JP5647549B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技盤の遊技領域に遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機に関する。
特許文献1には、ベースとヘッドの間で回動可能に設けられた打球力調整ホイールに、中心ギヤとアイドルギヤと操作子がそれぞれ回動可能に付設された打球力調整用操作装置が記載されている。中心ギヤは、打球力調整ホイールと同軸線上で回動可能に設けられ、アイドルギヤと外接噛合いする。操作子は、打球力調整ホイールの周縁部に回動可能に付設される。打球力調整ホイールは、捩りバネにより打球力の減少方向に付勢され、操作子は、捩りバネにより押圧部が打球力調整ホイールの外周端面より外方に突出する方向に付勢される。操作装置本体のベースにはボリュームが取り付けられ、その信号入力軸に中心ギヤと噛合うギヤが取り付けられる。中心ギヤの回転量に比例した大きさの信号がボリュームから発射装置に入力され、これによって打球力が増減する。
打球力調整ホイールを捩りバネの弾力に抗して打球力の増大方向に回転させたとき、その回動操作力が中心ギヤの回りを旋回する操作子からアイドルギヤを介して中心ギヤに伝達され、これにより中心ギヤも打球力の増大方向に回動する。又、打球力調整ホイールを任意の回動位置に拘束し、操作子の押圧部を捩りバネの弾力に抗して押圧操作したときにも、伝動ギヤ部の回動によりアイドルギヤから中心ギヤに回転力が伝達されて中心ギヤが打球力の増大方向に回動する。
特開2007−143949号公報
特許文献1の構造では、被操作部である打球力調整ホイールの内部に、中心ギヤ、アイドルギヤ、操作子及び捩りバネの他、ボリュームの信号入力軸や、信号入力軸に取り付けられるギヤなどの多数の部品が配置する必要がある。このため、打球力調整ホイール内の占有空間が増大し、打球調整ホイールの大きさや形状を操作性やデザイン性の面から自由に設計することができない可能性が生じる。
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、所定の操作によって遊技球を所望の発射勢で発射させている状態を基準として、他の所定の操作によって発射勢を増減させることができ、且つ被操作部の大きさや形状に関する設計上の自由度を高めることが可能な弾球遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、発射装置と発射操作装置とが遊技機本体に設けられ、遊技者が発射操作装置を操作することによって発射装置における遊技球の発射勢が調整される弾球遊技機であって、発射操作装置は、発射勢変更手段と、発射停止位置規制手段と、最大発射位置規制手段と、付勢手段と、ハンドルベース体と、ハンドル回転軸と、第1プーリーと、第2プーリーと、線状部材と、ハンドル回転体とを備える。
発射勢変更手段は、遊技機本体に回転自在に支持される調整軸を有し、調整軸が発射停止位置から発射勢増大方向へ回転することによって、発射装置における遊技球の発射勢を調整軸の回転位置に応じて増大させる。発射停止位置規制手段は、調整軸の発射勢減少方向への回転限度を発射停止位置に規制する。最大発射位置規制手段は、調整軸の発射勢増大方向への回転限度を最大発射位置に規制する。付勢手段は、調整軸を発射勢減少方向へ付勢する。ハンドルベース体は、調整軸と交叉する方向へ延びる傾動軸を中心として傾動自在に遊技機本体に支持される。ハンドル回転軸は、ハンドルベース体の発射勢増大方向への傾動に応じて調整軸との距離が増大するとともに、ハンドルベース体の発射勢減少方向への傾動に応じて調整軸との距離が減少する一端部を有し、傾動軸と交叉する方向へ延設されてハンドルベース体に回転自在に支持される。第1プーリーは、ハンドル回転軸の一端部に設けられてハンドル回転軸と一体的に回転する。第2プーリーは、調整軸に設けられて調整軸と一体的に回転する。線状部材は、第1プーリーと第2プーリーとにそれぞれ固定される両端部を有し、付勢手段の付勢力による調整軸の回転力を、発射勢減少方向への回転力としてハンドル回転軸へ伝達するとともに、発射勢減少方向へのハンドルベース体の傾動力としてハンドル回転軸へ伝達する。ハンドル回転体は、ハンドル回転軸の他端部に設けられ、遊技者からの回転操作を受けてハンドル回転軸と一体的に回転する。
