JP2002239953A - 産業用ロボット - Google Patents

産業用ロボット

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JP2002239953A
JP2002239953A JP2001035189A JP2001035189A JP2002239953A JP 2002239953 A JP2002239953 A JP 2002239953A JP 2001035189 A JP2001035189 A JP 2001035189A JP 2001035189 A JP2001035189 A JP 2001035189A JP 2002239953 A JP2002239953 A JP 2002239953A
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teaching pendant
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JP2001035189A
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English (en)
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Tatsuya Ikeda
達也 池田
Kazuhito Ochiai
和仁 落合
Kozo Tsuchiya
康三 土谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 産業用ロボットの操作者の業務分担が行われ
る状況において、操作者が誤って、本来管理者のみが権
限を有する産業用ロボットの機能を実行した場合、管理
者の知らない設定変更が行われたり、予期せぬトラブル
が発生したりするという課題がある。これを防止するた
めの、セキュリテイー機能を提供する。 【解決手段】 ユーザID入力部(S02)と、入力さ
れたユーザIDの識別手段(S03、S04)とを備
え、識別結果に基づき操作者の操作内容を制限するセキ
ュリテイー機能を有する産業用ロボットを実現する。ま
た、識別結果に基づき、テイーチングペンダントへの表
示言語を切替える手段、表示内容を切替える手段、ユー
ザIDへの伝言内容を表示する手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教示されたデータ
に基づき、溶接などの作業を含む繰り返し動作等を行う
ことのできる産業用ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は産業用ロボットのシステムの基本
構成を示すものである。11はロボットマニピュレータ
を示し、12はロボットマニピュレータを制御する制御
装置であり、13は入力手段および表示手段を有するテ
ィーチングペンダントであり、20は産業用ロボットと
接続されるパソコンなどの外部機器である。
【0003】ここで制御装置12は、ロボットマニピュ
レータ内のモータを制御するための電気信号を生成しモ
ータ制御を行うサーボアンプ14と、ロボットマニピュ
レータを制御するための制御プログラムを格納したRO
M(読み出し専用メモリ)15と、操作者が教示した教
示データを格納するRAM(読み出し/書き込み可能メ
モリ)16と、ティーチングペンダント13との通信処
理を行うTPインターフェース17と、外部機器20と
の通信処理を行う外部インターフェース19と、ROM
15およびRAM16からデータを読み出し、ロボット
マニピュレータの動作指令をサーボアンプ14に指令
し、またTPインターフェース17および外部インター
フェース19とのデータ送受を行うCPU18を有して
いる。
【0004】産業用ロボットの操作者は、ティーチング
ペンダント13を用いて教示データを作成する。操作者
が教示した教示データは、、RAM16に格納される。
この教示データには、産業用ロボットの動作プログラム
や、溶接を行う際の電流値、電圧値などの溶接条件や、
システムデータなども含まれる。
【0005】次に図10において、教示データに基づき
ロボットを動作させるまでの処理の流れを説明する。C
PU18はROM15から読み出した制御プログラムを
実行し、次にRAM16から教示データを読み出し、ロ
ボットマニピュレータの動作軌跡を生成する。
【0006】次に、生成した動作軌跡に基づき動作指令
をサーボアンプ14に指令する。サーボアンプ14はC
PU18から指令された動作指令に基づき、ロボットマ
ニピュレータ内のモータ25へモータ制御信号を送信
し、このモータ制御信号に基づきモータ25は回転しロ
ボットマニピュレータは動作する。
【0007】モータ25の回転位置情報はモータ25に
付属するエンコーダ26によってサーボアンプ14にフ
イードバックされ、このフイードバックされた位置情報
に基づきサーボアンプ14はモータ制御信号を制御す
る。
【0008】次に、産業用ロボットの運用方法につい
て、従来技術を説明する。産業用ロボットを運用する操
作者の業務分担として、産業用ロボットの作業条件など
を変更する管理者や、産業用ロボットの日常の操作を行
うオペレータなどの業務分担が存在する。
【0009】例えば、ここでいう管理者とは、産業用ロ
ボットを実際に手動操作して教示データを登録するティ
ーチング作業と、溶接を行うのに必要な電流条件、電圧
条件などの溶接条件の設定を行う作業と、システムデー
タ設定を行う権限を有する者をいう。
【0010】ここでいうオペレータとは、産業用ロボッ
トの運転起動、運転停止などの、日常の運転に必要なオ
ペレーションを行う権限のみを有する者をいう。管理者
の有する権限は有さない。
【0011】また、前述のオペレータや管理者などの操
作者は、交代制等により勤務時間が異なることが多い。
例えばオペレータや管理者が日常の産業用ロボットの管
理、およびオペレーションにおいて、特定のオペレータ
および管理者に連絡を必要とする場合は、連絡用業務日
誌により、あるいは定期的なミーテイング時に連絡が行
われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように、産業用ロ
ボットの操作者の業務分担が行われる状況において、操
作者の操作内容を制限するセキュリティー機能が無い場
合を考えると、オペレータが誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットの機能を実行した場合、管
理者の知らない設定変更が行われたり、予期せぬトラブ
ルが発生したりするという課題がある。例えばオペレー
タが教示データを変更したり、溶接条件を変更したりし
た場合などが相当する。
【0013】また、オペレータまたは管理者が、日常の
産業用ロボットの管理、オペレーションにおいて、特定
のオペレータ、管理者に連絡を必要とする場合が発生し
たときに、連絡忘れや、連絡遅れにより生産システムの
運転・保守が正しく行われないという課題がある。
【0014】また、オペレータまたは管理者が使用する
言語がそれぞれ異なる場合、操作者が交代する度に、表
示言語を切り替える手間が発生するという課題がある。
【0015】したがって、この発明の目的は、予期せぬ
トラブルを予防し、生産システムの運転・保守が適正に
行える産業用ロボットを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の産業用ロ
ボットは、ユーザID入力部と、入力されたユーザID
の識別手段とを備え、識別手段の識別結果に基づき識別
しない操作者の操作内容を制限するセキュリティー機能
を有することを特徴とするものである。
【0017】請求項1記載の産業用ロボットによれば、
操作者が誤って、本来管理者のみが権限を有する産業用
ロボットの機能を実行することを防止できるという効果
を有する。
【0018】請求項2記載の産業用ロボットは、請求項
1において、セキュリティー機能が、ロボットのシステ
ムデータの設定変更内容を制限できる機能である。
【0019】請求項2記載の産業用ロボットによれば、
請求項1と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットのシステムデータの設定変
更することを防止できるという効果を有する。
【0020】請求項3記載の産業用ロボットは、請求項
1において、セキュリティー機能が、ロボットの作業条
件の設定変更内容を制限できる機能である。
【0021】請求項3記載の産業用ロボットによれば、
請求項1と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットの作業条件の設定変更する
ことを防止できるという効果を有する。
【0022】請求項4記載の産業用ロボットは、請求項
3において、作業条件が溶接作業条件である。
【0023】請求項4記載の産業用ロボットによれば、
請求項3と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットの溶接条件の設定変更する
ことを防止できるという効果を有する。
【0024】請求項5記載の産業用ロボットは、請求項
1において、セキュリティー機能が、教示データの修正
操作内容を制限できる機能である。
【0025】請求項5記載の産業用ロボットによれば、
請求項1と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットの教示データの修正換作を
することを防止できるという効果を有する。
【0026】請求項6記載の産業用ロボットは、ティー
チングペンダントと、ユーザID入力部と、入力された
ユーザIDの識別手段と、その識別結果に基づきティー
チングペンダントへの表示言語を切替える手段を備えた
ものである。
【0027】請求項6記載の産業用ロボットによれば、
操作者がユーザIDを入力することにより、自動的に操
作者の使用する言語が表示されるという効果を有する。
【0028】請求項7記載の産業用ロボットは、ティー
チングペンダントと、ユーザID入力部と、入力された
ユーザIDの識別手段と、その識別結果に基づきティー
チングペンダントへの表示内容を切替える手段を備えた
ものである。
【0029】請求項7記載の産業用ロボットによれば、
操作者がユーザIDを入力することにより、操作者が権
限を有する機能のみ自動的に表示され、操作者が誤っ
て、本来管理者のみが権限を有する産業用ロボットの機
能を実行することを防止できるという効果を有する。
【0030】請求項8記載の産業用ロボットは、ティー
チングペンダントと、ユーザID入力部と、入力された
ユーザIDの識別手段と、その識別結果に基づき、予め
記憶されたユーザIDへの伝言内容をティーチングペン
ダントへ表示する表示手段を備えたものである。
【0031】請求項8記載の産業用ロボットによれば、
操作者がユーザIDを入力することにより、他の換作者
からの操作内容が自動的に表示され、連絡必要とする場
合が発生したときに、連絡忘れや、連絡遅れにより生産
システムの運転・保守が正しく行われないことを防止で
きるという効果を有する。
【0032】請求項9記載の産業用ロボットは、請求項
8において、伝言先のユーザIDと伝言内容の入力手段
と、伝言内容を電源遮断後も記憶可能な記憶部を有する
ものである。
【0033】請求項9記載の産業用ロボットによれば、
請求項8と同様な効果のほか、産業用ロボットの電源遮
断によっても、記憶された伝言内容は消去されることな
く記憶されるという効果を有する。
【0034】請求項10記載の産業用ロボットは、請求
項8または請求項9において、外部機器とネットワーク
接続するインターフェース部を有し、インターフェース
部を介して、伝言内容を送受信する機能を有するもので
ある。
【0035】請求項10記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項8または請求項9と同様な効果のほか、伝言
内容の容量や数が多い場合に、外部機器に伝言内容を記
憶させることより、産業用ロボットのメモリを節約する
ことができるという効果を有する。また、伝言内容を外
部機器に記憶させることにより、伝言内容の履歴が一元
管理できるという効果を有する。
