JP4348751B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トラブルに対応する場合などに利用されるヘルプキーを備えたデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種の電子機器において、マイコンを用いた制御等が行われるようになり、非常に多くの機能が利用されている。また、従来は手作業で行われていた処理のコンピュータ化も著しく、従来の手作業では困難だった処理を速やかに行うことができるようになった。
【0003】
ところが、電子機器の機能の多様化に伴い、これらの電子機器の操作は複雑化してしまい、一般に、トラブル発生時には、利用者が修復操作を行うことが困難な場合があった。
このため、トラブル発生時には、利用者から依頼を受けた技術者が修復作業を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、技術者が直接操作を行って修復させることができない場合には、一般の利用者が技術者から電話等の手段によって指示を受け、その指示に従って操作を行うことがあった。しかし、この場合、技術者から利用者に対して指示する操作は専門的な操作である場合が多く、正確な操作を行う必要があるため、技術者から利用者に対しては、非常に詳細な指示を行わなければならないという問題があった。特に、電子機器の操作に不慣れな利用者に対しては、基本的な操作や各部の名称などに習熟していないために、複雑な操作を指示することが困難であるという問題があった。
【0005】
また、操作が複雑な電子機器の場合、トラブルからの修復作業の手順は、技術者によって異なるという問題があった。すなわち、それぞれの技術者は、自身の経験をもとに修復のための操作を習得していることがあり、非常に複雑な電子機器については、特に技術者の経験に依るところが大きい。このため、利用者に対しては、技術者によって異なる指示が与えられるため、混乱を招くことがあるという問題があった。
【0006】
この発明は、上記問題点を解決するため、トラブルからの修復に必要な操作を単純化して、比較的簡単な操作に基づいてトラブルからの修復が可能なデータ処理装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータ処理装置は、ヘルプキーを備える入力手段と、複数の処理項目と、これら複数の処理項目に対応する処理内容とを格納する処理項目格納手段と、前記ヘルプキーに対応して、前記処理項目格納手段内に格納された複数の処理項目のうち、所定の処理項目を表示する第1のメニュー画面および第2のメニュー画面を格納するメニュー画面格納手段と、前記ヘルプキーが操作されると、前記メニュー画面格納手段から当該ヘルプキーに対応する第1のメニュー画面を読み出して表示すると共に、前記第1のメニュー画面に表示されている特定のメニューが選択されて、特定の操作者であることを確認するための所定の操作がなされた際に、前記メニュー画面格納手段から前記特定メニューに対応する第2のメニュー画面を表示する表示手段と、この表示手段に表示された第1のメニュー画面または第2のメニュー画面に表示された処理項目を選択する選択入力手段と、この選択入力手段により選択された処理項目に対応する処理内容を前記処理項目格納手段から読み出して実行させる処理制御手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図1〜図14の図面を参照しながら説明する。
【0012】
まず、構成を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態としてのコンピュータシステム1の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、コンピュータシステム1は、CPU11、表示装置12、RAM13、記憶装置14、記憶装置14が有する記憶媒体15、入力装置16および印刷装置17によって構成され、記憶媒体15を除く各部はバス18によって接続されている。
【0013】
CPU(Central Processing Unit )11は、記憶装置14に格納されるプログラムを読み込んで、RAM13内に設けられたメモリエリアに展開して実行し、入力装置16が有するキーボード161から入力される各種指示に従って、各種業務に関するデータ処理を実行する。そして、CPU11は、キーボード161から入力された指示内容や、当該指示によって実行した処理内容などを表示するための表示情報を生成し、表示装置12に対して出力して表示画面上に表示させる。
【0014】
そして、CPU11は、入力装置16から入力された各種指示に従って実行した処理によって、作成された帳票や書類等を印刷するための印刷情報を生成して印刷装置17に対して出力し、印刷を実行させる。
【0015】
