JP2010207494A - パチンコ遊技機の打球発射用ハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】操作レバーを所定の回動量で楽に保持できるようにするための指受部を備えるパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルにおいて、該指受部の位置を自在に調整できるようにした打球発射ハンドルを提供する。
【解決手段】遊技機の前面に突設されるハンドル基部2と、前記ハンドル基部2に回動自在に設けられると共に外周面に指掛部18が設けられ常に初期位置に復帰するように付勢される操作レバー4とを備え、前記操作レバー4を付勢に抗して回動させることにより遊技球の発射力を調節するようにしたパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルであって、前記ハンドル基部2に前記操作レバー4の操作方向と同じ方向へは回転しかつ該操作レバー4の復帰方向と同じ方向へは回転不能な環状の指保持部材6を外嵌し、前記指保持部材6の外周面に前記操作レバー4の指掛部18へ添えた指が接触する指受部33を形成するようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ遊技機の遊技領域に発射される遊技球の発射力を操作レバーの回転量に応じて調節するようにした打球発射用ハンドルに関する。
一般に、パチンコ遊技機の打球発射用ハンドルは、該パチンコ遊技機を前面側から見た状態の右側下隅部に突設されている。この打球発射用ハンドルには操作レバーが回転自在に設けられ、該操作レバーを時計回りに回動操作するとパチンコ遊技機内に設けられた発射装置が作動し、遊技球が遊技領域の上部へ発射されるようになっている。このときの遊技球の発射力は、操作レバーの回動量、すなわち、操作レバーの回転角度の大小に応じて調節される。また、下記特許文献に記載されているように、操作レバーを握った手の指を係止するための指受部を設け、該操作レバーを一定の回動量で容易に保持できるようにした打球発射用ハンドルが知られている。
特開2005−278833号公報 特開2006−158786号公報
ところで、上記特許文献1および上記特許文献2にて開示された発明では、指受部としての穴部または指挿入溝が、操作レバーを握った手の指が触れる位置に対応させて固設されている。従って、遊技者にとって最適な指受部の位置が操作レバーの回動量や操作レバーの握り方によって相違するにもかかわらず、その位置調整を任意に行なうことができなかった。また、指受部を使用しないことを好む遊技者も存在するが、操作レバーを手で握ると必ず指が指受部に接触してしまうため、このような遊技者にとっては指受部が邪魔になってしまう問題があった。
そこで本発明は、上記のような課題を解決するために、指受部の位置を自在に調整できるようにしたパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明のパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルは、遊技機の前面に突設されるハンドル基部と、前記ハンドル基部に回動自在に設けられると共に外周面に指掛部が設けられ常に初期位置に復帰するように付勢される操作レバーとを備え、前記操作レバーを付勢に抗して回動させることにより遊技球の発射力を調節するようにしたパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルであって、前記ハンドル基部に前記操作レバーの操作方向と同じ方向へは回転しかつ該操作レバーの復帰方向と同じ方向へは回転不能な環状の指保持部材を外嵌し、前記指保持部材の外周面に前記操作レバーの指掛部へ添えた指が接触する指受部を形成したことを特徴とする。
また、本発明のパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルは、遊技機の前面に突設されるハンドル基部と、前記ハンドル基部に回動自在に設けられると共に外周面に指掛部が設けられ常に初期位置に復帰するように付勢される操作レバーとを備え、前記操作レバーを付勢に抗して回動させることにより遊技球の発射力を調節するようにしたパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルであって、前記ハンドル基部に環状の指保持部材を外嵌し、前記指保持部材の外周面に前記操作レバーの指掛部へ添えた指が接触する指受部を形成し、前記ハンドル基部の外周面と前記指保持部材の内周面とのいずれか一方にその周方向に沿って連続する複数の係合歯を列設し、他方に自在に揺動すると共に前記係合歯に接触するように付勢され前記指保持部材が前記操作レバーの復帰方向と同じ方向へ回転しようとすると前記係合歯と係合して指保持部材のその回転を阻止する爪片を設けたことを特徴とする。
