上のトナー画像
を転写した後、定着デバイス15でトナー画像をシート
2に定着させる。そして、両面印刷モードの際には、片
面に画像が形成されたシート2をシート搬送路17から
湾曲して分岐する両面印刷ユニット用シート搬送路23
に案内し、そのシート搬送路23の下流側端部の排出ロ
ーラ対60で両面印刷ユニット3上にシート2を排出す
るようになっている。この際、シート2は、両面印刷ユ
ニット用シート搬送路23によって表裏が反転された状
態で両面印刷ユニット3上に排出される。
【0005】両面印刷ユニット3上のシート2は、ピッ
クアップローラ32で再給紙ローラ対31のニップ部に
送り込まれた後、再給紙ローラ対31で再給紙路33に
送り出され、更に、感光体6の上流側のシート供給路5
に送り込まれるようになっている。そして、そのシート
2は、感光体6と転写デバイス7のニップ部を再度通過
して、画像が形成されていない面に画像が形成される。
そして、この表裏両面に印刷されたシート2は、シート
搬送路17を通過してシート排出トレイ42上に排出さ
れる。
【0006】尚、片面印刷で且つ印刷面を上にして排出
するアップフェース排紙モードにおいては、片面印刷さ
れたシートがシート搬送路17を介して直接シート排出
トレイ上42に排出される。
【0007】又、片面印刷で且つ印刷面を下にして排出
するダウンフェース排紙モードにおいては、片面印刷さ
れたシート2が両面印刷ユニット3からシート排出路3
4を介してシート排出トレイ42上に排出されるように
なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな両面印刷ユニット3を備えた画像形成装置1は、上
記したように両面印刷モードにおいて、湾曲する両面印
刷ユニット用シート搬送路23でシートを案内するよう
になっているため、定着デバイス15で加熱・加圧され
たシート2が湾曲する両面印刷ユニット用シート搬送路
23を通過する際に両面印刷ユニット23の壁面に摺接
し、シート2の先端部及び後端部がカール(湾曲変形)
する。
【0009】このように、先端部及び後端部がカールし
ていると、両面印刷ユニット3から再給紙する際に、再
給紙ローラ対31のニップ部にシート先端が円滑に送り
込まれず、シート先端部が折れたり、給紙不能やジャミ
ング等の給紙不良を生じることがある。
【0010】そこで、本発明は、シートのカールを矯正
することができ、シート先端部の折れや給紙不良を防止
することができるシートカール矯正装置及びシートカー
ル矯正機能を備えた画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、定着
デバイス通過後のシート搬送路下流側端部に配置され、
シート搬送路からシートを排出する排出ローラ対と、前
記排出ローラ対のうちの一方の排出ローラを他方の排出
ローラの中心軸の回りに所定角度揺動させ、前記排出ロ
ーラ対でシートの先端部及び後端部をシートカール方向
と逆方向へ変形させるアーム揺動手段と、前記排出ロー
ラ対よりもシート搬送方向上流側に配置され、シートの
通過を検知するシート検知手段と、該シート検知手段の
検知信号に基づいて前記アーム揺動手段を作動させる制
御手段と、を備えたことを特徴とするシートカール矯正
装置である。
【0012】このような構成の本発明によれば、定着デ
バイスを通過したシートをシート検知手段が検知する
と、制御手段がその検知手段の検知信号に基づいてアー
ム揺動手段を作動させ、排出ローラ対のうちの一方の排
出ローラを他方の排出ローラの中心軸の回りに所定角度
揺動させて、シートの先端部及び後端部をシートカール
方向と逆方向へ変形させることにより、シート先端部及
び後端部のシートカールを矯正する。したがって、この
ような構成の本発明によれば、排出ローラ対の下流側に
シート排出トレイを配置した場合には、画像形成済みシ
ートがシート排出トレイ上に整然と積載される。又、排
出ローラ対の下流側にシート後処理装置を配置した場合
には、そのシート後処理装置内にシートカールが矯正さ
れたシートを送り込むことができ、シート後処理装置内
でのジャミング等のシート搬送不良の発生を抑えること
ができ、円滑なシート後処理が可能になる。
【0013】請求項2の発明は、定着デバイス通過後の
シート搬送路から湾曲して分岐し、シートの表裏を反転
させた状態でシートを案内する両面印刷ユニット用シー
ト搬送路と、この両面印刷ユニット用シート搬送路の下
流側端部に配置され、シートを前記両面印刷ユニット用
シート搬送路から排出する排出ローラ対と、この排出ロ
