JP2000024938A - 安全性を向上させた広幅フラップホイール - Google Patents
安全性を向上させた広幅フラップホイールInfo
- Publication number
- JP2000024938A JP2000024938A JP10246574A JP24657498A JP2000024938A JP 2000024938 A JP2000024938 A JP 2000024938A JP 10246574 A JP10246574 A JP 10246574A JP 24657498 A JP24657498 A JP 24657498A JP 2000024938 A JP2000024938 A JP 2000024938A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flap
- inner peripheral
- flap wheel
- shoulder
- wheel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 幅100mm以上のフラップホイールの回転
破壊強度を向上させ安全性を高める。 【解決手段】 研磨布紙からなるフラップ片1の多数を
放射状に配置して、フラップの両端面の切り欠き溝2及
び肩部3に内周鍔付き結合リング4を冠合し、接着剤で
固定した幅100mm以上のフラップホイールにおい
て、フラップ片1の全幅を50mm〜75mmの範囲に
等分した内周側に切り欠き溝6と肩部7を設け、その切
り欠き溝6と肩部7に内周鍔付き補強結合リング5を挿
入埋設し、接着剤層8でフラップホイールの内周部及び
埋設した内周鍔付き補強結合リング5及び切り欠き溝6
を固定一体化する。
破壊強度を向上させ安全性を高める。 【解決手段】 研磨布紙からなるフラップ片1の多数を
放射状に配置して、フラップの両端面の切り欠き溝2及
び肩部3に内周鍔付き結合リング4を冠合し、接着剤で
固定した幅100mm以上のフラップホイールにおい
て、フラップ片1の全幅を50mm〜75mmの範囲に
等分した内周側に切り欠き溝6と肩部7を設け、その切
り欠き溝6と肩部7に内周鍔付き補強結合リング5を挿
入埋設し、接着剤層8でフラップホイールの内周部及び
埋設した内周鍔付き補強結合リング5及び切り欠き溝6
を固定一体化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、研磨布紙を素材として
形成され、金属、プラスチック、木材等を研磨するフラ
ップホイールに関するものである。
形成され、金属、プラスチック、木材等を研磨するフラ
ップホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラップホイールは、短冊状の研磨布紙
片の多数を放射状に密に配列し、両端部内周側に設けた
環状溝に結合リングを冠着し、形成したものであり、回
転軸等に取り付けて高速回転させ、金属、プラスチッ
ク、木材等の被研磨材に押し付けて研磨を行うものであ
る。
片の多数を放射状に密に配列し、両端部内周側に設けた
環状溝に結合リングを冠着し、形成したものであり、回
転軸等に取り付けて高速回転させ、金属、プラスチッ
ク、木材等の被研磨材に押し付けて研磨を行うものであ
る。
【0003】前記のフラップホイールの幅寸法に対する
回転破壊強度は表1のとおり、フラップホイールの幅寸
法が大きくなると、回転破壊強度が低下することは周知
の事実である。
回転破壊強度は表1のとおり、フラップホイールの幅寸
法が大きくなると、回転破壊強度が低下することは周知
の事実である。
【0004】フラップホイールの研磨能率を向上させる
ためには、回転数を上げ、押し付け圧力を高めることは
周知の事実であり、近年、研磨能率向上のためにフラッ
プホイールの回転数を高める傾向にあり、回転破壊強度
の向上が要請されている。
ためには、回転数を上げ、押し付け圧力を高めることは
周知の事実であり、近年、研磨能率向上のためにフラッ
プホイールの回転数を高める傾向にあり、回転破壊強度
の向上が要請されている。
【0005】回転破壊強度を向上させる目的の補強型フ
ラップホイールとしては、本発明者らが先に発明した図
3に示す特公昭54−3271のフラップホイールが知
られている。これは、内周面に網目状ガラス繊維織布1
0を1〜3層密着させ、接着剤で固着したものである。
また、図4に示す補強用円筒11を挿入固着した補強型
フラップホイールもある。
ラップホイールとしては、本発明者らが先に発明した図
3に示す特公昭54−3271のフラップホイールが知
られている。これは、内周面に網目状ガラス繊維織布1
0を1〜3層密着させ、接着剤で固着したものである。
また、図4に示す補強用円筒11を挿入固着した補強型
フラップホイールもある。
【0006】しかし、これらの補強型フラップホイール
であっても、幅100mm以上の広幅フラップホイール
においては、ホイール幅が大きくなるに従って回転破壊
強度が低下し、品質保証上また安全性に関して問題点が
あった。
であっても、幅100mm以上の広幅フラップホイール
においては、ホイール幅が大きくなるに従って回転破壊
強度が低下し、品質保証上また安全性に関して問題点が
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来の技術の
有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、
