JP2000025820A - 注出口付き液体容器 - Google Patents

注出口付き液体容器

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JP2000025820A
JP2000025820A JP10200086A JP20008698A JP2000025820A JP 2000025820 A JP2000025820 A JP 2000025820A JP 10200086 A JP10200086 A JP 10200086A JP 20008698 A JP20008698 A JP 20008698A JP 2000025820 A JP2000025820 A JP 2000025820A
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JP
Japan
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sealing member
opening
layer
spout
container body
Prior art date
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Pending
Application number
JP10200086A
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English (en)
Inventor
Kyoichi Shimomura
恭一 下村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスバリヤー性、耐水性が優れ、環境面にお
いても問題のない注出口付き液体容器を提供することに
ある。 【解決手段】 開口を設けた容器本体の外面に開口を覆
ってポリオレフィン層とガスバリヤー層とポリオレフィ
ン層とからなる封止部材が取り付けられ、容器本体の内
面の開口の周辺に保護部材が取り付けられるとともに開
口の周縁にて保護部材と封止部材とが接着され、容器本
体の外面に封止部材を介して注出口が取付けられた構成
の注出口付き液体容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清酒、梅酒、ワイ
ン、コーヒー等の包装に使用される注出口付き液体容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、清酒、梅酒、ワイン、コーヒー等
を包装する注出口付き液体容器としては、図3に示すよ
うに、容器本体1はポリチレン/紙/ポリエチレン/ア
ルミニウム箔/接着剤/2軸延伸ポリエチレンテレフタ
レート/ポリエチレン等の構成からなり、容器本体1の
開口部5の内面にガスバリヤー性の封止部材6が取付け
られ、開口部5の外面には保護部材3が取付けられその
保護部材3を介して注出口4が取り付けられた構成のも
のが使用されている。そして、封止部材6としてはポリ
エチレンテレフタレート61とアルミニウム箔62とポリエ
チレン63の構成のものが一般的に使用されている。しか
しながら、封止部材6が容器本体の内面に取り付けられ
ているので、内容物が梅酒、ワイン等の場合には、封止
部材6の端面に露出しているアルミニウム箔62が腐食さ
れるという欠点があった。上記の欠点を解消した封止部
材として、アルミニウム箔に代えて、塩化ビニリデンコ
ートポリエチレンテレフタレートを使用したものがある
が、素材中に塩素を含むため環境面で問題があった。ま
た、アルミニウム箔に代えてエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、金属蒸着ないしは金属酸化物蒸着ポリエチ
レンテレフタレートを使用した構成のものが考えられる
が、いずれも耐水性、耐内容物性、耐熱性の面で全て満
足できるものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ガス
バリヤー性、耐水性が優れ、且つ環境面においても問題
のない注出口付き液体容器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】開口を設けた容器本体の
外面に開口を覆ってガスバリヤー性の封止部材が取り付
けられ、容器本体の内面の開口の周辺に保護部材が取り
付けられるとともに開口の周縁にて保護部材と封止部材
とが接着され、容器本体の外面に封止部材を介して注出
口が取付けられた構成の容器である。この構成の場合、
保護部材が容器本体の外面に取り付けられており、封止
部材の端面が内容物と接触することがないので、この容
器に梅酒、ワイン等の内容物を包装した場合において
も、封止部材を構成するガスバリヤー層として金属蒸着
層を使用しても腐食されることがない。また、他のガス
バリヤー層を使用した場合においても耐水性等を考慮す
る必要がなく、封止部材に使用するガスバリヤー層の選
定が容易となる。
【0005】上記の注出口付き液体容器において、封止
部材をポリオレフィン層と金属蒸着ないしは金属酸化物
蒸着2軸延伸プラスチックフィルムからなるガスバリヤ
ー層とポリオレフィン層が積層された構成とすることに
より、ガスバリヤー性に優れ且つアルミニウム箔を使用
