JP2000024184A - パチンコ遊技機の電動式発射装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の電動式発射装置

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JP2000024184A
JP2000024184A JP10193482A JP19348298A JP2000024184A JP 2000024184 A JP2000024184 A JP 2000024184A JP 10193482 A JP10193482 A JP 10193482A JP 19348298 A JP19348298 A JP 19348298A JP 2000024184 A JP2000024184 A JP 2000024184A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 略鉛直面に沿って張設されるとともにその表
面に多数の釘が打込まれた遊技盤の上部に、遊技球たる
鋼製の球を電動で発射するパチンコ遊技機の電動式発射
装置を提供することにある。 【解決手段】 操作ハンドル40の回転操作量に対応して
遊技球の発射速度が調節されるパチンコ遊技機の電動式
発射装置20において、前記操作ハンドル40は、回転静止
手段41,44と回転操作手段49と静止状態解除手段55とを
備え、前記回転操作手段49は、前記回転静止手段41,44
に対し前記遊技球の発射速度増大方向へは回転できる
が、該回転操作手段49が停止した位置から前記遊技球の
発射速度減少方向へは回転できないように前記回転静止
手段41,44に係止され、前記静止状態解除手段55は、前
記回転静止手段41,44に対する前記回転操作手段49の係
止状態を解除するように構成されたことを特徴とするも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、略鉛直面に沿
って張設されるとともにその表面に多数の釘が打込まれ
た遊技盤の上部に、遊技球たる鋼製の球を電動で発射す
るパチンコ遊技機の電動式発射装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】パチンコ遊技機の電動式発射装置において
は、プレイヤーが放置状態の操作ハンドルを時計方向へ
回すと、或る回転角度から、打球レバーが揺動動作を開
始して、球が発射され、この操作ハンドルの回転角度が
増大するにつれて球の発射速度が増加するようになって
いる。
【0003】そして、プレイヤーは、予測した最適コー
スに球が乗るように、操作ハンドルを操作した後、入賞
口に球が入る頻度を高めるように、操作ハンドルを微調
整し、その操作ハンドルを手で固定していた。
【0004】このように、手で操作ハンドルを最適位置
に固定しても、時間の経過とともにプレイヤーは疲労し
て、操作ハンドル位置がずれることがあるので、プレイ
ヤーは硬貨を操作ハンドルの回転部分と固定部分との隙
間に挿入して固定していた。
【0005】しかし、操作ハンドルの回転部分と固定部
分との隙間が硬貨の厚さと略同じでないと、硬貨の挿入
により操作ハンドルを固定することができず、また無理
に硬貨を前記隙間にこじ入れると、操作ハンドルが破損
することがあった。
【0006】このような不具合を解消するために、操作
ハンドルの円筒部にゴム製ストッパーを圧接させるよう
にしたものがあった(特開平8−336633号公報参
照)。
【0007】また、特開平4−352976号公報に記
載されるように、操作ハンドルの静止部分である取付け
部材310 と軸受け盤330 との間に挟まれて回転自在に枢
支さた回転操作部材320 の指掛け部320 bに、硬貨挿入
孔が形成されている。
【0008】さらに、前記特開平4−352976号公
報において、第2実施形態として示されたものでは、操
作ハンドルの回転操作部材320 にラチェット歯1329が一
体に形成されるとともに、このラチェット歯1329に係脱
自在に係合するラチェット爪1210が取付け部材310 に枢
着されており、発射速度増大方向には、回転操作部材32
0 は自由に回転できるが、逆方向には、ラチェット歯13
29に係合するラチェット爪1210により、回転操作部材32
0 は回転できないようになっていた。
【0009】
【解決しようとする課題】特開平8−336633号公
報記載の電動式発射装置では、円筒部が摩擦で固定され
ているため、打球レバーの揺動反力や、球払出し部への
球供給に伴なう衝撃や振動等の影響を受けて、操作レバ
ーが戻しバネ力により球発射速度減少方向へ少しずつ回
転する可能性があり、球発射速度が一定に保持され難か
った。
【0010】また、特開平4−352976号公報の第
1実施形態では、回動操作部材320の指掛け部320 bに
形成された硬貨挿入孔に嵌合しうる硬貨を必要とした。
【0011】さらに、操作ハンドルの回転位置を変更す
る場合には、その都度、前記硬貨挿入孔から硬貨を外し
て、操作ハンドルを回転させた後、再び硬貨を前記硬貨
挿入孔に挿入しなければならず、発射速度の調整が煩雑
であった。
【0012】さらにまた、前記特開平4−352976
号公報の第2実施形態では、操作ハンドルを発射速度増
大側には自由に回転調整できるが、ラチェット爪1210
が、取付け部材310 と回動操作部材320 との間から外部
へ露出するため、回動操作部材320 の指掛け部320 a,
320 b,320 c,…に引掛けていたプレイヤーの指がラ
