JP2000024574A - フローティングノズルおよびフローティング方法 - Google Patents

フローティングノズルおよびフローティング方法

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JP2000024574A JP10207185A JP20718598A JP2000024574A JP 2000024574 A JP2000024574 A JP 2000024574A JP 10207185 A JP10207185 A JP 10207185A JP 20718598 A JP20718598 A JP 20718598A JP 2000024574 A JP2000024574 A JP 2000024574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持体の搬送速度が、例えば100m/mi
nを超えるような高速搬送となった場合でも、支持体の
両端部でのバタツキが目立って大きくならず、高速搬送
での安定した連続運転が可能で、生産性の向上を図るこ
とがきるフローティングノズルおよびフローティング方
法を提供する 【解決手段】 連続的に搬送される支持体に気体を吹き
つけながら支持体を浮上させるとともに、支持体または
支持体に塗設された塗膜を乾燥させるためのフローティ
ングノズルであって、当該フローティングノズルは、ノ
ズル本体となる筐体部と、当該筐体部の支持体対向面に
長手方向に沿って形成され、気体の吹き出し口となるノ
ズルスリットと、前記筐体部の長手方向両端部にそれぞ
れ形成されたフロー制御板とを有し、前記フロー制御板
は、前記ノズルスリットの端部の覆い(roof) となるよ
うに、ノズルスリット中央部に向けて形成された傾斜面
を有してなるように構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続的に搬送され
る支持体に気体を吹きつけながら支持体を浮上させると
ともに、支持体(通常、塗膜を伴う)を乾燥させるため
のフローティングノズルおよびフローティング方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、支持体上に塗設された塗膜を
高速でしかも効率良く乾燥させるために、非接触の状態
で支持体を搬送させつつ塗膜の乾燥を可能とするフロー
ティングノズルの使用が注目されている。従来のフロー
ティング装置の一例として、特開平9−262504号
公報には、スリットを1つ以上有するフローティングノ
ズルの幅方向両端部に側板を設けることにより、スリッ
トから噴出された気体の流れを制御し、支持体の両端を
持ち上げる方向に流すようにする提案がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平9−262504号公報に記載のフローティングノ
ズルの形態では、支持体(ウエブ)の搬送速度が、例え
ば100m/minを超えるような高速搬送となった場
合には、支持体(ウエブ)の両端部でのバタツキが大き
くなってくるという問題が生じ得る。そのため、高速搬
送での安定した連続運転ができず、生産性の向上を図る
ことが困難になっていた。
【0004】このような実状のもとに本発明は創案され
たものであって、その目的は、支持体(ウエブ)の搬送
速度が、例えば100m/minを超えるような高速搬
送となった場合でも、支持体(ウエブ)の両端部でのバ
タツキが目立って大きくならず、高速搬送での安定した
連続運転が可能で、生産性の向上を図ることがきるフロ
ーティングノズルおよびフローティング方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明のフローティングノズルは、連続的に
搬送される支持体に気体を吹きつけながら支持体を浮上
させるとともに、支持体または支持体に塗設された塗膜
を乾燥させるためのフローティングノズルであって、当