付勢手段の付勢力に抗してハンドル回転軸が発射勢増大方向へ回転すると、第1プーリーの回転によって調整軸が発射勢増大方向へ回転する。付勢手段の付勢力に抗してハンドルベース体が発射勢増大方向へ傾動すると、第1プーリーの移動によって調整軸が発射勢増大方向へ回転する。
上記構成では、調整軸、ハンドルベース体及びハンドル回転体は、付勢手段によって常に発射勢減少方向へ付勢される。
遊技者からの操作を受けない初期状態では、調整軸が発射勢停止位置に保持され、ハンドルベース体及びハンドル回転体も、それぞれ発射停止位置に保持される。
遊技を開始する遊技者は、ハンドル回転体を把持して発射停止位置から発射勢増大方向へ回転操作する。ハンドル回転体が回転すると、ハンドル回転軸及び第1プーリーがハンドル回転体と一体的に回転し、線状部材を介して第2プーリーが回転し、調整軸が発射勢増大方向へ回転して、遊技球の発射勢が増大する。すなわち、遊技者は、ハンドル回転体の発射停止位置からの回転量を適宜調節することによって、所望の発射勢で遊技球を発射することができる。
例えば遊技領域の右側領域への遊技球の発射が要求される遊技(右打ち遊技)への移行のように、遊技の途中で遊技球の発射勢を増大させる必要が生じた場合、遊技者は、ハンドル回転体の回転位置を維持したまま、ハンドルベース体を発射勢増大方向へ傾動させればよい。ハンドルベース体が傾動すると、第1プーリーが第2プーリーから離間する方向へ移動し、線状部材を介して第2プーリーが回転し、調整軸が発射勢増大方向へ回転して、遊技球の発射勢が増大する。すなわち、遊技者は、ハンドル回転体を所望の回転位置に維持したまま、ハンドルベース体を傾動することによって遊技球の発射勢を増大させることができる。
調整軸の発射勢増大方向への回転限度は、最大発射位置規制手段によって最大発射勢位置に規制される。すなわち、調整軸は最大発射勢位置を超えてさらに発射勢増大方向へ回転することがなく、発射勢変更手段に過度の荷重が加わることがない。
また、被操作部であるハンドルベース体及びハンドル回転体の内部には、ハンドル回転軸が配置され、発射勢変更手段、付勢手段、第1プーリー、第2プーリー及び線状部材は配置されない。従って、被操作部内の占有空間を最小限に抑えることができ、被操作部の大きさや形状に関する設計上の自由度を高めることができる。
なお、発射停止位置から発射勢減少方向への調整軸の回転の規制は、発射勢変更手段が行ってもよく、調整軸の発射勢減少方向への回転限度を発射停止位置に規制する発射停止位置規制手段を別途設けてもよい。
本発明によれば、所定の操作によって遊技球を所望の発射勢で発射させている状態を基準として、他の所定の操作によって発射勢を増減させることができ、且つ被操作部の大きさや形状に関する設計上の自由度を高めることができる。
本発明の一実施形態の発射操作装置を前方から視た正面図である。 ハンドルリングが最大発射位置に回転した状態を示す正面図である。 ハンドルリングが最大発射位置に回転した状態を示す側断面図(図2のA−A矢視断面図)である。 ハンドルベース体が最大発射位置に傾動した状態を示す側断面図(図2のA−A矢視切断面に対応する断面図)である。 ハンドルリングが最大発射位置に回転した状態を示す縦断面図(図3のB−B矢視断面図)である。 初期状態のプーリー及びワイヤーを示す縦断面図(図3のC−C矢視切断面に対応する断面図)である。 ハンドルリングが最大発射位置に回転したときのプーリー及びワイヤーを示す縦断面図(図3のC−C矢視断面図)である。 ハンドルベース体が最大発射位置に傾動したときのプーリー及びワイヤーを示す縦断面図(図4のD−D矢視断面図)である。 ハンドルリングが回転し且つハンドルベース体が傾動したときのプーリー及びワイヤーを示す縦断面図(図3のC−C矢視切断面に対応する断面図)である。