チェット爪1210に当り、回動操作部材320 の操作を円滑
に行なうことができなかった。
【0013】
【課題を解決するための手段および硬貨】本出願発明
は、このような難点を克服したパチンコ遊技機の改良に
係り、請求項1の発明は、操作ハンドルの回転操作量に
対応して遊技球の発射速度が調節されるパチンコ遊技機
の電動式発射装置において、前記操作ハンドルは、回転
静止手段と回転操作手段と静止状態解除手段とを備え、
前記回転操作手段は、前記回転静止手段に対し前記遊技
球の発射速度増大方向へは回転できるが、該回転操作手
段が停止した位置から前記遊技球の発射速度減少方向へ
は回転できないように前記回転静止手段に係止され、前
記静止状態解除手段は、前記回転静止手段に対する前記
回転操作手段の係止状態を解除するように構成されたこ
とを特徴とするものである。
【0014】請求項1記載の発明は、前記したように構
成されているので、遊技球の発射が停止した状態におい
て、プレイヤーが、前記操作ハンドルの回転操作手段に
発射速度増大方向へ力を加えると、該回転操作手段は発
射速度増大方向へ回転し、発射される球の速度は増大す
る。そして、発射装置で発射された球の発射速度が、所
要の発射速度に達した時に、前記操作ハンドルの回転操
作手段に加えていた力を緩めると、該回転操作手段は前
記回転静止手段に係止されて、その位置に静止するの
で、その所要の発射速度で球は発射され続けられる。ま
た、このように所要の発射速度で球が発射される状態に
おいて、前記静止状態解除手段を操作して、前記回転静
止手段に対する前記回転操作手段の係止状態を解除する
と、前記回転操作手段は発射速度減少方向へ回転して、
球の発射速度は低下する。そして、その状態を続ける
と、球の発射が停止する。このように、請求項1記載の
発明では、球の発射速度を次第に増大調整することがで
きるとともに、前記回転操作手段から手を離した状態に
て、所要の発射速度で球を発射することができ、しか
も、前記静止状態解除手段を操作するだけで、前記回転
静止手段に対する前記回転操作手段の係止状態を簡単に
解除することができる。
【0015】また、請求項2記載のように発明を構成す
ることにより、前記回転静止手段に対する前記回転操作
手段の係止解除状態を保持することができ、通常のパチ
ンコ遊技機と同様に、自由に所要の発射速度に調整する
ことができる。
【0016】さらに、請求項3記載のように発明を構成
することにより、電動式発射装置を簡単に生産すること
ができる。
【0017】さらにまた、請求項4または請求項5記載
のように発明を構成することにより、ワンウェイクラッ
チをラチェット型とし、確実に一方向への回転を伝達す
ることができる。そして、ラチェット歯の歯間隔を等間
隔とするとともに、ラチェット爪の爪間隔も等間隔と
し、かつラチェット歯の歯数をラチェット爪の個数より
も1つ多くまたは少なく設定することにより、ラチェッ
ト歯の歯間隔よりも小刻みに前記回転操作部材の回転角
度調整を行なうことができる。
【0018】しかも、請求項6記載のように発明を構成
することにより、発射装置の構造を単純化してコストダ
ウンを図ることができる。
【0019】また、請求項7記載のように発明を構成す
ることにより、前記ラチェット歯に対する前記ラチェッ
ト爪の係脱構造を単純化することができる。
【0020】さらに、請求項8記載のように発明を構成
することにより、前記回転静止状態解除手段を単に押し
または引くだけで、前記回転静止手段に対する前記回転
操作手段の係止解除を確実にかつ簡単に行なうことがで
きる。
【0021】さらにまた、請求項9記載のように発明を
構成することにより、前記回転静止手段に対する前記回
転操作手段の一方向回転制御動作を前記バネ部材のバネ
力で確実に遂行することができる。
【0022】また、請求項10記載のように発明を構成
することにより、前記回転静止手段に対し前記回転操作
手段をどの回転位置にでも停止させることができる。
【0023】さらに、請求項11記載のように発明を構
成することにより、前記回転静止手段に対する回転操作
手段の一方向回転制御を簡単に行なうことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図12に図示さ
れた請求項1、2、3、4、6、7、8に記載された発
明の一実施形態について説明する。
【0025】図1に図示されるように、パチンコ遊技機
1の矩形状外枠2の前面に、開閉扉3が開閉自在に取付
けられ、該開閉扉3の上半部の金枠4にガラス板5が張
設され、該金枠4およびガラス板5の下方には、左右に
細長い打球供給皿6が配設され、さらにその下方に横長
の余剰球受皿7が配設されており、打球供給皿6が鋼製
の球8で満杯になった場合に、該打球供給皿6内の余剰
球8が、打球供給皿6の後壁球払出し出口6aから余剰
球受皿7の余剰球払出し入口7aを介して余剰球受皿7
に払出されるようになっている。
【0026】また、ガラス板5の奥に張設された略正方
形の遊技盤9には、その各辺中央に略接するような略円
形の外レール10が配設され、該外レール10の一端は、遊
技盤9の下辺に接し、該外レール10は左辺上方に向い左
辺中央部に接した後、上辺右方に向って上辺中央部に接
し、さらに右辺下方に向い右辺中央部に接してから、下
辺左方に向い下辺中央部に接するように形成され、該外
レール10の他端の左方延長線上に位置するとともに該外
レール10の一端部の遊技盤9の中心寄りにこれと略平行
に内レール11が配設され、該内レール11の上端は前記外