しないので環境面で問題のでない封止部材とすることが
できる。
【0006】上記の注出口付き液体容器において、容器
本体をポリエチレン層と板紙層とアルミニウム蒸着2軸
延伸ポリエチレンテレフタレート層とシングルサイト触
媒を用いて重合したエチレン−αオレフイン共重合体層
からなる構成とすることにより、アルミニウム箔を使用
しない、ガスバリヤー性に優れ、環境面で問題のない、
低価格の容器とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施形態を示
す注出口部の断面図、図2は第2実施形態を示す注出口
部の断面図であって、1は容器本体、2は封止部材、2
1, 23はポリオレフィン層、22はガスバリヤー層、3, 3'
は保護部材、4は注出口、5は開口をそれぞれ表す。
【0008】本発明の第1実施形態の注出口部の断面構
成は、図1に示すように、容器本体1に形成された開口
5の外面に、開口5を覆ってポリオレフィン層21とガス
バリヤー層22とポリオレフィン層23からなる封止部材2
が取り付けられるとともに、容器本体1の開口5周辺の
外面に封止部材2を介して注出口4が取り付けられてお
り、容器本体1の内面には開口5より大径を有する保護
部材3が取り付けられるとともに、開口5の内部全体に
て保護部材3と封止部材2が接着されて容器本体1の開
口5の端面が保護された構成である。保護部材3と封止
部材2を開口5の周縁部のみにて接着するようにしても
よく、その場合の方が内容物を取り出す際に突き破りや
すくなる。
【0009】本発明の第2実施形態の注出口部の断面構
成は、図2に示すように、容器本体1に形成された開口
5の外面に、開口5を覆ってポリオレフィン層21とガス
バリヤー層22とポリオレフィン層23からなる封止部材2
が取り付けられるとともに、容器本体1の開口5周辺の
外面に封止部材2を介して注出口4が取り付けられてお
り、容器本体1の内面には開口5より小径の孔を有する
環状の保護部材3'が取り付けられるとともに、開口5の
周縁部にて保護部材3と封止部材2が接着されて容器本
体1の開口5の端面が保護された構成である。なお、図
1、図2において、注出口4のキャップおよび注出口4
の内部に装填される封止部材2ないしは封止部材2と保
護部材3'の突き破り具は省略している。
【0010】第1実施形態、第2実施形態ともに、封止
部材2が容器本体の外面に取り付けられており、封止部
材2の端面が内容物と接触することがないので、封止部
材2に使用するガスバリヤー層22に制限はなくアルミニ
ウム蒸着ポリエチレンテレフタレート等を使用すること
ができる。第1実施形態では保護部材3は開口5全体を
覆う形状であるので、内容物を取り出す場合に封止部材
2と保護部材3の両方を突き破る必要があるが、保護部
材3は容器本体1の開口5の端面を保護するだけの役目
であるので突き破り易いきわめて薄いフィルムを使用す
ることができる。第2実施形態では保護部材3'は開口5
の周縁部のみを覆う形状であるので、内容物を取り出す
場合に封止部材2のみを突き破るだけで内容物を取り出
すことができる。
【0011】封止部材2を構成するガスバリヤー層22と
しては、環境面を考慮して、特に後述する容器本体にも
アルミニウム箔を使用しないものにおいては、金属蒸着
2軸延伸プラスチックフィルムないしは金属酸化物蒸着
2軸延伸プラスチックフィルムが好適である。特に、耐
熱性の優れたアルミニウム蒸着2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートないしはシリカ等の金属酸化物蒸着2軸延
伸ポリエチレンテレフタレートが好ましい。ポリオレフ
ィン層21,23 としては、低密度ポリオレフィン、線状低
密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が
使用できる。封止部材2をポリオレフィン層21とガスバ
リヤー層22とポリオレフィン層23との積層構成とするこ
とにより、封止部材2をポリオレフィン層23により容器
本体1の表面のポリエチレン層に熱接着できるととも
に、ポリオレフィン層21によりポリオレフィンの成形品
からなる注出口4を熱接着して取り付けることができ
る。
【0012】保護部材3としては、2軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレート/ポリエチレンの構成が好ましい。容
器本体1としては、ポリエチレン/板紙/接着樹脂/ア
ルミニウム蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート/
ポリエチレン/シングルサイト触媒を用いて重合したエ
チレン−αオレフイン共重合体からなる構成が最も適し
ているが、容器本体1の構成は、外面層を低密度ポリエ
チレン、線状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン
とし、内面層を低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、シングルサイト触媒を用
いて重合したエチレン−αオレフイン共重合体としてお
けば、板紙層とガスバリヤー層からなる中間層の構成は
任意である。
【0013】
