JPH11278475A - 紙容器 - Google Patents

紙容器

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JPH11278475A
JPH11278475A JP10105605A JP10560598A JPH11278475A JP H11278475 A JPH11278475 A JP H11278475A JP 10105605 A JP10105605 A JP 10105605A JP 10560598 A JP10560598 A JP 10560598A JP H11278475 A JPH11278475 A JP H11278475A
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JP
Japan
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paper container
spout
window
paper
heat
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JP10105605A
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English (en)
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Mitsuru Tajima
充 田島
Norikazu Hamada
典一 浜田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/02Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body
    • B65D5/06Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper by folding or erecting a single blank to form a tubular body with or without subsequent folding operations, or the addition of separate elements, to close the ends of the body with end-closing or contents-supporting elements formed by folding inwardly a wall extending from, and continuously around, an end of the tubular body
    • B65D5/067Gable-top containers
    • B65D5/068Gable-top containers with supplemental means facilitating the opening, e.g. tear lines, tear tabs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D5/00Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
    • B65D5/42Details of containers or of foldable or erectable container blanks
    • B65D5/72Contents-dispensing means
    • B65D5/74Spouts
    • B65D5/741Spouts for containers having a tubular body
    • B65D5/742Spouts formed by deforming or tearing the closure flaps or severed or incised parts of the closure flaps

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
  • Cartons (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの高い成形品からなる注出具を取り付
けることなく内容物をスムーズに注ぎだすことができる