本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、以下では、遊技者側を前方とし、弾球遊技機側を後方とし、前方から視た左右を左右方向として説明する。また、ハンドルリング、ハンドル回転軸、第1プーリー、第2プーリー及び調整軸の発射勢増大方向は、前方から視て右回り(時計回り)であり、ハンドルベース体の発射勢増大方向は下方である。
図1から図9に示すように、本実施形態の弾球遊技機(パチンコ機)は、遊技機本体31に内蔵されて遊技盤の遊技領域(図示省略)に遊技球を発射する発射装置(図示省略)と、遊技機本体31の前面下部を形成する前面ボード32に固定される発射操作装置30とを備える。遊技者は、発射操作装置30を操作することによって、遊技球の発射の開始及び停止や発射勢の調節を行う。
前面ボード32には、発射操作装置30を装着するためのハンドル取付孔33が形成されている。ハンドル取付孔33は、後述するハンドル回転軸44の進入及び上下方向の傾動を許容する。前面ボード32の前面には、ハンドル基端カバー34が固定される。ハンドル基端カバー34には、カバー本体38と基端カバー底板部35と傾動軸37とが一体形成されている。カバー本体38は、両端が開口する筒状であり、ハンドル取付孔33の周縁のほぼ全域から前方へ延びる。基端カバー底板部35は、カバー本体38の内側後部に配置され、ハンドル取付孔33の前方を覆う。基端カバー底板部35には、開口部36とボリューム支持孔39とが形成されている。開口部36は、基端カバー底板部35の上部に配置され、後述するハンドル回転軸44の挿通及び上下方向の傾動を許容する。ボリューム支持孔39は、基端カバー底板部35の下部に配置され、後述するボリューム1を支持する。傾動軸37は、カバー本体38の内側前下部に左右方向に沿って配置され、傾動軸37の両端は、カバー本体38の左右の内側面からそれぞれ一体的に延びる。
[発射操作装置の構造]
発射操作装置30は、遊技機本体31に傾動自在に支持されるハンドルベース体2と、ハンドルベース体2の前側に取り付けられるカバー3と、ハンドルベース体2とカバー3のとの間に回転自在に配置されるハンドルリング(ハンドル回転体)4と、発射装置のモータ等の駆動源に通電される電流値を増減して発射装置における遊技球の発射勢を変更するボリューム(可変抵抗器:発射勢変更手段)1と、ハンドルベース体2の傾動及びハンドルリング4の回転をボリューム1に伝達する伝達機構40とを備えている。
ボリューム1は、ボリューム支持孔39に挿入された状態でハンドル基端カバー34に固定されるボリューム本体17と、ボリューム本体17から後方へ延びる調整軸18とを有する。調整軸18は、ボリューム本体17に回転自在に支持され、調整軸18が発射停止位置から発射勢増大方向へ回転することによって、発射装置における遊技球の発射勢が増大する。本実施形態のボリューム1では、その内部構造によって発射停止位置よりも発射勢減少方向への調整軸18の回転が規制される。なお、発射停止位置から発射勢減少方向への調整軸18の回転を、後述する最大発射位置規制手段と同様に、ストッパ(発射停止位置規制手段)を設けることによって規制してもよい。
伝達機構40は、調整軸18の発射勢増大方向への回転限度を最大発射位置に規制する最大発射位置規制手段としての本体側ストッパ41及びプーリー側ストッパ42と、調整軸18を発射勢減少方向へ付勢する付勢手段としての第1コイルバネ43と、ハンドルベース体2に回転自在に支持されて前後方向に延びるハンドル回転軸44と、ハンドル回転軸44の後端部に設けられてハンドル回転軸44と一体的に回転する第1プーリー45と、調整軸18に設けられて調整軸18と一体的に回転する第2プーリー46と、両端部が第1プーリー45と第2プーリー46とにそれぞれ固定された状態で両プーリー45,46に巻回されるワイヤー(線状部材)47とを備える。ワイヤー47は、所望の柔軟性を有する金属製又は樹脂製であり、第1コイルバネ43の付勢力による調整軸18の回転力を、発射勢減少方向への回転力としてハンドル回転軸44へ伝達するとともに、発射勢減少方向へのハンドルベース体2の傾動力としてハンドル回転軸44へ伝達する。
