JP2000025456A - 自動車用ドアウェザーストリップの端末構造 - Google Patents

自動車用ドアウェザーストリップの端末構造

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JP2000025456A
JP2000025456A JP10199937A JP19993798A JP2000025456A JP 2000025456 A JP2000025456 A JP 2000025456A JP 10199937 A JP10199937 A JP 10199937A JP 19993798 A JP19993798 A JP 19993798A JP 2000025456 A JP2000025456 A JP 2000025456A
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JP
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door
weather strip
groove
terminal
end part
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JP10199937A
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English (en)
Inventor
Hideto Takashima
秀人 高嶋
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数及び組付け工数の増加をもたらすこ
となくコスト低減ができるサッシュレスタイプのドア本
体の周縁部に装着されるドアウェザーストリップの端末
構造を提供する。 【解決手段】 ドアウェザーストリップ2の端末部8
に、ドアトリム12の掛止端部12aとドアウェストウ
ェザーストリップ5の下端部5aを挿入してそれらの端
末を突き合わせる端部側壁13cを有する溝部13を一
体成形し、かつ、その溝部13にはドアトリム12とド
アウェストウェザーストリップ5の両方又は一方の下端
部が当接する隔壁15を一体成形する。車両走行時に、
ドア本体内の空気がドアトリム12とドアウェストウェ
ザーストリップ5の端末と端部側壁13cとの隙間G1
から外部に漏れ出る量を低減して異音が生じるのを防止
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車用ドアウェ
ザーストリップに関するもので、とりわけ、サッシュレ
スタイプのドア本体の周縁部に装着されるドアウェザー
ストリップの端末構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のサッシュレスタイプのドアにあ
っては、図6及び図7に示すように、ドア本体1がサッ
シュ部を有していないために、アウターパネル1aとイ
ンナーパネル1bとからなるドア本体1の周縁部には車
体側のドア開口縁部に弾接するドアウェザーストリップ
2が装着されている。一方、ドアウェスト開口部3の車
室内側及び車室外側の開口縁部にはドアガラス4に弾接
するドアウェストウェザーストリップ(インサイドシー
ル)5が装着されている。前記ドアウェザーストリップ
2は押出成形法によって成形された均一断面形状の一般
部6の長手方向両端部に金型成形法によって成形された
異形断面形状の端末部7,8が一体に形成されており、
この端末部7,8にはドアガラス4を案内するガイド溝
9が形成されている。
【0003】一方、前記ドアウェストウェザーストリッ
プ5は押出成形法によって成形された均一断面形状のも
ので、ドアガラス4に弾接するシールリップ10が突出
形成されている。車室内側のドアウェストウェザースト
リップ5については内装材であるドアトリム12の上端
部に固定支持されている。そして、前記ドアウェスト開
口部3の前後方向両端部に配置される端末部7,8に、
それぞれドアウェストウェザーストリップ5とドアトリ
ム12の両端末部が突き合わされている。すなわち、図
7及び図8に示すように、端末部8には一端部を閉じた
略U字形の溝部13が形成され、その溝部13にドアト
リム12とドアウェストウェザーストリップ5の端末部
が挿入されている。
【0004】そして、図7,8に示すように、溝部13
の端部側壁13cに突き合わされるべきドアトリム12
とドアウェストウェザーストリップ5の端末部との間に
は隙間G1が形成されることが多く、また、端末部8の
溝部13とドアトリム12の掛止端部12aとドアウェ
ストウェザーストリップ5の下端部5aとの間には、隙
間G2が形成されて空間部イが形成されるとともに、そ
れらの両側にも空間部ロ,ハが形成される。したがっ
て、隙間G1に対して大きな空間部イ,ロ,ハが控えて
いるために、車両走行中にドア本体内が負圧状態となっ
てドア本体内の空気が車外へ吸い出され、若しくはこの
逆の現象が生じる結果、空気が隙間G1を流通するとき
異音を生じることがある。
