JP4800176B2 - パーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造 - Google Patents

パーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造 Download PDF

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Description

本発明は、ウインドウフレームがドア本体とともにインナーパネルとアウターパネルとから構成された自動車用ドアのパーティションサッシュ上端部において、そのパーティションサッシュに背中合わせで保持されるグラスランといわゆるガスケットタイプのウェザーストリップの位置決め構造に関する。
自動車用ドアのうちインナーパネルとアウターパネルによりドア本体とともに構成されたウインドウフレームにはその両パネル間に溝部が形成されていて、そのウインドウフレームに沿ってグラスランが取り付けられている。
この種のグラスランとして、例えば特許文献1に記載のように、グラスランの底壁のうち長手方向の所定箇所にウインドウフレームの溝部底面と当接するストッパーを突設したものがある。すなわち、上記底壁がストッパーによりバックアップされていて、昇降ガラスに押圧された上記底壁の上方への変位をストッパーをもって規制するようになっている。
この特許文献1に記載の技術では、ドア自体がパーティションサッシュを有していないが故にウインドウフレームの全長にわたってグラスランが取り付けられているが、例えば自動車のリアドアに代表されるようにドア自体がパーティションサッシュを有している場合には、成形の便宜上グラスランのうちウインドウフレームに沿った上辺部とパーティションサッシュに沿った縦辺部とのなす型成形コーナー部にストッパーを設定することとなる。
特開2000−103242号公報
ここで、パーティションサッシュを有する自動車用ドアにグラスランを組み付ける際には、周縁部にウェザーストリップが取り付けられたクォーターガラスを予め自動車用ドアに組付けるとともに、昇降ガラスをドア本体内に仮置きした上で、グラスランが取り付けられたパーティションサッシュを自動車用ドアに取り付けることとなる。
グラスランをパーティションサッシュとともに自動車用ドアに組み付ける際には、先ず、傾斜させたパーティションサッシュの下端部を昇降ガラスの後縁上部とクォーターガラスの前縁下部との間を通してドアウエスト開口部からドア本体内に挿入する。次いでパーティションサッシュを回動させ、パーティションサッシュの上端部をウインドウフレーム内に挿入し、パーティションサッシュを正規の取付位置に固定することになる。
しかしながら、上記のようにパーティションサッシュを有する自動車用ドアに特許文献1に記載の技術を適用した場合には、グラスランのコーナー部底壁からストッパーが大きく突出しているため、パーティションサッシュの上端部をウインドウフレーム内に挿入するときに、ストッパーがウインドウフレームの開口縁部に干渉してその作業性を害する上に、パーティションサッシュの上端部をウインドウフレームに挿入してパーティションサッシュの取付位置を微調整する際に、その調整中にグラスランのストッパーがウインドウフレームの溝部底面と当接してパーティションサッシュの移動を阻害し、パーティションサッシュおよびグラスランの取付作業が非常に煩雑となる。
また、パーティションサッシュおよびグラスランの取付作業中にグラスランのストッパーがウインドウフレームのうち開口縁部および溝部底面に当接することで、予めサブアセンブリされたパーティションサッシュからグラスランが外れることがあり、パーティションサッシュおよびグラスランの取付作業がさらに煩雑となるという問題が生じていた。
本発明は上記の課題に鑑み、パーティションサッシュおよびグラスランの取付作業性を改善したパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、自動車用ドアのウインドウフレームがドア本体とともにインナーパネルとアウターパネルにより形成され、そのドア本体とウインドウフレームとの間にパーティションサッシュが掛け渡されていて、グラスランおよびガスケットタイプのウェザーストリップの縦辺部がパーティションサッシュの両側にそれぞれ保持されている一方で、ウインドウフレームのインナーパネルとアウターパネルとの間に形成された溝部に両シール部材の上辺部がそれぞれ保持されていて、グラスランの底壁とウインドウフレームの溝部底面との間に位置規制部材を設けたパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造であることを前提としていて、上記位置規制部材はウェザーストリップと一体に形成されていて、その位置規制部材がウェザーストリップの上辺部のうちグラスラン側端部からグラスラン側へ向かって突出してグラスランの上辺部底壁とウインドウフレームの溝部底面の両者に当接することにより、グラスランの上辺部底壁を上方向で位置決めしていることを特徴としている。