JP2000024348A - ミシンの制御方法及び装置 - Google Patents

ミシンの制御方法及び装置

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JP2000024348A
JP2000024348A JP10210435A JP21043598A JP2000024348A JP 2000024348 A JP2000024348 A JP 2000024348A JP 10210435 A JP10210435 A JP 10210435A JP 21043598 A JP21043598 A JP 21043598A JP 2000024348 A JP2000024348 A JP 2000024348A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミシンへの特定の指示を受け付けないように
制限したり、同制限を解除したりできるようにする。 【解決手段】 本発明のミシンの制御装置2は、ミシン
1への指示を入力する操作入力部12が接続され、ミシ
ン1への特定の指示を受け付けない状態かどうかを記憶
する制限状態記憶エリア31と、所定の制限設定操作が
操作入力部12で入力されたことを検出すると制限状態
記憶エリア31の内容を前記特定の指示を受け付けない
状態にする制限設定処理S50と、実質的に発覚不能な
所定の制限解除操作が操作入力部12で入力されたこと
を検出すると制限状態記憶エリア31の内容を前記特定
の指示を受け付ける状態にする制限解除処理S60とを
備えたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミシンへの特定の
指示を制限したり、解除したりすることができるミシン
の制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ミシンの制御装置は縫製データを記憶す
るための縫製データ記憶手段を備え、ここに記憶した縫
製データに基づいて加工布に縫製加工させるようになっ
ている。縫製データ記憶手段には、フロッピーディスク
等の記録媒体に記憶されたり、他のコンピュータに記憶
されたりしている縫製データが、ドライブ装置や、通信
回線を介して入力される。この縫製データは、縫製に使
用する縫製枠や縫製条件(縫製位置、角度等)に応じて
その内容が適宜修正されることが多いため、ミシンの制
御装置には、このような修正作業をするための編集手段
とともに、後で再利用できるように修正した縫製データ
を前記ドライブ装置や通信回線を介して前記記録媒体や
他のコンピュータに出力する出力手段が設けられている
ことが多い。
【0003】また、ミシンには、ミシンヘッドごとの針
数、主軸の最低回転数、同最高回転数等のそのミシン固
有の機械仕様があり、この機械仕様を読み書き可能に記
憶する機械仕様記憶手段と、該記憶手段の内容を設定す
るための機械仕様設定手段とを備えたミシンの制御装置
がある。この制御装置は、機械仕様記憶手段の内容を変
更することで複数種類の機械仕様のミシンに対応できる
ようになっている。この機械仕様記憶手段の内容は、一
般に、ミシンの出荷時、設置時、メンテナンス時等にミ
シンメーカーや販売店等のサービスエンジニアが設定・
調節する。なお、機械仕様についての知識がない作業者
が機械仕様設定手段で機械仕様記憶手段の内容を勝手に
変更してしまうことがないように、機械仕様設定手段の
存在を隠すことによりその使用を制限していることが多
い。例えば、ミシンの操作パネルの2つのスイッチを所
定時間にONし続けないと機械仕様設定手段が使用可能
な状態にならないようにされたりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ミシンに記
憶された縫製データを出力する機能が悪用されることが
ある。例えば、該縫製データが前記記録媒体に出力され
て不正に持ち出され、他の業者に転売されたりするので
ある。この縫製データには、種々のコスト(例えば柄デ
ータであれば、それに含まれるキャラクターやマークを
使用するためのライセンスを受けたり、その柄をデザイ
ンをしたり、それを製作をしたりするとき等のコスト)
が掛っており、縫製データの製作業者や、縫製業者にと
っての重要な財産であるため、このような不正を防止す
る必要がある。
【0005】また、隠された機械仕様設定手段を使用可
能な状態にする操作は、前述のように2つのスイッチを
同時ONする程度の単純なものであるため、機械仕様に
ついての知識がない作業者がたまたま見つけ出し、機械
仕様設定手段を使用して機械仕様を勝手に変更してしま
うことがあり、場合によっては、ミシンが動作しなくな