ーラ対によって排出されたシートを受け取り、このシー
トを画像形成手段の上流側のシート供給路へ戻すか又は
シート排出路へ送り出す両面印刷ユニットと、を備えた
画像形成装置であって、前記排出ローラ対のうちの一方
の排出ローラを他方の排出ローラの中心軸の回りに所定
角度揺動させ、前記排出ローラ対でシートの先端部及び
後端部をシートカール方向と逆方向へ変形させるアーム
揺動手段と、前記排出ローラ対よりもシート搬送方向上
流側に配置され、シートの通過を検知するシート検知手
段と、該シート検知手段の検知信号に基づいて前記アー
ム揺動手段を作動させる制御手段と、を備えたことを特
徴としている。
【0014】このような構成の本発明によれば、定着デ
バイスを通過したシートを両面印刷ユニット用シート搬
送路でシート検知手段が検知すると、制御手段がその検
知手段の検知信号に基づいてアーム揺動手段を作動さ
せ、一方の排出ローラを他方の排出ローラの中心軸の回
りに所定角度揺動させて、シートの先端部及び後端部を
シートカール方向と逆方向へ変形させることにより、シ
ート先端部及び後端部のシートカールを矯正する。そし
て、両面印刷ユニットには、シートカールが矯正された
シートを排出ローラ対で排出する。したがって、本発明
によれば、両面印刷ユニットからシートをシート供給路
に戻す場合や、両面印刷ユニットからシートをシート排
出路に送り出す場合に、シートカールに起因する給紙不
良やシート搬送不良を生じることがなく、シートの給紙
・搬送性能が向上する。
【0015】請求項3の発明は、前記両面印刷ユニット
用シート搬送路の途中に、この両面印刷ユニット用シー
ト搬送路の湾曲方向と逆方向にシートを湾曲させるシー
ト変形矯正路が形成されたことを特徴としている。
【0016】このような構成の本発明によれば、カール
したシートを両面印刷ユニット用シート搬送路の途中の
シート変形矯正路で矯正した後、更に、両面印刷ユニッ
ト用シート搬送路の下流側端部の排出ローラ対でシート
カールを矯正することになる。したがって、本発明によ
れば、シートカール矯正機能が一層強化されることにな
る。
【0017】請求項4の発明は、前記両面印刷ユニット
用シート搬送路の途中に配置され、この両面印刷ユニッ
ト用シート搬送路の湾曲方向と逆方向にシートを湾曲さ
せるシート変形矯正路と、このシート変形矯正路内の途
中に配置され、シートを湾曲路に沿って搬送する搬送ロ
ーラ対と、を備えたことを特徴としている。
【0018】このような構成の本発明によれば、シート
変形矯正路内を摺接しながら搬送されるシートを、搬送
ローラ対で強制的に下流側に送り出すことができるた
め、シシートカールの矯正が円滑に行われる。
【0019】請求項5の発明は、定着デバイス通過後の
シート搬送路の途中に配置され、シートのカール方向と
逆方向にシートを変形させるシート変形矯正路と、この
シート変形矯正路の途中に配置され、シートをシート変
形矯正路に沿って案内する搬送ローラ対と、を備えたこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0020】本発明の構成によれば、定着デバイス通過
後のカールしたシートを、シート変形矯正路を通過させ
ることによってカール方向と逆方向へ強制的に変形させ
て、シートのカールを矯正するものである。即ち、本発
明は、シート変形矯正路のみの簡単な構成によってシー
トカールを矯正するものである。
【0021】請求項6の発明は、定着デバイス通過後の
シート搬送路から湾曲して分岐し、シートの表裏を反転
させた状態でシートを案内する両面印刷ユニット用シー
ト搬送路と、この両面印刷ユニット用シート搬送路の下
流側端部に配置され、シートを前記両面印刷ユニット用
シート搬送路から排出する排出ローラ対と、この排出ロ
ーラ対によって排出されたシートを受け取り、このシー
トを画像形成手段の上流側のシート供給路へ戻すか又は
シート排出路へ送り出す両面印刷ユニットと、を備えた
画像形成装置であって、前記両面印刷ユニット用シート
搬送路の途中に配置され、この両面印刷ユニット用シー
ト搬送路の湾曲方向と逆方向にシートを湾曲させるシー
ト変形矯正路と、このシート変形矯正路内の途中に配置
され、シートを湾曲路に沿って搬送する搬送ローラ対
と、を備えたことを特徴としている。
【0022】このような構成の本発明は、シート変形矯
正路と搬送ローラ対のみの簡単な構成によってシートカ
ールを矯正し、その矯正済みのシートを排出ローラ対で