また、CPU11は、入力装置16が有するキーボード161において、いずれかのヘルプキーが押下されたことを示す押下信号が入力装置16から入力されると、当該ヘルプキーに対応する情報を、記憶装置14内から読み出してRAM13内に設けられたメモリエリアに展開し、押下されたヘルプキーに対応するメニューの画面を表示するための表示情報を生成して表示装置12に出力するとともに、入力装置16から続けて入力される各種指示に従って、後述するヘルプメニュー表示処理、実行結果確認処理、AP実行ログ確認処理、キャップキー情報抽出処理などの各種処理を実行する。そして、これら各種処理に係る表示情報および印刷情報を生成して表示装置12によって表示画面上に表示させるとともに、印刷装置17によって印刷させる。
【0016】
表示装置12は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等により構成される表示画面を備え、CPU11により実行される各種処理に関する表示情報がCPU11から入力されると、この表示情報に基づいて、入力装置16が有するキーボード161のヘルプキー部162において押下されたヘルプキーに対応するメニューの画面や、コンピュータシステム1の状態を示す画面を表示画面上に表示する。
【0017】
RAM(Random Access Memory)13は、CPU11により処理される各種プログラムや、その処理に係るデータを一時的に格納するメモリエリアを形成する。
【0018】
記憶装置14は、プログラムやデータ等が記憶される記憶媒体15を有し、この記憶媒体15は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリで構成されている。この記憶媒体15は記憶装置14に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものである。
【0019】
また、上記の記憶媒体15に記憶されるデータ等は、通信回線等を介して接続された他の機器から受信して記憶する構成にしてもよく、さらに、通信回線等を介して接続された他の機器側に上記記憶媒体を備えた記憶装置を設け、この記憶媒体に記憶されているプログラムやデータを通信回線を介して使用する構成としても良い。
【0020】
図2は、記憶装置14内の構成を模式的に示す図であり、同図に示すように、記憶装置14内には、各種プログラムおよび当該プログラムに係るデータが格納される。すなわち、記憶装置14内には、キーボード161のヘルプキー部162に備えたヘルプキーに対応してヘルプメニューを表示するための情報が格納されるヘルプメニュー表示情報領域14a、ヘルプキー部162の各ヘルプキーに対応して、後述するユーザメニューを表示するための情報が格納されるユーザメニュー表示情報領域14b、ヘルプキー部162の各ヘルプキーに対応して後述するインストラクタメニューを表示するための情報が格納されるインストラクターメニュー表示情報領域14c、コンピュータシステム1における各業務の実行結果が記録されるファイルが格納される業務実行結果ファイル領域14d、コンピュータシステム1において各種アプリケーションプログラムが実行された結果を示すログファイルが格納されるAP実行結果ログファイル領域14e、キーボード161のキャップキー部164に備えた各キャップキーに割り当てられた機能に関する情報が格納されるキャップキー情報ファイル領域14f、コンピュータシステム1のハードウェア各部に関する情報が格納されるハード情報ファイル領域14g、および、コンピュータシステム1において実行される基本ソフトウェアに関する情報が格納される基本ソフト情報ファイル領域14h、等の記憶領域が設けられている。
【0021】
入力装置16は、各種キーを備えるキーボード161を備え、利用者によるキーの押下操作に対応して、押下されたキーに対応する押下信号を生成してCPU11に対して出力する。なお、入力装置16は、マウスやタブレット等のポインティングデバイスを備える構成としてもよく、その場合、ポインティングデバイスにおける操作に対応して、操作信号とともに相対位置座標データをCPU11に対して出力する。
【0022】
図3は、入力装置16が有するキーボード161の構成を示す平面図である。同図に示すように、キーボード161は、ヘルプキー部162、キャップキー部164、数字キー部163ほか、各種機能キー等が平面上に配列されて構成されている。
【0023】
数字キー部163は、コンピュータシステム1によって各種処理を実行する際に数字を入力するための各種数字キーのほか、入力終了を指示する「終了キー」や、入力内容の確定を指示する「入力/実行キー」等の機能キーを備えている。
【0024】
キャップキー部164は、様々な機能に対応するキャップキーを複数備え、これらのキャップキーには、それぞれ、利用者によって任意の機能を割り当てて設定することが可能である。そして、利用者によっていずれかのキャップキーが押下されると、CPU11は、予め設定された内容を参照して、押下されたキャップキーに対応する機能を実行する。