レール10の左辺中央部に接した個所よりやや上方で終っ
ている。
【0027】さらに、前記外レール10および内レール11
で囲まれた遊技盤9の遊技領域9aには、多数の釘12が
打込まれて該遊技盤9に対し略垂直に起立しており、そ
の外に、風車13,入賞口14および始動入賞口15等(図示
されない大入賞口)が配設されている。
【0028】さらにまた、余剰球受皿7の右方に電動式
発射装置20の操作ハンドル40が配設されており、該操作
ハンドル40の回転握り体41を時計方向へ或る角度以上、
回転させると、球8が外レール10の一端から発射され、
外レール10と内レール11とに案内されながら遊技盤9の
遊技領域9aの上部に打上げられるようになっている。
【0029】さらにまた、電動式発射装置20は図3に図
示されるように構成されている。
【0030】すなわち、外レール10の一端下方に位置し
て、開閉扉3に打球レバー21の基部21aが支軸22でもっ
て揺動自在に枢着され、該打球レバー21の先端の弾発部
21bは、外レール10の一端の球発射位置決め部10aの孔
10bに嵌脱自在に遊嵌され、支軸22より上方に位置した
打球レバー21の中央係止ピン21cに引張りコイルスプリ
ング23の一端が係止されており、該引張りコイルスプリ
ング23の引張りバネ力により、打球レバー21は、反時計
方向(図3では時計方向)へ付勢されて、ストッパー24
に係止されるようになっている。
【0031】また、打球レバー21より下方へ位置して球
発射用ステッピングモータ25が配置され、該球発射用ス
テッピングモータ25の回転軸25aと一体のカム26が、前
記打球レバー21の下端ローラ21dに隣接しており、カム
26が反時計方向(図3では時計方向)へ1回転する毎
に、打球レバー21の下端ローラ21dがカム26に押され
て、1回だけ往復揺動され、打球レバー21の先端弾発部
21bが球8と衝突し、球8が1個ずつ発射されるように
なっている。
【0032】さらに、前記引張りコイルスプリング23の
他端はプーリ27に係止され、該プーリ27と一体の揺動レ
バー28は、プーリ27とともに軸29により往復揺動可能に
枢支され、該揺動レバー28と、後記操作ハンドル40の巻
取りプーリ36とにワイヤー30の両端が係止され、該揺動
レバー28と巻取りプーリ36との間にアイドラプーリ31が
配設され、該アイドラプーリ31にワイヤー30が巻付けら
れており、操作ハンドル40の巻取りプーリ36が、図3に
図示の放置位置から時計方向(図3では反時計方向)へ
所定角度回転すると、その回転角度に対応して引張りコ
イルスプリング23が引延ばされて、引張りコイルスプリ
ング23の張力が増大し、球8が強く発射されるようにな
っている。
【0033】さらにまた、図3に図示されるように、外
レール10の一端上方に位置して、球送りレール32の下端
32aが配置され、該球送りレール32の下端32aに対向し
て、球送りレバー33が上下に揺動自在に配設されてお
り、その上方の球送りソレノイド34のオン・オフによ
り、その都度、球送りレール32の下端32a上の球8が、
1個ずつ球送りレバー33の球受け切欠き33aを介して外
レール10の一端の球発射位置決め部10aに供給されるよ
うになっている。
【0034】また、図8および図9に図示されるよう
に、操作ハンドル40の回転静止手段は、円筒状に形成さ
れたハンドル基体41と、該ハンドル基体41の前面中央に
形成された円筒孔42における係止突縁43に、該円筒孔42
に向う放射状突条(図示されず)に嵌合された周方向に
亘り3個に分割された円弧状分割片44と、該円弧状分割
片44の周方向中央部にて放射方向に一体に突設された板
バネ状のラチェット爪45と、該ラチェット爪45の反時計
方向側に接して円弧状分割片44に一体に設けられた弯曲
阻止板46とでもって構成されている。
【0035】さらに、操作ハンドル40の回転操作手段
は、前記ハンドル基体41の円筒孔42の中心線に対し同芯
状に回転自在に嵌合される複数の指掛け部48を備えた回
転握り体49と、該回転握り体49の内周面に周方向に亘っ
て多数形成されたラチェット歯50と、回転握り体49の前
面を覆う合成樹脂製前面カバー51と、前記回転握り体49
の後端部に取付けネジ52により一体に取付けられた後面
カバー53とよりなり、ハンドル基体41の下部を除いてそ
の外周を覆う回転握り体49とその後方の後面カバー53と
でもって、ハンドル基体41に対し回転握り体49は、前後
には移動せずに時計方向または反時計方向へ回転しうる
ようになっている。
【0036】なお、図6、図7および図10に図示され
るように、ラチェット歯50の反時計側面50aは、回転握
り体49の回転中心に指向し、ラチェット歯50の時計側面
50bは回転握り体49の回転中心に向う面に対して傾斜し
ている。
【0037】さらにまた、図8および図9に図示される
ように、操作ハンドル40の静止状態解除手段は、円錐台
状押込み体55と、該円錐台状押込み体55を常に前方へ付
勢する圧縮コイルスプリング58と、前記円錐台状押込み
体55の前方に一体に設けられた合成樹脂製カバー59とよ
りなり、前記円錐台状押込み体55の基端鍔部56は、ハン
ドル基体41の円筒孔42に前後に摺動自在に嵌合されると
ともに、圧縮コイルスプリング58のバネ力により円錐台
状押込み体55が前方へ付勢されても、円錐台状押込み体
55がハンドル基体41より前方へ突出しないように、円錐
台状押込み体55の基端鍔部56はハンドル基体41の係止突
縁43に係止されている。