両面印刷ユニットに送り込むようになっている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳述する。
【0024】[第1の実施の形態]図1は、本発明の実
施の形態を示す画像形成装置1の概略構成図である。こ
の図1に示す画像形成装置1は、シート2の両面に印刷
(画像形成)することが可能な両面印刷ユニット3を備
えており、片面印刷で且つ印刷面を上にしてシート排出
するアップフェース排紙モードと、片面印刷で且つ印刷
面を下にしてシート排出するダウンフェース排紙モード
と、両面印刷モードとの切換ができるようになってい
る。以下に、このような機能を有する画像形成装置1の
詳細を説明する。
【0025】給紙カセット4に積載されたシート2をシ
ート供給路5に沿って搬送し、そのシート2を感光体6
と転写デバイス7の間に送り込み、感光体6表面に形成
されたトナー像をシート2に転写するようになってい
る。尚、給紙カセット4上のシート2は、ピックアップ
ローラ8によってフィードローラ10とリバースローラ
11のニップ部に送り込まれ、一枚だけが分離されてシ
ート供給路5に送り出され、シート供給路5の途中に配
置された搬送ローラ対12,13でレジストローラ対1
4まで搬送され、レジストローラ対14で感光体6と転
写デバイス7との間に送り込まれる。
【0026】トナー像が転写されたシートは、回動する
感光体6と転写デバイス7により定着デバイス15に送
り込まれ、定着デバイス15で加熱・加圧される。その
結果、シートの片面にトナー像が定着する。定着デバイ
ス15を通過したシートは、搬送ローラ対16によって
シート搬送路17に沿って搬送される。尚、感光体6の
周囲には、クリーニングデバイス18,帯電デバイス2
0,現像デバイス21が配置されている。又、感光体6
の上部には、感光体6の表面に光を照射し、帯電した感
光体6の表面に静電潜像を形成する光学ユニット22が
配置されている。
【0027】定着デバイス20の下流側のシート搬送路
17の途中から両面印刷ユニット用シート搬送路23が
分岐しており、その分岐部にシートの通路を切り換える
フラッパ24が配置されている。このフラッパ24は、
両面印刷モードが選択された場合には、シートを両面印
刷ユニット用シート搬送路23に案内する。又、フラッ
パ24は、アップフェース排紙モードが選択された場合
には、両面印刷ユニット用シート搬送路23を閉じ、シ
ート搬送路17を開くようになっている。ここで、両面
印刷ユニット用シート搬送路23は、シート搬送路17
から湾曲して分岐しており、シートの表裏を反転させて
両面印刷ユニット3上へ案内するようになっている。
【0028】ここで、両面印刷ユニット用シート搬送路
23の途中には、搬送ローラ対25が配置されている。
又、両面印刷ユニット用シート搬送路23の下流側端部
には、シートの先端部及び後端部のカールを矯正するシ
ートカール矯正装置26が配置されている。更に、両面
印刷ユニット用シート搬送路23の下流側端部で且つ排
出ローラ対27よりも上流側には、シートの通過を検知
するセンサ(シート検知手段)28が配置されている。
【0029】両面印刷ユニット3は、上記シートカール
矯正装置26を介して排出されるシートを中間トレイ3
0で受け取るようになっている。そして、この中間トレ
イ30の図中左側端部には、再給紙ローラ対31が配置
されている。この中間トレイ30上のシートは、再給紙
時に図1の点線位置まで下降するピックアップローラ3
2によって再給紙ローラ対31のニップ部に送り込ま
れ、再給紙ローラ対31によって再給紙路33へ搬送さ
れるか、又は再給紙ローラ対31によってシート排出路
34へ選択的に搬送される。尚、両面印刷モードの場合
には、フラッパ35によってシート排出路34が閉じら
れる一方、再給紙路33が開かれ、シートが再給紙路3
3へ送り込まれる。そして、再給紙路33に送り込まれ
たシートは、搬送ローラ対36,37,38によってシ
ート供給路5へ送り込まれる。又、ダウンフェース排紙
モードの場合には、フラッパ35によって再給紙路33
が閉じられる一方、シート排出路34が開かれ、シート
がシート排出路34へ送り込まれる。そして、シート排
出路34に送り込まれたシートは、搬送ローラ対40に
よってシート搬送路17に送り込まれ、排出ローラ対4
1でシート排出トレイ42上に排出される。
【0030】図2は、上記シートカール矯正装置26の
詳細を示す図である。
【0031】このシートカール矯正装置26は、両面印
刷ユニット用シート搬送路23の下流側端部に配置され
た一対の排出ローラ27a,27bがアーム43で接続