と共に、特に内容物が液状物の場合に液だれを防止する
ことができる注出口を容易に形成することができる密封
性に優れた低コストな紙容器を提供する。 【解決手段】 熱接着性樹脂層からなる表出層と、熱接
着性樹脂層からなる内層と、少なくとも紙層を有する基
材層とを備えた積層体からなる紙容器において、該紙容
器に該紙容器から内容物を取り出す際に樋付きの注出口
となる切り込み部が形成されると共に該切り込み部から
内容物が漏洩しないように該切り込み部を覆い前記紙容
器の内層と所定形状の熱接着部で熱接着された保護部材
が設けられていることを特徴とする紙容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液状物あるいは顆
粒状物などの内容物を収容する紙容器に関し、さらに詳
しくは、前記紙容器に収容された内容物を前記紙容器か
ら注ぎ出すための注出口を容易に形成することができる
ゲーベルトップ型の紙容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゲーベルトップ型の紙容器として
は、一般的に高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)/
紙/LDPE/アルミ箔/接着剤/2軸延伸ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)/LDPE又は中密度ポリ
エチレン(MDPE)又は線状低密度ポリエチレン(L
LDPE)からなる構成のものが使用されているし、ま
た、上記構成において、アルミ箔とPETとの積層工程
を省略した低価格の、LDPE/紙/LDPE/アルミ
蒸着層/PET/LDPE、ないしはLDPE/紙/L
DPE/シリカ蒸着層/PET/LDPE、ないしはL
DPE/紙/LDPE/アルミ箔/LDPEからなる構
成のものも使用されている。
【0003】上記いずれの構成からなる紙容器も、その
注出口については成形品からなる注出具を取り付けて
該注出具を注出口とするもの、紙容器に穴をあけて、
該穴部を再度密封シートで塞ぎ、該密封シートを剥がす
あるいは突き破ることにより注出口とするもの、天部
熱接着部に抗熱接着剤を塗工して天部熱接着部を開封し
やすくし、該天部熱接着部を開封することにより注出口
とするもの等が一般的である。
【0004】しかし、の注出口は内容物をスムーズに
注ぎ出すことができると共に、特に内容物が液状物の場
合に液だれを防止することができる反面、コストが高い
し、の注出口はの注出口よりもコストが安い反面、
内容物をスムーズに注ぎ出すことができないと共に、特
に内容物が液状物の場合に液だれを防止することができ
ないし、の注出口は、の注出口よりもコストが安
い反面、密封性と開封性の相反する機能を満たさねばな
らない難しさと開封時の注出口が美観的に好ましくな
い、といった問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、コストの高い成形品からなる注出具を取り付けるこ
となく内容物をスムーズに注ぎ出すことができると共
に、特に内容物が液状物の場合に液だれを防止すること
ができる注出口を容易に形成することができる密封性に
優れた低コストな紙容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記目的
を達成するために、請求項1記載の発明の紙容器は、熱
接着性樹脂層からなる表出層と、熱接着性樹脂層からな
る内層と、少なくとも紙層を有する基材層とを備えた積
層体からなる紙容器において、該紙容器に該紙容器から
内容物を注ぎ出す際の注出部が形成されると共に該注出
部から内容物が漏洩しないように該注出部を覆い前記紙
容器の内層と所定形状の熱接着部で熱接着された保護部
材が設けられていることを特徴とするものである。この
ように構成することにより、注出部を備えた低コストで
密封性に優れた紙容器を得ることができる。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
記載の紙容器において、前記注出部は前記紙容器から内
容物を取り出すための注出口部、あるいは、該注出口部
と窓部とから構成されていることを特徴とするものであ
る。このように構成することにより、特に窓部が設けら
れた構成においては、窓部が空気口となり内容物を脈動
することなく注ぎ出すことができる。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項2