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、上記位置規制部材をもってグラスランの上辺部底壁を上方向で位置決めし、グラスランの上辺部底壁が昇降ガラスに押圧された際におけるその上辺部底壁の上方への変位を規制できる。その上、グラスランの上辺部底壁を上方からバックアップする上記位置規制部材がウェザーストリップと一体に形成されていて、従来のようにグラスランからストッパーが大きく突出しない。
また、請求項2に記載のように、ウェザーストリップから離間する方向で上記位置規制部材と引っ掛かりの関係となる係合部をグラスランに設け、その係合部と上記位置規制部材とをもってグラスランとウェザーストリップとを車両前後方向で相対位置決めしていると、グラスランとウェザーストリップとの車両前後方向における相対位置決めを容易に且つ正確に行うことができる。
具体的には請求項3に記載のように、上記係合部がグラスランの底壁から上方に向けて突設されているとともに、上記係合部を受容する凹部が上記位置規制部材に形成されていると、グラスラン付きのパーティションサッシュの上端部をウインドウフレーム内に挿入することで上記係合部と凹部とが嵌合し、グラスランとウェザーストリップとの車両前後方向における相対位置決めがなされる。
その上で請求項4に記載のように、パーティションサッシュのうち両シール部材間に位置する隔壁部に固定されたパーティションサッシュ固定部と、そのパーティションサッシュ固定部から車室内側に延出した左右方向部と、その左右方向部から車両後方側に延出してウインドウフレームのうちインナーパネルの車室外側壁面下部に固定されたインナーパネル固定部と、により形成されたブラケットをもってパーティションサッシュがウインドウフレームに連結されているとともに、そのブラケットとウインドウフレームの溝部底面との間を上記位置規制部材が挿通していると、ブラケットと他の構造物との干渉を避けることができる。
さらに、請求項5に記載のように、上記位置規制部材にグラスランの底壁と当接するシールビードが車両前後方向に沿って設けられていると、上記位置規制部材とグラスランの底壁との間のシール性を向上させる上でより望ましい。
請求項1に記載の発明によれば、グラスランの上辺部底壁が昇降ガラスに押圧されたときに、上記位置規制部材をもってグラスランのうち上辺部底壁の上方への変位を規制できる上に、従来のようにグラスランからストッパーが大きく突出しないため、グラスランおよびパーティションサッシュの自動車用ドアへの取付作業が容易に行えるようになる。
その上で請求項2に記載の発明によれば、グラスランとウェザーストリップとの車両前後方向における相対位置決めを容易に且つ正確に行うことができるため、グラスランの位置決め精度が向上してグラスランのシール性および外観品質を高めることができる上に、グラスランおよびパーティションサッシュの自動車用ドアへの取付作業がより容易に行えるようになるメリットがある。
また、請求項4に記載に発明によれば、ブラケットと他の構造物との干渉を避けることで、そのブラケットによってパーティションサッシュをウインドウフレームに確実に固定できるようになる。
さらに、請求項5に記載の発明によれば、パーティションサッシュ上端部におけるシール性が向上するメリットがある。
図1は本発明のより具体的な実施の形態として自動車のリアドアを示す図である。
図1に示すように自動車用ドアたるリアドア1のうち略アーチ状のウインドウフレーム2はドア本体3とともにインナーパネルとアウターパネルにより構成されている。
ウインドウフレーム2とドア本体3との間にはパーティションサッシュ4が掛け渡されていて、パーティションサッシュ4の車両前方側に昇降ガラス5が設けられている一方で、パーティションサッシュ4の車両後方側にいわゆる嵌め殺しタイプのクォーターガラス6が設けられている。