されている。このアーム43は、その一端が一方の排出
ローラ27aの中心支軸44に係合され、その他端が他
方の排出ローラ27bの中心支軸45に係合されてい
る。そして、一方の排出ローラ27aが他方の排出ロー
ラ27bの中心支軸45の回りにアーム43と共に回動
できるようになっている。
【0032】又、一方の排出ローラ27aの中心支軸4
4には、レバー46の一端部に形成された長穴47がス
ライド可能に係合されている。このレバー46は、中間
部分が図示しない画像形成装置本体側に軸48で回動可
能に支持されており、その他端部に形成された長穴50
がソレノイド(アクチュエータ)51のロッド52に固
定された連結ピン53にスライド可能に係合されてい
る。ソレノイド51のロッド52は、連結ピン53を介
して引っ張りバネ54の一端に接続されており、その引
っ張りバネ54により図2中右側方向へ常時付勢されて
いる。そして、ソレノイド51のロッド52は、ソレノ
イド51が通電されると、引っ張りバネ54の力に抗し
て図2中左側方向へ移動する。その結果、レバー46
は、軸48を中心として図2中反時計回り方向へ回動す
る。尚、ソレノイド51とレバー46は、アーム43を
所定角度揺動させるアーム揺動手段55を構成してい
る。
【0033】図3は、シートカール矯正装置26の作動
状態を示す図である。
【0034】先ず、図3(a)は、シートカール矯正装
置26によってシート先端部のカールを矯正する状態を
示すものである。この図3(a)において、シート先端
がセンサ28を通過すると、センサ28のアーム28a
がシート2によって倒され、センサ28がオンする(図
4参照)。これによってシート先端の通過がセンサ28
で検知されることになる。このセンサ28の検知信号
は、図2に示すように、コントローラ(制御手段)56
に入力される。そして、センサ28がシート先端を検知
した後所定時間(t1)経過すると、コントローラ56
によってソレノイド51が通電され(図4及び図2参
照)、ロッド52が図3(b)の位置から図3(a)の
位置まで移動する。その結果、レバー46が軸48を中
心として反時計回り方向へ回動し、アーム43及び一方
の排出ローラ27aが他方の排出ローラ27bの中心支
軸45を回動中心として時計回り方向へ回動する。これ
により、アーム43及び一方の排出ローラ27aが図3
(b)の位置から図3(a)の位置まで移動し、シート
の先端部をカール方向と逆方向へ強制的に曲げて、シー
ト2の先端部のカール2aを矯正する(図2参照)。
【0035】ソレノイド51が通電されてから所定時間
(t2)経過すると、コントローラ56によってソレノ
イド51への通電が遮断される(図4参照)。その結
果、ロッド52が引っ張りバネ54のバネ力で図3
(a)の位置から図3(b)の位置まで移動させられ、
レバー46が図3(a)の位置から図3(b)の位置ま
で時計回り方向へ回動させられる。これにより、アーム
43及び一方の排出ローラ27aが他方の排出ローラ2
7bの中心支軸45の回りを反時計回り方向へ回動し、
図3(a)の位置から図3(b)の位置まで移動する。
したがって、シート2は、一対の排出ローラ27によっ
て折り曲げられることなく、中間トレイ30上へ排出さ
れる。
【0036】ソレノイド51への通電が遮断されてから
所定時間(t3)経過すると(図4参照)、排出ローラ
対27の近傍にシート後端部が位置することになるの
で、ソレノイド51がコントローラ56によって通電さ
れ、ロッド52,レバー46,アーム43及び一方の排
出ローラ27aが図3(b)の位置から図3(c)の位
置まで移動する。その結果、シート2の後端部が排出ロ
ーラ対27によって強制的に曲げられ、シート後端部の
カール2bが矯正される。そして、この図3(c)の状
態は、所定時間(t4)経過するまで保持される(図4
参照)。この際、コントローラ56は、シート後端がセ
ンサ28を通過し、センサ28がオフした(シート後端
の通過を検知した)後、所定時間(t5)経過するとソ
レノイド51への通電を遮断する(図4参照)。これに
より、シートカール矯正装置26が図3(c)の状態か
ら図3(b)の状態へ復帰し、一連のシートカール矯正
作業が終了する。
【0037】以上のような一連のシートカール矯正作業
により、中間トレイ30上には先端部及び後端部がカー
ルしていないシート2が排出されることになる。
【0038】尚、図4に示す制御時間(t1〜t5)
は、シートサイズやシート搬送速度等によって適宜変更
される。又、上記制御時間は、コントローラ56のタイ