記載の紙容器において、前記注出部は上方を短辺とする
略等脚台形からなり、前記略等脚台形を両端部に略等し
い台形部と、前記略等しい台形部に挟まれた矩形部とに
3分割されるように形成された分割辺と前記矩形部を構
成する下方に位置する一辺とがミシン目ないしハーフカ
ット線で構成されると共に、前記略等脚台形のその他の
辺が切線で構成された注出口部からなることを特徴とす
るものである。このように構成することにより、容易に
樋付きの注出口を形成することができる。
【0009】また、請求項4に記載の発明は、請求項2
記載の紙容器において、前記注出部は、上方を短辺とす
る略等脚台形からなり、前記略等脚台形を両端部に略等
しい台形部と、前記略等しい台形部に挟まれた矩形部と
に3分割されるように形成された分割辺と前記矩形部を
構成する下方に位置する一辺とがミシン目ないしハーフ
カット線で構成されると共に、前記略等脚台形のその他
の辺が切線で構成された注出口部と、該注出口部を形成
する前記略等脚台形の短辺から交わることなく上方に延
設された2本の切線と該2本の切線のそれぞれの自由端
を繋ぐミシン目ないしハーフカット線で構成された窓部
とからなることを特徴とするものである。このように構
成することにより、注出口を形成するときに空気口も形
成することができる。
【0010】また、請求項5に記載の発明は、請求項2
記載の紙容器において、前記窓部を構成する上方に延設
された2本の切線が前記注出口部を形成する前記矩形部
の上方に位置する一辺の両端から略逆ハの字形状に構成
された切線からなることを特徴とするものである。この
ように構成することにより、本発明の一つの代表的な注
出部とすることができる。
【0011】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
記載の紙容器において、前記窓部を構成する上方に延設
された2本の切線が前記注出口部を形成する前記略等脚
台形の短辺の両端から略ハの字形状に構成された切線か
らなることを特徴とするものである。このように構成す
ることにより、本発明の一つの代表的な注出部とするこ
とができる。
【0012】また、請求項7に記載の発明は、請求項4
〜6のいずれかに記載の紙容器において、前記窓部を形
成する領域が切り欠かれた切欠窓部として構成されてい
ることを特徴とするものである。このように構成するこ
とにより、本発明の一つの代表的な注出部とすることが
できる。
【0013】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
〜7のいずれかに記載の紙容器において、前記紙容器の
内層と前記保護部材が熱接着される前記所定形状の熱接
着部は、前記注出部の外周を囲むと共に、前記注出口部
を形成する前記矩形部の上方に位置する一辺を跨ぐよう
に設けられていることを特徴とするものである。このよ
うに構成することにより、スムーズに保護部材を切断す
ることができ、注出口部ないし窓部を容易に形成するこ
とができる。
【0014】また、請求項9に記載の発明は、請求項
1、8のいずれかに記載の紙容器において、前記保護部
材が熱接着性樹脂層ないし熱接着性樹脂層が少なくとも
一方の表面に形成された積層体からなることを特徴とす
るものである。このように構成することにより、容易に
密封することができる。
【0015】また、請求項10に記載の発明は、請求項1
〜9のいずれかに記載の紙容器において、前記注出部を
外側より覆うと共に、前記注出部の外周を囲むように前
記紙容器の表出層と熱接着された被覆部材が設けられて
いることを特徴とするものである。このように構成する
ことにより、簡易的なゴミよけ機能とリクローズ機能を
付与することができる。
【0016】また、請求項11に記載の発明は、前記請求
項7記載の紙容器において、前記保護部材と前記被覆部
材とが前記切欠窓部において熱接着されていることを特
徴とするものである。このように構成することにより、
被覆部材を剥離したときに窓部を設けることができる。
【0017】また、請求項12に記載の発明は、請求項1
〜11のいずれかに記載の紙容器において、前記注出部が
屋根形状をした斜面に形成されていることを特徴とする
ものである。このように構成することにより、注出部を
紙容器の最良な位置に設けることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明を詳細に説明する。