【0038】しかも、円錐台状押込み体55の外周面55a
は円錐面状に先細に形成されるとともに、該円錐台状押
込み体55の外方の円弧状分割片44の内周面44aも該円錐
台状押込み体55の外周円錐面55aに接するように円錐面
状に形成されており、図8に図示されるように、円錐台
状押込み体55の基端鍔部56がハンドル基体41の係止突縁
43に係止した状態では、3個の円弧状分割片44の端面44
bは、図6に図示されるように、間隙57が存在するよう
になっている。
【0039】そして、円弧状分割片44の外周面44cに
は、ゴム製リング47が嵌合されており、円錐台状押込み
体55が押込まれた際には、ゴム製リング47の収縮バネ力
により、3個の円弧状分割片44が相互に接近して、図7
に図示するように円弧状分割片44の端面44bが相互に接
触し、ラチェット爪45が取付けネジ52より外れるように
なっている。
【0040】また、図8および図9に図示されるよう
に、ハンドル基体41の下方に静止状態解除保持手段たる
解除保持ソレノイド60が設けられており、該解除保持ソ
レノイド60の可動片(図示されず)と一体の可動軸61が
ハンドル基体41を貫通して円錐台状押込み体55の基端鍔
部56に係脱自在に係合されるようになっている。
【0041】さらに、図3および図8、9に図示される
ように、後面カバー53には、回転握り体49の回転中心線
と同軸の回転軸35が一体に突設され、該回転軸35の後端
に、巻取りプーリ36が一体に嵌着され、該巻取りプーリ
36の外周に切欠き37が形成され、該切欠き37に隣接して
起動スイッチ38が配設されており、巻取りプーリ36が時
計方向(図3では反時計方向)へ回転して起動スイッチ
38の可動接片39が巻取りプーリ36の切欠き37から外れる
と、起動スイッチ38がオンして球発射用ステッピングモ
ータ25が回転を始めるようになっている。
【0042】図1ないし図12に図示の実施形態は前記
したように構成されているので、引張りコイルスプリン
グ23の引張りバネ力により、回転軸35および回転握り体
49が初期位置に戻り、解除保持ソレノイド60が非励磁に
設定された状態では、図8に図示されるように、解除保
持ソレノイド60の可動軸61が後退して、可動軸61の先端
は円錐台状押込み体55の基端鍔部56より外れ、円錐台状
押込み体55は、圧縮コイルスプリング58のバネ力により
前方へ付勢され、3個の円弧状分割片44は円錐台状押込
み体55の外周円錐面55aによって半径方向へ押されて、
図6に図示されるように、円弧状分割片44の端面44bは
相互に離れて、間隙57が存在する結果、図10に拡大し
て図示されるように、円弧状分割片44と一体のラチェッ
ト爪45の先端45aは、回転握り体49のラチェット歯50の
先端50cに係合される。
【0043】この図10に図示された状態において、回
転握り体49を時計方向へ回転させると、回転握り体49と
一体のラチェット歯50に係合されているラチェット爪45
は、図11に図示されるように、時計方向へ弯曲し、ラ
チェット爪45の弯曲が、図12に図示された状態以上に
弯曲した時に、ラチェット爪45の先端45aはラチェット
歯50の先端50cより外れ、回転握り体49はラチェット歯
50の1歯分だけ回転する。
【0044】このように、回転握り体49の時計方向回転
は、ラチェット歯50の1歯分だけ節度感を持って、行な
われるが、回転握り体49の反時計方向回転力には、円弧
状分割片44の弯曲が弯曲阻止板46によって抑制され、回
転握り体49は反時計方向には回転できない。
【0045】そして、回転握り体49が初期状態から或る
角度回転すると、起動スイッチ38の可動接片39が巻取り
プーリ36の切欠き37から外れて巻取りプーリ36の円筒面
36aに押され、起動スイッチ38がオンされて、球発射用
ステッピングモータ25が回転を始める。
【0046】このように球発射用ステッピングモータ25
が回転を始めても、回転握り体49の回転角度が小さい間
は、揺動レバー28の揺動角も小さく、引張りコイルスプ
リング23のバネ力も小さいので、打球レバー21の揺動速
度は低いが、回転握り体49の回転角度が大きくなるにつ
れて、打球レバー21の揺動速度が増大し、球8の発射速
度が増加する。
【0047】また、回転握り体49からプレイヤーが手を
離した状態では、引張りコイルスプリング23のバネ力に
より、回転握り体49が反時計方向(図3では時計方向)
に戻ろうとして、回転握り体49と一体のラチェット歯50
の先端50aがラチェット爪45の先端45aを反時計方向へ
押しても、弯曲阻止板46によってラチェット爪45の反時
計方向の弯曲が阻止され、回転握り体49はその回転角状
態を保持することができる。
【0048】さらに、プレイヤーは回転握り体49を時計
方向へ回転させる力を抜いて、合成樹脂製カバー59を押
すと、合成樹脂製カバー59は圧縮コイルスプリング58の
バネ力に打勝ってハンドル基体41の円筒孔42内に押込ま
れ、3個の円弧状分割片44はゴム製リング47のバネ力に
よってハンドル基体41の中心に向って移動する結果、ラ
チェット歯50の先端50cに係合していたラチェット爪45
の先端45aが外れ、引張りコイルスプリング23のバネ力
により巻取りプーリ36および回転握り体49は反時計方向
へ回転し、初期状態に復帰することができる。
【0049】さらにまた、ラチェット歯50へのラチェッ
ト爪45の係合を解除して、回転握り体49を時計方向のみ
ならず反時計方向にも自由に回転操作しようとする場合