【0005】これを防止するために、図9に示すよう
に、下端部5aと掛止端部12aが当接するスポンジ材
からなるエプトシーラー14を溝部13の底面に貼着し
て少なくとも空間部イを消失させ、かつ、空間部ロ,ハ
が連通するのを遮断する構造が採られている。したがっ
て、隙間G1は避けられなくとも、隙間G2は消失し、空
間部ロのみが隙間G1と連通することとなるために空気
の流通量が低下し、異音が発生するまでには至らないと
いうものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エプト
シーラー14を溝部13に貼着して封止する構造では、
組付け工程においてエプトシーラー14を溝部13に貼
着するので工数が増え、また、エプトシーラー14その
ものの費用が付加されて結局コスト高につながることは
否めない。そのため、ドアウェストウェザーストリップ
5とドアウェザーストリップ2とを嵌合させて一体化す
る構造(特開平7−117475号公報参照)も提供さ
れているが、その場合は、ドアウェストウェザーストリ
ップ5が中空でなければ採用できない。
【0007】そこで、この発明は上記事情に鑑みて、部
品点数及び組付け工数の増加をもたらすことなくコスト
低減ができる自動車用ドアウェザーストリップの端末構
造を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる自動車
用ドアウェザーストリップの端末構造は、サッシュレス
タイプの自動車用ドアにおけるドアウェザーストリップ
の端末部であって、ドアトリムの掛止端部とドアウェス
トウェザーストリップを挿入してそれらの端末を突き合
わせる端部側壁を有する溝部を一体成形した構造におい
て、該溝部に前記ドアトリムの掛止端部と前記ドアウェ
ストウェザーストリップの下端部の両方又は一方が当接
する隔壁を一体成形したことを特徴とする。そして、前
記隔壁は前記掛止端部又は下端部と平行に溝底から離間
して形成され、又は、前記隔壁は前記掛止端部又は下端
部と交叉して溝底に垂直に形成する。
【0009】したがって、溝部の隔壁にドアトリムの掛
止端部とドアウェストウェザーストリップの下端部の両
方又は一方が当接することによって溝部の一部が遮断さ
れ、又は迂回路を形成することとなり、ドアトリム及び
ドアウェストウェザーストリップの端末部とドアウェザ
ーストリップの溝部との間の隙間から流通する空気量は
異音が発生するまでに至らない程度に低減する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施例を図に基づ
き説明する。図1及び図2に示すように、前記従来例と
基本的に同じ構造の端末部8は、その溝部13の構造に
改良がなされている。
【0011】すなわち、端末部8には一端部を閉じた略
U字形の溝部13が形成され、その溝部13にドアトリ
ム12とドアウェストウェザーストリップ5の掛止端部
12a,5aが挿入されている。溝部13には膜状の隔
壁15が一体成形され、この隔壁15にドアウェストウ
ェザーストリップ5とドアウェザーストリップ2の掛止
端部5a,12aが載置されている。隔壁15は、図3
に示すように、溝部13を形成する内側壁13aとリッ
プ部13b及び端部側壁13cとに一体成形されてい
て、隔壁15の下部と溝部13の底部との間の空間部イ
は端部側壁13cにて閉じられている。なお、隔壁15
は内側壁13a及びリップ部13bの肉厚よりも薄いも
のとし、隔壁15が撓んでも内側壁13a及びリップ部
13bが変形しないものとする。
【0012】ドアウェザーストリップ2は前記同様に、
アウターパネルとインナーパネルとからなるドア本体の
周縁部に車体側のドア開口縁部に弾接するように装着さ
れる。ドアウェザーストリップ2は押出成形法によって
成形された均一断面形状の一般部の長手方向端部に金型
成形法によって成形された異形断面形状の端末部8が一
体に形成されており、この端末部8にはドアガラスを案
内するガイド溝9が形成されている。
【0013】ドアウェストウェザーストリップ5は押出
成形法によって成形された均一断面形状のもので、ドア
ガラスに弾接するシールリップ10が突出形成されてい
るとともに、その車室内側のドアウェストウェザースト
リップ5については内装材であるドアトリム12の上端
部に固定支持され、両者の内端部は揃えられているが、
いずれか一方が他方よりも短くてもよい。そして、溝部
13内にドアウェストウェザーストリップ5の端末とド
アウェザーストリップ2の両端末とが挿入され、端部側
壁13cに突き合わされているが、寸法誤差や経年変化
により隙間G1は避けられない。
【0014】したがって、ドアウェストウェザーストリ
ップ5の下端部5aとドアウェストウェザーストリップ
12の掛止端部12aが溝部13に差し込まれてそれら
の両方又は一方が隔壁15に載置されると、隔壁15は
それらの下端部に密接して下方へ変形し撓むことができ
る。しかも、隔壁15は端部側壁13cと結合して空間
部イを閉じ、かつ、空間部ロ,ハを遮断しているので、