また、周知のようにクォーターガラス6の周縁部にはいわゆるガスケットタイプのパーティションウェザーストリップがシール部材として設けられているとともに、昇降ガラス5とウインドウフレーム2の間および昇降ガラス5とパーティションサッシュ4の間にはグラスランがシール部材として設けられていて、グラスランは昇降ガラスの前縁部および後縁部をそれぞれ案内する一対のグラスラン縦辺部とその両グラスラン縦辺部の上端同士を連結するグラスラン上辺部とを有している。
図2は図1におけるA部の詳細を示す拡大図であって、図3は図2におけるパーティションサッシュ4の上端とウインドウフレーム2の結合構造を示す斜視図である。
ウインドウフレーム2を形成しているインナーパネル7およびアウターパネル8は図2に示すようにその上端同士がヘミング結合されていて、その両パネル7,8間に下方に向けて開口した溝部2aが形成されている。すなわち、インナーパネル7がアウターパネル8に対して略面直角となる段状部7aを有していて、その段状部7aを底面として溝部2aが形成されている。
一方、パーティションサッシュ4はロールフォーミング等により断面略H形状に成形されたものであって、その断面中央の隔壁部4aの両側に車両前方側溝部4bと車両後方側溝部4cを有している。
パーティションサッシュ4の上端部には図3に示すようにその車両後方側溝部4cを形成する車室内側側壁を切り欠いた切欠部4dが形成されていて、パーティションサッシュ4の上端部が、切欠部4dを挿通するブラケット9を介してウインドウフレーム2に連結されている。なお、パーティションサッシュ4の下端部はドア本体3のドアウエスト開口部から両パネル8,9間に挿入されてそのドア本体3に連結されている。
ブラケット9の一端はパーティションサッシュ4の隔壁部4aのうち車両後方側壁面に予め溶接固定されている一方、ウインドウフレーム2側にはインナーパネル7の下端を部分的に下方に延長した取付穴7b付きの連結部7cが形成されている。連結部7cはパーティションサッシュ4の隔壁部4aよりも車両後方側に形成されていて、ブラケット9の他端に穿設された取付穴9aと連結部7c側の取付穴7bとに図示外のねじ部材が挿通してブラケット9がインナーパネル7に固定されている。
より詳細には、ブラケット9はその一端に上下方向に沿ったパーティションサッシュ固定部9bを有しているとともに、そのパーティションサッシュ固定部9bの上端から車室内側に延出する左右方向部9cが切欠部4dを挿通していて、その左右方向部9cの車室内側端部から車両後方に向かって取付穴9a付きのインナーパネル固定部9dが延出している。なお、インナーパネル固定部9dはパーティションサッシュ4のうち車両後方側溝部4cを形成する車室内側側壁よりも車室内側に若干オフセットしているものの、ブラケット9を含めたパーティションサッシュ4の断面形状はパーティションサッシュ4の一般断面形状とほぼ等しくなっている。
図4は図2におけるグラスランおよびパーティションウェザーストリップをそれぞれ単体で示す分解図である。
図2のほか図4に示すようにグラスラン10のうち、ウインドウフレーム2の溝部2aに嵌合・保持されたグラスラン上辺部10aと、パーティションサッシュ4の車両前方側溝部4bに嵌合・保持されたグラスラン縦辺部10bと、はグラスランコーナー部10cにて接続されている。すなわち、互いに異なる断面形状でそれぞれ長尺状に押出成形されたグラスラン上辺部10aとグラスラン縦辺部10bとが、型成形されたグラスランコーナー部10cにて接続されている。
グラスラン10はその断面中央に断面略コの字状の本体部11を有していて、その本体部11の開口端には、パーティションサッシュ4のうち車両前方側溝部4bの開口縁部およびウインドウフレーム2のうち溝部2aの開口縁部にそれぞれ被さるモールリップ13がそれぞれ突設されている。なお、グラスラン10のうち本体部11のコ字状空間内にはグラスラン10の本体部11と昇降ガラス5との間をシールするシールリップ12が突設されている。
また、グラスランコーナー部10cのうちグラスラン上辺部10a側端部には係合部たる位置決め突起14が上方に向けて突設されていて、その位置決め突起14はグラスランコーナー部10cと一体成形されている。位置決め突起14は側面視略台形状であって、その車両前方側壁面14aがグラスラン10のうち本体部11の底壁11a上面に対して面直角になっている。なお、位置決め突起14はインナーパネル7の段状部7aに向けて突出しているものの、インナーパネル7の段状部7aには達していない。