るという問題が発生している。
【0006】本発明の目的は、上記課題を解決し、ミシ
ンに記憶された縫製データが不正に持ち出されたり、機
械仕様についての知識がない作業者によって機械仕様が
勝手に変更されたりしないようにミシンへの特定の指示
を受け付けないように制限することができるミシンの制
御方法及び装置を提供することにある。
【0007】また、本発明の別の目的は、上記課題を解
決し、ミシンへの特定の指示をミシンの管理責任者等の
限られた者にのみ許すようにすることができるミシンの
制御方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のミシンの制御方法は、所定の制限設定操作
がされるとミシンへの特定の指示を受け付けないように
制限することを特徴としている。
【0009】また、本発明のミシンの制御方法は、実質
的に発覚不能な所定の制限解除操作がされると、ミシン
への特定の指示を受け付けないという制限を解除するこ
とを特徴としている。
【0010】また、本発明のミシンの制御方法は、所定
の制限設定操作がされるとミシンへの特定の指示を受け
付けないように制限し、実質的に発覚不能な所定の制限
解除操作がされると、前記制限を解除することを特徴と
している。前記制限解除操作は、前記制限設定操作で指
定されたものにすることが好ましい。
【0011】前記制限解除操作としては、2つのスイッ
チやキーを同時にONするだけの操作や、1つ又は2つ
のスイッチやキーを所定時間ONし続けるだけの操作な
どの単純な操作でなければ特に限定されないが、次の操
作を含む操作を例示できる。 パスワードを入力する操作。 スイッチやキーを規則的にON、OFFする操作。 3つ以上のスイッチやキーを同時にONする操作。 3つ以上のスイッチやキーを所定時間ONし続ける
操作。 上記及びを組合わせた操作。 2つ以上のスイッチやキーを同時にONする操作
と、上記及びの内の少なくとも一つとを組合わせた
操作。 スイッチやキーを所定時間ONし続ける操作と、上
記及びの内の少なくとも一つとを組合わせた操作。 2つ以上のスイッチやキーを同時にONする操作
と、スイッチやキーを所定時間ONし続ける操作と、上
記及びの内の少なくとも一つとを組合わせた操作。
【0012】前記特定の指示としては、特に限定されな
いが、次の指示を例示できる。 (1)縫製データの外部出力指示。 (2)ミシンの機械仕様の設定指示。
【0013】ここで、「外部出力」とは、特に限定され
ないが、ドライブ装置を介してフロッピーディスク、光
磁気ディスク、カセットテープ、コンパクトディスク、
メモリカード、せん孔テープ等の取り外し可能な記録媒
体に書き込むことや、通信回線からミシンの外部へ出力
することを例示できる。また、「ミシンの機械仕様」と
は、そのミシン固有の機械仕様をいい、特に限定されな
いが、ミシンヘッドごとの針数、主軸の最低回転数、同
最高回転数等を例示できる。
【0014】また、本発明のミシンの制御装置は、ミシ
ンへの指示を入力する入力手段が接続され、ミシンへの
特定の指示を受け付けない状態かどうかを記憶する制限
状態記憶手段と、所定の制限設定操作が前記入力手段で
入力されたことを検出すると前記制限状態記憶手段の内
容を前記特定の指示を受け付けない状態にする制限設定
手段とを備えたことを特徴としている。
【0015】また、本発明のミシンの制御装置は、ミシ
ンへの指示を入力する入力手段が接続され、ミシンへの
特定の指示を受け付けない状態かどうかを記憶する制限
状態記憶手段と、実質的に発覚不能な所定の制限解除操
作が前記入力手段で入力されたことを検出すると前記制
限状態記憶手段の内容を前記特定の指示を受け付ける状
態にする制限解除手段とを備えたことを特徴としてい
る。
【0016】また、本発明のミシンの制御装置は、ミシ
ンへの指示を入力する入力手段が接続され、ミシンへの
特定の指示を受け付けない状態かどうかを記憶する制限
状態記憶手段と、所定の制限設定操作が前記入力手段で
入力されたことを検出すると前記制限状態記憶手段の内
容を前記特定の指示を受け付けない状態にする制限設定
手段と、実質的に発覚不能な所定の制限解除操作が前記
入力手段で入力されたことを検出すると前記制限状態記
憶手段の内容を前記特定の指示を受け付ける状態にする
制限解除手段とを備えたことを特徴としている。前記制
限解除操作は、前記制限設定操作で指定されたものにす
ることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を刺繍ミシンの制御
装置に具体化した実施形態について、同装置を使用して
実施する制御方法とともに、図面を参照して説明する。