【0025】
ヘルプキー部162は、▲1▼,▲2▼,▲3▼,▲4▼の4個のヘルプキーを備えている。これら▲1▼〜▲4▼の各ヘルプキーは、コンピュータシステム1の操作の案内や保守のための動作であるヘルプ動作が実行されるように予め設定されており、利用者によっていずれかのヘルプキーが押下されると、ヘルプメニューの画面が表示画面上に表示される。
【0026】
このヘルプキー部162に備えるヘルプキー▲1▼〜▲4▼に対応するヘルプメニューの画面においては、さらに、ユーザメニューと、インストラクタメニューとを選択指定することができる。
ユーザメニューとは、利用者が通常の操作の一環として操作することが可能な機能が項目として表示されるメニュー画面であり、ここで表示される各項目は、利用者に対してコンピュータシステム1における操作や運用の手順を案内する等、主に利用者の操作を支援するための機能である。一方、インストラクタメニューとは、利用者が、技術者の指示に従って、後述するパスワード入力処理を実行した際に表示されるメニュー画面であり、コンピュータシステム1においてトラブルが発生した際にコンピュータシステム1の状態を把握し、修復作業を行うための各種機能が項目として表示される。従って、インストラクターメニューに表示される各項目の機能を実行させる際には専門的な知識が必要となるため、パスワードによって保護されており、技術者の指示があった場合にのみ操作可能な構成となっている。
【0027】
図4は、ヘルプキー▲1▼〜▲4▼(図3)に対応するユーザメニューとインストラクタメニューとに表示される項目の内容を示す図である。同図に示すように、ヘルプキー▲1▼に対応するユーザメニューは「お客様運用保守」に関するものであり、このユーザメニューには、利用者に対してコンピュータシステム1の運用および保守操作に関する案内をするための各種項目が表示される。そして、利用者は、これらの項目の中から所望の項目を選択指示することにより、運用手順の案内機能や、文書作成支援機能を利用することができる。なお、ヘルプキー▲1▼には、対応するインストラクタメニューは設定されていない。
【0028】
ヘルプキー▲2▼に対応するメニュー画面には、「マシン情報の表示印刷」に関する項目が表示される。例えば、ユーザメニューには、各種アプリケーションプログラムの実行結果が記録されるログファイルの内容を参照するための「AP実行ログの確認」機能や、キーボード161のキャップキー部164に備えた各キャップキーに対して設定された機能を参照する「キャップキー情報」機能、コンピュータシステム1のハードウェア各部に関する情報を参照する「ハード情報」機能、コンピュータシステム1において実行される基本ソフトウェアに関する情報を参照する「基本ソフト情報」機能等の各機能を実行させるための項目が表示される。
【0029】
同様に、ヘルプキー▲3▼およびヘルプキー▲4▼についても、「トラブル原因の分析と修復」および「最終修復手段」に関するユーザメニューとインストラクタメニューとが対応づけられている。これによって、利用者は、所望のユーザメニューを参照してコンピュータシステム1の運用をより便利にすることが可能であるほか、トラブル発生時には、電話等によって専門の技術者の指示に従ってパスワード入力し、インストラクタメニューにおける操作を実行することにより、簡単な操作によってトラブルからの修復を行うことができる。
【0030】
印刷装置17は、レーザープリンタやインクジェット式プリンタ等のプリンタを備え、CPU11から入力される印刷情報に基づいて、利用者による指示操作に応じて、コンピュータシステム1において実行された帳票作成処理等の各種処理が実行されると、これらの処理に対応する書類や帳票を印刷する。
【0031】
図5は、コンピュータシステム1において表示画面上に実行される表示例を示す図であり、(a)は、通常の処理における表示例を示す図であり、(b)はヘルプキー▲1▼〜▲4▼のいずれかが押下された際の表示例を示す図である。
【0032】
コンピュータシステム1においては、図5(a)に示すように、通常の処理が実行されている際には、表示画面上に実行中の処理に係る画面が表示されている。ここで、利用者によってヘルプキーが押下されると、図5(b)に示すように、実行中の処理に関する表示の上に重なるようにヘルプメニューの画面が表示される。そして、ヘルプメニューの画面およびユーザメニューまたはインストラクタメニューにおける操作が終了すると、実行中であった処理に関する画面が全面に表示される。即ち、ヘルプキーを操作することによって、画面を切り替える操作を実行することなくヘルプメニューの画面を表示させることが可能である。また、コンピュータシステム1における通常の処理を実行中に、当該処理に関する操作や運用手順に疑問が生じた場合には、処理画面を表示させた状態でヘルプメニューを参照することができる。
