JP2000024863A - 位置決め装置 - Google Patents

位置決め装置

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JP2000024863A
JP2000024863A JP10214923A JP21492398A JP2000024863A JP 2000024863 A JP2000024863 A JP 2000024863A JP 10214923 A JP10214923 A JP 10214923A JP 21492398 A JP21492398 A JP 21492398A JP 2000024863 A JP2000024863 A JP 2000024863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機構全体を小型にし、位置決め移動機構の動
作自体を制御するとともに、互いに垂直な二方向の動作
をも同期をとって制御し、位置決め動作の衝撃に基因す
る位置決め対象物の割れ、かけ等の発生を防止した位置
決め装置を提供すること。 【解決手段】 平面上で直交する2面を基準とし、一方
向に移動する単一のカムプレート5、カムプレート5の
移動によってカムプレート5と同一方向に変位動作する
リンク7c、および、垂直方向に変位動作するリンク7
a,7bから構成し、カムプレート5の動作部に形成し
た斜辺の傾斜角度によって、リンク7a,7b,7cの
変位動作の速度を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体の位置決め装
置に関し、とくに、実質的に平板な物体を対象として、
直交する2面を基準として、平面上で位置決め装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来技術による位置決め装置
の、基本的な機構を示す図である。以下において、位置
決めされる平板状物体を、対象物、または位置決め対象
物と呼ぶことにする。図4において、位置決め装置は、
直交する2面を有するL字形の位置決めブロック16
と、二つのエアシリンダ17等の移動機構が、ベース1
9上に組み込まれ一体をなして構成されている。位置決
めブロック16の直交する2面を基準とし、2対の位置
決め爪18とエアシリンダ17を、互いに直交して変位
動作させ、これらの2面に対象物1を押し当てることに
よって位置決めが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の位置決
め装置は、2個の位置決め用のエアシリンダ17を、平
面上に直交して移動するように配置する機構をとってい
たために、全体的に大型となってしまい、省スペース化
が困難であった。また、2個の位置決め用のエアシリン
ダ17は、互いに独立しており、これら二つの動作を同
期するように制御することは困難であった。このため、
一方の位置決め爪18によって対象物1を位置決めブロ
ック16に押し当ててから、他方の位置決め爪18が対
象物1に接触させて、位置決めブロック16に押し当て
て位置決めをしていた。位置決め爪18が、対象物1に
接触する際の衝撃を緩和するように制御することも容易
ではなく、その結果、対象物1の材料によっては、割れ
等の破損が発生してしまうといった問題があった。
【0004】本発明は、機構全体を小型にし、位置決め
移動機構の動作自体を制御するとともに、互いに垂直な
二方向の動作をも同期をとって制御し、位置決め爪の接
触時の衝撃に基因する位置決め対象物1の割れ、かけ等
の発生を防止することができる位置決め装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による位置決め装
置は、平面上で直交する2面を基準とし、一方向に移動
するカムプレート、カムプレートの移動によってカムプ
レートと同一方向に変位動作するリンク、および、垂直
方向に変位動作するリンクから構成される。
【0006】本発明による位置決め装置で、リンクによ
る変位速度は、リンクを動作させるカムプレートの移動
速度、およびカムプレートの動作部に形成され、リンク
が摺動する斜辺の傾斜角度に依存する。
【0007】本発明による位置決め装置では、一定の速
度で移動するカムプレートの斜辺の傾斜角度は、リンク
を位置決め対象物に接触させ、移動し始める速度が、リ
ンクを位置決め対象物に接近させる速度に比べて、小さ
くなるように形成されている。
【0008】本発明による位置決め装置では、一定の速
度で移動するカムプレートの斜辺の傾斜角度は、基準と
する2面に、位置決め対象物を接触させる直前の速度
が、位置決め対象物を、基準とする2面に向けて移動さ
せ、接近させる速度に比べて、小さくなるように形成さ
れている。
【0009】さらに、本発明による位置決め装置では、
カムプレートには、互いに垂直な二方向に変位動作する
複数のリンクが同期するように、複数の動作部が形成さ
れている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明による位置決め装置を示す
図である。図1(a)は、1部切り欠き斜視図、図1
(b)は、平面図である。
【0012】図1において、べース14の表面に、L字
形をした位置決めブロック2が取り付けられている。揺
動軸10a,10b,10cは、位置決めブロック2の
一方の位置決め面と平行な直線上に、べース14に固定
されている。リンク7a,7b,7cは、揺動軸10
a,10b,10cを中心として揺動するように取り付
けられている。リンク7a,7b、7cの一方の先端に
は、それぞれこま12a,12b,12cが取り付けら
れ、他方の先端には位置決め爪6a,6b,6cが各々
取り付けられている。拘束ばね8a,8b,8b,8c
によって、各リンク7a,7b,7cのこま12a,1
2b,12cが、カムプレート5の動作部と呼ばれる部
分に、常に接触するように拘束される。カムプレート5
が移動すると、こま12a,12b,12cは、カムプ
レート5の動作部を摺動する。カムプレート5の動作部
には、複数の斜辺からなる凹部が形成されている。
【0013】カムプレート5に形成された凹部の斜辺に
依存して、リンク7a,7b,7cは、カムプレート5
の移動と連動して変位動作する。リンク7a,7bの位
置決め爪6a,6bは、カムプレート5の移動方向に対
して垂直に変位動作し、リンク7cの位置決め爪6cは
平行に変位動作する。つまり、本実施の形態において
