JP2000024868A - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JP2000024868A
JP2000024868A JP10191979A JP19197998A JP2000024868A JP 2000024868 A JP2000024868 A JP 2000024868A JP 10191979 A JP10191979 A JP 10191979A JP 19197998 A JP19197998 A JP 19197998A JP 2000024868 A JP2000024868 A JP 2000024868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
cutting
chips
cover
processing point
Prior art date
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Pending
Application number
JP10191979A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Oshima
賢治 大嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Corp
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
Application filed by Okuma Corp, Okuma Machinery Works Ltd filed Critical Okuma Corp
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Publication of JP2000024868A publication Critical patent/JP2000024868A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 湿式切削及び乾式切削の何れの場合も切粉を
効率よく回収する。 【解決手段】 主軸頭9にノズル11を取り付け、湿式
切削時に切削液を加工点に向けて噴出し、切粉を洗い流
して機械下部のタンクに回収する。加工点直下のパレッ
ト1上にカバー17を設け、これに集塵ダクト18を接
続する。パレット1内に給液通路2a,2bを形成し、
その出口をパレット1の側面に開口し、蝶番3で覆う。
給液通路2a,2bの入口をパレット1の下面に開口
し、着座ブロック14a,14b及びテーブル15の流
路16a,16bを介しタンク上のポンプに接続する。
乾式切削時には、カバー17内の空気を吸引して加工点
付近の切粉を集塵機に回収するとともに、パレット1の
側面から切削液を吐出し、カバー17の外側に飛び出し
た切粉を洗い流してタンクに回収する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工点に向けて切
削液を噴出するノズルを備えた工作機械に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の工作機械として、従来、図5に
示すような立形マシニングセンタが知られている。この
マシニングセンタにおいては、ワーク5が固定装置4を
介しパレット1の上に載置されている。パレット1はテ
ーブル15の着座ブロック14a,14b上に配置さ
れ、シリンダ(図示略)によりクランプ部材12を介し
テーブル15にクランプされている。クランプ部材12
にはAPCによるパレット交換時にパレット1を搬送案
内するころ軸受13a,13bが設けられている。パレ
ット1の上方には主軸頭9が設置され、主軸頭9には刃
具7を備えた工具6を保持する主軸8が支持されるとと
もに、複数のノズル11がリング10を介して取り付け
られている。
【0003】そして、湿式切削を標準とするワーク5の
加工中には、ノズル11から切削液19を加工点に向け
て噴出し、この切削液により、刃具7及びワーク5を冷
却するとともに、切粉を加工点から機械下部に洗い流す
ようになっている。機械下部には、切粉を含んだ切削液
を回収するタンクと、切削液中の切粉を除去するフィル
タと、清浄な切削液をノズル11に循環供給するポンプ
とが配設されている(図示略)。また、乾式切削を標準
とするワークの加工中には、ポンプが停止し、ノズル1
1が切削液を噴出しないようになっている。なお、従来
の乾式切削専用機は、加工点から落下した切粉を機械下
部の一個所に集めて集塵機で回収するように構成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の工作
機械によると、乾式切削を標準とするワークを加工する
場合に、ノズル11から切削液を吐出しないため、切粉
を加工点から搬出することができず、切粉が加工点付近
に堆積するという問題点があった。また、加工点付近の
切粉を吹き飛ばすエアノズルを装備した工作機械も知ら
れているが、エアノズルによっては切粉を切削液タンク
まで搬送することができないため、切粉の回収が不充分
で、機械下部のテーブル15等に切粉がなお堆積すると
いう問題点がある。なお、乾式切削専用機の場合は、機
械下部に落下した切粉は回収できても、加工点付近の切
粉の回収効率が悪く、また、集塵機で回収するため、切
削液を使用する湿式切削は不可能であった。
【0005】そこで、本発明の課題は、湿式切削及び乾
式切削の何れの場合も切粉を効率よく回収できる工作機
械を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の工作機械は、加工点に向けて切削液を噴
出するノズルを備え、加工点直下の部材に給液通路を形
成し、給液通路の出口を加工点直下の部材の側面に開口
して構成される(請求項1)。
【0007】ここで、乾式切削時の切粉回収効率を向上
するために、加工点の周囲をカバーで覆い、カバーに集
塵ダクトを接続するのが好ましい(請求項2)。
【0008】また、加工点直下の部材から切削液を広範
囲に吐出できるように、給液通路の出口を蝶番で開閉可
能に覆うのが望ましい(請求項3)
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を立形マシニングセ
ンタに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明す
る。図1及び図2に示すように、このマシニングセンタ
の基本構成は従来と同様であって(図中に従来と同一の
部材を図5と同じ符号で示す)、ワーク5は固定装置4
を介しパレット1上に載置され、パレット1は加工時に