【0036】請求項11記載の産業用ロボットは、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7、請求項8、請求項9または請求項10
において、ユーザIDの識別手段を、ロボットの制御装
置に有するものである。
【0037】請求項11記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請
求項10と同様な効果のほか、産業用ロボットに特別な
装置を付加することなく、セキュリティー機能を実現で
きるという効果を有する。
【0038】請求項12記載の産業用ロボットは、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7、請求項8、請求項9または請求項10
において、ユーザIDの識別手段を、ロボットの制御装
置に付随したティーチングペンダントに有するものであ
る。
【0039】請求項12記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請
求項10と同様な効果のほか、ロボットの処理に影響を
与えることなく、ティーチングペンダントでユーザID
の識別が可能となるという効果を有する。
【0040】請求項13記載の産業用ロボットは、請求
項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項7、請求項8、請求項9または請求項10
において、外部機器とネットワーク接続するインターフ
ェース部を備え、ユーザID入力部により入力されたユ
ーザIDのデータを外部機器へ送信し、外部機器に有す
るユーザIDの識別手段により得られた識別結果のデー
タを受信する手段を有するものである。
【0041】請求項13記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請
求項10と同様な効果のほか、ユーザIDの数が多い場
合に、外部機器にユーザIDリストを記憶させることよ
り、産業用ロボットのメモリを節約することができると
いう効果を有する。また、ユーザIDリストを外部機器
に記憶させることにより、管理者が、複数のロボットの
ユーザIDを一元管理できるという効果を有する。
【0042】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)請求項1に記載
の、ユーザID入力部と、入力されたユーザIDの識別
手段とを備え、その識別手段の識別結果に基づき識別し
ない操作者の操作内容を制限するセキュリティー機能を
有することを特徴とする産業用ロボットの実施の形態に
ついて説明する。
【0043】請求項1に記載のセキュリティー機能を実
現するには、管理者が、ユーザIDを識別するためのユ
ーザIDリストを登録する必要がある。その処理の流れ
を図5に示す。
【0044】管理者が、ユーザIDを登録する場合、テ
ィーチングペンダント13を操作するなどにより、管理
者用ユーザIDを登録する画面がティーチングペンダン
ト13(図9参照)に表示される(Sll)。このとき
の画面表示は図6となる。次に管理者は、管理者用ユー
ザIDをユーザID入力部により入力する(S12)。
ユーザID入力部は、ティーチングペシダント13に設
けられ、ティーチングペンダント13は、ユーザID入
力に必要な入力手段と、画面表示に必要な表示手段を有
している。
【0045】次にユーザIDの識別手段により、入力さ
れたユーザIDが、管理者用ユーザIDかどうかの識別
が行われる(S13)。
【0046】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと管理者用ユーザIDとが、一致しない場合、ユーザ
IDが一致しないことを表示する画面がティーチングペ
ンダント13に表示される(S17)。このときの画面
表示は図7となる。管理者は、再度ユーザIDを入力す
るか、ユーザID入力を終了するかを選択することがで
きる。
【0047】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと管理者用ユーザIDとが一致する場合、ユーザID
を登録するためのユーザIDリスト入力画面が表示され
る(S14)。このときの画面表示は図8となる。管理
者は図8の画面において、登録するユーザIDを入力し
(S15)、ユーザIDリストに追加登録する(S1
6)。
【0048】次にオペレータが産業用ロボットを操作す
る場合について説明する。その処理の流れを図1に示
す。オペレータが、産業用ロボットのある操作を行おう
とした場合、ティーチングペンダント13を操作するな
どにより、ユーザID入力を要求する画面がティーチン
グペンダント13に表示される(S01)。このときの
画面表示は図2となる。次にオペレータは、ユーザID
をユーザID入力部により入力する(S02)。ユーザ
ID入力部は、前述のようにティーチングペンダント1
3に設けられている。
【0049】次にユーザIDの識別手段により、入力さ
れたユーザIDが、あらかじめ管理者により登録されて
いるユーザIDリスト内のユーザIDと一致しているか
どうかの識別が行われる(S03)。
【0050】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dとあらかじめ登録されているユーザIDリストとが一
致しない場合、ユーザIDリストに該当ユーザID無し
と判断され(S04)、ユーザIDが一致しないことを
表示する画面がティーチングペンダント13に表示され
る(S06)。このときの画面表示は図3となる。オペ
レータは再度ユーザIDを入力するか、ユーザID入力
を終了するかを選択することができる。
【0051】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめ登録されているユーザIDリストと
が、一致する場合、ユーザIDリストに該当ユーザID
有りと判断され(S04)、ユーザIDが一致したこと
を表示する画面がティーチングペンダント13に表示さ
れる(S05)。このときの画面表示は図4となる。