【0033】
図6は、ヘルプキー▲1▼〜▲4▼に対して実行されるメニュー表示の概略を示す図である。この図6に示すように、まず、ヘルプキー操作が行われると(D1)、ヘルプメニューとして、「1.ユーザメニュー」と、「2.インストラクタメニュー」とのいずれか一方を選択するためのメニュー画面が表示される(D2)。
【0034】
ここで、利用者によって選択が実行され、ユーザメニューが選択されると、表示画面上にはユーザメニューの各項目が表示され(D6)、ここに表示された項目の内、利用者によって選択された項目の機能が実行される(D7)。なお、この図6においては、ヘルプキー▲2▼の操作が行われた場合について示している。
一方、D2に示す画面が表示された状態においてインストラクタメニューが選択された場合には、パスワード入力を促す画面が表示され(D3)、パスワードが入力されるとともに、入力されたパスワードが適切であるか否かが判別される。そして、適切なパスワードが入力された場合には、インストラクタメニューの各項目が表示され(D4)、ここで選択された項目の機能が実行される(D5)。
【0035】
図7〜図9は、コンピュータシステム1におけるヘルプキー押下時に実行される処理を示すフローチャートである。この図7〜図9に基づいて、図6に示す、ヘルプキー押下時のコンピュータシステム1の動作について説明する。
【0036】
図7は、ヘルプメニュー表示処理を示すゼネラルフローである。この図7に示す処理においては、まず、ヘルプキー▲1▼〜▲4▼のいずれかのヘルプキーが押下されると、CPU11は、記憶媒体15内のヘルプメニュー表示情報領域14aからヘルプメニューを表示するための情報を読み出して、当該情報をもとに表示情報を生成して表示装置12に対して出力し、表示画面上にヘルプメニューを表示させて(ステップS11)、入力装置16からの入力に対する待機状態に移行する(ステップS12)。
【0037】
ここで、利用者からの入力により、表示画面上に表示された「ユーザメニュー」と「インストラクタメニュー」のうちいずれかの項目が選択されると(ステップS13)、CPU11はその選択内容を確認し、ユーザメニューが選択された場合には、後述するユーザメニュー表示処理を実行して(ステップS14)、処理を終了する。
【0038】
また、ステップS13において、インストラクタメニューが選択された場合には、CPU11は、入力装置16からのパスワード入力に対する待機状態に移行する(ステップS15)。そして、CPU11は、パスワードの入力が行われたか否かを随時検出し(ステップS16)、パスワード入力が行われたことを検知すると、入力されたパスワードと、予め記憶媒体15内の所定の領域(図示省略)に格納されたパスワードまたは記憶媒体15内の所定の領域(図示省略)に格納されたプログラムによって指定されるパスワードとを照合し(ステップS17)、適切であるか否かを判別する(ステップS18)。
【0039】
このパスワード照合・判別処理において、パスワードが適切であると判別された場合には、CPU11は、後述するインストラクタメニュー表示処理を実行して(ステップS19)、処理を終了する。また、ステップS17〜ステップS18におけるパスワード照合・判別処理において、入力されたパスワードが不適切であると判別された場合には、再度ヘルプメニューを表示するため、ステップS11に戻る。
【0040】
このように、ヘルプメニューの画面において所定の操作を行うことにより、単なる操作の案内をする機能とともに、コンピュータシステム1のトラブルを修復するための専門的な情報を得るための操作とを行うことができるので、コンピュータシステム1におけるトラブルが発生した場合であっても、簡単な操作によって修復作業を行うことができる。従って、専門の技術者が直接コンピュータシステム1を操作することができない状況であっても、電話等の手段によって指示を行うことにより、誤り無く修復操作を行うことができる。また、インストラクタメニューを選択する入力が行われた後、さらにパスワードが入力されることによってインストラクタメニューの操作が可能となるので、利用者が誤ってコンピュータシステム1のシステムの運用に影響を及ぼすような操作を行ってしまうことが無く、コンピュータシステム1の保守管理の面においても安全である。
【0041】
図8は、ステップS14(図7)において実行されるユーザメニュー表示処理を示すフローチャートである。
このユーザメニュー表示処理においては、まず、CPU11は、ユーザメニューを表示するための表示情報を、記憶媒体15内のユーザメニュー表示情報領域14bから読み出して、当該表示情報を表示装置12に対して出力し、表示画面上にユーザメニューを表示させ(ステップS21)、入力装置16からの入力に対する待機状態に移行する(ステップS22)。
【0042】