この刺繍ミシン1の制御装置2は、CPU(中央処理装
置)25、RAM(読取り書込み記憶装置)26、EE
PROM(電気的消去及びプログラム可能読取り専用記
憶装置)27、ROM(読取り専用記憶装置)28、H
D(ハードディスク装置)29を備えている。この制御
装置2には、図1に示すように刺繍枠、該刺繍枠の駆動
装置、複数のミシンヘッド及び主軸モータ(いずれも図
示略)を備えたミシン本体3と、操作パネル7と、記録
媒体としてのFD(フロッピーディスク)14に縫製デ
ータとしての刺繍データ35を読み書きするためのドラ
イブ装置13とがそれぞれのインターフェース(図示
略)を介して接続されている。さらに、制御装置2は、
通信回線4を介してコンピュータ5と接続されている。
【0018】HD29には、制限変更処理(ステップS
40、後述)、制限設定手段としての制限設定処理(ス
テップS50、後述)と、制限解除手段としての制限解
除処理(ステップS60、後述)と、外部出力メニュー
処理(ステップS70、後述)と、機械仕様設定メニュ
ー処理(図示略)と、刺繍データ35とが記憶されてい
る。これらの処理又はデータは、適宜RAM26に読み
込まれてからそれぞれ実行又は使用される。
【0019】不揮発性記憶装置としてのEEPROM2
7は、制限状態記憶手段としての制限状態記憶エリア3
1と、機械仕様記憶エリア32とを備えている。制限状
態記憶エリア31には、図2に示すように特定の指示と
しての刺繍データ35の外部出力指示と、機械仕様の設
定指示とについて、制限状態31aと、パスワード31
bとがそれぞれ記憶されるようになっている。制限状態
31aは、前記特定の指示を受け付けない状態(以下、
この状態をLOCK状態という。)か、受け付ける状態
(以下、この状態をFREE状態という。)かを示して
いる。パスワード31bは、LOCK状態を解除するた
めのものである。同図では、刺繍データ35の外部出力
指示及び機械仕様の設定指示の制限状態としてそれぞれ
FREE状態及びLOCK状態が記憶され、さらに、機
械仕様の設定指示については、そのLOCK状態を解除
するためのパスワードが記憶されている例を示してい
る。また、機械仕様記憶エリア32には、ミシンヘッド
ごとの針数、主軸の最低回転数、同最高回転数等のその
ミシン固有の機械仕様が記憶されるようになっている。
【0020】操作パネル7は、図3に示すようにその前
面上側に設けられ操作内容等を表示する表示部11と、
表示部11の下側に設けられ各種の操作・入力スイッチ
が配設された入力手段としての操作入力部12とを備え
ている。なお、操作パネル7の下側には、ドライブ装置
13が取り付けられている。
【0021】表示部11には、液晶ディスプレー又はC
RT等の表示装置が使用され、表示部11は、刺繍ミシ
ン1の動作状態や操作に関するガイドを表示するメッセ
ージ表示領域15と、メッセージ表示領域15の下側に
設けられ、アイコンによる操作メニューを表示する4つ
のアイコン表示領域16とによって構成されている。
【0022】操作入力部12は、各アイコン表示領域1
6の下に設けられ表示されたアイコンを選択するための
4つのアイコンキー17と、刺繍ミシン1の電源スイッ
チ18と、柄管理操作や運転操作等の各種操作モードを
切り替えるための複数のモード切替キー19と、方向を
指示するための矢印キー20と、操作内容を確定するた
めの確定キー21とを備えている。
【0023】次に、制限状態記憶エリア31の内容を変
更するための制限変更処理(ステップS40)につい
て、図4のフローチャートを参照しながら説明する。こ
の処理は、ミシンの管理責任者等の限られた者にのみ使
用させるようにするため、通常の状態においては、その
存在が画面に一切表示されないようになっている。そし
て、例えば、2つのアイコンキー17a,17cが同時
に3秒以上ONし続けられる等の所定の操作が行われる
と実行されるようになっている。
【0024】本処理では、まず、図8に示す画面を表示
し(ステップS41)、操作入力部12からのキー入力
待ちの状態になる(ステップS42)。この画面には、
画面略中央に刺繍ミシン1への特定の指示の一覧34が
その制限状態とともに表示される。同図は、刺繍データ
35の外部出力指示(同図中の「01:memoryo
ut」)及び機械仕様の設定指示(同図中の「02:m
su」)の制限状態がそれぞれFREE状態及びLOC
K状態であることを表示している例を示している。そし
て、制限状態の変更対象の指示(以下、対象指示とい
う。)を指定するためのカーソル34aは、初期状態で
は、刺繍データ35の外部出力指示のところに表示され
ている。
【0025】ここで、上下方向の矢印キー20がONさ