には、図9に図示するように、合成樹脂製カバー59およ
び円錐台状押込み体55を奥へ押込んだ状態で、解除保持
ソレノイド60をオンさせると、その可動軸61が突出し
て、その先端61aが円錐台状押込み体55の基端鍔部56に
係合し、3個の円弧状分割片44が中心に寄って、ラチェ
ット爪45の先端45aが、ラチェット歯50の先端50cから
常に外れるので、回転握り体49のいずれの方向への回転
操作も可能となる。
【0050】図1ないし図12に図示の実施形態では、
ハンドル基体41を中心部に、回転握り体49を外周側に位
置し、該ハンドル基体41に円弧状分割片44を介してラチ
ェット爪45を設け、回転握り体49の内周にラチェット歯
50を形成したが、前記ハンドル基体41の外周にラチェッ
ト歯50を形成し、回転握り体49に円弧状分割片44を介し
てラチェット爪45を設けてもよい。
【0051】また、請求項5記載の発明を具体化した図
13ないし図16に図示の実施形態のように、回転操作
手段たる回転握り体49の中心部49aの外周にラチェット
歯50を形成し、回転静止手段たるハンドル基体41に設け
られた3個の円弧状分割片44の内周にラチェット爪45を
形成してもよい。
【0052】該実施形態では、図15、図16に図示さ
れるように、ハンドル基体41の外周部前面にリング状溝
62が形成され、該リング状溝62に円弧状分割片44の後部
が遊嵌され、該円弧状分割片44には、回転軸35に向って
ガイド孔63が形成され、前記ハンドル基体41の外周部か
ら回転軸35に指向してネジ64が螺合されるとともに該ネ
ジ64の先端がガイド孔63に嵌挿されており、該円弧状分
割片44はガイド孔63とネジ64とで回転軸35を通る放射線
に沿い往復移動できるようになっている。
【0053】さらに、回転軸35に向い円弧状分割片44を
可動軸61が貫通するように、円弧状分割片44の外周に解
除保持ソレノイド60が一体に設けられ、回転握り体49が
図16に図示されるように押込まれた状態にて、前記可
動軸61の延長線に位置して、周方向に向う周方向ガイド
溝65が回転握り体49の後方外周部49bに形成されてい
る。
【0054】図13ないし図16に図示の実施形態は、
前記したように構成されているので、回転握り体49が前
方へ位置した図13および図15に図示されているる状
態では、ラチェット爪45はラチェット歯50に係合されて
いるが、図示されないスプリングのバネ力に打勝って、
回転握り体49を後方へ押すと、図14および図16に図
示されるように、円錐台状押込み体55の周錐面55aによ
って、円弧状分割片44が回転軸35から放射方向に押さ
れ、ラチェット爪45はラチェット歯50から外れる。
【0055】そして、この状態で解除保持ソレノイド60
をオンすると、可動軸61が突出して回転握り体49の周方
向ガイド溝65に係合し、このラチェット離脱状態が保持
される。
【0056】さらに、図17ないし図19に図示された
請求項1、2、3、4、9に記載された発明の他の一実
施形態について説明する。
【0057】操作ハンドル70のハンドル基体71の外周部
71aは円筒状に形成され、該ハンドル基体71の円筒面部
71aの後側に、10個のラチェット歯72が周方向へ亘り
等間隔に形成されるとともに、円筒面71aと同心状の中
心孔71bが形成され、回転握り体73(指掛け部は省略)
の中心軸74がハンドル基体71の前方から後方へハンドル
基体71の中心孔71bを貫通し、該回転握り体73の後端面
がハンドル基体71の前面に接した状態にて、中心軸74の
周方向溝74aにサークリップ76が係合されており、回転
握り体73は、ハンドル基体71の中心孔71bを中心として
いずれの方向へも回転自在にハンドル基体71に枢支され
ている。
【0058】また、回転握り体73の外周部には、後方へ
向ってリング状部75が突設され、該リング状部75の後端
面75aに9個のラチェット爪77が周方向に亘り等間隔に
枢軸78を介して揺動自在に枢着され、該ラチェット爪77
の外側に位置してリング状部75の後端面75aにスプリン
グ支持ピン79とスプリング受けピン80とが一体に設けら
れ、該スプリング支持ピン79にコイルスプリング81が嵌
装され、該コイルスプリング81の両端はスプリング受け
ピン80とラチェット爪77とに係止されており、図17に
図示されるように、該コイルスプリング81のバネ力によ
りラチェット爪77の先端77aはハンドル基体71の外周部
71aまたはラチェット歯72に圧接されるようになってい
る。
【0059】さらに、各ラチェット爪77の先端77aの外
側に位置してリング状部75の後端面75aに、静止状態解
除手段たる電磁石82がそれぞれ所要間隔を存して一体に
取付けられ、該電磁石82の先端に相対してラチェット爪
77に強磁性体の吸着片83が一体に設けられており、該電
磁石82がオンされると、図18に図示されるように、ラ
チェット爪77は電磁石82に向って揺動されて、吸着片83
を介し電磁石82に吸着され、ラチェット爪77はラチェッ
ト歯72に係合できないようになっている。
【0060】図17ないし図19に図示の実施形態は、
前記したように構成されているので、電磁石82がオフさ
れている状態では、図17に図示されるように、各ラチ
ェット爪77の先端77aはコイルスプリング81のバネ力で
ハンドル基体71の外周面71aに圧接され、回転握り体73
は、時計方向(図17では反時計方向)へ回転しうる
が、ラチェット歯72へのラチェット爪77の係合により、
反時計方向(図17では時計方向)には回転できない。