本体側ストッパ41は、遊技機本体31側に固定され、プーリー側ストッパ42は、第2プーリー46の外周面から外側へ突出する。調整軸18の発射勢増大方向への回転限度は、プーリー側ストッパ42が本体側ストッパ41に当接することによって規制される(図7〜図9参照)。調整軸18の回転可能範囲は、発射停止位置から最大発射位置までの範囲となり、本実施形態の最大発射位置は、発射停止位置を基準として100°に設定されている。また、第1プーリー45と第2プーリー46とは、ワイヤー47の巻回溝の直径がほぼ等しく設定されており、ハンドル回転軸44が1回転すると調整軸18も1回転する。
ハンドルベース体2は、円筒状の基部21と、基部21から前方に向かってテーパ状に拡径する収容部22と、基部21の内側後上部に配置されて前後で対向する2枚の底板部23,24と、基部21の内側後下部に配置されて左右に延びる円筒状の傾動軸受部25を一体的に備える。前後の底板部23,24には、ハンドル回転軸挿通孔26,27が対向して形成されている。前側のハンドル回転軸挿通孔26の内径は、後側のハンドル回転軸挿通孔27の内径よりも大きい。前側の底板部23の前面には、ハンドル回転軸挿通孔26の周縁から前方へ延びる円筒状の回転軸受部28が突設されている。ハンドル回転軸挿通孔26の内周面と回転軸受部28の内周面とは連続面を形成する。傾動軸受部25の内径部には、ハンドル基端カバー34の傾動軸37が挿通する。これにより、ハンドルベース体2は、傾動軸37を中心として上下方向に傾動自在な状態で遊技機本体31に支持される。ハンドルベース2が傾動する際に、基部21の外周は、ハンドル基端カバー34の内面に近接又は接触して移動する。回転軸受部28の中間部分には、回転軸受部28を左右に分断する間隙部29が設けられ、間隙部29には第2コイルバネ53が収容される。間隙部29において、傾動軸37は第2コイルバネ53の内径部を挿通する。第2コイルバネ53の一端部はハンドル基端カバー34に係止され、他端部はハンドルベース体2に係止され、第2コイルバネ53は、ハンドルベース体2を上方(発射勢減少方向)へ付勢する。
ハンドル回転軸44は、前側回転軸部48と後側回転軸部49との結合によって棒体状に形成され、調整軸18の上方に配置される。前側回転軸部48は、後側が前側よりも細径である段付き円筒状の軸部本体50と、軸部本体50の前端部から外周方向に突出するフランジ状の係合部51と、軸部本体50の後端から後方へ突出するさらに細径の連結突部52とを一体的に有する。連結突部52は、前方から回転軸受部28の内径部及び前側のハンドル回転軸挿通孔26に挿通され、さらに後側のハンドル回転軸挿通孔27に挿入される。前側回転軸部48の後方への進入限度は、軸部本体50の段差部と回転軸受部28の前端との当接、又は軸部本体50の後端と後側の底板部24の前面との当接によって規制される。ハンドル回転軸挿通孔27に挿入された連結突部52の後面は、底板部24の後面よりも僅かに後方へ突出し、軸部本体50の後側の細径部分が回転軸受部28によって回転自在に支持される。
後側回転軸部49は、前端に連結板部54を有する円筒状であり、第1プーリー45の前面から一体的に延びている。連結板部54は、スクリューネジ55によって連結突部52の後面に結合され、これにより、前側回転軸部48と後側回転軸部49とは、同軸上に並んで一体的に回転する。
ハンドル回転軸44の後端部(第1プーリー45)と調整軸18(第2プーリー46)との距離は、ハンドルベース体2の発射勢増大方向(上方)への傾動に応じて増大し、ハンドルベース体2の発射勢減少方向(下方)への傾動に応じて減少する。
カバー3は、後方に向って拡径されるドーム状に形成され、ハンドルベース体2の収容部22の前方を覆う。カバー3の内側には、ハンドルリング4を発射停止位置側(発射勢減少方向)に付勢する第3コイルバネ5と、第3コイルバネ5の内側に配置されるバネ保持部材6と、ハンドルリング4に対する遊技者の手の接触を検知するタッチセンサ(図示省略)とが設けられている。