さらに、本発明のパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルにおいて、前記指保持部材は、その外周面に前記指受部が設けられた区域と該指受部が設けられていない区域とを有することを特徴とする。
また、本発明のパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルにおいて、前記指受部は、その基端部にて前記指保持部材の外周面に傾動自在に軸支され、該指保持部材の外周面に起立した位置と該指保持部材の外周面に伏せた位置とに変化可能に設けられたことを特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルでは、操作レバーの操作方向と同じ方向へは回転しかつ該操作レバーの復帰方向と同じ方向へは回転不能な環状の指保持部材がハンドル基部に外嵌され、指保持部材の外周面には、操作レバーの指掛部へ添えた指に接触するように指受部が形成されている。これにより、指保持部材を操作レバーの操作方向へ回転させて指受部の位置を調整することができ、また、指保持部材が操作レバーの復帰方向へ回転することが制止され、該指受部の位置決めができる。すなわち、指保持部材の指受部の位置を調整すると共にその位置で固定し、指受部の位置が操作レバーの指掛部に添えた指を受け止めるのに最適となるように合わせられるようになる。従って、操作レバーを所望の角度で回動させた状態で楽に保持できる。
また、本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルでは、ハンドル基部に環状の指保持部材を外嵌すると共に、該指保持部材の外周面に操作レバーの指掛部へ添えた指が接触する指受部が形成されている。また、ハンドル基部の外周面と指保持部材の内周面とのいずれか一方にその周方向に沿って連続する複数の係合歯を列設すると共に、他方に自在に揺動すると共に該係合歯に接触するように付勢される爪片を設けている。そして、指保持部材が操作レバーの復帰方向と同じ方向へ回転しようとすると、爪片が係合歯と係合して指保持部材の回転を阻止するようになっている。これにより、指保持部材の回転が、爪片と係合歯との係合強度に対応する所定強度の回転抵抗で規制されるようになり、よって、指保持部材を回動させたのちにその回転が確実に制止され、指受部の位置調整が手早く容易に行なえるようになる。すなわち、より簡単な操作で、操作レバーの指掛部に添えた指が受け止められ易いように指受部の位置を合わせられるようになる。
また、本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルにおいて、指保持部材は、その外周面に指受部が設けられた区域と該指受部が設けられていない区域とを有している。これにより、指保持部材の外周面における指受部が設けられていない区域を操作レバーの指掛部の付近に位置させると共に、該指受部が設けられた区域を該指掛部から離れた位置(例えば、ハンドル基部の下側等)へ移動させることができる。すなわち、操作レバーの指掛部に添えた指が接触しないように指受部を退避させることができる。従って、指受部を使用しないときに、該指受部が邪魔になってしまうことを防止できるようになる。
また、本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルでは、指受部が、その基端部にて前記指保持部材の外周面に傾動自在に軸支され、該指保持部材の外周面に起立した位置と該指保持部材の外周面に伏せた位置とに変化可能に設けられている。従って、指受部を使用しないときには、該指受部を指保持部材の外周面に伏せるように傾倒させ、操作レバーの指掛部に添えた指が接触しないようにし、該指受部が邪魔になってしまうことをさらに確実に防止できる。