【0052】この結果、ユーザIDが一致した場合に限
り、オペレータは次の操作を継続することが可能となる
というセキュリティー機能が実現できる。
【0053】(実施の形態2)請求項2に記載の、セキ
ュリティー機能は、ロボットのシステムデータの設定変
更内容を制限できる機能であることを特徴とする産業用
ロボットの実施の形態について説明する。
【0054】オペレータがシステムデータを変更する場
合に、ユーザID入力を必要とするときについて説明す
る。図11は、ティーチングペンダント13に表示され
る画面であり、この画面においてオペレータが画面上部
メニューより設定を選択し、次にシステムデータを選択
する。ここで図1のステップS01の処理により、図2
のユーザID入力画面が、ティーチングペンダント13
に表示される(S01)。このときの画面表示は図2と
なる。以降、図1のS05までの処理は、実施の形態1
に記述の通りである。ユーザIDが一致した場合に限
り、オペレータはシステムデータの設定変更を行うこと
が可能となるというセキュリティー機能が実現できる。
【0055】(実施の形態3)請求項3に記載の、セキ
ュリティー機能は、ロボットの作業条件の設定変更内容
を制限できる機能であることを特徴とする産業用ロボッ
トの実施の形態について説明する。
【0056】オペレータが作業条件を変更する場合に、
ユーザID入力を必要とする場合について説明する。図
11は、ティーチングペンダント13に表示される画面
であり、この画面においてオペレータが画面上部メニュ
ーより設定を選択し、次に作業条件を選択する。ここ
で、図1のS01の処理により、図2のユーザID入力
画面が、ティーチングペンダント13に表示される(S
01)。このときの画面表示は図2となる。以降、図1
のステップS05までの処理は、実施の形態1に記述の
通りである。この結果、ユーザIDが一致した場合に限
り、オペレータは、作業条件の設定変更を行うことが可
能となるというセキュリティー機能が実現できる。
【0057】(実施の形態4)請求項4に記載の、作業
条件は、溶接作業条件であることを特徴とする産業用ロ
ボットの実施の形態について説明する。
【0058】オペレータが溶接条件を変更する場合に、
ユーザID入力を必要とする場合について説明する。図
11は、ティーチングペンダント13に表示される画面
であり、この画面においてオペレータが画面上部メニュ
ーより設定を選択し、次に作業条件を選択し、次に溶接
条件を選択する。ここで、図1のステップS01の処理
により、図2のユーザID入力画面が、ティーチングペ
ンダント13に表示される(S01)。このときの画面
表示は図2となる。以降、図1のステップS05までの
処理は、実施の形態1に記述の通りである。その結果、
ユーザIDが一致した場合に限り、オペレータは、溶接
条件の設定変更を行うことが可能となるというセキュリ
ティー機能が実現できる。
【0059】(実施の形態5) 請求項5に記載の、前
記セキュリティ−機能は、教示データの修正操作内容を
制限できる機能であることを特徴とする産業用ロボット
の実施の形態について説明する。
【0060】オペレータが教示データを修正操作する場
合に、ユーザID入力を必要とする場合について説明す
る。図12は、ティーチングペンダント13に表示され
る画面であり、この画面においてオペレータが教示デー
タを修正操作するために、教示データを選択すると、図
1のステップS01の処理により、図2のユーザID入
力画面が、ティーチングペンダント13に表示される
(S01)。このときの画面表示は図2となる。以降、
図1のS05までの処理は、実施の形態1に記述の通り
である。ユーザIDが一致した場合に限り、オペレータ
は、教示データの修正操作を行うことが可能となるとい
うセキュリティー機能が実現できる。
【0061】(実施の形態6)請求項6に記載の、ユー
ザID入力部と、入力されたユーザIDの識別手段と、
その識別結果に基づき、ティーチングペンダントへの表
示言語を切替える手段を有する産業用ロボットの実施の
形態について説明する。前提として、ティーチングペン
ダントは複数の表示言語を個別に表示できる手段を有し
ている。
【0062】表示言語の切り替えを実現するには、管理
者が、ユーザIDと、ユーザIDに応じた表示言語を登
録する必要がある。その処理の流れを図5に示す。
【0063】管理者が、ユーザIDおよび表示言語を登
録する場合、ティーチングペンダント13を操作するな
どにより、管理者用ユーザIDを登録する画面がティー
チングペンダント13に表示される(S11)。このと
きの画面表示は図6となる。次に管理者は、管理者用ユ
ーザIDをユーザID入力部により入力する(S1
2)。ユーザID入力部は、ティーチングペンダント1
3に設けられ、ティーチングペンダント13は、ユーザ
ID入力に必要な入力手段、画面表示に必要な表示手段
を有している。
【0064】次にユーザIDの識別手段により、入力さ
れたユーザIDが、管理者用ユーザIDかどうかの識別
が行われる(S13)。
【0065】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、管理者用ユーザIDとが一致しない場合、ユーザ
IDが一致しないことを表示する画面がティーチングペ
ンダント13に表示される(S17)。このときの画面
表示は図7となる。オペレータは、再度ユーザIDを入
力するか、ユーザID入力を終了するかを選択すること
ができる。
【0066】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、管理者用ユーザIDとが一致する場合、ユーザI
Dと表示言語を登録するためのユーザIDリスト入力画
面が表示される(S14)。このときの画面表示は図1
3となる。管理者は、図13において、登録するユーザ
ID、および表示言語を入力し(S15)、ユーザID
リストに追加登録する(S16)。
【0067】次にオペレータが産業用ロボットを操作す
る場合について図14を用いて説明する。オペレータ
が、産業用ロボットの電源投入後、ユーザID入力を要
求する画面がティーチングペンダント13に表示される