まず、本発明の紙容器について説明すると、ゲーベルト
ツプ型の紙容器であって、従来技術の項で記載した構
成、すなわち、高圧法低密度ポリエチレン(LDPE)
/紙/LDPE/アルミ箔/接着剤/2軸延伸ポリエチ
レンテレフタレート(PET)/LDPE又は中密度ポ
リエチレン(MDPE)又は線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)、LDPE/紙/LDPE/アルミ蒸着
層/PET/LDPE、あるいは、LDPE/紙/LD
PE/シリカ蒸着層/PET/LDPE、LDPE/紙
/LDPE/アルミ箔/LDPE等の構成のものを使用
することができるが、上記構成はゲーベルトツプ型の紙
容器の一例を記載したものであり、これに限るものでは
ないことはいうまでもない。
【0019】次に、本発明の紙容器に用いる保護部材に
ついて説明すると、保護部材としては、本発明の紙容器
の内層と熱接着できるもの、すなわち、前記紙容器の内
層に設けられる熱接着性樹脂層と相溶性のある材料から
構成されている必要がある。そのため、保護部材は前記
紙容器の内層に設けられる熱接着性樹脂層と相溶性のあ
る熱接着性樹脂からなるものか、あるいは、前記紙容器
の内層に設けられる熱接着性樹脂層と相溶性のある熱接
着性樹脂が少なくとも一方の表面に形成された積層体か
らなるものである。ところで、前記保護部材に用いられ
る前記熱接着性樹脂は前記紙容器の内層に設けられる熱
接着性樹脂層の種類により適宜選択する必要があること
はいうまでもない。前記保護部材に用いられる熱接着性
樹脂の一例を挙げると、低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンー酢酸ビニ
ル共重合体、エチレンーαオレフィン共重合体、アイオ
ノマー、エチレンーアクリル酸共重合体、エチレンーア
クリル酸メチル共重合体、エチレンーメタクリル酸共重
合体、エチレンープロピレン共重合体等の樹脂の一種な
いしそれ以上からなる樹脂ないしはこれらをフィルム化
したシートを用いることができる。前記保護部材が前記
熱接着性樹脂からのみ構成される場合の厚さとしては、
前記紙容器の内層に設けられる熱接着性樹脂層と熱接着
するときのピンホールを防止するために40μmは必要で
あり、また、開封時の開封性(破り易さ)を考慮する
と、200μmが上限である。
【0020】また、前記保護部材が積層体からなる場合
の前記保護部材10に用いる前記熱接着性樹脂の厚さとし
ては、15〜60μmが適当である。そして、前記熱接着性
樹脂と積層する積層材としてはアルミニウム箔やエチレ
ンー酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルムの一種ないし
2つを組み合わせたものがガスバリアー機能を付与し内
容物を保護することができる点で好適であり、この積層
材の厚さとしては、7〜30μmが適当である。さらに、
前記熱接着性樹脂と積層した積層材の他方の面に熱接着
性樹脂を積層したものを前記保護部材として用いても構
わない。この場合の他方の面に設ける熱接着性樹脂の厚
みは上記同様に15〜60μmが適当である。いずれにして
も、積層体として用いる前記保護部材の総厚みは40〜15
0 μmがピンホールの防止や開封時の開封性(破り易
さ)の点で適当である。また、この積層体からなる保護
部材を得る方法としては、周知のドライラミネーション
法、Tダイ押し出し法、共押し出し法等を適宜用いれば
よい。また、Tダイ押し出し法を用いる場合にあっては
必要に応じてアンカーコート剤等を用いることもでき
る。
【0021】次に、本発明の紙容器に用いる被覆部材に
ついて説明すると、被覆部材は本発明の紙容器に設けら
れた注出口を形成する切り込み部を外側から覆うと共
に、前記切り込み部の外周を囲むように前記紙容器の表
出層に設けられた熱接着性樹脂層と熱接着されるか、な
いし、前記切り込み部に設けられた切欠部において保護
部材と熱接着されるものであり、このように構成される
ことにより切り込み部に対する改ざん防止や切り込み部
のゴミよけ、あるいは、簡易的なリクローズ機能を持た
せるものである。そのため、前記被覆部材には前記紙容
器の表出層に設けられた熱接着性樹脂層ないし前記保護
部材に設けられた熱接着性樹脂と前記切り込み部に設け
られた切欠部を介して熱接着される熱接着性樹脂層が少
なくとも一方の表面に形成されているものである必要が