該フローティングノズルは、ノズル本体となる筐体部
と、当該筐体部の支持体対向面に長手方向に沿って形成
され、気体の吹き出し口となるノズルスリットと、前記
筐体部の長手方向両端部にそれぞれ形成されたフロー制
御板とを有し、前記フロー制御板は、前記ノズルスリッ
トの端部の覆い(roof) となるように、ノズルスリット
の長手方向中央部に向けて形成された傾斜面を有してな
るように構成される。
【0006】また、本発明の好ましい態様として、前記
フロー制御板は、ノズルスリットの長手方向中央部に向
けられた開口部を形成するとともに、フロー制御板の側
面側からの気体流出がないようにスリットの端部を覆っ
てエア溜めを備える形態を有してなるように構成され
る。
【0007】また、本発明の好ましい態様として、前記
フロー制御板は、ノズルスリットの長手方向中央部に向
けて折り曲げられるように形成された傾斜面を有し、フ
ロー制御板の側面側からは気体流出が可能となる形態を
備えてなるように構成される。
【0008】また、本発明の好ましい態様として、前記
フロー制御板は、支持体面方向への調整が可能なように
可動機構が設けられているように構成される。
【0009】また、本発明は、連続的に搬送される支持
体に気体を吹きつけながら支持体を浮上させるととも
に、支持体または支持体に塗設された塗膜を乾燥させる
ためのフローティングノズルを用いたフローティング方
法であって、当該フローティング方法に用いられるフロ
ーティングノズルは、ノズル本体となる筐体部と、当該
筐体部の支持体対向面に長手方向に沿って形成され、気
体の吹き出し口となるノズルスリットと、前記筐体部の
長手方向両端部にそれぞれ形成されたフロー制御板とを
有し、前記フロー制御板は、前記ノズルスリットの端部
の覆い(roof) となるように、ノズルスリットの長手方
向中央部に向けて形成された傾斜面を有して構成されて
おり、前記フロー制御板の最上端部とノズルスリットと
の距離をHo、ノズルスリットからの支持体の浮上高さ
をHs とした時、Hs が1.0Hoから1.5Hoまで
の範囲内を維持できるようにフローティング運転条件が
設定されてなるように構成される。
【0010】また、本発明の好ましい態様として、前記
支持体の端部と、フロー制御板20の開口端部との距離
Lは、1〜100mmの範囲内に設定されてなるように
構成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明のフローティングノ
ズルおよびフローティング方法について詳細に説明す
る。
【0012】まず、最初に本発明のフローティングノズ
ルの構成について説明する。図1には、乾燥室内にいわ
ゆるエアーフローティングドライヤ1を上下に配置した
乾燥炉3の概略構成図が示されている。この図の略中央
には、図面の左側から右側へと連続的に搬送されるフィ
ルム状の被乾燥体70が示されている。この被乾燥体7
0は、通常、後述するように支持体または支持体とこの
支持体に塗設された塗膜から構成されている。
【0013】図1においてエアーフローティングドライ
ヤ1は、被乾燥体70に向けて、複数のフローティング
ノズル10を備えており(図1の例では、上方および下
方からそれぞれ4つのノズル10)、図1の例では上下
のフローティングノズル10は、入口部分を除いて互い
に入れ違いに配置されている。そして、フローティング
ノズル10の先端(被乾燥体70に近い側)には、気体
を吹き出すためのノズルスリットが形成されている。
【0014】図1の例では、上下各フローティングノズ
ル10は、エアーフローティングドライヤ1として、一
体的に構成されるとともに図示のごとく内部で連通され
ており、供給される乾燥用気体8の共用を図っている。
しかしながら、このような一体化を図ることなく、個々
のフローティングノズル10を乾燥室内に適宜配置して
(例えば、特開平9−262504号公報に開示してあ
る図3のレイアウト)、図1に示される一体化のエアー
フローティングドライヤ1と同様な効果を得ることもで