(S21)。このときの画面表示は図2となる。次にオ
ペレータは、ユーザIDをユーザID入力部により入力
する(S22)。ユーザID入力部は、前述のようにテ
ィーチングペンダント13に設けられている。
【0068】次にユーザIDの識別手段により、入力さ
れたユーザIDが、あらかじめ管理者より登録されてい
るユーザIDリスト内のユーザIDと一致しているかど
うかの識別が行われる(S23)。
【0069】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめ登録されているユーザIDリストとが
一致しない場合、ユーザIDリストに該当ユーザID無
しと判断され(S24)、ユーザIDが一致しないこと
を表示画面がティーチングペンダント13に表示される
(S27)。このときの画面表示は図3となる。オペレ
ータは再度ユーザIDを入力するか、ユーザID入力を
終了するかを選択することができる。
【0070】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめ登録されているユーザIDリストとが
一致する場合、ユーザIDリストに該当ユーザID有り
と判断される(S24)。
【0071】次に、ユーザIDリストより、入力された
ユーザIDに対応する表示言語を特定する(S25)。
表示言語の特定後、ティーチングペンダント13に表示
される表示言語の表示切り替え処理を実行する(S2
6)。表示言語切り替え後の画面表示は図15となる。
【0072】(実施の形態7)請求項7に記載の、ユー
ザID入力部と、入力されたユーザIDの識別手段と、
その識別結果に基づき、ティーチングペンダントへの表
示内容を切替える手段を有する産業用ロボットの実施の
形態について説明する。
【0073】表示内容の切り替えを実現するには、管理
者が、ユーザIDを登録する必要がある。その処理の流
れは、実施の形態1で記述したのと同様である。
【0074】次にオペレータが産業用ロボットを操作す
る場合について図16を用いて説明する。オペレータ
が、産業用ロボットの電源投入後、ユーザID入力を要
求する画面がティーチングペンダント13に表示される
(S31)。このときの画面表示は図2となる。次にオ
ペレータは、ユーザIDをユーザID入力部により入力
する(S32)。ユーザID入力部は、前述のようにテ
ィーチングペンダント13に設けられている。
【0075】次にユーザIDの識別手段により、入力さ
れたユーザIDが、あらかじめ管理者より登録されてい
るユーザIDリスト内のユーザIDと一致しているかど
うかの識別が行われる(S33)。
【0076】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめ登録されているユーザIDリストとが
一致しない場合、ユーザIDリストに該当ユーザID無
しと判断され(S34)、ユーザIDが一致しないこと
を表示する画面がティーチングペンダント13に表示さ
れる(S36)。このときの画面表示は図3となる。オ
ペレータは再度ユーザIDを入力するか、ユーザID入
力を終了するかを選択することができる。
【0077】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめ登録されているユーザIDリストとが
一致する場合、ユーザIDリストに該当ユーザID有り
と判断される(S34)。
【0078】ユーザIDが一致した場合、ティーチング
ペンダント13に表示される表示内容の切り替え処理を
実行する(S35)。表示内容切り替え後の表示内容は
図17となる。
【0079】(実施の形態8)請求項8に記載の、ユー
ザID入力部と、入力されたユーザIDの識別手段と、
その識別結果に基づき、予め記憶された前記ユーザID
への伝言内容を、表示部と操作部を有する表示操作器で
あるティーチングペンダントへ表示する表示手段を備え
た産業用ロボットの実施の形態を説明する。
【0080】まず、オペレータはティーチングペンダン
ト13などを操作して伝言内容の中身と、伝言内容を伝
えたい相手のユーザIDと、自分のユーザIDを登録す
る。その登録画面を図18に示す。オペレータは、図1
8の登録画面において、自分のユーザIDと、伝言内容
を伝えたい相手のユーザIDを入力し、次に伝言内容を
入力する。
【0081】次に、伝言内容を伝えられる側の操作者の
操作を図19を用いて説明する。操作者が、産業用ロボ
ットの電源投入後、ユーザID入力を要求する画面がテ
ィーチングペンダント13に表示される(S41)。こ
のときの画面表示は図2となる。次に換作者は、ユーザ
IDをユーザID入力部により入力する(S42)。ユ
ーザID入力部は、前述のようにティーチングペンダン
ト13に設けられている。
【0082】次にユーザIDの識別手段により、入力さ
れたユーザIDが、あらかじめ管理者より登録されてい
るユーザIDリスト内のユーザIDと一致しているかど
うかの識別が行われる(S43)。
【0083】次に、ユーザID入力部から入力されたユ
ーザIDと、あらかじめ登録されているユーザIDリス
トとが、一致しない場合、ユーザIDリストに該当ユー
ザID無しと判断され(S44)、ユーザIDが一致し
ないことを表示画面がティーチングペンダント13に表
示される(S47)。このときの画面表示は図3とな
る。操作者は再度ユーザIDを入力するか、ユーザID
入力を終丁するかを選択することができる。
【0084】次に、ユーザID入力部から入力されたユ
ーザIDと、あらかじめ登録されているユーザIDリス
トとが、一致する場合、ユーザIDリストに該当ユーザ
ID有りと判断される(S44)。
【0085】次に、ユーザIDリストより、入力された
ユーザIDに登録された伝言内容を特定する(S4
5)。伝言内容の特定後、ティーチングペンダント13
に表示される伝言内容の表示処理を実行する(S4
6)。伝言内容面表示は図20となる。
【0086】(実施の形態9)請求項9に記載の、伝言
先のユーザIDと伝言内容の入力手段と、伝言内容を記
憶する記憶部を有することを特徴とする産業用ロボット
の実施の形態を説明する。
【0087】伝言先のユーザIDと伝言内容の入力手段