ステップS21において表示されるユーザメニューの画面には、利用者が、コンピュータシステム1の運用手順や操作に関する情報を得るための機能が項目として表示されている。ここで、CPU11は、入力装置16からの入力を随時検出し、入力が行われた際には、当該入力がユーザメニューに表示された項目の選択であるか否かを判別する(ステップS23)。
【0043】
ステップS23において、入力された内容がメニューに表示された項目の選択であった場合には、CPU11は、選択された項目に該当する機能を実行するためのプログラムおよびデータを記憶媒体15内から読み出して、ステップS24〜ステップS27において当該処理を実行し、処理を終了する。
【0044】
一例として、ヘルプキー▲2▼が押下された場合のユーザメニュー表示処理について説明すると、ユーザメニューの画面には「1.業務実行結果の確認」が表示される。ステップS23で、利用者によって「1.業務実行結果の確認」が選択された場合には、CPU11は、記憶媒体15内の業務実行結果ファイル領域14dに格納されたファイルを参照して、業務実行結果の確認処理を実行し、処理結果を表示画面上に表示させる(ステップS24)。なお、ヘルプキー▲2▼に対応するユーザメニューの画面には、その他の項目が表示されないが、例えば、図8のステップS25〜ステップS27に示すように、ユーザメニューの画面に他の項目を表示して、その他の処理を実行することが可能な構成としても良い。
【0045】
そして、CPU11は、ステップS23で選択された処理が終了した後、利用者により入力される終了指示に従って、ユーザメニューの画面の表示を終了させ、通常の処理に関する画面を表示させる。
【0046】
図9は、コンピュータシステム1におけるインストラクタメニュー表示処理を示すフローチャートである。ヘルプメニューの画面において、インストラクタメニューが選択されると、CPU11は、記憶媒体15内のインストラクターメニュー表示情報14c内に格納された情報を読み込んで、インストラクタメニューを表示するための表示情報を生成して表示装置12に対して出力し、表示画面上にインストラクタメニューの画面を表示させる(ステップS31)。
【0047】
その後、CPU11は、入力装置16からの入力操作に対する待機状態に移行するとともに(ステップS32)、随時、入力装置16からの入力が行われたか否かを確認する(ステップS33)。ここで、入力装置16において入力操作が実行され、当該操作がインストラクタメニューに表示された項目を選択する操作であると判別された場合には、CPU11は、選択された項目に該当する機能を実行する(ステップS34〜ステップS37)。
【0048】
一例として、ヘルプキー▲2▼に対応するインストラクタメニューにおいて項目が選択された場合を挙げて説明すると、ステップS31において表示される項目は、「1.AP実行ログの確認」、「2.キャップキー情報」、「3.ハード情報」、「4.基本ソフト情報」の4個の項目である。
ステップS3において、「1.AP実行ログの確認」が選択されると、CPU11は、記憶媒体15内のAP実行結果ログファイル領域14eに格納された特ファイルを読み出して、その内容を表示画面上に表示させる(ステップS34)。また、ステップS33において「2.キャップキー情報」が選択された場合には、CPU11は、記憶媒体15内のキャップキー情報ファイル領域14fに格納されたファイルを読み込んで、キャップキーに関する情報を表示画面上に表示させる(ステップS35)。同様に、ステップS33において「3.ハード情報」または「4.基本ソフト情報」が選択されると、それぞれ、CPU11は、記憶媒体15内のハード情報ファイル領域14gまたは基本ソフト情報ファイル領域14hを読み込んで表示画面上に表示を実行する(ステップS36〜ステップS37)。その後、入力装置16から処理終了指示が入力されると、CPU11は、インストラクタメニュー表示処理において表示画面上に表示された画面を消去させて、処理を終了する。
【0049】
なお、ここでは図示しないが、ヘルプキー▲3▼およびヘルプキー▲4▼に対しても、同様の操作によってインストラクタメニューの操作を行うことが可能である。すなわち、ヘルプキー▲3▼に対応するインストラクタメニューの操作として、図4に示したように、発生したエラーの時刻や実行したアプリケーションプログラム名など、エラーに関する情報を参照するための「エラー情報」機能や、データベースプログラムおよびデータの整合性を確認し、異常や不整合を検出するための「データベースの整合性確認」機能、データベースに異常が発見された場合に、その異常を修復するための「データベースの修復」機能、および、コンピュータシステム1における各種アプリケーションプログラムの実行環境を確認するための「実行環境の確認」機能が割り当てられているので、ヘルプキー▲3▼を押下した後、インストラクタメニューを選択することにより、これらの多彩な機能を用意に利用することができる。同様に、ヘルプキー▲4▼の操作により、インストラクタメニューにおいて自動的にバックアップされている内容を再度読み込むための「自動バックアップのリロード」機能を利用することができる。