は、1個のカムプレート5の移動によって、3個のリン
ク7a,7b,7cを変位動作させることができる。
【0014】これらのリンク7a,7b,7cを変位動
作させるカムプレート5は、アクチュエータ3と結合さ
れている。アクチュエータ3は、べース14の下面に取
り付けられ、位置決めブロック2の一方の位置決め方向
と同じ方向、すなわち、揺動軸10a,10b,10c
が固定された直線と平行に移動する。
【0015】本発明の位置決め装置には、アクチュエー
タ3はべース14の裏面に取り付けられ、かつ、一方向
に移動する一個のみが備え付けられているため、位置決
め装置の機構全体が小型となる。
【0016】図2は、本発明による位置決め装置の動作
状態を示す図である。
【0017】以下、図2を用いて、対象物1の位置決め
を通して、位置決め装置の動作状態を説明する。図2
(a)の状態で、対象物1が供給され、位置決めを開始
する。カムプレート5がアクチュエータ3に連動して、
矢印xの方向に移動する。カムプレート5が移動する
と、各リンク7a,7b,7cの位置決め爪6a,6
b,6cが対象物1に接近する。図2(b)の状態で
は、各位置決め爪6a,6b,6cが対象物1に接触
し、対象物1を位置決めブロック2の直交する2面に向
けて移動する。図2(c)の状態では、対象物1が位置
決めブロック2の二つの基準面に接触して、最終的に位
置決めされ、位置決め動作が完了する。位置決め動作完
了後は、対象物1の位置は、各拘束ばね8a,8b,8
cの拘束力によって保持される。
【0018】ここで、各リンク7a,7b,7cによる
変位動作の速度の制御について説明する。
【0019】図3は、本発明の位置決め装置による動作
速度制御の説明図である。図3(a)は、カムプレート
5の動作部に形成された凹部の斜辺の形状の拡大図であ
る。図3(b)は、変位動作の速度を表す図である。
【0020】図3(a)において、カムプレート5が一
定の速度で移動するとき、リンクのこまの変位速度は、
カムプレート5の斜辺の各傾斜に依存する。こまの変位
は、そのまま、対象物1を移動させる位置決め爪の変位
に変換される。速度V1〜速度V4は、カムプレート5
の斜辺の各傾斜に対応する位置決め爪の変位動作の速度
である。
【0021】本実施の形態では、この動作原理にもとづ
いて、図3(b)に示すように、対象物1の位置決めに
おける速度を、複数の過程に分けて制御する。
【0022】カムプレート5の移動に伴って、位置決め
爪は、速度V1で対象物1に接近し、位置決め爪が対象
物1に接触する直前で速度V2に減速(V2<V1)す
る。位置決め爪が対象物1を押して移動する段階では、
速度V3に加速し(V3>V2)、対象物1が位置決め
ブロック2に接触する手前で、速度V4に再び減速(V
4<V3)させる。このように、減速させることによっ
て、接触時の衝撃を小さくし、対象物1を保護し、破損
等の発生を防止する。
【0023】本発明による位置決め装置は、単一のカム
プレート5によって、3個のリンク7a,7b,7cを
互いに垂直な二方向に変位動作することに特徴がある。
しかも、単一のカムプレート5の動作部に、3個のリン
ク7a,7b,7cを同期して変位動作させることがで
きる。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によっ
て、1個のアクチュエータによって互いに垂直な二方向
の位置決めを可能とし、全体が小型にし、位置決め移動
機構の動作を制御するとともに、互いに垂直な二方向の
変位動作をも同期をとって制御し、位置決め動作の衝撃
に基因する対象物1の破損を防止した位置決め装置を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位置決め装置を示す図。図1
(a)は、1部切り欠き斜視図。図1(b)は、平面
図。
【図2】位置決め装置の動作状態を示す図。
【図3】位置決め装置による動作速度制御の説明図。図
3(a)は、カムプレートに形成された凹部の斜辺の形
状の拡大図。図3(b)は、変位動作の速度を表す図。
【図4】従来技術による位置決め装置の、基本的な機構
を示す図。
【符号の説明】
1 対象物 2 位置決めブロック 3 アクチュエータ 4 ガイド 5 カムプレート 6a,6b,6c 位置決め爪 7a,7b,7c リンク 8a,8b,8c 拘束ばね 9a,9b,9c ばねポスト 10a,10b,10c 揺動軸 12a,12b,12c こま 13 連結プレート 14 べース 15 支柱 16 位置決めブロック 17 エアシリンダ 18 位置決め爪 19 べース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面上で直交する2面を基準とする位置
    決め装置において、一方向に移動するカムプレート、該
    カムプレートの移動によって該カムプレートと同一方向
    に変位動作するリンク、および、垂直方向に変位動作す
    るリンクから構成されることを特徴とする位置決め装
    置。
  2. 【請求項2】 前記リンクの変位動作の速度は、該リン
    クを変位動作させる前記カムプレートの移動速度、およ
    び該カムプレートの動作部に形成され、前記リンクが摺
    動する斜辺の傾斜角度に依存することを特徴とする請求
    項1記載の位置決め装置。
  3. 【請求項3】 一定の速度で移動する前記カムプレート
    の斜辺の傾斜角度は、前記リンクを位置決め対象物に接
    触させ、移動し始める速度が、該リンクを該位置決め対
    象物に接近させる速度に比べて、小さくなるように、形
    成されていることを特徴とする請求項2記載の位置決め
    装置。
  4. 【請求項4】 一定の速度で移動する前記カムプレート
    の斜辺の傾斜角度は、前記基準とする2面に、前記位置
    決め対象物を接触させる直前の速度が、該位置決め対象
    物を前記基準とする2面に向けて移動させ、接近させる
    速度に比べて、小さくなるように、形成されていること
    を特徴とする請求項2記載の位置決め装置。
  5. 【請求項5】 前記カムプレートには、互いに垂直な二
    方向に変位動作する前記複数のリンクが同期するよう
    に、複数の動作部が形成されていることを特徴とする請
    求項1ないし請求項4記載の位置決め装置。
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