図5は図4におけるB矢視図である。ここで、図5では後述するコーナーリブ19を便宜上省略している。また、図6は図2におけるC−C断面図である。
一方、パーティションウェザーストリップ15はクォーターガラス6の周縁部に沿った閉ループ状に全体を型成形されたものであって、図2のほか図5に示すようにその断面中央に形成された断面略コの字状の本体部16にクォーターガラス6の周縁部が嵌合・保持されている。
そして、そのパーティションウェザーストリップ15のうち、クォーターガラス6の上縁部に沿ったウェザーストリップ上辺部15aがウインドウフレーム2の溝部2aに、クォーターガラス6の前縁部に沿ったウェザーストリップ縦辺部15bがパーティションサッシュ4の車両後方側溝部4cに、それぞれ嵌合・保持されている。換言すれば、パーティションサッシュ4はその隔壁部4aを挟んで車両前後方向両側にグラスラン縦辺部10bおよびウェザーストリップ縦辺部15bを背中合せに保持している。
パーティションウェザーストリップ15のうち本体部16の開口端には、パーティションサッシュ4のうち車両後方側溝部4cの開口縁部およびウインドウフレーム2のうち溝部2aの開口縁部にそれぞれ被さるモールリップ17が突設されている。そのモールリップ17は図6に示すようにグラスラン上辺部10a側のモールリップ13とそれぞれの段付部13a,17aをもって、両者の表面が面一となるように接続されている。
また、図2,5に示すようにウェザーストリップ縦辺部15bのうち本体部16の底壁16aにはブラケット9に対応する位置に逃げ凹部18が形成されていて、その逃げ凹部18内にブラケット9が受容されるようになっている。さらに、ウェザーストリップ上辺部15aとウェザーストリップ縦辺部15bとのなすコーナー部には薄膜状のコーナーリブ19が形成されていて、そのコーナーリブ19をもって車室内側からブラケット9およびインナーパネル7の連結部7cを隠蔽するようになっている。
図7は図2におけるD−D断面図であって、図8は図2におけるE−E断面図である。
ウェザーストリップ上辺部15aにはインナーパネル7の段状部7aに当接する底壁リブ20が車両前後方向に沿って突設されているとともに、ウェザーストリップ上辺部15aの車両前方側端部から位置規制部材たる側面視略台形状のストッパーブロック21がグラスラン10側に向けて突設されていて、そのストッパーブロック21は底壁リブ20と連続している。なお、ストッパーブロック21の幅はウェザーストリップ上辺部15aのうち底壁16aの幅と略同一であって、ストッパーブロック21はパーティションウェザーストリップ15と一体に形成されている。
ストッパーブロック21はブラケット9とインナーパネル7の段状部7aとの間を挿通していて、グラスラン上辺部10aの底壁11aおよびグラスランコーナー部10cのうちグラスラン上辺部10a側端部の底壁11aに上方から被さっている。すなわち、ストッパーブロック21は図7に示すようにグラスラン10の底壁11aとインナーパネル7の段状部7aの両者に当接することでグラスラン10の底壁11aを上方からバックアップしていて、その底壁11aが昇降ガラス5に押圧されたときに、その底壁11aの上方への変位をストッパーブロック21をもって規制するようになっている。
ストッパーブロック21のうちグラスラン10の底壁11aと対向する面には、図2,5のほか図8に示すようにグラスラン10側の位置決め突起14を受容する側面視略台形状の位置決め凹部21aが形成されている。位置決め凹部21aと位置決め突起14とは略相似形であって、且つ位置決め凹部21aは位置決め突起14を拡大した形状となっている。
そして、位置決め突起14と位置決め凹部21aは車両前後方向、すなわちパーティションウェザーストリップ15とグラスラン10とが互いに離間する方向で引っ掛かりの関係となっている。すなわち、位置決め突起14と位置決め凹部21aを互いに嵌合させ、位置決め突起14の車両前方側壁面14aと位置決め凹部21aの車両前方側壁面21bを突き合わせることで、グラスラン10とパーティションウェザーストリップ15との車両前後方向における相対位置決めがなされている。なお、位置決め突起14の車室内外側、車両後方側および上方側にストッパーブロック21との間で所定のクリアランスが設けられている。