マー部によって計時される。更に、上記ソレノイド51
への通電制御は、コントローラ56のソレノイド駆動部
によって行われる。
【0039】図5(a)〜(b)は、シートカール矯正
装置26を構成する排出ローラ対27の構成例を示すも
のである。このうち、図5(a)は、第1の構成例であ
り、他方の排出ローラ27bの中心軸45aを回動中心
として、アーム43及び一方の排出ローラ27aを所定
角度(θ1)時計回り方向へ回動させる構成である。
尚、この第1の構成例は、上述したシートカール矯正装
置26の構成である。一方、図5(b)は、第2の構成
例であり、一方の排出ローラ27aの中心軸44aを回
動中心として、アーム43及び他方の排出ローラ27b
を所定角度(θ2)時計回り方向へ回動させる構成であ
る。この第2の構成例は、第1の構成例と同様にシート
カールを矯正することができる。尚、θ1,θ2は、シ
ートサイズ,シート材料及び環境条件等により適宜変更
する角度である。
【0040】以上のように、本実施の形態によれば、定
着デバイス15通過後のシート2が湾曲する両面印刷ユ
ニット用シート搬送路23を通過する際に、シート2の
先端部及び後端部がカールしても、両面印刷ユニット用
シート搬送路23の下流側端部に配置されたシートカー
ル矯正装置26によってシートカールを矯正した状態で
両面印刷ユニット3の中間トレイ30上に排出すること
ができるので、両面印刷ユニット3から再給紙する際
に、シート2の折れ曲がりや給紙不能状態を招来するこ
とがなく、又、再給紙路33やシート排出路34等にお
いてジャミングを生じることがない。したがって、本実
施の形態によれば、両面印刷ユニット3から円滑且つ確
実にシート2を送り出すことができ、シート2を円滑且
つ確実に搬送することができる。
【0041】その結果、上記したようなシートカール矯
正装置26を備えた画像形成装置1は、シート2の給紙
・搬送性能が向上し、信頼性が格段に向上する。
【0042】[第2の実施の形態]図6は、本発明の第
2の実施の形態を示すものである。尚、第1の実施の形
態と同様の構成については同一の符号を付し、重複する
説明を省略する。
【0043】本実施の形態は、両面印刷ユニット用シー
ト搬送路23の途中に、この両面印刷ユニット用シート
搬送路23の湾曲方向と逆方向にシート2を湾曲させる
シート変形矯正路57が形成されている。そして、この
シート変形矯正路57の途中には、シート変形矯正路5
7に沿ってシート2を搬送する搬送ローラ対58が配置
されている。
【0044】本実施の形態は、湾曲する両面印刷ユニッ
ト用シート搬送路23に送り込まれたシート2をシート
変形矯正路57で両面印刷ユニット用シート搬送路23
と逆方向に湾曲させることにより、シート2が両面印刷
ユニット用シート搬送路23に倣ってカールするのを抑
制し、更に、両面印刷ユニット用シート搬送路23の下
流側端部に配置されたシートカール矯正装置26によっ
てシートカールを確実に矯正するものである。
【0045】このような構成によれば、より一層確実に
シートカールを矯正することができる。
【0046】尚、本実施の形態は、シート変形矯正路5
7の途中に搬送ローラ対58を配置する態様を示した
が、これに限られず、シート変形矯正路57よりも上流
側と下流側に搬送ローラ対を配置し、これら搬送ローラ
対によってシートを搬送し、シート2をシート変形矯正
路57に摺接させることにより、シートカールを矯正す
るようにしてもよい。即ち、搬送ローラ対58をシート
変形矯正路57の途中に配置しない構成にしてもよい。
【0047】又、上記各実施の形態は、シートカール矯
正装置26を両面印刷ユニット用シート搬送路23の下
流側端部に配置する態様を示したが、これに限られず、
シート搬送路17の下流側端部にシートカール矯正装置
26を配置し、シートカールを矯正した状態でシート排
出トレイ42にシートを排出するようにしてもよい。こ
のようにすれば、排出シートがシート排出トレイ42上
に整然と積載されることになる。
【0048】加えて、上記のように、シート排出路の下
流側端部にシートカール矯正装置を配置することによ
り、画像形成装置にシート後処理装置を組み付けて使用
するような場合に、シート後処理装置内における紙づま
りを防止することができる。
【0049】又、上記第2の実施の形態は、シート変形
矯正路57を両面印刷用シート搬送路23に配置する態
様を示したが、これに限られず、適宜シート搬送路17
やシート排出路34に配置し、シートカールを矯正する
ようにしてもよい。