は、実施の形態8で記述した通りである。伝言内容を記
憶する記憶部は、RAM16内の領域として準備され
る。このRAM16はバッテリーにて記憶保持されてお
り、産業用ロボットの電源遮断によっても、記憶された
伝言内容は消去されることなく記憶されている。その他
は実施の形態8と同様である。
【0088】(実施の形態10)請求項10に記載の、
外部機器とネットワーク接続するインターフェース部を
有し、前記インターフェース部を介して、伝言内容を送
受信する機能を有した産業用ロボットの実施の形態につ
いて説明する。
【0089】まず、オペレータは伝言内容の中身と、伝
言内容を伝えたい相手のユーザIDと、自分のユーザI
Dを登録する。その登録画面を図18に示す。オペレー
タは、図18の登録画面において、自分のユーザID
と、伝言内容を伝えたい相手のユーザIDを入力し、次
に伝言内容を入力する。入力された伝言内容は、外部イ
ンターフェース19(図9参照)を通じて、ネットワー
ク接続された外部機器20へ送信される。この外部機器
20とは、パソコンやプログラマブルコントローラなど
が相当する。
【0090】次に、伝言内容を伝えられる側の操作者の
操作を図21を用いて説明する。オペレータまたは管理
者が、産業用ロボットの電源投入後、ユーザID入力を
要求する画面がティーチングペンダント13に表示され
る(S51)。このときの画面表示は図2となる。次に
オペレータまたは管理者は、ユーザIDをユーザID入
力部により入力する(S52)。ユーザID入力部は、
前述のようにティーチングペンダント13に設けられて
いる。
【0091】次にユーザIDの識別手段により、入力さ
れたユーザIDが、あらかじめ管理者より登録されてい
るユーザIDリスト内のユーザIDと一致しているかど
うかの識別が行われる(S53)。
【0092】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめ登録されているユーザIDリストとが
一致しない場合、ユーザIDリストに該当ユーザID無
しと判断され(S54)、ユーザIDが一致しないこと
を表示画面がティーチングペンダント13に表示される
(S57)。このときの画面表示は図3となる。オペレ
ータまたは管理者は再度ユーザIDを入力するか、ユー
ザID入力を終了するかを選択することができる。
【0093】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめ登録されているユーザIDリストとが
一致する場合、ユーザIDリストに該当ユーザID有り
と判断される(S54)。
【0094】次に、入力されたユーザIDに登録された
伝言内容を、外部インターフェース19を通じて、ネッ
トワーク接続された外部機器20に問い合わせを行い、
伝言内容を受信する(S55)。伝言内容の受信後、テ
ィーチングペンダント13に表示される電源内容の表示
処理を実行する(S56)。伝言内容面表示は図20と
なる。
【0095】(実施の形態11) 請求項11に記載
の、ユーザIDの識別手段を、ロボットの制御装置に有
する産業用ロボットの実施の形態について説明する。
【0096】実施の形態1から10に記述のユーザID
の識別手段は、図9に示すROM15にプログラムとし
て格納される。また、管理者が作成するユーザIDリス
トは、RAM16に格納される。CPU18が、ユーザ
ID入力部から入力されたユーザIDと、あらかじめR
AM16に格納されているユーザIDリストとが一致し
ているかの識別処理を行う。これらのROM15、CP
U18、およびRAM16は、制御装置12に格納され
ている。
【0097】(実施の形態12)請求項12に記載の、
前記ユーザIDの識別手段を、ロボットの制御装置に付
随したティーチングペンダントに有する産業用ロボット
の実施の形態について説明する。
【0098】実施の形態1から10に記述のユーザID
の識別手段は、図22に示すようにROM32にプログ
ラムとして格納される。また、管理者が作成するユーザ
IDリストは、RAM33に格納される。CPU31
が、ユーザID入力部から入力されたユーザIDと、あ
らかじめRAM33に格納されているユーザIDリスト
とが一致しているかの識別処理を行う。これらのROM
32、CPU31、およびRAM33は、ティーチング
ペンダント34に格納されている。35は外部機器とネ
ットワーク接続するTPインタフェースである。
【0099】(実施の形態13)請求項13に記載の、
外部機器とネットワーク接続するインターフェース部を
備え、ユーザID入力手段により入力されたユーザID
データを外部機器へ送信し、外部機器に有したユーザI
D識別手段により得られた識別結果データを受信する手
段を有する産業用ロボットの実施の形態について説明す
る。
【0100】外部機器20(図9参照)はパソコンとす
る。ユーザID識別手段をパソコンに有する場合、ユー
ザID識別手段は、パソコンに搭載されているメモリに
プログラムとして格納される。次に管理者は、ユーザI
Dを識別しオペレータを特定するためのユーザIDリス
トをパソコンに作成しておく。その作成方法を説明す
る。また、パソコンは管理者のみが操作できる環境にあ
るとする。
【0101】管理者が、ユーザIDリストを登録する場
合、パソコンの操作などにより、図8のような画面がパ
ソコン画面上に表示される。管理者は、登録するユーザ
IDを入力し、ユーザIDリストに追加登録する。管理
者によるユーザIDリストの入力が終了すると、登録さ
れたユーザIDリストは、パソコンのメモリに格納され
る。
【0102】次にオペレータが産業用ロボットを操作す
る場合について図23を用いて説明する。オペレータ
が、産業用ロボットのある操作を行おうとした場合、ユ
ーザID入力を要求する画面がティーチングペンダント
13に表示される(S61)。このときの画面表示は図
2となる。次にオペレータは、ユーザIDをユーザID
入力部により入力する(S62)。ユーザID入力部
は、前述のようにティーチングペンダント13に設けら
れている。
【0103】次に、入力されたユーザIDは、パソコン