ある。また、前記被覆部材は前記保護部材が熱接着性樹
脂からのみ構成される場合においては、ガスバリアー機
能を持たせる必要がある場合があると共に、簡易的なリ
クローズ機能を持たせる必要があり、塑性変形するもの
であることが望ましい。また、被覆部材は前記被覆部材
が設けられている箇所が注出口であるなどの表示を設け
る必要があり、印刷が可能であることが望ましい。以上
のことから、被覆部材はアルミニウム箔/熱接着性樹脂
層、あるいは、1軸ないし2軸延伸された合成樹脂フィ
ルム/アルミニウム箔/熱接着性樹脂層の層構成からな
るものが好適である。
【0022】また、被覆部材がアルミニウム箔/熱接着
性樹脂層の層構成からなる場合の総厚みは30〜115 μ
m、アルミニウム箔の厚みは15〜50μm、熱接着性樹脂
層の厚みは15〜60μmが適当である。一方、被覆部材が
1軸ないし2軸延伸された合成樹脂フィルム/アルミニ
ウム箔/熱接着性樹脂層の層構成からなる場合の総厚み
は35〜145 μm、1軸ないし2軸延伸された合成樹脂フ
ィルムの厚みは9〜25μm、アルミニウム箔の厚みは9
〜30μm、熱接着性樹脂層の厚みは15〜60μmが適当で
ある。また、アルミニウム箔/熱接着性樹脂層、あるい
は、1軸ないし2軸延伸された合成樹脂フィルム/アル
ミニウム箔/熱接着性樹脂層の層構成を得るには、周知
のドライラミネーション法、Tダイ押し出し法等を適宜
用いればよい。Tダイ押し出し法を用いる場合にあって
は必要に応じてアンカーコート剤等を用いることもでき
る。
【0023】次に、図面に示す実施例を用いてさらに詳
しく説明する。図1は本発明にかかる紙容器の第1の実
施形態を示す要部斜視図、図2は図1の紙容器に樋付き
の注出口を設けた斜視図、図3は本発明にかかる紙容器
の第2の実施形態を示す要部平面図、図4は図3の紙容
器に樋付きの注出口および空気口としての窓部を設けた
斜視図、図5は本発明にかかる紙容器の第3の実施形態
を示す要部平面図、図6は本発明にかかる紙容器の第4
の実施形態を示す要部平面図、図7は本発明にかかる紙
容器の第5の実施形態を示す要部平面図、図8は本発明
にかかる紙容器の第6の実施形態を示す要部平面図、図
9は図8の被覆部材を剥離した状態を示す要部平面図、
図10は図8のX─X線の断面図、図11は本発明にかかる
紙容器の第7の実施形態を示す要部平面図である。図中
の1は紙容器、2は注出口、3は樋、10は保護部材、11
は被覆部材、12,13は切欠窓部、20,21,22,23は熱接
着部、71,74,74',75,76,77,78,79は切線、81,8
2,83,84,85はミシン目ないしハーフカット線、90は
注出口部、91,92は窓部をそれぞれ示す。
【0024】図1は本発明にかかる紙容器の第1の実施
形態を示す要部斜視図であって、紙容器1は、低密度ポ
リエチレン(LDPE)/紙/ポリエチレン/アルミニ
ウム箔/2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PE
T)/LDPE〔内容物側〕から構成され、紙容器1の
屋根を形成する斜面に、紙容器1から内容物を注ぎ出す
際に樋付きの注出部となる注出口部90が形成されてい
る。前記注出口部90は上方を短辺からなる切線71とする
略等脚台形からなり、前記略等脚台形を両端部に略等し
い台形部と、前記略等しい台形部に挟まれた矩形部とに
3分割されるように形成された分割辺81、83と前記矩形
部を構成する下方に位置する一辺82とがハーフカット線
で構成されると共に、前記略等脚台形のその他の辺が切
線で構成されている。
【0025】また、前記注出口部90は内容物側から保護
部材10としてのポリエチレンフィルム(図示せず)が前
記注出口部90を覆うように設けられると共に前記注出口
部90の外周を囲むように前記紙容器1の内層と熱接着さ
れて内容物が前記注出口部90から外側へ漏れないように
設けられている。さらに、前記保護部材10としてのポリ
エチレンフィルム(図示せず)は前記注出口部90の前記
矩形部の上方に位置する一辺からなる切線77を跨ぐよう
に前記紙容器1の内層と熱接着され、前記注出口部90を
内容物を注ぎ出す注出口とすべく前記注出口部90の前記
切線77の前記矩形部側を強く押したときに保護部材10と
してのポリエチレンフィルム(図示せず)が容易に切断
可能に構成されている。
【0026】図2は図1の紙容器に樋付きの注出口を設
けた斜視図であって、紙容器1の前記注出口部90の前記