きる。
【0015】図2は、1つのフローティングノズル10
の好適な態様を示す正面図であり、図1との関係におい
ては、図1の側面方向から見た図面に相当し、あくまで
図1で突出したように見えるフローティングノズル10
の1つを示した図面である。図3は、図2のA部を拡大
した概略断面図であり、図4は、図2の概略斜視図であ
り、図5は図2のB−B断面の概略矢視図である。
【0016】図2〜図5に示されるように本発明のフロ
ーティングノズル10は、ノズル本体を構成し、供給さ
れる乾燥用気体が流通する筐体部11と、この筐体部1
1の被乾燥体70(支持体)対向面12側(図4)に長
手方向(矢印(α)−(α)方向:支持体の幅方向と同
じ)に沿って形成され気体の吹き出し口となるノズルス
リット17,17と、筐体部11の長手方向両端部にそ
れぞれ形成されたフロー制御板20,20とを有してい
る。本発明におけるノズルスリット17は、筐体部11
の対向面12上に、長手方向(支持体の幅方向と同じ)
端部から端部まで連続的に形成されている。
【0017】本発明におけるフロー制御板20は、被乾
燥体70を浮上させつつ、被乾燥体70を高速搬送させ
た場合においても走行の安定性を確保できるように特別
の形態を備えている。すなわち、図2〜図5に示される
本発明の好適な実施形態において、フロー制御板20
は、前記ノズルスリット17の端部の覆い(roof) とな
るように、ノズルスリット17の長手方向((矢印
(α)−(α)方向:支持体の幅方向と同じ))の中央
部に向けて拡がるように形成された傾斜面21を有して
いる。さらに図2〜図5に示される本発明の好適な実施
形態において、フロー制御板20は、ノズルスリット1
7の長手方向中央部に向けられた開口部25を形成する
とともに、フロー制御板20の側面側からの気体流出が
ないようにノズルスリット17の端部を完全に覆ってエ
ア溜めPを備える形態を有している。
【0018】このようなフロー制御板20は、被乾燥体
70(支持体)方向への調整移動が可能なように可動機
構が設けられていることが好ましい。可動機構として
は、例えば、フロー制御板20の固定箇所に長穴18を
形成し、この長穴18を通して高さ方向を調整してボル
ト止めするようにすればよい。
【0019】上記フロー制御板20の開口部25の上部
は、図4や図5に示されるように円弧状形状とすること
が好ましい。円弧状形状とすることにより、被乾燥体7
0(支持体)端部でのいわゆるバタツキが極めて少なく
なるように制御できる。この場合、図5(図8)に示さ
れるように円弧状形状に沿うように支持体を走行させる
のが良い。また、円弧状形状に変えて台形形状とするこ
ともできる。
【0020】開口部25の高さHo(図3に示されるノ
ズルスリット17から開口部25の上部までの距離)
は、フローティングの操作条件に基づき適宜選定可能で
あるが、通常、1mm以上とすることが望ましい。ま
た、図3に示されるように被乾燥体70(支持体)の端
部と、フロー制御板20の開口端部との距離Lは、1〜
100mm、好ましくは2〜50mm、より好ましくは
5〜30mm、さらにより好ましくは15〜20mmと
するのがよい。このLの値が、1mm未満となると支持
体と開口端部の間からの気体の流出が困難となるため、
バタツキを生じる可能性がある。また、100mmを超
えると、フローの制御の効果が少なくなる。Lの下限は
1mm以上あれば小さい程、フロー制御効果は大きい
が、支持体の幅方向の走行ずれが発生する場合はその程
度により上記の範囲でLの値を設定すればよい。上記の
範囲で距離Lを設定することにより、高速搬送中、被乾
燥体70(支持体)端部でのいわゆるバタツキが少なく
なるように制御できる。
【0021】また、実際のフローティング運転条件とし
て、上述したフロー制御板20の最上端部とノズルスリ
ット17との距離をHo、ノズルスリット17からの被
乾燥体70(支持体)の浮上高さをHs とした時、Hs
が1.0Hoから1.5Hoまでの範囲内(Hs =1.