に送信され(S63)、パソコンに設けられたユーザI
Dの識別手段により、入力されたユーザIDが、あらか
じめ管理者より登録されているユーザIDリスト内のユ
ーザIDと一致しているかどうかの識別が行われる(S
64)。
【0104】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめパソコンに格納されているユーザID
リストとが一致しない場合、ユーザIDリストに該当ユ
ーザID無しと判断され(S64)、産業用ロボット
は、ユーザIDが一致しないことをパソコンから受信
し、ユーザIDが一致しないことをティーチングペンダ
ント13に表示する(S65)。このときの画面表示は
図3となる。オペレータは再度ユーザIDを入力する
か、ユーザID入力を終了するかを選択することができ
る。
【0105】ユーザID入力部から入力されたユーザI
Dと、あらかじめパソコンに格納されているユーザID
リストとが一致する場合、ユーザIDリストに該当ユー
ザID有りと判断される(S64)。
【0106】産業用ロボットは、許可されていることを
パソコンから受信する受信手段を有し、許可されている
ことを表示する画面を表示する(S66)。このときの
画面表示は図4となる。操作が許可されている場合に限
り、オペレータは次の操作を継続することが可能となる
というセキュリティー機能が実現できる。
【0107】
【発明の効果】請求項1記載の産業用ロボットによれ
ば、操作者が誤って、本来管理者のみが権限を有する産
業用ロボットの機能を実行することを防止できるという
効果を有する。
【0108】請求項2記載の産業用ロボットによれば、
請求項1と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットのシステムデータの設定変
更することを防止できるという効果を有する。
【0109】請求項3記載の産業用ロボットによれば、
請求項1と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットの作業条件の設定変更する
ことを防止できるという効果を有する。
【0110】請求項4記載の産業用ロボットによれば、
請求項3と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットの溶接条件の設定変更する
ことを防止できるという効果を有する。
【0111】請求項5記載の産業用ロボットによれば、
請求項1と同様に、操作者が誤って、本来管理者のみが
権限を有する産業用ロボットの教示データの修正換作を
することを防止できるという効果を有する。
【0112】請求項6記載の産業用ロボットによれば、
操作者がユーザIDを入力することにより、自動的に操
作者の使用する言語が表示されるという効果を有する。
【0113】請求項7記載の産業用ロボットによれば、
操作者がユーザIDを入力することにより、操作者が権
限を有する機能のみ自動的に表示され、操作者が誤っ
て、本来管理者のみが権限を有する産業用ロボットの機
能を実行することを防止できるという効果を有する。
【0114】請求項8記載の産業用ロボットによれば、
操作者がユーザIDを入力することにより、他の換作者
からの操作内容が自動的に表示され、連絡必要とする場
合が発生したときに、連絡忘れや、連絡遅れにより生産
システムの運転・保守が正しく行われないことを防止で
きるという効果を有する。
【0115】請求項9記載の産業用ロボットによれば、
請求項8と同様な効果のほか、産業用ロボットの電源遮
断によっても、記憶された伝言内容は消去されることな
く記憶されるという効果を有する。
【0116】請求項10記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項8または請求項9と同様な効果のほか、伝言
内容の容量や数が多い場合に、外部機器に伝言内容を記
憶させることより、産業用ロボットのメモリを節約する
ことができるという効果を有する。また、伝言内容を外
部機器に記憶させることにより、伝言内容の履歴が一元
管理できるという効果を有する。
【0117】請求項11記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請
求項10と同様な効果のほか、産業用ロボットに特別な
装置を付加することなく、セキュリティー機能を実現で
きるという効果を有する。
【0118】請求項12記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請
求項10と同様な効果のほか、ロボットの処理に影響を
与えることなく、ティーチングペンダントでユーザID
の識別が可能となるという効果を有する。
【0119】請求項13記載の産業用ロボットによれ
ば、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請
求項10と同様な効果のほか、ユーザIDの数が多い場
合に、外部機器にユーザIDリストを記憶させることよ
り、産業用ロボットのメモリを節約することができると
いう効果を有する。また、ユーザIDリストを外部機器
に記憶させることにより、管理者が、複数のロボットの
ユーザIDを一元管理できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施の形態1のユーザID識別
手段の処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】ユーザIDを入力する際の画面表示図である。
【図3】ユーザIDが一致しない場合の画面表示図であ
る。
【図4】ユーザIDが一致した場合の画面表示図であ
る。
【図5】管理者がユーザIDリストを登録する際の、処
理の流れを示すフローチヤートである。
【図6】管理者用ユーザIDを入力する際の画面表示図
である。
【図7】管理者用ユーザIDが一致しない場合の画面表
示図である。
【図8】管理者がユーザIDリストを登録する際の画面
表示図である。
【図9】本発明を実現する産業用ロボットの基本構成図
である。
【図10】本発明を実現する産業用ロボットの制御装置
の処理フローチャートである。