れると(ステップS42)、それに応じてカーソル34
aの位置を上下に移動させる(ステップS43)。アイ
コンキー17bがONされると(ステップS42)、制
限状態を変更することなく、すぐに本処理を終了する
(ステップS45)。
【0026】また、アイコンキー17dがONされると
(ステップS42)、カーソル34aで指定された指示
についての制限状態31aをチェックし(ステップS4
4)、FREE状態であれば同指示について制限設定処
理(ステップS50、後述)を実行した後ステップS4
1に戻り、LOCK状態であれば同指示について制限解
除処理(ステップS60、後述)を実行した後ステップ
S41に戻る。
【0027】このように、制限設定処理(ステップS5
0)はFREE状態のときのみ実行されるようになって
おり、言い換えると、一旦LOCK状態になると、これ
を制限解除処理(ステップS60)で解除してFREE
状態にしない限り、制限設定処理(ステップS50)は
実行されないようになっている。
【0028】次に、制限設定処理(ステップS50)に
ついて、図5のフローチャートを参照しながら説明する
と、該処理では、まず、図9に示す画面を表示し(ステ
ップS51)、操作入力部12からのキー入力待ちの状
態になる(ステップS52)。同画面の最上行には、対
象指示が表示され、該表示の下側にはパスワード用の文
字パネル36が表示され、該文字パネル36の下側に
は、2つのパスワード入力用の編集ボックス37が表示
されている。このように編集ボックスが2つ設けられて
いるのは、意図したパスワードが入力されているかを確
認するためであり、この2つの編集ボックスに入力され
たパスワードが互いに一致していることでこれを確認す
るようになっている。
【0029】ここで、アイコンキー17dが押されるま
で、所定の制限設定操作としてのパスワードの設定操作
を受け付ける(ステップS52〜S53)。具体的に
は、いずれかの矢印キー20が押されると、その方向に
文字パネル36のカーソル36aを移動させ、確定キー
21が押されると、文字パネル36のカーソル位置(3
6a)の文字を入力対象の編集ボックス37(左側に
「>>」が表示されているもの)のカーソル37aの前
に挿入する。アイコンキー17aが押されると、編集ボ
ックス37内のカーソル37aの前の一文字を削除す
る。アイコンキー17cが押されると、入力の対象の編
集ボックス37を上側のものと下側のものとで切り替え
る。
【0030】こうして、文字パネル36内の文字を任意
に組合わせたパスワードが2つの編集ボックスに入力さ
れ、アイコンキー17dが押されると(ステップS5
2)、2つの編集ボックス37に入力されたパスワード
が一致しているかどうかをチェックし(ステップS5
4)、両パスワードが一致していなければ、制限状態を
変更することなく処理を終え、本処理の呼び出し元にリ
ターンする(ステップS57)。両パスワードが一致し
ていれば、制限状態記憶エリア31の対象指示について
の制限状態31aをLOCK状態に変更し(ステップS
55)、入力されたパスワードを同エリア31に記憶し
て(ステップS56)、本処理の呼び出し元にリターン
する(ステップS57)。なお、LOCK状態になる
と、その指示を行うためのアイコンキーに対応するアイ
コン表示領域16に操作が制限されていることを示す
「×」表示がアイコンに重ねて表示される。例えば、図
10に示すように刺繍データ35の外部出力指示がLO
CK状態になると、アイコンキー17aに対応するアイ
コン表示領域16のように表示される。
【0031】次に、制限解除処理(ステップS60)に
ついて、図6のフローチャートを参照しながら説明する
と、該処理では、まず、図11に示す画面を表示し(ス
テップS61)、操作入力部12からのキー入力待ちの
状態になる(ステップS62)。同画面は、編集ボック
ス37が1つしか設けられていない点と、アイコンキー
17cに対応するアイコンが表示されていない(アイコ
ンキー17cが使えないことを示している)点とにおい
てのみ、前述した制限設定処理(ステップS50)の図
9の画面と異なっている。
【0032】ここで、アイコンキー17dが押されるま
で、実質的に発覚不能な所定の制限解除操作としてのパ
スワードの入力操作を受け付ける(ステップS62〜S
63)。パスワードとしては、制限設定処理(ステップ
S50)で設定したものを入力する。操作方法について
は、制限設定処理(ステップS50)のステップS53
と同様であるため重複説明を省く。
【0033】アイコンキー17dが押されると(ステッ
プS62)、制限状態記憶エリア31の対象指示につい
て記憶されたパスワード31bと、編集ボックス37に
入力されたパスワードとが一致しているかどうかをチェ