【0050】
さらに、上記の多彩なインストラクタメニューは、いずれも該当するヘルプキーを押下してヘルプメニューを表示させた後、簡単な選択操作およびパスワード入力操作によって利用可能であり、技術者の指示に従って利用者が操作を行う場合にも、簡単な指示によって、速やかに、誤り無く操作を行うことができる。
【0051】
また、簡単な操作の組み合わせによってコンピュータシステム1のトラブルからの修復を行うことができるので、トラブルに対する対処法を容易に体系化することができ、技術者によってトラブルに対する対応が異なると行った不具合を解消して、技術者の作業効率を大きく高め、また、作業負担を軽減することができる。
【0052】
図10〜図14は、図7〜図9に示す一連の処理において実行される表示の一例を示す図である。なお、この図10〜図14に示す表示例は、ヘルプキー▲2▼(図3)に対応するユーザメニューの画面およびインストラクタメニューの画面を示す。
【0053】
図10は、ステップS23(図8)においてユーザメニューの項目である「1.業務実行結果の確認」が選択された場合の表示例である。この図10においては、「売上伝票入力」業務の開始時刻や処理結果が表示され、「請求情報作成」業務についても同様に開始時刻、終了時刻、日付、ユーザ名などが表示されている。
【0054】
図11〜図14は、ステップS33(図9)において、インストラクタメニューの画面に表示された項目が選択された際に表示される表示画面である。
図11は、「1.AP実行ログの確認」が選択された場合(ステップS34)の表示例であり、コンピュータシステム1によって業務を実行するためのアプリケーションプログラムを実行した結果が表示されている。図12は、「2.キャップキー情報」が選択された場合(ステップS35)の表示例であり、キャップキーの番号と、各キャップキーに対応して設定された機能の内容が表示されている。また、図13は、ステップS33において「3.ハード情報」が選択された場合(ステップS36)の表示例を示し、図14は、ステップS33で「4.基本ソフト情報」が選択された場合(ステップS37)の表示例を示す。図13には、コンピュータシステム1におけるハードウェアの構成が表示されており、図14には、インストールされたソフトウェアに関する情報が表示されている。
【0055】
以上のように、本発明の実施の形態であるコンピュータシステム1によれば、入力装置16が有するキーボード161において、ヘルプキー部162に複数のヘルプキー▲1▼〜▲4▼を備え、それぞれのヘルプキーについて、ユーザメニューとインストラクタメニューとが対応づけられている構成としたので、簡単な操作によって、多彩な機能を利用することができ、ユーザメニューとして、利用者は、コンピュータシステム1の運用・操作に関する支援機能を利用することができる。また、簡単な操作とパスワードの入力とを組み合わせて行うことによって、コンピュータシステム1のトラブル発生時の対処機能としてのインストラクタメニューを操作することが可能であり、例えば、コンピュータシステム1におけるトラブル発生時に技術者が直接操作を行うことができない状況下においても、操作に不慣れな利用者が、技術者からの指示に従って操作を誤り無く行うことが可能である。さらに、パスワードを入力する操作によって、利用者が誤ってインストラクタメニューの操作を行うことがなく、コンピュータシステム1の運用に大きな影響を及ぼす操作を、技術者の指示下に限定して行うことができるので、コンピュータシステム1の運用管理上、安全を確保することができる。
【0056】
また、コンピュータシステム1におけるトラブルの修復操作が、簡単な操作の組み合わせによって実行可能であるので、トラブルからの修復の手順を容易に体系化することが可能であり、技術者毎にトラブルに対する対処法がまちまちであるといった不具合を解消することができ、作業効率を高めるとともに、技術者の作業負担を軽減することができる。
【0057】
なお、上記実施の形態のコンピュータシステム1においては、ヘルプメニューの画面において、特定のパスワードを入力してインストラクタメニューの操作を行う構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、特定のキー操作の組み合わせによってインストラクタメニューの操作が実行可能となる構成としても良いし、また、パスワードは、コンピュータシステム1によって、毎回異なるパスワードを自動的に設定する構成であっても良いし、例えば日付などの特定のパラメータをもとに作成する構成であっても良い。この場合、より操作が簡単になる、運用管理の安全性をより確実に確保することができる、煩雑な設定動作が不要であるといった効果を得ることができる。