また、ストッパーブロック21のうちグラスラン10の底壁11aと対向する面に、グラスラン10の底壁11aと当接する一対のシールビード22が車両前後方向に沿って突設されていて、そのシールビード22によりストッパーブロック21とグラスラン10の底壁11aとの間がシールされるようになっている。なお、ウェザーストリップ縦辺部15bの底壁16aにもストッパーブロック21から連続したシールビード22が形成されていて、そのシールビード22をもってウェザーストリップ縦辺部15bとグラスランコーナー部10cとの間およびウェザーストリップ縦辺部15bとパーティションサッシュ4の隔壁部4aとの間をシールしている。
ここで、グラスラン10およびパーティションウェザーストリップ15のリアドア1への組付手順としては、予めドア本体3内に昇降ガラス5を仮置きするとともに、周縁部にパーティションウェザーストリップ15を取り付けたクォーターガラス6をリアドア1に組付け、その上で、グラスラン10を取り付けたパーティションサッシュ4をリアドア1に組付けることとなる。
グラスラン10付きのパーティションサッシュ4をリアドア1に組付ける際には、先ず、傾斜させたパーティションサッシュ4の下端部を、昇降ガラス5の後縁上部とクォーターガラス6の前縁下部との間を通してドアウエスト開口部からドア本体3内に挿入する。
次いで、パーティションサッシュ4を回動させ、パーティションサッシュ4の上端部をウインドウフレーム2内に挿入するとともに、パーティションサッシュ4の車両後方側溝部4cにウェザーストリップ縦辺部15bを嵌め込み、グラスラン10の位置決め突起14をストッパーブロック21の位置決め凹部21aに挿入する。
この状態で、位置決め突起14とストッパーブロック21との間のクリアランスの範囲内でパーティションサッシュ4およびグラスランコーナー部10cの取付位置の微調整を行う。
そして、位置決め突起14の車両前方側壁面14aと位置決め凹部21aの車両前方側壁面21bを突き合わせるとともに、グラスランコーナー部10cの底壁11aをストッパーブロック21のシールビード22と当接させた上で、パーティションサッシュ4のブラケット9をウインドウフレーム2に固定し、グラスラン上辺部10aをウインドウフレーム2に嵌め込む。なお、必要に応じてパーティションサッシュ4をウインドウフレーム2に固定する前に、ウインドウフレーム2にグラスラン上辺部10aを嵌め込むようにしてもよい。
したがって本実施の形態では、ストッパーブロック21をもってグラスラン10の底壁11aを上方向で位置決めし、グラスラン10の底壁11aが昇降ガラス5に押圧されたときに、その底壁11aの上方への変位を規制できる上に、ストッパーブロック21がその組付時の障害とならないようにパーティションウェザーストリップ15と一体に形成されているため、予めグラスラン10をサブアセンブリしたパーティションサッシュ4の上端部を容易にウインドウフレーム2に挿入することができる。
さらに、ストッパーブロック21および位置決め突起14をもってグラスラン10とパーティションウェザーストリップ15とが車両前後方向で相対位置決めされるため、グラスラン10の位置決めがより正確且つ容易となる。
その上、位置決め突起14とストッパーブロック21との間にクリアランスが設けられているため、パーティションサッシュ4およびグラスランコーナー部10cの取付位置の微調整が容易に行える。
また、従来のようにストッパーブロック21をグラスランコーナー部10cと一体に型成形した場合には、グラスランコーナー部10c全体の重量に対してストッパーブロック21の重量が占める割合が大きいために、成形材料の流れ不良による欠け等の製品欠陥が生じ易いのに対し、本実施の形態ではストッパーブロック21をパーティションウェザーストリップ15全体と一体に型成形しているため、パーティションウェザーストリップ15全体の重量に対するストッパーブロック21の重量が占める割合が少なく、パーティションウェザーストリップ15の成形性の低下を防止できる。
すなわち本実施の形態によれば、グラスラン10の底壁11aが昇降ガラス5に押圧されたときに、ストッパーブロック21をもってその底壁11aの上方への変位を規制するため、パーティションサッシュ4の上端部におけるシール性および外観品質が向上する。また、パーティションサッシュ4およびグラスラン10の組付時に、パーティションサッシュ4の上端部を容易にウインドウフレーム2に挿入することができ、パーティションサッシュ4およびグラスラン10のリアドア1への組付作業性が飛躍的に向上する。