矩形部を強く押すことにより、前記切線77の部分で紙容
器1の内層と熱接着された保護部材10としてのポリエチ
レンフィルムを切断して後に、前記切線77の部分を前記
ハーフカット線82を支点にして紙容器1の外側へ引き起
こし、引き起こされた前記注出口部90の略等脚台形の両
端に形成された台形部をハーフカット線81、83で紙容器
側に折り込んで、前記注出口部90の略等脚台形に残され
た稜線(切線)74、74に前記引き起こされた台形部の稜
線(切線)74’、74’を係合させることにより、注出口
2を形成すると共に、前記注出口2に樋3を設けたもの
である。
【0027】図3は本発明にかかる紙容器の第2の実施
形態を示す要部平面図であって、紙容器1の屋根を形成
する斜面に設けられた注出部は前記注出口部90と、前記
注出口部90を形成する前記矩形部の上方に位置する一辺
からなる切線77の両端から略逆ハの字形状に構成された
切線75、75と該切線75、75の自由端を繋ぐハーフカット
線84で構成された窓部91とからなっている。図3に示す
第2の実施形態においても、第1の実施形態同様に紙容
器1に設けられた前記注出部は内容物側から保護部材10
としてのポリエチレンフィルム(図示せず)が前記注出
部を覆うように設けられると共に前記注出部の外周を囲
むように前記紙容器1の内層と熱接着されて内容物が前
記注出部から外側へ漏れないように設けられている。さ
らに、前記保護部材10としてのポリエチレンフィルム
(図示せず)は前記注出部に設けられた前記切線77を跨
ぐように前記紙容器1の内層と熱接着され、前記注出部
を内容物を注ぎ出す注出口および空気口となす窓部とす
べく前記注出部の前記切線77の部分を強く押したときに
保護部材10としてのポリエチレンフィルム(図示せず)
が容易に切断可能に構成されている。
【0028】図4は図3の紙容器に樋付きの注出口およ
び空気口としての窓部を設けた斜視図であって、紙容器
1の前記注出部の前記切線77を強く押すことにより、前
記切線77の部分で紙容器1の内層と熱接着された保護部
材10としてのポリエチレンフィルムを切断して後に、前
記注出口部90の部分を第1に実施形態で説明したと同様
に紙容器1の外側へ前記ハーフカット線82を支点にして
引き起こし、引き起こされた前記注出口部90の略等脚台
形の両端に形成された台形部をハーフカット線81、83で
紙容器側に折り込んで、前記注出口部90の略円錐台形に
残された稜線(切線)74、74に前記引き起こされた台形
部の稜線(切線)74’、74’を係合させることにより、
注出口2を形成すると共に、前記注出口2に樋3を設け
たものである。また、前記切線75、75と前記切線77と前
記ハーフカット線84で囲まれた部分は容器内側へ押し込
まれて内容物を注ぎ出す際の空気口としての窓部91とな
るように構成されている。
【0029】図5は本発明にかかる紙容器の第3の実施
形態を示す要部平面図であって、紙容器1の屋根を形成
する斜面に設けられた注出部は前記注出口部90と、前記
注出口部90を形成する前記略等脚台形の短辺からなる切
線71の両端から略ハの字形状に構成された切線76、76と
該切線76、76の自由端を繋ぐハーフカット線85で構成さ
れた窓部92とからなっている。保護部材10は第1、第2
の実施形態同様に形成されているので説明は省略する。
また、前記紙容器1に樋付きの注出口および空気口とし
ての窓部92を設ける方法は第2の実施形態で説明したと
同様に設ければよく説明は省略するが、第3の実施形態
においては、前記辺71(切線)と前記切線76、76と前記
ハーフカット線85で囲まれた部分が内容物を注ぎ出す際
の空気口としての窓部92となるように構成されている。
【0030】図6は本発明にかかる紙容器の第4の実施
形態を示す要部平面図であって、図3、4で示した第2
の実施形態の切線75、75が略くの字形状の切線78、78で
構成されている以外は同じであり、説明は省略する。
【0031】図7は本発明にかかる紙容器の第5の実施
形態を示す要部平面図であって、図3、4で示した第2
の実施形態の略等脚台形を構成する稜線(切線)74、74
が前記稜線(切線)74、74の互いに対向する位置で互い
に向き合うように凸状に形成された部分を有する稜線
(切線)79、79で構成されている以外は同じであり、説
明は省略するが、このように構成することにより、第1
〜第4の実施形態で示したものより、注出口に樋を形成