本発明に係る打球発射用ハンドルが設けられたパチンコ遊技機前面の一部を示す斜視図である。 本発明に係る打球発射用ハンドルの内部構造を示す縦断面図である。 本発明に係る打球発射用ハンドルを示す分解斜視図である。 ベース部材を示す正面図である。 指保持部材を示す正面図である。 ベース部材と指保持部材とを嵌合した状態を示す正面図である。 図1において指保持部材の指受部を下側へ回動させた状態を示す斜視図である。 本発明に係る打球発射用ハンドルの別実施形態における指受部を示す一部外観斜視図である。
以下、本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルの実施形態を図面に従って説明する。打球発射用ハンドル1は、遊技機を前面側から見て該遊技機前面の右下隅部に突設される筒状のハンドル基部2と、前記ハンドル基部2の先端部に設けられる球面殻状の前面カバー3と、前記ハンドル基部2と前記前面カバー3との境界縁の外周に回転自在に設けられる環状の操作レバー4と、前記ハンドル基部2の外周面に環状のベース部材5を介して設けられる環状の指保持部材6とから概ね構成される。
前記ハンドル基部2は筒状に形成され、中間部から後端縁にかけての円筒部2aと径が漸次拡大された前端側の拡径部2bとを備え、円筒部2aの外周面の上下位置には其々平面部7,7が形成される。また、前端縁の外周面には、前記操作レバー4を遊嵌させるための嵌合部8が形成される。さらに、前端部の内周面には、複数のネジ止め用のボス9が適宜間隔を離して設けられ、前端縁よりも若干内部位置には、中心孔10が開設された前面板11が設けられる。ハンドル基部2内には、前記操作レバー4の回転量を電気信号として検出する可変抵抗器12が内設される。この可変抵抗器12は、前面板11の前面側からナット13を締めることにより該前面板11の後面側に固着され、その回転軸14が前記前面板11の前方へ突出するようになっている。
前記前面カバー3は略半球形の球面殻状に形成され、その後端縁の外周面には、前記操作レバー4を遊嵌させるための嵌合部15が形成される。また、該前面カバー3の後端部の内周面には、前記ハンドル基部2の各ボス9に相対位置するように複数のネジ受け突起16が後側へ突出するように設けられる。一方、前面カバー3の内周面の中心には、前記操作レバー4を前側から軸支するための支軸17が該前面カバー3の後側へ延びるように設けられる。
前記操作レバー4は円環状に形成され、その外周面には三個の指掛部18が一体に形成される。これら指掛部18は、人差指と中指と薬指とを添えられるような間隔になっている。この操作レバー4の前端部の内周面には、該操作レバー4の中心方向へ延びる二つの連結部19,19が設けられ、これら連結部19により円盤部20が支持されている。円盤部20の前面側の中央には、前方へ突出する筒状の前ハブ部21が一体に形成される。また、該円盤部20の前面には、該前ハブ部21から若干離れた位置にフック22が設けられている。一方、円盤部20の後面側の中央には、後方へ突出する筒状の後ハブ部23が一体に形成される。
このような操作レバー4は、前記可変抵抗器12の回転軸14を前記後ハブ部23へ挿入させつつ、該操作レバー4の後端側の内周面を前記ハンドル基部2の嵌合部8へ遊嵌させることにより、該ハンドル基部2の前端縁外周部に回転自在に支持される。また、前記前面カバー3は、各ネジ受け突起16の先端部を前記ハンドル基部2のボス9へ其々嵌入させると共に、これらをビス24で螺締することにより、前記操作レバー4を挟んで前記ハンドル基部2の前端側に固着される。そして、前記前面カバー3の嵌合部15が前記操作レバー4の前端側の内周面に遊嵌すると共に、該前面カバー3の支軸17の先端部が前記前ハブ部21へ挿入され、前記操作レバー4が前側から支持される。
前記前ハブ部21の外周面には、コイルバネ25が嵌合される。このコイルバネ25の両端寄りは、該コイルバネ25の円筒部から其々外方へ所定長さで直線状に延ばされ、各先端部が鉤状に形成されている。そして、該コイルバネ25の一方の先端部は前記フック22に係止され、他方の先端部は前記前面カバー3の内周面にネジ止め固定される。こうして、コイルバネ25により、前記操作レバー4には、初期位置へ向かって反時計回りに常に付勢される復帰力が与えられる。