ックし(ステップS64)、両パスワードが一致してい
なければ、制限状態を変更することなく処理を終え、本
処理の呼び出し元にリターンする(ステップS67)。
両パスワードが一致していれば、制限状態記憶エリア3
1の対象指示についての制限状態31aをFREE状態
に変更し(ステップS65)、同エリアのパスワード3
1bを消去して(ステップS66)、本処理の呼び出し
元にリターンする(ステップS67)。
【0034】次に、外部出力メニュー処理(ステップS
70)について説明すると、図7のフローチャートに示
すように、同処理では、まず、制限状態記憶エリア31
の外部出力指示についての制限状態31aの内容をチェ
ックし(ステップS71)、LOCK状態であればすぐ
に本処理を終了し(ステップS73)、FREE状態で
あれば、外部出力メニュー処理本体(ステップS72)
を実行してから本処理を終了する(ステップS73)。
外部出力メニュー処理本体(ステップS72)では、操
作入力部12からの指示入力に基づいて、刺繍データ3
5をFD14に書き込んだり、通信回線4を介してコン
ピュータ5に出力したりするようになっている。
【0035】なお、機械仕様設定メニュー処理について
は、ステップ71で機械仕様の設定指示についての制限
状態31aの内容をチェックする点と、ステップS72
が機械仕様を設定するための機械仕様設定メニュー処理
本体となる点とにおいてのみ、図7のフローチャートと
異なっている。機械仕様設定メニュー処理本体では、操
作入力部12からの指示入力に基づいて、機械仕様記憶
エリア32の内容を設定するようになっている。
【0036】このように構成された刺繍ミシン1の制御
装置2によれば、制限設定処理(ステップS50)で所
定の制限設定操作がされたことを検出すると(ステップ
S52〜S54)、刺繍ミシン1への特定の指示を受け
付けないように制限する(ステップS55〜S56)の
で、刺繍ミシン1に記憶された刺繍データ35が不正に
持ち出されたり、機械仕様についての知識がない作業者
によって機械仕様記憶エリア32に記憶された機械仕様
が勝手に変更されたりしないようにすることができる
(ステップS71)。
【0037】また、制限解除処理(ステップS60)で
実質的に発覚不能な所定の制限解除操作がされたことを
検出すると(ステップS62〜S64)、前記制限を解
除する(ステップS65〜S66)ので、前記特定の指
示を刺繍ミシン1の管理責任者等の限られた者にのみ許
すようにすることができる(ステップS71)。
【0038】さらに、制限解除処理(ステップS60)
の制限解除操作(ステップS62〜S63)で入力する
パスワードは、制限設定処理(ステップS50)の制限
設定操作(ステップS52〜S53)で任意に設定(指
定)したものにしているので、万一パスワードが発覚し
たときは、制限設定操作をやり直すことでパスワードを
変更すればよい。また、制限設定操作でパスワードを定
期又は不定期に変更するようにすれば、パスワードが発
覚する可能性を低下させることができる。したがって、
万一パスワードが発覚してもそれによる被害の拡大を防
止することができる。
【0039】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されず、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で適宜変更して具体化することもできる。
【0040】(1)制限解除操作を別の操作に変更する
こと。この別の操作としては、前述の[課題を解決する
ための手段]に示した〜の操作を含む操作を例示で
きる。
【0041】(2)刺繍データ35の外部出力指示や、
刺繍ミシン1の機械仕様の設定指示以外の指示を特定の
指示にすること。
【0042】(3)複数の特定の指示について、1つの
制限設定操作でまとめてLOCK状態にしたり、1つの
制限解除操作でFREE状態にするようにすること。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び7の
発明に係るミシンの制御方法及び装置によれば、ミシン
に記憶された縫製データが不正に持ち出されたり、機械
仕様についての知識がない作業者によって機械仕様が勝
手に変更されたりしないようにミシンへの特定の指示を
受け付けないように制限することができる。
【0044】また、請求項2及び8の発明に係るミシン
の制御装置及び方法によれば、ミシンへの特定の指示を
ミシンの管理責任者等の限られた者にのみ許すようにす
ることができる。
【0045】また、請求項3、5、6及び9の発明によ
っても、上記効果を得ることができる。