するときに樋の両端部を一層確実に係合し易くすること
ができる。当然、第1、第3、第4に示した実施形態に
本構成を用いても構わない。
【0032】図8は本発明にかかる紙容器の第6の実施
形態を示す要部平面図、図9は図8の被覆部材を剥離し
た状態を示す要部平面図、図10は図8のX─X線の断面
図であって、図8は図9に示すように図3の第2の実施
形態で示した注出部の切線75、75と切線77とハーフカッ
ト線84とで囲まれた窓部91が切り欠かれた切欠窓部12で
構成されている以外は同じである。注出部がポリエチレ
ンテレフタレートフィルム/アルミニウム箔/ポリエチ
レンからなる被覆部材11によって外側から覆われると共
に、前記注出部の外周を囲むように紙容器の表出層と熱
接着部20で熱接着されている。また、図10に示すように
前記被覆部材11は前記切欠窓部12を介して紙容器の内容
物側に設けられた保護部材10と熱接着部21で熱接着され
ている。また、前記保護部材10は前記注出部を覆うと共
に前記注出部の外周を囲む熱接着部22で熱接着され、か
つ、注出口部90の切線77とハーフカット線81、82、83と
で囲まれた領域が紙容器の内層と熱接着部23で熱接着さ
れている。このように構成することにより、紙容器から
内容物を注ぎだす直前まで前記注出部にゴミ等が付着す
ることを防止することができると共に、図9に示すよう
に被覆部材11を剥がすと同時に前記切欠窓部12に空気口
を形成することができる。注出口と樋の設け方は図3の
第2の実施形態で説明した同じ方法で設ければよく説明
は省略する。また、被覆部材11はアルミニウム箔を層構
成中に設けることにより、塑性変形可能となり注出口を
簡易的にリクローズする機能を持たせることができる。
また、保護部材10は一実施例としてポリエチレンフィル
ムを用いて説明してきたが、これに限るものではなく、
たとえば、アルミニウム箔/ポリエチレン、あるいは、
エチレン─酢酸ビニル共重合体ケン化物/ポリエチレ
ン、ポリエチレン/エチレン─酢酸ビニル共重合体ケン
化物/ポリエチレン、ポリエチレン/アルミニウム箔/
ポリエチレン等からなる積層されたシートであっても構
わない。
【0033】また、図11は本発明にかかる紙容器の第7
の実施形態を示す要部平面図であって、被覆部材11を剥
離した状態を示している。図5の第3の実施形態で示し
た注出部の切線71と切線76、76とハーフカット線85とで
囲まれた窓部92が切り欠かれた切欠窓部13で構成されて
いるものであって、その他は図8〜10で示した本発明の
第6の実施形態と同じであり説明は省略する。また、本
発明の紙容器の第1〜5の実施形態のものに第6、7の
実施形態で用いた被覆部材を用いても構わない。
【0034】
【発明の効果】本発明の紙容器は、外観の良好な樋付き
の注出口を容易に形成することができるために内容物を
スムーズに注ぎ出すことができると共に、特に内容物が
液状物の場合に液だれを防止することができるという顕
著な効果を奏するものである。また、成形品からなる高
価な注出具を取り付けることもないために低コストで密
封性の優れた紙容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる紙容器の第1の実施形態を示す
要部斜視図である。
【図2】図1の紙容器に樋付きの注出口を設けた斜視図
である。
【図3】本発明にかかる紙容器の第2の実施形態を示す
要部平面図である。
【図4】図3の紙容器に樋付きの注出口および空気口と
しての窓部を設けた斜視図である。
【図5】本発明にかかる紙容器の第3の実施形態を示す
要部平面図である。
【図6】本発明にかかる紙容器の第4の実施形態を示す
要部平面図である。
【図7】本発明にかかる紙容器の第5の実施形態を示す
要部平面図である。
【図8】本発明にかかる紙容器の第6の実施形態を示す
要部平面図である。
【図9】図8の被覆部材を剥離した状態を示す要部平面
図である。
【図10】図8のX─X線の断面図である。
【図11】本発明にかかる紙容器の第7の実施形態を示す
要部平面図である。
【符号の説明】
1 紙容器 2 注出口 3 樋 10 保護部材 11 被覆部材 12,13 切欠窓部 20,21,22,23 熱接着部 71,74,74',75,76,77,78,79 切線 81,82,83,84,85 ハーフカット線 90 注出口部 91,92 窓部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱接着性樹脂層からなる表出層と、熱接