【0061】このため、初期状態から、球8の発射速度
増加の方向へは回転握り体73を回転でき、かつその位置
で、いずれかのラチェット歯72にいずれかのラチェット
爪77の先端77aを係合させて、反時計方向へ回転できな
いように、回転握り体73を固定することができる。
【0062】また、10個のラチェット歯72のいずれか
に9個のラチェット爪77のいずれかを係合させるように
なっているため、4°の角度間隔で小刻みにラチェット
爪77を固定することができる。
【0063】さらに、全電磁石82をオンさせれば、図1
8に図示されるように、全ラチェット爪77の先端77aは
ラチェット歯72に係合できない状態となるので、回転握
り体73を時計方向にも、また、反時計方向にも自由に回
転させることができる。
【0064】図17ないし図19の図示の実施形態で
は、ハンドル基体71の外周面71aにラチェット歯72を形
成するとともに、回転握り体73にラチェット爪77を設け
たが、ハンドル基体71にラチェット爪77を設け、回転握
り体73にラチェット歯72を形成してもよい。
【0065】さらにまた、図20ないし図21に図示さ
れた請求項1、2、3、10に記載された発明の一実施
形態について説明する。
【0066】操作ハンドル90のハンドル基体91は円板状
をなし、該ハンドル基体91の中心に中心孔91aが形成さ
れ、該ハンドル基体91の前面に当接しうる回転握り体92
には、該ハンドル基体91の中心孔91aに嵌合しうる中心
軸92aが形成され、該中心軸92aがハンドル基体91の中
心孔91aに嵌合しかつハンドル基体91の前面に回転握り
体92の後面が接した状態にて、中心軸92aの周方向溝92
bにサークリップ93が係合されており、回転握り体92は
ハンドル基体91の中心孔91aを中心としていずれの方向
にも回転できるようにハンドル基体91に枢支されてい
る。
【0067】また、回転握り体92の外周部には、後方へ
向ってリング状部94が突設され、該リング状部94の内周
部から回転握り体92の内部に向い周方向へ亘って等間隔
にカム95が形成され、該カム95の奥に圧縮コイルスプリ
ング96が装入されるとともにさらにローラ97が装入さ
れ、前記リング状部94の後面にリング板98が図示されな
いボルト等で一体に固着され、該リング板98にもカム95
の延長位置にて孔98aが形成され、該孔98aにソレノイ
ド99の可動片99aが遊嵌されている。
【0068】図20ないし図21に図示の実施形態は前
記したように構成されているので、ソレノイド99のオフ
状態では、図21に図示されるように、圧縮コイルスプ
リング96のバネ力によりローラ97がハンドル基体91の外
周面91aに接し、時計方向操作力(図21では反時計方
向)に対して回転握り体92は何等の抵抗も受けず回転で
き、これとは逆方向の操作力に対しては、ローラ97はハ
ンドル基体91の外周面91aとカム95のカム底面95aにロ
ーラ97が喰込み、回転握り体92はその逆方向には回転で
きない。
【0069】このように、時計方向への回転握り体92の
回転時では、どの回転位置でも、逆方向への回転阻止機
能が直ちに働くとともに、時計方向の回転握り体92を回
転させるに必要な操作力が小さく、回転握り体92は軽快
に回転できる。
【0070】次に、ソレノイド99をオンさせると、ソレ
ノイド99の可動片99aがカム95の奥に向って突出し、ロ
ーラ97がハンドル基体91の外周面91aから外れるため、
一方向回転制御機能が喪失されて、いずれの方向にも回
転握り体92は回転できる。
【0071】最後に、図22ないし図24に図示された
請求項1、2、3、11に記載された発明の一実施形態
について説明する。
【0072】操作ハンドル100 のハンドル基体101 は、
図20ないし図21に図示の実施形態の操作ハンドル90
のハンドル基体91と同様に円板状に形成され、回転握り
体102 およびその中心軸102 aとサークリップ103 とリ
ング状部104 とは、回転握り体92およびその中心軸92と
サークリップ93とリング状部94と同様に形成されてい
る。
【0073】また、リング状部104 のみにカム105 が形
成され、該カム105 のカム面部106は、リング状部104
とは別個に形成され、該リング状部104 の切欠き部104
aにカム面部106 が摺動自在に嵌装され、該カム面部10
6 にピン107 が突設されている。
【0074】さらに、リング状部104 の端面104 bにカ
ム駆動リング108 が添接され、該カム駆動リング108 の
案内長孔108 aに前記ピン107 が嵌合され、該カム駆動
リング108 は図示されないソレノイド等の駆動手段によ
り、回転握り体102 に対し案内長孔108 aの周方向長さ
分だけ往復回転駆動されるようになっている。
【0075】さらにまた、各カム105 にそれぞれローラ
109 が装入され、しかもローラ109をカム面部106 のカ
ム面106 aから離す方向へ付勢するローラロック解除ス
プリング110 が設けられている。
【0076】図22ないし図24に図示の実施形態は、
前記したように構成されているので、図22に図示され
た状態で、回転握り体102 を時計方向(図23では反時
計方向)へ力を加えると、ローラロック解除スプリング
110 のバネ力によりローラ109 はカム面部106 のカム面
106 aから離れ、回転握り体102 はその方向へは軽く回
転できる。
【0077】これに対して、逆方向への力に対しては、