【0058】
また、各ヘルプキーに対して割り当てられる機能を変更したり、ヘルプキーをさらに多数備えることも勿論可能であり、その他、細部の構成についても本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、適宜変更可能である。
【0061】
【発明の効果】
本発明によれば、ヘルプキーが操作されると当該ヘルプキーに対応する第1のメニュー画面を表示すると共に、この第1のメニュー画面に表示されている特定のメニューが選択されて、特定の操作者であることを確認するための所定の操作がなされた際に、前記特定メニューに対応する第2のメニュー画面を表示するので、特定のメニューを第1のメニュー画面に表示されているメニューに対応付けることができ、各メニューに必要とされる特定のメニュー、例えば修復等の専門的な特定のメニューが設定可能であるため、各メニューと特定のメニューの関連付けが可能であり、特定メニューの選択操作を的確に行え、更に、一般の操作者が不用意に修復等の専門的な処理項目を選択して操作を誤ることを防止できます。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態としてのコンピュータシステムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1の記憶装置の内部構成を模式的に示す図である。
【図3】図1の入力装置が有するキーボードの構成を示す平面図である。
【図4】図3のキーボードに備えるヘルプキーに対応するメニューの項目を示す図である。
【図5】図1のコンピュータシステムにおけるヘルプメニューの表示例を示す図である。
【図6】図3のキーボードに備えるヘルプキーに対応するメニュー表示の概略を模式的に示す図である。
【図7】図1のコンピュータシステムにおけるヘルプメニュー表示処理を示すフローチャートである。
【図8】図1のコンピュータシステムにおけるユーザメニュー表示処理を示すフローチャートである。
【図9】図1のコンピュータシステムにおけるインストラクタメニュー表示処理を示すフローチャートである。
【図10】図8に示すユーザメニュー表示処理において実行される表示の一例を示す図である。
【図11】図9に示すインストラクタメニュー表示処理において実行される表示の一例を示す図である。
【図12】図9に示すインストラクタメニュー表示処理において実行される表示の一例を示す図である。
【図13】図9に示すインストラクタメニュー表示処理において実行される表示の一例を示す図である。
【図14】図9に示すインストラクタメニュー表示処理において実行される表示の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム
11 CPU
12 表示装置
13 RAM
14 記憶装置
15 記憶媒体
16 入力装置
17 印刷装置
18 バス

Claims (3)

  1. ヘルプキーを備える入力手段と、
    複数の処理項目と、これら複数の処理項目に対応する処理内容とを格納する処理項目格納手段と、
    前記ヘルプキーに対応して、前記処理項目格納手段内に格納された複数の処理項目のうち、所定の処理項目を表示する第1のメニュー画面および第2のメニュー画面を格納するメニュー画面格納手段と、
    前記ヘルプキーが操作されると、前記メニュー画面格納手段から当該ヘルプキーに対応する第1のメニュー画面を読み出して表示すると共に、前記第1のメニュー画面に表示されている特定のメニューが選択されて、特定の操作者であることを確認するための所定の操作がなされた際に、前記メニュー画面格納手段から前記特定メニューに対応する第2のメニュー画面を表示する表示手段と、
    この表示手段に表示された第1のメニュー画面または第2のメニュー画面に表示された処理項目を選択する選択入力手段と、
    この選択入力手段により選択された処理項目に対応する処理内容を前記処理項目格納手段から読み出して実行させる処理制御手段と、
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記入力手段は前記ヘルプキーおよび他のキーを備え、
    前記表示手段は、前記特定のメニューが選択されて前記入力手段によって予め決められた所定のパスワードが入力された場合は、前記第2のメニュー画面を表示すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 前記入力手段は前記ヘルプキーおよび他のキーを備え、
    前記表示手段は、前記特定のメニューが選択されて前記入力手段によって予め決められた特定の操作が行われた場合は、前記第2のメニュー画面を表示すること
    を特徴とする請求項1記載のデータ処理装置。
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