クランプ部材12によりテーブル15にクランプされ
る。主軸頭9には工具6を保持する主軸8が支持される
とともに、切削液を加工点に向けて噴出する複数のノズ
ル11が取り付けられている。
【0010】パレット1は加工点の直下に位置する平面
四角形の部材であって、その上面には加工点の周囲を覆
うカバー17が設けられ、カバー17の一部には集塵ダ
クト18が接続されている。パレット1の内部には切削
液を流す複数本の給液通路2a,2b,2cが形成さ
れ、これらの出口はパレット1の4つの側面に開口し、
蝶番3により開閉可能に覆われている。また、給液通路
2a,2b,2cの入口はパレット1の下面に開口し、
着座ブロック14a,14b,14c及びテーブル15
の流路16a,16b,16cを介して切削液タンク上
のポンプ(図示略)に接続されている。
【0011】上記構成の立形マシニングセンタにおい
て、湿式切削を標準とするワーク5を加工する場合に
は、パレット1側への流路16a,16b,16cを閉
じた状態で、ポンプが運転される。そして、切削液がノ
ズル11から加工点に向けて噴出され、切削液により切
粉が加工点から洗い流され、切粉を含んだ切削液がカバ
ー17とパレット1との隙間(図示略)を通ってテーブ
ル15上に流下し、機械下部の切削液タンクに効率よく
回収される。このとき、給液通路2a,2b,2cの出
口は蝶番3の下板で塞がれているため、切粉の通路内へ
の侵入を防止することができる。
【0012】乾式切削を標準とするワーク5を加工する
場合には、ノズル11側への流路(図示略)を閉じた状
態で、ポンプと集塵機(図示略)とが運転される。そし
て、集塵ダクト18からカバー17内の空気が吸引さ
れ、加工点付近の乾いた切粉が集塵機に強制的に回収さ
れる。また、切削液がポンプからパレット1の給液通路
2a,2b,2cに供給され、その出口からパレット1
の周囲に吐出され、カバー17の外側へ飛び出した切粉
の一部が切削液で洗い流され、機械下部に搬出され、切
削液タンクに回収される。従って、乾式切削の場合は、
加工点より上位の領域及び下位の領域において、切粉を
効率よく回収することができる。
【0013】また、図3に示すように、切削液19の吐
出時には、吐出圧で蝶番3の下板が持ち上げられ、この
下板によって切削液19がパレット1の側面から広範囲
に吐出されるため、テーブル15の上面を隈なく洗浄し
て、切粉を効率よく搬出することができる。一方、図4
に示すように、パレット交換に際し、クランプ部材12
がシリンダで持ち上げられてパレット1がテーブル15
からアンクランプされたときには、パレット1側の通路
2a,2bとテーブル15側の流路16a,16bとが
切り離され、切削液19が着座ブロック14a,14b
の上端から流出し、この部分への切粉の付着が防止され
る。それ故、次に搬入されたパレットを、着座ブロック
14a,14bとの間に切粉を挟み込むことなく、確実
にクランプすることができる。
【0014】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、例えば、蝶番を省略して実施することも
可能である。この場合でも、切削液は給液通路2a,2
b,2cの出口からその孔径より広がって吐出されるた
め、一応の洗浄効果が得られる。また、パレット1を用
いない工作機械の場合に、ワーク5の固定装置4又はこ
れに相当するワーク載置部材など、加工点直下に位置す
る部材に給液通路を設けて実施することもできる。その
他、本発明を立形マシニングセンタ以外の各種工作機械
に適用するなど、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部
の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能
である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の工作機械
によれば、湿式切削及び乾式切削の何れの場合も切粉を
効率よく回収できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す立形マシニングセン
タの要部側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】蝶番の作用を示す図2の部分拡大図である。
【図4】図1のパレットをアンクランプ状態で示す側面
図である。
【図5】従来の立形マシニングセンタの要部側面図であ
る。
【符号の説明】
1・・パレット、2a,2b,2c・・給液通路、3・
・蝶番、4・・固定装置、5・・ワーク、6・・工具、
8・・主軸、9・・主軸頭、11・・ノズル、12・・
クランプ部材、14a,14b,14c・・着座ブロッ
ク、15・・テーブル、16a,16b,16c・・流
路、17・・カバー、18・・集塵ダクト、19・・切
削液。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工点に向けて切削液を噴出するノズル
    を備えた工作機械において、加工点直下の部材に給液通
    路を形成し、給液通路の出口を加工点直下の部材の側面
    に開口してなる工作機械。
  2. 【請求項2】 加工点の周囲をカバーで覆い、カバーに
    集塵ダクトを接続した請求項1記載の工作機械。
  3. 【請求項3】 給液通路の出口を蝶番で開閉可能に覆っ
    た請求項1記載の工作機械。
JP10191979A 1998-07-07 1998-07-07 工作機械 Pending JP2000024868A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322048A (ja) * 2000-05-15 2001-11-20 Yano Engineering:Kk 切削加工機における除塵装置
JP2002059334A (ja) * 2000-08-23 2002-02-26 Okuma Corp 工作機械の防塵装置
JP2022109487A (ja) * 2021-01-15 2022-07-28 株式会社スギノマシン 工作機械及び加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322048A (ja) * 2000-05-15 2001-11-20 Yano Engineering:Kk 切削加工機における除塵装置
JP2002059334A (ja) * 2000-08-23 2002-02-26 Okuma Corp 工作機械の防塵装置
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