広幅フラップホイールの製造時の作業性を損なわず、回
転遠心力によるフラップホイール中央部のふくらみを押
さえることにより回転破壊強度を増大させ、安全性を向
上させた高速回転、高負荷研磨条件に耐えうる安全性の
高いフラップホイールを提供するものである。
有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、
広幅フラップホイールの製造時の作業性を損なわず、回
転遠心力によるフラップホイール中央部のふくらみを押
さえることにより回転破壊強度を増大させ、安全性を向
上させた高速回転、高負荷研磨条件に耐えうる安全性の
高いフラップホイールを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の広幅フラップホ
イールは、図1、図2に示すように、研磨布紙からなる
フラップ片1の多数を放射状に密に配列して、フラップ
の両端面の切り欠き溝2及び肩部3に内周鍔付き結合リ
ング4を冠合し、接着剤で固定した幅100mm以上の
フラップホイールにおいて、フラップ片1の全幅を50
mm〜75mmの範囲に等分した内周側に内周鍔付き補
強結合リング5を埋設するための切り欠き溝6を設け、
その切り欠き溝6と肩部7に内周鍔付き補強結合リング
5を挿入埋設し、接着剤層8でフラップホイールの内周
部、埋設した内周鍔付き補強結合リング5及び切り欠き
溝6を固定一体化させたものである。
イールは、図1、図2に示すように、研磨布紙からなる
フラップ片1の多数を放射状に密に配列して、フラップ
の両端面の切り欠き溝2及び肩部3に内周鍔付き結合リ
ング4を冠合し、接着剤で固定した幅100mm以上の
フラップホイールにおいて、フラップ片1の全幅を50
mm〜75mmの範囲に等分した内周側に内周鍔付き補
強結合リング5を埋設するための切り欠き溝6を設け、
その切り欠き溝6と肩部7に内周鍔付き補強結合リング
5を挿入埋設し、接着剤層8でフラップホイールの内周
部、埋設した内周鍔付き補強結合リング5及び切り欠き
溝6を固定一体化させたものである。
【0009】
【作用】本発明に係る広幅フラップホイールは、図2の
内周鍔付き補強結合リング5をフラップ片1の全幅を5
0mm〜75mmの範囲に当分した内周側に設けた切り
欠き溝に埋設し、接着剤でフラップホイールの内周部及
び埋設した内周鍔付き補強結合リング5及びこの切り欠
き溝6を固定一体化して形成されているのでフラップホ
イールに高速回転運動を与えたときにフラップホイール
の幅中央部が遠心力により外側にふくらむ歪みに耐えう
るものとなり、回転破壊強度が増大し、安全性が大幅に
向上した。
内周鍔付き補強結合リング5をフラップ片1の全幅を5
0mm〜75mmの範囲に当分した内周側に設けた切り
欠き溝に埋設し、接着剤でフラップホイールの内周部及
び埋設した内周鍔付き補強結合リング5及びこの切り欠
き溝6を固定一体化して形成されているのでフラップホ
イールに高速回転運動を与えたときにフラップホイール
の幅中央部が遠心力により外側にふくらむ歪みに耐えう
るものとなり、回転破壊強度が増大し、安全性が大幅に
向上した。
【0010】
【実施例】図2は本発明による安全性を向上させた広幅
フラップホイールの断面図であり、その基本構造を実施
例で説明すると次のとおりである。フラップ片1をプレ
ス機で抜き、フラップ片1の切り欠き溝2、肩部3を内
周鍔付き補強結合リング4に順次挿入し、内周鍔付き結
合リング4のほぼ半周に挿入した時点で内周鍔付き補強
結合リング5が埋設される内周側の切り欠き溝6及び肩
部7に内周鍔付き補強結合リング5を挿入する。
フラップホイールの断面図であり、その基本構造を実施
例で説明すると次のとおりである。フラップ片1をプレ
ス機で抜き、フラップ片1の切り欠き溝2、肩部3を内
周鍔付き補強結合リング4に順次挿入し、内周鍔付き結
合リング4のほぼ半周に挿入した時点で内周鍔付き補強
結合リング5が埋設される内周側の切り欠き溝6及び肩
部7に内周鍔付き補強結合リング5を挿入する。
【0011】その後、残り半周分のフラップ片を挿入
し、放射・環状集団を形成し、他方の切り欠き溝によっ
て形成された環状溝とその肩部の環状凸部に内周鍔付き
結合リング4を冠合し、例えばエポキシ樹脂系接着剤で
固定する。
し、放射・環状集団を形成し、他方の切り欠き溝によっ
て形成された環状溝とその肩部の環状凸部に内周鍔付き
結合リング4を冠合し、例えばエポキシ樹脂系接着剤で
固定する。
【0012】更に、この放射・環状集団を固着一体化さ
せるために、内周鍔付き補強リング5が挿入されている
切り欠き溝6に、エポキシ樹脂系接着剤をこの切り欠き
溝6が埋まるように注入して、一様に加熱固着させ、内
周鍔付き補強リング5との一体化を計る。
せるために、内周鍔付き補強リング5が挿入されている
切り欠き溝6に、エポキシ樹脂系接着剤をこの切り欠き
溝6が埋まるように注入して、一様に加熱固着させ、内
周鍔付き補強リング5との一体化を計る。
【0013】次に、フラップホイールの内周面にエポキ
シ樹脂系接着剤を塗布又は浸透させ一様に加熱固着させ
て強固に固着一体化したフラップホイールが構成され
る。
シ樹脂系接着剤を塗布又は浸透させ一様に加熱固着させ
て強固に固着一体化したフラップホイールが構成され
る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は他の補強
方法によるものとは異なり、フラップホイール破壊回転