    着性樹脂層からなる内層と、少なくとも紙層を有する基
    材層とを備えた積層体からなる紙容器において、該紙容
    器に該紙容器から内容物を注ぎ出す際の注出部が形成さ
    れると共に該注出部から内容物が漏洩しないように該注
    出部を覆い前記紙容器の内層と所定形状の熱接着部で熱
    接着された保護部材が設けられていることを特徴とする
    紙容器。
  2. 【請求項2】 前記注出部は前記紙容器から内容物を取
    り出すための注出口部、あるいは、該注出口部と窓部と
    から構成されていることを特徴とする請求項1記載の紙
    容器。
  3. 【請求項3】 前記注出部は上方を短辺とする略等脚台
    形からなり、前記略等脚台形を両端部に略等しい台形部
    と、前記略等しい台形部に挟まれた矩形部とに3分割さ
    れるように形成された分割辺と前記矩形部を構成する下
    方に位置する一辺とがミシン目ないしハーフカット線で
    構成されると共に、前記略等脚台形のその他の辺が切線
    で構成された注出口部からなることを特徴とする請求項
    2記載の紙容器。
  4. 【請求項4】 前記注出部は、上方を短辺とする略等脚
    台形からなり、前記略等脚台形を両端部に略等しい台形
    部と、前記略等しい台形部に挟まれた矩形部とに3分割
    されるように形成された分割辺と前記矩形部を構成する
    下方に位置する一辺とがミシン目ないしハーフカット線
    で構成されると共に、前記略等脚台形のその他の辺が切
    線で構成された注出口部と、該注出口部を形成する前記
    略等脚台形の短辺から交わることなく上方に延設された
    2本の切線と該2本の切線のそれぞれの自由端を繋ぐミ
    シン目ないしハーフカット線で構成された窓部とからな
    ることを特徴とする請求項2記載の紙容器。
  5. 【請求項5】 前記窓部を構成する上方に延設された2
    本の切線が前記注出口部を形成する前記矩形部の上方に
    位置する一辺の両端から略逆ハの字形状に構成された切
    線からなることを特徴とする請求項4記載の紙容器。
  6. 【請求項6】 前記窓部を構成する上方に延設された2
    本の切線が前記注出口部を形成する前記略等脚台形の短
    辺の両端から略ハの字形状に構成された切線からなるこ
    とを特徴とする請求項4記載の紙容器。
  7. 【請求項7】 前記窓部を形成する領域が切り欠かれた
    切欠窓部として構成されていることを特徴とする請求項
    4〜6のいずれかに記載の紙容器。
  8. 【請求項8】 前記紙容器の内層と前記保護部材が熱接
    着される前記所定形状の熱接着部は、前記注出部の外周
    を囲むと共に、前記注出口部を形成する前記矩形部の上
    方に位置する一辺を跨ぐように設けられていることを特
    徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の紙容器。
  9. 【請求項9】 前記保護部材が熱接着性樹脂層ないし熱
    接着性樹脂層が少なくとも一方の表面に形成された積層
    体からなることを特徴とする請求項1、8のいずれかに
    記載の紙容器。
  10. 【請求項10】 前記紙容器において、前記注出部を外側
    より覆うと共に、前記注出部の外周を囲むように前記紙
    容器の表出層と熱接着された被覆部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の紙容
    器。
  11. 【請求項11】 前記請求項7記載の紙容器において、前
    記保護部材と前記被覆部材とが前記切欠窓部において熱
    接着されていることを特徴とする紙容器。
  12. 【請求項12】 前記注出部が屋根形状をした斜面に形成
    されていることを特徴とする請求項1〜11のいずれかに
    記載の紙容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261618A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Toppan Printing Co Ltd 紙箱

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