ハンドルベース体2の収容部22の内側には、基部21側から前方に延出する複数の円筒状のボス(図示省略)が設けられ、カバー3の後面(ドーム状の部分の裏面)のうちボスに対応する部分には、後方に突出する嵌合軸部(図示省略)が形成されている。嵌合軸部の後端部が円筒状のボスの前端部の内部に挿入されて嵌合することによって、ハンドルベース体2の前側にカバー3が固定される。カバー3の後面の略中央には、後方に延出する円筒状のカバー側軸受部25が形成されている。また、収容部22の内側には、発射停止スイッチ(図示省略)と、発射停止スイッチから収容部22の外側へ延びる発射停止ボタン14とが設けられている。発射停止ボタン14は、その被操作部がカバー3から突出する方向に付勢され、発射停止ボタン14が付勢手段の付勢力に抗して発射許可位置から発射停止位置へ押下されると、発射停止スイッチが発射許可から発射禁止に切り替わり、発射停止スイッチから発射装置の発射制御部へ発射停止信号が出力される。発射停止ボタン14が発射停止位置に維持されている間、発射停止スイッチは継続的に発射停止信号を出力し、発射停止信号を受信した発射装置は遊技球の発射を停止する。
ハンドルリング4は、軸方向長さが短い概略円筒状の円筒部11と、円筒部11の内部に設けられた概略円板状のベース板部12とを一体的に有し、円筒部11の外周部分には、遊技者が指をかけて握って操作するための被操作部13が設けられている。
ハンドルリング4のベース板部12には、2箇所の長孔(図示省略)が形成されている。カバー3がハンドルベース体2に固定された状態で、各長孔には、嵌合したボスと嵌合軸部とが貫通する。長孔は、ハンドルリング4の回転中心(カバー側軸受部25とハンドル回転軸44の中心線)を中心とした円弧状に形成されている。ハンドルリング4の回転可能範囲は、長孔の長さ(円弧方向の両端縁)によって規制される。被操作部13は、ハンドルリング4を把持して操作する遊技者の右手の親指と人差し指との間に位置するように、ハンドルリング4が発射停止位置に設定された状態で、前方から視て略三角形状に突出する。
ハンドルリング4のベース板部12の中央部前面には、前方に向って延出する円筒状の主回転軸部15が一体的に形成され、中央部後面には、前方に凹む係合凹部16が一体的に形成されている。係合凹部16は、ハンドル回転軸44の前端の係合部51と相対回転が規制された状態で係合する。主回転軸部15の前端部がカバー側軸受部25内に回転自在に挿入され、係合凹部16が係合部51と係合することによって、ハンドルリング4がハンドルベース体2及びカバー3に対して回転自在に支持され、遊技者からの回転操作を受けてハンドル回転軸44と一体的に回転する。
バネ保持部材6は、後端側にフランジを備える円筒状であり、カバー側軸受部25の後方に配置される。バネ保持部材6は、その内径部に主回転軸部15が挿通した状態で主回転軸部15に固定されて、第3コイルバネ5の内径部を挿通する。第3コイルバネ5は、その一端側がカバー3に係止され、他端側がハンドルリング4に係止されることによって、発射停止位置から発射勢増大方向へ回転操作されるハンドルリング4を発射停止位置側(発射勢減少方向)に付勢し、遊技者がハンドルリング4から手を離すと、第3コイルバネ5の付勢力によってハンドルリング4が発射停止位置側に戻る。
ハンドルリング4(ハンドル回転軸44)の回転可能範囲とハンドルベース体2(ハンドル回転軸44)の傾動可能範囲とは、それぞれ調整軸18の回転可能範囲(発射停止位置から最大発射位置までの範囲)に従って規定される。調整軸18が発射停止位置に保持された初期状態において、ハンドルリング4は、第1コイルバネ43及び第3コイルバネ5の付勢力によって発射停止位置に保持され、ハンドルベース体2は、第1コイルバネ43及び第2コイルバネ53の付勢力によって発射停止位置に保持される。初期状態のハンドル回転軸44は、調整軸18と略平行であり、第1プーリー45と第2プーリー46とは、上下で相対向する。