前記ベース部材5は合成樹脂製であって、図4に示したようにドーナツ板状に形成され中央に前記ハンドル基部2に外嵌される円通孔26aを開設した円環状の基板26を有し、該基板26の外周縁と内周縁に、前方へ突出する円形状の大径リブ27と前方へ突出する円形状の小径リブ28がそれぞれ同心円状に周設される。小径リブ28の内周面には、上下方向で対向する位置に前記ハンドル基部2における外周面の上下部に形成された平面部7,7にそれぞれ対応位置してこれら平面部7が摺接する平坦部29,29が設けられる。そして、前記小径リブ28の外周面に該小径リブ28の周方向に沿って連続する複数の係合歯30,30,…,30が等間隔のピッチで周回するように設けられている。各係合歯は正面形状が略三角形状をなし、かつ、周方向であってその一方向すなわち後記する指保持部材6の操作方向に沿って順に位置する一側面が前記周方向に対して緩く傾斜し、次の一側面が前記周方向に対して急に傾斜している。この急に傾斜している一側面に後記する指保持部材6の爪片35が係合することになる。
前記指保持部材6も合成樹脂製であって、図5に示したようにドーナツ板状に形成され中央に前記ハンドル基部2に外嵌される円通孔31aを開設した円環状の基板31を有し、該円通孔31aの内径寸法はハンドル基部2の外径寸法より若干大きくなっている。また、該基板31の外周縁には、後方へ突出する円形状の環状リブ32が周設され、該環状リブ32の外周面にその約半周に亘り操作レバー4の指掛部18に添えた指が接触する複数(本実施例では六個)の指受部33,33,…,33が設けられる。前記円通孔31aの外周であって等分する各位置に該円通孔31aと連通する切欠34,34,34が設けられ、各切欠34に対応位置して前記環状リブ32の内周面に前記係合歯30に係合する爪片35,35,35が一体に設けられる。また、前記基板31の後面に前記環状リブ32より小さくかつ該環状リブ32と同心円上に位置して円弧状のガイド片36,36,36が前記各爪片35間に突設されている。ベース部材5と指保持部材6とはハンドル基部2に外嵌して互いに前後方向で重ね合わされ、このときベース部材5における大径リブ27の前端面が指保持部材6における環状リブ32の後端面に当接し、ベース部材5における各係合歯30の頂部が各ガイド片36の内周面に摺接する。更に、指保持部材6における各爪片35がベース部材5における係合歯30に接触することになる。
前記環状リブ32の外周面に突設された各指受部33は、外向きに膨らんだ円弧状の外面部37と内向きに窪んだ円弧状の内面部38とが指保持部材6の周方向を向くように形成されている。そして、隣り合う指受部33では、外面部37と内面部38とが互いに相対向するようになっており、指受部33同士は互いに若干の距離を隔てて設けられ、その間に指を嵌め入れられるようになっている。
前記各爪片35は、前記切欠34,34,34のそれぞれ略中央に位置しており、環状リブ32の内周面から中心方向に向かって直交状に突設される基片部39aと該基片部39aの先端から延設されかつ該基片部39aに対し所定の角度を持って屈曲する屈曲片部39bとからなる。また、屈曲片部39bは基片部39aに対して揺動し得るようになっている。図6に示すように前記ベース部材5と指保持部材6を重ね合わせた状態では、各爪片35が付勢により各係合歯30に接触し、屈曲片部39bが指保持部材6の回転方向(操作レバー4の操作方向)とは逆方向へ屈曲している。爪片35の屈曲片部39bは係合歯30の緩く傾斜する一側面の傾斜方向の長さと同じ長さを有し、その一側面に沿って同じ側へ傾斜する。また、該屈曲片部39bは先端が角を落して丸められると共に環状リブ32の軸方向の長さよりも若干広幅に形成され、その一部が該環状リブ32の後方へ突出している。
重ね合わせられたベース部材5と指保持部材6とをハンドル基部2に装着するには、該ベース部材5の平坦部29,29を該ハンドル基部2の外周面の平面部7,7に合致させるようにする。これにより、ベース部材5は、ハンドル基部2に回転不能に止着され、また、前記指保持部材6は、前記操作レバー4の操作方向へ回転可能であって該操作レバー4の復帰方向へ回転不能に前記ハンドル基部2に装着される。そして、図1に示したように、指保持部材6の指受部33を前記ハンドル基部2の上側に位置させると、該指受部33は、前記操作レバー4の指掛部18へ添えた指が届くように該指掛部18の後側に位置するようになる。
本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルは上述した構成からなり、遊技者が打球発射用ハンドル1を握り、操作レバー4の指掛部18に指を添え、該操作レバー4をコイルバネ25の弾性力に抗して回動させると、その回動量に応じた強度で遊技球が発射される。所望の強度で連続して遊技球を発射するには、操作レバー4の回動量を一定にして該操作レバー4を保持すればよい。そこで、前記指保持部材6の外周面に突設された指受部33の内面部38に前記操作レバー4の指掛部18へ添えた手の指先を係止する。このとき、該指保持部材6は、その爪片35とベース部材5の係合歯30とが係合することにより、該操作レバー4の復帰方向への回転が規制される。従って、指受部33に指を受けさせることで操作レバー4を所望の回動量で楽に保持できるようになる。