【0050】又、上記各実施の形態は、中間トレイ30
上のシート2の先端部及び後端部が上にカールする場合
を示したが(図2参照)、これとは逆にシート先端部及
び後端部が下にカールする場合にも適用することができ
る。この場合、排出ローラ27a,28bの回動方向が
図5の場合と逆の方向になる。このように、シート材
質,シート搬送路形状及び環境条件等によりシートのカ
ール方向が変わるため、排出ローラ対27の回動方向や
シート変形矯正路57の形状が適宜変更される。
【0051】又、上記各実施の形態は、アーム式のセン
サ28を使用するようになっているが、これに限られず
シート2の通過を検知し得るものであればよく、例えば
光学的なセンサを使用してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、定着デバ
イスを通過したシートをシート検知手段が検知すると、
制御手段がその検知手段の検知信号に基づいてアーム揺
動手段を作動させ、排出ローラ対のうちの一方の排出ロ
ーラを他方の排出ローラの中心軸の回りに所定角度揺動
させて、シートの先端部及び後端部をシートカール方向
と逆方向へ変形させることにより、シート先端部及び後
端部のシートカールを矯正する。したがって、このよう
な構成の本発明によれば、排出ローラ対の下流側にシー
ト排出トレイを配置した場合には、画像形成済みシート
をシート排出トレイ上に整然と積載することができる。
又、排出ローラ対の下流側にシート後処理装置を配置し
た場合には、そのシート後処理装置内にシートカールが
矯正されたシートを送り込むことができ、シート後処理
装置内でのジャミング等のシート搬送不良の発生を抑え
ることができ、円滑なシート後処理を行うことが可能に
なる。
【0053】又、本発明によれば、定着デバイスを通過
したシートを両面印刷ユニット用シート搬送路でシート
検知手段が検知すると、制御手段がその検知手段の検知
信号に基づいてアーム揺動手段を作動させ、一方の排出
ローラを他方の排出ローラの中心軸の回りに所定角度揺
動させて、シートの先端部及び後端部をシートカール方
向と逆方向へ変形させることにより、シート先端部及び
後端部のシートカールを矯正する。そして、両面印刷ユ
ニットには、シートカールが矯正されたシートを排出ロ
ーラ対で排出する。したがって、本発明によれば、両面
印刷ユニットからシートをシート供給路に戻す場合や、
両面印刷ユニットからシートをシート排出路に送り出す
場合に、シートカールに起因するシート折れ,給紙不良
又はシート搬送不良を生じることがなく、シートの給紙
・搬送性能が向上し、画像形成装置に対する信頼性が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す画像形成装置
の概略構成図である。
【図2】シートカール矯正装置の構成図である。
【図3】シートカール矯正装置の作動状態図である。図
3(a)は第1の作動状態図、図3(b)は第2の作動
状態図、図3(c)は第3の作動状態図である。
【図4】シートカール矯正装置の制御用タイムチャート
図である。
【図5】排出ローラ対の作動状態図である。図5(a)
は第1の作動状態図、図5(b)は第2の作動状態図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す画像形成装置
の一部拡大構成図である。
【図7】従来の画像形成装置の概略構成図である。
【符号の説明】
1……画像形成装置、2……シート、3……両面印刷ユ
ニット、5……シート供給路、15……定着デバイス、
17……シート搬送路、23……両面印刷ユニット用シ
ート搬送路、26……シートカール矯正装置、27……
排出ローラ対、27a……一方の排出ローラ、27b…
…他方の排出ローラ、28……センサ(シート検知手
段)、34……シート排出路、55……アーム揺動手
段、56……コントローラ(制御手段)、57……シー
ト変形矯正路、58……搬送ローラ対
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/00 518 B41J 29/00 H Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AQ06 AR03 CK03 2H028 BA07 2H072 AA17 AA24 AA32 AB14 AB15 AB20 AB25 JA02 JA04 3F053 BA03 EA01 EA03 EB01 EB04 EC02 HA03 HB01 LA01 LA03 LB03 3F100 AA02 BA12 CA01 DA01 EA13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着デバイス通過後のシート搬送路下流