0Ho〜1.5Ho)を維持できるようにノズルからの
エア吹き出し圧力、支持体に加える張力等のフローティ
ング運転条件を設定することが好ましい。この範囲で高
速搬送中、被乾燥体70(支持体)端部でのいわゆるバ
タツキが少なくなるように制御できる。
【0022】本発明の実施形態において、ノズルスリッ
ト17は、筐体部11の被乾燥体70(支持体)対向面
12側(図4)に2本2列に形成されているが、この数
について特に制限はない。また、ノズルスリット17
は、図5に示されるように、筐体部11を2つの部材1
1aと11bの組み合わせにより構成し、これらの端部
を組み合わせてノズルスリット17を形成し、ノズルス
リット17から噴出される気体の流れが、対向面12の
中央部に向くようにノズルスリット17を構成するのが
好ましい。また、図8に示されるように板材にノズルス
リット17を切り込んで開口させたものであってもよ
い。
【0023】図6および図7には、それぞれ上述した実
施形態とな異なる他の実施形態が示される。図6および
図7は、それぞれ、先に述べた図4に相当する図であ
り、図6および図7におけるフロー制御板30および4
0は、それぞれ、ノズルスリット17の中央部に向けて
折り曲げられるように形成された傾斜面31および41
を有している点では、図4のフロー制御板20と同様で
ある。しかしながら、フロー制御板30,40の側面に
相当する位置は塞がれておらず、気体流出が可能となっ
ている点で図4に示されるフロー制御板20とは異な
る。なお、フロー制御板30の傾斜面31は図示のごと
く湾曲形状、フロー制御板40の傾斜面41は図示のご
とく平板形状をなしている。
【0024】また、図9には、他のエアーフローティン
グドライヤ2の一形態が示されており、この図に示され
るように、上下のフローティングノズル10が互いに対
向するように配置されてもよい。
【0025】なお、図3に示されるように、被乾燥体7
0としては、支持体71の上に塗設された磁性塗膜72
を一例として挙げることができるが、特にこの構成から
なる被乾燥体に限定されるわけではない。
【0026】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をより詳細に説
明する。
【0027】まず、最初に下記に示されるような塗布液
Iを準備した。
【0028】 (塗布液の組成I) ・Co含有γ−Fe23 (BET値31m2 /g;Hc700Oe) … 100重量部 ・極性基含有塩化ビニル−アクリレート系共重合体 … 15重量部 ・スルホン酸基含有ポリウレタン樹脂 … 6重量部 (固形分換算) ・分散剤 … 1.5重量部 ・ステアリン酸 … 1重量部 ・ステアリン酸ブチル … 1重量部 ・α−アルミナ … 2重量部 ・カーボンブラック … 8重量部 ・メチルエチルケトン … 160重量部 ・トルエン … 40重量部 ・シクロヘキサノン … 100重量部 ・硬化剤(日本ポリウレタン(株)製 C−3041 NV50%) … 8.4重量部 (具体的実験)上記塗布液組成Iを用い、下記の塗布条
件で、連続的に搬送される12μm厚さ(幅1000m
m)のポリエチレンテレフタレート支持体の上に、磁性
塗膜を塗布した後、図1に示されるような乾燥炉を通過
させ、実際の乾燥実験を行ない、(1)支持体のバタツ
キの評価および(2)フロー制御板20と支持体との接
触の有無を確認した。フローティングノズル10、特
に、フロー制御板20の仕様は下記表1に示されるよう
に種々のものを用いるとともに、支持体との位置関も種
々変えて実験を行った。フローティングノズル10から
のエア吹き出し圧力は20.0mmH2 Oに設定した。
【0029】塗布条件 塗布部張力:16.0Kg/m幅 塗布速度:400m/min 支持体幅:1000mm 支持体厚さ:12.0μm 乾燥後磁性層厚さ:2.0μm ノズルエアー吹き出し圧力:20mmH2(1)支持体のバタツキの評価 搬送される支持体のバタツキを目視にて確認して、下記
の判断基準のもとにレベル分けを行った。
【0030】 ◎…目視にてバタツキが確認できない ○…僅かにバタツキがあるが支持体がフローティングノ
ズルに接触せず、実用上問題がない ×…バタツキがひどく実用上問題がある 結果を下記表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】上記の結果より本発明の効果は明らかで
ある。すなわち、本発明は、連続的に搬送される支持体
に気体を吹きつけながら支持体を浮上させるとともに、
支持体または支持体に塗設された塗膜を乾燥させるため
のフローティングノズルであって、当該フローティング
ノズルは、ノズル本体となる筐体部と、当該筐体部の支
持体対向面に長手方向に沿って形成され、気体の吹き出
し口となるノズルスリットと、前記筐体部の長手方向両