他方、指保持部材6は、操作レバー4の操作方向と同じ方向には、所定の抵抗をもって自由に回動するようになっている。そして、指保持部材6を操作レバー4の操作方向へ回転させると、爪片35の先端は係合歯30の緩く傾斜した一側面から押し上げ力を受ける。この押し上げ力により、該爪片35の屈曲片部39bが基片部39aに対し傾動する。さらに、爪片35の先端が係合歯30の緩く傾斜した一側面を登っていくと、それに伴って屈曲片部39bの傾動が徐々に増していき、最終的に、爪片35の先端が係合歯30の頂部を超えると屈曲片部39bの傾動が復帰する。そうすると、爪片35の先端は次の係合歯30に直ちに係合して該指保持部材6の回転が再度規制される。従って、前記指保持部材6を操作レバー4の操作方向へ回動させるだけで、指受部33の位置を手早く容易に調整できると共に簡単に固定できる。また、前記指保持部材6を操作レバー4の復帰方向へ回動させようとしても、爪片35の先端が係合歯30の急に傾斜した一側面に衝止され、該指保持部材6の回動が完全にブロックされる。これにより、仮に、指受部33の内面部38にかかる指の押圧力が強くても、該指保持部材6が意図せず回動してしまうといった誤作動が確実に防止される。
遊技者が指受部33を必要としないときは、図7に示したように、指保持部材6を大きく回動し、該指受部33をハンドル基部2の下側に位置させる。これにより、操作レバー4の指掛部18に添えた指が指受部33に接触しないようにし、該指受部33が邪魔になってしまうことを防止できる。再度指受部33を利用したいときは、指保持部材6を同様に大きく回動させ、図1に示したように、該指受部33をハンドル基部2の上側に位置させればよい。
なお、上述した実施の形態においては、指保持部材6の外周面に、その約半周に亘り六個の指受部33を突設した例を示したが、これに限るものではない。すなわち、該指保持部材6の外周面の所定の部位に限って指受部33を設け、それ以外の部位には指受部33を設けないようにすればよい。そして、指受部33を使用するときには、該指受部33を操作レバー4の指掛部18の後側に位置させ、指受部33を使用しないときには、該指受部33が設けられていない部位を操作レバー4の指掛部18の後側に位置させれば、本発明の目的を達成できる。また、指受部33は必ずしも複数設けなくてもよい。つまり、指受部33は少なくとも一つ設けられていればよい。
また、上述した実施の形態においては、指保持部材6の爪片35が係合する複数の係合歯30,30,…,30をベース部材5に設けた構成を示したが、これに限るものではない。例えば、係合歯30,30,…,30をハンドル基部2の外周面に一体形成し、ハンドル基部2に外嵌した指保持部材6の爪片35が、係合歯30,30,…,30に係合するようにしてもよい。また、上述した実施の形態においては、ベース部材5の小径リブ28の外周面に、該小径リブ28の周方向に沿って複数の係合歯30,30,…,30を設けると共に、指保持部材6の環状リブ32の内周面に、前記係合歯30に係合する三個の爪片35,35,35を設けた構成を示したが、これに限るものではない。上記構成とは反対に、ベース部材5の小径リブ28の外周面に爪片35を設けると共に、指保持部材6の環状リブ32の内周面に係合歯30を設ける構成でも本発明の目的を達成できる。また、この場合、爪片35をハンドル基部2の外周面に一体形成するようにしてもよい。また、爪片35の個数は三個に限らず、少なくとも一個以上あればよいが、複数個を等間隔で設けることが望ましい。
次に、本発明に係るパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルの別実施形態について説明する。この別実施形態では、上述した実施形態と比較して、指保持部材に取着される指受部の構成が相違するのみである。従って、同一の構成については同一の符号を付すことにより詳しい説明を省略し、相違する構成についてのみ説明する。本発明の別実施形態においては、指受部としての指受板40が前記指保持部材6の外周面に傾倒自在に取着される。指受板40は、平板部材を円弧状に湾曲して形成され、その基端部に蝶番41を介し、指保持部材6の外周面に起倒自在に設けられている。蝶番41は、その軸芯が前記ハンドル基部2の軸方向を向くように取着されており、これにより指受板40は、該ハンドル基部2の周方向、すなわち指保持部材6の周方向に傾倒するようになっている。指受板40は、蝶番41の止め片41aが該指受板40の外面に当接するように起立させると、指保持部材6の外周面に略直立した状態となる。一方、傾倒させると指保持部材6の外周面に沿って伏せた状態となる。