【発明の効果】開口を設けた容器本体の外面に開口を覆
ってガスバリヤー性の封止部材が取り付けられ、容器本
体の内面の開口の周辺に保護部材が取り付けられるとと
もに開口の周縁にて保護部材と封止部材とが接着され、
容器本体の外面に封止部材を介して注出口が取付けられ
た構成の容器である。この構成の場合、保護部材が容器
本体の外面に取り付けられており、この容器に梅酒、ワ
イン等の内容物を包装した場合においても、封止部材の
端面が内容物と接触することがないので、封止部材を構
成するガスバリヤー層として金属蒸着層を使用した場合
でも腐食されることがない。また、他のガスバリヤー層
を使用した場合においても耐水性等を考慮する必要がな
くガスバリヤー層の選定が容易となる。上記の注出口付
き液体容器において、封止部材をポリオレフィン層と金
属蒸着ないしは金属酸化物蒸着2軸延伸プラスチックフ
ィルムからなるガスバリヤー層とポリオレフィン層が積
層された構成とすることにより、ガスバリヤー性に優れ
且つアルミニウム箔を使用しないので環境面で問題ので
ない封止部材とすることができる。上記の注出口付き液
体容器において、容器本体をポリエチレン層と板紙層と
アルミニウム蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレート
層とシングルサイト触媒を用いて重合したエチレン−α
オレフイン共重合体層からなる構成とすることにより、
アルミニウム箔を使用しない、ガスバリヤー性および耐
水性に優れ、環境面で問題がなく、低価格の容器とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す注出口部の断面
図。
【図2】本発明の第2実施形態を示す注出口部の断面
図。
【図3】従来の液体容器の注出口部の断面図。
【符号の説明】
1 容器本体 2 封止部材 21, 23 ポリオレフィン層 22 ガスバリヤー層 3,3’ 保護部材 4 注出口 5 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 BC01 BC04 CF04 CF06 DA20 DA21 EA03 EA13 3E084 AA05 AA12 AA24 AA25 AA34 AA37 AB01 AB02 BA08 BA09 CA01 CB03 CC02 CC03 CC04 CC08 EA02 EB03 FA09 FD13 GB08 HA01 HB01 HC08 HD01 LB02 LB07 LD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口を設けた容器本体の外面に前記開口
    を覆ってガスバリヤー性の封止部材が取り付けられ、前
    記容器本体の内面の前記開口の周辺に保護部材が取り付
    けられるとともに前記開口の周縁にて前記保護部材と前
    記封止部材とが接着され、前記容器本体の外面に前記封
    止部材を介して注出口が取付けられた構成からなること
    を特徴とする注出口付き液体容器。
  2. 【請求項2】 前記保護部材が、前記開口よりも小径の
    孔を有する環状とされていることを特徴とする請求項1
    記載の注出口付き液体容器。
  3. 【請求項3】 前記封止部材が、ポリオレフィン層と金
    属蒸着ないしは金属酸化物蒸着2軸延伸プラスチックフ
    ィルムからなるガスバリヤー層とポリオレフィン層から
    なる構成であることを特徴とする請求項1または2に記
    載の注出口付き液体容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体が、ポリエチレン層と板紙
    層とアルミニウム蒸着2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
    ート層とシングルサイト触媒を用いて重合したエチレン
    −αオレフイン共重合体層からなることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載の注出口付き液体容器。
JP10200086A 1998-07-15 1998-07-15 注出口付き液体容器 Pending JP2000025820A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005054068A1 (en) * 2003-11-14 2005-06-16 Bapco Closures Research Ltd Fitments
JP2007008571A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Dainippon Printing Co Ltd 注出具、注出具付きパウチ
JP2013049451A (ja) * 2011-08-30 2013-03-14 Toppan Printing Co Ltd 包装容器

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Effective date: 20080715

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Effective date: 20081202