【0046】上記効果に加え、請求項4及び10の発明
に係るミシンの制御装置及び方法によれば、万一制限解
除操作が発覚してもそれによる被害の拡大を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施形態のミシンの制御装
置の制御系統図である。
【図2】同制御装置内に設けられた制限状態記憶エリア
の内容を示す図である。
【図3】同制御装置に接続された操作パネルを示す正面
図である。
【図4】同制御装置の制限変更処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図5】同制御装置の制限状態設定処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図6】同制御装置の制限状態解除処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】同制御装置の外部出力メニュー処理の流れを示
すフローチャートである。
【図8】同制御装置の制限変更処理における操作パネル
の画面を示す図である。
【図9】同制御装置の制限状態設定処理における操作パ
ネルの画面を示す図である。
【図10】同制御装置の操作パネルの画面を示す図であ
る。
【図11】同制御装置の制限状態解除処理における操作
パネルの画面を示す図である。
【符号の説明】
1 刺繍ミシン 2 制御装置 12 操作入力部 31 制限状態記憶エリア 32 機械仕様記憶エリア 35 刺繍データ S50 制限設定処理 S60 制限解除処理

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の制限設定操作がされるとミシンへ
    の特定の指示を受け付けないように制限することを特徴
    とするミシンの制御方法。
  2. 【請求項2】 実質的に発覚不能な所定の制限解除操作
    がされると、ミシンへの特定の指示を受け付けないとい
    う制限を解除することを特徴とするミシンの制御方法。
  3. 【請求項3】 所定の制限設定操作がされるとミシンへ
    の特定の指示を受け付けないように制限し、実質的に発
    覚不能な所定の制限解除操作がされると、前記制限を解
    除することを特徴とするミシンの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記制限解除操作は、前記制限設定操作
    で指定されたものにした請求項3記載のミシンの制御方
    法。
  5. 【請求項5】 前記特定の指示は、縫製データの外部出
    力指示である請求項1〜4のいずれか一項に記載のミシ
    ンの制御方法。
  6. 【請求項6】 前記特定の指示は、ミシンの機械仕様の
    設定指示である請求項1〜4のいずれか一項に記載のミ
    シンの制御方法。
  7. 【請求項7】 ミシンへの指示を入力する入力手段が接
    続され、ミシンへの特定の指示を受け付けない状態かど
    うかを記憶する制限状態記憶手段と、所定の制限設定操
    作が前記入力手段で入力されたことを検出すると前記制
    限状態記憶手段の内容を前記特定の指示を受け付けない
    状態にする制限設定手段とを備えたことを特徴とするミ
    シンの制御装置。
  8. 【請求項8】 ミシンへの指示を入力する入力手段が接
    続され、ミシンへの特定の指示を受け付けない状態かど
    うかを記憶する制限状態記憶手段と、実質的に発覚不能
    な所定の制限解除操作が前記入力手段で入力されたこと
    を検出すると前記制限状態記憶手段の内容を前記特定の
    指示を受け付ける状態にする制限解除手段とを備えたこ
    とを特徴とするミシンの制御装置。
  9. 【請求項9】 ミシンへの指示を入力する入力手段が接
    続され、ミシンへの特定の指示を受け付けない状態かど
    うかを記憶する制限状態記憶手段と、所定の制限設定操
    作が前記入力手段で入力されたことを検出すると前記制
    限状態記憶手段の内容を前記特定の指示を受け付けない
    状態にする制限設定手段と、実質的に発覚不能な所定の
    制限解除操作が前記入力手段で入力されたことを検出す
    ると前記制限状態記憶手段の内容を前記特定の指示を受
    け付ける状態にする制限解除手段とを備えたことを特徴
    とするミシンの制御装置。
  10. 【請求項10】 前記制限解除操作は、前記制限設定操
    作で指定されたものにした請求項9記載のミシンの制御
    装置。
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