このような構成では、指受板40を起立させれば、該指受板40の内向きに窪んだ内面が前記操作レバー4の復帰方向への力を受けられるように指保持部材6の外周面に立った状態となる。よって、前記操作レバー4の指掛部18に添えた指を該指受部33の内面に受けさせ、該操作レバー4を所望の回動量で楽に保持できる。一方、指受板40が不要な場合は、該指受板40を傾倒させて指保持部材6の外周面に伏せた状態にすることで、前記操作レバー4の指掛部18に添えた指が接触して邪魔にならないようにできる。加えて、指保持部材6を大きく回動し、指受板40をハンドル基部2の下側に位置させれば、該指と指受板40とが干渉して邪魔になることを一層確実に防止できる。
なお、本発明の別実施形態では、指受板40の基端部に蝶番41を取着して該指受板40を傾倒自在に設ける構成を示したが、これに限るものではない。例えば、指保持部材6の外周面の前端部と後端部に対向する一対の軸受を取着すると共に指受板40の基端部に該軸受に軸支される支軸を設ける構成でもよい。また、本発明の別実施形態では、ハンドル基部2に外嵌された指保持部材6に指受板40を傾倒自在に取着した構成を示したが、これに限るものではない。指受板40は、ハンドル基部2に対し直接傾倒自在に取着してもよい。
1 打球発射用ハンドル
2 ハンドル基部
4 操作レバー
5 ベース部材
6 指保持部材
18 指掛部
30 係合歯
33 指受部
35 爪片
40 指受板

Claims (4)

  1. 遊技機の前面に突設されるハンドル基部と、前記ハンドル基部に回動自在に設けられると共に外周面に指掛部が設けられ常に初期位置に復帰するように付勢される操作レバーとを備え、前記操作レバーを付勢に抗して回動させることにより遊技球の発射力を調節するようにしたパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルであって、
    前記ハンドル基部に前記操作レバーの操作方向と同じ方向へは回転しかつ該操作レバーの復帰方向と同じ方向へは回転不能な環状の指保持部材を外嵌し、前記指保持部材の外周面に前記操作レバーの指掛部へ添えた指が接触する指受部を形成したことを特徴とするパチンコ遊技機の打球発射用ハンドル。
  2. 遊技機の前面に突設されるハンドル基部と、前記ハンドル基部に回動自在に設けられると共に外周面に指掛部が設けられ常に初期位置に復帰するように付勢される操作レバーとを備え、前記操作レバーを付勢に抗して回動させることにより遊技球の発射力を調節するようにしたパチンコ遊技機の打球発射用ハンドルであって、
    前記ハンドル基部に環状の指保持部材を外嵌し、前記指保持部材の外周面に前記操作レバーの指掛部へ添えた指が接触する指受部を形成し、前記ハンドル基部の外周面と前記指保持部材の内周面とのいずれか一方にその周方向に沿って連続する複数の係合歯を列設し、他方に自在に揺動すると共に前記係合歯に接触するように付勢され前記指保持部材が前記操作レバーの復帰方向と同じ方向へ回転しようとすると前記係合歯と係合して指保持部材のその回転を阻止する爪片を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機の打球発射用ハンドル。
  3. 前記指保持部材は、その外周面に前記指受部が設けられた区域と該指受部が設けられていない区域とを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ遊技機の打球発射用ハンドル。
  4. 前記指受部は、その基端部にて前記指保持部材の外周面に傾動自在に軸支され、該指保持部材の外周面に起立した位置と該指保持部材の外周面に伏せた位置とに変化可能に設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のパチンコ遊技機の打球発射用ハンドル。
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