    側端部に配置され、シート搬送路からシートを排出する
    排出ローラ対と、 前記排出ローラ対のうちの一方の排出ローラを他方の排
    出ローラの中心軸の回りに所定角度揺動させ、前記排出
    ローラ対でシートの先端部及び後端部をシートカール方
    向と逆方向へ変形させるアーム揺動手段と、 前記排出ローラ対よりもシート搬送方向上流側に配置さ
    れ、シートの通過を検知するシート検知手段と、 該シート検知手段の検知信号に基づいて前記アーム揺動
    手段を作動させる制御手段と、 を備えたことを特徴とするシートカール矯正装置。
  2. 【請求項2】 定着デバイス通過後のシート搬送路から
    湾曲して分岐し、シートの表裏を反転させた状態でシー
    トを案内する両面印刷ユニット用シート搬送路と、 この両面印刷ユニット用シート搬送路の下流側端部に配
    置され、シートを前記両面印刷ユニット用シート搬送路
    から排出する排出ローラ対と、 この排出ローラ対によって排出されたシートを受け取
    り、このシートを画像形成手段の上流側のシート供給路
    へ戻すか又はシート排出路へ送り出す両面印刷ユニット
    と、 を備えた画像形成装置において、 前記排出ローラ対のうちの一方の排出ローラを他方の排
    出ローラの中心軸の回りに所定角度揺動させ、前記排出
    ローラ対でシートの先端部及び後端部をシートカール方
    向と逆方向へ変形させるアーム揺動手段と、 前記排出ローラ対よりもシート搬送方向上流側に配置さ
    れ、シートの通過を検知するシート検知手段と、 該シート検知手段の検知信号に基づいて前記アーム揺動
    手段を作動させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記両面印刷ユニット用シート搬送路の
    途中に、この両面印刷ユニット用シート搬送路の湾曲方
    向と逆方向にシートを湾曲させるシート変形矯正路が形
    成されたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記両面印刷ユニット用シート搬送路の
    途中に配置され、この両面印刷ユニット用シート搬送路
    の湾曲方向と逆方向にシートを湾曲させるシート変形矯
    正路と、 このシート変形矯正路内の途中に配置され、シートを湾
    曲路に沿って搬送する搬送ローラ対と、 を備えたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 定着デバイス通過後のシート搬送路の途
    中に配置され、シートのカール方向と逆方向にシートを
    変形させるシート変形矯正路と、 このシート変形矯正路の途中に配置され、シートをシー
    ト変形矯正路に沿って案内する搬送ローラ対と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 定着デバイス通過後のシート搬送路から
    湾曲して分岐し、シートの表裏を反転させた状態でシー
    トを案内する両面印刷ユニット用シート搬送路と、 この両面印刷ユニット用シート搬送路の下流側端部に配
    置され、シートを前記両面印刷ユニット用シート搬送路
    から排出する排出ローラ対と、 この排出ローラ対によって排出されたシートを受け取
    り、このシートを画像形成手段の上流側のシート供給路
    へ戻すか又はシート排出路へ送り出す両面印刷ユニット
    と、 を備えた画像形成装置において、 前記両面印刷ユニット用シート搬送路の途中に配置さ
    れ、この両面印刷ユニット用シート搬送路の湾曲方向と
    逆方向にシートを湾曲させるシート変形矯正路と、 このシート変形矯正路内の途中に配置され、シートを湾
    曲路に沿って搬送する搬送ローラ対と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016117561A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 記録媒体搬送装置及びインクジェット式画像形成装置

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