ローラ109 はカム面部106 のカム面106 aに喰込み、そ
の方向には回転握り体102 は回転できない。
【0078】しかし、カム駆動リング108 を図23に図
示するように回転させると、カム面部106 は半径方向に
移動してカムの機能を喪失するため、回転握り体102 は
いずれの方向にも回転できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明の電動式発射装置を備えたパチンコ
遊技機の正面図である。
【図2】操作ハンドルの要部拡大斜面図である。
【図3】電動式発射装置の一実施形態の要部斜視図であ
る。
【図4】合成樹脂製カバーを除去した状態の操作ハンド
ルの回転握り体の正面図である。
【図5】ハンドル基体の円弧状分割片,ラチェット爪,
弯曲阻止板の正面図である。
【図6】円錐台状押込み体を押込まない状態で、回転握
り体のラチェット歯にハンドル基体のラチェット爪が係
合した状態の正面図である。
【図7】円錐台状押込み体を押込んだ状態で、回転握り
体のラチェット歯からハンドル基体のラチェット爪が外
れた状態の正面図である。
【図8】図6のVIII−VIII線に沿って截断した縦断側面
図である。
【図9】図7のIX−IX線に沿って截断した縦断側面図で
ある。
【図10】ラチェット歯にラチェット爪が係合した状態
の要部拡大正面図である。
【図11】回転握り体を時計方向へさらに回転させてラ
チェット爪が弯曲した状態の要部拡大正面図である。
【図12】回転握り体を時計方向へさらに回転させてラ
チェット爪が弯曲してラチェット歯よりラチェット爪が
外れる直前の要部拡大正面図である。
【図13】本発明の他の実施形態の横断面図である。
【図14】回転握り体を押した状態の横断面図である。
【図15】図13のXV−XV線に沿って截断した縦断
側面図である。
【図16】図14のXVI−XVI線に沿って截断した縦断
側面図である。
【図17】さらに他の実施形態の背面図である。
【図18】ソレノイドをオンさせた状態の背面図であ
る。
【図19】図19のXIX−XIX線に沿って截断した縦断
側面図である。
【図20】図17に図示の実施形態と異なるさらに他の
実施形態の背面図である。
【図21】図20のXXI−XXI線に沿って截断した
縦断面図である。
【図22】さらに他の実施形態の一部欠截背面図であ
る。
【図23】いずれの方向にも回転できる状態の一部欠截
背面図である。
【図24】図22のXXIV−XXIV線に沿って截断した
縦断面図である。
【符号の説明】
1…パチンコ遊技機、2…矩形状外枠、3…開閉扉、4
…金枠、5…ガラス板、6…打球供給皿、7…余剰球受
皿、8…球、9…遊技盤、10…外レール、11…内レー
ル、12…釘、13…風車、14…入賞口、15…始動入賞口、
20…電動式発射装置、21…打球レバー、22…支軸、23…
引張りコイルスプリング、24…ストッパー、25…球発射
用ステッピングモータ、26…カム、27…プーリ、28…揺
動レバー、29…軸、30…ワイヤー、31…アイドラプー
リ、32…球送りレール、33…球送りレバー、34…球送り
ソレノイド、35…回転軸、36…巻取りプーリ、37…切欠
き、38…起動スイッチ、39…可動接片、40…操作ハンド
ル、41…ハンドル基体、42…円筒孔、43…係止突縁、44
…円弧状分割片、45…ラチェット爪、46…弯曲阻止板、
47…ゴム製リング、48…指掛け部、49…回転握り体、50
…ラチェット歯、51…前面カバー、52…取付けネジ、53
…後面カバー、55…円錐台状押込み体、56…基端鍔部、
57…間隙、58…圧縮コイルスプリング、59…合成樹脂製
カバー、60…解除保持ソレノイド、61…可動軸、62…リ
ング状溝、63…ガイド孔、64…ネジ、65…周方向ガイド
溝、70…操作ハンドル、71…ハンドル基体、72…ラチェ
ット歯、73…回転握り体、74…中心軸、75…リング状
部、76…サークリップ、77…ラチェット爪、78…枢軸、
79…スプリング支持ピン、80…スプリング受けピン、81
…コイルスプリング、82…電磁石、83…吸着片、90…操
作ハンドル、91…ハンドル基体、92…回転握り体、93…
サークリップ、94…リング状部、95…カム、96…圧縮コ
イルスプリング、97…ローラ、98…リング板、99…ソレ
ノイド、100 …操作ハンドル、101 …ハンドル基体、10
2 …回転握り体、103 …サークリップ、104 …リング状
部、105 …カム、106 …カム面部、107 …ピン、108 …
カム駆動リング、109 …ローラ、110 …ローラロック解
除スプリング。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月9日(1998.7.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ハンドルの回転操作量に対応して遊
    技球の発射速度が調節されるパチンコ遊技機の電動式発
    射装置において、 前記操作ハンドルは、回転静止手段と回転操作手段と静
    止状態解除手段とを備え、 前記回転操作手段は、前記回転静止手段に対し前記遊技
    球の発射速度増大方向へは回転できるが、該回転操作手
    段が停止した位置から前記遊技球の発射速度減少方向へ
    は回転できないように前記回転静止手段に係止され、 前記静止状態解除手段は、前記回転静止手段に対する前
    記回転操作手段の係止状態を解除するように構成された
    ことを特徴とするパチンコ遊技機の電動式発射装置。