空間部イ側から隙間G1への空気の流通量は低減する。
【0015】図4はこの発明の第2の実施例を示すもの
で、この例では、溝部13の開口端部に膜状の隔壁16
を、内側壁13aとリップ部13bに結合して一体成形
し、掛止端部12aと下端部5aの両方又は一方と交叉
する配置としたものである。したがって、溝部13は箱
状に形成されており、隔壁16上に掛止端部5a,12
aの下端部が載置されると、前記空間部イ,ロ,ハは連
通するものの、空間部イの端面が閉じられているので、
空間部イ側から隙間G1への空気の流通量は低減する。
【0016】図5はこの発明の第3実施例を示すもの
で、この例では、溝部13の開口端部に膜状の隔壁17
を内側壁13aに結合してリップ部13bに達しないで
開口端部の略半分の面積を有する程度に一体成形すると
ともに、その隔壁17から離れた内側にも隔壁18をリ
ップ部13bに結合して内側壁13aに達しないで開口
端部の略半分の面積を有する程度に一体成形し、掛止端
部12aと下端部5aの両方又は一方と交叉する配置と
したものである。
【0017】これらの隔壁17,18上に掛止端部5
a,12aの下端部が載置されると、前記空間部イ,
ロ,ハは連通するものの、空間部イの端面が略半分閉じ
られ、また、隔壁17,18が互い違いに衝立のように
形成されているので、空間部イ側からの空気の流通路は
迂回路を形成し、空間部ロ,ハへの空気の流通量は低減
する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したこの発明によれば、溝部に
隔壁を一体成形することによって流通する空気量を低減
して異音の発生を防止したので、部品点数及び組付け工
数の増加をもたらすことなくコスト低減ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるドアウェザーストリップの端
末部を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】この発明の実施例の要部を示す斜視図である。
【図4】この発明の他の実施例を示す要部斜視図であ
る。
【図5】この発明の更に他の実施例を示す要部斜視図で
ある。
【図6】この発明が適用される自動車用ドアの内側正面
図である。
【図7】従来のドアウェザーストリップの端末部を示す
斜視図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】従来における図7の改良例を示す図8同様の断
面図である。
【符号の説明】
1…隙間 1…ドア本体 2…ドアウェザーストリップ 5…ドアウェストウェザーストリップ(インサイドシー
ル) 5a…下端部 7,8…端末部 9…ガイド溝 10…シールリップ 12…ドアトリム 12a…掛止端部 13…溝部 13a…内側壁 13b…リップ部 13c…端部側壁 15,16,17,18…隔壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サッシュレスタイプの自動車用ドアにお
    けるドアウェザーストリップの端末部であって、ドアト
    リムの掛止端部とドアウェストウェザーストリップを挿
    入してそれらの端末を突き合わせる端部側壁を有する溝
    部を一体成形した構造において、該溝部に前記ドアトリ
    ムの掛止端部と前記ドアウェストウェザーストリップの
    下端部の両方又は一方が当接する隔壁を一体成形したこ
    とを特徴とする自動車用ドアウェザーストリップの端末
    構造。
  2. 【請求項2】 隔壁が前記掛止端部又は下端部と平行に
    溝底から離間して形成されていることを特徴とする請求
    項1記載の自動車用ドアウェザーストリップの端末構
    造。
  3. 【請求項3】 隔壁が前記掛止端部又は下端部と交叉し
    て溝底に垂直に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の自動車用ドアウェザーストリップの端末構造。
JP10199937A 1998-07-15 1998-07-15 自動車用ドアウェザーストリップの端末構造 Pending JP2000025456A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004114971A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd ウェザーストリップ
JP2008114804A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車ドアのシール構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004114971A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd ウェザーストリップ
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