さらに、グラスラン10およびパーティションウェザーストリップ15の車両前後方向での位置決めがより正確且つ容易に行えるため、パーティションサッシュ4上端部におけるシール性および外観品質がより向上するメリットがある。
その上、パーティションサッシュ4をウインドウフレーム2に挿入した後のパーティションサッシュ4およびグラスランコーナー部10cの取付位置の微調整が容易に行えるため、パーティションサッシュ4およびグラスラン10のリアドア1への組付作業性がさらに向上するメリットがある。
また、パーティションウェザーストリップ15の成形性の低下を防止できるため、製品の不良率を低減してコスト的に有利となるメリットがある。
本発明の実施の形態として自動車のリアドアを示す図。 図1におけるA部の詳細を示す斜視図。 図2におけるウインドウフレームとパーティションサッシュの上端との結合構造を示す斜視図。 図2におけるグラスランとパーティションウェザーストリップをそれぞれ単体で示す分解図。 図4におけるB矢視図。 図2におけるC−C断面図。 図2におけるD−D断面図。 図2におけるE−E断面図。
符号の説明
1…リアドア(自動車用ドア)
2…ウインドウフレーム
3…ドア本体
4…パーティションサッシュ
9…ブラケット
10…グラスラン(シール部材)
14…位置決め突起(係合部)
15…パーティションウェザーストリップ(シール部材)
21…ストッパーブロック(位置規制部材)
22…シールビード

Claims (5)

  1. 自動車用ドアのウインドウフレームがドア本体とともにインナーパネルとアウターパネルにより形成され、そのドア本体とウインドウフレームとの間にパーティションサッシュが掛け渡されていて、グラスランおよびガスケットタイプのウェザーストリップの縦辺部がパーティションサッシュの両側にそれぞれ保持されている一方で、ウインドウフレームのインナーパネルとアウターパネルとの間に形成された溝部に両シール部材の上辺部がそれぞれ保持されていて、グラスランの底壁とウインドウフレームの溝部底面との間に位置規制部材を設けたパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造であって、
    上記位置規制部材はウェザーストリップと一体に形成されていて、その位置規制部材がウェザーストリップの上辺部のうちグラスラン側端部からグラスラン側へ向かって突出してグラスランの上辺部底壁とウインドウフレームの溝部底面の両者に当接することにより、グラスランの上辺部底壁を上方向で位置決めしていることを特徴とするパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造。
  2. ウェザーストリップから離間する方向で上記位置規制部材と引っ掛かりの関係となる係合部をグラスランに設け、その係合部と上記位置規制部材とをもってグラスランとウェザーストリップとを車両前後方向で相対位置決めしていることを特徴とする請求項1に記載のパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造。
  3. 上記係合部がグラスランの底壁から上方に向けて突設されているとともに、上記係合部を受容する凹部が上記位置規制部材に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造。
  4. パーティションサッシュのうち両シール部材間に位置する隔壁部に固定されたパーティションサッシュ固定部と、そのパーティションサッシュ固定部から車室内側に延出した左右方向部と、その左右方向部から車両後方側に延出してウインドウフレームのうちインナーパネルの車室外側壁面下部に固定されたインナーパネル固定部と、により形成されたブラケットをもってパーティションサッシュがウインドウフレームに連結されているとともに、そのブラケットとウインドウフレームの溝部底面との間を上記位置規制部材が挿通していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造。
  5. 上記位置規制部材に少なくともグラスランの底壁と当接するシールビードが車両前後方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のパーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造。
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