  2. 【請求項2】 前記操作ハンドルは、前記回転静止手段
    と回転操作手段と、静止状態解除手段の外に、さらに静
    止状態解除保持手段を備え、 該静止状態解除保持手段は、前記回転静止手段に対する
    前記回転操作手段の係止解除状態を保持するように構成
    されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機
    の電動式発射装置。
  3. 【請求項3】 前記回転静止手段と前記回転操作手段と
    には、前記遊技球の発射速度増大方向へ該回転操作手段
    の回転を許すワンウェイクラッチ機構が介装され、 前記静止状態解除手段は、前記ワンウェイクラッチ機構
    の一方向係止機構を解除することを特徴とする請求項
    1、または請求項2記載のパチンコ遊技機の電動式発射
    装置。
  4. 【請求項4】 前記回転操作手段の内周側にラチェット
    歯またはラチェット爪が形成され、 前記回転静止手段の外周側に前記ラチェット歯またはラ
    チェット爪に係止するラチェット爪またはラチェット歯
    が形成され、 前記静止状態解除手段は、前記ラチェット爪を前記ラチ
    ェット歯より外すように動作することを特徴とする請求
    項1ないし請求項3いずれか記載のパチンコ遊技機の電
    動式発射装置。
  5. 【請求項5】 前記回転操作手段の外周側に前記ラチェ
    ット歯またはラチェット爪が形成され、 前記回転静止
    手段の内周側に前記ラチェット歯またはラチェット爪に
    係止するラチェット爪またはラチェット歯が形成され、 前記静止状態解除手段は、前記ラチェット爪を前記ラチ
    ェット歯より外すように動作することを特徴とする請求
    項1ないし請求項3いずれか記載のパチンコ遊技機の電
    動式発射装置。
  6. 【請求項6】 前記ラチェット爪は、板バネ製であり、
    該板バネ製ラチェット爪は、前記遊技球発射速度増大方
    向への回転操作手段の回転を可能とするように弯曲で
    き、前記板バネ製ラチェット爪は逆方向には弯曲できな
    いように形成されたことを特徴とする前記請求項4また
    は請求項5記載のパチンコ遊技機の電動式発射装置。
  7. 【請求項7】 前記ラチェット爪が形成されている回転
    静止手段または回転操作手段は、前記回転操作手段の回
    転中心線を通る放射面を境にして複数個に分割され、該
    回転静止手段または回転操作手段の分割片は、前記静止
    状態解除手段の動作により、前記回転操作手段の回転中
    心から放射方向に延びる放射線に沿い往復動して、前記
    ラチェット爪が前記ラチェット歯に係脱しうることを特
    徴とする請求項6記載のパチンコ遊技機の電動式発射装
    置。
  8. 【請求項8】 前記回転静止状態解除手段は円錐面に形
    成され、 前記回転静止手段または回転操作手段の分割片には、該
    回転静止状態解除手段の円錐面に接触しうるガイド円錐
    面が形成され、 前記回転静止状態解除手段は、前記回転静止手段または
    回転操作手段に対し、前記回転操作手段の回転中心線に
    沿い摺動し、該回転静止状態解除手段の摺動に対応して
    前記回転静止手段または回転操作手段の分割片は、前記
    回転操作手段の回転中心から放射方向に延びる放射線に
    沿い往復動して、前記ラチェット爪が前記ラチェット歯
    に係脱しうることを特徴とする請求項7記載のパチンコ
    遊技機の電動式発射装置。
  9. 【請求項9】 前記ラチェット爪の先端が、前記回転操
    作手段または回転静止手段のラチェット歯に係脱しうる
    ように、該ラチェット爪の基部が前記回転静止手段また
    は回転操作手段に揺動自在に枢支され、 前記ラチェット爪が前記ラチェット歯に常時係合しうる
    方向にバネ力を働かすバネ部材が設けられ、 前記静止状態解除手段の動作により、前記バネ部材のバ
    ネ力に打勝って、前記ラチェット爪が、前記ラチェット
    歯から外れることを特徴とする請求項4または請求項5
    記載のパチンコ遊技機の電動式発射装置。
  10. 【請求項10】 該回転操作手段の内周面に複数のカム
    凹部または円筒部が形成され、 前記回転静止手段の外周面に円筒部または複数のカム凹
    部が形成され、 前記カム凹部にそれぞれ回転子が遊嵌され、 前記静止状態解除手段は、前記カム凹部に前記回転子を
    装入し、あるいは該カム凹部内の回転子を外部へ排出す
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3いずれか記
    載のパチンコ遊技機の電動式発射装置。
  11. 【請求項11】 前記回転静止手段の外周に前記回転操
    作手段が回転自在に遊嵌され、 該回転操作手段の内周面に複数のカム凹部または円筒部
    が形成され、 前記回転静止手段の外周面に円筒部または複数のカム凹
    部が形成され、 前記カム凹部にそれぞれ回転子が遊嵌され、 前記カム凹部の底壁部は、前記回転静止状態解除手段の
    動作により、前記回転操作手段の回転中心に対し接近ま
    たは離隔しうるように構成されたことを特徴とする請求
    項1ないし請求項3いずれか記載のパチンコ遊技機の電
    動式発射装置。
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