数の増大による有利性を持つものである。本発明の広幅
フラップホイールと従来の広幅フラップホイールの破壊
回転比較試験結果を表1に示す。
方法によるものとは異なり、フラップホイール破壊回転
数の増大による有利性を持つものである。本発明の広幅
フラップホイールと従来の広幅フラップホイールの破壊
回転比較試験結果を表1に示す。
【0015】
【表1】
【0016】表1における補強効果とは、破壊の要因と
なる遠心力が角速度の2乗に比例することから、従来製
造方法品の破壊回転数の2乗を100とし、同寸法のフ
ラップホイールの比較を指数で表したものである。
なる遠心力が角速度の2乗に比例することから、従来製
造方法品の破壊回転数の2乗を100とし、同寸法のフ
ラップホイールの比較を指数で表したものである。
【0017】これらの結果は発明者らの企図した目標を
十分達成し、また、所要研磨負荷下における実用テスト
においても従来品より高周速高負荷加工条件に耐えるこ
とが実証され、所期の目的を達成することができた。
十分達成し、また、所要研磨負荷下における実用テスト
においても従来品より高周速高負荷加工条件に耐えるこ
とが実証され、所期の目的を達成することができた。
【0018】
【図1】本発明に係る広幅フラップホイールの明示のた
め一部を切除した透視図である。
め一部を切除した透視図である。
【図2】本発明に係る広幅フラップホイールの断面図で
ある。
ある。
【図3】従来の内周補強型フラップホイールの断面図で
ある。(特公昭54−3271)
ある。(特公昭54−3271)
【図4】従来の補強用円筒を挿入したフラップホイール
の断面図である。
の断面図である。
1 フラップ片 2,6 切り欠き溝 3,7 肩部 4 内周鍔付き結合リング 5 内周鍔付き補強結合リング 8 接着剤層 9 結合リング 10 網目状ガラス繊維織布 11 補強用円筒
Claims (1)
- 【請求項1】 研磨布紙からなるフラップ片1の多数を
放射状に配置して、フラップの両端面の切り欠き溝2及
び肩部3に内周鍔付き結合リング4を冠合し、接着剤で
固定した幅100mm以上のフラップホイールにおい
て、フラップ片1の全幅を50mm〜75mmの範囲に
等分した内周側に内周鍔付き補強結合リング5を埋設す
る切り欠き溝6及び肩部を設け、その切り欠き溝6と肩
部7に内周鍔付き補強結合リング5を挿入埋設し、接着
剤層8でフラップホイールの内周部及び埋設した内周鍔
付き補強結合リング5及び切り欠き溝6を固定一体化さ
せたことを特徴とする広幅フラップホイール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246574A JP2000024938A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 安全性を向上させた広幅フラップホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10246574A JP2000024938A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 安全性を向上させた広幅フラップホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000024938A true JP2000024938A (ja) | 2000-01-25 |
Family
ID=17150452
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10246574A Pending JP2000024938A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 安全性を向上させた広幅フラップホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000024938A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101104899B1 (ko) * | 2009-04-09 | 2012-01-12 | 이일영 | 연마용 플랩 휠의 간격 유지구 |
CN108161780A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-06-15 | 宁波三葵研磨材料有限公司 | 一种螺旋型研磨砂布丝轮及其制作方法 |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP10246574A patent/JP2000024938A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101104899B1 (ko) * | 2009-04-09 | 2012-01-12 | 이일영 | 연마용 플랩 휠의 간격 유지구 |
CN108161780A (zh) * | 2018-01-16 | 2018-06-15 | 宁波三葵研磨材料有限公司 | 一种螺旋型研磨砂布丝轮及其制作方法 |
CN108161780B (zh) * | 2018-01-16 | 2023-09-15 | 宁波三葵研磨材料有限公司 | 一种螺旋型研磨砂布丝轮及其制作方法 |
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