【図11】実施の形態2などにおける、ユーザID入力
が必要となる操作を示す画面表示図である。
【図12】実施の形態5などにおける、ユーザID入力
が必要となる操作を示す画面表示図である。
【図13】実施の形態6などにおける、管理者がユーザ
IDリストを登録する際の画面表示図である。
【図14】本発明の実施の形態6などにおける、表示言
語切り替え処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】実施の形態6などにおける、表示言語切り替
え後の画面表示図である。
【図16】本発明の実施の形態7などにおける、表示内
容切り替え処理の流れを示すフローチヤートである。
【図17】実施の形態7などにおける、表示内容切り替
え後の画面表示図である。
【図18】実施の形態8などにおける、伝言内容を登録
する際の画面表示図である。
【図19】実施の形態8などにおける、ユーザID識別
手段および伝言内容表示処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図20】実施の形態8などにおける、伝言内容を表示
する際の画面表示図である。
【図21】実施の形態10における、伝言内容を外部機
器に登録する際の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図22】実施の形態12における、産業用ロボットの
制御装置に付随するティーチングペンダントの基本構成
図である。
【図23】実施の形態13における、ユーザID識別手
段を外部機器に持つ場合の処理の流れを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
11 ロボットマニピュレータ 12 制御装置 13 ティーチングペンダント 14 サーボアンプ 15 ROM 16 RAM 17 TPインターフェース 18 CPU 19 外部インターフェース 20 外部機器 21 ROM 22 RAM 23 CPU 24 サーボアンプ 25 モータ 26 エンコーダ 31 CPU 32 ROM 33 RAM 34 ティーチングペンダント 35 TPインターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土谷 康三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3F059 BC06 FA08 FC00 5H269 AB33 BB11 EE29 QE12 QE18 QE23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザID入力部と、入力されたユーザ
    IDの識別手段とを備え、前記識別手段の識別結果に基
    づき識別しない操作者の操作内容を制限するセキュリテ
    ィー機能を有することを特徴とする産業用ロボット。
  2. 【請求項2】 セキュリティー機能は、ロボットのシス
    テムデータの設定変更内容を制限できる機能である請求
    項1記載の産業用ロボット。
  3. 【請求項3】 セキュリティー機能は、ロボットの作業
    条件の設定変更内容を制限できる機能である請求項1記
    載の産業用ロボット。
  4. 【請求項4】 作業条件は溶接作業条件である請求項3
    記載の産業用ロボット。
  5. 【請求項5】 セキュリティー機能は、教示データの修
    正操作内容を制限できる機能である請求項1記載の産業
    用ロボット。
  6. 【請求項6】 ティーチングペンダントと、ユーザID
    入力部と、入力されたユーザIDの識別手段と、その識
    別結果に基づき前記ティーチングペンダントへの表示言
    語を切替える手段を備えた産業用ロボット。
  7. 【請求項7】 ティーチングペンダントと、ユーザID
    入力部と、入力されたユーザIDの識別手段と、その識
    別結果に基づき前記ティーチングペンダントへの表示内
    容を切替える手段を備えた産業用ロボット。
  8. 【請求項8】 ティーチングペンダントと、ユーザID
    入力部と、入力されたユーザIDの識別手段と、その識
    別結果に基づき、予め記憶された前記ユーザIDへの伝
    言内容を前記ティーチングペンダントへ表示する表示手
    段を備えた産業用ロボット。
  9. 【請求項9】 伝言先のユーザIDと伝言内容の入力手
    段と、伝言内容を電源遮断後も記憶可能な記憶部を有す
    る請求項8記載の産業用ロボット。
  10. 【請求項10】 外部機器とネットワーク接続するイン
    ターフェース部を有し、前記インターフェース部を介し
    て、伝言内容を送受信する機能を有する請求項8または
    請求項9記載の産業用ロボット。
  11. 【請求項11】 ユーザIDの識別手段を、ロボットの
    制御装置に有する請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7、請求項8、請求
    項9または請求項10記載の産業用ロボット。
  12. 【請求項12】 前記ユーザIDの識別手段を、ロボッ
    トの制御装置に付随したティーチングペンダントに有す
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項
    5、請求項6、請求項7、請求項8、請求項9または請
    求項10記載の産業用ロボット。
  13. 【請求項13】 外部機器とネットワーク接続するイン
    ターフェース部を備え、ユーザID入力部により入力さ
    れたユーザIDのデータを前記外部機器へ送信し、前記
    外部機器に有する前記ユーザIDの識別手段により得ら
    れた識別結果のデータを受信する手段を有する請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8、請求項9または請求項10記
    載の産業用ロボット。
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