端部にそれぞれ形成されたフロー制御板とを有し、前記
フロー制御板は、前記ノズルスリットの端部の覆い(ro
of) となるように、ノズルスリットの長手方向中央部に
向けて形成された傾斜面を有してなるように構成されて
いるので、支持体の搬送速度が、例えば100m/mi
nを超えるような高速搬送となった場合でも、支持体の
バタツキが目立って大きくならず、高速搬送での安定し
た連続運転が可能で、生産性の向上を図ることがきると
いう極めて優れた効果が発現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乾燥室内にいわゆるエアーフローティングドラ
イヤを上下に配置した乾燥炉の概略構成図である。
【図2】フローティングノズルの好適な態様を示す正面
図である。
【図3】図2のA部を拡大した概略断面である。
【図4】図2のフローティングノズルの概略斜視図であ
る。
【図5】図2のB−B断面の概略矢視図である。
【図6】フローティングノズルの他の実施形態を示す概
略斜視図である。
【図7】フローティングノズルの他の実施形態を示す概
略斜視図である。
【図8】図5に相当する図面であり、図5の変形例を示
す図面である。
【図9】図1に相当する図面であり、図1の変形例を示
す図面である。
【符号の説明】
1…エアーフローティングドライヤ 3…乾燥炉 8…乾燥用気体 10…フローティングノズル 11…筐体部 12…被乾燥体の対向面 17…ノズルスリット 18…長穴 20,30,40…フロー制御板 21,31,41…傾斜面 25…開口部 70…被乾燥体 71…支持体 72…塗膜 P…エア溜め

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に搬送される支持体に気体を吹き
    つけながら支持体を浮上させるとともに、支持体または
    支持体に塗設された塗膜を乾燥させるためのフローティ
    ングノズルであって、 当該フローティングノズルは、ノズル本体となる筐体部
    と、 当該筐体部の支持体対向面に長手方向に沿って形成さ
    れ、気体の吹き出し口となるノズルスリットと、 前記筐体部の長手方向両端部にそれぞれ形成されたフロ
    ー制御板とを有し、 前記フロー制御板は、前記ノズルスリットの端部の覆い
    (roof) となるように、ノズルスリットの長手方向中央
    部に向けて形成された傾斜面を有してなることを特徴と
    するフローティングノズル。
  2. 【請求項2】 前記フロー制御板は、ノズルスリットの
    長手方向中央部に向けられた開口部を形成するととも
    に、フロー制御板の側面側からの気体流出がないように
    スリットの端部を覆ってエア溜めを備える形態を有して
    なる請求項1に記載のフローティングノズル。
  3. 【請求項3】 前記フロー制御板は、ノズルスリットの
    長手方向中央部に向けて折り曲げられるように形成され
    た傾斜面を有し、フロー制御板の側面側からは気体流出
    が可能となる形態を備えてなる請求項1に記載のフロー
    ティングノズル。
  4. 【請求項4】 前記フロー制御板は、支持体面方向への
    調整が可能なように可動機構が設けられている請求項1
    ないし請求項3のいずれかに記載のフローティングノズ
    ル。
  5. 【請求項5】 連続的に搬送される支持体に気体を吹き
    つけながら支持体を浮上させるとともに、支持体または
    支持体に塗設された塗膜を乾燥させるためのフローティ
    ングノズルを用いたフローティング方法であって、 当該フローティング方法に用いられるフローティングノ
    ズルは、 ノズル本体となる筐体部と、 当該筐体部の支持体対向面に長手方向に沿って形成さ
    れ、気体の吹き出し口となるノズルスリットと、 前記筐体部の長手方向両端部にそれぞれ形成されたフロ
    ー制御板とを有し、 前記フロー制御板は、前記ノズルスリットの端部の覆い
    (roof) となるように、ノズルスリットの長手方向中央
    部に向けて形成された傾斜面を有して構成されており、 前記フロー制御板の最上端部とノズルスリットとの距離
    をHo、ノズルスリットからの支持体の浮上高さをHs
    とした時、Hs が1.0Hoから1.5Hoまでの範囲
    内を維持できるようにフローティング運転条件が設定さ
    れてなることを特徴とするフローティング方法。
  6. 【請求項6】 前記支持体の端部と、フロー制御板20
    の開口端部との距離Lは、1〜100mmの範囲内に設
    定されてなる請求項5に記載のフローティング方法。
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