ハンドルベース体2が傾動せずにハンドルリング4が発射停止位置から発射勢増大方向へ回転すると、ハンドル回転軸44が回転し、第1プーリー45が回転し、ワイヤー47を介して第2プーリー46が回転して、調整軸18が発射勢増大方向へ回転する。調整軸18が最大発射位置(発射停止位置から100°)に達すると、ハンドルリング4も発射停止位置から100°回転した状態となり、それ以上の回転が規制される(図7参照)。
ハンドルリング4が回転せずにハンドルベース体2が発射停止位置から発射勢増大方向(下方)へ傾動すると、ハンドル回転軸44が傾動し、第1プーリー45が上方へ移動し、ワイヤー47を介して第2プーリー46が回転して、調整軸18が発射勢増大方向へ回転する。調整軸18が最大発射位置(発射停止位置から100°)に達すると、ハンドルベース体2は発射停止位置から20°傾いた状態となり、それ以上の傾動が規制される(図8参照)。
ハンドルリング4が回転し且つハンドルベース体2が傾動すると、ハンドル回転体4が回転及び傾動し、これらの回転及び傾動によって調整軸18が回転する。例えば、ハンドルベース体2が10°傾動した状態でハンドルリング4が回転した場合、ハンドルリング4が発射停止位置から50°回転した状態でそれ以上の回転が規制される(図9参照)。
初期状態のハンドル回転軸44の後端部の近傍には、ハンドル回転軸44の後端部が存在するか否か(ハンドルベース体2が傾動したか否か)を検出し、その検出信号を弾球遊技機の制御部(CPU)へ出力する検出手段(例えば、第1プーリー45のフランジ部分による遮光を検出するフォトセンサ)56が設けられている。制御部は、検出手段56からの検出信号の状態(オン/オフ)によってハンドルベース体2が傾動したか否かを検知する。
[遊技球の発射操作]
遊技者からの操作を受けない初期状態では、調整軸18が発射勢停止位置に保持され、ハンドルベース体2及びハンドルリング4も、それぞれ発射停止位置に保持される。
遊技を開始する遊技者は、ハンドルリング4を把持して発射停止位置から発射勢増大方向へ回転操作する。ハンドルリング4が回転すると、ハンドル回転軸44及び第1プーリー45がハンドルリング4と一体的に回転し、ワイヤー47を介して第2プーリー46が回転し、調整軸18が発射勢増大方向へ回転して、遊技球の発射勢が増大する。すなわち、遊技者は、ハンドルリング4の発射停止位置からの回転量を適宜調節することによって、所望の発射勢で遊技球を発射することができる。
例えば遊技領域の右側領域への遊技球の発射が要求される遊技(右打ち遊技)への移行のように、遊技の途中で遊技球の発射勢を増大させる必要が生じた場合、遊技者は、ハンドルリング4の回転位置を維持したまま、ハンドルベース体2を押し下げて発射勢増大方向へ傾動させる。ハンドルベース体2が傾動すると、第1プーリー45が第2プーリー46から離間する方向(上方)へ移動し、ワイヤー47を介して第2プーリー46が回転し、調整軸18が発射勢増大方向へ回転して、遊技球の発射勢が増大する。すなわち、遊技者は、ハンドルリング4を所望の回転位置に維持したまま、ハンドルベース体2を傾動することによって遊技球の発射勢を増大させることができる。また、発射勢の増大(右打ち遊技)を終了して、元の発射勢に戻す場合、遊技者は、ハンドルベース体2の押し下げを解除する。ハンドルベース体2の押し下げ解除によって、ハンドルベース体2が発射停止位置に戻り、第1プーリー45が第2プーリー46に近接する方向(下方)へ移動し、その移動分だけ第2プーリー46が発射勢減少方向へ回転し、第2プーリ46にはハンドルリング4の回転に応じた回転量のみが残り、遊技球は元の発射勢によって発射される。
また、調整軸18の発射勢増大方向への回転限度は、本体側ストッパ41及びプーリー側ストッパ42によって最大発射勢位置に規制される。すなわち、調整軸18は最大発射勢位置を超えてさらに発射勢増大方向へ回転することがなく、ボリューム1に過度の荷重が加わることがない。
また、遊技者から直接操作される被操作部であるハンドルベース体2及びハンドルリング4の内部には、ハンドル回転軸44が配置され、ボリューム1、第1コイルバネ43、第1プーリー45、第2プーリー46及びワイヤー47は配置されない。従って、被操作部内の占有空間を最小限に抑えることができ、被操作部の大きさや形状に関する設計上の自由度を高めることができる。
また、制御部は、検出手段56からの検出信号によってハンドルベース体2が傾動したか否かを検知するので、ハンドルベース体2をレバータイプの入力部として機能させることができる。なお、遊技の実行中にハンドルベース体2を用いて入力を行う場合、遊技者は、ストップボタン14を押下した状態でハンドルベース体2を押し下げればよい。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。例えば、上記実施形態では、ハンドルベース体の発射勢増大方向を下方としたが、その方向は限定されるものではなく、上方や左右や斜め等に任意に設定顔能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論であることを付け加えておく。
1 ボリューム(発射勢変更手段)
2 ハンドルベース体
4 ハンドルリング(ハンドル回転体)
18 調整軸
30 発射操作装置
31 遊技機本体
37 傾動軸
40 伝達機構
41 本体側ストッパ(最大発射位置規制手段)
42 プーリー側ストッパ(最大発射位置規制手段)
43 第1コイルバネ(付勢手段)
44 ハンドル回転軸
45 第1プーリー
46 第2プーリー
47 ワイヤー(線状部材)

Claims (1)

  1. 発射装置と発射操作装置とが遊技機本体に設けられ、遊技者が前記発射操作装置を操作することによって前記発射装置における遊技球の発射勢が調整される弾球遊技機であって、
    前記発射操作装置は、
    前記遊技機本体に回転自在に支持される調整軸を有し、該調整軸が発射停止位置から発射勢増大方向へ回転することによって、前記発射装置における遊技球の発射勢を前記調整軸の回転位置に応じて増大させる発射勢変更手段と、
    前記調整軸の発射勢増大方向への回転限度を最大発射位置に規制する最大発射位置規制手段と、
    前記調整軸を発射勢減少方向へ付勢する付勢手段と、
    前記調整軸と交叉する方向へ延びる傾動軸を中心として傾動自在に前記遊技機本体に支持されるハンドルベース体と、
    前記ハンドルベース体の発射勢増大方向への傾動に応じて前記調整軸との距離が増大するとともに、前記ハンドルベース体の発射勢減少方向への傾動に応じて前記調整軸との距離が減少する一端部を有し、前記傾動軸と交叉する方向へ延設されて前記ハンドルベース体に回転自在に支持されるハンドル回転軸と、
    前記ハンドル回転軸の一端部に設けられて該ハンドル回転軸と一体的に回転する第1プーリーと、
    前記調整軸に設けられて該調整軸と一体的に回転する第2プーリーと、
    前記第1プーリーと前記第2プーリーとにそれぞれ固定される両端部を有し、前記付勢手段の付勢力による前記調整軸の回転力を、発射勢減少方向への回転力として前記ハンドル回転軸へ伝達するとともに、発射勢減少方向への前記ハンドルベース体の傾動力として前記ハンドル回転軸へ伝達する線状部材と、
    前記ハンドル回転軸の他端部に設けられ、遊技者からの回転操作を受けて前記ハンドル回転軸と一体的に回転するハンドル回転体と、を備え、
    前記付勢手段の付勢力に抗して前記ハンドル回転軸が発射勢増大方向へ回転すると、前記第1プーリーの回転によって前記調整軸が発射勢増大方向へ回転し、
    前記付勢手段の付勢力に抗して前記ハンドルベース体が発射勢増大方向へ傾動すると、前記第1プーリーの移動によって前記調整軸が発射勢増大方向へ回転する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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